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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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昨日のストレスの話の続きです。
ストレスがかかると、
イライラすることと気落ちすることと両方来ることもあるし、どちらか片方のことも多いです。
イライラものも気落ちもどっちもしんどい。
それだけ自律神経が振り回された結果でもあるから。
どっちも両方もしんどいけど、やっぱり一番の問題はイライラのほうかと。
気落ちは気落ちでいろんな問題がはらんでますが、少なくとも気落ちで血圧や血糖値上がったり、心臓に負担かかったりは直接的にはないからね。
イライラしないための考え方の発想の転換のための本が、自己啓発本とかいろいろ出てますよね。
私も昔読んだことがありますが、なんか簡単に、こう思いましょう、こう考えましょう、と書いてあるんですがね当時は読んでも、そんなふうにできたら誰も苦労せーへんっちゅーねんっ!と受け入れられませんでした。
頭ではわかっていてもできない、そう考えられないってこと。
それでは良くないから考えるように努力しても、気づいたらずーそのイヤな思考に支配されてる。
からだも心もね。
そしたら結局ずーっと自分がますますしんどいんですよね。
でもどうしようもない。つらい。
そういうものかと思うし、自分にはそういう考え方はできないのかと諦めたりもしてました。
でもオーソモレキュラー療法を知って、食事と栄養をホントにゼロからも見直しました。
糖質制限はすでにしてましたが、糖質を制限するだけではうまくいきません。
私はそれで甲状腺機能低下症になりましたよ(今はとっくに治ってます)。
糖質制限では下手すると低血糖状態が長く続いて、ますます交感神経過緊張になって、イライラが増したり、痩せすぎの人だと(痩せすぎでなくても)カロリー不足の上に栄養不足に拍車がかかって、気落ちやイライラ両方来たり、気落ちひどくなったり…。
食事をゼロから見直してある程度できるようになるまで結構何年もかかりましたよ。
ついつい足しすぎて胃腸に負担かけちゃいますからね。。
今から振り返ると、かなり胃腸に負担をかけてたなと思います。
(一時期、FODMAPみたいになった。今はそこまでひどくないし、なりかけてもすぐに落ち着きます)
食事の見直しをしても、医療用のサプリを足していろいろ工夫しても、ストレス(交感神経過緊張)の問題はそれだけでは解決できませんでした。
どんなに良いサプリを足しても限界はあるし、それだけ吸収できるのかの問題もあります。
もちろん大量のを飲むのも大変だし、金額のこともあります。
西洋医学の薬もいろいろ試したけど、うまくいかない…。
効きすぎたり、抑え過ぎると、必ずどこかに支障が出ます。
からだの恒常性を邪魔するような薬は特にね。
保険診療上の適応があるくらいので病状ならまた違いますが、そうでない場合は副作用合併後ばかり目立ってしまってあまりメリットがない。
困ってるところで、漢方薬の見直しに気づきました。
漢方薬は昔から使ってましたが、今と使い方が全然違います。
保険診療で皮膚のトラブルの患者さんが来てもは皮膚の漢方薬は最初くらいは出しますが、ほとんどの人が1週間くらいで落ち着くので、皮膚の漢方からからだをサポートする漢方に変えていくことが多いです。
その中にはストレス対策も入っていることも。
イライラが減ると、心に平和が訪れて、ほんとにいろんなことが楽。
患者さんからもよく言われます。
もう声の出し方も違うし、顔つき、目つきも全然違う。
それだけからだにも心にも負担をかけていたってこと。
一番気づかれるのは患者さんご自身です。
ただ、漢方は万能じゃなく、医者が変われば処方内容も考え方もがらりと違う。
また漢方処方するからって、なにも検査しなくていいわけではなく、何か病気が隠れていたら困るから最低限の検査、鑑別診断は除外することはしなきゃいけない。医者がね。
例えばあまりにひどい月経痛だったら婦人科受診すすめたり、頭痛がひどかったら脳神経科で検査もしてもらったり、めまいも耳鼻科の診察受けてもらったり。
江戸時代じゃないんだから、漢方処方して終わり、では医学じゃない。
鑑別はしないと。
漢方治療でなんでも解決できればいいけど、漢方も対症療法ではあります。
食事や日常生活好き勝手して良くなるわけではないし、栄養状態や腸が悪すぎるととても効きが悪い。
なので食事と栄養を見直しながら漢方なども含めた医療にサポートしてもらうと一気に楽になるんだな、これが。
もっと楽に生きれる方法があることを知ってほしい。
保険診療ですべて解決するわけじゃないし、全部の患者さんが自費で食事指導を受けるわけじゃないけど、自分なりにやって良くなっておられる患者さんもたくさんおられます。
目指すのは、今よりも楽に過ごせること。
1人、立っている、テキストの画像のようです
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#メタボ牛

#ポツンと一軒家

#オージービーフ

#タスマニアビーフ

フェイスブックからのコピペです。

「ポツンと一軒家」は家族が大好きで私も好きで観ています。

昨日の北海道の続きはとても良かった!

なんと完全放牧のグラスフェッドビーフや豚、羊を育てておられる駒谷牧場さんの話でした。

 

アメリカ人は日本人の三倍肉食べてる、って聴いたことありますか?

欧米人が一度にたくさん肉を食べられるのは、その肉が赤身だからです。

日本で高級とされている霜降り肉、いわゆるA5ランクの牛肉をたくさん食べてるわけじゃない。

 

私も赤身なら200g食べられても、霜降り肉は100gくらいが限界かも。

以前にすごい霜降り肉ステーキをたくさん頂いてたくさん食べようとしましたが、最初の一口、二口くらいは良くてもその後からはそれほど美味しいとは思わない。

だって牛脂食べてるのと同じだからね。

牛脂は好きだけど、塊で大量に食べるものじゃない。

 

デパートに行くと、ピンク色どころか白い肉(霜降り過ぎて)がえげつない値段で売っています。

なんで牛脂にあんなに高い値段を出す?と私には理解できません。

それなら安いオージービーフのほうがよほど良い。

 

牛は本来草食動物なので食べるものは草です。

とうもろこしなどの穀類は食べません。

人間が早く太らせて大きくして出荷したいから、穀類与えるわけ。

 

また駒谷牧場のように完全放牧の完全グラスフェッド(草しか食べさせない)にしようと思うと、莫大な牧草地が必要です。

なので国土の狭い日本ではなかなか難しい…。

北海道以外なら熊本の阿蘇のあか牛とか高知の土佐あか牛とか岡山蒜山のジャージー牛(お店とネットで牛肉も販売されてます)とか、広大な牧草地があるといいですが、広さに合わせて牛の数を決めないといけません。

それだけ牛一頭が1日に食べる草の量が多いから、それだけの面積が必要です。

なのでオーストラリアと違って狭い日本では飼育量も出荷量も限られるので全国のスーパーに流通できるほどの量はないんですよね。

また草だけ食べてる牛は、育つのも時間がかかります。

筋肉だらけなので、太ってないから、見た目も痩せてるように見えます。

穀類与えてる牛よりも小柄なわけ。

なので出荷できる大きさになるまでも時間がかかります。

完全放牧で牛の世話はしなくてよくても、牧草地の開拓や手入れに人手も時間もたくさんいるはず。

 

牧草地のと面積によったら、天候により冬に食べる牧草分のようにストックが足りなくなることがあるそうで(他の牧場の場合)、その場合は仕方なく穀類を使うこともあるそうです。

それだけの牧草地がないと、日本では完全グラスフェッドというのはホントに大変なんです。

駒谷牧場は北海道で広大ないと土地をお持ちなのと、やはりオーナーの信念ですよね。

北海道の肉用の牧場全部が完全グラスフェッドなんてしてませんからね。

 

 

そうしないもう一つの理由は、買ってくれる値段です。

A5ランクのメタボの脂まみれの牛肉がなぜか日本では一番値段が高い。

 

霜降り度合いを見るときに、牛の首(人間で言うところのうなじ)に針みたいなのを刺して脂の程度を確認するらしい。

人間でうなじにたくさん脂肪付いてるなんて、どんだけメタボやねん…って思いませんか?

