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    柴 亜伊子
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他国のいじめ対策

前に読んだ、「BASARA」や「7SEEDS」の作者である、田村由美さんのマンガを読んでた時の話です。

 

ヨーロッパのどこかの国の話だったと思います。

 

いじめがあると、その国(地域?)では、いじめられている子に問題があるのではなく、いじめっ子のほうに問題があるとして、その子を隔離したり、その子にカウンセラーをつけたり、いじめっ子をなんとかしようとするそうです。

いじめられた子も、いじめた側を、「あの子、おかしいから、治療してあげて」と先生に言いにいくそうな。

 

素晴らしいですね!!

こういう発想って、まだまだ日本にはないのかと。。。

 

まさに日本と逆!

 

日本って、見て見ぬフリをされたり、いじめられているほうが悪い、みたいな見方をされてしまうことも多いかと。。

 

好き嫌いはあるでしょうし、子供も大人もあるでしょうけど、今問題になっている子供のいじめ問題って、昔よりも悪質?陰湿?歯止めが利かなくなってるんですかね。

どこまでもエスカレートしているんでしょうか。

クラス中でするとか?

昔なら、誰か庇う人や味方が出てきたのに、最近では、余計に関わらないようにする、そうやって自分の身を守る。。。

 

子供たちは、大変生きづらい世の中になってきたんですね。

ほんとに大変ですね。。

 

子供のいじめのきっかけって、ほんの些細なことがきっかけなのかもしれませんが、それがやっているうちにエスカレートしていくのが昔と違うんでしょうか。。

 

今の子供たちは、とにかくお菓子、パン、質の悪い糖質の食べすぎで、そのくせ、肉魚卵は全然摂っていない、という状態の子がとても多いかと思います。

 

清涼飲料水も最悪ですね。

もう学校に、清涼飲料水の自販機、置くのを止めてみては?と思います。

そういう私立、1校くらいは出てきてほしいものです。

(病院ですら自販機から清涼飲料水なくならないから、これは無理ですかね。。)

 

親がいても、コンビニ、インスタント、カップ麺、お惣菜、質の悪い外食、とまともなものって、

いつ食べてるの?ということも、家庭によったらあります。

 

昔だったら、ちょっと育児放棄みたいな、親が全然子供のことかまってないとか、経済的な事情など、特殊な家庭での食事内容と、今のいわゆる普通の家庭で、しかも経済的に困ってもおらず、むしろ裕福な家庭、たくさんのよくある家庭での食事とが、変わらなくなってきていることもあります。

 

そんな食事ばかりしてたら、GABAも作れないので、衝動を抑えられず、一旦、イッテしまうと止められなくなる。。。

 

血糖値は、食事のたびに乱高下して、そのたびに情緒不安定で、イライラもするし、攻撃的にもなるし、そういう時に、誰かターゲットをいじめる。

執拗に。。。

 

大事なミネラル・ビタミンが足りないと、妬みやすく、許容範囲が狭くなるので、いろんなことが気に障るし、許せない、些細なことが腹が立つ。

 

同じように、ろくなものを食べておらず、情緒不安定なのは皆同じでも、その中から、いじめる側といじめられる側が出てきます。

攻撃性が増すのか、

ますます大人しく、うつっぽく、立ち向かう勇気も気力も吸い取られるようになっていくのか。

 

今の日本では、いじめてる側の食生活を、その子の親以外がなんとかしようとするのは現状無理ですよね。

給食では栄養素の補充に限界があるし(予算があるから)、ある程度の年齢で買い食いされると、もうどうしようもないです。

それこそ隔離して管理しない限り。

(そして、管理するだけでなく、こういう食事のせいで、そうなってるのも大きいんだよと教えないとダメですよね)

 

今、お子さんをお持ちの方ができることは、自分の子供がいじめる側にいつなんどき回るかもしれませんから、回らないように、血糖コントロールできている状態の食生活にしておくこと。

糖質三昧を止めて、ちゃんと肉魚卵、大豆も野菜もたっぷりと食べさせる。

ジュースは禁止。

安物のお菓子は止めて、お菓子には特別感をもたせる。(誕生日とかクリスマスとかイベントの時のみとか、週末、家でだけとか)

 

いじめられる側にもなるかもしれませんから、いじめに負けないように、強い精神力(ついでに筋力も)をつけるためにも、糖質三昧はすぐに止める!

 

血糖コントロールができれば、情緒が安定してきます。

 

うつっぽくならないように、自殺なんてしないように、肉魚卵たくさん食べさせる。

もちろん、大豆も野菜も。

 

今の日本では、そうやって対処するしかないかと思います。

 

日本人は、先進国の中でもダントツ最下位、動物性タンパク質を食べてません。

アメリカ人は日本人の3倍、お肉を食べるそうです。

食べているものが変われば、いじめへの対処の方法も変わるのかもしれません。

対処を考える大人たちの考え方が違うから。

 

アメリカの刑務所で調べたら、犯罪者のほぼ全員、糖質三昧で、肉魚卵などは全然食べていない重度の栄養欠損だったそうです。

自分で犯罪を率先してやってしまったのか、流されてやってしまったのか、どちらももちろんダメですが、そうなる前に、善悪の判断ができる、わかる栄養状態にはしておくことは可能です。

 

子供のいじめ問題に悩んでいて、なにをどうすればわからない場合、とりあえず、食事を変えてみてください。

いじめがきっかけの引きこもりや不登校も、改善する可能性があると思います。

少なくとも、部屋に閉じこもっていないで、家族とは毎日笑って食事をしましょうよ。

どんなにせがまれても、安物のお菓子とジュースは、しばらく与えないでください。

そのせいでおかしくなってしまったわけですから。

いじめる側でもいじめられる側でも、嫌でしょう?

 

その代わり、良い食べ物はたっぷりと与えて。

文句言って食べなくても、おなかが空いたら、用意されたものでも食べます。放っておいてください。

糖質三昧の食品ストックも見直してください。

隠れてごそごそ食べるかもしれませんから、家に置かないことです。ミンチカツでもトンカツでもとりあえずいいですから、食卓の上に山盛り置いておいてください。

こっそりレバーカツも混ぜておいてください。

 

 

 

 

 

カテゴリ:

医療, 栄養・食事