こちらもフェイスブックの続きです。プロテインつながり。
#効率が悪い #食物アレルギーになりやすい #腸で炎症を起こす #カゼインタンパク #ホエイタンパク #プロテインスコア #アミノ酸スコア #乳糖不耐症
プロテインについての続きです。
イラストは、オーソモレキュラー.jpさんからお借りしてます。
タンパク質がいろんなアミノ酸の集合体というのは昨日投稿しましたね。
どんなアミノ酸で、それぞれのタンパク質ができているのか、組成の割合は違います。
特に、大豆などの植物性のものと 、肉魚卵の動物性のものとでは決定的な違いがあります。
以前は、プロテインスコアという分かりやすいもので、タンパク質の評価をしたんですが、今はアミノ酸スコアというものに変わってしまい、
タンパク質の質としては、大豆も、肉魚卵と一見変わらない、
みたいになっています。
残念ですながら、大豆などの植物性のものには、メチオニンというアミノ酸が全然ありません。
動物性タンパクには必ず入ってます。
このメチオニンがないと、からだの中でタンパク合成のスイッチが入りません。
メチオニンは必須アミノ酸ですからね、人間がちゃんと生きていく上で、必ず必要になるものです。
大豆タンパクよりも乳タンパクのほうが優れている、
大豆のプロテインよりも、牛乳(ホエイなど)のプロテインが優れている、
と言われるのは、ここを知った上で、言ってるのかと思います。
うちで取り扱っているプロテインは、大豆が材料ですが、メチオニンが添加され、お肉とほぼアミノ酸組成が同じになっています。
もちろん、タンパク質はほぼジペプチドまで分解されているので、アレルギーも起こりにくい。
消化酵素も添加されています。
(それでも無理な方もいます)
じゃあ、牛乳や乳タンパクにする‼️
という単純な話ではありません。
牛乳や牛乳が材料のものには、カゼインというタンパク質が入っていて、こいつが腸で炎症を起こします。
お腹の元気な方がたまに摂るのはいいですが、毎日、しかも大量に、しかもからだに良い‼️と思って摂るものではないです。
乳製品には乳糖も入っていて、日本人のほとんどが実は乳糖不耐症とか。
自覚がなくてもね。
動物用の赤ちゃんのミルクって、乳糖抜いて作ってあるのは、ご存知ですか?
人間用のもしたら良いのに、と思いますが、きっと不味くなって売れないのかも…。
じゃあ、ホエイプロテインにする‼️
とまたまた単純に思わないように。
市販のプロテインで安いものなど、はっきり言って儲けるために作ってます。
ホエイプロテインと言っても、カゼインタンパクの混入はあります。
というかそもそも完成品(売っている商品)をそこまで測ってないし、カゼインフリーにするつもりもない。
そんなことをしたら、お金かかって仕方ないから、わざわざしません。
カゼインフリーでホエイプロテイン作るなら、医薬品と同じレベルでの製造工程とコストがかかります。
また、カゼインはとても美味しいので、抜くとなると、ちがうもので味をゴマカサナイトいけないため、質の悪いシロップなどを添加する…。
仮に、カゼインフリーのホエイプロテインで、砂糖やシロップもその他のいらない添加物も入っていない美味しいものがあったとします。
それなら、毎日たくさん飲んで良い?
とはなりません。
実際あったら、一体いくらするんだろうと恐ろしい話ですが…。
市販のホエイプロテイン自体、長いネックレスのままですから(昨日の話ね)、毎日飲んだら、いつ食物アレルギーになるのか、時間の問題です。
腸で炎症を起こすから、いろんな不調が来ます。
本人が、そのせい、と気づいていないだけです。
チーズ、ヨーグルト、牛乳をガンガン摂っていた方の腸を戻していくのは、ホントに大変どころではありません…。
胃腸の悪い方にまずしてもらうのは、カゼインフリーとはグルテンフリーですから。
市販のプロテイン、サプリは勧めません、というのにはちゃんと理由があるんです。
その人の好きにしたら良いですが、からだに良いと思って随分ガンガンやってました、では目も当てられません…。
とくに妊活は時間勝負ですから、そういう情報を確認もせずに人生観棒にふらないように。
切に願います。