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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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やりすぎプチ整形

たまにテレビドラマとかで観る女優さん、もう結構なお年だと思います。

おそらく60代。それなりの年齢なので、母親役もよくされます。

 

でも、顔がヒアルロン酸でパンパンで、いわゆるシワ・タルミがほとんどありません。

ボトックスもかなりされていると思いますが、目の周りに笑おうが怒ろうが、シワが全く出ません。

 

昔、眉間にだけはシワが出たのは見たことがあります。

 

そこは女優さんですから、眉間は残したのかもしれません。

眉間にしわが全く寄らない女優さんもおられます。

 

目じりも全部消すか?!と思います。

 

顔の表情というのは、俳優さんの命でもあり、大事な仕事道具だと思いますが、その仕事道具を捨ててまで、自分の見た目の若さを取ったか。。といつも悲しくなりますね。。

 

だって、そこまで犠牲にして取った「若さ」らしきものが全然若々しくも見えないし、素敵にも見えないから。

やっちゃった感だけが残ります。

 

雰囲気もろもろから、やはり60代、メイクや髪型をいろいろ工夫すれば、テレビなどの映像だと50代後半はできなくもないでしょうけど、アップで観たい女優さんではないです。

不自然極まりない。

 

今のテレビって、本当の顔よりもサイズ自体が大きくなるから、芸能人は大変だなと思いますが、もうちょっと自然にしていただかないと、アップはいやだな。

 

この年代の女優さんは、皆さん演技力にも優れておられるので、他の方がやっていいと思うのですが、あまりテレビを観なくなった私ですが、それでも時々観るから、そこそこメジャーなドラマに出てるってことかと。

人気があるんでしょうか。。

 

 

目じりのシワは、たくさんあったら、確かに老けて見えますが、ここは「幸せジワ」と言って、雰囲気を柔らかく、幸せに見せるものです。

多少、年齢に合わせてあったほうがいいと私は思います。

 

逆に眉間はいらない。

俳優さんは困るでしょうからやらなくていいですけど、一般人は、特に女性は、眉間の縦ジワはいりません。

不幸そうにも見えるし、怒っりぽくも見えるし、不機嫌にも見えます。

 

ボトックス注射をすると、自分で眉間にしわを寄せようと思っても寄せられなくなりますから、おススメです。

 

 

目の悪い方は、目を凝らしちゃうでしょう。

それで眉間にしわを寄せるクセが付いている方も結構おられるし、可哀想に寝ている間に夢でうなされて、毎朝起きたら、眉間にしわが残って深くなっている、とおっしゃる患者さんもおられます。

(寝ている間の嫌な夢、うなされる夢は、オーソモレキュラー療法でなくなりますよ。栄養欠損の典型です。)

 

 

私も目が悪く、眉間にやっています。

 

目じりは、ちょっとだけ、時々します。

深くなってきたかな~?と思った時に、一部にだけ、ほんの少し。

 

そこそこしわがよるので、そこまで不自じゃないかとは思っています。

 

目の周り、バシッ!と止めるのは、ほんとに止めたほうがいい。

 

最近、芸能人の20代の女性タレントさんでも止めているので、若い子の顔って、ほんとはどんなんだったっけ?とテレビで確認することができなくなりました。

全員か?!と言いたくなるくらい、その番組の女性全員目の周りのシワがない時があります。

そこまで笑ってないから、ということもあるかもしれませんが。。

 

 

昨日書いたみたいに、顔の凹凸は、年齢が出ますね。

なので、妙齢の女性は、ヒアルロン酸を入れて、顔をパンパンにするわけですが、特に痩せている場合は、骨っぽいのも老けて見えます。痩せて頬こけて格好いいのは、20代前半までかな?

