私自身が使う、界面活性剤は、基本ほとんど純石鹸ですし、純石けんではないですが、アトピコのシャンプーは使います。
その他、うちで取り扱っている化粧品とか、身近で使うもので、界面活性剤はもちろん何にでも入っていますが、そう困ることはありません。
皮膚にはつけないほうがいいのはいいですが、界面活性剤がないと、「化粧品」(特に、洗浄剤。化粧水、乳液。美容液、クリームなどほとんどすべて)というものが作れない。
(ビューティフルスキンのは特別です。日本初の技術が使われています。)
顔につけるにしても、ちょっとであれば問題ないのが、皆さんの中には、何個も何個も顔に塗る人、いるでしょう。
1個の界面活性剤だったらそれほど問題にならないのが、何個も重ねることで、相乗効果か?!というくらい被害が甚大になる。。。
顔も触り方も含めてですが。。何倍にも被害が膨れ上がる。。
栄養足りなさすぎというのもありますが。。
さて、そんな私も、出張も含めて旅先にまで、純石けんは持ち歩いていません。
メンドクサイから。
まあ、切ってもっていけばいいのかもしれないし、パウダータイプも売っていますが、石けんシャンプー(カリ石けん素地100%のものであれば、純せっけんを水で溶いてくれている)を少量持って行ってもいいんですが)、そこまではしてません。
アトピコの椿油は持っていきますけどね。
顔を洗うのは、ホテルに着いているボディソープや固形石鹸(純石鹸ではなく)です。
ホテルによったら、クレンジングやクレンジング兼用洗顔料みたいなのも置いてくれているところもありますが、ボディソープのほうがシンプルだったりするので、そういうのは使わず、どこに行ってもボディソープで顔も洗います。
せいぜい、1泊~2泊ですから、それで困ったことはあまりありません。
ただ、たまに、何じゃあこりゃあ?と言う時があります。。。
しかもお高いホテルで、高そ~うなボディソープとかのセットなのに。。
先日泊まった、高級ホテル。
アメリカ系です。
新しい新しいから、設備もいい。朝食もまだアップしてませんが、すっごい良かった。
アメニティは、アメリカのホテルらしく、どこぞのブランドではなく、よくあるホテル御用達のアメニティの卸のメーカーがあるんですが(うちのクリニックの備品もここで買ったことがあります。ブラシとか。)、そこが作っている、アロマのシリーズのシンプルなものでした。
最近そこのサイトは見てないし、もともと、化粧品のコーナーは見ないので、いつからあるのかしりませんが、初めて見ました、客としても。
シャンプー・トリートメント・ボディソープ、固形石鹸(洗面所やトイレの手洗い用)が同じシリーズ。
香りはよかったんですが、顔も頭もバッシバシになりました。
いや=、あんな久しぶりにバッシバシになりましたね~。
この脂性の私の肌が?!です。
皮膚中の皮脂すべて取った!
(さすがに、こういうあとは、労わってあげないといけません。刺激にないもので保護するのみ。)
皮膚は、顔でも頭皮でもそうですが、洗浄しすぎると、しかも皮脂取るだけでなく、角質表面まで結構溶かすと(界面活性剤は程度の差こそあれ、皮膚を溶かすのです。だから、そのあとのいろんなものが浸透しやすくなる、というのもあるわけですが。。。)、皮膚の常在菌にまで影響を及ぼします。
常在菌のバランスを崩すということは、湿疹皮膚炎も起こしやすくなるし、臭いの原因にもなったりします。
久っしぶりに、なんか痒い。。乾燥する。。という恐ろしい目に遭いました。
このセットのものは、おそらくそんなに安いシリーズではないはずです。
でも、いくらアメリカ系といえども、こんな高級ホテル(結構な値段しました。。)で、これ出てきたら、子供連れとか赤ちゃん連れは、完全にダメでしょ。
で、これらに思いっきりはいっていたのが、「ラウレス硫酸ナトリウム」。
いや~、私の周りに普段出てこないから、油断したわ~。
(ちなみに、このシリーズの固形石鹸には入ってませんでした。固形石鹸使っていたら、被害は頭皮と髪の毛だけで済みました)
ちなみに、ちなみに、これ、結構なんでも入っています。
某有名な香水シリーズの、一応高級アメニティとして有名な、シャンプー・トリートメント・ボディソープは、全部これです。ラウレス硫酸ナトリウム。
(家に、残りが残っていて、全部捨てたと思ったけど、1個だけ残ってました。なので、確認できました)
石けん生活が長くなっていた時、と言ってもかなり前ですが、この香水シリーズのお高いシャンプーやら使って、なんて質が悪いんだろう。。とこの時もバッシバシになったのを思い出しました。
巷で話題のボダニカルブームに乗っかった、ハーブの香り?で有名な化粧品も、これです。ラウレス硫酸ナトリウム。
(家族がどなたからもらってきたのが残っていて、確認しました。)
この路面店がクリニックの側にあるんですが、今日この店の前を通ったら、新商品の香水かなんか知りませんが、店員さんが、店の前(歩道。四条通りは繁華街です。商店街のアーケードになっているわけです)に出てきて、その香水を宣伝のために巻いていて。。。
なにをしよるねんっ!!!
