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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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まだ先日のガッテン!を観ていないのですが、要約すると、糖尿病の方は、睡眠障害があるから、インスリン抵抗性が上がって、よけい糖尿病が悪化する、だから、睡眠障害をなんとかして熟睡させてあげると、糖尿病が改善、というようなことでよろしいのでしょうか?

 

ガッテン!の内容は観ていないので、置いておいて、

糖尿病の方が、夜間熟睡できないのは、栄養療法をやっているものから言わせていただくと、当たり前と言えば当たり前です。

これは糖尿病の方だけではなく、ある程度の耐糖能異常がある方全員なので、大勢の方にあてはまることですが、夜に糖質を結構がっつり摂って(この糖質の種類によったら、少量であっても、ガッツリ!同様です。例えば、耐糖能の落ちている方の食後のアイスクリームやお菓子などの砂糖・果糖ブドウ糖液の入ったもの)、寝てしまうと、夜間寝ている間に、血糖値が乱高下して、低血糖発作を起こしていますから、体の中では、インスリンと逆の働きをするホルモン総動員で、自律神経も振り回されてボロボロです。

ご本人はさっさと寝たつもりが、体の中は全然寝てなくて、それどころか、ず~っとやっきになって、なんとかしようとてんてこ舞い。。

これは疲れるでしょう。だって、寝てないんだから。

 

熟睡できるという、今までとは機序の違う睡眠薬を紹介されたようですが、阪大(→大阪市立大学でした)がそういうデータを取っておられるそうなので、効く方もいると思いますが、睡眠薬飲む前に、せめて夜間の糖質を減らすなり、無くすなり、種類を変えるなりするほうが良く効くのでは?

寝てるのに、全然疲れが取れないという方は、夜間の糖質を止めてみるのがひとつの一番簡単な方法です。

 

まあ、そんな簡単に止められたら、糖尿病になっていない!というオチになりますか。

糖の中毒性が大概ひどいから、病気にまでなるわけで。。。

せめて主治医と相談して、夜間の血糖値の安定化を測るだけで違うと思いますが、薬だけでどこまでいけるのか、ご本人の努力がなにより大事で。。

だから、睡眠薬って話になっちゃうんですかね。

阪大(→大阪市立大学でした)の結果を待ちましょう!

 

ひとつの病態の原因が、たった一つということはないので、その睡眠薬が効く方もいらっしゃるから、そうやってデータを取っておられるわけでしょうし、血糖値が乱高下すらせず、ずっと高いまま、という場合ももちろんあるわけで。。

(ずっと高くても、いろんなホルモンはそれなりに総動員だと思います。まだ出せるのであれば。

これが、出せなくなったら、もっとひどいことになってしまうので。。。大変です。。)

 

でも、食事の変更だと、薬使わずに済むので、ぜひ一度やってみていただきたいものです。

(加筆です。

**糖尿病で薬を飲んでいる方は、必ず主治医に相談してから、糖質制限はやってください。薬の種類によったら、低血糖になりすぎて、命の危険に関わることもあります。自己判断は絶対におやめください。)

 

 

 

すみません、ブログサボりすぎましたね。

今やっている仕事が二段落終わって、三段落を終わるかどうかというところです。

合計何段落まであるんだろう。。あと、もうちょっとなんですが。。五段落くらいでしょうか。

 

ブログは、パソコンで書いているので、ちょっとした時間に書けないんですよね~。

しかも長いし(笑)。

 

それに引き換え、facebookは、ちょっとした移動時間とか気分転換とか、ほんのちょっとした時間にちょこちょこ書けるので、とっても便利!

うちのfacebookは、アカウントなしでもどなたでも閲覧できるようになっていますので、そちらでちょっとした情報をアップデートしたりしていますから、そちらもご覧ください。

 

「ビジター投稿」と言って、私以外の方の質問は、そちらに投稿されています。

他の方の画面だったらどう見えているのかがよくわからないのですが、私と「友達」になっているか、フォロワーになっていたら、私が投稿したりコメントすると連絡がいくのかな、それでなかったら、ご自身で探すしかないので、新しいことが見つからないかもしれません、というか大変かも。。

 

うちで栄養解析を受けて栄養療法されている方限定の「あいこ皮フ科クリニックの栄養療法」グループでは、メンバーである患者さん方と密な会話がなされております。

これがあるから、今まで、「あの方、大丈夫かな~」と思っていた方も、なにかあったら、ここで質問されたり、体調の相談があったりするので、早めに対応できたりすることもあるので、安心です。

体調悪い時に、何を食べたらいいんだろうとか、これ食べていいのかなとか、病院行きましたかとか、行ったほうがいいですよ、予約を取ったらどうでしょう、などなど、直接診ているわけではありませんから、大したことではないですが、体調悪い時には心強いかと思います。

 

私もSNSって、ちょっと億劫だったんですけど、Facebookはやってよかったです。

大勢の方とも知り合いになれたし、自分だけでは知り得なかった情報も入ってくるし、なによりうちで栄養療法を受けておられる方の勘違いが減らすことができるように少しでともなったかなと。

みんながみんな、Facebookのアカウント持っていらっしゃるわけではなないので、よくわからないことに手を出すのって、怖いですよね。

私もわかっていないことには(メリットとデメリットと)手を出しません。

最低限のことは、調べましたし、クリニックやっていなかったら、Facebookはやらなかっただろうなと思います。

これからアカウント取る方は、とりあえず最低限の絶対にいる情報だけ入れて、「公開範囲」を「友達のみ」にしておいて、誰とも友達にならなかったら、誰も、あなたのページは見れません(と思います)。

