フェイスブックのコピペです。
大事な話なので、こちらにもコピペしておきます。
「効く」=「副作用合併症がある」ということです。
薬をちゃんと止めて、肝臓休ませないとね。
以下、コピペです。
初診の患者さんでシミや美肌に良いからと、トラネキサム酸の飲み薬を飲んでいる方、そこそこ見かけます。
うちで治療をしていくというなら、トラネキサム酸全部止めます。
ひどい人になると、もう何年も飲んでる人もいて、血液検査もしたことなければ、知り合いからもらってる、というとんでもない人もたまにいます。
サプリかなんかと思ってるんでしょう。
素人の患者さんは、薬の怖さを知らなくても、それを出している医者なんかスタッフなのかわかりませんが、結局スタッフが診察もなく薬が自由にもらえること自体、おかしなところです。
はっきり言って、そういう知り合いとは、もうあんまり関わらないほうがいい。
こうやって、麻薬や覚醒剤って、気軽に簡単に、何も考えない人が中心になって広まるんだろうな~と思います。
ほとんどの薬は、肝臓で解毒されます。
薬のために、栄養使って、肝臓に余分に働いてもらうわけです。
肝臓は、たくさんの栄養を作るところですが、解毒ばっかりしてたら、栄養作る余裕もないし、
根本的に栄養もないから解毒もままならないことも。
命に関わる場合、薬は入りますが、肝臓に負担かけて、体にも負担かけて、美肌もくそもありません。
そもそもトラネキサム酸は、線容系(血栓を溶かす働き)の邪魔をする薬ですから、血行は悪くなります。
このせいで血栓ができるわけではないですが、血栓促進剤ではないので、人によったら血液ホントにドロドロの人がいて、検査してないだけで、そんな人が飲んだり、たまたま脱水と重なったりとか、他に血栓傾向の薬飲んでるとか(ピルとか)、そういうのと重なると、ホントに血栓症になります。
学会のガイドラインというか、肝斑と言えばトラネキサム酸内服になってるし、うちにも置いてますが、以前から、あまり出したくないし、飲ますにしても期間を決めるなり、検査しながらとかにしてました。
オーソモレキュラー療法を勉強してからはますます出さなくなりましたが、全員がオーソモレキュラー療法されるわけではないので、肝斑治療で、ここぞと言うときだけ、期間を決めて出しています。40歳までは。
40歳過ぎると血栓傾向出てくるので、40過ぎて出すことはめったにないです。
40歳未満でも個人差は大きいですから、結構ヤバそうと思ったら、検査で確認済みしない限り出しません。
市販のトランシーノは薬です、サプリではなくて。
続ける場合も2カ月飲んだら1か月休むように、確か表示があり、メーカーなりの安全対策なんでしょう。
市販のは、誰も管理もしないし、止めてもくれませんから。
かと言って、クリニック受診したところで、何の確認もなく、ずーっと何年も飲んでる人もいます。
もちろん肝機能悪化した人も見たことあります。
(こっちで止めてたのに、欲しいからと別のクリニックで薬もらってた)
検査で引っかかるって言うのは、実はかなり進行している状態だったりします…。
トラネキサム酸で肝斑が完治するわけでなし、確かに一部の方は効きますし(薬だから)、翌効く人も診たことあります。
効くものは、必ずリスク考えないと。
顔擦りまくっていたり、おかしな化粧品で炎症起こしまくってるところに飲んだところで、焼石に水で、体の負担になるだけです。
まずは先にそういうのを全部止めること。
薬大好きな人こそ、肝心の原因は止めないんですよね~。