フェイスブックからのコピペです。
患者さんが教えてくださったとてもいい話なので!!
患者さんからとても興味深いお話しを聴かせて頂きました。
その方は、医療の国家資格を持っておられる方で、うちでオーソモレキュラー療法始めてすぐに妊娠されてしまい、
(されてしまい、というのは、初めだばかりで栄養補充がそこまでいっていないのに、もう妊娠しましたか!という意味です。)
妊娠途中で少し体調崩され、オーソモレキュラー療法も止めちゃって、
(受診されなくなったので、かなり心配してました)、
無事出産されて、体調も落ち着いてまた今再開されている方です。
体調としてはかなり良くなられましたが、体重増えるのが頭打ちのようで、BMIが元々18.5なかったと思います。
痩せておられます。
初めよりは体重は増えましたが、46kg超えるようにはならないそうです。
元々痩せている方は、ピロリ菌がいなくても、消化液もそれほど作れてないし、胃腸の粘膜もそれほど強くないこともあるので、なかなか食事の量やカロリーを増やしていくのが(糖質以外で)難しいことがあります。
口から無理矢理入れても、消化吸収しないと意味もないですし。
なかなか体重が増えない、という前フリで、
この方、一卵性双生児でお姉さんがおられるそうです。
お姉さんは、体重50kg超えていて、もっと元気だそうです。
一卵性双生児ですから、遺伝子も全く同じ。
赤ちゃんの時から別々に育った、となればそれもアリですが、
お二人の環境は、どこで変わったんですか?
と聞くと、
高校で、
お姉さんは共学、理数系の学校。
友達は、男の子ばかり。
患者さんは女子校で、友達女の子ばかり。
友達と遊びに行っても、
お姉さんは焼肉とか牛丼食べてて、
患者さんは、ケーキ🍰とか流行りのスイーツのお店。
当時は、自分のほうがオシャレ~と思っていたそうです。
たしかに、そうなりますよね。
高校生という、まだ成長期に、これだけの食生活の違いは大きいですよね~。
家で食べる食事は同じだとしても。
高校生でそうなら、そのまま大学、社会人となってからも、その食生活で培われた、食の好みというのが出来上がってしまっていることがあるので、そのままいってしまうことも…。
(食生活が変わるきっかけは、実家から一人暮らし始めてから、というのも多いです)
一卵性双生児のお姉さんが体重50kg超えてると言うことは、そこまでは、遺伝子学的にも問題なくいけるわけです。
環境の違った年月分をとりかえすのに、数か月で、というのはなかなか大変ですが、
いわゆる「体質」で太れないわけではない。
(患者さんによったら、数か月で体質増えて、BMI18.5から一気に20超えられた方もおられます。
おなかが出るんじゃなくて、全体にふっくらと筋肉と骨身にちゃんと栄養がいって、です)
皆さんが思い込んでる、自分の「体質」って、実はほとんどが環境によって、どうとでも変えられるものなんです。
遺伝子異常があったとしても、その後の環境によって改善したり発症しなくて済んだりと、ちゃんと証明されています。
ちゃんとすれば、必ず代償機能が働いて、からだのほうでなんとかしてくれます。
でも、栄養をちゃんと補充してあげないと細胞は動きませんし、なんともできません。
だから、「体質だから、どうしようもない、あきらめるしかない」と思う方もいますが、イヤ、まだなにも変えるようなことしてませんよ?
今までの日常生活、特に食生活が、体調(や実は性格もある程度)や「体質」を作ってきたので、食生活を変えれば、変えられるわけです。
まさに、
あきらめないで~!
です。