私と「友達」にならなくても、うちのグループには、「メンバー招待」で承認が取れますので、大丈夫ですよ。

栄養療法グループの他の方の質問を読んでいるだけで、勉強にもなるし、気付くこともたくさんあるし、なにより皆頑張っているんだと知ることができるので、励みになります。

「あの方は、熱心なんですよ~。私、そこまでやっていない。。。」と言っておられた患者さんもいらっしゃって、「あの方は、とてもまじめなんですよ~」とお答えしたり。

(患者さん同士は、名前もどこのどなたかはご存知ありません。)

「自分一人が悩んでいるわけではない」と知ることって、かなり大事かも。。

 

まだ、うちの患者さんで栄養療法したのに(やっているのに)、アカウント取るのがよくわからない方は、とりあえずご連絡ください。メールでもお電話でも。

このグループ内でのご質問や私の回答などはすべて無料ですから、使わない手はないです。

バシバシ使ってください!

食事をしていて、買い物をしていて、仕事や家事をしていて、ちょっと困ったこと、あれってどうなんだろうということ。

どんどんお聞きください。

私も勉強になりますし、自分の栄養状態を見直すきっかけにもなりますから~。

先日の続きです。

 

シャンプーやトリートメントに硫黄を入れておいて、一体なにが「スーパーナチュラル」なんだか、私にはさっぱり理解できません。

 

そりゃ、硫黄もどっかその辺から取ってきたら、天然のものでしょう。硫黄の温泉のとこなんか行ったら、天然の硫黄だらけです。

 

ちなみに、硫黄には角質溶解作用があるため、硫黄の温泉に入ると、角質が溶けて、お肌が一見ツルツルすべすべになります。なので、「美肌の湯」みたいにうたっているところもあるかもしれません。

が!ニキビだらけの脂性の方がちょっと入るのはいいですが、溶かすということは、ケミカルピーリングと同じです。脱脂力も強いです。

乾燥肌の方、敏感肌(それだけ皮膚のバリアが弱いということ=角質が薄くて弱いということ)、子供やお年寄り(皮膚のバリアが弱い)が長湯すると、ガサガサになります。

乾燥がひどくなる=バリアが壊されることで、異物が侵入し、炎症反応が起こり、かゆくなる、掻いてますます炎症がひどくなる、場合により赤くなる。

 

皮膚科では、硫黄の入った薬は、ニキビの方に処方していました。硫黄カンフルロ―ションというやつです。昔の薬ですが、今も出している医師もいるかもしれません。好きな人は好きかも。

乾燥肌の方には出さないし(出すわけがない)、塗るにしてもニキビのところだけで、全体に塗ったりはしません。

 

それをシャンプーに混ぜたら、そりゃあスッキリというか、皮脂取りすぎるでしょ。乾燥しすぎるのをごまかすために、なんかいっぱい混ぜてあります。

 

それを使っている患者さんですが。。

私のブログの「おススメしない化粧品シリーズ:オーガニック化粧品」は読んでいらっしゃったんですが。。

それで、石けんシャンプーを使われたようですが、うまくいかなくて、またこのオガーニックのろくでもないのに戻れたました。

 

石けんシャンプーを使ってみて、うまくいかない方というのは、結構いらっしゃいます。

石けんシャンプーには、洗浄成分のアルカリのみで、他に何も入っていないので、洗浄力・脱脂力もそこそこあり、傷んだ髪の毛をごまかすものが何も入っていませんから、合成シャンプー・トリートメント・ヘアクリームなど、ろくでもないものを大量に、しかも長年使っていた方で、栄養状態も悪い(これは、ほぼ全員です。あなたもですよ。)と、バシバシになります。キシキシいうか。手櫛は水に塗れていると、まず通らないでしょう。(これは通らなくていいです。摩擦が多いから当たり前です。)

石けんシャンプーの後、必ず専用のリンスで中和させてください。

(中和させずに、バシバシがひどくなるのは、これは当たり前です。)

 

洗髪後に、椿油を使うかどうかですが、乾燥が気になる方は使えばいいです。皮脂の代わりです。そのうち、皮脂がちゃんと出るようになって、髪の毛をコーティングして、ツルツルの髪の毛になります。動物と同じです。

(だから、犬や猫を、合成シャンプーで洗ったら、ダメですよ。必要もないのに、勝手に人間の間違った、こまめにシャンプーで洗わないといけないという「常識」を押し付けるから、犬や猫が皮膚病になるんです。飼い主がペットの皮膚のバリア機能を破壊しているわけです。)

 

石けんシャンプーでうまくいかない方というのは、合成洗剤のようなシャンプーで、角層のバリアが破壊され、皮膚自身が保湿することもできなくなり、皮脂すらも出せなくなってしまっているところに、今までだったら、合成シャンプーやトリートメントに、質の悪い保湿剤が山ほど入っていて、それらでごまかされていたので、それなしでは生きていけないくらいの状態になっていたところに(麻薬と同じですね)、石けんのみで洗うわけですから、ほんとの姿が露呈します。

ガサガサのパシパシなのは、それが本当のあなたの髪の毛の姿です。

 

これに我慢できない方が多いので(そりゃそうだと思います)、脱落されるわけですが、ここでじっと我慢するか(皮膚がもとに修復され、保湿ができるようになり、皮脂も出るようになるまで)、我慢できない方には、低刺激のもっと使いやすいシャンプーなど、使いやすい方法や商品をブログや診察に来られた時に、教えています。

 

だから、その方もバシバシになったのかと思いましたが、なんとこの方!

