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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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少し前に、日本形成外科学会を主体とする、日本美容外科学会が、ジェル状注入物による豊胸術の危険性について、記者会見をされたのをご存知でしょうか?

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20181127/1000021864.html

こちらは、↑ NHK。

ジェル状豊胸術 トラブル 会見 などで検索すると、何故か高須クリニック院長高須先生のコメントの記事が最初に出てくる。

高須先生、スゴイな!

 

学会が、会員であるドクターに、ジェル状豊胸術のトラブルを診察したことがあるか?のアンケートの結果について述べて、今後使わないようにとガイドラインの作成など、規制について会見をした模様です。

 

かなり前に学会が運営している、美容医療の医師賠償責任保険みたいなものがあるんですが、その対象から、注入剤(ヒアルロン酸含む)による豊胸術は、保険対象から外されてます、というのを書きました。

学会の対象から外されるということは、それだけトラブルが多いから問題があるということです。

 

今回の調査で、一番トラブルが多かったのは、「アクアフィリング」。

(毎日新聞の記事より、

「健康被害の種類は、こぶが44%で最も多く、感染症(22%)、皮膚変化(8%)など。注入されていたのは計83症例で、チェコ製充填剤「アクアフィリング」が24%で最多。ヒアルロン酸系17%、シリコーン系17%、ウクライナ製とされる「アクアリフト」7%が続いた。 」)

 

むか~し、15年くらい前?いや、もっと前?に、「アクアミド」という非吸収性の注入剤があり、当時でも問題で、ヨーロッパでは認可されているけど、アメリカ(FDAという日本厚労省にあたるもの)では認可されていない代物。

当時から、まともなクリニックはもうどんどん取り扱いを止めていて、怪しいクリ二ックはやっているので、一つの判断材料ではあったわけでした。

 

当時も、この材料であるポリアクリルアミドは、コンタクトレンズと同じ材料だから、体の中に入れても安心、というフレーズで、取り扱いクリニックでは宣伝されてました。

 

今も、「アクアフィリング」で検索かけると、取り扱いクリニックでは、同じように、「コンタクトレンズと・・・以下同文」と書いてます。。。

時間止まってるようです。。。

 

コンタクトレンズは、固形ですし、眼球の上にのせてるだけで、取り出せます。

でも、注入物は、液体で、体内に入れると、周りにも拡散しますから、取り出せません。

被害はその部分だけでは済まなくなる。

入れたものによったら、全身の免疫反応にも関係して、膠原病みたいな全身の病気になることも。。。

(私は昔、シリコン注入物によるヒトアジュバント病で英語論文を書いて学会誌に載せています。この時は、鼻を高くする手術による被害者の方でした)

 

 

ただでさえトラブルの多い注入による豊胸術に、さらに危ないもの入れるか?!

 

しこりやこぶくらいで済んだら、んほとにラッキーですよ。

 

顔にヒアルロン酸注入希望れ来られた患者さんの中には、前にいれたことがある方の中で、何を入れたのか、どこで入れたのか、それすらも覚えていない方も時々おられます。

 

入れたクリニックがつぶれてなくなった、という場合、すごく昔過ぎて、というなら、クリニック名は忘れても仕方ないかもしれませんが、何を入れたのかすら覚えていない方も。。。

 

クリニックが説明していないこともあるだろうし、説明聞いたけど忘れた、ということも。

(多くは、前者が多いかとは思いますが)

 

わけのわからないものを、、よく体の中に入れるよなーと思いますが、無知なのか、医者に悪い人はいないと思っているのか、勧められたからやったと素直すぎるのか。。。

そりゃあ、一番悪いのは、やる医者ですよ。

でも、世の中、悪い人、いっぱいいますからね。自分の身は自分で守らないと。

 

何を入れたのか覚えていない、という方に、同じ部位、あるいはそばに注入するのは、お断りしています。

うちのは、厚労省承認のアラガン社のヒアルロン酸ですが、前に入っているものが、何年も経ってからおかしくなってくる可能性もあります。

そこに、うちのヒアルロン酸も入っていて、どっちでおかしくなったのか?となかなか立証できませんから、やらない。

(ヒアルロン酸だから、100%絶対に、そういうトラブルがない、というわけではないです)

 

ヒアルロン酸注入の欠点は、吸収してなくなることなので、非吸収性のものなら、一生もつ、みたいなことを言われてやってしまった。。という方も少なからずいると思います。

 

あやしい注入剤を取り扱いしているクリニックは、学会にも来ないし、そういう指針を知ったところで無視です。

厚労省も、保険診療外のことに関しては、法律で裁いたり、規制をかける権限がありません。

認可していない、医薬品(注入物も)や医療機器に関しては、医師の全責任において個人輸入して取り扱うことが許されているからです。

そのおかげで、日本では、いろいろ美容医療関連のものは厚労省の認可が全然進まないので、個人輸入によってかなり成り立っていたりもします。

 

なので、その辺の規制が、厚労省がガンガンかけていけると、美容医療も日本は他の先進国よりも遅れるわけで、医師の良心にかかっていると言ってもいいくらいの性善説。

 

この ブログを読んでおられる方は、あやしいところで、よくわからないものを注入することはないと信じていますが、大手だったり、宣伝していたら、「あやしくない」クリニックと思っている方も多いので、医療関係者からみた「あやしい」クリニックと、一般のとで、かなりのギャップがあるのかと。。

