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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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「ザ・世界仰天ニュース」、ご覧になりましたか?

我らが溝口先生、出演でした!!

 

とてもわかりやすい話でしたね~。

 

テーマは、「砂糖中毒」!!

とてもわかりやすかったので、一般の方にもご理解いただけ科と思います。

 

ただ、やはりテレビ番組ですから、かなりの重症の砂糖中毒の方の話でしたから、観ている女性の多くは、「私はここまでひどくないし、そんなにお菓子も食べていないし、大丈夫。あそこまでひどくない。ごはんも食べてるし。」と、実はちょっとヤバいのかも?と思っているんだけど、逆に自分は大丈夫、と言い聞かせるようにしてしまった方、おられませんか?

 

程度の問題ではありますが、結構な砂糖中毒の方、ほんとにウヨウヨおられます。

 

 

先日来られた患者さんで、シミ相談とオーソモレキュラーもちょっと気になっているという方でした。

 

健康診断の結果は、3年くらい前のしかなかったと言われましたが、持ってきてもらいました。

 

それを診て、

「糖この3年前で、糖尿病の2、3歩手前かも。ろくなもの食べてませんね~。肉や卵取摂らずに、悪い油、例えばマーガリンやショートニング、お菓子とか、あとパンやパスタの麺類とかばっかり食べていたんじゃないですか?

鉄欠乏もひどい。

3年経って、生理が36回来ているわけですから、さらに鉄欠乏は進んでいるから、シミがどんどんひどくなっているんですよー」

みたいな話をしていたら、

 

なんと!

この検診時、パティシエをされていたそうです。

 

どうしても試食がありますよね。

バターだけでケーキやお菓子を作っているお菓子屋サンは、皆無ではないですが、個人の採算度外視して、赤字にならなきゃいいや、くらいにお持っているお店でないと、全商品バター!というのは、まあありません。

まして、大手は、必ずショートニング混ぜてくるし、牛乳100%の生クリームではなく、植物油脂のホイップクリームを大量に使います。

生クリームを混ぜることはあっても、ホイップクリーム大量です。

 

洋菓子のパティシエの患者さんが他にもおられましたが、オーソモレキュラー療法はされていない方でしたが、肌の状態や体格から診て、栄養欠損はひどい。。

ちょっと説明しても、レーザーはしてもオーソモレキュラー療法はされません。。。

 

で、この今回のパティシエだった患者さん、1年ほど前に私の本を読んで、体調も悪くて、当てはまることばっかりで、このままではいけない!と、

なんと!

転職されたそうです!!

 

体調は、かなり良くなったそうです。

 

ほんとにお菓子は食べなくなったそうですが、お食事日記は、和食になっていて、ごはんを食べるのはまあいいとしても、カロリーが全然。。。

 

下手すると、納豆と味噌汁とごはんで終わり。

カロリーもないわ、動物性タンパク質もないわ。。。

和食にするなら、良い油もっと使ったおかずにしないと。

ああ、そうなると和食とは呼びませんが。。洋食ですね。

 

カロリー確保と動物性タンパク質の確保ができるなら、和食風でもなんでもOKです。

 

無茶な糖質の食べ方はされていませんでしたから、耐糖能が悪化していることはそれほどないと思いますが、油も肉もない和食なので、糖質の処理をするための栄養素がありません。

それと今までのツケで、どこまで回復したか、あるいは、悪化を引きずっているか。。結果待ちです。

 

この方のすごいところは、本読んで、自分ヤバい!と転職までして、すっぱりと断ち切れたところです。

そこまで重症ではなかった。

良かった、よかった。

多少、耐糖能がおもわしくなくても、糖質の呪いを解けているようなので、食事を直せば、ぐんぐん良くなります。ちょっとサプリに助けてもらえばなおさらです。

 

 

これまた別の患者さんですが、お肌の状態と、検診結果で、

やはり、

「お菓子が多いんじゃないかな。ちょこちょこ食べてませんか?糖質の割合がとても多いはず。8割、9割?」

と言っていたら、

 

「ほんとに私お菓子食べないんです~!!」

と言われ、

「じゃあ、ごはん?」と細かく聴いていくと、

 

毎日アイスクリームは必ず1個食べるそうです。

(溝口先生が番組で勧めておられた、高脂肪のアイスクリーム、例えばハーゲンダッツとかね。私も患者さんに、アイスクリーム食べるなら、添加物のないもの、乳脂肪分の多いもの、商品名であれば、やはりハーゲンダッツを勧めています。

明治でもいいと思います。高くて、添加物なくて、乳脂肪が多ければ、どこのでも。)

ちなみに、ハーゲンダッツではないです。

 

安いアイスだと、砂糖ですらなく、果糖ブドウ糖液などのシロップになるので、血糖値の上がり方がより急上昇に。。

なので、高いのを選ばないといけません。

(高くても、添加物ない、シロップ使っている、という粗悪なものもあるので、ご注意。確認を!!)

 

そして、砂糖入りの缶コーヒーはかかせないそうです。。。

 

それだっ!!!

 

問診表には、

「清涼飲料水は全く飲まない」にチェックされてました。

 

コーヒーや紅茶だと、砂糖やシロップをたんまり入れても

(缶やペットボトルで、砂糖換算で、角砂糖20個くらいは入ってますよ。)

清涼飲料水だとは思っていない方も多く、そういう意味では、安物の甘いジュースと同じです。

むしろカフェイン入っている分、もっと悪いかも。

 

番組みたいに、1日お菓子に1万円、まで行かなくても、1日食べたものは菓子パン3個だけ(ごはんもおかずもなしですよ、ほんとに口にしたのは)、という女性患者さんは、結構ざらです。

生理は止まるわ、体調悪いわ、肌ツヤ悪いわ、顔色悪いわ、と散々です。。

 

でも、こういう方でも、トイレでドーナッツ隠れ食いまでしないし~、となるのかも。

 

砂糖中毒の症状がどう出ているのか、だけの違いで、基本は全く同じです。

 

とりあえず、コンビニスイーツとか、日常にお菓子を持ってこない、持ってくるなら、肉体労働か、肉魚卵に大豆に野菜、良い油をたんまり毎日摂っていて、そのあとのデザートですね、日常に持ち込むなら。

 

 

先日、とあるお菓子屋サンのコンセプトなるものを読んだんですが、

『特別な日にだけ食べるのではなく、毎日の日常のちょっとしたお楽しみに取り入れてほしい」と、

女性の好きそうな言葉と、写真と雰囲気で載ってました。

 

あかんっちゅーっねんっ!!

 

お菓子は、特別にしましょう。

誕生日、お客さんが来た(たまの)、お正月、クリスマス、なにかのイベント。

 

子供の時、そうだったことないですか?