石けんシャンプーに変えたら、ベタベタになったというのです!!

 

恐るべし、オーガニックシャンプー!!

 

ま、使い続けていたら、この後、バシバシになっていくんですが。。

 

硫黄なんかで皮脂やら保湿成分取りすぎるから、体は困って、皮脂を一生懸命出していたんですね。。それで頑張って、バランスをなんとか取っていたんですよ。

硫黄が止まった瞬間に、体はそんなことわかりませんから、いつもみたいに、ドバっ!ドバっ!と出していたわけで、なにも入っていない石けんシャンプーだから、ベタベタになったわけです。。

 

これはもう体が、「もうそんな出さなくて大丈夫なんだ」とわかるまで我慢するしかないです。

こんなシャンプー捨てるか、お風呂掃除にでも使うかですが、どちらにしろ、即刻止めることが重要。

 

でも、患者さんは、「高かったのに。。」とあきらめない。

ブログ読んだんだから、その時にちゃんと止めていれば、このバカ高いシャンプーやトリートメントを買わずに、しかも被害もここまで出なくて済んだのに。。

 

ちなみに、この方は、薄毛相談で受診です。

メソセラピーするほどではなく、ヘアケアと栄養に気を付ければ終わりです。塗り薬も私いらないと思いますが、患者さんがどうしても欲しいというなら出す、というレベルです。

ただ、おかしなことはすべて止めないといけません。

おかしなこと止めていないのに、それが「毒」みたいなもんですよね。自分で邪魔しているわけですから、1億円の特効薬を塗ったところで意味がないです。

 

糖質・グルテン・カゼイン・タバコ・アルコール・カフェインなどは、中毒性があるので、脳にも作用しますから、これは自力で難しいことが多いです。自分だけで抜け出すのは、かなりの強い意志もいりますし、強い意志だけでは無理なこともあります。医療の力を借りないといけないこともあります。

でも、シャンプー止めるなんて、捨てるだけです。

他を使えばいいんですから。

 

栄養状態ももちろんひどく、特に貧血がひどい。うちの患者さん、貧血多いです。隠れ貧血なんて、女性ほぼ全員です。

この方の貧血のひどさは、ワースト1くらい?っていうほどひどい。

でも、スポーツは好きだから止めない。

今はダメ、しないように言いましたが、止める気もないし、栄養を足すつもりもない(栄養療法をする気もない)。

これで、なんとかしてくれ、というのは、私には無理です。

そうこうしている間に、もう時間終了ですから、止めたくない、やりたくない、と言っている方に、無料で時間延長してまで、説得はしません。

こういう方には、「説得」ではなく、ただウザいだけです。ウザがられて、私の時間を使うわけにもいきません。

おかしなことを全部止めて、少しでも栄養療法をするなら、全力で応援しますけど、考え方が真逆だとね。自分の考えにあったクリニックで治療するのが一番ですが、お金巻き上げられて終わらなければいいんですけどね。

 

 

私自身は、クリニック用のルートなどではなく、一般の方が個人輸入でサプリを買うことは、一切患者さんには勧めていません。

最大の理由は、品質保証がないから。

偽物であっても、そこに頼んだ本人の責任ということです。

個人輸入というのはそういうもんで、ブランドものもそうですが、偽物だらけのサイトって多いでしょう。値段も全然違う。安すぎたら、絶対におかしいですが、中途半端に安いとなったら、何が本物かわかりませんよね。

個人輸入でなくても、街中の並行輸入品と取り扱っているお店で売られているブランドバッグなど、なにかあっても、デパートや正規代理店にもっていっても、相手にしてくれませんよ。偽物のことが多いから。

デパートや正規代理店に買うと、鑑定書ではないですけど、本物である証拠の、なんか紙の証書(そんな大そうに見えるものではないですが)をくれます。

なにかあったら、これおも必ずお持ちください、となります。

個人輸入っていうのは、そういうもんです。

 

アメリカの恐ろしいような用量が表示されているサプリを買って飲んだところで、もとから、あんな量は入っていませんし、吸収率はものすごく悪い。

栄養療法やそれ以外の方も、飲んでいるサプリは全部持ってきてもらって、確認していますが、アメリカの個人輸入のサプリを飲んでいる方、結構いらっしゃいます。

でも、それでなにかが良くなった、なんて方、診たことないです。効くわけがない。

すっごい量が表示されていても、血液検査で、全く吸収していない、というか入っていないことがとてもよくわかります。

時間の無駄、お金の無駄、なにより安物の合成で肝臓に負担かけてないか?と思います。

どちらしろ、即刻止めてもらっています。メリットが何もなければ、デメリットのほうが勝ちます。

 

じゃあ、国産のものを買うのかとなるわけですが、国産のサプリも、私はほとんど止めてもらっていますが、患者さんが買ったところでまだたくさん残っているとか(しかも高かった)いう場合に、「この分は飲み切っていいですが、効くことはないですよ。次は買わないでくださいね。お金がもったいないから。」と言っています。

添加物だらけのものは、すぐに捨てるように言うこともあります。

(飲むのを止めてくださいね、とだけ言うと、捨てないので、「もったいない」とまた飲むんですね、これが。肝臓に負担かけて、害だらけのものを飲んで、一体なにが「もったいない」のか、わかりませんが。。)

国産のサプリをどうしても買いたい、という方へのひとつの目安です。

何度も言いますが、国産であっても、市販のサプリで「これを買って飲んでください」「飲むといいですよ」と私が言うことはめったにありません

ないことはないですが、必要な方のみにお願いしているので、何に効くのかもわかっていないのに、なんか流行っているから、いいらしいから、と買って飲むのは勧めていません。