筋肉がしっかりついて、無断過ぎるような脂肪はなく、内臓脂肪なんてまったくないほうが健康的で美味しそうと思いませんか?

人間は食べませんが、そういう人のほうがメタボで糖質ばかり食べて全然動かない人よりも、健康的に見えませんか?

なぜか日本では牛は逆がありがたがれて高い値段で買ってくれる。

せっかく牛の健康(食べる人の健康も)を考えてゆっくり健康的に育てた牛の買値がすごく安かったら、酪農家はやっていけない。

 

番組でも普通に出したらA5の1/3以下って仰ってたかな。

なのでその良さを考えてわかってくれるお肉屋さんに買い取ってもらっておられます。

そういうお肉がほしいレストランや個人はそういうお店で買うしかない。

流通が少ないから結構高いし、いつも好きな時に買えるとは限りませんけれど。

 

また日本人は穀類食べてる牛の味に慣れてしまっているのでグラスフェッド特有の肉の香りが苦手な人も多く、オージービーフはしかも安いから、それだけの理由で、良くない肉、安物でありがたくない、クサイ、などと思ってる人が多いのも事実。

 

だからイオンのタスマニアビーフはホントはグラスフェッドできるのに、日本人好みに合わせて穀類も与えるんです。

でないとクサイとか言われて売れないからね。

 

日本の酪農事情もあるし、この悪循環は簡単に変えられることではないけれど、テレビ番組でこういうことを報道して、ホントはこういうお肉がいいんだ、と知ってる人が増えて、そういう需要が増えればと思います。

 

駒谷牧場の肉の赤いこと! グラスフェッドの牛の肉部分の栄養価もとても高いんですよ!

いつもブログを読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
フェイスブックやインスタは通勤の途中にちょこちょこ書くので写真も多いし、更新もマメなんですが、ブログはPCでしているため、後まわしになっております。。
申し訳ありません。。
フェイスブック(うちのはアカウントなしで見られます)とか流れてしまうので、過去のが検索かけても見つかりにくいから、反響の大きかったものをブログにコピペしようと思いつつ、放置でした。。。
思い出したので、アップしておきます。
以下、フェイスブック・インスタそのままのコピペです。
昨日もNHKニュースで小中学生!不登校が昨年過去最多24万人、と報道してました。
すごい数です。
NHK特設サイトで詳しくやっています。
コロナ禍の影響もあるのはあるでしょうけど、これとは別に、コロナ禍で子供のうつ、自殺が増えた特集の時に、一旦はコロナ禍で大勢うつ傾向になったけど、しばらくして復活してくる子供と復活してこない子供とで、グラフでは二極化してたのを覚えています。
今朝のNHKニュース「おはよう日本」では、その不登校で追いつめられる親についての特集でした。
子供が学校に行けなくなった原因は、いじめとかがあったわけではなく、これといった原因がない子供も多いそうです。
とは言え、本当に理由があったとしてもするそれを親や大人に正直に言うか?と言えば、言わない子供も多いのでは?
だって自分が子供だった時に、そういうイヤなこと(友達にも言いたくないことも)を親や大人に言わなかったでしょう?
はっきりした理由がないとは親としては納得がいかないのはわかります。
本当に理由がないのかどうかは誰にもわからないし、そこを追求してもこじらせるだけの時もある。
本当に理由がないとした場合、
私は、
外に出ていろんな刺激に耐えられないから出たくない、
と思ってます。
小中学生に限らず引きこもりとかもね。
自分の部屋や家から出たら、いろんな刺激だらけです。
良いことも悪いことも。
自分には直接関係なくても、いろんな音、ニオイ、物体が一度に入ってきて、一瞬で処理しないといけない。
車が来たら止まる、とかね。
そういう処理ができない、あるいはツライなら、刺激を避けるように、外に出ない、部屋から出ない、と、自己防衛が働くじゃないのかな。
立って歩くのもしんどいのかも。
心理カウンセラーや薬でなんとかなる場合もあるでしょうけど、私のおすすめは食事の見直しです。
小中学生24万人って、すごい数字です。
文科省か厚労省かで調査班ができてると思うんですが、不登校の子供の性別、月経の有無、食事の内容、習い事や部活の数と割く時間とか細かく統計出してほしい。
統計出ても、ほんとに大事な情報って表に出ないこともありますけどね。
一番のおすすめは食事の見直しですが、子供だけでなく、親、特にお母さんが一緒に見直すこと。
先にお母さんだけやってもいいです。
自分が元気じゃないのに、人の世話はできませんからね。
まずは、
グルテンフリー
カゼインフリー
とりあえず塊は食べさせない。
全部止める、ってできないなら、できるだけ止める。
レバー、魚介類を増やす。
牛肉、豚肉は栄養価が高くても、その状態で消化できずにさらに胃腸に負担をかける可能性が高い。
肉よりも消化しやすい魚介類とレバーは超おすすめです。
レバーはヘム鉄はダントツの含有量だし、タンパク質、ビタミンA、Dもっと豊富です。B群も。亜鉛も摂れる。
特に今からの季節、まさにレバー最強!
おすすめは
冷めてる焼鳥のレバ串にマヨネーズかけて味わからなくして食べる。
味わなくていいから、とりあえず噛んで食べる。
そんなに噛まなくてもとりあえず飲み込んでも良いくらい、食べてほしい。
ほんとは24万人の食事調査したら、解決策はすぐに出るはずですが、調査している人たちが、食事のこういうところが問題、とわかって調査しないと、結果は出ません。
国や学会がそうだから、食事よりも薬を重要視してきたから、どんどん食事がないがしろに。
確かに薬がいる時はあるけど、食事ができてる前提では?
国や学会がそうなんだから、一般のお母さんが知らないのは当たり前です。
誰も教えてくれないしね。
妊活している女性や妊婦さんに、レバー食うな!という管理栄養士や助産師がいたり、肉食ったらおっぱい詰まるとかね、助産師の教科書に載ってるのが日本なんですよ。
欧米人は(アメリカ人は日本人の3倍肉食べます)、おっぱい皆詰まってんのか?!そんなわけないでしょう?!と普通に考えたらわかる事が当たり前に指導されてるのが日本です。
だから、一般のお母さんがほんとに知らないのは当たり前です。
なので知った今、始めてください。
食事の見直しので良いところは、原因が何であろうがなかろうが、すべて解決してくれるところ。
栄養が足りると、いろんな刺激がへっちゃらになります。
理不尽なイジメがあっても、負けない強さやそこから逃げたい、別のところに行かなきゃ!と言って行動できる強さができてきます。
スナック菓子やコンビニスイーツ、清涼飲料水、マクドなどの安いファストフードは止めたほうが良い。
一気に栄養減るし、腸でも炎症起こしやすい。
騙されたと思って、一度やってみて!
うまくいかない場合はご相談を。
診察(自費)が必要です。

こども発達支援センター

写真の説明はありません。

 

#発達障害 #発達凸凹 #発達特性 #発達特性は誰にでもある #京都府立こども発達支援センター #生きやすい工夫を教えてくれる 
 
発達特性は誰にでもある、という続きです。
 
例えば、皆さんも、自分の好きなこと、好きな趣味だと、損得関係なく、ずーっとやったりしますよね。
はたから見てて、よくそんなの、続けられるよねーということもけっこう好きだからやっちゃう、ってことないてすか?
 