 

なので、そういう時は、添加物のない、高いところの、いいお菓子を食べましょう。

 

安物のお菓子を毎日持ち込んで、廃人になることだけは止めましょう。

 

ほんとに砂糖中毒が抜けると、そんなに食べたいと思わなくなります。

 

私も、珍しいところ、よほどいいところのものを食べる機会があれば、いろいろ準備した上で、一口味見はしてみたいですが、1個丸々はいらない。

途中で、ほんとにもういいです、となります。

残り食べなきゃいけなかったら、ちょっといやいやだったりすることもあります。一口でいいのに=、って。

前ほど、感動しない。

 

きっとお肉でセロトニンがちゃんと出ているから、お菓子ではもう出ないんですよね~。

前ほどの感動がありませんから。

お菓子には冷静です。

 

糖質が食べたい時は、1日の摂取カロリーが足りていない時かな~。

そう言う時は、ちょっと危ない。

油を摂ればすぐに済みますが、そういう時に目の前にあると、手が伸びることもあります。

やばし!と翌日、というか次に気を付けます。

 

そうそう、テレビ番組では、小麦中毒の話もされていて、結構、テレビ的には、NBな話題が満載でした。

(スポンサーとかね。いろいろな団体からの圧力とかね。テレビや新聞の報道って、結構知らないだけで、規制がかかっています。)

 

日本テレビ、えらい!! すごい!!

 

砂糖中毒も然り、糖質の呪いは、自力でやるのは実は結構大変で、私は、オーソモレキュラー療法始める前に糖質制限を始めたので、中毒はすぐに溶けたように見えましたが、呪いは完全に解かれておらず、完全に抜けるのに5年くらいかかりました。

食べては止めての繰り返しでした。

 

もっと早くオーソモレキュラー療法を始めていたら、今頃こんなに苦労しなくて済んでいるのに、とついつい思って胃増しますね。

 

一般の方に、もっと広くオーソモレキュラー療法が広まればいいと思います。

 

#砂糖中毒 #糖質の呪い #オーソモレキュラー療法

 

 

 

法令線が気になる方、シミほどではないですが、結構おられます。

 

あまり美容医療をご存知ない方は、勘違いされておられることが多い部位ですが、法令線は、「シワ」ではなく、「たるみ」です。

 

なので、シワ治療では、法令線治療としては、不十分ということになります。

シワ治療とたるみ治療では、値段が全然変わってきます。

もちろんやることも、似ているようで全然違う。

 

法令線に沿って、ナイフで削ったみたいな小さい溝は、シワです。

 

痩せている方で、皮膚もペラペラ、皮下脂肪もあまりついていないような顔の方で、口を動かした時に折りたたみジワがもろに法令線に出る方がいます。

 

栄養状態が悪いと、皮膚のコラーゲンもスカスカだし、コラーゲンすかすかということは、弾力性のエラスチンも補充もされていないし、減る一方です。

 

そこまでひどいと、栄養欠損の皮膚というのは、概ね乾燥していますから、折りたたみジワはとてもつきやすくなります。

 

つきたてのお餅を曲げても、すぐに戻りますけど、干からびてきた鏡餅曲げたら(そう曲げればませんが)バキっと割れ目ができるでしょう。

極端に言えば、ああいう感じ。

 

保湿がもうちょっとしっかりしていれば、そこまでひび割れは出なかったかもしれません。

(鏡餅に毎日オイルを塗っていたら、干からびるのがちょっと遅くなるの、わかります?それと同じです)

 

この法令線のひび割れの場合は、確かにシワ治療になると思いますが、ほとんどの方は、法令線の重さ、段差のことを言われます。

 

だから、指で頬っぺた引っ張って、これくらいになればいいのに、ってするでしょう?

 

ようは、頬全体が重力で下に下がってきて、ブルドッグみたいになっているわけです。

 

そのせいの段差です。

 

なので、たるみ治療が必要となります。

 

タイトニングやリフトアップ系の光治療やRF、あるいは超音波などいろいろあります。

効果や回数、副作用や合併症も、もちろん値段もピンキリです。

どれがいいとか悪いとかではなく、自分の好みの問題が大事かもしれません。

 

私は、痛いのも嫌だし、日常生活に支障が来る、影響が出るのも嫌で、治療の後にすぐに人と会っても困らない治療が基本好きです。

 

侵襲性があまりなくて、生体の恒常性をそこまでは損なわないもの。

 

全く損なわないものはないですが、侵襲性の強いことをするなら、それに耐えられる皮膚=栄養状態にしておかないと、副作用合併症がひどく出ます。

 

強い治療ばかり、重ねてやったり、連続してやったりとされているクリニックもありますが、いつもほんとに大丈夫なのかなと思います。

 

明らかな副作用や合併症が増えているわけではないようですが。

 

たるみ治療の光・RF・超音波、すべて43℃以上の熱を加え、皮膚を43℃以上にします。

 

43℃を超えると、活性酸素が出ます。

 

侵襲性の少ない治療であれば、43℃を超えて活性酸素が出ても、処理できる範囲なのかなと思います。

(それすらも処理できない方も稀におられます。こういう方は、設定を強くはしていってはいけない。)

 

侵襲性が大きいと、コラーゲンはその分増えるかもしれませんが(ダメージが大きい分)、活性酸素もたくさん出るでしょう。(だからこそ、ダメージが大きいわけですが。。)

 

どこまでの人なら、それが処理できるんでしょう。

 

腫れが引いたら、活性酸素の害は果たして終わりなんでしょうか?

 

体の仕組みというのはなんでもそうですが、軽い刺激を回数受ける分には対応できても、大きな刺激を一度にドーン!というのは、あまりの急激な変化というのを体は嫌います。

対応するのに、てんやわんやで、細胞も総動員で働きまくりでしょう。

 

患者さんの中には、結構きつい治療を何度もやってきているのに(長年)、なんか肌そんなに若々しく見えないし、なんかちょっとずつひどくなっている気がする。。という方がたまに来られます。

 

考えられるのは、きつり治療でも設定がゆるゆるで効かないような設定でずっとされてた(危ないから、トラブル回避のため。その分、回数でコースを買わされたりしてる)、あるいは、副作用合併症のほうが効果よりも勝ってしまった、活性酸素を処理できなかった、と可能性があります。

 

どちらなのかは、そのこのカルテなど診ない限りわかりません。

 

どこのクリニックなのか、照射後どういう変化があったのか、すべての経過と検診結果などあれば持ってきていただいて、推測していくわけですが、活性酸素を処理できなかったほうとなると、そのダメージは一体いつまであるの?というのは、はっきり言ってわかりません。

 

なので、そういう方の場合は、侵襲性の低いものから始めてもらって様子を診て(と言っても、うちのはほぼ侵襲性はあまりないのですが、治療温度で差があるので)、栄養もしっかり摂ってもらって活性酸素に負けない肌にしていく。

 

もちろん、当たり前の話ですが、スキンケアがむちゃくちゃだったら、活性酸素や照射の設定云々の話ではないです。

 

