プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2018年9月
« 8月   10月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近投稿した写真

ホーム > 2018年09月21日



フェイスブックのコピペです。

反響が大きかったのと、流れちゃうので、ブログにも転記しておきます。

 

せめて牛乳飲む時は、低脂肪のは止めておくことと、一気のみは避けましょう。

ちびちび飲んで、血糖値の上昇くらいは抑えましょう。

せめて、ね。

 

牛乳だけではなく、チーズ、ヨーグルトも同様です。

(チーズはほんとにいいのを買わないと、結構添加物入ってますよ。)

テレビで、ペット用のミルクで、乳糖フリー(犬や猫も乳糖不耐症)のを宣伝してました。

人間のも抜いて売ればいいのに、と思いましたが、きっとあの甘さがなく、マズイので、どこも売らないんでしょうね。。そこまでして牛乳飲まなくてもいいと思いますが。。。

カゼインは入っているから、やっぱりそれでもおいしいのかな?

 

純生クリームになると、カゼインはかなり減りますが、バターよりも多いです。

私もたま~に料理に使います。

純生クリームは美味しいので、やはりカゼイン入ってるんだな~と実感します。

 

バターも微量に入ってます。だから美味しい。

うちでは、バターはOKにしてます。

 

カゼインアレルギーや絶対カゼイン抜いたほうがいい方は、バターはやはりNGで、そういう方の場合は、「ギー」です。

バターからカゼイン(というかタンパク質)を抜いて、脂のみです。

味のしないキャラメルみたいな感じで、ギーも美味しいですが、売っているところが少ないのと高いので、私は使っていません。

 

 

以下、コピペです。

 

 

昨日の「ホンマでっか?!TV」、ご覧になりましたか?

 

どこかの先生が、ご自身のデータで牛乳などの乳製品を摂ってるお年寄りのほうが長寿だから、牛乳を飲め、ということを仰ってました。

実際のデータの詳細をみないと、ホントに牛乳のおかげなのかはわかりません。

 

ま、それは置いといて、

 

小杉さんが、
「でも、牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物で、ヒトには濃すぎる、って聞いたことあるんですけど~」
って、質問されました。

 

お!
すごく良いことをテレビで仰いましたね~!

 

台本に書いてあるんでしょうけど、番組関係者に、オーソモレキュラー療法実践されてる方か興味ないある方がおられるのかと思いました。

 

オーソモレキュラー療法で、牛乳の話になると、よくこのフレーズが出てきます。

「牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物であって、人間が飲むものではない」

 

質問された先生は、言いたい人は勝手に言っとけ、みたいな感じでしたが、乳糖不耐症やカゼインアレルギーのこと、牛乳貧血のことなどはご存知ないのでしょう。

 

牛乳すごく甘いですから、乳糖が。

 

なので、いきなり一気飲みすると、ビックリするくらい血糖値上がりますよ。

 

日本人は、乳糖不耐症の方が結構多いそうです。
程度が軽いと、ご本人が気づいていないだけのことも。

 

牛乳に入ってるカゼインは、美味しいですが、麻薬と同じレベルの中毒性があるので、止められなくなります。

 

乳製品は、また食べたくなる。

 

そしてカゼインアレルギーですね。

カゼインで腸内環境悪化して体調は、悪くなります。
腸粘膜に穴を空けます。

 

なにより、カルシウムだけが濃すぎて、1つのミネラルだけ、しかも大量に摂るということは絶対避けないといけません。
他のミネラル入らなくなりますから。

 

なので、牛乳貧血と言う事態も起こる。

 

ヘム鉄は、入るところが違いますから入りますが、亜鉛も含めて他のミネラルが入るのを邪魔されますから、ずーっと続けてると困ったことにも…。

乳製品は、いろいろ困ることが結構あります。

私も牛乳好きですが、体に悪いけど~と思いながら飲む嗜好品です。

たまに飲みます。

牧場とか行った時とか、そういう機会がある時とか。

 

牛乳中毒は結構ヤバいですよ。
気づいて、すぐに止められたらいいですが。

先日の部分痩身の続きの話です。

エステのわけわからん機械の話じゃないですよ。医療機器の話ですよ。

 

