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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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「あの時のワタシ、ありがとう」

Facebookにも書きましたが、バカでかいお荷物届きまして、一体なに?!と思ったら、ボトックスを製造販売しているアラガン社からで、私、何頼んだん?!とギョーテンしたら、販促グッズでした。

 

4月8日

 

シワの日です。

 

アラガン社が言うところの、シワの日ですが、私にとっては「シバ」の日でもあり、うちの結婚記念日です。

 

その「シワの日」が近づくと、こうしてアラガン社からシワキャンペーン用の販促グッズが届きます。自動で。

まあ、使うかどうかはクリニックの勝手ですが。

 

ポスターやらパンフレットやら、患者さんにわかりやすいものが増えるのはいいですね。

 

毎回、ポスターなどに使われるコピーが変わりますが、あまり直球というのは良くないらしく(写真とかも)、厚労省からお叱りを受けるそうです。

 

薬の広告が(特にテレビCM)昔よりも規制が減って、製薬会社の薬や治療の宣伝をよく見かけますね。

 

最近のは、薬の名前もわからず、イメージの映像と最後に製薬会社の名前だけ流れて、ふ~ん?みたいな感じのが多いですけど。

視聴者からしたら、よくわからないものもありますよね。

もっとわかりやすくしたらいいのに、と思いますが、それがいかんらしいです。

 

 

昔うつ病の薬を出している製薬会社が、「うつは心の風邪、薬で簡単に治る」みたいな感じのテレビCMを流して、「これは、いかんやろ~」とは思いましたが、うつうつと悩んでおられてそれが病気と思っていない方もいるでしょうし、薬を飲むんだらいいんだ!と気付く方もいるでしょうから(いいか悪いかは別として。。)、まあ、こういう薬があるよと知ってもらうことは大事なんかな~と思っていたら、しばらくして全然観なくなりました。

 

ごっつう、厚労省から注意されたらしいです。

 

「簡単に薬で治る」みたいなイメージを植え付ける、といのが良くなかったそうです。

 

確かに。

 

昔、ニキビの薬のCMで、女性のタレントさんが、「ニキビは皮膚科へ!」というCMがありました。

 

当時だったか、これもテレビでバンバンCM]している、自宅で使う化粧品?でニキビを治すみたいなものが大流行していた時だったか、しかけていた時だったか。。

まあ昔から似たようなものありますけど。。

 

この化粧品が流行った時には、アトピーでしょ?!というくらい、バリア機能の破壊されつくした、真っ赤かのボロボロに皮めくれて、乾燥しまくりの皮膚に、ニキビが出ている、という、なんじゃあそりゃあ?という皮膚の方が結構受診されましたね。

 

既往歴のところにアトピーが書いていないから、アトピーでしょ?と言うと、「違います」と全員言ったものです。

そして、全員が、この化粧品を使っていたという恐ろしい事実。。。

まさに、アトピー製造化粧品です。

(こっちを取り締まってほしいんですけど)

今でも売っていると思います。たまにCM見ますから。

 

いわゆる健康被害ってやつがたくさん出てたり、もちろんエステでのあやしいピーリングや、なんか顔に塗りたくられて、ますますニキビの悪化、バリア機能の破壊と壊滅状態になっている方も結構おられました。

(エステのハーバルピーリング(緑色のやつ)とか、よくフリーペーパー誌に宣伝載ってたでしょ。

ああいうのが載っているのは、決まって、フリーペーパー誌ですよね。

まともな雑誌ではあまり載ってません。。。

 

エステ、ほんとに怪しいとこ多いですからね。。

今は、ピーリング剤が劇薬に指定され、販売するメーカーも薬剤師がいることが必須で、なんかたくさん書類提出して許可もらわないと販売できなくなっているはずです。

それであきらめたメーカーありましたから。

まあ、そのもっと前から、エステできついピーリングはやったらダメなんですけどね。

エステのピーリングで肌トラブルが起こったら、皮膚科で診断書をもらって、迷わず警察に被害届を出しましょう。)

