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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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夏からの育毛ケア

猛暑ですよね。

冷たいものをガンガン飲んでいる人、料理でも冷たいものばかり食べている人、とても多いと思います。

 

熱中症も心配ですから、何か飲むのに、すべていつでも常温で!とは言いませんが、冷房のところにずっといるのに、冷たいものばかり。

飲み物の冷たいわ、料理も冷たいわ、では、体は冷えるしかありません。

 

夏野菜が美味しい季節になりましたね。

生で食べるのもいいし、ラタトゥイユとかいろんな温料理で食べるのもいいですけど、温料理で食べても、夏野菜というのは体を冷やします。

夏は暑いから、体の熱を取ってくれるんですね。

昔からの知恵ですね。

 

逆に冬野菜は、体を温めてくれる働きがあります。

 

なので、季節の旬のものを食べるというのが、本来はとてもいいことですが、夏は昔と違って冷房のもとで生活をしなきゃいけない環境になっているかと。。

 

家にいる時は、自分一人だと冷房はかけずに、扇風機でいろいろ家事したりしてます。

でも、すごい汗で、一段落すると、もう熱中症か?!というくらい、体に熱がこもっていて、水飲んでも、全然足りない。

一段落したら、少し冷房入れますけど。

 

会社やお店は冷房結構かかってますよね。

男性が多い職場は冷房も女性からしたら強めで、ケンカにもなりやすいでしょう。

 

冷え性の女性でも、そんな冷房の中、寒いと言いながら、冷たいものをガンガン飲んでいる人も結構多くて。。

う~ん。。。

 

冷ややっこ、そうめん、刺身、夏野菜のキュウリやトマトを生で。ビール。スイカ。アイスクリームやかき氷。

夏と言えば、という冷たいもの。

 

カツオの刺身や冷ややっこには、必ず生姜がのっていて、体を冷やしてばっかりにならない工夫が昔の人の知恵にはあったんですよね。

冷房もないけど。そんなことばっかりしてたら、体が冷えてしまうことがわかっていたんだと思います。

 

 

女性の薄毛。抜け毛が増えましたね。

 

以前は、40代から気になってきた、という方がほとんどでした。

若い人、20代などは、基本は気にしすぎで、ほんとに20代の薄毛というのは、特殊な場合とか、よほどの栄養失調とか(本人に自覚はありませんが)、ごくごく少数派。

(病気でなる場合は別ですよ)

 

最近は、20代、30代も昔よりは増えましたね~。

 

カラーリングもパーマもやりすぎ。

特に、カラーリングですね。

使っているシャンプーもトリートメントもあ~あ~というもので。。。

そりゃあ頭皮どんどんおかしくなるわな。

 

頭皮がおかしくなるということは、毛根のある毛穴は、とてもいろんなものが浸透しやすいので、害も届きやすい。

影響を受けますね。

 

すぐに、ば=っ!!とかぶれたら止めてくれるんですが、ちょっとずつ、ちょっとずつやられていきますから気づいた頃には、あれ?一体いつからこうなっちゃったんだろう。。と途方にくれてしまいます。

 

お肌と同じで、刺激のあるもの、合成界面活性剤の質の悪いもの(皆さんがいいと思っているような宣伝そのものを信じているものは、ほとんど悪いですよ、サロンのだから大丈夫、とかなんの根拠もなく、わざわざ高いお金を出して毎日せっせとつかっておられますが、ヘアケア相談に来られた方には全部止めてもらっています。)

可能な限り、刺激をなくす。

 

で、日常生活で一番してはいけないことは、やはり冷やすこと!

 

頭のてっぺんまで、栄養いきませんよ。

ただでさえ、心臓より上にありますから、上まで血液押し上げるだけの力がいりますからね。

 

栄養足りないと、血圧も低めに出ることも多いです。

(血圧高いから栄養足りてるわけではないですよ)

 

女性は、ただでさえ男性よりも栄養(特に絶対的な鉄不足)足りてませんから、髪の毛のつくる材料も足りないし、なにより質のいい赤血球がつくれません。

 

赤血球の質まで、普通の病院や検診では診てもらえませんからね~。

 

貧血なし、と言われても、そのまま信じていたら、困るのは自分です。

 

質のいい赤血球が作れていないと、まず酸素運べませんからね。あんな頭のてっぺんの、毛根の細い血管まで、酸素運べませんよ~。

 

酸素なくて窒息しかかっている毛母細胞しっかり頑張れ!と言っても無理というもの。

頑張れないから、もうさっさと抜けてしまうでしょう。

 

 

うちのクリニックの床は、明るいベージュなので、髪の毛が落ちていると、結構目立ちます。

 

パウダールームでブラッシングして抜けるのは、まあ仕方ないとしても、待合室のソファや診察室で座っていただけで、床に髪の毛が数本落ちている方が時々おられます。

(栄養欠損のひどい方です。やはり。。)

 

古い毛が抜けないと、新しい毛は生えてこないので、抜けるのは必要なんですが、早く抜け過ぎたら困りますよね。

 

それに、毛を作る材料も届いてないわけですから、新しい毛を作ることもできません。作れても伸ばすだけの材料もない。

全然伸びない。。

伸びてきても、ほっそい、ほっそい。

うぶげかな?という感じで、肉眼では見えません。

 

ダーモスコピーで頭皮と髪の毛の様子を育毛相談では必ずみますが、極細の毛だらけです。

(ひどい人は、頭皮、真っ赤っか!)

 

 

そうなると、抜けるほうが勝ちますわね。

 

結果、髪の毛全体、量はどんどん減るし、薄毛に見えてしまいます。

 

髪の毛は、皮膚と同じで、ある程度栄養状態が良くないと、髪の毛にまで栄養回してもらえませんからね。

 

 

そんな材料ない中で、わざわざ冷たいものなんで、ますます体を冷やしたら、ただでさえパワーのない血管がキューっと縮んでしまって、ますます栄養運べません。

 

血行くらいは良くしておかないと。

 

 

冷たいものを飲むな、摂るな、とまではいいませんが、

(冷え性のひどい方は、生野菜は許可しますが、飲み物は常温、もしくはホットで、と指示します。熱中症とか野外などで危ない場合のみ、冷たいものはかまいませんと言っています)

冷たいものの前後では、温かいものを摂る。

料理に生姜やスパイスを使う。

(唐辛子単品とか辛過ぎるものはダメですよ。タイ料理とかの辛い料理でたくさん汗をかくと、そのあと体温下がって冷えますからね。タイの冷房利いていないことろで食べるならかまいませんが。胃腸の悪い方は唐辛子ダメ。)

温かいスープや味噌汁で体の中からも温めておく。

 

 

 

早い人で、お盆の少し前くらいから髪の毛抜ける量が増えますよ。

抜け毛の季節の秋まで待たずに抜けていきますよ。

 

この暑い時期から、ちょっと食生活見直してください。

どの季節でも、体を冷やさないように。

 

カテゴリ:

ヘアケア, 医療, 栄養・食事