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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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こども発達支援センター

写真の説明はありません。

 

#発達障害 #発達凸凹 #発達特性 #発達特性は誰にでもある #京都府立こども発達支援センター #生きやすい工夫を教えてくれる 
 
発達特性は誰にでもある、という続きです。
 
例えば、皆さんも、自分の好きなこと、好きな趣味だと、損得関係なく、ずーっとやったりしますよね。
はたから見てて、よくそんなの、続けられるよねーということもけっこう好きだからやっちゃう、ってことないてすか?
 
逆に、お金がもらえるとしても(仕事とか)、イヤなことなら後回しにしたり、ダラダラしたり、人に押し付けたり、テキトーにやったり、拘束時間が過ぎれば絶対にやりたくないこともありますよね?
 
やりたくなくても、ある程度きちんとやらなきゃいけないし、実際やる、というのは、凹がそこまで深くない。
 
好きなことに没頭するにしても、時間やお金を使いすぎたり、周りに迷惑がかかるから、この辺で止めとかなきゃなと実際歯止めがかかる。
 
これも、凸がむちゃくちゃ高いわけじゃない。
 
斎藤一人さんが仰っていた言葉で、
人は〇、なんですって。
 
凸凹があって、合わせて〇になる。
 
私はすごく合点がいきました。
 
なので凸がエベレストみたいに突出していたら、でもトータルで〇ですから、たくさんの凹があるか、マリアナ海溝くらい深いか、じゃないと〇になりませんよね。
 
世界中を探せば、ウニみたいに凸ばっかりという人もいるかもしれませんが、ちゃんと凹があって本人は悩んでいて、凹が目立たないようにたくさん努力されてるだけだったりするのかもしれません。
 
医療関係者、研究者、アーティスト創造系の(何かを作り出す)仕事は、発達特性の人が多いと言われています。
 
私も含め、学生時代、医学部は発達特性の人、けっこういました。
その凹のレベルや種類はかなりいろいろ。
 
凸の部分があるから、お金をたくさんもらえるわけでもないのに、自分でこうする!と決めたことは、自分の損になってもやり抜く、というのは凸の特性っぽい。
 
ボランティア精神だとか母性とか責任感とか言う人もいますが、そういう人もいるけど、そういう考えなしにもうからだが動いてる、やるのが自分の当たり前、みたいになってる人も多いかと。
 
ノーベル賞を穫られた日本人のどなたか忘れましたが、研究室ではずっと変人扱いで、そんな研究してどうなる?!とガリレオ扱い。
変人と呼ばれようが気にせず、ずーっとやり続け、研究の成果が実りノーベル賞受賞。
 
偉業を成し遂げるには、特別に突出した凸が必要です。
 
それだけ突出した才能があれば、そこに栄養を脳はたくさん使いますからね、他は少々抜け気味になるのは仕方ないこと。
人によったら、ものすごく大きな凹になったり。
 
何でもできて非の打ち所がないスーパーマンみたいな人間はいないのです。
 
どの部分で凹が出るのか、なかなかわからないこともあるし、凸を見つけるのに時間がかかることも。
 
凸はもっと飛び出て、凹はもっと浅くしたい。
 
脳がそう働きやすいように栄養を足して上げるだけです。
 
特に子供は成長期だから、栄養摂っても摂っても足りない気味。
 
一度やりだしたら止まらない時も、大人もものすごく栄養消耗しています。
 
消耗具合ほど個人差の大きなものはない。
 
ちなみにストレスはむちゃくちゃ消耗します。
 
だから私は必ず漢方薬を使います。
 
自分は発達障害じゃないから
と思ってる人も全員、特性はあります。
その凹が小さかったり、社会で生きて行くところにはあまり出てないだけだったり。
 
かなり前、栄養全然摂らずにはファストフード、コンビニ、インスタントなどの加工食品ばかり摂っていた患者さんが、発達障害と診断されるくらいトラブルが増えたのを診たことがあります。
 
