昨日の育毛剤で肝障害の続きです。Facebookに今朝載せました。
肝障害だけではないし、頻度がそれほど多いものではないです。
甘く考えるな、という話。
医薬品を、サプリみたいに思ってはいけない。
市販のサプリでも、肝障害の報告は世界中であります。
個人が解毒できるのかどうかの問題は、さまざまです。
医薬品でもサプリでも、入っている添加物だけがダメだったということもあれば、有効成分そのものがダメだったということもあります。
すくなくとも、その成分を解毒するのに、その人の肝細胞は、とってもしんどくて大変だったんだ、ということ。
専業主婦の女性で、健康診断や人間ドックを受けていない方、結構おられます。
40代、50代、60代であっても、です。
検査していないから、気付いていないだけで、実は脂肪肝、糖尿病や糖尿病の手前の方、結構います。
お菓子とパンしか食べてないから、血液ドロドロの方も結構います。。。
検診もせずに、健康で元気で寿命を全うできればいいですが。。。
以下、フェイスブックのコピペです。
昨日に引き続き、医薬品の副作用の話。
美容医療で肝斑などによく出されるトラネキサム酸の飲み薬。
市販でも売ってますよね。
よく市販の許可が出たな〜とたまに思うことがあります。
市販のものは、病院処方よりも薄く(1粒当たりが)、一応2ヶ月飲んだら1ヶ月休むように書いてますけど、買った人が守ってるかどうかも不明…。
まあ自己責任ですね。使用方法守らないのは。
市販のでなくても、ずーっと何年も飲んでる方もおられます。
肝斑があっても、うちでは一旦止めてもらいます。
肝臓を休ませるためです。
よく書いてることですが、うちでは50代以上ではほとんど処方しません。
40代に処方する場合、検診とかの血液検査の結果を診て、短期間であれば、という条件付きであれば、処方します。
トラネキサム酸で肝斑を完治させてくれるものでもないし、ちょっと抑えることができる、くらいに思って下さい。
ずーっと飲むつもりですか?
顔をこすり倒したり、日焼け止めの塗り方が悪い、塗ってないとなると、効くわけもありません。
それでずーっと飲んで、しかも検診も受けずに、気づいたら、肝障害や血栓による障害で大変だった、とは目も当てられません。
トラネキサム酸の血栓性静脈炎はたまに聞きます。
私自身は、患者さんで診たことないですけど。
はっきりした血栓でなくても、少なくとも血行は悪くはさせてると思います。
抗プラスミン作用ですから。
若い人にも、処方しないこともあります。
ピルとは併用しませんし。
ホントに血栓ヤバイから。
結構飲んでいます、という方に、片っ端から一旦止めるように言ってますが、中には、内緒で他院で処方だけしてもらって、肝障害になった方おられました。
うちでは、シワたるみ治療で通っておられましたが、体調に変わりないか確認したら、トラネキサム酸による肝障害になったとのこと。
え?だって、止めてたでしょ?
半年以上だったか1年以上だったか、結構な時間が経ってるんですか、ずーっと飲んでたそうです…
トラネキサム酸飲ませられないような方には、医療用サプリをおすすめして代わりに飲んでもらってます。
そのほうがよほど根本的な治療に役立つからです。
活性酸素除去です。
理解して飲む方と、理解せずに、トラネキサム酸ばかりほしがる方と分かれますね…。
トラネキサム酸も欲しがらないけど、サプリも飲まないという方もいます。
これだと、スキンケアもそこまでできてない、肝斑も結構ひどい、となると、なかなか良くはなりません…。
気長にしてたら良くなるよかもしれませんが、悪化するほうが勝つかと思います。
まあヒドさと、スキンケアかどこまでできてるのか、食事の内容によりますが…。
トラネキサム酸を、サプリと思ってる方もいて、肝斑のサプリ下さい、肝斑のサプリ飲んでます、という方もいます…。
なので、副作用があるとは考えておられません。
薬は、なんでもメリットデメリットがありますから、特に美容やアンチエイジングで飲む場合は、ホントに必要なのか、代わりに何かないのか、とわかっておかないと自分が困ります。
デメリットのほうが大きいと判断した方が、どうしてもトラネキサム酸飲みたいなら、まず血液検査です。
続けるなら定期的な検査がいります。
ある程度健康で元気であってこその、美容とアンチエイジングです。
肝臓悪いのに、育毛も美肌もなるわけないです。
医薬品を気軽に考えるのは止めましょう。