「ゴルゴライン」ってご存知ですか?
「ゴルゴ13」というフィクション?といいつつ、ノンフィクション?と思ってしまう、スパイ漫画ですが、その世界一流の殺し屋のゴルゴ13という男性の顔(両方のほほ)に、思いっきり「ハ」の字みたいに線が入っています。
それゆえ、ゴルゴラインと呼ばれています。
年をとると、頬の真ん中に、斜め下下がりの線というか、くぼみが入ってくるのわかりますか?
多少の個人差はありますが、これが出てると、やはり老けて見える。
特に、目の下と頬との境界部が、だんだんになっているとか(ふくらみがあって、その下側は凹んでいて)、頬が(外側)はこけてくるとか、口元やフェイスラインは、ブルドッグみたいに下がってきたとか、そこにゴルゴラインがあわさると、老けて見えないわけがない、というくらい、老け顔に。。
皆年をとると、いつかそうなりますが。。
10代20代では、「老けた」とは思わないかもしれませんが、すごく疲れて見えますよね。
前にも何度か書いたことなので恐縮ですが、
このゴルゴラインは、頬にある三角形のような脂肪が下に下がって、その境目がボスンと凹みます。
まだ30歳にもなっていない患者さんが、ゴルゴラインをなんとかしたくて、他院の美容クリニックを受診され、まずオーロラをされました。
ゴルゴラインにオーロラって。。。。
「効果ないですよ」というのは、最初に説明があったそうです。
オーロラ、今時安いですしね。若い方だったら、受けてみたいかもしれない金額だし、やってみようかなと思うのかもしれません。
合計2回されたそうですが、効果なし。
そりゃそうだろう。
それで今度は別の美容クリニックに行き、そこでは「サーマクールが効く」と言われたそうです。。
前にも、ゴルゴラインでうちのタイタンでよくなった方がいるという話はブログにも書きました。
なので、サーマクールで効く、というのは嘘じゃない。
ただ、「効いた方がいる」ではないのかな。。。?
皆が効くわけではないと思いますよ。
ゴルゴラインの第一選択は、私はヒアルロン酸などの充填剤(ボリュームをあげるもの)だと思っています。
患者さんの顔に合わせて、どれくらいの数を打つのか、どこに打った方がいいのか、などは、医者によって。考え方はバラバラです。
サーマクールやタイタンについても、ね。
前にブログで、ゴルゴラインにタイタンが効いた方にも、最初に第1選択は、注射とお話しています。
注射せずに、タイタンなどをしていく場合、ゴルゴラインのためというよりは、顔全体のアンチエジングがしたいなら最適で、それでもどこまで効くのかわかりませんよ~と購入し、割と定期的に通っておられた方です)
その結わかっているうえでする分にはいいすんでね。
で、うちに来られた理由は、タイタンも気になるけど、栄養療法止めしてやっていたい!という方でした。
目のつけどころがいいですね~。
せめて同時進行かなー。
あと、スキンケアとか肌の触り方ですね。(これもとても重要)
以前から子供(5歳とかそれくらい)や10代の子でも、このゴルゴラインがある人って見かけたことがよくあり(テレビでも患者さんでも道歩いていても街中で)、栄養療法する前までは、骨格によるものなのかなと思ってました。
5歳で老化でもないし。
でも、栄養療法勉強して、あれは栄養欠損が激しいせいでは?と思っています。
頬の脂肪などを支える組織がちゃんと作れていないのかなと。
(主にコラーゲン)
そういう人って、ほぼ肌は乾燥気味系。場合により、アトピーっぽいことも。皮膚にツヤがない(子供でも)。
今回の患者さんのゴルゴラインは目立っていたのものではなく、確かにうっすらと入ってますね、というくらいのものです。
上みても下みてもキリがないので、自分の昔と比べるしかないですが。。。
まあ試しにどんなのかやってみる、効かないと言われたけど、効くかもしれないし、やってみたい!
とここまで思っていて、よくよく考えたのであれば、まあ仕方ないですが、やらないとわからないこともあるし。
でも、サーマクールって。。。
(高すぎるし、若い子20代後半がゴルゴラインに当てるものでは。。と私は思います。)
他に目的があったのなら、それはそれでいいのですが。。。。
栄養が足りていれば、もう少し冷静な判断ができたり、次から次へとやっていく、ということもなかったかも。
なにより、ゴルゴラインがその若さでは出なかったかもしれません。
あくまで推測ですけどね。