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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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#クマ治療 #目の下のクマ #クマ対策 #ヒルナンデス #日本テレビ #悪徳美容外科 #効かない目の下のクマ治療 #目の下の脂肪取り #クマにヒアルロン酸注入

 

今日(2024.5/2)の日本テレビのヒルナンデス! 御覧いただきましたか?

 

目の下のクマについて、どっちが効く?!というクイズ。

どっちがウソ?! というコーナーでしょうか。

 

それについて、赤いお肉が目の下のクマに効くのはウソじゃないですか?と医療監修のお願いがありました。

 

私的には赤いお肉が目の下に効くのは当たりまえですが、一般的には知られていないし、ほとんどの皮膚科医・美容皮膚科医・内科医ですら知らないことでしょう。

 

 

かなり前から、どれくらい前からかわかりませんが、美容クリニックで目の下のクマにヒアルロン酸注射をするということが流行っているというか、流行らせるというか、もっといろいろ使ってほしいと業者とその宣伝にのっかって、広める医者とのセットがあります。

 

有名な先生が、これが良い!と言えば、何も考えていない医者がそこに乗っかる。

業者はわかっているからそういう医者と組む。

どちらもウハウハですが、一番困るのは患者さん。

騙された医者は騙されたほうが悪い。

 

この話をする前にまず目の下のクマについて説明します。

 

世の中、

目の下のクマ

と呼んでいるのも人それぞれで、

①血色の悪く見える青グマ。お風呂上りとか血行が良くなると一時的に消える。

寝不足とか疲れていると余計にドス黒く見える。

 

②色グマ。

茶色い色素沈着で目の下が茶色く色がついている。

 

使っている化粧品が悪い、目の周りの触り方が悪い、ゴシゴシ擦っているなどで炎症を起こして炎症後色素沈着を起こします。

色グマ、茶グマまでいくとかなりの年月、あるいはかなりひどい炎症があったと推測します。

茶色の程度にもよりますけど。

けっこうなこげ茶の人もいます。

 

③目の下の脂肪が膨らんだのをクマと呼んでいる人もいます。

政治家とかオジサン(オバサンも)で目の下がブーっと膨らんでいる人、けっこういるでしょう?

目ん玉の奥は脂肪でおおわれています。

それが重力で落ちてくる。

皮膚も皮膚の下の支持組織も年々弱く脆弱になってくるから支えきれなくなって脂肪が下に落ちてきます。

その先が目の下ってわけ。

だから奥から前に突き出してくる感じ。

目の下というか目の周りは骨がないからその隙間だけ飛び出てくるわけです。

脂肪が下に落ちてくるから、逆に目の上が陥没して変な二重みたいに見えてしまうことも。

これはこれで、ホリが深く見えるというよりは、老けて見える。

 

④逆に目の下の骨のないところがそのまま凹んで見える。脂肪も含めた支持組織が全然ない人、皮膚がペラペラで(その下の筋肉も)骨の形(ガイ骨の目ん玉のところ、穴が空いているでしょう?)がそのまま出てします。

骨のない部分と骨のある部分で段差ができます。

 

この段差は多少は年齢を重ねると出てきます。

 

で、まず③は昔から、目の下の脂肪除去とか言って美容外科でよくされていました。

ただ取っても、また奥から落ちてくるからまた取るのか、ってキリがない話です。

目の周りの手術はとても腫れるし、内出血もとても出やすい。

腫れもなかなか引きません。

 

それでもそのふくらみが嫌なら手術することがダメとは言わないです。

リスクがわかっていてするなら、その人の人生だから。

 

若い人の顔って、ほんとに凹凸がない。

年を重ねていくと、重力に負けるし、いろんなものが下に移動してブルドッグみたいに下に溜まるし、上はその分薄くなるから下の形が露骨になって、ゴツゴツするというか、凹凸がいろんなところに出やすくなる。

 

そうなると老けて見えるから、だから芸能人とか一般人も皆ヒアルロン酸とか入れて顔をパンパンにして凹凸をなくそうとするわけです。

脂肪って若さの象徴だから。

 

でもそういう人が無理やりヒアルロン酸で膨らましても、もともとそれを支える支持組織も脆弱だからまた重力で下がりやすいし、またすぐに凹凸ができます。

だからまた入れる→また下がる→また入れる→・・と繰り返してアンパンマンのできあがりになるわけです。

からだががりがりなのに顔だけ異様にでかく見える人、いるでしょう?

