ちょっと前に書いた、「円形脱毛症は自然に治るので、治療はない」というくだりの補足です。
自然に治るから、円形脱毛症、なわけでもあります。
一般の方の中には、薄毛=円形脱毛症という病名、みたいに思っておられる方がいるかもしれませんが、細かく分けるといろいろあります。
まず、「多発型円形脱毛症」。
これも、日にち薬で自然に治りますが、1個治っては、またでき、と再発を繰り返して、絶えずどこかにある状態がず~っと続いている、というのは、結構な難治性です。
「び漫性脱毛」
なんとなく、抜け毛の範囲が広い、というか、はっきりここまで、と言えるわけではなく、頭頂部や分け目のところ中心に、全体に広がっていることもあります。
調べてみると、病気が見つかることもあり、病気があれば、病気の治療最優先になることが多いと思いますが、その病気の治療をしたからと言って、抜け毛が治るわけではない。。。
徐々に治っていくこともありますが、悪化させずに早く治す方法は、育毛治療も同時進行で始めることです。
(「抜毛症(自分で毛を抜いていて、そのために円形脱毛症に診えたり、び漫性脱毛症に診えたりする。診察で、そこは見ぬきます。結構子供に多いです。ストレスが多いってこと。
治療法は、塗り薬とかよりも、環境を変えてあげる。習い事は一旦全部止めるとか。
「全頭脱毛」
これが一番やっかいです。
頭の毛だけに関わらず、眉毛やまつ毛、ワキ毛や陰毛などの体毛にまで脱毛が及ぶことがあります。
他にもありますが、メジャーなところがこれくらい。
保険診療では、もちろん病気があったらダメだから、血液検査をされることも多いですが。栄養解析ではないですよ。検査する項目がだいたい決まっていますから。
1個や数個の進行しない「円形脱毛症」は、ほんとに一時的なものですから、なにか薬をいっても、薬のせいで良くなったのか、自然に治ったのかわかりづらいかもしれませんが、ほとんどは自然治癒かと思います。
保険診療で出される薬の典型は、「ステロイド剤」です。
飲み薬で出ることもあるし、塗り薬で出ることもあります。
食生活の改善は必須です。
ステロイド摂ったからって、どこまで効いているのかはわかりません。
なにも効いていないということは全くないでしょうけど。
ステロイド。。。
長期化することが多いので、結構長期(短期でも)ステロイドいくのは、気が引けます。。。
根本的治療という意味からはちょっとずれるし。。。
どのタイプであっても、ヘアケアとオーソモレキュラー療法は基本です。
具体的なこれらの説明は保険診療ではやりません。
なので、結果、自費診療 となるわけです。