昨日は朝8時から、日本皮膚免疫アレルギー学会に参加してました。
皮膚の免疫とバリアのこと、化粧品かぶれ、かぶれと栄養障害について、食物アレルギーのことと、私の聴きたい話が目白押しでしたよ!
とーっても勉強になりました!
皮膚科学会よりもギュッと濃縮してくれて、むしろ良かった?と思うくらい。
その代わり、聴きたい講演がかぶるので、それは困ります…。
さて、化粧品かぶれも食物アレルギーにしても、起こりやすい成分というのはあります。
100%誰にでも起こるようなものは、世の中には、化粧品や食べ物としては売られることは普通ないです。
かぶれやアレルギーの原因として、よく報告にあがるもの。
いろいろあげてくださってましたが、今それが大丈夫なのに、全部避けてたら、まあ生きていくのが大変です。
特に食べ物。
化粧品は、時々、こういうのは使わないように、この成分はダメ、使わないように、と、ブログや、Facebookで書いてますから、また検索してみてください。
前回の学会で書いたことの続きを今回聴いてきたので、またブログで書きますね。
それで出るんだ?!という学会ハッピーもありました。
珍しいから、学会発表なわけです。
トクホのお茶の、食物アレルギーの症例報告ありましたわー。
アレルギーは、本人の問題によるところが大きい。
食物アレルギーが出てる半分くらいの方がアトピー性皮膚炎があることも結果の中で述べられてました。
今では、食物アレルギーは、感作(最初のきっかけ)は皮膚から、というのがメインと考えられているので、当たり前と言えば当たり前の話。
アトピーでなくても、そういう診断がついていないだけで、皮膚のバリアの破壊されているところから、食べ物のエキスが侵入して食物アレルギーになっている可能性が高い。
皮膚のお手入れをちゃんとして、湿疹皮膚炎を治してバリア機能を戻せば、食物アレルギーが治るという報告もあります。
それくらい、皮膚と密接に関わっていて、皮膚のバリアを保つ、というのは、生きていく上で、とても、とーっても大事なんです。
化粧品かぶれも然り。
何個もの成分がパッチテストでダメと診断してもらって、その長いカタカナの成分学会入ってる化粧品は使わないように、と、指導は入るでしょうけど、ホントに毎回、全部の化粧品を確認して買っているのか?というと、実際できないこともあるかと。
このメーカーなら大丈夫と、そこばっかり使ってる分には良いでしょうけど、他のものを買いたくなったときに、成分確認は必要になります。
大変ですよね。煩わしいし。
保険診療は、もうそうするしかないんです。
でも、化粧品かぶれも食物アレルギーも、その人の免疫力や皮膚と消化管粘膜の強さ、丈夫さにかかってます。
たまたま、この1個の成分だけがダメでした、ということもありますが、いろんなものに、なにかしら反応する、発覚するレベルではないけど、なんか調子悪い、ということもザラです。
だって、皮膚も消化管粘膜もボロボロなので、毎日いろんな異物は入ってくるし、免疫細胞も過敏になっておかしくなってるし、だから起こるし、起こりやすい。
私は、できれば、少々のものを使っても負けない肌や消化管粘膜を作りたい。
万が一、侵入されても、その時追い出したらおしまい!
目を光らせておくから、そんなに気にしなくても、バイ菌じゃないんだから、くらいにかまえてくれてる、免疫細胞にしたい。
体のほうで、勝手にうまくしておいてくれたら楽ですよね。
オーソモレキュラー療法で目指しているのは、これです。
負けない皮膚と消化管。
頼りになる免疫細胞。
治療するには自費ですが、正しいスキンケアと、食事があってこそです。