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    柴 亜伊子
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かぶれて勘違いしやすい皮膚病

先日、アトピー性皮膚炎に接触性皮膚炎(かぶれ)が合わさっていると、誤診もされやすいし、患者さんも勘違いしやすい、という話を書きました。

 

全く最初からかぶれているだけで、アトピーではない、ということもあったりします。。。

全身、かぶれていると、わかりませんからね。。

 

なので、ますますわかりづらくなる。

 

ひどく一気にかぶれたら気づく方も多いですが、微量~な毒みたいな場合だと、皮膚のバリア機能はどんどん破壊され、そこれ皮膚炎まで起こしてくるのに多少の時間がかかります。

 

 

なので、質の悪い(値段は高くとも)ボディソープ、シャンプー類は即刻止めないといけないし、質が良くても(純石鹸であったとしても)、その方の肌には洗浄力がありすぎるというのであれば、使ってはいけません。

 

肌の異常がある方は、原則、一般で売っている化粧品すべて、「医師にご相談ください」と表記があります。

 

自分の判断で使ってはいけないからです。

 

 

アトピーと同じく、かぶれで誤診されやすい、患者さんが勘違いされやすい皮膚病に、「水虫」があります。

 

 

足や爪は、水虫と思っていても、全然違う病気があります。

 

爪は特殊なので、一番多い足の話をします。

よくあるので。。。

 

 

足水虫を疑う方というのは、足が蒸れてることが多い(革靴などで密閉している時間が長い)、足の汗が多い、どいうことが非常に多い。

 

そうでなくても水虫になることはありますが、患者さんが水虫では?と心配される方は、こういった湿度(蒸れている状態)が水虫になりやすい、ということはうすうすわかっておられるわけです。

 

 

ただ、足が蒸れている、革靴をずっと履いている、汗かきだからといって、いきなりからだの中から水虫がわいて出てくるわけではありません。

 

今回の新型コロナと同じで、どこかからうつってくるわけです。

 

 

なので、ジムで裸足になる、クリニックなどで靴を脱いでスリッパを履く、スーパー銭湯やサウナなどによく行くなど、不特定多数の人と床やスリッパを共有することで、自分の足にうつるわけです。

(24時間以内に洗い流せば、うつりません。

ただ、擦りすぎて細かいキズがある(肉眼では見えなくても、ガサガサと皮がめくれているなどあると、そこに水虫菌が入りこんで24時間以内に石けんで洗ってちゃんと流したにも関わらず、水虫ががいついてしまうこともあります。

 

 

もちろん、乾いているよりも、湿っているほうが繁殖はしやすいです。

 

 

汗をよくかく人が、足、特に指の間が蒸れると、実は、汗の湿疹皮膚炎があります。

 

ぶつぶつとできて、とても痒いこともあれば、赤くなってかゆいこともあります。

その他、さまざまな症状が出ます。

 

見た目は水虫そっくりです。

 

 

それで、勝手に水虫と思いこんで、市販の水虫薬を塗ります。

 

最近は、水虫の薬でも病院でもらうのと同じだけ有効成分が入ったものもかなり増えてきて、それで治ってしまえばいいのかもしれませんが、汗の湿疹皮膚炎ですから、水虫の薬は効きません。

 

 

市販の水虫薬には、スーッとさせてくれたりとごまかす成分が入っているので塗ったら一瞬マシになります(なるような気がする)。

 

ところが根本的な治療はなにもしていませんから、「水虫は治りづらい」と思いこんでいるから、その合っていない薬を止めない。

 

ちなみに、水虫はちゃんと治療すれば治ります。

患者さんが指示通り塗らない、そうしている間に同居している家族にうつす(家庭内の対策をちゃんとやらないかた)、自分が落ち着いてきても家族からまたうつされる、というエンドレス。。。

 

自分も指示通りして、家でも対策をすれば(家族皆でね)、ほんとにちゃんと治ります。

治療時間はかかりますけど。

 

 

 

で、話を戻します。

 

 

市販の薬でも、病院の薬でも、水虫の薬は結構かぶれるものが多く、まして市販の薬はごまかくためにたくさんのいらないものが入っているので、余計にかぶれやすいです。

 

 

水虫の薬を使って、本当に良くなってきたのであれば、診断がちゃんとついていなくても、使い続けていたのは気持ちわかりますが、どんどん悪化しているのに、薬が足りないと思って、使い続ける方も結構います。

 

合っていないから、止めろ!とからだが命令を出して、かぶれさせて教えてくれているわけで、それを止めないと、どんどんかぶれはひどくなります。

 

 

 

ただれる、赤くなる、カサカサする、じめじめする、とにかくかゆい、場合によりくさい。。

 

 

そういう意味で言えば、見た目は、かぶれも水虫もどちらも同じです。もちろん、両方かぶっている時もあります。

 

 

 

見た目で区別がつかなくとも、診断をつけるのは、顕微鏡で水虫菌が見つかれば水虫、見つからなければかぶれや他の病気を疑います。

 

 

かなり水虫菌を探しても見つからないこともあります。

 

水虫いるだろう!!と判断した時は、かなり菌を探します。

 

私は、菌が見つからないと、原則、水虫の薬は出しません。

でないと、最後、いつ止めるのかの判断ができなくなるから。

 

 

水虫は、なぜか日本では、オジサンがなる恥ずかしい病気とまるで日本における性感染症の差別であるかのごとく、悩んでいても家族に相談しない方、誰にも知らせずにこっそり治したい、なんとかしたい、という方がとても多いです。

 

 

女性用に、可愛いパッケージの水虫薬を作ってみたり、男性の場合は、奥さんや家族にも言わないだけでなく、市販の薬をかくしておいてこっそり塗っているとか、奥さんから指摘されて「水虫じゃないっ!!」と逆切れするとか。。。

 

そうこうしているうちに家族にうつすでの、さっさと皮膚科に来てほしいものです。

 

 

 

じゅくじゅくやカサカサ、ぶつぶつを診たら、基本全員顕微鏡検査ですが、撮り方が悪かったら水虫菌は見つからないし.、ただれているところに水虫薬を塗っている場合ではない。

 

一部の特殊ケースを沿いては、再y素から検査は鮎bbで偽数すmいません。。

 

 

病院の薬であっても、

 

カテゴリ:

医療