逆に、お金がもらえるとしても(仕事とか)、イヤなことなら後回しにしたり、ダラダラしたり、人に押し付けたり、テキトーにやったり、拘束時間が過ぎれば絶対にやりたくないこともありますよね?
 
やりたくなくても、ある程度きちんとやらなきゃいけないし、実際やる、というのは、凹がそこまで深くない。
 
好きなことに没頭するにしても、時間やお金を使いすぎたり、周りに迷惑がかかるから、この辺で止めとかなきゃなと実際歯止めがかかる。
 
これも、凸がむちゃくちゃ高いわけじゃない。
 
斎藤一人さんが仰っていた言葉で、
人は〇、なんですって。
 
凸凹があって、合わせて〇になる。
 
私はすごく合点がいきました。
 
なので凸がエベレストみたいに突出していたら、でもトータルで〇ですから、たくさんの凹があるか、マリアナ海溝くらい深いか、じゃないと〇になりませんよね。
 
世界中を探せば、ウニみたいに凸ばっかりという人もいるかもしれませんが、ちゃんと凹があって本人は悩んでいて、凹が目立たないようにたくさん努力されてるだけだったりするのかもしれません。
 
医療関係者、研究者、アーティスト創造系の(何かを作り出す)仕事は、発達特性の人が多いと言われています。
 
私も含め、学生時代、医学部は発達特性の人、けっこういました。
その凹のレベルや種類はかなりいろいろ。
 
凸の部分があるから、お金をたくさんもらえるわけでもないのに、自分でこうする!と決めたことは、自分の損になってもやり抜く、というのは凸の特性っぽい。
 
ボランティア精神だとか母性とか責任感とか言う人もいますが、そういう人もいるけど、そういう考えなしにもうからだが動いてる、やるのが自分の当たり前、みたいになってる人も多いかと。
 
ノーベル賞を穫られた日本人のどなたか忘れましたが、研究室ではずっと変人扱いで、そんな研究してどうなる?!とガリレオ扱い。
変人と呼ばれようが気にせず、ずーっとやり続け、研究の成果が実りノーベル賞受賞。
 
偉業を成し遂げるには、特別に突出した凸が必要です。
 
それだけ突出した才能があれば、そこに栄養を脳はたくさん使いますからね、他は少々抜け気味になるのは仕方ないこと。
人によったら、ものすごく大きな凹になったり。
 
何でもできて非の打ち所がないスーパーマンみたいな人間はいないのです。
 
どの部分で凹が出るのか、なかなかわからないこともあるし、凸を見つけるのに時間がかかることも。
 
凸はもっと飛び出て、凹はもっと浅くしたい。
 
脳がそう働きやすいように栄養を足して上げるだけです。
 
特に子供は成長期だから、栄養摂っても摂っても足りない気味。
 
一度やりだしたら止まらない時も、大人もものすごく栄養消耗しています。
 
消耗具合ほど個人差の大きなものはない。
 
ちなみにストレスはむちゃくちゃ消耗します。
 
だから私は必ず漢方薬を使います。
 
自分は発達障害じゃないから
と思ってる人も全員、特性はあります。
その凹が小さかったり、社会で生きて行くところにはあまり出てないだけだったり。
 
かなり前、栄養全然摂らずにはファストフード、コンビニ、インスタントなどの加工食品ばかり摂っていた患者さんが、発達障害と診断されるくらいトラブルが増えたのを診たことがあります。
 
初診時は田舎に暮らしておられて、多少天然ボケはあったものの、きれいな尊敬語を使いこなす可愛らしい若い方でした。
大阪に引っ越してくると言われていてしばらく来院なし。
数年ぶりに来られたら、そういう薬たくさん飲んでてびっくりしました。
経過を聴いてるだけで別人の話みたいな。
オーソモレキュラー療法勧めてお食事日記チェックしたら、ホントに添加物しか摂ってない。
サプリもそこそこ飲まれたけど、食事見直さなきゃと言っても、家の隣にそういうお店が乱立してて夜中でもいきなり食べに行ったり…。
それでもかなり落ち着かれたから、減薬してくれる精神科紹介したけどキャンセルしたりね…。
 
そうこうしてるうちに、家族と一緒にアメリカの都心から離れた所に引っ越すことになり、日本のファストフードみたいなものはありません。
自炊しないとごはんがない。
そうこうしてるうちに薬なしで落ち着かれました。
 
食事はホントに大事。
自分で凹ばかり増やさないように。誰でも「大人の発達障害」になりえます。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/

写真の説明はありません。

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何か調べたかったら、まずは「NHK」と一緒に検索してみる。
「大人の発達障害 NHK」とかね。
ほとんどのことはNHKで取材されて、一般的ではありますが、専門家の意見やアドバイスがちゃんと載っています。
とてもわかりやすいです。

一般的な専門家の意見や学会の見解が全て正しいわけではないけど、少なくともスタンダードなことはわかります。
まず、知らないことはスタンダードから押さえる。
そこから知識を広げましょう。

いきなりネット検索して、おかしなサプリ買ったり、プロテインがんがん飲まないようにね。

さて、先程の続きです。

発達障害やうつ系のエッセイマンガを読んでいると、主人公が、自分が「こころの病気」とは認めたくない、という葛藤がよく描かれています。
自分のせいじゃない、
自分が悪いんじゃない、
という葛藤も多く描かれている気もします。

患者さんが学生とか若い場合、親のほうが、
「心の病気」だなんて!
「恥ずかしい」
「周りどう言えばいいのか」
と親が一番差別してる場面もしょっちゅうです。

不登校とか引きこもりとか特にかな。

そういう親は、子供が良くなるのを待つ、一緒に頑張る(食事とかね)、が親ができないことが多い。

そういう場合は、先に親が栄養療法して栄養足さないと、子供の世話はできません。
(親自身に栄養が足りなくても、子供の食事をすごく頑張ってる方もいます。ただ、方向が間違ってしまった場合、思い込みが激しいから、考え直してもらうのは短期間ではほぼ不可能なことも。例えば、マクロビ、玄米菜食とかヴィーガンに走ってしまった場合は特に。良い方向に行けばとても良いんですが…。その場合、世話で親のほうが倒れるとか…。)

いつもマンガ読んでいて思うのは、「心の病気」にものすごく偏見があって、そう診断されたら負け!(何に?)みたいな印象をよく受けます。

偏見を持ってるのは、自分なんですね。
自分に偏見が切れるとあるから、周りもするし、それは批判できないでしょう?