30代だと、肌の質感などもツヤがあって、顔色もよくて、雰囲気も健康そうであれば、老けては見えませんが、プロのモデルさんやタレントさんでないと、なかなかそういうのは素人は無理。

 

素人の場合は、老けて見えることが圧倒的に多い。

そういう人は目の下のクマもひどいし、顔色も悪いし、ツヤもない。。。

栄養欠損ですね。。。

 

 

凹凸に中途半端に入れると、浅くはなったけど、まだ凹凸が残っていることがあります。

 

そこで止めるのか、まだ入れるのか。。

難しいところと、好みもかなり分かれます。

 

風船と同じで、パンパンに膨らませれば、凹凸はなくなります。。

 

 

テレビ観てて、入れてすぐになじんでないの?!と思うこともありますし、失敗されたのか、そこにたくさん入れてくれと注文して注文のまま入れられたのかな?とか。

ご本人は、ほんとにそれで満足しているのかなと思うこともしばしば。。。

 

患者さんに入れる時も、ちょうどいい量というのがあって、今が一番バランスいいから、これ以上入れないほうがいいですよ。一気にバランス崩すこともあるし、と言って、わかりました、となる方と、ならない方。。。

 

ならない方の場合は、念押ししますけどね。かなり反対しますけど。。

ほんとにバランス崩しますよ、それでもいいんですか?!いいんですね?!

 

たま~に、バランス崩さず、ぎりぎりセーフ!ってこともありますが、ほとんどは、私は前のほうが美人だったと思うけどな~と思います。

 

入れてもらって満足する患者さんもいれば(バランス崩してても)、「。。。さっきのほうが良かった。。」と無言の方と。。

だから言ったのに。。

と言ったところで、こればっかりは、やってみないと諦めつかないのでしょう。

 

 

自分でヒアルロン酸入れる時は、鏡で逆ででやりますから、押さえないといけなかったり、両手が思うように使えません。

ヒアルロン酸は、針の進入角度や微妙~な深さ、微妙~な量が大事だったりするんですが、片手と逆手では思うようにいきません。

それで、変なところに入りすぎることもあります。

 

しばらくして馴染むかな~と思って、馴染む場合もあれば、馴染んでないなと思う時も。

 

女優やモデルではないので、吸収するものだし、と放っておくこともありますが、そんなすぐには吸収しませんので、やっぱり不自然だと思ったら、溶かします。もったいないけど。

 

自分に入れるのは、ほんとにメンドクサイので、よほど時間のある時とせっぱ詰まった時でないとやりません。

また、切羽詰まっても、イベント直前には、やりません。

万が一、内出血や腫れ、もちろん入れすぎても困りますから、うまく入っても、馴染む時間があったほうがより自然に見えます。

 

よほど慣れた患者さんで、たっての希望がない限り、イベントの直前に入れるというのは、私はあまりおススメはしていません。

カバーファンデーションも用意したから、やって!くらいのレベルの時のみです。

 

ほんとどの場合はなにも問題はありませんが、万が一をいつでも考えておかないと、せっかくのイベント、台無しになったり、変じゃないかな、と気にしながら過ごすなんて、ブルーすぎますよね。

 

プチ整形は、できれば、イベントの1週間前、欲を言えば、2週間前までには終わらせておきましょう。特にヒアルロン酸注入は。

まあ場所にもよりますけどね。

 

プチ整形は、「自然な感じ」というのがおススメです。

やりすぎない。

 

やりすぎが困る方は、ヒアルロン酸でも診察でもなんでも、時間をちゃんと取ってくれるクリニックでやることと、そこのドクターやスタッフの顔を診ましょう。

 

ドクターやスタッフが、パンパンマンだったら、そこの「綺麗」「自然な感じ」というのは、そういう世界だということです。

パンパンマンが嫌な方は、そこではとりあえずやらずに話だけ聞いて帰ってきましょう。

何軒かクリニックを回っていると、なんとなくわかってきます。

 

 

男性ドクターは、自分にはやらない人もいるので、スタッフで判断するしかないですが、好みじゃないけど、スタッフの要望がそうだった、ということもあるでしょう。

その場合は、ああいう人形みたいなのはいやなんですけど、という要望は伝えましょう。

あとは、やってみるしかないですね。。。

 

 

 

 

カテゴリ:

エイジング, 医療