初診時は田舎に暮らしておられて、多少天然ボケはあったものの、きれいな尊敬語を使いこなす可愛らしい若い方でした。
大阪に引っ越してくると言われていてしばらく来院なし。
数年ぶりに来られたら、そういう薬たくさん飲んでてびっくりしました。
経過を聴いてるだけで別人の話みたいな。
オーソモレキュラー療法勧めてお食事日記チェックしたら、ホントに添加物しか摂ってない。
サプリもそこそこ飲まれたけど、食事見直さなきゃと言っても、家の隣にそういうお店が乱立してて夜中でもいきなり食べに行ったり…。
それでもかなり落ち着かれたから、減薬してくれる精神科紹介したけどキャンセルしたりね…。
 
そうこうしてるうちに、家族と一緒にアメリカの都心から離れた所に引っ越すことになり、日本のファストフードみたいなものはありません。
自炊しないとごはんがない。
そうこうしてるうちに薬なしで落ち着かれました。
 
食事はホントに大事。
自分で凹ばかり増やさないように。誰でも「大人の発達障害」になりえます。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/

写真の説明はありません。

#大人の発達障害 #NHK福祉情報サイト #ハートネット #発達特性 #発達特性は誰にでもある  #発達凸凹    #こころの病気 #栄養が足りないだけ #栄養を足せばよくなる #自己流でやらない #京都府立こども発達支援センター

何か調べたかったら、まずは「NHK」と一緒に検索してみる。
「大人の発達障害 NHK」とかね。
ほとんどのことはNHKで取材されて、一般的ではありますが、専門家の意見やアドバイスがちゃんと載っています。
とてもわかりやすいです。

一般的な専門家の意見や学会の見解が全て正しいわけではないけど、少なくともスタンダードなことはわかります。
まず、知らないことはスタンダードから押さえる。
そこから知識を広げましょう。

いきなりネット検索して、おかしなサプリ買ったり、プロテインがんがん飲まないようにね。

さて、先程の続きです。

発達障害やうつ系のエッセイマンガを読んでいると、主人公が、自分が「こころの病気」とは認めたくない、という葛藤がよく描かれています。
自分のせいじゃない、
自分が悪いんじゃない、
という葛藤も多く描かれている気もします。

患者さんが学生とか若い場合、親のほうが、
「心の病気」だなんて!
「恥ずかしい」
「周りどう言えばいいのか」
と親が一番差別してる場面もしょっちゅうです。

不登校とか引きこもりとか特にかな。

そういう親は、子供が良くなるのを待つ、一緒に頑張る(食事とかね)、が親ができないことが多い。

そういう場合は、先に親が栄養療法して栄養足さないと、子供の世話はできません。
(親自身に栄養が足りなくても、子供の食事をすごく頑張ってる方もいます。ただ、方向が間違ってしまった場合、思い込みが激しいから、考え直してもらうのは短期間ではほぼ不可能なことも。例えば、マクロビ、玄米菜食とかヴィーガンに走ってしまった場合は特に。良い方向に行けばとても良いんですが…。その場合、世話で親のほうが倒れるとか…。)

いつもマンガ読んでいて思うのは、「心の病気」にものすごく偏見があって、そう診断されたら負け!(何に?)みたいな印象をよく受けます。

偏見を持ってるのは、自分なんですね。
自分に偏見が切れるとあるから、周りもするし、それは批判できないでしょう?