何度言っても、顔をひっぱり続ける方、美顔器でぐいぐい押して引っ張るのを止めない方、(つい引っ張っちゃった! 気を付けているのに、ではなく、止める気がない方)は、たるみ治療はお断りしています。

効くわけがないから。

 

光・RF・超音波などで侵襲性がどうこう心配というのであれば、あとは、ヒアルロン酸注入によるプチ整形です。

 

法令線にたくさん入れるのは、危ないし、変な顔になるので、たくさんは勧めません。

 

どこにどれだけ入れるかですが、少量であったり、ちょっとずつ増やしていくなら、侵襲性はそこまでないかも。

活性酸素がどこまで増えているのかはわかりませんが、少なくとも皮膚温は上がらないから。

 

ただ、これも一度にたくさんとなると、急激な変化に、体がどう対応するのかはわかりません。

それが、腫れや違和感、鈍痛、神経痛などのいわゆる副作用合併症につながりやすいこともあるのかもしれません。

 

光・RF・超音波で、もしかなりの侵襲性のあることをするのであれば、もう手術でいいんじゃない?と思うこともあります。

きっとそれだったら、手術のほうが侵襲性低いよ、ということも。

 

ただし、手術はキズ跡は残るし、うまい先生にやってもらわないと、目も当てられません。

うまい先生だとそれなりのお値段しますし、うまい先生だからといって、手術の場合も、手術なりの副作用合併症はあるわけです。

 

だって、切りますからね。

 

世の中にはいろんな治療があるので、自分の顔に合わせて、いろいろ提案してくれるクリニックがいいと思いますよ。

その場合のメリットデメリットも含めての説明です。

最後は、やはり治療によって値段も効果が出るまでの時間が違いますから、その方の好みでかなり分かれます。

これ!っていう一つの提案だけよりも、比較も大切です。

肉食美肌 休み明け 栄養欠損 体調不良

昨日のフェイスブックのコピペです。

大事なことなので、こちらにも載せておきます。

Facebookは流れちゃいますからね~。

写真はFacebookのほうが簡単にアップできるので、こちらは手間がかかるので、あまり写真載せてません。

 

以下、コピペです。

 

 

おはようございます!
今日も肉食美肌で始めましよう!

今日から仕事という方が一番多いんでしょうか。

 

家でのんびり過ごした、普段よりも充分休めた、という方は良いんですが、こういう時に、結構ハードウェアなスケジュールを組む方、わりとおられます。

 

そのスケジュールがまだこなされて、翌日の仕事や家事、育児に影響がでない、疲れてたけどなんとかやり過ごした、次の休みでゆっくり寝る!それで大丈夫!
という方は良いんですが、
栄養欠損がヒドいと、休み明け、あるいは休みの最後のほう、ひどい方だとハードスケジュールの最中に、体調を崩します。

 

気持ちではやりたくても体が付いていけないんです。

 

 

旅行のたびに体調崩す人っているでしょう。

 

こういう人は、旅行は近場であっても、かなり余裕を持って日程組んだほうが良いし、旅行の後に丸1日は最低休みを取るくらいにしておかないと、あとでどっときます。

 

遊びに行って体調崩したので会社休みますって、社会的にはヒンシュクですよね。

 

でも、そういうことが日常茶飯事起こる方は、旅行や遊びに行くときは気をつけないと。

 

それが前もって、段取りとか組める方はまだマシです。
かなり状態はいいほう。
こういう方は、そこまで悪循環にハマらない。

 

体がついていかないのに、無計画というか、準備にまで頭が回らない方…。

 

胃腸が悪くて、食べられるものに制限があるなら、連れの方や宿に必ず伝えておく。自分も食べられそうなメニューのあるお店を探しておく。

これだけでもかなり違います。

 

行き当たりばったり、向こうに着いてから、自分の足で探してみよう!!
なんて旅は、元気な人しかできません。

 

とりあえず、なんでも良いから食べようか、ができないんですよね。

 

休みで旅行に行かないにしても、毎日出かけてる、それがたとえ半日ずつでも、いつもよりは動いてる、という場合。

 

いつもよりはドキドキワクワクもしてますよね。

楽しいけど、脳と体はいっぱい使いました。

 

普段のストレスで栄養消費した分はなくても、ドキドキワクワクと普段以上に動いた分でも、栄養減ります。

 

休みの日はとかく普段と生活のリズムが変わったり、そのせいで食生活も乱れがち…。

 

たまにそういうことしても全線平気な方はなにしたって良いんですが、栄養欠損ひどいと、普段と変わる、ということに体がついていけません。

 

休み明けにどれだけツラいか、体調は元気かどうかで、栄養欠損のひどさがわかります。

 

今朝は、スッと無理なく起きられましたか?

先日の美容皮膚科学会で、なぜか美容外科学会との共催セッションというのがありました。

今までで初めてかも。

 

美容皮膚科でも多少は手術の話はあるかもしれませんが、いえ、やはりあまりないか、外科ではないから。

美容外科医からの経験を踏まえた講演を聴くというのは、確かにいいのかもしれませんね。

 

学会当日は、いくつもの内容の違う講演が同時に行われているので、美容外科の講演は聴けませんでした。

スレッドリフトと言って、糸を入れてリフトアップさせるという手術の話と

PRP療法に、線維芽細胞成長因子を加えて注入する治療と

脂肪注入の話でした。

 

いくつもの講演が重なった場合一番自分に関係のあるところに話を聴きにいきます。

再生医療(PRPのことです)も手術も(脂肪注入は、注入する脂肪を取ってこないといけないので、これは手術です)やらないので、他に聴きたい講演があると、自然と聴けません。

 

で、抄録からですが。

 

PRP療法と言って、自分の血小板を血液から採ってきて、それをシワなどに入れるという治療があります。

今は、再生医療で申請をして許可をもらわないとできなくなっています。

あやしいクリニックが多いため、厚労省がかなり規制をかけたためです。

 

以前にも書きましたが、学会で、PRPに線維芽細胞成長因子(FGF)を入れてはいけないということがかなり前に言われていて、そのあと、学会でPRPのセッションはほとんど聴いていませんから、その後どうなったのかは確かに知りません。

 

学会がどうしてやるな!というかというと、非常~にトラブルが多く、またそのトラブル(線維芽細胞を活性化させることで、確かにコラーゲン等が増殖しますが、制御が利かないので、ぼこぼこになる、ふくらみすぎるなど)が元にもどしにくい、ということがあったためです。

 

ただ、当時でも、私はこう工夫して、FGFを添加しているけれど問題がない、とPRP治療を積極的にされているドクターもおられたと思います。

 

学会などそういう正式な場で発表される場合は、ある程度自信があって、自分の信念に基づいてされてきて、発表されているわけですから、確かに、学会で問題とされているトラブルとはあまり関係がないのかもしれません。

 

その辺は、実際どうなのかはなかなかわかりません。

 

実際の被害の患者さんを診て初めてわかることかと思います。

 

 

今回の講演で、「患者満足度97%」と極めて高い数値が抄録に記載されていました。

 