かたや、精神科で、「発達障害」という診断されて合点がいって気持ちが楽になった、という方もいます。
それぞれです。

精神科の病名はどの診断が正しいのかもわかりません。

私が精神科で診てほしいことは、診断は何でもいいけど(違いがよくわからない。それくらい医者によって変わる)、その患者さんの症状を改善するのに、精神科でないと扱かえない薬が本当に必要かどうか。(処方も精神科医)
それだけです。

漢方薬もちょっとした薬も食事もサプリも、まだまだ足りない、今すぐこれ以上どうしようもない時があります。
そこは精神科の先生(誰でもいいわけではない)の診断、意見、処方がほしい。

必要なら飲んだほうが楽な方もたくさんいます。
でも薬だけではね、根本的なことは何もしてないから。

私は、ほとんどの「心の病気」は栄養頑張って足りないだけ、細胞がうまく働いていないだけ、と思ってるので(特にADHD系)、保険診療でいろんな病名が診断されようが、患者さんの困ってる症状に合わせて栄養足りるように治療していくだけです。

栄養は摂ってるつもりでも、胃腸が悪かったら吸収しないので入って行かないし、摂っていても消耗が激しすぎれば、食事でいくら摂っても足りません。
医療用サプリを足すのも必要ですが、胃腸も含めていろんな臓器を労ることも大切です。
労りながら栄養を足していく。

ちなみに、ネットの情報で、てきと~にアイハーブでサプリ買って良くなることではないですよ。

そんなことで良くなるなら誰も苦労はしないわけです。

ブラセボが切れる頃を過ぎて(どんなにもっても、3ヶ月くらいでしょう)、ある程度、長期で経過は診ないとね。

そんな単純なものじゃないから。

プラセボが切れると、一気に悪化するというか、本当の姿が見えてくるというか…。

「心の病気だったらどうしよう…」
というマンガの場面に、
「いやいや、栄養足りないだけだから」
といつも1人でツッコんでいます。

そういう人は、「心の病気」と言われるのと、「栄養足りない」って言われるのとどっちが嫌なのかな?

栄養足りないんだから、足せばいいだけです。

「栄養足りてない」と言うと(いろいろ説明した上で)、「そんなことない!」という人もいます。

じゃあ、その嫌がってる「心の病気」でいいの?と思うんですけどね。特に親。

写真は、かなり前ですが、京都府医師会の定期的に送ってくる雑誌に、京都府立こども発達支援センターの平井先生が寄稿された原稿に載せられていたイラストです。

解説もとてもわかりやすくて、写真はパッと見でもわかりやすいので、ずっと残してあります。
発達障害かどうかで悩んでいる患者さんには見せて説明しています。

発達特性というものは誰にでもあって、その凸と凹がどこに出るのか。
また凸と凹の大きさで、日常生活に支障が来ることがある。
→続く

 

ブログをいつも読んでくださっている皆さま、お久しぶりです。

ブログはパソコンからするので、いつも後回しに。。。

Facebook・インスタグラムにアップした記事で、反響が大きかったものをこちらにコピペしようと思いながら、また後回し。。。

Facebookとかって、記事がどんどん流れてしまうので、後から検索しても見つけにくいんですよね。

ちなみにうちのFacebookは、アカウントなくても見れるようにしてますので、どうぞそちらもご覧くださいね。

 

「発達障害」について。長いので、3回くらいに分かれています。時間をかけていいから3回分読んでいただけると嬉しいです。

 

さて、以下からコピペです。

 

https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/

写真の代わりに。

 

#NHK福祉情報サイト #ハートネット #発達障害 #大人の発達障害 #発達凸凹 #心の病気 #ただの栄養不足 #栄養を足すだけ #漢方薬
#発達のアンバランス
 
この前、発達障害の方の日常を綴ったエッセイマンガを見つけて読んでみました。
 
まだ途中で触りのところだけなんですが、作者の方が発達障害ということはすぐにわかりました。
 
でも専業主婦だから、会社とかの社会で困ってるわけではなく、家事はすごく手抜きで一日中ダラダラしている。
 
それでも家族が困らないなら、それが許容されるならかまわないわけです。
 
ご本人も少し悩んでいたところ、夫に指摘され、これでは子供も作れないからときっちり家事をしてみようとなり、それがストレスになって家族と関係も悪くなり、精神科受診するようにむりやり連れて来られたエピソードがありました。
 
患者さんからもよく聴きますが、精神科、心療内科(特に保険診療)に受診して診断をつけてもらったからって、特効薬があるわけではありません。
 
中には、受診さえすれば、すべて解決する、と思っている人もいます。
 
発達障害専用の薬と言われている薬も、症状(興奮)を抑えるようなもので、決して良いものではないです。
 
夜眠れないから、起きてると考えてしまうから、気分の落ち込みが激しいから、衝動的になってしまう、などなど全て薬でむりやり抑えるだけで、根治させるものではないです。
 
効かないからとどんどん薬を増やされ、一日中頭がボーっとして仕事どころか自分のことも何もできない…。
 
そもそも発達障害というのは、日常暮らしていく上で、いろいろとその人なりの支障があってうまく行かないことなのに、それをなんとかしたくて精神科とかに行かれるんだと思えますが、薬のせいで一日中ボーっとさせられていたら、何をしているのかわかりません。
 
そういう薬が一時的にでも必要な方は確かにおられます。
西洋医学の薬は確かに困った症状を抑えるのは得意です。
 
薬で抑えてもらってる間に、根本的なことをすれば、体調も良くなるから薬も減らしていけて、日常生活、前ほど困らない状態には持っていけます。
 
私も発達障害の特性が小さい頃からあって、「変わってる」とほんとに小さい頃から言われてました。
気にしない、気にしてない、というのが良かったんでしょうけど、まあ大人になって知識も増えると、多少は気にしたほうが良いです😅
 
これはすごくうまくいくし、むしろ得意だ!
という分野と、
これは苦手、できればやりたくない、やってもうまく行かない、
という分野は誰でもあります。  
凸凹です。
 
なので、専門家は、発達障害と言わずに発達凸凹と言いますが、「言葉」として決められているから、一般名称として変えられない。
 
差別というのは、「言葉」ではなく、その「言葉」から何をその人が連想するのか、何をイメージにして、=にしているのか。
「言葉」が悪いんじゃなくて、その言葉から差別的なことを連想するその人が悪いんですよね、本当は。
特に日本はマイノリティに厳しい国民性があるから。
 
例えば、「犬」みたいですねと言われて、「私の嗅覚すごいの、わかってもらえました?」と喜ぶ場面もあれば、犬扱いされたと悲しむ場面もあるでしょう。
 
その言葉を使った前後の文脈、話の流れは必ず必要だし、「犬」=「かしこい」「かわいい」「友達」「家族」とよく思ってるのか、何か差別的なことを思ってるのか、使った人と聴いた人のそこはわかりません。
 
その言葉から差別的なことを連想する人が悪いし、連想だけでなく、実際差別までするのが一番悪い。
 
話を戻します。
 
発達凸凹は誰にでもあって、小さい時からあってどんどんくっきりはっきりしてくる場合もあります。
なので「大人の発達障害」が増えてるとも言われます。
 
子供の時は困ってなかったけど、大人になって社会に出たら困った、それで発覚、ということもありますが、凸凹の程度の差です。
 
昔はそうでもなかったのに、いつからこんなに困るようになったんだろう、前はもっと働けたのに…という大人の発達凸凹もあります。
 
生まれつきとかは遺伝子がとか何かあるのかもしれませんが、私から言わせると、ただの栄養不足でうまくいってないだけの話。
 
胃腸が悪いことも多いから胃腸に負担になることは避けたほうがいいし、胃腸を労りながら、栄養を今までの分を挽回するつもりで摂っていくのは、実は患者さんはけっこう大変です。
でも、ちゃんとしていけば、ゆっくりでも必ず良くなります。
 
西洋医学の薬で、その人の良いところや才能までも台無しにされるのではなく、栄養を足して細胞が元気に本来の動きをすることで、凹は浅くなり、凸はもっと飛び出て才能をさらに伸ばせるようになる。
 
保険診療で薬でも漢方薬はむりやり抑えるのではなく、アンバランスをなんとかもっと小さくしてくれることが可能なので、私はよく使います(自分にも患者さんにも)。
→続く

 

以前に、週刊誌に取材を受けた時の元原稿です。

 

「人は見た目が9割、本当か?」

いくつか質問されて、それに対して答えています。

 

話があっちこっちに言っていますが、参考になれば幸いです。

 

以下、元原稿です。

 

・人は見た目が9割 は本当か?

