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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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なんでも早く効果を出すために②

先日書いた「なんでも効果を出すために」の、オーソモレキュラ療法バージョンで考えてみましょう。

 

すみません、イラストが小さいんですけど、こないだのもフェイスブックにも載せているので、そちらで写真クリックすると、大きいのが出てくると思います。

今回のも、後で載せておきますので、そちらも参考にどうぞ。

 

 

オーソモレキュラー療法で、早く効果を出すためには、何度も何度もかいていますが、基本が食事です。食事の見直しです。

 

栄養を減らすような食事になっていないか、足すような食事をしているか、食事で胃腸に負担をかけていないか、などなど。

 

 

食事で栄養を摂ると言っても限界があるので、医療用サプリで底上げをして、手助けしてもらうわけです。

 

 

その方の目標が、食事のみで改善できるのであれば、それにこしたこはないと思います。

 

食事を変えて改善しても、気付いていないことというのは実はたくさんあり、私は、できれば、いわゆる「未病」というところも目指したいし、もっと元気になりたいし、したい。

 

前よりは元気。

 

これ、当たり前。だって治療をわざわざしているんですから。

 

もっと元気に!!!

 

 

私は、最初、オーソモレキュラ―療法を始めた時、糖質制限はできていたので、基本は、医療用サプリを足すだけで一応済みました。

(細かい話になると、食事も見直しはたくさん必要でしたが)

 

食事は、そう変えなくても(血糖コントロールは、糖質さえ摂らなければまあできていたので)、かなり早い時期に良くなった!という実感があったので(最初は3日目で気づきました)、こんな楽な世界があったんだ!!!という驚きです。

 

 

人間、欲が出てくるもので、このさらに上に世界は、一体どんな世界なんだろう。どれくらい、自分のからだは楽になるんだろう、と覗いてみたくなります。

 

日々、老化もしていくわけで、なにかあると、栄養は消耗jはするし、消耗の激しい時も生きていると出てきます。

 

医療用のサプリをたくさん摂ったから、食事も頑張っているから、と言って、不老不死になるわけでもありません。

 

 

でも、食事もサプリも全然してなかったら、今はもっとひどいんだろうな、ひどくなっていただろうな、ということはわかります。

 

目標地点も人それぞれ違います。

 

 

 

で、先日のグラフをオーソモレキュラー療法に私なりにあてはまめてみますと、

 

例えば、医療量サプリの効果=5、食事の効果=5、あわせて効果10が出た、出る、としましょう。

 

 

10の効果を出したいけど、サプリは3だけ、というのであれば、食事は7頑張らないといけない。

 

サプリは、1で、というのなら、食事は、9、頑張らないといけない。

 

この食事を変える、というのが、口で言うほど簡単ではなく、すっと変えられた方はいいですが、それがちゃんと胃腸で消化吸収しているのか、というのも、これまた別の話です。

 

 

 

まあ、消化吸収していると仮定して、

 

食事で栄養を摂るとなると、医療量サプリよりも入っている栄養素の量が少ないので、どうしても時間がかかります。

 

 

グラフにあるように(小さくてすみません)、

サプリ 1、食事 9、となると、すごく時間がかかる。。。

 

サプリを飲まずに食事10でやる!!というのなら、もっとです。

 

 

逆に、サプリはむちゃくちゃやるから、食事は変えたくない、好き勝手にやらせてくれ、となると、

サプリ 10、食事 ゼロ、=合計 10

 

と理論上は一見そうなりますが、実際は、その変えてない食事が足を引っ張ります。

 

正しくは、その変えてない食事の処理に、栄養がたくさん使われてしまうので、グラフで言うところの、赤字で書いているところ。

 

マイナス  になるわけです。

 

 

食事がいけていなければいけていないほど、処理が大変ですから、マイナスが増えます。

なので、サプリで8~10 摂っていても、食事で、マイナス6~7 となると、合計、2~3になってしまうわけです。サプリを8~10も買ったのに。

(数値わかりやすくした、ただの例えで、単位が万円でもなんでもないですよ)

 

なにも変えてないところに、医療用サプリをそこそこ足したわけですから、プラマイ=マイナス、にはならないですけど。今までよりはましになる。

 

 

ただ、あまりの食事のひどさや、患者さんの過大な期待で気づかずに、プラマイ=ゼロ、ということはあり得る。

「効果はよくわかりません。なにも変わっていません」というやつです。

 

 

 

そして、一番忘れてはいけないのが、持病のある方、病気の診断がついていなくて、かなり最初の状態が悪い方の場合は、そのグラフから、左側にさらに赤で、マイナスがつきます。

 

病気のひどさによって、スタートがかなりのマイナス地点におられることもありますから、栄養を足しても、なかなかゼロ地点にも到達しない、とても時間がかかる、ということも多々あります。

 

 

 

あと、大きな病気がないのに(あっても)、食事で貼り切りすぎて、消化できないタンパク質をたくさん食べて胃腸に負担をかける方もいて、それも、左側に、赤で、マイナスがつきます。

 

マイナスからのスタートです。

 

 

 

病気があったり、栄養欠損がひどくて、からだが思うように言うことをきかない、脳が糖質を食え!食え!と言ってくる、などなど、邪魔をする要素というのがたくさんあることもあります。

 

 

でも、だからと言って、好き勝手にやっていると、病気が良くなるどころか、悪化に拍車をかけることもあるかと思います。

 

 

 

同じやるにしても、急いでいる人と急いでいない人。

急がないといけないのに急がなくてもいいや、と思っている人。。

様々です。

 

 

現状の把握と、今後どうしていくのかが、とても重要です(本来は)。

 

肝心かなめとなと食事も、自己流でやっても、胃腸をこじらせることも多々あります。

 

血糖コントロールもそうすぐにできるものではないでし

 

どこまでしたほうがいいのか、血糖コントロールも含めて、個人差がありありです。

 

だからこそ、診察や検査(血液検査=栄養解析)が必要です。

 

 

体調や目的で、その都度、食事指導の内容とサプリの修理や数は変わります。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

エイジング, サプリメント, スキンケア, 医療, 栄養・食事