一般的になんでもそうですが、こういう「なんとか満足度」って、どうやって調べたの?というのが実はとても大事で、調査の仕方を確認すると、それ、満足度っていう?!みたいなこともあります。

 

例えばよくあるのは、2回目したら、「大変満足」とか。

満足しているからこそ、2回目をするんだ、という理屈です。

でも、満足していないから、まだ足りないのかと思って2回目をしているのかもしれないし、最初に「○○回以上するように」と言われているから、素直に2回目を受けているだけなのか、2回目を受けるように言われたけど、結果に満足しているわけではない、などなど、いろいろ患者さん側にも事情があるわけで、それこそ患者さん全員に、アンケート調査をするしかないかなと思います。

アンケートを取る患者さんをもちろん選ぶのもNGなわけです。ほんとは。

医学的な評価ではなく、「患者満足度」とおきかえるなら。

 

で、実際どうやって調査されて97%なのかは、講演を聴いていないのでわかりません。

でも、抄録には、この驚異の数字は残るわけです。

(ちなみに、うちの患者さんで、こういう「患者満足度」調査ってやつで、「○○クリニックは、患者満足度高い」って書いてましたよとお伝えしたら、5,6年通って、アンケ―トは一度もなかったと言われてましたが。。。)

 

PRP療法だけで、凹みやボリュームロスを、ヒアルロン酸注入ほど補えるわけでは全然ないんですが、確かにそこにFGFを加えると、コラーゲン増殖しますから、しかも自分のコラーゲンだし、そりゃあヒアルロン酸よりかなり長持ちすると思います。

 

先日、PRP+FGFをされて、「顔がおかしくなった」とうちに来られた患者さんも、確かにコケていたと思われる頬もふっくらとされて、最後に治療した年数から言っても、かなり持っていると思います。

見た目で、その施術のせいで、「おかしく」はなってはいませんでした。

 

ただ、触ると、皮下で、ぼこぼこしている。。

 

注射されたであろうポイントで、おそらく、コラーゲン増殖がピンポイントで起こっているので、それが、注射した部位(頬~口回り、顔の目からした全部という感じ)全部で起こっているので、触ると、ぼこぼこします。

エコーなどで確認したわけではないですが、触診ではそう診断しました。

 

口元のたるみによるシワを気にされていたので、本来であれば、たるみ治療となり、うちでは、光治療機のタイタンというのを使うんですが、この方には本来とても良いものだと思いますが、問題は、そのぼこぼこしている皮下です。

 

確かに異物ではないし、自分のコラーゲンでしょうから、問題はないのかもしれません。

(タイタンの光は、おそらくそのぼこぼこまで届くため)

 

でも、かなりタイトニングさせることができますから、顔をキュッと引き締まることで、ぼこぼこが逆に目立つかもしれない。

 

それはやってみないとわかりません。

 

皮膚も薄いし、もともとのご自身の脂肪層もおそらく薄い。

(体つきからみても。PRP+FGFでふっくらと見えているだけで、中でどれだけがそのせいで膨らんでいるのかはわかりません)

引き締まった時に、クッションになるものがなければ、下の形はそのまま出てきてしまいます。

 

これはよろしくない。

 

で、他の治療でしていくことになりました。

もちろん、オーソモレキュラー療法も併用で、自分のコラーゲンを自分で作らせる。いつでも作れるようにちゃんと材料は入れておく。

増えすぎて、もし中でおかしなことになっていたら、マクロファージが食べてくれたらいいんですけどね。なかったことみたいに。

まあさすがにそこまではいかないでしょうけど。塊が細胞からしたらでかすぎるので、貪食して、というレベルではないです。

 

昔の話ですが、「金の糸」を入れて、永久に若々しい肌にする、みたいなあやしい治療法がありまして、24Kの髪の毛みたいな細い金の糸を、皮膚内~皮下?にたくさん入れて、若返りを図るというものでした。

効果についてのちゃんとした論文は確か出てなかったかと思いますが、ようは、異物反応で炎症を起こさせるので、それで線維芽細胞が活性化されコラーゲンが増えるのでは?みたいな感じです。

ただ、あまりにもリスクが多すぎで。。

 

顔から金の糸が飛び出してくるし、抜こうと思っても、顔にたくさん張りめぐされているので、スーッと簡単に抜けるものではないです。

そして、金の糸は非常に浅いところにも入っているし、レーザーや光治療、RF治療も、金の糸にどんな働きが出るかわからない。熱で溶ける可能性もあるから、下手に触らないほうがいい、レーザーとかはもう一生あてるのは避けたほうがいい、という感じでした。

 

普通に考えたらやらないわけですが、まあ、それでもやる(金の糸が入っているのに、レーザーやRFなどを照射する)クリニックはやるし、という時代でした。

 

これはほんとに10年以上前の話なので、もう5年くらい前から学会では、禁止されています。

 

ヒアルロン酸にしろボトックス注射にしろ、必ずもとに戻る、というのが一番の欠点ではありますが、だからこそ安全なわけで、一番の長所です。

 

取り出せない、元に戻らない、というのは、それで満足度120%だったらいいとは思うんですけど。。。

 

で、そういうものが皮内や皮下にあると、本当に照射していいのかどうかわかりません。

深達度の浅い、侵襲性の低いものじゃ問題ないと思いますが、深達度がある程度あって、侵襲性もそここ強い、となると、その増えたコラーゲンのところでどう反応するのか。。

 

美容医療は、元の状態を損ねる、ということは本来絶対にやってはいけない治療で、だからこそ、侵襲性のあるものは、他よりも一倍気を付けないといけないことだと思います、医者側がね。

 

リスクのしっかりした説明と

(PRP+FGFで、しこりが出るのは当たり前と言えば当たり前。だって、コラーゲン増やしているから。)

不可逆性のもの、あるいはそれに準じるものは、私はあまり勧めません。

まだ手術は、ちゃんとしたところでやれば術式とか、ある程度決まっているので、他のドクターが診てもこうしたんだろうなと予測がつくと思います。

手術も元には戻せませんが、修整がある程度可能。

 

 

今の世の中、数字って、わかりやすいですよね。

順番や順位とかなんでもそうですが、数字で表して評価する。

確かにわかりやすいですが、その数字の出どころを探ることが大切です。

数字の魔力に騙されないように。

せっかくの美容医療、メリットデメリット、必ず両方あります。どんな治療法でも。

最後に、トータルならメリットが勝つ、となるほうに、ご自身で選択できればなと思います。

 

 

 

 

肉食美肌 美容皮膚科の選び方 副作用合併症 胃弱 痩せている女性 魚多め

時間がなくてFacebookのコピペです。

講演会の翌日の月曜日に書いたものです。

今からゆっくり寝かしてもらいます。

さっきもう寝落ちしていたので。。。

すみません。。

 

 

以下、コピペです。

 

昨日の帰りの新幹線はさすがに爆睡でした。

睡眠時間2時間でいくら目の下にクマができないからと言っても、栄養はガンガン消費しているわけで、いつもなら、蛍光の黄色いオシッコが、飲んでも飲んでも結構昨日は無色に近かったです。

消費してますね~。

 

昨日のサイン会が、皆さんのお話が少しだけですが、聴けて良かったです!