(もっと他に先に買って飲む栄養素ならあるでしょう、という考えだから。サプリでないなら、食費にその分回して、と思います。)

 

私ではありませんが、独立行政法人 国立健康・栄養研究所というところが、発表している考えです。どうしてもサプリを市販で買うなら、その時の参考にされてみてください。

http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201306_01.pdf

「健康食品を正しく理解しよう!」

 

ちなみに、うちで取り扱いの医療機関限定サプリメントは、ここに載っているGMP工場で作られています。

GMP工場自体が、国内に、そんな数はありません。

また、GMP工場で作れた=絶対安全、というわけではなく、その工場に作ってもらうにしても、どう品質管理をしていくのかは、依頼するメーカーがどれだけわかっているのか(サプリのレシピというか、製造の原料から製造工程も指示するわけで)、その管理にどれだけお金を出すのか(品質にこだわればこだわるほど、コストがかかります。原価が高くなると、売値も高くなり、通常、市販のサプリの場合、流通させるのに適した料金(皆さんが買いやすい値段)というものがありますから、原価を上げるわけいはいかないのです。メーカーがなにより儲けないといけないので、利益が最優先です。

栄養素にもよりますが、「結果」がある程度出ないと、効いているかどうかの判定ができませんよね。

わかりいづらい(自覚症状として)ものもありますが、それがちゃんtに見えてきます。

時間が結構経っても見えてこない時は、なにか他のアプローチが必要なのかも、という目安に逆になるわけですが、サプリに質が最初から悪かったら、アプロ―チが合っているのかどうかも判断できません。

 

時間だけはお金で買えませんから、時間とお金は有効に使いたいものです。

 

 

 

 

定期的に来られていた患者さんが、パタッと来られなくなる時があります。

良くなって、とりあえずスキンケアで頑張ろうと思った、会社が不景気になった、生活環境が変わって、通う時間が合わなくなった、などの理由以外に、自分、もしくは家族が体調を崩した、というのがあります。

特に、40~50代になってくると、子供の問題よりも親の介護や病気というのが増えたりします。

30~40代の方は、子供のことですかね。

急に子供が体調を崩したり、病気になったり、お母さんは大変です。

 

お母さんと言えば、無事出産を終えられた、とある大学病院で苦労された患者さんですが、先日、お子さんのワクチン接種だったそうなんですが。。。

その日行ったら(連れていかれたのはご主人)、小児科の医者から、全部いるからと、6種類、1日で打たれたそうです。。

 

私は、小児科ではないので、子供のワクチンが今どうなっているのか全然わからないのですが(結構ルールが変わったりもする)、6種類もするの?!一度に?!

今、そうなっているんですか??!!

いかがですか?小児科ドクターの方々(もし、これを読んでいらっしゃったら、教えてください。)。

6種類!!

いや~、私は子供だったら、6種類は勘弁してほしいな。。

6種類を一度に注射することが本当に必要だったのかどうか

(日をわけなくてもいいのか、分けた場合とのメリットは?何度も来なくてもいいですよ。というくらいのメリットなんでしょうか?それ以外のメリットは?)

患者さんが連れていかれたわけではないので、そこはわからないのですが。。

 

翌日、赤ちゃん、顔が真っ青になって、すぐにその大学病院連れていったそうです。

病院につくと、38度を超える熱を出して、緊急入院。。。

その後も大変だったようで。。。

 

話を戻します。

女性の場合、もう生理が来たら(ほんとは来る前から)、なにが起こるのかなんて、誰にもわかりませんから、少々のことが起こっても大丈夫なように、栄養をしっかりつけてといてほしいです。

男性も、仕事が大変なこともわかりますし、ストレス・プレッシャーも大変だと思います。

でも、女性みたいに生理ありませんからね~。

そこが最大違う。

毎月生理で出血をしている、というのは、かなりのハンディです。

こちらに、女性のライフステージがいかに大変かをわかりやすく書いてあります。

初潮

結婚

妊娠

出産

子育て

閉経

結婚や妊娠出産は、経験しない方もいらっしゃいますが、生理が毎月来ることがほとんど。

男性からしたら、生理のつらさはわからない(経験できませんしね)ので、毎月出血することがいかに体調に不調をもたらすのかは、経験した人間じゃないとわかりません。。

私も妊娠出産子育てをしていないので、それらがどれだけ大変なのかはわかりません。

ただ、血液検査のデーターを診ると、どれもえげつない栄養欠損を助長させていることはわかります。

 

生きていたら、いろんなことがありますよね。

結婚はゴールじゃないから、第2幕スタート!って感じでしょうか。。。

 

少々のことには負けないように、栄養を摂っていただきたいです。

 

スキンケア相談・シミ・しわ・たるみ、肌関係なんでもそうですが、日焼け止めの必要性の話が出てきます。

特に、シミのために、高いお金を払って治療をしていこうとしているのに、日焼け止めを塗らない方は、うちではお断りしています。治療(光やレーザーの)はしません。

なぜかというと、他力本願だから。

 

日焼け止め日焼け止めって、うるさいし、先生効かないから、副作用出るからっていうけど、これだけお金払っているんだから、なんとかなるんでしょ?

