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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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不妊治療がツラい方へ

いわゆる「不妊治療」は、どこまでするのかは人それぞれです。

 

婦人科の不妊治療専門クリニックで治療を始めて、すぐに妊娠すればいいのかもしれませんが、なかなか妊娠できなかった場合(本人が思っていた期間を超えた場合)、皆さん、なにかしらツラいと言われたり、ツラそうなことがある、ツラそうにされていることが多々あります。

 

うちにも不妊治療中の方は何人もおられますが、なかなか妊娠されない方は皆さん、ツライと言われるか、ツラそうに見えます。

 

ツラい原因にはいろいろありますが、今回は夫婦間のことは置いておいて、対婦人科への不満について。

 

 

不妊専門クリニックを受診された患者さんほぼ全員に言えることですが、私が今まで診た患者さん全員、検査も治療も今後の予定なども含めて、ほんとに何も説明を受けていません。

中には他院よりは少ししてくれるところもありますが、忙しい時なのかどうかわかりませんが、初めてする検査や治療についてのメリット、デメリット、特に副作用や合併症について、説明もなく、開始されていることがとても多い。(でもお金は自費でしっかりと取られる)

 

簡単に書いた説明書を渡されていることもありますが、「え?こんだけ?他には?」ということは日常茶飯事。

 

不妊クリニックでされた検査結果や説明書(今後の予定など)は全部持ってきていただいて確認しますから、いろんなクリニックのやり方がわかります。

 

ガンガン、予算はお構いなしにやっていくクリニック、あまりにも検査が少なすぎて、それなのに人工授精、体外受精を勧めていくクリニック、もうむちゃくちゃでは?と思うこともしょっちゅうです。

しかも何の説明もなく。

 

実際は、患者さんが説明されたんだけど、すっかり忘れていて(あるいは忘れたと言いたくないから)、「説明されていません」ということもあるかとは思います。

 

それは、他の病気でも自費の美容治療でもそいうことは、これも日常茶飯事です。

 

でも、さすがに、同じクリニックに通っている方で、同じように、「説明されていません」という方が何人も出てくると、やっぱり説明はほぼされていないんだろうと思いますし、されたとしても患者さん自身が、何の説明のなく、不安でいっぱい、でもやるしかない(と思いこんでいて)から、必要なんだろう(と確認はしていないのに言われるがままに)とどんどん話が進んでいる(もちろんお金も)。

 

 

それですぐに妊娠すればいいのでしょうけど、妊娠できないままですから、不安と不満も溜まって当然でしょう。

 

なんの病気でも、病気でなくても、不妊でも美容でも、医療である以上(医療でなくても)、やっぱり自分で確認しなきゃいけない、と思います。

 

向こう(婦人科)でどう説明がありましたか? どう言われたんですか? 副作用や合併症はどう聴いていますか? 今後はどういう予定になるんですか? などなど患者さんに聴いても、「別に。。」「なにも言われていない」との返答がほぼ全員。。

 

 

いくら私の役割は、栄養状態を上げていくこととは言え、向こうの治療方針がわからないと、必要な栄養素も変わってきます。

こちらの治療や検査も変わるわけです。

 

 

ひどい方になると、「何にも説明してくれないんです=!!」と私に言う方もおられますが、それは、向こうの医者に言わないといけないことです。

 

不妊治療は、場合により、恐ろしいほどのお金が動きます。

何十万円と一連につきかかることもザラです。

 

説明もされずに、何十万円の買い物って、普通あんまりしませんよね?

何十万円の買い物で思いつくのって、大きな家電とか? 大きな買い物する時って、結構事前に調べませんか?

洋服やバッグなどで大きな金額のものって、誰でも知っているハイブランドの場合は、もうそれだけかかって当たり前っていう、世界的に皆が信用しているからですよね?

でもそうじゃなければ、値段の内訳は?メリットとデメリットは?って、調べませんか?

 

 

調べずに買う時って、クーラーや冷蔵庫がいきなり壊れて、もう選んでいる時間がないっ!!って時ですかね。

こちらに調べている余裕がない時。

足元見られているわけですよね。

下調べしていないから、そのまま買いに行ったら、店員さんの言いなりでカモになることもあります。

店員さんが良い人だったらいいけど、そうじゃなかったら、その店やその人が売りたいものを売るので、それを買わされるだけです。

 

同じことが起こると思いませんか?

