ヒアルロン酸注入に引き続き、ボトックス注射の食わず嫌いのお話を。
筋肉の動きを止めることで、シワを出なくさせる。
筋肉の筋トレを止めさせることで、筋肥大を取って行く、エラボトックスやふくらはぎボトックス。
汗の腺を止めることで多汗症の治療をするワキボトックス。
ボトックス注射は、ボツリヌス菌から、ボツリヌストキシンという毒素を抽出して薬にしたものです。
神経毒と呼ばれます。
赤ちゃんがはちみつ舐めると、息できなくなって死んじゃうかも、というアレです。
なので、はちみつは、1歳過ぎてから。
と、すべてのはちみつには書いてあります(道の駅で売っているような、個人販売みたいなのには書いていないこともあるかも。)
はちみつは1歳過ぎてから、ってひと昔前までは常識だったのが、今の世の中、知らない人増えましたね。
大人、というか、一応1歳過ぎたら、免疫力があるから、問題ないわけです。
呼吸止めることが可能ですから(呼吸だけじゃないんでしょうけど)、「神経毒」と言われてしまう。
美容医療で使われるようになったのは、そう呼ばれているずっと後だから。
この「毒」「毒素」という言葉で、やりたくない!という方もわりとおられます。
なんか怖い。。みたいな。
あとは、テレビとかでやりすぎの仮面みたいな人形みたいな顔をみて、ああはなりたくない、ボトックスすると、皆ああなるんだと思いこんでいる方もいます。
最初の印象が悪いから、どんなに説明されても、やりたくないという方。
それはそれでいいと思いますが、これもまた、ボトックスされた患者さんは、もっと早くからやっておくんだった、とよく言われます。
前に、40代の方だったと思いますが、「ボトックス注射は、50歳になってからやるつもり、まだ早いから」とおっしゃっていたことがありました。
ボトックス注射はできれば早いほうがいいんです、実は。
気になり出したのが、20代であっても、リスクを説明受けて納得の上であれば、20代からしたほうが実はとてもいいのです。
ボトックスが効くのは、表情で動いてできる折りたたみジワです。
何度も何度も同じところで折り畳んでいると、そこは深い溝になります。
伸ばしても、溝は消えない。。
20代から気になる、という方は、子供の時から、その部分の表情が豊かで、よく動かして折り畳んできたんでしょう。
乾燥肌の方なら、そのままバキっと跡形が残り、シワとして定着してしまいます。
ボトックスを打つことで、折りたたまなくても良くなるので、それ以上シワが深くなるのを、防いでくれます。(老化を止めているわけではないですよ)
ず~っと折り畳んでいると、シワはどんどん深くなり、あまりにも深くなりすぎると、表情動かしていなくても、ずっと溝があります。
誰も渡れない。。。
顔の表情ジワが、普通は自分の力で同行できるものではないから。
年齢を重ねるほど、溝が深いので、こうなると、ボトックスたけでは効きません。
今までのツケが回ってきました。。
表情動かさなくても、その部分が溝になってしまっていて、どうすることもできません。
シワの治療をするなら、浅いほうがいいに決まっています。
気になった時が、やり時です。
でも、こればっかりは、拒否反応が勝つ方もそこそこおられます。
表情動かしてもいないのに、深い溝が消えません。。。
こうなると、ヒアルロン酸も一緒に入れないとダメとか、ボトックス注射してもあまり意味のない方も出てきます。。。
気になっていないのなら仕方ないし、ボトックスを知らない方も仕方ないと思います。
いつからやるのがいいですか?とよく聞かれますが、基本美容医療は気になった時に、です。
(手術とか特殊なことは除いて)
ボトックスだけは、早いほうがいいです。
若い頃からボトックス注射する方は、アラガン社のボトックスビスタがおススメ。耐性ができづらいです。