 

みたいな。。

こういう方は、まあ救いようがないのですが。。。もうそりゃすごいセレブで、1万円を100円くらいの感覚で思っているような方であれば、日焼け止めを塗らずに、好き放題紫外線を当たって、治療もやる、ということはできると思います。でも、お金をかけたほど効いていないし、積極的な強い治療というのはかなり危ない。。こういう人に限って、いくら副作用や合併症の説明をしても、自分は絶対に関係ないと思っていて、なにかあると、「聞いていないっ!!」ともめることになるので、こういう理解していない方には、美容医療はやってはいけない決まりです(やっているクリニックは多いですけどね。なにかあったら困るので、す~っごい低い設定で、てきと~にやる、やっているふりをするだけの治療の真似事をして、お金は巻き上げるわけです。)

 

まあ、塗らない方は、やらなければいいだけの話なので、そういう方はほっておいて。。

 

問題は、塗りすぎる方です。

真面目すぎるとでもいうのでしょうか。。実際はそれだけではないのですが、まじめすぎる方も中にはいらっしゃいます。

 

紫外線がシミもシワも作るし、老化を進めるんですよ、シミの治療をするなら、顔にしっかり日焼け止めを塗ってくださいね、という説明をするわけですが、次回来られたら、朝起きても、カーテンも明けない。遮光カーテンも閉めっぱなし、もしくは雨戸を開けない。暗~いところで、昼間ずっと電気を少しつけて暮らしている。。。

あるいは、職場に窓があって(そこまで日当たりがいいわけでもないのに)、職場に遮光カーテンを取り付けた。

もう夜になるというのに日焼け止めをまた塗る。。

家の中にずっといてて、それほど日当たりもいいわけでもないけど、1日3回日焼け止めを塗っている(夏でもないですよ)。。

などなど。。

やりすぎる方が時々いらっしゃいます。。

 

そういう方には、「そんな必要はないですよっ!!」とびっくりして説明をもう一度しますが、(本当のどれくらいの紫外線が入ってきているのかも聞きますが)

全部やりすぎのケースです。

 

紫外線は、ブログでも何度も書いていますが、どこまで忌み嫌うものではありません。

人間が生きていくうえで、絶対に必要なものです。

日中は、必ず明るいところで過ごさないといけませんし、体内時計がおかしくなります。夜は寝られなくなるし、日中は頭がボーっとするし、自律神経もボロボロになっていきます。

うつ病などの精神病のリスクも上がります。

仕事で、全然窓のないところでず~っと過ごしている方には、休みの日は日に当たってくださいとお願いしています。

 

普段過ごしている環境を、見てきたわけではありませんが、季節なども考慮して、これくらいの塗り直しの回数でいいんじゃないですか、ともう一度言います。

 

それでも、「紫外線が怖くて、怖くて。。。」という方がたまにいます。

もう理屈ではないんですね。

そこにあるのは、ただの「恐怖」。

その「恐怖」は、紫外線にではなく、「紫外線で老化する自分」が怖い。。

という感じでしょうか。。

 

毎回、そんなにしなくていいですよ、逆に、日焼け止めにも添加物は入っているし、必要以上に塗ることで、添加物も塗るし、そのたびに顔にも触るし、メリットだけではないんですよ、と言い続けて止められる方もいますが、止められない方もいます。。

もうご本人ですら、止められないのですね。。

 

こういう方は、重度の栄養欠損です。。大体、痩せすぎです。

BMIは、絶対に18.5はないです。

18.5以上の場合は、何度か言ったら止められますね。

で、こういう方の場合は、もうほっておいても、ちゃんと塗るので、それこそ安心してシミ治療の強いことができます。

 

止められない方の場合、紫外線によるシミの増生はあまりありませんが、栄養がないことで、強い治療をした場合の副作用合併症は出やすいし、思い込んだら止められない方なので、こちらはかなり厄介です。

こういう方の場合は、ほんとに理屈とか話合いの問題ではないので、何度説明しても徒労の終わります。

今だったら、栄養療法を間違いなくさせます。

 

。。。させます、といっても、タダではないので、勧めても患者さんがやらなかったら、できません。。。

そこが一番難しいところです。。

で、またこういう方に限って、全然やらないので、先に進まないんですよね~。

栄養がちゃんと摂れていれば、肌ももっときれいになるし、少々の紫外線の害なんて、体で勝手に消しておいてくれるというのに。。

 

 

 

緊急帝王切開の予定から、1か月ほどしたある時、突然その患者さんから連絡が来くて、

「レーザーしたいんですけど」と。

 

妊娠中は、おなかに赤ちゃんがいるので、美容医療はほぼできません。

妊婦さんで実験が確立されていませんので、理論上問題ないと考えられても、普通はやりません。なにかあったら、誰も責任が取れないからです。

授乳中の場合は、レーザー等はいいんですが、薬の必要な処置の場合は、薬がおっぱいにいってしまうので、授乳中にもそういう治療はうちではやりません。

するなら、薬の関係ないものです。

 

おなかに赤ちゃんがいないから、レーザーはできますけど。。

「あの、赤ちゃんは。。?」

「今、NICUにいます」

 

。。良かったっ!!!

無事生まれたっ!!

「赤ちゃん、元気に生まれたんですね?!無事なんですね?!!」

「いろいろ問題はあるけど、とにかく無事です!」

 

良かった~っ!!

もう、心配ずっとしてたんですよっ!!連絡ちっとも来ないから~!!