学会抜けて行ったり来たりして、本当に良かったです~。

お母様に、と私の本をお母様に購入された男性もおられました。

なんて、母親思いの息子さんでしょう~!

素晴らしい男性に、育て上げられましたね!

 

最近は、男性の乾燥肌、とても増えてます。

化粧品会社も、女性へのマーケットは、頭打ちなので、ずいぶん前から男性にターゲットを広げて、必要の無い化粧品の宣伝がバンバンされて、よけいにひどくなるということにも…。

男性も日焼け止めはいります。

 

私の本の後半はスキンケアの話ですが、これは年齢性別関係なく必要ですから、ぜひ男性もお読み下さい!

 

サイン会で何人かの方に聞かれたので、〆の時に少し言い足したんですが、

私の講演の中で、美容医療でどうして副作用合併症が起こるのか、オーソモレキュラー的考えで、簡単に説明しました。
防ぐ方法と。

 

それで、ちょっと心配になったんだと思います。

 

今美容医療されてる方もありますこれからしたいと思ってる方も、
まずクリニック選び、ドクター選びですよね。

 

医者が全然出てこない、診察がない(毎回ですよ。レーザーで毎回診察があるのは当たり前、というか、診察ないのにホントはやったらいけない。脱毛でも、ですよ)

 

こんな当たり前のことをしてないクリニックは、まずろくでもないので、すぐに止めましょう。

 

コース組んでても、ちゃんと今の法律で解約できます。返金されます。
(手数料は取られるかと)

 

次に、医者の診察?はあるけど、効果の話(しかもすごく簡単に)とお金の話しかされていない。
副作用合併症の話が全然出てきてない。

 

副作用合併症ないんですか?と聞いても、ないと言われた。

 

こういうクリニックも止めましょう。

 

説明すらしないのは、論外。

 

副作用合併症ないって、効く場合そんなわけないやろ、つて話です。

確率の問題と、軽微か重度かなどの違いはありますが、ないです、で話は終わらない。

 

この2点は、必ず確認。

簡単でしよ。

 

多くのクリニックがしてないかと…。

 

ちゃんとやってるところはやってますよ。

 

ちゃんとしたところであろうとなかろうと、自分で自分の身は守らないといけませんから、
ぜったい負けない肌にしておかないと!!

 

そのためにも栄養と食事ですね。

 

私の本は中に、おすすめ食材NG食材の表がありますから、それをご参考に。

 

 

痩せてる女性は、皆さん胃腸が弱いです。
痩せてなくても弱いですけど。

 

いきなりステーキ、そんな食べられないですよ。

 

1口ずつたんぱく質増やすんでいいんですよ、とりあえず。

 

まず、魚とレバーから始めると、負担が少ないです。

 

食べられる方は、肉魚卵、ガンガン食べたらいいんですけど、必ず魚多めですよ。
(マグロとかの大型魚は水銀多いから、たまにはいいけど、ガンガン食べるのはNGですよ。本にも載せてます)

 

胃腸を労りながら、食べてくださいね。

告知が大変遅くなり、申し訳ありません。

バタバタしている間に、7月が終わってしまいました。。。

こちら京都は、祇園祭が終わり、今度は五山の送り火の雰囲気が盛り上がってきましたかね。

 

さて、8月のキャンペーンです。

大して変わり映えもせず、厚労省からの規制もあるので、そう大したことができるわけでもありませんが。。。

 

この季節に皆さんがお悩みのことで、ちょっといつもお返しができればいいなと思います。

 

この季節、毛穴はどうしても気温の上昇、皮脂も増えるし、毛穴も拡大して、と気にされる方がとても多いです。

 

実際は、どういう毛穴で何が起こっているのか、ダーマスコピーでも確認を取りながら、診断と治療を説明していくわけですが。。。

 

いろいろいい治療法、これはとりあえずやって様子を診たら?というものはあっても、それがその方がしていいのかどうかは全く別の問題です。。。

 

毛穴を気にされている方は、とにかく、こじらせている方がとても多い!

 

こじらせて悪化の一途をまっしぐら!って感じです。

 

いろいろやってほしくても、させられないんですよね~。

 

まず落ち着かせること。

今やっているおかしなことは全部止めてもらうこと。

 

それだけで、ちょっとマシになるってんだから、驚きですね~。どれだけいらんこをしてきたか、ってね。

 

こじらせが済んで落ち着いた方なら、適応あることが多いんですけどね、落ち着いたら、もうそんなに気にならなくなったりするので、あまり要らなくなったりもする。

 

商売上がったりですか(笑)。

 

イオン導入は、恒例ですね。定番中の定番。

安価なわりに、ちょっといい。

大きい期待はしたらダメ。たかだイオン導入ですから。

(やり方が間違っていると、これは凶器になりますよ)

 

この紫外線も近赤外線も強い毎日、お天気が過酷なので、お肌も過酷です。

労わってあげるために、イオン導入のおまけです。

 

 

そして、日焼け止めですね。

日焼け止め塗るのに、夏も冬も関係ないと言えばないです。年中必要です。

ただ、今やっぱり、きついですわね。

活性酸素ばんばん増えるでしょう。

しっかりと紫外線カットしてもらうには、たっぷりとケチらずに塗ることがとても重要。

 

自分に合ったものでね。

 

この機会に、いろいろお試しください。

塗り直し用とか。

もっといいものがあるかもしれません。

 

部分痩身は、夏の定番ですね。

ほんとは夏前から、春、というか、冬の終わりから準備っているんでしょうけど。

 

つけ焼き場で、結構結果いい!という方もおられますが、余裕を持ったほうがいいのも事実。

ほんとは、血液検査とかやりながら、オーソモレキュラー療法併用で行うのが一番効率がいいんですけどね。

 

キャンペーンではないですが、この季節、やはり多汗症でワキ汗を止めるボトックス治療や、ふくらはぎを細く見せたい、ふくらはぎボトックスも人気です。

 

夏はイベントが多いですからね。

その前に、気になっているところを一度診てもらおう、ということです。

 

今年は酷暑ですから、オーソモレキュラー療法はとても重宝すると思います。

夏を元気に乗り越えろ~!!!

 

 

昨日のNHKスペシャル、ご覧になりましたか?