→ 本当(だと私は思います)。ただし、見た目というのは、顔の作りが美しいとかそういうことではなく、表情や雰囲気・オーラも含めた全体像。

顔の作りが女優みたいにキレイでも雰囲気が冷たい、眉間にしわが寄っていたり、降格が下がりっぱなし、話しかけても無視するとか、そういう感じだといくら美人でも見た目は悪いと私は考えます。

 

なので、美容形成外科の手術を受けなくても、表情やメイク・ヘアスタイル・話し方などで見た目はいくらでも変えることができる。

その人の努力次第。

 

・年をとるとはどういうことか?

→何事にも消極的・新しいことをやりたがらない・行動力がない・腰が重い・やる気がない・動かない・不平・不満が多い・人の意見をきかない(頑固・聞く耳すらもたない)・すべてに対してマイナス(見た目も気を使っていない・性別がわからない・所作も含めて。悪い意味で、はたからどう思われても気にしない)

 

・何をもって、人は「あの人、若い」と感じるのか?

→行動力・腰がかるい・見た目が明るい(表情や雰囲気)・髪や肌に艶がある・服装の色が明るい、もしくはツヤがある。

 

・老けて見えるは、どういうメカニズムで生まれるのか?

→年々、肉魚卵などの動物性タンパク質や油ものをあまり食べなくなり、小食にもなるため、1日の摂取カロリーも少なくなる。そうなると、全身の細胞がうまく働くために必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素がしっかりと摂れなくなるため、細胞が働かなくなる。=臓器の働きが悪くなる。

 

またすべての臓器は本来、スクラップ&ビルドで古い細胞は壊され、新しい細胞が生まれてターンオーバーされるようにできているが、栄養をしっかりと摂っていないため、スクラップ(壊す)ことはしても再生できない。

 

すべての細胞・臓器はタンパク質でできているため、タンパク質不足は細胞が作れない。

あらゆる酵素やホルモンもタンパク質やビタミン・ミネラル・脂質・エネルギー減(カロリー)が必要。

油を食事で一緒に摂っていないと(和食みたいなノンオイル風の食事だと)、ビタミンADEなどの脂溶性ビタミンが吸収できなくなり、細胞がうまく働きにくくなる。

 

特にビタミンAは、エンチエイジングのビタミンと言われていて、細胞がまっとうに育っていくのに(ガンやイボにならずに)必ず必須の栄養素です。

 

ビタミンA不足は、ガンやイボになりやすく、細胞(というか臓器)の老化が早い。

栄養が足りなくなると、脳であれば、忘れっぽくなる・うつっぽくなる・やる気が出ない・幸せを感じない・ドキドキわくわくしない、など。

(ちなみにコレステロールは脳や神経細胞に必須の栄養素です)

 

からだであれば、筋肉を作るタンパク質も動かすためのビタミン・ミネラルなども足りないから、うまく動かせない(つまづきやすい、転びやすい、ケガや骨折をしやすい(骨粗しょう症など)。

またカロリーも足りないため、異化亢進と言って筋肉のタンパク質が分解されてエネルギーとして使われてしまう。

ますます筋肉が萎えて、動きたくても動けなくなる、という悪循環。

 

・恋をしまくったら、若く見えるのか

→恋ができるだけ、まだ性ホルモンが出せている証拠。

命に関わらない性ホルモンが作れるということは、命に関わる他のホルモンは十分に作れているから、性ホルモンを作る余裕があるということ。

性ホルモンまで作れるなら、大事な酵素なども作れているだろう、臓器も細胞にももある程度栄養が足りているからこそ、性ホルモンまで作れる。

 

性ホルモンは、副腎のホルモン(DHEAS)から作られており、副腎のホルモンがしっかりと出せている方は、高齢者でも元気です。

(80代でも腰も曲がらず杖なしで元気に活動されていて、頭もぼけずにしっかりと生きている高齢者は、DHEA-Sの数値が高く維持されていると言われいます。逆に若くても、子供でも、DHEA-Sが低ければ、うつっぽいとか不登校とかにもなりやすいし、年よりみたいに寝てばかり、引きこもって暮らしていたりします。動きたくても動けない、おっくう、という状態になりやすい)

 

なので、恋ができる=DHEA-Sがたくさん出てる人=若く見える。

逆に、恋をして、自分の見た目を気遣ったり、あれこれお手入れしたり、着飾るものを新しく買ったり、あちこち出かける機会も増え、脳も活性化するし、からだも筋肉を使うことでさらに動きやすくなる。わくわくドキドキすることで、もともと低かった副腎ホルモンが増え、若々しくなることもあり得ます。

 

・日焼けせずに、恋をしまくった人は若く見えるのか?

→若く見えることは大いにあり得ると考えます。

以前に、NHKの「ためしてガッテン!」で秋田のおばあちゃんたち(秋田は日本で一番日照時間が短い。それだけ紫外線にあたる時間が少ない。その中でも、あまりアウトドアをされなかった方、農作業をするにしても帽子などで徹底されていた方)は、10~20歳以上若く見えました。

色白でシミもなく、シワ・たるみが圧倒的に少なかっ

(秋田と鹿児島で肌年齢が、シミで20歳、シワで10歳違う、というデータがあります)

 

日焼けをせずに、恋をしまくってドキドキわくわくして行動していたら、若く見えることは可能だと思いますが、ここ10年ほど、女性の過度な紫外線恐怖症が目立っていてびかなり病的です。

紫外線に全然当たらないことで皮膚でビタミンDが形成されず、かといってDが豊富な魚やレバーを食べるわけでもないため、血中のDの濃度がかなり低くなり、うつなどの精神疾患が増えています。

紫外線をほぼカットして過ごすと、体内時計も狂いやすいので不眠などの睡眠トラブルも多く、皆さん痩せすぎで、ものすごく不健康で顔色もツヤもなく、とても老けて見えます。

紫外線恐怖症とか醜悪恐怖症のように強迫神経症のようになっていて、楽しそうな幸せそうな恋をされているようには見えません。

恋人やパートナーがいても、幸せそうには見えず、仮に恋をしてもストーカー気味とか重すぎる一方的な愛し方とか、うらやましくは思わない感じです。

 

日焼けはしないほうがいいですが、紫外線を極端にカットすると、若くは見えません。

何事もほどほどに。

・鍛えられるものと、鍛えられないところがあるが、若さとどう関係があるのか?