 

低体重でやはり生まれてきて、NICU行きですから、その他にもいろいろあったから、バタバタしていて、大変だったそうです。

「連絡が遅くなって、すみません~」といつもの笑顔で言われました。

 

もう=、泣いちゃいましたよ=。

 

やっと一段落して(あまりしていないようでしたが)、少しだけ精神的余裕ができて、レーザーもしたくなって、私にも会いに来てくださいました。

 

良かったです、ほんとに良かったです。

 

実際お会いした時に、連絡来ないから、なにかあったのかと思って、万が一のことだったら、もう告発するしかないのか?!くらい悩んでたんですよ~とお互い笑いながらお話することができました。

 

ただ、赤ちゃんは無事生まれてきましたが、ほんとはもっとお母さんのおなかの中に長くいたかったはずで、そのほうが栄養ももらえたし、おなかの外からくらべると、断然安全です。感染症の問題とかね。

甲状腺がちゃんとしていれば、もっと普通の妊娠出産だったんじゃないのかと勝手ながら思ってしまうので、そりゃわからないんですけどね。

サプリをどこまで買って飲むのかは、個人の考え方にもよりますが、甲状腺は保険診療の範囲のことで、そのために準備していたのに。。。と私の中では結構悔やまれます。。

 

妊娠8か月くらいの時に(お二人目)、うちに栄養解析をしに来てくださった患者さんがいらっしゃって、一人目の産後があまりにしんどくて、二人目はなんとかならないか調べておられたそうです。

解析レポートが出るころには来れないかも、と血液検査の結果が出た段階ですぐに結果を聞きにきてもらって、採血当日からもサプリ飲んでいただいていましたけど。

(解析レポートが思ったよりも早く出て、なんとか患者さんも聞きに来られて、ぎりぎりセーフでした。)

その方ともメールでやり取りしてましたが、予定日になっても陣痛の気配がなく、直前から、鉄やらBやら亜鉛やら摂り始めたから、赤ちゃんからしたら、たくさんごちそう入ってきた!とまだ出ていきたくなかったのかもしれませんね、と言っていたりしました。

1週間くらい遅れてだったかな、出産されて。

産後の経過は、赤ちゃんもお母さんも順調で、一人目よりもすごく楽だったそうです。

この方は、甲状腺の問題はなかったのも幸いでした。

 

別の方で、甲状腺に問題があって、有名な病院にすでに通っておられて、ただ、血液検査を頻繁にするわけでもなく、経過を診ているだけなので、薬も出ていません。甲状腺機能低下を診てもらっているわけではない方です。

うちには美肌治療で受診されて、その途中で、妊娠したいことを打ち明けられたので、栄養解析を勧めました。そしたら、やはり甲状腺機能に問題があり、これでは妊娠できない(と考える)ので、うちで薬を出してもいいけど、もともと診てもらっている病院に断りなく薬出せないから、紹介状書くから、どっちで診るか相談しましょう、と紹介状を書きました。

このトラブルのことがトラウマでありましたから、この患者さんにもまさかそんなことは起こらないと信じたい、もし薬も出してくれず、理解もしてくれなかったら、私が薬を出して診ればいい、と自分に言い聞かせて紹介状を書きました。

でも、そもそも甲状腺と不育症について学会発表などをしている病院ですから、私が心配する必要はないはずですが、どの先生があたるかわかりませんから、患者さんにその辺の事情も話して、妊娠希望と受付にも言うようにお願いしました。

(紹介状にも、これくらいの数値でコントロールしたいのですが、と差し出がましいですが、念のため書いておきました。二の舞が嫌だったので。。

前の大学病院にしろ、わざわざ数値まで書いているんだから、この数値はどっから?と調べろよ!と思っちゃいましたけどね。皮膚科医が言っても、自分が知らなかったら、自分のほうが専門だからとバカにされているんでしょうけど、バカはお前だ~っ!!

ついでに言いますと、この大学病院の内分泌の医者は、出産が終わると、もう診ないから、別の病院にいってくださいと言い放ったそうです。しかも紹介状書く気配すらなし。。。書くからとも、紹介するから、とも言わないらしい。。

はあ=っ??!お前が診るっつーから、お前に任せたんだろっ!!じゃあ、診ろよっ!!って思いますけどね。

なんや、それ。。不育症に追い込んでおいて。。この医者は一生気づかないだろうな~。

確かに、出産してしまえば、甲状腺機能が低下していようが、赤ちゃんには関係ありません。

でも、、低下しているんですから、患者さんの体はしんどいんです。。

患者さんには、私が診るから、紹介状もいらないし、他院探さなくていいです、と言ってあります。)

 

話を戻します。

そこの病院は、さすがにさすがでした。薬もちゃんと出してくれて、紹介状の内容をみて、この先生、すごいね、と褒めてくださったそうです。

照れます~(^^♪

良かった。わかってもらえました。

っていうか、私はそこの抄録読んでますから、そこの病院のデータですし。もう1個大御所のデータもそうですが、そんなことは、そちらの病院は認識済みなので、安心です。

ちゃんと妊娠希望の方用の甲状腺の薬の飲み方の指導のプリントまでくださってました。さすがです。

あとは、栄養を上げるだけですね。

 

自費診療で、病院で差があるのは仕方ないのかもしれませんが、保険診療でここまで差が出るとは。。

まさに情報格差ですね。恐ろしいです。。肩書がほんとに関係ない世界になってきました。。これは知っていないと、見抜けないし、気づかないですよね。。

→続く

 

さっきから何故かネットにうまく繋がらなくて。。やっと繋がりました。

 

さて、緊急帝王切開の予定となった患者さん。

連絡が取れません、というか、メールの返信が来ない。。

赤ちゃんの安否がわからないし、最悪の事態が起こっていれば、こちらから、その後どうですか?とも聞けません。。

ただ、待つしかないのです。。

 