それはからだの筋肉や骨が異化亢進して分解して減っているわけです。

要はそれくらい栄養状態が悪い。

口から摂らないから、からだの筋肉や骨、脂肪からもらってくるしかない。

それが異化亢進です。

頭部ってもともと筋肉そこまでついていないから(脂肪も)、顔の骨も減っていきますが、からだの減り方よりは目立たない。

だからただでさえ顔が大きく見えます。相対比としてね。

そこにヒアルロン酸でパンパンにするからよけいに顔がでかく見える、というわけです。

 

 

さて、話を戻します。

 

④の凹んでいるところにヒアルロン酸を入れる、ということも昔からされてました。注入系がメジャーになってきたと同時に。

 

理論上、③と④が一緒にある、というのはない。

目の下が膨らんでいるか、凹んでいるかどっちかです。

膨らみのその下が段差でよけいに凹んで見えるということはあります。

 

ところがどれくらい前からかわからないけど、美容外科のチェーン店とかでやっていたのか、そういうところ出身の皮膚科医でも形成外科医でもない医者が開業してやっているのか、よくわかりませんが、

目の下の脂肪を取る手術をしてその後にヒアルロン酸を入れる、というプラマイゼロ、みたいなことをやっている、ということを耳にするようになりました。

 

うちでは美容医療・スキンケア相談などの自費診療を受ける方には、予約時に今までのエステや美容医療で何かしたことがあるか必ず聴きます。

 

理由はそのせいで肌トラブルになっていたり、そのせいでできない施術・リスクが上がる施術があるからです。

 

うちで美容医療をされている患者さんでそんなのに引っかかった方がいませんが、予約の段階で過去の治療歴を聴いたら、

とある美容クリニックで、目の下の脂肪除去手術をされ、その後にレディエッセ®というハイドロキシアパタイトでできた注入剤を入れるということされた人からなんかレーザー希望の予約の電話でした。

 

担当したスタッフが、取ったところにまた入れたんですか?!と思わず聞き返したと言ってましたよ。。

取ったところが凹む注入する、という理屈らしくて、じゃあ最初から取らなきゃいいやん、という話。

 

その人はバリバリの持病で免疫抑制剤を長年飲んでいて(ステロイドじゃない免疫抑制剤です)、また別の他院でレーザートーニングもしていて。。。

 

うちでは持病の程度やまして免疫抑制剤飲んでいる人にレーザーはまず当てません。

何が起こるかわからないから。

スキンケア相談とかは構わないけど。

 

なのでそういう人が来てレーザー断ったら、レーザーしてもらえると思ってたのに!!他院ではやってたのに!!!とクレームになるし、どちらにとっても気のいいものではないので予約の段階で、持病とか飲んでいる薬のせいで施術ができない場合があります、とHPにも書いています。

それをあらかじめ予約の段階でお伝えします。

できないことがあります、ということ。

伝えても、自分だけはできると思っている人も多いから(他院でやっていると特に。なんでその状態で何の説明も受けずにやっているのか私ははなはだ疑問。。病歴や薬歴を患者さんが言っていない、医者も確認もしていないケースが大半ですけど)、電話でできないかもしれませんよ、それでも診察料は処置代じゃないから返金しませんよ、とかなりきつく念を押します。

それでも自分だけはできると思っている人はいます。

(絶対やりたい!という人はその段階で電話をガチャ!と切ったり、受診止めると言います。

その免疫抑制剤の人も、できない可能性がありますとスタッフが念押ししたら、他ではしてたのに?!と電話切られたそうです。

 

そんな危ないことはうちではしません。

 

これがかなり前の話。

 

ちなみに目の上とか目の下でも奥にヒアルロン酸とか吸収性の注入剤ではなく、レディエッセ®とかは学会でも推奨されてないし、それでなにかあった場合は学会の損害賠償保険は適応じゃないはずです。

ヒアルロン酸は万が一の時溶かすことができるけどレディエッセは溶かせないから、眼球圧迫とかしたら失明です。

むちゃくちゃ危ない。

 

まともな美容皮膚科医・形成外科医はまずやりません。

そういうことをするのは、チェーン店の美容外科クリニック出身の医者。

皮膚科医でも形成外科医でもないし、学会にも入っていないから、副作用合併症のこわさも知らないし、把握しようとも勉強しようとも思っていない。

 

ちなみに、目の下の脂肪除去手術プラスレディエッセ(ヒアルロン酸)注入で、格安クリニックは論外として(安かろう悪かろう)、普通に計算しても何十万円も取られるでしょう。

 

何十万円も取られて腫れて内出血してプラマイゼロ、むしろ副作用合併症でおかしくなることの方が多いかも。

そういうことを勧める医者にしてもらうわけでしょう?

