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#ポツンと一軒家
#オージービーフ
#タスマニアビーフ
フェイスブックからのコピペです。
「ポツンと一軒家」は家族が大好きで私も好きで観ています。
昨日の北海道の続きはとても良かった!
なんと完全放牧のグラスフェッドビーフや豚、羊を育てておられる駒谷牧場さんの話でした。
アメリカ人は日本人の三倍肉食べてる、って聴いたことありますか?
欧米人が一度にたくさん肉を食べられるのは、その肉が赤身だからです。
日本で高級とされている霜降り肉、いわゆるA5ランクの牛肉をたくさん食べてるわけじゃない。
私も赤身なら200g食べられても、霜降り肉は100gくらいが限界かも。
以前にすごい霜降り肉ステーキをたくさん頂いてたくさん食べようとしましたが、最初の一口、二口くらいは良くてもその後からはそれほど美味しいとは思わない。
だって牛脂食べてるのと同じだからね。
牛脂は好きだけど、塊で大量に食べるものじゃない。
デパートに行くと、ピンク色どころか白い肉(霜降り過ぎて)がえげつない値段で売っています。
なんで牛脂にあんなに高い値段を出す?と私には理解できません。
それなら安いオージービーフのほうがよほど良い。
牛は本来草食動物なので食べるものは草です。
とうもろこしなどの穀類は食べません。
人間が早く太らせて大きくして出荷したいから、穀類与えるわけ。
また駒谷牧場のように完全放牧の完全グラスフェッド(草しか食べさせない)にしようと思うと、莫大な牧草地が必要です。
なので国土の狭い日本ではなかなか難しい…。
北海道以外なら熊本の阿蘇のあか牛とか高知の土佐あか牛とか岡山蒜山のジャージー牛(お店とネットで牛肉も販売されてます)とか、広大な牧草地があるといいですが、広さに合わせて牛の数を決めないといけません。
それだけ牛一頭が1日に食べる草の量が多いから、それだけの面積が必要です。
なのでオーストラリアと違って狭い日本では飼育量も出荷量も限られるので全国のスーパーに流通できるほどの量はないんですよね。
また草だけ食べてる牛は、育つのも時間がかかります。
筋肉だらけなので、太ってないから、見た目も痩せてるように見えます。
穀類与えてる牛よりも小柄なわけ。
なので出荷できる大きさになるまでも時間がかかります。
完全放牧で牛の世話はしなくてよくても、牧草地の開拓や手入れに人手も時間もたくさんいるはず。
牧草地のと面積によったら、天候により冬に食べる牧草分のようにストックが足りなくなることがあるそうで(他の牧場の場合)、その場合は仕方なく穀類を使うこともあるそうです。
それだけの牧草地がないと、日本では完全グラスフェッドというのはホントに大変なんです。
駒谷牧場は北海道で広大ないと土地をお持ちなのと、やはりオーナーの信念ですよね。
北海道の肉用の牧場全部が完全グラスフェッドなんてしてませんからね。
そうしないもう一つの理由は、買ってくれる値段です。
A5ランクのメタボの脂まみれの牛肉がなぜか日本では一番値段が高い。
霜降り度合いを見るときに、牛の首(人間で言うところのうなじ)に針みたいなのを刺して脂の程度を確認するらしい。
人間でうなじにたくさん脂肪付いてるなんて、どんだけメタボやねん…って思いませんか?
筋肉がしっかりついて、無断過ぎるような脂肪はなく、内臓脂肪なんてまったくないほうが健康的で美味しそうと思いませんか?
人間は食べませんが、そういう人のほうがメタボで糖質ばかり食べて全然動かない人よりも、健康的に見えませんか?
なぜか日本では牛は逆がありがたがれて高い値段で買ってくれる。
せっかく牛の健康(食べる人の健康も)を考えてゆっくり健康的に育てた牛の買値がすごく安かったら、酪農家はやっていけない。
番組でも普通に出したらA5の1/3以下って仰ってたかな。
なのでその良さを考えてわかってくれるお肉屋さんに買い取ってもらっておられます。
そういうお肉がほしいレストランや個人はそういうお店で買うしかない。
流通が少ないから結構高いし、いつも好きな時に買えるとは限りませんけれど。
また日本人は穀類食べてる牛の味に慣れてしまっているのでグラスフェッド特有の肉の香りが苦手な人も多く、オージービーフはしかも安いから、それだけの理由で、良くない肉、安物でありがたくない、クサイ、などと思ってる人が多いのも事実。
だからイオンのタスマニアビーフはホントはグラスフェッドできるのに、日本人好みに合わせて穀類も与えるんです。
でないとクサイとか言われて売れないからね。
日本の酪農事情もあるし、この悪循環は簡単に変えられることではないけれど、テレビ番組でこういうことを報道して、ホントはこういうお肉がいいんだ、と知ってる人が増えて、そういう需要が増えればと思います。
駒谷牧場の肉の赤いこと! グラスフェッドの牛の肉部分の栄養価もとても高いんですよ!