でも、1週間たってもメールが来ず、私は最悪の事態を想像しました。。

そして、これは、訴訟かな。。とも思いました。

 

羊水が空っぽになっていたのは、患者さんが診てほしいと主治医にお願いして、主治医が診察を拒否するのではなく、その場で診ていて、その時に緊急帝王切開が決まっていた場合、同じ結果になったかどうか、というのが、私は産婦人科医ではないのでわかりません。その時の状況にもよるでしょうし。

 

医療裁判の場合、例えば障害が残った、最悪の事態が起こった場合、そのミスのせいで起こったことなのかどうかが決めてになります。

そのミスがひどいミスだったとしても、その障害や死亡原因に直接関与していなければ、それは関係ないことになってしまいます。

争点がどこか、という問題になるわけですが。。

 

ただ、甲状腺機能に関しては、これは決定的におかしいわけで、日本にはまだガイドラインまでは確かなかったと思いますが、アメリカにはすでにガイドラインで、数値が出ていますし、なにより有名どころが1年以上前にも学会発表もされていますし、皮膚科医の私が知っていて(栄養療法をやっているからですが)、専門のドクターが知らないというのもどうでしょう。

少なくとも、患者さんから高いお金をいただいて(自費ですから)、不育症・不妊症を扱う医者は知っておかないといけないと思います。

 

まして、今回のように何度も流産を繰り返していて、因果関係が全くないとは言い切れない。。

 

もうこれは、訴訟になったら、私は証言に立つ!とまで考えておりました。

あちらが事実関係を否定してきた時に、こういう連絡をもらっています、と証言してやる~っ!!と思っていました。

ただ、患者さんが自分のせいで流産した、妊娠が維持できなかったと思っておられる場合(主治医からもそう説明も受けて)、その場合、甲状腺さえもっとちゃんとコントロールされていれば違う結果になったかもしれない、と私が言うのかどうか。。

もしこうだったらこうなったかもしれない、というのは大事かもしれませんが、それを知ったところで戻りません。

患者さんとご家族に、一生、こんな病院にかかったせいだ、と後悔の念を抱かせて過ごさせるのか。。言うことで、逆に不幸にしてしまうのかもしれません。。

どちらが幸せなのか、私には判断できません。。

悶々とした日が続きました。。

→続く

 

 

 

妊娠性高血圧の切迫早産のようになっていると緊急入院さえた患者さん。

入院後大量出血したのに、主治医が診てくれないと泣きながらメールをしてこられて、「とにかく看護婦さんに言ってっ!!」とメールをしました。

 

糖質中心の食生活による情緒不安、赤ちゃんが栄養を奪うのでますますの栄養不足、そこに出血が続くことでの鉄の絶対的な不足、精神的な不安とストレス、とうつっぽく落ち込んでいく要素がこれでもかとオンパレードです。

この患者さんは、普段はとても明るくて、とても前向きな方なのですが、さすがにこの入院はショックが大きく、とりあえず栄養を上げるしかないので、残っているサプリをたくさん増やすようにメールは最初にしてました。

(ほとんど買っておられないので、大した量もないはずなんですが。。)

 

で、やっと上の先生が診てくれて、羊水がほとんどなくなっている状態というのは非常に赤ちゃんにも母体にも危ない。

緊急帝王切開をしないといけなくなったとメールが来ました。

赤ちゃんは、1000gまだなく、成長がかなり遅れいて、出産予定日よりも遅くなるようなことは聞いていたんですが、1000gないまま生まれてくると、普通はNICU(新生児集中治療室)行きです。

 

そして、状態が良くないから、最悪の事態もあり得るかもしれないような話が出たとか出なかったとかで、患者さんから泣きながらメールが来ました。ずっと泣いているって。。

 

患者さんのメールの内容が慌ててるのもあるんでしょうけど、詳細がわかんなくて、赤ちゃん、無事なんやんね。。?(とも聞けませんし。。いや、無事でしょう!!)

 

「赤ちゃん、まだ元気に頑張っているんですよね?!泣いている暇はないですよ!!おなかの中にいる間に、ありったけの栄養を上げてください!出ちゃったら、上げられないから!!残っているサプリ全部飲んでくださいっ!!母乳にもサプリの栄養がいくから、その分も今の間に上げておいてっ!!」

というようなメールを送りました。

 

赤ちゃんにサプリ飲ますわけにいきませんから、お母さんがサプリ飲んで、その栄養が母乳にいくので、栄養たっぷりの母乳を赤ちゃんが飲んで、といいサイクルに入ります。お母さんの栄養状態がそのまま赤ちゃんの栄養状態です。

 

さて、こういう場合の緊急手術ですが、まず手術するドクターの予定(このろくでもない主治医がするわけではありません。もっと上の先生が手術します)、それに合わせて手術場の空きがあるか、そして、主治医の予定などが合わないと手術日が決められません。

こんな主治医の予定なんか合わせなくてもいい、と思われるかもしれませんが、手術というのは、いろいろ準備があって、手術場への連絡や手配。病棟への指示、術前術後の指示や管理、家族への説明などなど、雑用と言えば雑用なんですが、これらのことは上の先生はまあやりませんから、全部主治医の仕事です。

もしこいつが当日いなかったら、当日の術前術後の管理などを誰がするのか、となり、病棟当番とか別の誰かに頼んで、という場合もありますが、やはりそこは主治医の予定に合わせて、となることが多いかと思います。

一番は手術する上の先生の予定ですが。

 

テレビドラマみたいに、今から緊急手術です!みたいなことは、ある時もありますが、今回はなかったようです。羊水がほぼからっぽというのが、一体どこまでの緊急性があるのかは、私にはわからないので、なんとも言えませんが、とりあえずこの日はなくて未定でした。

1週間以内のどこかで、ということだけが決まったようでした。

数日でもいいから、とにかく赤ちゃんに栄養をあるだけ上げてほしいし、母体にも栄養が行くので、うまく回り出すきっかけになることもあります。

 

ちなみに、これはかなり経ってから患者さんからお聞きした話ですが、

切迫早産のようになって出血はしていたわけですが、そこに大量出血で、主治医が診ないから、患者さんご自身も、その主治医に、「先生、診てください」とお願いしたそうです。

 

そしたら、その主治医、なんて言ったと思います?