→筋肉は使えば鍛えることができて、しっかり大きくなって、ハリもでて、元気そうに見えるが、肉魚卵もとらずに筋トレだけしても筋肉を破壊するだけで(筋トレや激しい運動は活性酸素は増えて老化は進みます)、体も壊すし、若くは見えない。

 

鍛えるなら、ちゃんとわかって鍛えると、若く見えることにつながる。

 

上まぶたの筋肉(眼瞼挙筋)はまぶたを持ち上げるための筋肉ですが、これは鍛えることができません。

触ったり、擦ったりすればするほど、筋肉がへたれてまぶたが下がります。

若い時はたれ目で可愛いと言われたかもしれないけど、ある程度の年齢になると、上まぶたのたるみは一番わかりやすく老けて見えます。

(なので、中高年の女優さんは上まぶたのたるみ取りの手術を受けていることが多く、年齢はいっているのに目はぱっちりしている)

 

・若いと若く見える、そのギャップは何か? 違いは何か?

→一番わかりやすいのは、ツヤと脂肪の量と脂肪の位置。

若い子(10代~20代前半くらい)は、マットなメイクをしてももともと肌にツヤがあるため、完全なマットにならない。

年をとって、若い子みたいにマットなメイクやツヤのない黒っぽい服を着ていると、すべての光が吸収され、さらに老けを強調する。

20代後半、30代でもここ5年以上前から、乾燥肌やツヤのない顔色の悪い女性が増え、シワや大きな濃いシミはなくても、老けて見えます。

だいたい皆さん痩せすぎです。

脂肪は若さの象徴で、若いと、皮膚もある程度脂肪もついていて、ハリがある。

パン!と張っている感じ。

 

脂肪が多いほうが(限度はありますが)若々しく見えます。

もともと痩せ気味の人は、さらに脂肪が減って、骨と皮のみみたいなしわくちゃになるため、よけいに老けて見える。

 

年をとると、その脂肪の位置が下がってくる。

重力で負けてしまい、脂肪の重さを皮膚が支えきれなくなる。

 

顔ならブルドッグ顔のように、頬の脂肪は目の下からもっと下に(ゴルゴラインも出てくる)、口元にマリオネットラインも出てくる、フェイスラインがアゴがとがった▽ではなく、□になってくる。

 

乳房もおしりも高い位置から下に下がり気味に。

肘やひざの上の皮膚と脂肪が下に下がって、シワが寄るようになる。

 

・目など、使ったらだめになるところと、脳など使うほど若くなる、ものがある、が若く見えることに、それらは関係あるのか?

→目を使えば使うほどダメになるというのは、おそらくですが、眼は使うほどいろんな光を吸収し、そのせいで活性酸素が増えます。

活性酸素が酸化させ(錆みたいに)老化を早めます。

かといって、眼に布をかぶせて全く光を感じなくさせると退化して使えなくなります。

なにごともほどほどに。

眼をたくさん使うのであれば、活性酸素を除去するための栄養素(眼であれば、ビタミンA・ルテイン・アントシアニン・アスタキサンチンなどのポリフェノール類など)をしっかり摂っていると、眼の負担が減ります。

そういう栄養素は眼だけでなく、からだ全身にとって良いものなので(アンチエイジングとして)、その結果若く見える、若い、となると思います。

 

脳を使えば使うほど若くなる、というか、年をとると、昔みたいに脳が使えないので、使える=若い、ということかと。

そこまで脳が働けること自体、脳にそれだけ栄養(ビタミンb群、ヘム鉄、コレステロール、DHAなど)がいっていないと働けませんから、それだけの栄養がしっかり摂れているなら、他の全身の細胞も若いかと。

 

ある程度は訓練することで、脳は働きますから、退化させてしまわないように栄養が足りなくても、逆から行くのもありでしょう。

 

など、壮大なテーマになってしまいましたが、それらの疑問にいろんな人が答えて、若さってのは、どうすれば若く見えるのか?若くいられるのか?

・肌、髪の毛などの若さと関係ある部位について、

→一番簡単なのは、ツヤを与えること。

椿油でもクリームでもなんでもいいので、自分でツヤが出せないなら、なにか(化粧品などで)足せばいい。

 

光を見方につけるとキラキラと光りますから、服装も明るい色、黒っぽいならサテンなどのツヤのあるもので光らせる。

首回り、顔周りにキラキラするアクセサセリーを持ってきて、服同様、光があたると反射して顔を照らしてレフ板みたいにしてくれるので、おすすめです。

 

・脳、心、気持ちが若い などと、若見えはどう関係するのか?

→気持ちが若い=すぐに行動にうつせる。考え方が柔軟で、頑固ではない、良いものはどんどんとりいれる。うまくいかなくてもすぐに気を取り直してまた始める。なdなど、こんなことが簡単にできるのが若い人(最近は若い人も無理な人が増えていますが)。

 

病は気から、形から入る、みたいに、とりあえずそうするようにふるまうことで、からだもホルモンなどもあとからついてくるようになるとおもいます。

(限界はあります)。

7人、立っている人、テキストの画像のようです6月23日木曜日発売の女性セブンの「梅雨と暑さに克つ!完全ランキング「最強の肉」「最強の魚」」の取材で、私が渡した元原稿をアップします。

 

時々患者さんから、週刊誌のいつもの最強ランキング、私が挙げた食材でもないのに、「あれは良かったんですね~。たくさん食べるようにします」と言われることがあります。

 

直接受診されて、院内の待合室に置いてるものは、私のコメントのところだけマークしています。

それ以外は、私の意見ではないです。

一致していることもあれば、似ているけと違う、決定的に違う、などさまざま。

その時に与えられたテーマで、私の意見を書きますが、私の記事じゃないからね、私一人の意見だけが載っているわけではないです。

 

前から週刊誌に載る際、記事の長さにもよるから編集もされるし、編集部の考えと違うところはカットされるかもしれないし、何でもそうですが、載っていることすべてが事実でもないです。

で、依頼されてお渡しした私の原稿には、私の思いが詰まっているわけです。

 

それをアップしておきますね。

ブログに残さないと、後から見つけられないですよね。

最近、ずっと忘れてました。

 

以下、原稿そのままです。

一部題名が変わってるかな。

いつも食材について聴かれた場合、なるべくその時の旬から選べれば、と思います。

 

・梅雨と暑さを乗り切るために心身ともに健康になる肉と魚をそれぞれおすすめ順に5つずつ

肉バージョン

①レバー

ビタミンA・ヘム鉄はダントツに含有量をほこり、ビタミンB2をはじめ葉酸などのビタミンB群・ビタミンD・タンパク質を含む最強の食材。

女性、最近は男性も、検などで指摘がなくても隠れ貧血があり、夏バテになる前に一番摂ってほしい食材。

梅雨本番で気圧の変化で頭痛や体調不良を起こす人も多く、レバー含まれるヘム鉄・ビタミンA・タンパク質などが造血を促進し、体調の改善を促す。

 

ニオイが気になる人は、しっかり焼いて焼き肉のタレで味をわからなくするのもありです。

下処理が大変なら、お惣菜のきも煮や焼き鳥のレバー串が簡単でおすすめ。マヨネーズをかけるとさらにニオイがマイルドに。

できれば、鶏レバーや馬レバーなら生で食べられるので、加熱していない分、栄養の損失がなく、胡麻油と塩とニンニクで食べると、ユッケ風でとても美味しく、味やニオイが苦手でもツルっと飲み込める。

 

②豚肉

疲労回復に最も効果的なビタミンB1ダントツに豊富。エネルギー源を作りやすくなる。

ビタミンB1以外にもビタミン・ミネラル・タンパク質がたくさん含まれていておすすめ食材。

ビタミンB1の効果を長持ちさせるアリシンの含まれるにんにく、玉ねぎと一緒に食べるのがおすすめ。

 

③牛肉

ヘム鉄・亜鉛・ビタミンA・ビタミンB群などのビタミン・ミネラル、タンパク質がバランスよく含まれており、タンパク質の完全栄養食と言ってもいい。

加熱して普通は食べるが、できるならユッケやローストビーフ、焼くならレア、など生部分があると、加熱による栄養損失が少ない。

 

④馬肉

ヘム鉄含有量はレバーに匹敵!

