プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2019年1月
« 12月   2月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

最近投稿した写真

ホーム > 2019年01月17日



さっきテレビ番組で、もち麦ダイエット  みたいなのをやってました。

 

とにかく、もち麦!!

なんにでもかけたり、ごはんももち麦、おかずももち麦!

 

昔、もち麦も押し麦も麦ごはん大好きでした。

今でも食べたら好きですよ。

普段は、グルテンフリーをしているので、なにか機会がなければ食べません。

お正月に作った糖質制限いなり寿司のお米が、サラヤさんの「へるしごはん」https://shop.saraya.com/smile/item/27539/にしたので、白米と大麦が入ってます。

大麦食べたのは久しぶりです。

 

今日、イオンにいったら、ドラッグストアのほうに、糖質制限のレンチン用のパックごはんや、低糖質のレトルトなどが売っているのを見つけました。

白米の代わりに、大麦を使っている商品がやはりとても多い。

 

大麦は、βグルカンという免疫力を上げる成分が入っていたり、食物繊維も豊富です。

なので、以前から注目されていました。

お米の代わりに食べたり、半分置き換えたりすると、食物繊維豊富のため、血糖値の上昇が緩やかになると予想されます。

食物繊維が多いから、便秘の解消にも役立ちます。

 

と書くと、良いことづくめですよね。

すぐに日本人なまた飛びつきますかね。

 

「ホンマでっか?!TV」の後、テレビつけっぱなしにしてたら、一つの食材を題材に、こんなに素晴らしい!という番組やってますね。

昔の、みのもんたさんのお昼の番組思い出します。

 

確かに、βグルカンも食物繊維も素晴らしいのですが、大麦は、グルテン入ってますから、良い成分だけ抜くことは、食べ物として食べる場合、できません。

 

グルテンが入っているのが、あまり食べないようにしている理由の一つです。

 

 

また、食物繊維が豊富で、血糖値の上昇が緩やかとは言え、糖質は糖質です。

 

白米の代わりに食べて、うまく行く人もいれば、あまり変わらないという人も出てきます。

それは、耐糖能が人それぞれ違うからです。

 

 

番組では、もち麦を食べまくるという企画だったようで、ちょっと見てましたが、白米の代わりに完全にもち麦、卵焼きの中にももち麦、もち麦のカレー粉炒めがおかずだったり。。

 

普段の白米を置き換えただけでなく、おかずまで置き換えると、それただのカロリー制限ダイエット。。

 

今までの食事の内容にもよりますが、人によったら、トータルの糖質量は増え、タンパク質はその分減り、お通じは良くなるから、一見体調が良くなったようにみえます。

完全なカロリー制限になってしまっている場合、確かに痩せますが、筋肉がかなり萎えてしまいます。。

お通じが良くなった、と言っても、食物繊維増やしただけですから、そのうち便が出なくなることもあります。

(食物繊維だけ増やせばいい、というものではないです)

 

 

そしてなによりグルテンまみれですから、ああ毎日毎日、大量にグルテン摂ったら、いかんでしょ。

 

食物繊維で腸内細菌のいいのが増えても、グルテンが腸の粘膜に穴をあけて、炎症を起こしますから、そうなると、大事な栄養は入って来ずに、どんどん体調が悪くなります。

 

もち麦を増やしたことで、肉魚卵が減ってしまった場合は、必ず筋肉が減ってきます。筋肉の維持ができません。

 

筋肉が減ると、基礎代謝が減るので、ますます痩せにくい体に。。。

 

 

こういう食事法は、一時は痩せるんですが、長期で見ていくと、あれ~?みたいな人が必ず出てきます。

 

もちろん、腸の悪い人は、やったらダメ。

 

大麦のいいところばかり紹介せずに悪いところ(グルテンということと、どちらにしろ糖質であること)も言っておいてほしいと思います。

 

その上で、視聴者は自分はどっちがいいかなと選ぶことができる、というのが理想ですね。

 

 

 

 

#肉食美肌 #風邪 #気管支炎 #二次感染 #抗生物質 #膣カンジダ #マイコプラズマ肺炎 #クラリス #ジスロマック #免疫力 

Facebookで反響が大きかったので、こちらにもコピペしておきます。

 