 

 

医療でも、医療じゃなくてもそうですが、なんでも相手が全部説明してくれると思ったら、大間違いです。

 

むしろ相手は、全然言っていなくても、必要なことは十分言ったつもりかもしれないし、これくらいは言わなくてもわかっているだろう、と思っているのかもしれない。

そこも聴かなきゃわかりません。

 

エスパーでも神様でもないんですから、ちゃんと相手に聴かない限り、不満と不安は募る一方です。

だって、相手は、放っておいても、いくら待っても、言ってくれないんだから。

 

ただでさえ、「不妊」というデリケートな問題のところに、かなりの大きなお金が動きます。だからますます期待はしてしまうし、その分の不安と不満も同じだけ増えます。

対価が実感(妊娠)できない間は。

 

自分がどうしたいのか、どこまでやりたいのか、やりたくないのか、ということも大事ですが、

向こうの医者から、いろいろな予定外の治療の提案があることもあるでしょう。

それは要りません、やりません、と最初から拒否するのも一つの方法ですが、知らないことは専門家からまず話を聴くことが大事です。

 

ちゃんと専門家(不妊治療を扱っている医師)の意見を、メリット、デメリットも両方、ちゃんと聴くこと。

ネットのどこの誰が言っている情報だけで、自分の一生、決めていいんですか?

 

向こうが、いろいろと勧めるのは、もちろんただの営業のこともあるかもしれませんが、同じ診察料を払っているのなら、時間制限がないなら、とりあえず聴いて損はしません。

 

 

都市伝説を本気で信じている女性もとても多い。

わざわざお金を出して専門クリニックにまで行っているんだから、話を聴かないともったいない。

教えてほしい、とこちらが言っているのに、めんどくさがるような不妊クリニックには、逆に行ってはいけない。転院を考えましょう。

(すぐに卵子や受精卵を取られないこと。

ちゃんと見極めてからにしましょう。

凍結されたら人質と同じです。

転院は不可能とは言いませんが。。受け入れてくれるところを探すのも大変でしょうし、転院のいざこざなど、ストレスがすごくかかると思います。。。からだに悪い。。)

 

知らない、知らされていないことでの、不安や不満というのは、実はとても大きく、わかっていたから割り切れた、ということもあるかと思います。

わかっていたから、余計に不安になる場合もあるかもしれませんが、私が診ている患者さんの不安や不満の中には、知らされていれば、説明があれば、ということが結構あります。

 

一番の不安や不満は、「いつ妊娠できるのか?」ということでしょうけど、それは神様しかわからないので、それはあちらに聴いても、返答はそうされないと思います。

 

でも、治療の予定や計画は言えるはずです。

 

 

納得して、治療をそこのクリニックでやっていく、と決めたら、そこは覚悟を決めましょう。

 

すぐに妊娠しない場合、時間がかかることが多いです。もちろん、お金も。

段階を経て、順番に検査をしていく場合は、検査にも時間がかかることもあります。

(最初に一度に全部するということは、最初に、ドーン!とお金を支払うわけです。不要な検査もあるかもしれません。そこは医者と患者さんの考え方による違いで、どっちが正しいわけではないですが、どちらで合っても、私は1個ずつの検査の説明がいると思います。だって、自費なんだから、保険診療以上に、インフォームドコンセントが必要です。検査や治療の正解があってないようなものですからね。)

 

 

うちみたいに、完全予約制って、まあ、ないです。特に不妊治療クリニックで。

予約制のところがほとんどだと思いますが、予約とは言っても、ないよりマシ、という程度に待たされたり、診察の結果、その後の検査や治療が決まりますから、当日やるとなったら、そこからまた待たされます。

 

1日がかりというところもあるでしょうし、1日はかからないけど、結構な時間を取られる、その後の予定がいれられない、ということはあるでしょう。

ルーチンに決まっていることをやるだけ、というクリニックなら、時間が読めるところもあるでしょうけど、

急になにかが変更になることもあるでしょう。

 

だって、機械じゃないですからね。人間のからだですから。

 

その待ち時間がいや、すごく待たされるのもいや、というのも聴いたことがあります。

 

 

