こちらもfacebookで反響の大きかったのをコピペしておきます。
すみません、まだ今日は仕事が残っているので、コピペです。
妊娠したとなると、これまた栄養たくさんいります。
だって二人分ですからね。
最初肉眼ですら見えない大きさの受精卵が10ヶ月ほどで、人間の赤ちゃんの大きさまで育つわけですから、ものすごい細胞増殖しないといけないわけで、細胞分裂もそのあとの分化誘導(細胞の成長)もスムーズにいく必要があります。
なので、栄養はいくらあっても足りないんです。
奪われた母体のこともありますから、赤ちゃんも元気!お母さんも元気!となると、必ず二人分いります。
栄養療法をされていて妊娠された別の患者さんですが、たくさんのいろんな栄養素が必要となるんですが、ある日「ビタミンAは妊娠したら摂ってはいけないと聞いた(ネットに書いてあった)」と言われました。
はい、これ大ウソです。
ヒドい場合だと、管理栄養士と名乗る輩が、「妊娠したらビタミンAを摂ってはいけない」と堂々と書いてあって、国家資格返上しろ!と言いたくなります。
厚労省の国民の栄養の摂り方の見解のところに、「妊婦は過剰には摂らないように(サプリ含む)」という注意書きがあるだけで、「摂るな!」なんてどこにも書いてませんよ。
じゃあ過剰ってどれくらい…?
毎日1kgレバー食ってるとか?
それは食べ過ぎというか、栄養素片寄りすぎでしょう。
毎日1kgも食べてたら、他のもの全然食べてないってことでしょうし。
量ではなくて、それこそ「バランス」ってものです。
昔、合成のビタミンAのサプリを飲んでいる妊婦さんから先天異常(昔で言うところの奇形)の赤ちゃんが生まれて、それからビタミンAの過剰(サプリで飲んでたから)は良くないとなったわけです。
ところが、これ話に続きがありまして。
妊娠出産となると、ある一定の確率で、先天異常(発達がうまくいかなかった)の赤ちゃんは出ます。
人間に限らず、すべての生物、生物だけにも限らず、すべての生産されるものにおいて、避けられないことです。
確率が高いか低いかが問題になるわけです。
ビタミンAを摂っているお母さんのグループと、摂っていないお母さんのグループを調べてみると、摂っていないお母さんのグループのほうが先天異常の確率は高かったんです。
事実は真逆です。
コレステロールの時と同じで、草しか食べないウサギに卵10個も20個も食わしたら、そりゃあ血管詰まって死ぬっちゅーねん。
それから卵ダメ~!となっちゃったんですね~。
そもそもこの実験、なにがしたかったんだか…。
そういう質の悪い都市伝説が常識であるかのように世の中いっぱいあると思います。
ビタミンAを心配されていた患者さんにその話をしました。
その方は、研究職の方なので、「細胞の分化誘導にAが必ずいるでしょう?」と言うと、あ!絶対にいりますね!と気付かれました。
医者もそうですが、オーソモレキュラー療法(分子整合栄養医学)の基礎は、すべて生化学の本に載っている当たり前のことなんですよね~。
でも、生化学の勉強したときには、実際問題につながらないです。ただの化学の勉強で終わってしまっているんです。
その方も安心して、レバー召し上がられました。
今月出産のはず。
食事はすごく頑張っておられました。サプリも無理ない範囲で飲まれてます。
経過はものすごく順調で、お母さんも赤ちゃんもすごく元気です。
もうすぐ初対面ですねえ。
楽しみですね~。