 

季節柄、インフルエンザもそうですが、風邪をこじらせる、のどがやられる方、患者さんでも増えてます。

インフルエンザじゃないとわかれば、ビタミンC飲んで寝てなさい、と投薬なしと言われた、という患者さんもいれば、抗生物質から解熱鎮痛剤、去痰剤、抗アレルギー剤、さらにステロイドまで!と、フルコース?で出されてる方もいて、どれか効くやろと思ってるだろう?という処方もあります。

 

風邪ですねと言いながら、ウィルス感染には効かない抗生物質を最初からまだ出す処方は、ホントに多いです。

 

黄色い膿が、痰や鼻水から出てきたと言うなら、二次感染で、さらに細菌感染が加わったと考えますが、その時はもちろん抗生物質出されます。

 

二次感染なく、治ってしまうのか、二次感染を起こすのかは、経過を診ないとわかりません。

 

患者さんの中には、薬大好きで最初からフルコースで出してよ、という人もいるでしょう。

 

それぞれの薬に、副作用合併症があり、ほとんど全て肝臓に解毒してもらう必要があり、肝臓も余分に働いてもらわないといけない。

 

抗生物質を予防で飲みたがる人って、患者さんでなくても医療関係者、医者でも結構います。

 

そういうのばかり診てるから、よけいに飲みたくなるんでしょうけど、当たり前の話ですが、抗生物質を頻繁に、二次感染もしてないたかが風邪で出されると、どんどん耐性ができます。

 

いざという時に、どんどん効かなくなる。

 

そして、腸内細菌は、善玉含めて、皆殺しです。

 

カンジダは、抗生物質効かないので、カンジダばかり残っていって、カンジダ勢力が増します。

 

そうなると、ますます腸内環境悪くなって、免疫力も下がる。

 

また、いろんな感染症にかかる。

 

また抗生物質すぐいかれる。

という負の連鎖!

 

しょっちゅう病院行って薬もらう人って、女性では膣カンジダ、結構多いです。

なので、市販で売るようになるわけです。

 

気軽に買える、というのもかなり問題で、どうしてそんなに免疫力ないのか考えないと、どんどんひどくなります。

 

今の季節、喉がやられて咳が止まらない女性多いと思います。

咳がひどくなると、何の検査もされずに抗生物質出されてる方も多いです。

出されてるのは、商品名「クラリス」。
ジェネリックは商品名違います。

 

咳がひどい、長引いてる場合に、
マイコプラズマ肺炎という感染症を鑑別しないといけないですが、検査しても引っかからないものあるそうです。

 

でも、所見から、やっぱりマイコプラズマやろうと処方されることももちろんあります。

 

検査もして陰性だけど飲ませたほうがいいのかどうかは、その時診た医者じゃないとこれはわかりません。

 

検査もされずに、セット処方で出されてる場合、説明がないと、何も考えずに出したのか、そういう決断があって出されたのかわかりませんよね。

 

感染症は、こじらせるとやっかいなのは、その患者さん自身に免疫力がないため、増悪しやすいことがあるからです。

なので、診た医者が、抗生物質必要、と言われたら、ホントに必要かどうかの判断はとても難しい。

 

この「クラリス」、クラリスロマイシンは、ホントに今まで日本では結構いろんな科で処方されていて、気付いてないだけで、実は耐性ができてしまってることが多々あります。

 

そうなると、もっと強い抗生物質をいかれるハメになる。

 

そこで登場するのが、ジスロマック。
昔よりも、ホントによく処方診るようになりました。

 

今まで抗生物質使われすぎて、耐性ができて、どんどん強いのを出される。

体はぼろぼろですよね…。

 

必要な抗生物質はいかないともちろんダメなんですが、できれば使わない体にしたい。

それは、自分の免疫力を上げるしかありません。

 

風邪で抗生物質漬けにされてた患者さん、美容医療で来られたんですが、それではいけないと説得してオーソモレキュラー療法始めていただきました。

今では、風邪ひく回数も減って、風邪っぽいと免疫力上げるサプリ増やしてゆっくり寝て、自分の免疫力で治されます。

かなり体調良くなられました。

 

抗生物質は、ここぞ!というときに。