タンパク質・ミネラル・ビタミンが豊富。

脂が少ないために食欲が落ちがちなこれからの季節も食べやすい。

馬肉は肉もレバーも生食OK。素晴らしい食材です。

加熱もいいけど、ぜひ生食で召し上がってほしい。さっぱりしていて食べやすい。臭みが他の肉よりも全然ない。

 

⑤鶏肉

鶏肉はタンパク質とビタミンAは豊富だが、他のビタミン・ミネラルが少ない。

疲労回復に役立つとされているイミダゾールぺプチドが豊富。

 

鶏肉だけ食べるのではなく、赤いレバーや砂肝やハツと一緒に食べると、鶏肉に足りないビタミン・ミネラルがカバーされるのでおすすめ。

 

魚バージョン

①鮎

今の季節と言えば鮎! 香もよく、さっぱりと食べられる。

稚鮎の季節は終わっているかもしれないが、内臓はヘム鉄や銅などのミネラル・ビタミンがたっぷり。

 

稚鮎のフライなどでまるごと、塩焼きの姿焼きで内臓のほろ苦い部分も一緒にお召し上がりください。

 

 

②カツオ

秋の戻りガツオほど脂はのっていないけど、その分安く、カツオのタタキや刺身は薬味を添えてさっぱりと食べられる。

 

赤い身は、ヘム鉄が豊富な証拠。

タンパク合成に必要なビタミンB6が豊富で、反応に必要な他のビタミンB群も入っているため、反応が早い。

 

 

生姜醤油もいいけど、ポン酢+マヨネースでスプラウトや玉ねぎスライスを添えたり、ユッケ風に胡麻油と塩とニンニクもとてもおすすめ。

 

薬味(ネギや生姜、ニンニクなど)が多いほうが臭みを消しやすい。

 

古くなったものは、衣をつけて揚げてしまえば美味しく食べられます。

 

 

③イワシ

今が旬の青魚の代表のイワシ。大きさもいろいろで小さいものは骨も内臓もまるごと、大きいものでも内臓が食べられる。

この内臓にヘム鉄・亜鉛をはじめミネラル・ビタミンが豊富。

 

煮つけやフライ・パン粉焼きもいいけど、一番な刺身。

加熱による栄養損失がない。

 

新鮮なものが手に入らなければ、今の季節、梅煮はさっぱりとして常備菜にも。

生姜たっぷりと砂糖は入れずに日本酒と醤油のみで煮るのがおすすめ。

 

 

④アジ

今が旬。こちらも青魚。

青魚はできれば生食でとって、酸化していないEPAをたっぷりと召し上がってほしい。

青魚は全般にタンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富。

今なら、天然アジの刺身が特売でよく売っています。

 

臭みや骨が気になるなら、細かく叩いてなめろう風に。

薬味をいろいろたっぷりと添えて。

 

 

 

⑤サザエ

タンパク質だけでなく、ミネラル豊富。 特に亜鉛や銅。 ビタミン類も。

サザエのつぼ焼きは簡単でおすすめ。

白い身だけでなく、緑色の内臓のところに栄養が詰まっているのでぜひ内臓部分を召し上がってほしい。

 

・魚や肉を選ぶさい、食べる際に気をつけるべき「やってはいけない」こと

→ ・おすすめだからと毎日同じものを食べない。

それぞれの食材によって得意な栄養素が違うため、必ずローテーションをすること。

・マグロは青魚でEPA・DHAも豊富で美味だが、水銀が多いため、嗜好品として扱うこと。

・普段から肉や油ものを食べなれていない人が、いきなり豚バラ・牛カルビ・霜降りなどを食べても胃腸が受け付けない。A5霜降りが高いからとありがたがるのではなく、霜降りはほとんどが牛脂の塊であると認識しよう。

・魚は天然ものが手に入るなら、養殖ものよりも栄養価が高いことが多い。(値段も高い)

旬のものなら特売になりやすいので、そこを狙ってほしい。

 

・肉や魚介類がからだに良いからと、おなか一杯なのに無理して食べたり、一度にたくさん食べるのは、胃腸に負担をかけて栄養が入りにくくさせる結果になりやすい。

一度に食べる量に気を付けて。他人と比べるのではなく、自分にとっての一度の量を見極めて。決して胃腸に無理させないように。

おかげさまで、2022年5月21日で開院12周年を迎えます。

多くの患者さん、いつも読んでくださっている皆さまに感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

いつも開院キャンペーンは私なりの大盤振る舞いをしておりますが、今回は今まで以上の大盤振る舞いにしたつもりです。

 

どうぞご利用くださいね。

 

今回は、オーソモレキュラー療法の栄養解析(自費の血液検査)をされた方に、ウルトラインフラメックス+360°のお試し1回分をプレゼントします。

胃腸の悪い方には、旅行や出張、時間のない時、食事を作るのが大変な時、何を作っていいのかわからない時などに食事代わりになる栄養素もギュッと詰まって胃腸のことを考えたサプリ、まあプロテインの最上級モデルみたいに思ってください、アメリカのFDAでは、メディカルフーズ(医療において医薬品と同等扱い)として認められたものです。

ただ飲むにあたっての注意事項がういろいろあります。

栄養価の高いものほど注意事項が多い。

お渡しする時に注意事項を説明させていただきますね。

 

とても良いものですが、袋が大きく(たくさん入っているから)、なので高い。

溶かして飲むタイプのものなので、味を心配される方も多い。

栄養価の高いものほど、栄養欠損のひどい方、胃腸の悪い方で、続けられないということもあります。

で、今回は、1回分(それでも多いかも)のサンプルをプレゼントです。

1食置き換えにできるので、味がいけるととても心強い。

お値段結構しますから、そこは予算と合わせて相談しましょう。

何を飲んで、何を後回しにするのか、この栄養素やサプリの優先順位って、実は私は一番大切だと思います。予算が無限じゃないからね。

 

 

あと、美容医療をされている方のサンプルプレゼントが、いくつかメーカーが製造中止になったものがあります。

うちでも残っている在庫は貴重品になってしまいました。

その貴重品は今回は一部しかプレゼント対象になっていません。

(また別の機会でのプレゼントに)

なので、今まででもらわれた方は大事にお使いくださいね。

 

 

おかげさまで、この5月21日に開院12周年を迎えます。

長いようで短ったです。なんかアッと言う間でした。

多くの患者さんに遠方からもご来院いただり、オンライン診療をうまく利用できたり、いつも定期的に受診していただいている方、ブログやFacebook、インスタグラムの読者の方々、お礼を申し上げます。感謝します。

 

特に初めて自分の栄養解析を出したのが2015年の1月24日。それからオーソモレキュラー療法を自分がまず初めてみてびっくりしたのは、初めて3日目のことでした。

(もう7年経って、8年目ですね)