「ニッポン”精子力”クライシス」

 

今、日本人男性の精子がヤバいというお話。

 

番組のサイトより、

「去年発表された調査結果では、欧米人の精子の数が40年で半減。別の調査では、日本人の精子の数は欧州4カ国と比較して最低レベルだった。数の問題だけではない。「動きが悪く、卵子までたどり着けない」「DNAが傷ついており、自然妊娠しにくい」などと指摘されるケースも多いという。」

 

欧米人で半減ですか。。あんなに肉食べているのに。。。(魚全然食べてないけど)

 

欧米人ほど肉を食べない日本人男性、精子力はそりゃあ落ちるでしょう。。。

糖質のわ割合は昔よりもとても増えているし。。

 

ちなみに、アメリカ人は日本人の3倍肉を食べます。

先進国の中で、日本人の平均摂取カロリーは最下位で、中国、韓国よりも負けています。

日本人の平均摂取カロリーは、アフリカなどの諸外国同様、もしくはそれ以下です。

女性ならさらにもっと、です。

 

日本人の精子の話に戻りますが、

①数が少ない

②動いていない・動きが悪い

③受精しても細胞分裂を起こさない

 

数の問題だけではなく、質も低下しているわけです。

 

その結果、もちろん不妊症になるわけです。

 

不妊症の原因の男女比は、1:1.

当たり前ですね。

妊娠希望の患者さんが結構たくさんおられますが、ご主人が協力的(というか、当たり前ですが)なご夫婦と、全面非協力、というか、自分は関係ないから、とひどいご主人まで。。。

 

ほんとは子供が欲しくないにか、ほんとに自分の精子は問題がなくて問題があるとすれば、自分じゃないと思いこんでいるのか、調べるのが怖くて現実を知りたくないから、逃げているのか、それはわかりません。。

 

妊娠希望の方に必ずお聴きするのが、婦人科的な異常がまずないのかどうか、ご主人の精子は問題なかったんですか?ということの2点です。

 

この2点、どちらかがひっかかると、オーソモレキュラー療法も中身が全然変わってきます。

 

ご主人の精子に問題がある方も結構おられます。

 

ご主人と受診されることもあるし、ご主人の検診結果など持ってきてもらって、奥様から話を聴いて、ちょっとだけサプリを出すこともあります。

 

でも、お二人に大事なのは、まず食事です。

 

 

オーソモレキュラー療法でお食事日記は全員確認するわけですが、ほんとにボロボロの食事内容というのは、結構あります。

ボロボロ具合にもまたさらにレベルがわるわけですが。。。

 

お櫃は別としても、ご主人、同じもの食べているんですよね?

ご主人も体ボロボロですよ、きっと。

精子大丈夫ですか?という話は必ずします。

 

精子に問題があったとしても肝心の妊娠を維持していくための母体の栄養状態は整えておかないといけませんから、女性の体調管理はどういう事情であれ必ず必要です。

 

さて、NHKに話を戻します。

 

精子力が落ちている男性お二人に、どっかの精子専門で診ておられる医師がアドバイスして、精子力がどうなるか、というの取材されてました。

 

精子力を強くする方法、というのを紹介されてました。

 

確かに、活性酸素を減らすことも大事ですし、質のいい睡眠も大事です。

適度な運動も大事でしょう。

(取材の中で、メタボな男性がランニングされてましたが、ウォーキングではなくて、ランニングは活性酸素が増えます。。。25歳過ぎてウォーキング以上の運動をするなら、活性酸素対策がサプリで必要です)

アドバイスの生活を何日されたのか忘れましたが、精子力はちょっと改善してました。

 

アドバイスの中に、一番肝心な食事が抜けていて、コンビニばかりのは注意されて、彼女が料理作ってましたが(ひじき山盛りで。。。)。

コンビニの焼き鳥、コロッケ、菓子パン、安いアイスクリーム三昧などの食生活よりはましでしたが。。

 

もっと肉魚卵食わせろ!と思ってみてました。

 

精子力を落とす原因のひとつに推測されているのは、飽和脂肪酸の摂りすぎというのがありました。

 

いや、欧米人、魚介類の割合少ないですから。

アメリカでは悪い油も摂りすぎでしょうし。

 

と言って、今の日本人が魚食べているかというと食べてないんですよね~。全然。。

 

業界類の摂取量はず~っと落ちていっています。

 

NHKでのその先生からのアドバイスのひとつに、「亜鉛」が出てましたが、そこには今回は全く触れずにスルーでした。

番組でもいろいろ意図があるので、全部を1個ずつ丁寧に言っている時間もないんでしょうし、結局サプリの話になるので、NHKとしては、そういう話はいらないのかもしれません。

 

印象的だったのが、この精子力が落ちていた男性お二人以外にも多くの男性が、血液検査では全く問題がなく、精子を調べてみて初めて、精子力が落ちていることがわかる。

精子を調べることで、今後の病気のかかりやすさ、起こり得る病気などが予想できるので、病気を防ぐことにも役立つとおっしゃってました。

 

 

そりゃあそうでしょう。

精子が元気でないこと自体、栄養足りてないわけですから、そりゃあ病気にいろいろなるでしょう。

 

「亜鉛」は、アルコール摂取で大量に減ります。

また糖質の摂取でも大量に減ります。

亜鉛が減ることで、質のいいインスリン(血糖値を下げるホルモン)が作れませんから、ますます食後高血糖になり、ゆくゆく糖女病になっていくわけです。

 

亜鉛が減ると、細胞増殖がまずできませんから、精子はとても影響が受けやすい。

感染症にもかかりやすくなりますしね。

 

 

「血液検査で全く異常がないのに」というところで、「血液検査の読み方がおかしい」とはならないところが、現代の日本の医療の悲しいところです。

 

その「全く異常がない」と診断された方々も、オーソモレキュラー療法で血液検査の深読みをすると、おそらく全然栄養がなく、精子大丈夫ですか?と必ずなっていると思います。

 

先天的な問題だと難しいかもしれませんが、後天的な問題であれば、精子は必ず回復しますよ。

 

サプリも必要ですが、患者さん自身もちゃんと食事頑張らないといけませんけどね。

 

女性の卵子は、もう新しく作るということができません。

生まれた時に、残っている卵子の数が決まっています。あとは減って行くだけです。

なので、オーソモレキュラー

療法では、卵子の質を上げていくことに専念します。

子宮と卵巣の安定化も目指します。

 

男性の精子は、70日かけて作られているので、どんどん新しい質の良い精子を作り変えていくことなんて、全然できます。

 

精子力が落ちていること自体、とてもお疲れであることには違いありませんが。。。

 

男性も女性もとても疲れています。

 

原因は、

糖質の摂りすぎ・食事の中での割合が高すぎ・糖質単品の食事が多すぎ・タンパク質食べなさすぎ・野菜食べなさすぎ・質の悪い油摂りすぎ・小麦乳製品摂りすぎ・添加物摂りすぎ、ですね。

 

ちなみに、亜鉛が一番多く含まれているのは、「牡蠣」です。

次に牛肉、次に魚。

魚はミネラル豊富です。

 

お肉も含めたいろんなたんぱく質が必要です。

 

牛や豚の脂は、飽和脂肪酸でも実はオレイン酸がとても多く、オリーブオイルと同じです。

(ちなみに鶏肉はリノール酸が多い。炎症をおこしやすくなる可能性があります)

 

肉も大事ですが、必ず魚介類も同じくらい、あるいはそれ以上に食べること!