私は、たまに大きな病院に自分の検査で行くことがありますが(検診でなんか引っかかったとか)、大きな病院に受診する場合、病診連携というのがあるので、初診でも予約が取れることもあります。(いつでも、というわけでもないし、どこでも、というわけでもないです)

 

でも、大きな病院ですから、予約と言っても必ず待つ(しかもすごく)、という前提で行きます。

 

待ち時間にスマホが使えればスマホでなにか調べものをしていることもあるし、スマホが使えないことも想定して(病院だしね)、必ず本を持っていきます。

 

そりゃあ、すごく待たされるのは誰でも嫌ですが、大きな病院は仕方ないです。

1日かかるかもと待たされる覚悟で行っているから、腹は立ちません。疲れるでしょうけど。

 

 

その待ち時間をイライラして待っていたり、「どうして自分だけ?!」と思ったところで、なにも変わりません。

行った以上、待たなきゃいけないんです。

 

同じ待つなら、その間、イライラするのではなくて、生産的に待つ。

 

待っている間に、この本、結構読めたわ、とか、ずっと溜まっていた資料が読めたでもいいし、それがマンガやゲームでもいいです、

ここまでクリアできた!でいいです。

普段はそこまで、読書や資料読み、マンガやゲームに時間を取ることってないわけで、それがまとまって取れた!ついでにできてよかった!

くらいの勢いで待つのがおすすめです。

 

 

注射や薬を処方されて、「どうして私が?!」と腹立たしく思ったり、悲しんだりするなら、処方される前に、ドクターにちゃんと聴きましょう。

 

「それをやらないと、どうなりますか?」と。

 

向こうの提案をやらなかった場合のデメリットをちゃんと聴くんです。

もうこれは、聴いていない人が無茶苦茶多い。

聴いていないから(勝手な自分の想像や思いこみで解釈している)、不満や不安がくすぶっていることがあって、そんなにやりたくないなら、きちんとデメリットを聴くことです。

 

メリットの反対、と勝手に思うんじゃなくてね。

 

デメリットをちゃんと受け止めて、腹をくくる。

腹をくくった以上、やると決めた以上、「どうして私が?!」とは言わない。思っても、声に出さない。

 

そこのクリニックでの待ち時間も、ツラい検査も治療も薬も注射も、赤ちゃんと会えるための道のりとして、「楽しみだな~!」と思えたらベスト!です。

 

「楽しみだな~!」まで思えないことくらいはわかっています。「もういやだっ!!」と大声を出して泣き叫びたいのかもしれません。

 

でも、その治療や検査をやると決めたのであれば、「イヤイヤやらない」、ということです。

 

 

 

実は、どんな素晴らしい治療も、イヤイヤやっていたら、ほんとに効きません。

たまに効くことももちろんあると思いますが、イヤイヤやっていなかったら、もっとすごい結果になったかもしれません。効果はそんなものじゃなかった!!っていうくらいにね。

 

 

イヤイヤやっている間というのは、ず=----っと交感神経が緊張しっぱなしです。

脳と副腎にものすごく負担をかけます。

その結果、胃腸はやられるので、消化吸収能力は低下します。

もともと胃腸が良くないところにさらに低下するわけです。

ますます栄養が入ってきません。

 

栄養が入ってこないから、肝臓で栄養、特にたんぱく質を作ることができません。タンパク合成が減ってしまいます。

ますます低栄養状態に。。

 

消化吸収が悪いから、一日の摂取カロリーを糖質に頼らざるを得ませんから、糖質が切り離すのが難しくなる。。。

糖質の処理でますます妊娠に大事な栄養素が減ります。。

 

交感神経の緊張が続いていると、特にイライラなどの怒りの爆発系は、血圧上昇、血糖値上昇となり、心臓にも全身の血管にも、全身の細胞、もちろん卵子にも影響が出ます。

 

高血糖は卵子には非常に良くない。。

卵子が糖化してしまい、ますます妊娠しづらくなります。

 

糖質を食べてもいないのに高血糖ということは、肝臓がずっと糖新生をしているということで、肝臓は糖新生に忙しく、ますます他の仕事はできなくなるので、低タンパクも合わさって、脂肪肝はひどくなるし、筋肉は痩せていくし、とすべてが悪循環です。。

 

 