かたや、精神科で、「発達障害」という診断されて合点がいって気持ちが楽になった、という方もいます。
それぞれです。

精神科の病名はどの診断が正しいのかもわかりません。

私が精神科で診てほしいことは、診断は何でもいいけど(違いがよくわからない。それくらい医者によって変わる)、その患者さんの症状を改善するのに、精神科でないと扱かえない薬が本当に必要かどうか。(処方も精神科医)
それだけです。

漢方薬もちょっとした薬も食事もサプリも、まだまだ足りない、今すぐこれ以上どうしようもない時があります。
そこは精神科の先生(誰でもいいわけではない)の診断、意見、処方がほしい。

必要なら飲んだほうが楽な方もたくさんいます。
でも薬だけではね、根本的なことは何もしてないから。

私は、ほとんどの「心の病気」は栄養頑張って足りないだけ、細胞がうまく働いていないだけ、と思ってるので(特にADHD系)、保険診療でいろんな病名が診断されようが、患者さんの困ってる症状に合わせて栄養足りるように治療していくだけです。

栄養は摂ってるつもりでも、胃腸が悪かったら吸収しないので入って行かないし、摂っていても消耗が激しすぎれば、食事でいくら摂っても足りません。
医療用サプリを足すのも必要ですが、胃腸も含めていろんな臓器を労ることも大切です。
労りながら栄養を足していく。

ちなみに、ネットの情報で、てきと~にアイハーブでサプリ買って良くなることではないですよ。

そんなことで良くなるなら誰も苦労はしないわけです。

ブラセボが切れる頃を過ぎて(どんなにもっても、3ヶ月くらいでしょう)、ある程度、長期で経過は診ないとね。

そんな単純なものじゃないから。

プラセボが切れると、一気に悪化するというか、本当の姿が見えてくるというか…。

「心の病気だったらどうしよう…」
というマンガの場面に、
「いやいや、栄養足りないだけだから」
といつも1人でツッコんでいます。

そういう人は、「心の病気」と言われるのと、「栄養足りない」って言われるのとどっちが嫌なのかな?

栄養足りないんだから、足せばいいだけです。

「栄養足りてない」と言うと(いろいろ説明した上で)、「そんなことない!」という人もいます。

じゃあ、その嫌がってる「心の病気」でいいの?と思うんですけどね。特に親。

写真は、かなり前ですが、京都府医師会の定期的に送ってくる雑誌に、京都府立こども発達支援センターの平井先生が寄稿された原稿に載せられていたイラストです。

解説もとてもわかりやすくて、写真はパッと見でもわかりやすいので、ずっと残してあります。
発達障害かどうかで悩んでいる患者さんには見せて説明しています。

発達特性というものは誰にでもあって、その凸と凹がどこに出るのか。
また凸と凹の大きさで、日常生活に支障が来ることがある。
→続く

 

ブログをいつも読んでくださっている皆さま、お久しぶりです。

ブログはパソコンからするので、いつも後回しに。。。

Facebook・インスタグラムにアップした記事で、反響が大きかったものをこちらにコピペしようと思いながら、また後回し。。。

Facebookとかって、記事がどんどん流れてしまうので、後から検索しても見つけにくいんですよね。

ちなみにうちのFacebookは、アカウントなくても見れるようにしてますので、どうぞそちらもご覧くださいね。

 

「発達障害」について。長いので、3回くらいに分かれています。時間をかけていいから3回分読んでいただけると嬉しいです。

 

さて、以下からコピペです。

 

https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/

写真の代わりに。

 

#NHK福祉情報サイト #ハートネット #発達障害 #大人の発達障害 #発達凸凹 #心の病気 #ただの栄養不足 #栄養を足すだけ #漢方薬
#発達のアンバランス
 
この前、発達障害の方の日常を綴ったエッセイマンガを見つけて読んでみました。
 
まだ途中で触りのところだけなんですが、作者の方が発達障害ということはすぐにわかりました。
 
でも専業主婦だから、会社とかの社会で困ってるわけではなく、家事はすごく手抜きで一日中ダラダラしている。
 
それでも家族が困らないなら、それが許容されるならかまわないわけです。
 
ご本人も少し悩んでいたところ、夫に指摘され、これでは子供も作れないからときっちり家事をしてみようとなり、それがストレスになって家族と関係も悪くなり、精神科受診するようにむりやり連れて来られたエピソードがありました。
 
