今日は、って土曜日のことですが、クリニックが終わってから、資生堂ナビジョンDRの新作発表会でした。
「ナビジョンDR フォーカス アイプログラム」
目の下のクマに特化したクリニック専売化粧品です。
目の下のクマと言っても、クマの種類はいろいろあって、青ぐま、茶ぐま、黒ぐま。
いくらクリニック専売品とは言え、レーザーなどの効果に匹敵できるわけではないですが、レーザーではあてられないところや、レーザーは不向きなところをカバーしてくれたりする化粧品(医薬部外品)が、クリニック専売化粧品にはあったりします。
ちょっと前ですが、資生堂ナビジョンで、宮沢りえさんでCMがテレビでも(関東地方だけ)流れましたよね。
「HAフィルパッチ」という、ヒアルロン酸100%でできたマイクロニードル(ものすごく細い針)を、皮膚に直接刺して、乾燥や細かいシワを改善させようというもの。
ビフォーが結構ひどい方だと、シンデレラ効果と言って、違いがよくわかったりもします。
(あまりにもひどすぎると、こんなものでは立ちうちできません。。。。そういう方は、手術が第一選択?!ということもあります)
程度の軽い方が、もうちょっと。。という時にとてもいいこともあるでしょうし、程度が軽いからわかりづらい(期待が大きすぎて気づきにくい)ということもあるでしょうし、まあ、その辺は、その方がどこまで違いがわかるか、でしょうか。
全くなにもほんとにない方は、わからないでしょうけどね。
で、今回は、ナビジョンでもナビジョンDRのクリニック専売品ですから、さらに進化させたそうです!!
乾燥やチリメンジワだけでなく、血流改善による、目の下のクマの改善にも対応。
ちょっと前に、サンプルをいただいて、1回使ってみました。
今回のは、美容液もセットで使います。
前のHAフィルパッチよりも取り出しやすく、貼りやすく。
前のは、失敗しやすいというか、ゲっ!みたいなことを私もやらかしたことがあります。
今回のは、貼るのに失敗しにくくなっていると思います。
その時は、1回しただけなのと、あまりクマがなかったので、1回だけではわかりませんでした。
うちでは、クマの治療は、クマの種類にもよりますが、光・レーザー治療やオーソモレキュラー療法やクリニック専売化粧品(時々ヒアルロン酸注射)など組み合わせたり、患者さんの要望で変えるので、ちゃんとやれば結構良くなります。
私自身は、オーソモレキュラー療法して目の下のクマはほんとに気にならなくなりました。
ごくたまに、青グマ出てたら、ああ、今そんなに栄養減ってんだ。。と教えてくれたりもします。
なので、目の下のクマ用化粧品か~、おもしろいけど、うちで必要かな~?と思って、今日の新作発表会に臨みました。
いつも想像をはるかに上回る研究結果を発表されるのが、資生堂グローバルイノベーションセンターの研究員の方々です。
おお!!そんなことまで知らべられるのか!!と毎回、驚嘆ですっ!!
いつも大変勉強になるので、資生堂の基礎研究の発表を聴くは楽しみにしています。
研究って、お金も莫大にかかりますからね、大手だから、と言っても、今の世の中、なかなか大変なことだと思います。大手だからこそできることもあるし、資生堂は、その中でも、やはり安全面に徹底して予算を割いておられます。
(資生堂のアレルギーテストは、群を抜いてほんとに徹底されていますよ。ただ、アレルギーは個人の問題も大きいので、どんなに検査を重ねたところで、出る人には出ます。)
また、ものすごく根気のいることでもあります。
このヒアルロン酸のマイクロニードルの研究は、2008年から始めれたそうです。
10年以上。。。う~ん。。。すごい。。。
で、今回、目の下のクマということで、目の下、目の周りの血流に着目されました。
若い人と50代や60代の毛細血管の数や太さを比較されてました。
こういう研究というのは、皮膚を切り取って、血管を測る必要がありますが、それだと大勢の方のデータを取ることがとても難しい。
そこで、皮膚を切り取らずに、皮膚の上から、毛細血管の数や太さを測定るする方法を発明されて、データを取っておられました。
切り取らずに測定できるなんて!!
その発想もすごいし、それを測る機械を作れるところもすごい!!
実際の毛細血管のモデルを3Dで見せてくださって、とてもよくわかりました。
ちょっと前にもNHKのガッテン!でしたっけ?他の番組でしたっけ? ゴースト毛細血管、特集やっていたと思います。
こうやって、皮膚の老化と組み合わされて教示してくださると、とても合点がいきました。
ガッテン!ガッテン!!
やっぱり血流大事ですね~。
その血流をどうやって上げるのか?
その結果が、今回の、アイフォーカスセラムです。
そう来たか!! 非常~にリーズナブルでした。
その着眼点がすごい!
研究って、ほんとは、まず仮想の話から始まるんですけど、
(結果が決まっていて(事実はどうであろうと)、その結果に合わせて実験結果を出して論文を書く、という話ではなく。実際、ちゃんと結果が出ないと、商品として、自信を持って売れませんからね)
こうなるのは、こういうことが原因じゃないか? ここがポイントなんじゃないか。。?
そこをどう注目して、斬新なアイデアが思い浮かぶかどうか。 常識にとらわれていると、新しい発見てできないんですよね~。
柔軟な考え方がないと。それと、ベースとなる莫大な知識と。
う~ん。。素晴らしい研究結果でした。
血流を良くするのに、うちではレーザーやオーソモレキュラー療法をすすめますが、ホームケアとして、とりあえず簡単にやってみたい、というのに、これはアリかと思いました。
継続することで、いろいろな恩恵も出てきます。 血流が良くなることで、栄養もいきわたるようになりますから、肌色が明るくなったり、ハリが出たり。
(青黒さは取かなり改善するので、色素沈着の茶色いのは、血流だけで全部取ることはさすがにできません。)
まさに、美白、美肌。アンチエジングです。
それくらい、血流を良くすることは大事。
この新しいフィルパッチ、貼っている箇所だけが血流が良くなるのかと思いきや、血管って、繋がっていますから、
(言いだすと、全身の血管、全部繋がっていますから)
貼った周りまで、血流が良くなっていることを証明されました。
確かに、血管、繋がっているんだ=!!という実感ですね。
適さない方もおられますし、なんにでも効くわけではないです。適応もありますし、手術やレーザー、注射の効果とはまた全然違うものです。役割分担です。
あと、使い方も含めて、洗顔してお肌をちゃんと診察した上で説明してくれるクリニックで、ご相談ください。
それが、なんでもトラブルを回避するコツです。