イライラすることが栄養素の多大な損失を招き、妊娠の邪魔をしているわけです。

 

逆の、落ち込む系の場合も、栄養素の絶対的な欠損は同じです。脳や副腎、胃腸や肝臓などへの負担は同じです。

 

どちらの場合も栄養状態は、足しても足しても、なかなか追いつかない。。。少しずつマシにはなっていきますが。。足しているわりに。。(すぐに使ってなくなってしまいますから。。。)

 

 

「頭でわかっているけど、そんなの、楽しめないっ!!!」

 

いいんですよ、それで。

 

ただ、声に出さないこと。

 

出してしまったら、「そんなの、ウソ~!」とウソ笑いしながらでいいから、これも声に出して言ってください。

 

負の感情のまま、終わらせないこと。

 

 

頭の中で、イライラでも、気落ちでも、負の感情が出てきたら、必ず声に出して、「これで赤ちゃんに会えるんだな~。そのためのステップなんだから、楽しみだな~」とウソでもいいから、言ってください。

 

試練というとツラいイメージになりますが、ゲームをクリアしていくイメージで、クリアすれば次のステージに行けるのと同じです。

どこかになにかヒントがあるはず。

そこに気づけば、難なくクリアできたり。

 

 

ヒントを見つけるためにも、クリアするためにも、必ず、声に出すこと。

「楽しみだな~」「赤ちゃんに会うためのステップを今登っているんだな~」って。

 

 

声に出したら、脳がちゃんと聴いています。

 

脳は、そこまでお利口さんではないので、そうやって聴かされると、「そうか、楽しみなんだな。ストレスじゃないんだ」と納得してくれます。

 

そうやって脳を騙している間に、いろいろな臓器への負担は減っていきますから、栄養の損失が減ります。

 

心の中で嫌なことを考え出したら、すぐに声に出して、「楽しみだな~」とつぶやいてください。

 

 

検査や治療をやると決めた以上、ポジティブにやること。

 

それが、効果を最大限引き出すコツです。

 

なんであっても、最後には、ポジティブな人が勝つんです。

勝つ=妊娠、ではないですが、人生、必ず良い方向に持っていってくれます。

 

心からポジティブにならなくていいんです。ポジティブの恰好だけ、真似事だけでいいんです。

それを繰り返していると、ツライことってかなり減るはずです。

 

 

無知のまま、自分はなにも必要なことはやらないでポジティブ、ってなると、能天気?みたいになりますが、必要なことって、もう結構されているでしょう?

 

あとは、ちゃんと主治医から、必要な情報はちゃんと自分から確認することと、「楽しみだな=」と言いながら検査も治療も受けること。

それだけです。

 

 

何も自分から言わない患者さんは、どこのクリニックに行っても、向こうの都合のいいように扱われるだけですよ。

どうせ聴いてこないし、時間もないから言わなくてもいいよね、という扱いです。

保険診療はある程度仕方ないところがありますが(時間にも治療や検査に制約があるから)、自費治療なわけですから、自分から積極的に動かないともったいないですよ。

(うちの場合は、診察時間1時間取っているんですから、時間内で聴いてくださいね。時間とっくに過ぎているのに、というのは困ります。完全予約制なわけですから、次の方も待っていたり、準備もあります。聴きたいことは予約時に伝えておくか、最初に聴いてください)

 

医者のほうも、いろいろ聴いてきたり話をしてくれる熱心な患者さんのほうが、いろいろと説明もしやすいです。

そこが不安なんだなとか、そこがわかりづらいんだな、とかね。

何にもしゃべらない人と、必要最低限以上に誰もしゃべろうと思わないでしょ?それと同じです。

言わない限り、わかりません。

神様だって、声に出して言わない分は、わかりません。(だから、神社での参拝は、ほんとは声に出して言わないと、何の意味も実はありません)

医療に限らず、なんであっても、家族であっても、言わない限り、わかるはずがないです。

わかってもらえないので、誰も助けてくれません。

 

自力でやる、やれる、というのならいいですが、そうはいかないわけでしょう?

 

他人任せにしないこと。

自分の治療なわけですから、一番の中心になって指揮を取るのは自分自身です。

他人に乗っ取られないように。 良い方向に指揮できるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

医療, 妊娠, 栄養・食事