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    柴 亜伊子
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化粧品の安全性②

「化粧品の安全性①」の続きです。

 

で、化粧品の安全性に関してですが、安全性を確認するのに、いろいろな実験が行われていて、その試験をして安全性が確認されたものが市場に出てきているはずです。本来は。

性善説で言うと。

 

欧米で、化粧品の動物実験が禁止され、そのあとに、日本で最初に動物実験を止めたのが、実は資生堂です。

自然派化粧品やオーガニック化粧品を使っている方は、資生堂を悪の手先、化学薬品の塊、そのせいで皮膚がダメになるんだ、みたいに思っておられる方がおられますが、最初に止めたのはなんと資生堂です。

 

それにならって、そのあと各社化粧品メーカーが動物実験を止めて、1989年より動物実験は各社の発表が正しいとすると実施されていないはずだそうです。

 

動物実験の代わりに、科学の進歩により、代替実験が行われ、資生堂に方に前気になることがあって、お聞きしましたが、そりゃあ、すごいテストをされていました。

 

ちなみに資生堂の化粧品には、いわゆるオーガニック化粧品や自然派化粧品のようなものはあまりほとんど入っていません。

それは、調べてみると、皮膚と人体にとって、皮膚から塗るには刺激があるから、使わない、という回答でした。

 

その時、ここまで調べているのか?!と驚愕でした。

それで、なんらかのアレルギーなり出たら、それはもうその人の個体の問題。だと思います。

(というか皮膚のバリア機能の状態や免疫力、ひいては、ようは栄養状態と普段のスキンケアの問題なので)

 

 

検査に、ものすごっくお金がかかります。時間も。

 

 

で、実際に、どんな検査があるのか、しているのか、というのを、実際されてきた先生が講演してくださいました。

 

 

多くの方が買っている、ネットや通販の怪しい、マイナーなところの化粧品会社が、私は常々安全テストなんてしているわけがない、と思っておりますが、

(規模からいっても無理でしょうし、外注で頼むと、ものすごくお金がかかります。HPなどのあやしさから言って、消費者の健康と安全を考えているとは、とうてい思えない。いかに、今、たくさん買わせるか?!という企業の思いがだだもれのサイトを見て、思えるはずがない。)

それで、お聞きしました。

 

「大手は別として、ネットや通販のあやしい小さい会社が、実際、今おっしゃったような検査をしているものでしょうか?」

 

大手ほどはやっていないだろうけど、一番簡単な(?)検査があって、それだけで済ませているところが実際多いかも。。

 

小さいところや大手でも予算があまりつかないところ(?)は、資生堂や花王が使っているから、化粧品の材料成分としては安全、というもとに、その材料を使うところが多いそうです。

(本当は、使うのであれば、自分たちでちゃんと調べなければならない。仕入れ先が変われば、成分も違う可能性もあります。)

 

今の法律で、全成分を表示さえすれば、極端な話、何をしてもいい、そうです。

企業の全責任に置いてやるから。

 

 

高機能性化粧品などの医薬部外品に関しては、今の動物実験なしで、代替法だけで検査して(大手であっても)、そのあと、いきなり人間でのテストですから、危ない、とおっしゃってました。

医薬部外品に関しては、動物実験がないと、ほんとに安全かどうかは確認が不十分だと。

(カネボウのロドデノールの白斑の問題とか。

動物実験があれば、あの被害は避けられたかもしれません。。)

 

 

で、倫理審査委員会の先生がおっしゃってましたが、化粧品などの安全性を審査して、承認する、ということをされているわけですが、多くのマイナーな企業が、

「処方成分すら出さない。どれは有効成分なのかもわからない。安全性の資料が全く出てこない。」とおっしゃってました。

 

あれは、検査なんか全然してないでしょうね。ともおっしゃってました。

 

 

動物実験反対!というのを、自分のところの商品の「売り」にしているメーカーってありますけど、日本の大手化粧品メーカーは、もう30年ほど前にとっくに止めているわけです。

今更、なにを。。という話で、全然「売り」でもなんでもない。

それよりも、他のちゃんと安全テストをしたのかどうか聴きたい。

あんだけ、食べ物エキスまぜまくりで、何が「お肌に優しい」だ?!といつも思います。

 

食べ物エキスだけでなく、科学薬品の成分であっても、刺激の多いものを平気でいれていたり、日本人にはダメだっちゅーねんっ!!て。

 

皆さんが化粧品で迷ったら、スタンダードにやはりせめて国産の、どこにも売っている、長いこと売っていて、多くの人が使っている化粧品からせめて選ぶのが一番被害は少ないのではないでしょうか。

国産だから、売れているから(売れているらしい、というだけで、ほんとにいい商品だから売れているのかどうかは別です)安心というわけでは決してないのですが、少なくとも、そういう時に海外のものやオーガニック・自然派化粧品は手を出さない!!絶対に!!

 

このブログをずっと読んでくださっている方は、ご存知のことですが。

今、情報格差がものすごいです。

たくさんの情報からどれだめ取捨選択できるかで、どれだけ企業の広告宣伝に乗せられることなく、自分で、自分にとっていいものを選び取れるか、まさにサバイバルですね。

 

情報を一方的に鵜呑みにせず、心地いいいキャッチコピーは疑ってかかると、おのずから、怪しいものにはひっかかりにくくなるんですけどね。。

高機能化粧品に、過大に期待すること自体が、ひっかかりやすくなります。

化粧品にそこまで期待はしない。

医療ではないのですから。

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品, 医療, 学会で得た知識