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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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肝斑を早く良くするには

年始始まってから仕事が全然終わらず、年末にやり残していたことも引きずっていたのが、やっと一段落しました。

まだまだやらないといけないことも残っているんですが、今日は久しぶりのブログです。

さぼってスミマセン。。

Facebookやインスタはほぼ毎日更新しておりますので、ブログ書いていない時は、そちらもぜひのぞいてみてください。

 

さて、肝斑ですが。。

 

肝斑を早く良くするには、私の拙著「きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい」に詳しく書いていますが(スキンケアの基本と食事栄養と皮膚との関係)、特にその中でも肝斑だけは、「可能な限り、一切の刺激を摩擦を止める」です。

 

これにつきます。

 

その「刺激や摩擦」は、もちろん紫外線も含みますし、なにより顔の触り方、顔に塗っているものすべてが関係してくるわけです。

 

これのどれができていなくてもダメ!

 

日焼け止めを、どんなにたくさん、塗り直しもしっかりやったところで、顔を引っ張って塗っていたら、それだけで十分に摩擦が起こっています。

しかも毎日! 人によったら1日何度も!

 

洗顔の時の皮膚の触り方、タオルでの拭き方、化粧品の塗り方、普段顔をつい触っていないかどうか。。

 

今あげたものって、やっている患者さんは、ほぼ全員自覚がないです。

 

でも、「擦ってませんか?」「優しく洗ってますか?」「顔、普段触るクセがないですか?」と聞くと、9割以上の方が、「してません」とおっしゃいます。

 

人によったら、「すっごく優しくしてますけど~」と言われることも。。

 

言われて見れば、ちょっと擦っているかもしれない。。力を入れているかもしれない。。

 

そう思った方は、素晴らしい!!

こういう方は、指摘しなくても自分である程度できる方なので、スキンケアの見直しも自分でできるし、それだけで放っておいても、クリニックにわざわざ来なくても勝手に自然と綺麗になっていかれます。

自覚が大事なんですよね~。

自覚しない限り、直らない。。。

 

肌関係の相談・処置の方は、ほぼ全員洗顔されているところを診ておりますが、「擦りすぎ」「押しすぎ」「引っ張りすぎ」など注意すると、「あ~!!」と気付く方と、「しているつもりはないんですけど」と言われる方とまず分かれます。

「しているつもりはない」方も、指摘されているわけなので、いろいろポイントを言いますが、ここで変えていこうとされる方とそのままスルーされる方と。。

スルーする方は、絶対に直しませんね。だって、自覚がないから。

「私はちゃんとやっているから」

というのがあるから、聞く耳持たないってやつです。

こういう方は、何度注意しても直しませんわね。

でも、レーザーややろうとする。

使っている化粧品にしろ、肌の触り方にしろ、今までのことのうちのいくつか、あるいは全部が間違っているから、今の肌がそんなにくすんでいたり、赤黒くなっていたり、ゴワゴワしたり、とお世辞にも綺麗とは言えない肌になっている、と気付かないと、お金と時間のほんとに無駄使いです。

他力本願ですね~。

自力本願があってこその他力本願なんですけどね~。

こういう方は、栄養状態もえげつなくひどいから(データまで確認した上で、実際にそういう方々がほぼ100%)、一度思いこんだら、変えませんね~。

最初に、こういうスキンケアをやらないと、あういうことは止めないと効かないどころか悪化するんですよ、こういうことを今日から頑張るなら、この治療(光・レーザー治療)をやってもいいですよ、と言って始めるわけですが、そこはやはり美容医療ですから、最新医学の結晶です。

他力本願であっても、ちょっとは効きます。

少しは化粧品も変えたり、止めさせたり、薬も飲んでもらったりと、1回でもちょっと効きます。

こういう方に、効いてしまうと、余計に努力をしなくなるので、効くのも困るな~と思うことも多々ありますが。。。

でもそんな効果は、すぐに頭打ちが来ます。

元があまりにひどかったからさすがに何万円も払えば多少良くなるでしょう。

でも、その払った、何万円の価値があるのか?と聞かれると、私はないよな~と思います。

もったいない。。

本当はもっと効くものなのに。。といつも思います。

で、レーザーとかの予約はわりときっちりと取られるわけです。

そのたびに、洗顔や日焼け止めや触り方などできていないことが見つかれば注意して、もったいないおばけの話をするわけです。

で、また予約を取るから、直してくれたんだ!と思っていると、何も直していない。というか、言われたことも忘れいてるし、聞く気もない。。

でも、本人は、続けてやっていたら、もっと良くなる、まだ回数が足りないんだ、お金が足りないんだ、と予約を取るので、頭打ちが来ているのに、毎回毎回注意しても直さない方は、もう予約をお断りしています。

スキンケア指導とかスキンケア相談の予約に変えるようにいいますが、自覚がないのと他力本願だから、そんな予約は取らないんだな~。。。

治療中断というか、来なくなられますよね。

で、何年かしてひょっこりと予約が入ることがあります。

さすがに気づいて直されたんだ~と思っていると、な~んにも変わっていない。。

むしろ、間が空いた分、余計ひどくなっている。。。(最低でも老化は進むわけですし)

もうこれ以上設定を下げられない!という時は、もう予約不可ですし、設定があったとしても、まず効きませんから(でも本人は効くと思っている)、それに付き合うのも私としてはいやなわけです。

その方からしたら、「騙された!だましたな!」と勝手に思われますから。

(毎回、それでは効きませんよ、と言い続けているにも関わらず。。聞いちゃあいないから。)

こういう方からはお金もらって美容医療やったら、いかんのです。

逆に、私のブログや本を読んでいなくても(初診までにスキンケアをやり始めていたわけではないという意味です)、

初診で注意されたことや他のことでも自分はちゃんとできているかなと見直しされて、食事も自分なりに変えた、化粧品もシンプルに、買ったものも指示通りに使っている、日焼け止めも環境に合わせて頑張っている、お肌もあまり触っていない、となると、

1か月後に来られた時に見違えるようになっていたりします。

すべての悪循環が払拭された感じというか、肌が全くの別物です。

そしたら、2回目からもっと積極的な治療に変えていけるし、もうシミは気にならなくなって、他のことへの治療ができたり、メンテナンスだけでいいや、となったり。

かかる予算も時間も全然違う。

あなたならどちらを選びますか?

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 医療