良くなるとは思えませんけどね。。。

 

 

ちょっと前に来られた保険の皮膚科の女性患者さん。

すごく痩せている若い人。

顔の湿疹か何か忘れたけど、問診票の病歴か手術歴のところに美容外科で目の下の脂肪除去手術予定みたいなことを書かれてました。

皮膚炎とは直接関係ないけど、その人の目の下全然膨らんでいないし、どうしてそんなことをするのか聴いたら、

「クマが気になるから」

 

でもその人のクマ、色グマの濃い焦げ茶なんです。取る脂肪もない。痩せすぎだから。

保険診療で美容医療の話はしないけど、けっこう悪徳美容外科でひっかかっている人が多くて、そんなことしてるの?!と診察中に発覚した時に、それ止めないと、ほんとに危ないですよ、という話はしています。

まあおせっかいですが。

 

お金持ちにも見えないし、普通の会社に勤めている若い人のお給料で支払える金額ではないので、クリニック名聴いたら、わけわかんないところだし、副作用合併症でよけいにひどくなるか、良くて、変化なし(何十万円も払って)だから、

それ効きませんよ、止めたほうがいいですよ、と簡単に説明しました。

手術の後、凹むからヒアルロン酸注入予定、とさらに言い出し(クリニックから勧められた)。。。

 

まだ悪徳美容外科ではそんなことやっているんかい?!と驚愕です。

 

そのクマ、色グマだからどっちも効きませんよ、うちでちゃんと診察(自費)受けたらちゃんと説明してもっと良くしますよと一応言ったけど、こういう人に限って、診察に1万円(税抜き)も払うなんて、という感じでまず受けません。

 

何十万円という大金(クレジットローンが多い)をおかしなことにつぎ込むのに。

 

保険診療でラーメン代よりも安い診察料で、もうそれ以上の説明はしません。

そこまでお人よしでもないし、昔は時間をかけて話せばわかってもらえると信じて無料で話をしたこともありましたが、大昔はそれでいけたけど、もうこの10年以上、無理なものは無理ですね。

 

洗脳を1時間とか2時間では解けません。

 

その人の人生ですから、私の目の下がぐちゃぐちゃになるわけでもないから、好きにしたらいいんですけどね、そういう施術を普通と思って受けようとするくらい、ネットの世界では常識ってこと?

 

ということはもっと被害者がいえるわけで、言っても聞く耳持たない人はそれでいいけど、知っていたらやらなかったのに。。という人もたくさんいると思います。

 

 

で、今回のヒルナンデス!のお話です。

 

目の下のクマにお肉が効く、と全国ネットで放送してくれるなら、ヒルナンデス!は若い女性もよく観てるし、それで被害者が減るとか未然に防げるなら、と私の名前でなくてもいいやと医療監修引き受けました。

ヒルナンデス!の方々には、前の出演の時にもお世話になりましたし、頑張って石鹸洗顔とほうれん草よりもレバーや赤いお肉が良いと取り上げてくださったし。

(監修で名前載せてくださることになったとお聴きしました。まだ番組観ていないのでどうなったのかわかりません)

 

今の世の中、女性だけでなく、男性も子供も年齢性別に関係なく、かなり皆さん体調が悪い。食事もむちゃくちゃ。

啓発活動も兼ねて時間のある時に検診の仕事にいきます。

 

女性や子供の(最近は男性も)、目の下のクマのひどいことと言ったら。。。

 

眼瞼結膜の白っぽい人も多い。

 

