美容医療で治療されている方には、全員スキンケアの話もしますし、食事と栄養の話も少しします(たくさんする人もいます)。
レーザーをするにしても、スキンケアはやってもらわないと困りますが、食事や栄養というのは、強制ではないです。
でも、それが必要だと思っていて、併用したほうが早く良くなるから、勧めているわけです。
以前にも、こちらにも載せた図です。
セミナーの講演を依頼された時に作ったものです。
スキンケアも食事も栄養も放ったらかしにして、他力本願1本!でやっていく、というのが、悪いとは言いませんが。。。
非常に効率が悪い。お金はもちろん一番必要。
そして、副作用合併症は非常に出やすいし、消えにくい。
私の考えている美容医療とは、そういう意味では対極かもしれません。
小さくなってしまって見にくくて申し訳ありませんが、
レーザーなどの美容医療 + スキンケア + 栄養・食事 で効果がこれだけ出るとして、
仮に、その割合を、6+2+2 で、10としてみましょう。
10の効果を出すのに、違うパターンでは、
美容医療 2 + スキンケア 4 + 栄養・食事 4 で、10.
こうなると、美容医療にかけるお金は、3分の1で、同じ効果10が出るわけです。
実際問題、こんなに簡単に数値で見えるわけではありませんが、私が勧めているのは、スキンケアと栄養・食事を頑張れば、レーザーなどにそれほどお金をかけずにいけるんですよ、ということです。
さらに、美容医療も頑張って、スキンケアも栄養・食事も頑張れば、
6+6+6 で、18にもできるわけです。
うちの患者さんの多くが、自分でできる範囲でとりあえずやってみる、という方多いので、少ない回数で効果を実感されます。
ほんとに患者さんの努力次第です。
逆に、いくら言っても、なにも変えない人。
美容医療に同じお金 6をかけても、効果は、6です。
6で済めばいいですが、処置の内容によっては、スキンケアできていない(日焼け止めとか擦り倒しているとか)のが裏目に出て、効果はマイナスとなったり、
栄養が足りない分、活性酸素の処理ができなくて、副作用合併症が出やすく、赤みが出やすい、反ってシミになった!腫れてしまった!腫れがひかない!!よけいに調子が悪くなった、などなど。。
副作用合併症が出なくて済んだら、実はとてもラッキーでしたね、くらいに思ったほうがいいかと思います。
あと、あまり書いていませんが、患者さんの気持ちと姿勢ですね。
前向きかどうか、ポジティブ思考かどうか、素直にとりあえず言われた通りにやってみるか、などなど。
とりあえずやってみて、うまくいかなかったら、またその時見直したり、考えればいいだけのことです。
やる前から、うだうだ、やらない理由をならべて結局いつまでたってもやらない、でも、レーザーのお金は払ってやる(他力本願1本だから))、やったことで、良いこと(効果が出た)も起きれば、良くないこと(メンドクサイとか)も出てくると思いますが、悪い面ばっかりを強調する。良い面は忘れていたり、こんな程度では!と満足しない、過大な期待を持っている(かけたお金とのバランスもありますが、全然お金かけていないのに、壮大な結果はさすがに出ないでしょう、。。。魔法ではないから)
こういう、マイナス思考の人は、なかなか難しい。。。
結果が出ていても、決して満足しませんからね。。。
前向きなプラス思考の方は、ちょっと効果が出たら、さらにもっとやる、楽しみながらやっていたり、やることに磨きがさらにかかる、みたいな。
先日の、あのクルーズ船に乗っていたロシア人医師の激白でもあったでしょう?
(フェイスブックでつい先日シェアした記事)
ウィルスに感染して発症・重症化した人と元気だった人との違いでなにか気づきましたか?というインタビューに、
ポジティブ思考かどうか、は大きい気がする、みたいなことをおっしゃっていました。
病は気から、というでしょう。
美容医療に関わらず、なんでもそうです。
ちょっとしたプラスを楽しんだり、うまくいかない時、失敗があっても、それを参考にして次気を付ければいいだけのこと。
失敗は成功の元、というのは、本当です。
それはうまくいかないんですよ、そっちじゃないですよ、こっちですよ、と教えてくれているわけですから、それをどう活かすかですよね。
同じこと(成功も失敗も)が起こっても、その人の受け取り方で、その後が変わります。
不安になる、イライラする、落ち込む、などのマイナスの気持ちは、皮膚からもアドレナリン、ノルアドレナリンなどが出すぎてしまうこともあります。
それは、お肌にとって良くない。
もちろん、免疫力にもね。
気の持ちようもとても大事です。
同じやるなら、「綺麗になってやる!!」「元気になってやる!!」という気持ちですね。
空回りしないように、そのパワーが正しい方向に向いて行くように、軌道が逸れてしまわないように。診察で治療をしています。