 

美容医療は、病気の体になにがなんでもやらないと命に関わる、という治療ではないので、そんなに急いで、なにかわらかないものを、体内に入れなくてもいいと思うんですけどね。

 

なにかわからないものを、取り出せないものを、体内に入れるのは、せめて、「怖い」と思ってほしいな。

「怖い」と思えば、もう一度調べてからにしようとも思えるから。

後さき考えず、って、余裕ない状態でやるものではないです。

 

これから年末年始、イベントのシーズンです。

注入系のプチ整形希望の方が増えてくるシーズンです。

 

時代が進んで、ボトックスもヒアルロン酸も厚労省認可のものがちゃんと使えるようになりました。

 

注入初心者の方は、まずは、認可の医薬品を使うことをお勧めします。

認可以外のものは、ちゃんとしたクリニックでやるか、ですが、ちゃんと説明を受けた上でやってくださいね。

必ず、商品名も聞いて、知らない名前だとメモしておくこと。

原料も、ヒアルロン酸じゃなければ、とりあえず、一旦調べてから、注入しましょう。

(それでも、ヒアルロン酸の豊胸術は止めたほうがいいですよ。宣伝とか、思っているようにはなりませんから。)

 

 

 

#肉食美肌 #美容医療 #スキンケア #栄養状態 #最新の美容医療 

フェイスブックのコピペです。これに関連した話、この後書きますね。

以下、コピペです。

 

 

 

すっかり忘れておりましたが、先週末は、抗加齢美容医療学会のセミナーでした。
ちょっと用事も重なり、迷った末、参加しませんでした。

結局、用事も置いといて、喉のために家でゆっくり過ごしましたが。

 

先週末のセミナー、新しい各社の治療機を専門に使っているドクターの競演というか、同じ目的の治療機器なんだけど、各社の比較になるというか、コレからその機器を買おうとしている医者にはとてもありがたい内容と言うことは、抄録を見てわかりました。

 

機器を買わなくても、治療を勧めるに当たっての考え方は、いろいろなところで関連してくるので、直接関係しなくても、とても勉強になることも多いです。

東京に住んでいたら、途中からでも参加したと思います。

 

最新の治療機器(レーザーとか)や、最新の注入剤(厚労省の認可どころか、まだ学会も認可してる?というくらい)などの講演もありました。

 

患者さんの中でも、そういう最新の美容医療好きな方もおられます。

 

過去の歴史の中で、企業の宣伝しか情報がないから、前評判はすごく良い。
ところが、それを鵜呑みにして、多くのクリニックで導入されて、高いだけで全然効かない?前評判はどこに?!というものや、副作用合併症出まくり、とか。

もちろん、すごく良いものもあって、使い方にも寄るところがあります。

 

学会で発表されるドクターというのは、もちろんその辺の副作用合併症も予想の上、慎重に検討されて導入し、患者さんにも説明ちゃんとされているので、あやしいことをされているわけではないです。

なにかあったら、ちゃんとそれも含めて、学会発表されてるはずですし。

 

何も考えずに、すぐにのっちゃう医者が問題…。

 

大々的に宣伝されて、被害者が増えて初めて副作用合併症がわかることもあるし、こういう風に使ったら危ないなどの適応がはっきりすることもあります。

 

美容医療に関しては、私はよほどその必要性を感じない限り、慎重派で、もっと様子診てからで、急いで取り入れなくても、というスタンスです。

 

特に、侵襲性の大きいものは、あまり導入しようともおもいません。

 

注入剤は、理論上安全と思われても、実際どうなるかわからないのが、人間の体で、もっとデータが集まってからでいいと思ってます。

 

1度入れると、簡単に取り出せませんしね。
すぐになくならないこともあるし。

 

それよりも、先日の日本皮膚免疫アレルギー学会の講演でもあった、皮膚のバリア機能のことや化粧品によるかぶれの被害とか、いろんなアレルギーとか、そういう知識って、美容医療に絶対いると思います。

 

どんなに良いレーザーあてたって、かぶれの代表的な化粧品使っていたら、ドンドン悪くなっても、レーザーのせいにされちゃいます。

 

顔を擦り倒して、炎症起こしてる人もいて、いつそれが限界に来るのか、ロシアンルーレット状態のところに、キツいレーザーあてたら、そりゃあトラブル出て、全部クリニックのせいにされると思いますけど…。

 

栄養状態悪かったら、治療は進まないし、ヘタしたら副作用合併症出やすいし、悪化もしやすいし、長引きます。

 

企業提供の資料は、全部欧米人のデータだったりするので、日本の女性と皮膚が全然違う。

 

こういうスキンケアや食事栄養って、皮膚科学会でやることでしょ?みたいな感じでは美容医療がいってるように今年はつよくは感じました。

自分が変わったからかなー?

毎年もうちょっと、そういう話少しはあったと思うんですけど…。

 

具体的な治療の話、美容医療機器の選び方、ホンネはどうなん?メーカー各社で比べてみる、というのはとても大事で、そこが知りたい!ってことで、それこそが美容医療系の学会でして、ベースは皮膚科学会で自分で勉強しといて下さい、ということかもしれません。

 

オーソモレキュラー療法勉強してから、ますます、強く思うようになりました。

皮膚の仕組みを無視しちゃいけません。

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