今まで知らなかった医療の事実に、私の自分自身の人生、医師としての考え方がガラッと変わりました。

今までのいろんな謎が解けていく最初の一歩でもあり、合点がいった部分もたくさんありました。

考え方の方向性がそこまでかけ離れていたいなかったとはいえ、180度までは変わりませんでしたが、頭に隕石が当たったかのような衝撃でした。

それから患者さんに勧めていって、スーッと良くなる方、どんどん良くなる方、まさに奇跡が起こる瞬間に立ち会えるような方、いろいろぶつかる方、うまくいかない方、全く受け入れられない方、いろいろです。。。

 

先日、「オーソモレキュラー療法で良くなる確率はどれくらいですか?」と質問されました。

 

いまだかって一般の方からそんなことを質問されたことがなかったので、あまりの考え方の違いに愕然としました。

 

医者同士、「エビデンスを出せ」というのはよくある話で(美容医療でもね)、まさにガリレオガリレイの気分です。

ハーパーの教科書にも書いてあるっっちゅーねんっ!とは言いませんが、本当にガリレオガリレイです。

 

オーソモレキュラー療法で調べればいろいろとビタミン、ミネラル各種の論文は出ていますが、日本のどこにでもいる医者にわかってもらえるほどの認知度もなく、栄養素やサプリについての誤解も大きいから。

 

まして良くなるのかどうか、患者さんの個々の条件が違い過ぎる。

同じ目的・目標であったとしても、治療前の個体差が大きすぎる。栄養欠損のひどい人ばかりを集めたとしても、それでも差があり、まして血液検査の数値なんてマスクばりばりかかっていますから、本当に状態のランク分けみたいなことができません。

例えば、○○以上~○○未満、とかのね。

 

で、オーソモレキュラー療法はサプリを大量の飲ませる医療ではないんですよ。

個体差を無視して、これだけのサプリ(全員同じ量とか条件を必ず揃えないといけない)を飲ませて、こんな結果が出ました、なんて、それでは薬の論文と同じです。

それでわかりやすい結果が出ればいいですが、個体差により寄り添う医療なのに(と私は思います)、同じ量を飲ませたからって同じ結果にはなりません。

また栄養素というのは、それ1つの単独では効果が出にくく、他の栄養素があってこそ、次の反応に進んでいくので、一つだけサプリを飲んでも次の反応に行かない人がたくさんいます。

どんな栄養素がどれだけ欠けていて、どれだけ必要なのか、その人の消耗量も全く違う。

 

まして、個人個人予算があるから、必要と思う量を飲ませられるわけではない。

 

必要量を飲んだとしても、吸収できる量も個人によって違うし(胃腸の状態など)、すべての栄養素はサプリだけでは摂れません。

必ず食事で摂ることが重要。

 

その食事で胃腸に負担をかけてしまえば意味がなく、胃腸を労わりながら、食品添加物、血糖値、カフェインやアルコール、グルテンがカゼイン、油の質や農薬や普段使用する医薬品などにも気を遣い、1日3食以上、その人のからだに必要とする理想の食事がそもそも摂れるのか、時間的にも金銭的にも、ましてそれをその人が食べたいと思うのか、それを誰が用意するのか。。。。

 

食事の問題が一番の大問題で、それを全部その患者さんに提供するのは、患者さん自身です。

(アウトソーシングするにしても、こんな感じで、と頼むのも患者さんだし、お惣菜や外食を利用するにしても中身を選ぶのは患者さんです)

 

理想に近い食事ができるのかどうか、これほど個人差の大きいものはないのに、それなしで効果を度外視することなんてできないのに、オーソモレキュラー療法の確率って。。。

 

人間のからだは機械じゃないですからね。部品変えればいいじゃん、買い換えればいいじゃん、というものではない。

壊れないように、1個ずつの細胞がちゃんと休めて元気にまた明日働いてくれるようにしてあげないといけない。

こんだけサプリ飲んだから、こう!!なんて。。そんな単純な話だったら、どれほど良かったことでしょう。。。

 

オーソモレキュラー療法で奇跡を起こすような方、どんどん良くなる方、ちょっとずつでも良くなる方、それらの方全員、良くなったのは患者さんの努力の賜物です。

 

どこかに合宿して仮に数か月で良くしたとしても、合宿終わって帰ってきて、同じ生活が自分一人でできればいいけどまあできませんからね。それだけ良くなっても食事がむちゃくちゃならすぐに戻ります。すぐじゃなくても時間の問題。

 

食事を理想通りにはいかなくても、時々を好きなものを食べながら、そこそこポイントは押さえてずーっと続けていたら、けっこう良い感じで過ごしていらっしゃる。

 

何か月、何年も経ってから、お久しぶりに受診してくださったときに、それまでの体調とかの経過をお聴きしますが、お肌や表情や声のハリなどで元気よく暮らして来られたことがわかります。

 

そういう方は、細々とであっても続けておられて、いわゆる「栄養の入っていない食事」が続くことがありません。

 

来られていなかった間に、妊娠出産されていたり、栄養状態を知っていたから、妊娠できたことも無事出産できたことも育児が大変だけど順調なこともとても嬉しい。

逆に、来られてなかった間に大病をされた方や妊娠をあきらめておられた方もいて。。今では落ち着かれてまた受診していただいて、食事と栄養の大切さを実感された方、できる範囲で続けている方、さまざまです。

 

なにかあった時に、ふと思い出していただけると何か力になれるかもしれないので、覚えてもらえてると幸いです。

 

普通の医療は保険診療も美容医療もなんでも日々勉強で、患者さんの経過そのものが結果であり、教科書でもあります。

オーソモレキュラー療法はその最たるもので、栄養素の教科書みたいなものは7年前と比べたらかなり手に入れることができるようになりましたが、治療自体のそういう意味での「教科書」はありません。

個体差が大きすぎるからです。

そのあたりは漢方治療以上に個人差がかなり大きい。

 

他の医療との圧倒的な違いは、まさに患者さんの努力が8割以上くらい占めるかも。。

症状の軽い方、というか、目標までの栄養欠損の状態が軽い方、大きなトラブルを抱えていない方は、その時楽に元気にする、というだけなら、サプリをそこそこ飲んだら元気になりますが、「継続」していくとなると、食事が大切です。

医療用サプリをどんと減らす前、あるいは止める前に、食事である程度栄養補充がそこそこできる状態になっていて、そういう食事が自分に提供できる方はいいんですが、そんな方はごくごく少数。。。

私は自分自身、7年以上やっても、食事だけで栄養補充できるレベルまで行ってません。

毎日の消耗が激しすぎるしね。老化はみんな平等にきます。スピードは多少遅くはできるけど。老化により本来の必要な量は増えます。

 

血液検査のデータだけを比べると、まあマシになっているかなと思えるかなあというレベルですが(それだけマスクがどれだけかがわからないからです)、自分自身の体調全部と比べると、いろいろあっても、始めた頃よりは7年以上年をとったけど、そこそこいいかなあと思います。

無理をしなくなった、というのもありますが、無理ができなくなったともいえる。無理をするとその後が大変とわかったからますますやらない、といったところでしょうか。

 

この7年で、低糖質が当たり前になりましたが、人工甘味料のオンパレードで、糖アルコールを使ってくれている企業を見かけるとホッとします。

タンパク質の重要さはちょっと認知されたようですが、プロテインブームのほうに行ってしまって、新たなトラブルが増えています。

サプリの重要性に気付いた人も増えましたが、こちらも市販や海外ものでトラブルが増えています。医療用でも個人で好き勝手飲んでのトラブルもね。

 

なんでもコツコツと地道に、自分にその時にできることをやっていくしかないんだなあと改めて実感している毎日です。