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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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昨日のストレスの話の続きです。
ストレスがかかると、
イライラすることと気落ちすることと両方来ることもあるし、どちらか片方のことも多いです。
イライラものも気落ちもどっちもしんどい。
それだけ自律神経が振り回された結果でもあるから。
どっちも両方もしんどいけど、やっぱり一番の問題はイライラのほうかと。
気落ちは気落ちでいろんな問題がはらんでますが、少なくとも気落ちで血圧や血糖値上がったり、心臓に負担かかったりは直接的にはないからね。
イライラしないための考え方の発想の転換のための本が、自己啓発本とかいろいろ出てますよね。
私も昔読んだことがありますが、なんか簡単に、こう思いましょう、こう考えましょう、と書いてあるんですがね当時は読んでも、そんなふうにできたら誰も苦労せーへんっちゅーねんっ!と受け入れられませんでした。
頭ではわかっていてもできない、そう考えられないってこと。
それでは良くないから考えるように努力しても、気づいたらずーそのイヤな思考に支配されてる。
からだも心もね。
そしたら結局ずーっと自分がますますしんどいんですよね。
でもどうしようもない。つらい。
そういうものかと思うし、自分にはそういう考え方はできないのかと諦めたりもしてました。
でもオーソモレキュラー療法を知って、食事と栄養をホントにゼロからも見直しました。
糖質制限はすでにしてましたが、糖質を制限するだけではうまくいきません。
私はそれで甲状腺機能低下症になりましたよ(今はとっくに治ってます)。
糖質制限では下手すると低血糖状態が長く続いて、ますます交感神経過緊張になって、イライラが増したり、痩せすぎの人だと(痩せすぎでなくても)カロリー不足の上に栄養不足に拍車がかかって、気落ちやイライラ両方来たり、気落ちひどくなったり…。
食事をゼロから見直してある程度できるようになるまで結構何年もかかりましたよ。
ついつい足しすぎて胃腸に負担かけちゃいますからね。。
今から振り返ると、かなり胃腸に負担をかけてたなと思います。
(一時期、FODMAPみたいになった。今はそこまでひどくないし、なりかけてもすぐに落ち着きます)
食事の見直しをしても、医療用のサプリを足していろいろ工夫しても、ストレス(交感神経過緊張)の問題はそれだけでは解決できませんでした。
どんなに良いサプリを足しても限界はあるし、それだけ吸収できるのかの問題もあります。
もちろん大量のを飲むのも大変だし、金額のこともあります。
西洋医学の薬もいろいろ試したけど、うまくいかない…。
効きすぎたり、抑え過ぎると、必ずどこかに支障が出ます。
からだの恒常性を邪魔するような薬は特にね。
保険診療上の適応があるくらいので病状ならまた違いますが、そうでない場合は副作用合併後ばかり目立ってしまってあまりメリットがない。
困ってるところで、漢方薬の見直しに気づきました。
漢方薬は昔から使ってましたが、今と使い方が全然違います。
保険診療で皮膚のトラブルの患者さんが来てもは皮膚の漢方薬は最初くらいは出しますが、ほとんどの人が1週間くらいで落ち着くので、皮膚の漢方からからだをサポートする漢方に変えていくことが多いです。
その中にはストレス対策も入っていることも。
イライラが減ると、心に平和が訪れて、ほんとにいろんなことが楽。
患者さんからもよく言われます。
もう声の出し方も違うし、顔つき、目つきも全然違う。
それだけからだにも心にも負担をかけていたってこと。
一番気づかれるのは患者さんご自身です。
ただ、漢方は万能じゃなく、医者が変われば処方内容も考え方もがらりと違う。
また漢方処方するからって、なにも検査しなくていいわけではなく、何か病気が隠れていたら困るから最低限の検査、鑑別診断は除外することはしなきゃいけない。医者がね。
例えばあまりにひどい月経痛だったら婦人科受診すすめたり、頭痛がひどかったら脳神経科で検査もしてもらったり、めまいも耳鼻科の診察受けてもらったり。
江戸時代じゃないんだから、漢方処方して終わり、では医学じゃない。
鑑別はしないと。
漢方治療でなんでも解決できればいいけど、漢方も対症療法ではあります。
食事や日常生活好き勝手して良くなるわけではないし、栄養状態や腸が悪すぎるととても効きが悪い。
なので食事と栄養を見直しながら漢方なども含めた医療にサポートしてもらうと一気に楽になるんだな、これが。
もっと楽に生きれる方法があることを知ってほしい。
保険診療ですべて解決するわけじゃないし、全部の患者さんが自費で食事指導を受けるわけじゃないけど、自分なりにやって良くなっておられる患者さんもたくさんおられます。
目指すのは、今よりも楽に過ごせること。
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