医療で使う部分痩身の機械は大きく分けて、2種類あります。

 

というか、その前に、部分痩身というのは、全体に痩せるというのではなく、例えば、二の腕とか、内股だけ、とか、腰のジーンズ履いた時にのっかる部分とか、下腹部だけとか、局所だけ皮下脂肪を減らしたい、そこだけ細くしたい、というための医療です。

 

従来は、脂肪吸引という手術しかありませんでした。

これは今でもされていますが、確かに効果が確実にあるでしょうけど、無理矢理皮下脂肪を引きちぎって吸いだすわけですから、副作用合併症も半端ないです。。。

一番怖いのは、脂肪塞栓で、これは上手いドクターがちゃんとやっても、このリスクはゼロにはできません。

格安大手チェーンクリニックで、一時脂肪吸引の事故死(?)が続きましたね。

原因ははっきりしないものもあるでしょうけど、いくらリスクはゼロではないと言っても、そう格安クリニックで続くと、医師側に問題はなかったのか?という話にもなるでしょう。

(美容外科手術は、形成外科認定医を持っている美容外科医の先生にしてもらいましょうね。

選ぶ基準の最低条件は、形成外科認定医かどうか。

これは前提条件です。そこからスタート。形成外科医ですらない、というのは、圏外です。そういうところで手術するから、トラブルが必然的に多くなる。

手術は、いくらリスクがゼロにならないとは言え、自分で上げてどうする?!って話ですから、術前に最低限のことは確認もでき、回避できるわけですから、それくらいは最低チェックしましょう。)

 

手術の一番多い副作用は、出血です。

血が出るのは当たり前ですが、ひどいと血圧低下などのトラブルも。。

 

まあ、痛みも半端なさそうだし、手術は覚悟がかなりいりますね。

 

その後に登場したのが、「脂肪溶解注射」です。

これは、学会の美容医療損害賠償保険から除外されてしましました。

トラブルが多いのでしょう。

もともと皮下脂肪内に注射する薬ではない、というのもあるのかもしれません。

これはね、やり方によったら、結構なトラブルがほんとに出ます。。

その割に、薬の内容によったら、全然効果出ないし、回数かかる(お金かかる)し、効く薬は手に入らなくなっていくし、とちと厄介です。

使う薬剤によって、効果がかなり差が出たりもします。

 

で、こういった後から登場してくるのが、部分痩身機器です。

2種類の内訳は、

①温める系

温めるとは言っても、結構熱い! ターゲット部位に熱源となるようなものをあてて、細胞の自殺をうながす。

これも機種ややり方や患者さんの感じ方もとても意見がわかれるでしょう。

 

中には、かなり破壊する機械もあります。

(副作用はそこそこ出ます)

 

②冷やす系

先日の機械です。

 

①にしろ、②にしろ、脂肪吸引みたい大量に破壊もできないし、吸いだすこともできません。

 

熱なり冷やすことで脂肪細胞が自殺(アポトーシス)して死んで、中の脂肪敵が出てくるのか、脂肪細胞を殺して、細胞膜を破ったことによって、出してくるのか。

 

一見似ているようで全然話が違って、やっぱり他殺(アポトーシスでないほう)は、それだけのダメージがなにかしら出ます。

その分効果も出やすく、回数も少なくても済む場合もあります。

そりゃあ刺激して自殺して死んでくれたほうが、周りの組織へのダメージは最低限で済むでしょう。

 

それぞれの機械が特徴が似ているようだけどなんか違う(実は全然違う)ので、何を選ぶにしても、メリットだけではなく、デメリットをちゃんと聞いてからえらびましょうね。

 

さて、中身が漏れてきてその後、脂肪滴はどうなるのかです。

 

 

マクロファージと言って、からだの中のお掃除細胞が出てきて、食べてしまってくるくれる分は多少あります。

でも、結構な量を分解したら(マクロファージの大きさから推し量る貪食能では到底無理な量)、その後は?

 

脂肪吸引みたいに吸いだしませんから、その行く先ですね。

 

体の中を覗いたわけではありませんが、おそらくリンパ管や血管の中に入って、肝臓で代謝されることに。

 

→続く