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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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医療ニュースからの紹介です。

 

先日開催された日本産業衛生学会において、かくたこども&アレルギークリニック院長の角田和彦先生のご発表から引用させていただいております。

 

 

その前に前ふりを。

 

 

ポリウレタンマスク、今、している人とても多いですよね~。

スポンジみたいな生地のマスクです。

顔に沿う形のやつ。カラフルだったり、黒だったり。

 

新型コロナ感染対策として、不織布マスク、布マスクの代わりに使っておられるんでしょうけど、私は一切患者さんに勧めていません。

スッカスカで、飛沫飛びまくり、吸いまくりだから。

まさにパフォーマンス。

 こちらは以前から何度も紹介しているシンガポールの研究所が早々に発表したマスクの性能の結果です。

患者さんで、ウレタンマスクして来られたら、この結果を教えています。

だって、布マスクなんて、どこでも売っているし、不織布マスクも以前よりは高いけど、もう売ってますものね。

パフォーマンスだから、という人は、もう好きにされたらいいですが。。

 

 

さて、今や、もうなんにでも、化学物質というのは含まれていて、知らない間に吸っていたり、皮膚についていたり、口の中から入っていたりともうそこら中にあります。

かなり気を付けて生活をしていても、街中や文明に中で生活をしているわけですから、多少は取らざるを得ません。

まあ、取っても、それが処理できれば、あまり問題にはならないわけですが。。。

 

 

で、先日の学会でのご発表です。

 

ポリウレタンの材料となっているイソシアネート。

 

柔軟剤の香料、衣類やウレタンマスク、壁材、家具、生活用品などなど。

結構何にでも入っています。

 

 

あの臭くてたまらない人工香料まみれの柔軟剤。

アトピーや喘息、アレルギーの方はもちろんのこと、肌の弱い方、腸の弱い方、体調の優れない方、副腎疲労の方は、ほんとに今すぐ使うのを止めるべき。

バンバン体内にはいってきたものを処理できにくいし、皮膚や粘膜のバリアが弱いということは、大量に入ってきやすい。

(天然香料だから安全安心、というわけではないですが、人工香料よりは断然ましです。天然香料に負けないくらいの皮膚と粘膜にはしておかないといけませんけどね)

知らない間に吸っていたり、皮膚からも侵入することもあるのかもしれません。そうして体内に入っていきます。

 

アトピー性皮膚炎などを引き起こし、時として呼吸器症状やアナフィラキシーショック(いわゆるショック状態で救急で一刻も早く処置をしないと死んでしまいます)などの原因にもなり得るとのことです。

 

このイソシアネートは、微量でも気道粘膜、皮膚からも侵入してきます。

 

それが塊であっても、揮発してきます。

それが皮膚のバリア機能が落ちていると、とても侵入しやすくなってしまいます。

 

実際に検証をされたんですが、皮膚のバリアが破綻している皮膚が多い(病変部の面積が広い)アトピーの重症の方ほど、より感作(侵入されて抗原と認識されている。実際のデータは、イソシアネートの一種のトルエンジイソシアネート特異的IgE抗体を測定)が大きかったんだそうです。

 

 

柔軟剤の使用を初診時に中止するように患者さんに仰っているそうですが、柔軟剤を使っていない方にも抗体値が上がっていて、こういう患者さんは、ポリウレタンの入った衣類を着ているからでは、と想定されました。

 

まして、マスクがポリウレタンとなれば、吸いまくりますよね。もちろん、皮膚とも接触しまくりです。

十分、感作されるリスクがあります。

 

今、アレルギーの多くは、最初は皮膚から、と言われています。

 

最初に皮膚から入ってきて感作が成立して、その後、吸うことで鼻粘膜~気道に入ってくると、気管支喘息になりうるという論文がもうすでに出ていて、

マスクをつけるなら、不織布マスクや布マスクが望ましい、という発表だったようです。

 

 

 

 

服を作るのに、ポリウレタンが素材に入っていることで、いろいろな恩恵は私たちはもらっているのだと思いますが、マスクにするっていうのはいかがなものでしょう?

 

 

そもそも、ウレタン生地で、感染対策には何にも役に立っていないわけですから。

 

役に立っているというなら検証実験して結果を見せてほしい。

どこの企業もそんなことしてません。

 

そもそも、ファッションで作っているから。

 

つける人が感染しようが知ったこっちゃないわけです。

 

知っていたら、検証も全くされていないわけですから、そもそも作ろうなんて思わないから。

 

ウレタンマスクが売れるからって、企業はのっかりすぎでは?

 

ここぞとばかり、ファッションのことばかり。

 

それなら、せめて布にして。

 

 

一番、ダメなマスク、危ないマスクは、今の季節、黒のウレタンマスクです。

止めておきましょう。

 

 

布マスクでも伸縮性など求めるなら、多少は入っているかと思います。

どのくらいの微量で感作が起こるのかは人それぞれ。

 

でも、ウレタンマスクは、圧倒的に量が多いので、ていうか、マスクそのものがウレタンだから、あかんでしょ。

 

肌荒れくらいで済んだらいいですが、気道関係、ほんとにヤバいですよ。

 

NHKの「ガッテン!」とか、消費者庁とか、ちゃんと検証深めて、報道して~!と思います。

 

 

 

 

8月キャンペーンの追加のお知らせです。

患者さんから、8月のキャンペーンには、からだ系のことがあると思っていたのに、ない!!と言われましたので。。。

追加してみました。

追加したのが遅いので、こちらのキャンペーンは9月いっぱいまでとさせていただきます。

 

AC BODY 1回+高濃度ビタミンC点滴(副腎アンチエジング点滴)1回=¥11,000(税込み)

で受けていただくことができます。
(全くの初診の方が診察カウンセもなしでいきなりはできません)

 

ずっとついている保証はできませんが、
当院では、AC BODYや点滴の間は、だいたい医師である私がついています。

 

その間、診察を行っています。

 

その間の診察は、お肌のことでも体調のことでも食事のことでも化粧品のことでもサプリのことでもなんでもありです。

**顔やスキンケアの相談でも、このメニューでは洗顔をしての相談ではありません。

 

保険診療ではできないことをご相談できます。

 

 

 

夏で薄着になるから、からだのラインや少しでも脂肪をエネルギーに変えたい方もおられると思います。

 

また、コロナ禍で、私も含めて皆さんいろいろな我慢やストレス、なんとなく溜まっていませんか?

 

今までみたいに自由に過ごせない不自由さ。。。

 

う~ん。。。政府が2類感染症を外さない限り、今の状態は続くかと思います。。。

 

ストレスが溜まる=胃腸や肝臓に負担がかかる=タンパク質や油が食べられなくなって(吸収できなくなって)糖質に頼る=太るし、譲渡不安定になったり、からだもつらい=ますます糖質に頼る。。。=ますます胃腸や肝臓に負担がかかる。。

大なり小なりあるかと思います。

 

おすすめのメニューです。