肉が悪いんじゃなくて、魚を全然食べてないことが悪いんですよ。

 

 

 

 

 

保険診療で先日来られた患者さんが、円形脱毛症でお悩みでした。

うちに来られたのは、別の疾患でしたが、その疾患の説明が終了したら、これはどこで相談したらいいんですか?と相談されました。

 

円形脱毛症は、皮膚科です。

 

でも、保険診療でほとんどすることはありません。

 

なぜなら、自然に治るから。

 

そのうち、と言われると困るかもしれませんが、明日明後日ってことはないでしょうけど、しばらくしたら勝手に治ってます。

(抜毛症と言って、自分で抜いているとかは別。もちろんベースに他の病気があって、薄毛になっているのも、別です。

別の病気がベースの場合は、見た目が全然違うのと、他にいろいろ診たら、絶対ではないですけど、円形脱毛症かどうかがすぐに皮膚科医であればわかります。)

 

だから、出す薬はないと言えばない。

 

すぐに治るから、心配いりませんよという話はしますが、それだけでは患者さんも心配だろうから、一応保険で通る薬はあるので(どこまで効いているのかは、よくわかりません。。。塗らなくても治るものだから。)

、もし心配だったら、何もせずに待つのが心配だったら、塗ってみてもいいですよ、という話をします。

 

そういう意味で言えば、同じ塗るなら、自費の育毛剤のほうがいいですが、まあ値段が違うから。

 

ほとんどの方が塗らずに様子を診ることが多いです。

心配な方は、もちろん塗ったらいいです。ステロイドでなければ。

 

まず診断が大事ですけどね。

 

円形脱毛症で治るから様子を診ていると、たまに、一個治ってはまた別のところ、一個治っては別のところ、というのを繰り返し、しまいには、絶えず3~4個はどっかにある、治るけど、同時進行で別のところにまたできる、というのを繰り返す方。ど

あるいは、どんどん拡大して、とうとう全頭脱毛にまでいってしまう方。ごくまれにおられます。

 

こうなると、もともとが円形脱毛症でも、かなり詳しい検査もいりますが、保険の検査では、これといった異常は見つからないことも。。。

 

こうなると、ステロイドを使われることも多いです。

塗り薬だったり、飲み薬だったり。。

 

困った時のステロイドです。

これは何科とか、何の病気かに関わらず、もう出す薬がない、という時に、ステロイドをいくと、パッと改善することがあるので、最後の必殺技のように使われることもありますが、1回チャレンジはありかもしれませんが、長期となってくると、副作用も心配。。。

 

保険診療で、多発性円形脱毛症のひどいのや、全頭脱毛レベルとなると、大きな病院(大学病院とか)レベルの皮膚科で診ていることが多いですが、ほんとにいきなり治る方もいたら、治ってまたいきなり抜ける、という方もいて、難治性です。

 

生えてきても産毛とか。そこから育たないとか。。。

 

なんとかしたいという方は、このまま効いているのかどうかもわからないようなステロイドをずっと使っていくのも嫌だ、と思っているなら、オーソモレキュラー療法です。

 

くれぐれも、市販というか、ネットで、育毛剤やシャンプー買わないように。

 

ネットで、そういうので検索して、広告しか出てきません。

基本、水(お湯)で十分です。

いらん刺激をしない!というのもとても大切です。

 

育毛剤で、今皆さんが市販で(ネットでも)買える医薬品として効果が実証されているものは、リアップ®だけです。

これは、医薬品です

育毛剤?まがいのものをネットや新聞の折り込み広告で買わない!

いらんものは塗らない!!

 

下手したらかぶれて、生えてきたらいいですが、こういうのは大体刺激になって、ダメージに負けて、ますますひどくなることがほとんど。。

 

こじらせないことが大切です。

 

そのレベルまで行ってしまったら、市販のものは一切使わない。

どうせ効かないし、お金と時間の無駄です。そもそも、皮膚に異常があったら使うなと書いてあるはずです。

皮膚科に受診するようにも書いてあるはずです。

 

まして、頭用の育毛グッズの器具とか機械とか絶対にダメですよ。

使うなら、主治医に相談してください。

簡単に手に入る、ほとんどのものが、育毛関係の場合、ろくでもないです。

 

そんなもので良くなるなら、難治性で病院でも苦労しないはずです。

 

オーソモレキュラー療法に話を戻します。

 

いろいろ保険で調べて異常がなかった場合、栄養欠損は絶対にあります。

すべての毛根が活動できるだけのエネルギーが足りないのでしょう。

順番に休んでる。

 

髪の毛作る工場も材料が来ないから、休みっぱなし。

 

それだけでなく、免疫系も暴走しているのかもしれない。

 

オーソモレキュラー療法やったから、すぐに生えてくるわけではないでしょうけど(かなりひどい栄養欠損だから)、

少なくとも、免疫の暴走は止めないといけないし、いつでもすぐに作れるように材料は入れておいてあげないと、他何をしても、効果悪すぎですよね。

 

食事も糖質ばっかり食べてたら、毛根も周りの栄養血管も、もちろん皮膚も糖化しちゃうでしょ。

キャラメリゼみたいに、ベッタベタでは、毛も生えにくかろう。

 

環境は整えてあげないとね。

 

 

ちなみに、育毛剤も、一応保険の薬よりは、効果が高いと言われている塗り薬(個人輸入の医薬品)や医薬部外品で市販のものよりは効果が高いものも処方します、希望の方は。

 

男性の薄毛は話が全然違いますよ。

男性の薄毛は、とりあえず、リアップ®買って、AGA専門クリニックで、スタンダードな厚労省承認の飲み薬をもらうか、です。

(副作用はいろいろとあるから、よく説明聞いて!)

検査もあるでしょうけどね。

 

AGA専門クリニックに行くと、いろいろな検査や治療を勧められると思いますが、とりあえず、この上2つでしばらく様子を診たら?

それだけで結構生える方、多いですよ。

 

男性も、市販の、ネットや通販の怪しいものに手を出さない!!

