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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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手作りマスクの欠点①

ネットやSNSで、手作りマスクを作って、人に上げたり、企業がそれに関係するものを売ったりしているのをいくつか見ました。

SNSで、そういう情報を、おそらく良かれと思って、拡散されていることだと思います。

 

先日も、「お湯でコロナウィルスが死ぬ」とデマが飛び交ったところでしょう。

 

ぬるま湯飲んでるくらいなら、まあ問題ないですが、冷まさないと飲めないような熱湯を無理して飲んだり、飲みたくもない、おなかちゃぷちゃぷなのに無理して飲んでいたら、それは健康被害というものですよね。

 

 

善意でやっていても(お湯でウィルス死ぬ、が拡散したのも、善意でしょうし。。)、それに金銭が関わるとなると、便乗商法ともとられかねません。

 

本当に役立つことであればいいですが、医療に関係する商品は、一般の方が考えるのとは違って、いろいろとハードルが高い。

良いアイデアが思いついたのであれば、知っている医者に相談してみて、反応を聴くのも一つの方法です。

 

 

いくつか、危ない!と思ったものを、フェイスブックですでにアップしておきましたが、こちらにも残しておきます。

 

 

以下、コピペです。

 

御朱印入りマスクなるものが。。。

 

#マスク 

お寺特製手作りマスク  

京都 

京都のとあるお寺で、和紙の手作りマスクを無料で配布しているそうな。。。
(拝観料はもちろんいります)

あえて名前は出しませんが。。。。

 

 

和紙のマスクは、儀礼用で、今回のウィルス対策には何の役にも立ちません。

 

そして、この特製マスクは、お寺のスタッフの方が素手で作っています。
(アルコール消毒らしきものが机の上に置いてましたが。。。)

 

 

しかも、このお手製マスクが、そのまま山積みになっていて、誰でも触れるようになっています。

 

 

 

非常に不衛生です。

 

 

非常に不衛生ですから、お守りみたいに持つのはかまいませんが、マスクとしては使わないでください。

鼻や口にあてないように。

 

医者として忠告します。

 

マスクとして絶対に使わないようにお願いします。

 

 

前にも書きましたが、

手作りマスクは、必ず、手洗い後、もしくはアルコール消毒後に、自分の手で作ってください。

 

まあ、その状態で作っても、家族の分までです。

 

他人に作ってあげてはいけません。

 

 

お寺の方に言います。

作った分は、お守りみたいにお配りください。

マスクにしないように。

カテゴリ:

その他, 医療