プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2019年11月
« 10月   12月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近投稿した写真

ホーム > 2019年11月10日



前の続きです。

 

 

糖質を食べなければ、もちろん血糖値は上がりません。

 

本当に糖質を摂っていないのに上がっているなら、それはまた別も大問題。

 

今回は、食事での血糖値の変動について書きます。

 

 

糖質がない食事、野菜とかちょっとソースや調味料のわずかな糖質くらいはいいとして、こういう食事なら、血糖値は平和です。

 

ようは、タンパク質と油と野菜、きのこ、海藻の食事。

 

 

かたや、塊で糖質を食べる場合。

 

ごはん(白米)、玄米も十割りそばも糖質ですよ。イモ類(付け合わせで少しではなく、結構がっつり。ごはん茶わん、1杯は軽く超えてる)、果物、大豆以外の豆類をたくさん、カボチャやにんじんなどの甘い野菜をたくさん、あとお菓子も。

もちろん、パンやパスタ、麺類もね。

 

全部、糖質の塊です。

 

食物繊維があろうと、精製してようとしてなかろうと。

 

 

糖質は食べる順番最後、っていうのはご存知ですか?

 

これは、血糖値を上げない、最低限のまず基本です。

 

 

で、

よく患者さんであるのが、

 

サラダ食べて、そのあと、おにぎりやサンドイッチ、パスタ、という、野菜と糖質単品の組み合わせ。

 

 

確かに、糖質単品いきなり食べるよりは、少しはましかとは思います。

 

 

糖質の恐ろしいところは、耐糖能が人によって、体調によっても全然違うというところ。

 

糖質量計算して、これくらい血糖値上がっているはず。。。

なんて、一つの参考意見であって、実際、あまり役に立ちません。

 

だって、ほんとに個人差が莫大に大きいから。

 

 

血糖値もピークも、食後、というか食べている最中、食べ始めて、10~15分、20分以内にピークがくる方もおられます。

 

普通は、1時間前後くらい、ゆるやか=に上がって、ゆるやか~に落ちていく、2時間後には食前に戻っている。

 

ところが、そうならない人、多数、というか、ほとんどと言ってもいいかも。

 

 

ちっとも血糖値が下がってこない人もいるし、下がりすぎる人もいます。

 

出ているインスリンの量も質も、腸粘膜の状態も違うんだから、当たり前です。

 

今までどれだけ、糖質三昧にしてきて、大事な栄養を摂ってきていないのか、によっても全然違います。

あと、筋肉量でも違います。

 

もちろん食べるスピードや食べている量や中身でも。

 

裏の成分表示なんて、その食べるものの完成品を測ったわけではないので、食品成分表からあくまでも机上の計算しただけです。

しかも加工前の状態ですから。

 

食品成分表も、一体、どの食材(メーカーやブランド、時期など)を測ったのか、ほとんど書いていません。

 

 

で、一番いいのは、リブレで血糖値のモニタリングをして、血糖値の変動を見ることですが、皆が皆できるわけではないし、一生つけておくわけにもいきません。

 

 

どんな方であっても、血糖値を上げないコツは、一番最初に、タンパク質(できれば動物性)と油を摂ること。

 

なので、油を使った、肉魚卵料理が最高です。

 

そのあとに野菜。

 

 

今年の抗加齢医学会で、同支社アンチエジングリサーチセンターの米井先生のグループが、血糖値の上昇は先に食べるものによってどう変わるのか、というのを発表されていました。

 

 

先に食べたのは、すべてコンビニ食材ですが、

キャベツの千切りは、普通に血糖値上がってましたね。

食べていない時と変わらない上がり方。

 

動物性タンパク質を食べた時が一番上昇を抑えられていました。

 

 

一番のおススメは、やはり牛や豚のがっつりした肉料理ですが、胃腸の悪い方はなかなか無理なので、とりあえず、肉魚卵を使った料理で、油をつかって料理をする。

食べる前に油をかける、でもいいです。

 

 

食事指導で、

油(良質に限る)はいくら摂ってもいいから(消化吸収できる範囲で)、必ず摂ってください、カロリーは確保してください、と診察のたびに口やかましく言い、それを一番に書いている説明用紙も渡し、とやっても、何か月たっても、油を全然増やさない人、実は結構おられます。

 

 

手料理は、和食風にして、魚の塩焼き、味噌汁、漬物、野菜のお浸し、ごはん、みたいな。

ついてもサラダ、そのドレッシングで油がやっと出てくる。

 

何か月も言い続け、それでも頑なに油を増やさない。

 

カロリーが足りないから、筋肉が異化亢進してどんどん痩せていきます。痩せている方が。。。

 

言われた時はわかっているのかもしれませんが、いざ自分で作ろうとなると、今まで何十年と油はダメ!と思っているので(油で血糖値が上がることはありません)、油を足しません。

 

油を増やしてカロリーを確保しない限り、せっかく食べたタンパク質は全部エネルギーに使われてしまって、血にも肉にも骨にもなんにもなりません。

カスがウンチで出るだけです。

 

そう思いこんでいる方から、思いこみを取るのにも、実は栄養が必要なので、かなり大変で、日にちがとてもかかります。。

でも、待ってられないんですよね。

その間に、間違った食事で悪くなるから。

 

 

で、先日リブレをしてもらったら、一目瞭然!!!

 

うな重は上がりまくり(ほぼ230)、

外食の鉄板焼き(肉も。外食の鉄板焼きは、油を無茶苦茶使います)のあとのガーリックライスとデザートは全然上がらず(150行かず)。

そば(十割ではなく)単品も、カロリー全然なくてもそこそこ上がった(150くらい)。

 

 

油が全然ない料理は、カロリーもそれほどなくても、血糖値上がるやん??!!と気付いてもらえたわけです。

 

カロリー(この場合)と血糖値は何の関係もない、ということがリアルタイムで目で見えてわかるわけです。

 

これは、効きましたね~。

 

百聞は一見にしかず。

 

目からうろこ、ぼろぼろだったようです。

 

こうしたら、糖質食べてもいいんじゃない?ということも同時に気づかれました。

 

もちろんどんな食べ方をしても、糖質を摂る以上、ビタミンBや亜鉛は必ず減ります。

 

でも、糖質を断糖できない方もいますし、特殊な場合を除き、断糖することはないと私は考えます。

糖質三昧や食べすぎなければ、またその分、動けば、あまり問題にならないわけです。昔、糖尿病なんて、ほとんど一般市民にはいなかったように。

 

 

血糖値の上昇がなだらかで、Bや亜鉛が減ると言っても、その分、ちゃんと肉魚卵を食べていればいいわけです。あと、野菜やきのこ、海藻も大豆もね。

 

血糖値が乱交下すると、Bや亜鉛の損失は測りしれないのと、副腎にもかなりの負担がかかりますし、自律神経はボロボロです。

 

 

自分にとって、どこまで食べていいのか、どんなものならいいのか、どう食べればいいのか、ということがリブレをすると、わかります。

 

2週間で足りなければ、気が済むまでやればいいです。

数か月やると、だいたい気が済みます。

自分のパターンも、数か月やればわかってくるし。

 

それで次の食事に活かして直していけば、血糖値の変動も少しずつ変わってきて、どう注意したらいいのかもわかります。

糖質とうまく付き合う方法がわかります。

 

糖質を摂りたい方には、リブレは、本当におすすめです。

(不良品もありますが)