外用で、リアップ®以上の効果は、一切認めれてないですよ。医薬品だから。

もちろん変なシャンプーも器具も。

 

男性も、もちろん多少栄養欠損はベースにありますから、栄養の補充です。

AGAの場合は、ちょっと栄養素の種類変えますけどね。

 

全頭脱毛の方に、育毛メソセラピーと言って、海外の育毛剤(医薬品)を直接毛根のところに注射するのも、うちでもやりますが、それはあまりおススメしていません。

 

なぜなら、1回が高いのと、何回で効いてくるのか、ほんとに全頭の場合は、わからないからです。

(痛いし。。ブロック注射しても、全頭となると。。。)

 

患者さんがそれでもいいと言われたらやりますが、先に栄養補充ですね、やっぱり。

どうしても、というなら、せめて同時進行。

材料ないと、注射しても効率悪いでしょ。

 

普通の薄毛には、結構これはいいんですけどね。薄毛と、多発性円形脱毛症は全然違うから。

 

こじらせないことが大切で、今書いた、できることをちゃんと全部やったけど、ダメっぽい。。となったら、やはり専門クリニックで相談しましょう。

それが一番の近道です。

 

 

 

 

 

 

開業前から診ている患者さんというのが、何人かおられます。

昔の勤務していた頃からとなりますと、もう10年以上となります。

開業して、場所も処置や診察料も全然違うというのに、わざわざまた受診を続けてくださっていて、大変ありがたいことですね。

 

10年以上となると、お互い結構見た目の年がいくものですが、この方々、あまり見た目変わっておられませんね。

不思議です。

 

写真で見たら細かいところは違うのかもしれませんが、冷静に見ても、あんまり変わってないような印象。

 

この印象っていうのが実はとても大切です。

 

仮に全然老けてないし、よく見てもほんとに老けてないのに、「拭けてる」という印象をもたれたら、嬉しくないですよね。

その逆です。

 

開業していからの長いお付き合いの患者さんもおられますが、アラフォー、アラフィフとなってくると、しばらく何年も来られない時があります。

久しぶりに来られて、実は病気になってました、親の介護が大変だった、ということもとても多いです。

 

30代の方で久しぶりに来られたら、妊活していた、出産して育児が大変だった、子供が大変だった、と

女性の一生は、ちょっとした波乱万丈です。

皆さん大変です。

 

それで久しぶりにお会いすると、「老けはったな。。。」と思う方と、本当に変わってないな~という方と、これまた分かれます。

 

10年以上お付き合いのある患者さん皆さんが、毎月とかこまめに受診されていたわけではないですが、間が数年くらい空いた方もおられます。

でも、久しぶりでも、お肌のコンディションもそう悪くもならず、シミもシワたるみも、そう増えていない。

(40前後になると、たった半年で、かなり老けます。実は。)

 

来られないとわかっている時に、化粧品を買いだめした方もおられますが、さすがに途中で切れてるでしょう、ということもあります。

 

その場合、市販の、私がお勧めしている化粧品などを使ってしのいでいたそうです。

 

スキンケアの細かいことは忘れておられたり、勘違いされていることはもちろんありますが、こういう老けない方というのは、大筋間違えていない。

 

間が空いても、おかしなことはされておらず、質の良い、刺激の少ない化粧品を塗っておられただけ。

 

チリも積もれば山となる、で、こういうちょっとした日常生活の積み重ねがとても大切で、一番大事なのは、

「いらんこと、せんこと」

 

女性はついやっちゃうんですよね~。

他力本願というか。。。欲に目がくらんで、ついいらんこと、やっちゃう。。

わかった上で、ちゃんと確認されてやる分には、そうひどいことにはならないんですが。。。

こういう場合に、そこまで確認してやっている方はほとんどおられません。。

 

どれだけ、皮膚を攻撃しなくても済むか、どれだけ守り抜くか、ですね。

 

途中からオーソモレキュラー療法を併用されている方だと、もっとお肌も綺麗です。

ほんとにレーザーいらないな、というくらい、維持できてる方もおられます。

 

不老不死ではもちろんないですが、人間の体(皮膚)って、ほんとにすごいんですね~。とても正直です。

 

継続は力なり、で、わずかなことでも継続していくと、必ず結果が出るんですね~。

 

私も、長年からの患者さんにお会いすると、私も頑張らねば!といつも思います。

肉食美肌 優先順位 習い事 暇で始めた仕事

こちらもFacebookのコピペです。

 

以下、コピペです。

 

 

患者さんの中には、習い事で忙しいという方って結構おられます。

今まで専業主婦だったけど、暇だからパートでちょっと仕事しようかなといきなり始める方もおられます。
(生活のためとかではなく、あくまでも暇だから)

 

私は、女性はもっと社会に出るべきと思ってるので、暇なら、習い事も仕事もドンドンやってください!というほうです。

 

 

ところが、栄養欠損のひどい方がいきなりそういうのを始める場合、初診がマイナス10000点、ちょっと良くなってマイナス5000点になったくらいなので、まだ0点にすら来てないのに、新しいことにチャレンジし出す方も結構出てきます。

 

患者さんいわく、自信がついた!いろいろやりたくなった!と、やる気十分なのはとても素晴らしいことですが、体は実際そこまでついていかない…。

 

仕事にしろ、習い事にしろ、どんなに好きなことでも、ワクワクする分、脳がたくさん働きます。
(実際は、楽しいことだけッテコトハないですよね。人間関係の新しいストレスは必ず出ますし。)

新しい環境にもず慣れないといけません。

 

なにより、時間の拘束ができます。

たとえ時間が短かったとしても。

 

スケジュールが決まる、しかも融通の全くきかないタイムスケジュールというのは、かなりのストレスです。

 

ずーっとそういう生活をしてきてる、しないといけないという場合はまだ良いんですが、今までそうじゃない生活をずーっとしてきて、いきなり、というのは、慣れるのにかなりの時間を要します。

 

ただでさえ栄養ないところに、ますます使う羽目になります。

 

そうなってくると、これは全員共通ですが、食事学おろそかになります。

 

食べる時間がない
買い物に行く時間がない
作るのがめんどくさい
できあいのお総菜でいいや
野菜は食べない
カット野菜だけ食べてる
などなど

 

と、今まで全部手作り、野菜もタンパク質もたっぷり食べられるようにしてたのに、ひどい食事に変わります。

 

新しいことして、栄養欠損ドンッ!!と減っているところに、メタメタな食事…。

 

あっと言う間に、マイナス10000点逆戻りです。

 

ちょっと体調良くなって、その人なりに楽になっていたところの逆戻りですから、これはこれはかなりツラい。

 

1度知ってしまいましたからねー。
体が言うこと聞いてくれる楽さを。

 

栄養欠損のひどい方は、新しいことを始める時は、かなり慎重にいかないと。

 

 

自分の生活の中で、何を1番に持ってくるのか?

 

暇だから始めた習い事やパートの仕事ですか?
自分の体犠牲にして食生活もぼろぼろになって、それでもそれは続けないといけないものなんですか?

 

 

続けるというなら、その分サプリはかなり増やさないといけないし、食事も、お総菜にしても少しでもいいものを、としてしたら、ビックリするようなお金がかかりますよ。

それでもいいんですか?

 

今の自分にとって、優先順位を見直しましょう。

 

妊娠は、タイムリミットがあるので、妊娠第一なら、寄り道せずに、そちらに専念されるほうをお勧めしてます。

時間はお金で買えません。

 

妊娠関係なくても、早く体が楽になったほうが良くないですか?

早く良くなって、なんでもチャレンジできる体を手に入れましょう!

落ち着いたら、始めたらいいんです。

今は、治すとき。