と思わず憤りましたよね~。
合成の香料は、店内だけにしておいてほしい。。
外に撒くな! バイオテロと同じでは? 空気中に撒かれると、吸わないといけない羽目になるので、止めてほしいです。
ニオイは好みもあるでしょうし、こういう合成香料がダメな人(副腎疲労の方は特に)もいるんだから。
ほんとに、「ラウレス硫酸ナトリウム」なんにでも入っています。
歯磨き粉にもよく使われます。
いろんな合成界面活性剤がありますが、一応今の時代、いろんなメーカーが少しでも皮膚に刺激のないものを、と頑張って開発されていると信じたいし、実際はそういうのが大半化と思いますが。。
結構多くの女性が、「高級」「肌に良さそう「自然派化粧品だから」と思っているようなものでも、中身はこれだ、というので、わかりやすいから挙げておきました。
(道に撒いていたメーカーのは、皆さんの中には、「オーガニック化粧品」と思っている人もいるようで、メーカー側が「オーガニック」は謳っていないはずですが、ボダニカル=オーガニックと思っている人も多い。イメージ戦略ですね。
ちなみに、オーガニック化粧品は、食物アレルギーの観点から勧めていません。
地球に優しいものが皮膚に優しいとは限りません。大体、ダメです。)
この「ラウレス硫酸ナトリウム」、ヨーロッパでは、使用禁止になっているとか。
日本の場合は、各国によっても規制は様々なんでしょうけど、少量で毒性(健康被害)が出るわけではないので、少量使用する分には許可されているわけです。
でも、そういうものを(この成分に限らず)、いくつも取っていれば、結局トータルでたくさんになり、しかも毎日使っていると、ちょっとずつバリア機能は破壊され、なんか調子悪い。。となるわけです。
だから、少しでも少ないほうがいいし、より低刺激であるにこしたことないです。
純石けん生活をほぼしていると、たまに使う合成界面活性剤の質の悪いにの遭遇すると、ものすっごく違いがわかります。
ちなみに、市販の消化剤の中には、「ラウレス硫酸ナトリウム」が入っているものがあるとか。
。。。胃腸の粘膜が心配ですね。。
市販の消化剤を使わないといけない場面も時にあると思いますが、長期になるなら、やはりクリニックを受診して、医療用のものを処方してもらうべきです。
中身の質が悪いのに、ブランドイメージだけで高く売っていて(原価はすごく安い)、また日本の女性がそれを喜んで買う。。。
合成界面活性剤三昧の生活に慣らされてしまうと、麻薬と同じで、もうわからなくなります。。。
それが当たり前になってくるので。。
確かに汚れはよく落ちますが、皮膚も落ちるし、バリアも落ちる。。。
そんなものが、100均で売っているならまだしも、「高い」というところが、なんか日本は悲しい。。。
舐められてるんですかね。。
皮膚の調子が悪い、なんとなく悪い、肌で悩んでいる人、頭が痒い、頭皮や髪の毛の状態が良くない、と悩んでいる人。
添加物はいろいろあって、メーカー独自のものだと調べてもわかりません。
でも、「ラウレス硫酸ナトリウム」はわかりやすいです。
自分が使っているものの中に、これが入っていないから、確認してみては?
もし入っていたら、それを一旦止めてみましょう。
早い人だと、数日で悩みがなくなりますよ。
(逆に、合成界面活性剤で皮膚を全部とかしてきた人は、止めた途端に本来の詰まってばかりいる皮膚が出てきますから、石けんにしたら、二ギビが出た、毛穴が詰まる、ざらざらする、と文句を言います。
それは、本来の自分の皮膚です。詰まる前に、今までは全部溶かしてきただけです。
だから、ず~っと調子が悪い。)