患者さんからもよく聴きますが、精神科、心療内科(特に保険診療)に受診して診断をつけてもらったからって、特効薬があるわけではありません。
 
中には、受診さえすれば、すべて解決する、と思っている人もいます。
 
発達障害専用の薬と言われている薬も、症状(興奮)を抑えるようなもので、決して良いものではないです。
 
夜眠れないから、起きてると考えてしまうから、気分の落ち込みが激しいから、衝動的になってしまう、などなど全て薬でむりやり抑えるだけで、根治させるものではないです。
 
効かないからとどんどん薬を増やされ、一日中頭がボーっとして仕事どころか自分のことも何もできない…。
 
そもそも発達障害というのは、日常暮らしていく上で、いろいろとその人なりの支障があってうまく行かないことなのに、それをなんとかしたくて精神科とかに行かれるんだと思えますが、薬のせいで一日中ボーっとさせられていたら、何をしているのかわかりません。
 
そういう薬が一時的にでも必要な方は確かにおられます。
西洋医学の薬は確かに困った症状を抑えるのは得意です。
 
薬で抑えてもらってる間に、根本的なことをすれば、体調も良くなるから薬も減らしていけて、日常生活、前ほど困らない状態には持っていけます。
 
私も発達障害の特性が小さい頃からあって、「変わってる」とほんとに小さい頃から言われてました。
気にしない、気にしてない、というのが良かったんでしょうけど、まあ大人になって知識も増えると、多少は気にしたほうが良いです😅
 
これはすごくうまくいくし、むしろ得意だ!
という分野と、
これは苦手、できればやりたくない、やってもうまく行かない、
という分野は誰でもあります。  
凸凹です。
 
なので、専門家は、発達障害と言わずに発達凸凹と言いますが、「言葉」として決められているから、一般名称として変えられない。
 
差別というのは、「言葉」ではなく、その「言葉」から何をその人が連想するのか、何をイメージにして、=にしているのか。
「言葉」が悪いんじゃなくて、その言葉から差別的なことを連想するその人が悪いんですよね、本当は。
特に日本はマイノリティに厳しい国民性があるから。
 
例えば、「犬」みたいですねと言われて、「私の嗅覚すごいの、わかってもらえました?」と喜ぶ場面もあれば、犬扱いされたと悲しむ場面もあるでしょう。
 
その言葉を使った前後の文脈、話の流れは必ず必要だし、「犬」=「かしこい」「かわいい」「友達」「家族」とよく思ってるのか、何か差別的なことを思ってるのか、使った人と聴いた人のそこはわかりません。
 
その言葉から差別的なことを連想する人が悪いし、連想だけでなく、実際差別までするのが一番悪い。
 
話を戻します。
 
発達凸凹は誰にでもあって、小さい時からあってどんどんくっきりはっきりしてくる場合もあります。
なので「大人の発達障害」が増えてるとも言われます。
 
子供の時は困ってなかったけど、大人になって社会に出たら困った、それで発覚、ということもありますが、凸凹の程度の差です。
 
昔はそうでもなかったのに、いつからこんなに困るようになったんだろう、前はもっと働けたのに…という大人の発達凸凹もあります。
 
生まれつきとかは遺伝子がとか何かあるのかもしれませんが、私から言わせると、ただの栄養不足でうまくいってないだけの話。
 
胃腸が悪いことも多いから胃腸に負担になることは避けたほうがいいし、胃腸を労りながら、栄養を今までの分を挽回するつもりで摂っていくのは、実は患者さんはけっこう大変です。
でも、ちゃんとしていけば、ゆっくりでも必ず良くなります。
 
西洋医学の薬で、その人の良いところや才能までも台無しにされるのではなく、栄養を足して細胞が元気に本来の動きをすることで、凹は浅くなり、凸はもっと飛び出て才能をさらに伸ばせるようになる。
 
保険診療で薬でも漢方薬はむりやり抑えるのではなく、アンバランスをなんとかもっと小さくしてくれることが可能なので、私はよく使います(自分にも患者さんにも)。
→続く