どこまで検診で引っかけるかですが(さすがに全員ひっかけるわけにもいかない。ほんとは全員引っかけたいところ)、

クマもひどいし、顔色も悪い、他に体調不良、女性なら月経トラブルあったら、だいたい引っかけて、貧血の詳しい検査したほうがいいですよ、と言います。

(内科行っても、検査項目が少なすぎて(赤血球数とヘモグロビン(血色色素)しか診ていない。その2項目では貧血の有無は測れない、誤診になると教科書に書いてあっても、ほんとに誰も診ていないというくらい診ていない)

検査しても隠れ貧血で見過ごされるかもしれないけど。。とは言っておきますが。。

それを前提にして、レバーや魚介類、無理なら赤身の牛肉ミンチとか食べるといいですよ。

隠れ貧血だけじゃなく、クマも出にくくなるし、体調も良くなってからだ楽になりますよ、と時間のある限り説明しています。

(説明できない検診案件にはあまり行きません)

 

女性でクマに効くというと、ほんとですか?!とけっこう喜ばれます。

 

立ち眩みや月経トラブルは仕方ないと思っていても、目の下のクマはなんとかしたいと思っている人が多いんだなあと毎回実感します。

 

おかしな美容クリニックでの施術を止めて、ほんとに本当に質の良い化粧品を使うこと、肌の触り方の見直しと食事の見直し、検査や医療用サプリの購入とか自費の診察代とか、そっちにお金を回してほしいものです。

充分にお釣りがくるから。

 

 

私の拙著 #きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい の出版過程の中で最後の最後、印刷に回す日が決まって、私の原稿書くのが早いから、当初の予定よりも1か月早くなりました。

そのおかげで仕事が終わった後、チェックの入った原稿全部読み直してまたチェックして東京に速達で送り返す、という日を1~2週間くらい?やりました。

 

仕事終わってからだから、睡眠時間数時間、もしくはほぼ徹夜の日も。。。

もう死ぬかな?と思うくらい。

これが作家の締め切り地獄ってやつか!!と体感しましたね~。

 

これだけ寝てないのにね、目の下にクマ、全く出なかったんですよ!!

 

出版前にとっくに隠れ貧血が良くなって、その辺の男性よりも私の赤血球の方が濃いくらいになってました。今もね。

 

赤血球が元気で十分に数があれば、どんなに寝てなくてもクマって出ないんだなあとまさに実感です。

 

目の下の青クマは、貧血と鉄不足だから。

 

なので青クマって、寝ても取れないでしょ?

寝不足では、血行が悪いからよけいに強調されてどす黒く見えるから、寝不足が良くないと思いがち。

確かに悪化はさせますが、ベースに貧血が本当になければクマ出ません。

 

ちなみに血液検査をちゃんと読んでもらっていないせいで、貧血ない、と言われているのは論外です。

そもそもの診断が間違っているから。

保険診療ではそういうところは診ないのと(もっとひどい患者さんが対象だから、ということもある)。自費診療でもデータの読み取りがわかっていない医者も多い。

 

オーソモレキュラー療法とか分子整合栄養医学とか自称で言っているだけで、勝手に言うのは自由ですからね。違法でもなんでもないし。

中身は全然違います。

 

ちなみに女性で貧血のない人はいない、と私は思っています。

私みたいにオーソモレキュラー療法けっこうやって隠れ貧血改善した人、その後もちゃんと維持していたら別です。

その私でも、体調によったらいつもよりクマが出ることがたまにあって、ああ。。栄養今減っているんだな。。と生活態度とかいろいろ見直します。

もちろん血液検査で確認もね。

そしたらいろいろあったりする。

 

からだも細胞も日々変化するし、老化もします。

不老不死にはなれないから。

改善したからって、そのまま何もしなければ維持もできません。

どのレベルで維持するのかは、その人の目標次第です。

 

目の下のクマは色グマ・茶グマでも、赤いお肉を食べることで皮膚の代謝は良くなるから、色素の排泄は進むし、色素沈着もできにくくなります。

(擦るのとか質の悪い化粧品は絶対に止めなきゃいけませんよ)

膨らんだ脂肪の部分を食事と栄養でなんとかするのはできないけど、できにくくするのは可能です。

 

1にも2にも栄養です。

 

栄養あってこその美容医療です。

 

Facebook・Instagramではすでに告知しました。

ネタバレになるので言えませんが、明日5月2日木曜日 日本テレビのヒルナンデス!!

 

ぜひご覧ください!!

 

きっとお役に立つ情報が出てきます。

 

放送後にまた解説しますね~。