 

で、え~っと、なんだった。。。

 

そうそう、ニキビ!ニキビは皮膚科へ!って話。

ニキビは、尋常性ざ瘡という正式な病名があります。

わざわざクリニックまでいって治療するのか、簡単に市販の薬やエステに行くのかというのは、本人の自由ですが、怪しいものも多く、間違った使い方で余計に肌を荒らす方も多いです。

エステなんて、ほんとはそんな異常のある皮膚触ったらいけないわけですが、触るんだな、これが。

そりゃあ悪化するでしょう。

 

そういう被害者が多いから、「ニキビは皮膚科へ!」というのは、正しい!、と思って観てましたが、これも厚労省からごっつう起こられたとうわさで聞きました。

 

皮膚科に行くように誘導している、だったかな。

 

わかりやすいのは全部NGらしいです。

 

ふん、確かに。

 

でも、それだったら、あやしいエステやあやしい化粧品をもっと取り締まってほしいんですけど、もう多すぎて手が回らないってことです。

(時々、やりすぎのところは捕まってますけど)

 

で、シワの話にやっと戻ります。

 

ほんとは、20,30代の顔の写真と、加工しておばあさんになった時の写真を並べて、コピー作ったらわかりやすいのに、と思いますが、こういうあからさまなことをしてはいけないそうで。。

なんかインパクトにかけるようなコピーも多いです。

厚労省から叱られず、でも、インパクトもあって、わかってもらう、知ってもらう、って、そのポスター、知ってる人じゃないと意味わかんないかも。。というのが例年でした。

 

今年は、モデルさんの10年前の顔が並んだ写真で、

キャッチコピーが、「あの時のワタシ、シワ治療をしてくれてありがとう」でした。

 

お!よくわかる!

まさに、まさに、と思いましたが、これもボトックス知っている方じゃないと、わかりづらいかな。。?

 

そのモデルさんのポスターも来ましたが、一番デカかったのが、このリポンつけたプレゼントのポスター?

 

・・・でかすぎ・・・。

 

置いておいても邪魔なので、壁に貼りました。

IMG_20180312_134719

IMG_20180312_134819 ドアよりも大きい?

結構な場所取んな~、と思っていたら、アラガンの担当の方から、この大きな箱の中に人間が入るそうです。

(入っているような写真を撮るためのものらしい。。インスタ映え?)

 

若い人(20代後半とか30代前半とか)は、あんまりプチ整形や美容医療っていらないと私は思っています。

それよりもスキンケアと食事ですね。

その次です。

 

ところが、ボトックス注射だけは、早くから注射していないと、折りたたみジワが思いっきりついちゃうんですよね~。

年を重ねるごとに、シワが溝のように深くなり、そうこうしているうちに、ボトックスの適応外となり、ヒアルロン酸を毎回したくないのに。。。

 

おでこのシワも目じりのシワも(どの場所でも注射できるわけではないですよ)、30前後なら、気になった時がやり時では?とおもっています。

 

全然気にしてない人が無理やりやる必要はありませんよ。

 

ボトックスに関しては、早いうち(少し出てきたかも?!と気付いた時)から注射して、折りたたみジワが深くならないようにしておく予防ができます。

 

だから、「あの時のワタシ、ありがとう」なんですよね~。

 

私ももうボトックスとっくに切れてるんですけど、やりたいわ。

 

私はおでこを子供の頃からシワが寄るクセがあって(眉毛を上げた時に。私の場合は、髪の毛との境目の辺で特にシワがよります)、このシワ、お猿さんみたいですっごい嫌でした。

 

まあ、前髪で隠せば、なんとかごまかせないこともない。。。

 

ただ、結構おでこって、前髪の隙間からもちらっと見えたりしますから、顔にしわ全然ないのに、おでこシワだらけだったら、え?!となりますよね。

 

やりすぎも良くないし、ほどほど、っていうところで止められたらいいんですけど~。

 

 

 

カテゴリ:

エイジング, スキンケア, 医療