「昨日診たから」(ちなみに、昨日というのは、大量出血する前の話です)

そこで患者さんも食い下がって、「でも、大量に出血して」と言ったら、「早産の気があるから、昨日と同じです。診なくてもいい」と言われたそうです。。。

 

おまえ、アホかっ?!

それでも医者か?!

状態、変わっとるやろ==っ?!!

 

そりゃあ患者さんからの一方的な話ですから、むこうの意見を聞かないと、実際はどうなのかというのはわかりません。

ただ、「症状が変わっているのに、しかも患者さんが診察を頼んでいるのに、診る必要はないと断って、診察をしていない」という事実は確かだと思います。

 

上の先生から、羊水がほぼ空っぽで、緊急帝王切開が必要という説明が患者さんとご家族にあったそうですが、もちろん主治医は同席です。

黙って座っていたそうです。。

 

そして、さっきのメールを送った後、患者さんからの返信は来ませんでした。。。

→続く

 

 

 

今日は節分ですね!

帰りに、恵方巻を買いました。まるかぶりなんて風習?いつからできたんだか。。そんな風習はないから、食べやすいようにカットして食べました。イワシは食べます。キムチ鍋の残りに、牛肉と青梗菜と椎茸足して、それを先に食べました。

 

さて、続きです。

 

妊娠性高血圧になって、血圧のコントロールが効かなくなり、緊急入院になった患者さん。しかも、切迫早産みたいに感じになって出血も続いているとメールが来ました。高血圧の緊急入院もこの時のメールで知ったんですが。

 

血圧が下がらなかったら(入院でされたことと言えば、内服は外来と同じもの、プラス減塩食だけです)、マグネシウムの24時間点滴をしますよと脅されて、怖くてどうしようかと不安で泣いている、というようなメールが来ました。

まず、高血圧ですが、妊娠中の場合、どんな降圧剤でも使えるわけではないので、もう内服薬でいける薬がないようです。(他に出されてないから。私は専門外なので、これは推測ですが)

 

医者が患者さんを脅したところで、糖尿病の患者さんが隠れて糖質食べているのとは事情が違いますから、血圧はそうご本人の努力で簡単に下がるものではありません。そんな簡単に下がるのであれば、入院する必要はなく、外来でやれば済む話です。患者さんの努力でできることは、自宅でできることですから。

 

それで、マグネシウムの点滴か!なるほど!と思って、患者さんが「点滴恐い。。」とメールされてきたので、「マグネシウムならどんどん、むしろやってもらってください!私が受けたいくらいです!」と返事しましたが、結局主治医は行わず、血圧も下がらず、そのままです。。

(栄養療法で高血圧の方にできることは、患者さんに、糖質制限ができていなかったので、糖質制限を徹底するよう言いました。食事制限を医師から言われてない方は、糖質制限するだけで、下がる血圧というのがあります(血圧の高い原因にもよりますが)。すぐにできるので(糖質制限さえできれば)、簡単です。それで降圧剤がいらなくなる方もいらっしゃいます。)

 

これは、後日患者さんからお聞きした話ですが、高血圧で入院したので(産婦人科にですが)、循環器内科の外来を入院中に受診します。専門医の診察を受けるわけですが、患者さんを診察したのは、そこのトップ(いわゆる教授ってやつです)。

「ぼく、妊娠性高血圧、わからなんだよね~。うちで診れる先生いないんだよね~。今度までに調べておくね。」と言われて、結局そのまま、なにも高血圧に対してなんっにも変わっていません。血圧はずっと高いまま。

ここの大学病院では、妊娠性高血圧は診られないそうです。じゃあ、入院してても他院受診しに行かなきゃね!

ちなみに、ここの病院には、生殖医療センターだかなんだか忘れましたが、不妊治療や妊娠関係の専門(?)センターがあります。

妊婦さんで血圧高かったら、放置されるか、他院紹介か、どちらかしかないと思いますが、というか、そうです。

 

で、不正出血ですが、前回の絨毛膜下血腫といい、甲状腺機能低下していますから、もうなにが起こってもおかしくないから、すぐに内分泌の先生に言って、薬増やしてもらって!予約早めて!!と患者さんに言っていた矢先の緊急入院だったので、まだ内分泌科受診してないとのこと。

もう私は他人事ながら焦りまくりで、今が一番大事なのに==!!

 

主治医に行って、すぐ受診させてもらうよう言って!主治医(産婦人科の)にも言って!!とメールしました。

血圧も心配ですが(赤ちゃんにいい影響はないようです)、甲状腺はもっと緊急性があるので(今の時点で!もう体が流そう流そうとしているとしか私には見えない。。)

 

で、患者さんは主治医に言ったんですが、この主治医が「○○が△あるから大丈夫、関係ない」とそれこそ全然関係ない値を言われて、その値が今どうでもいいから!

患者さんに、この項目のこの値、というのは言ってあります。患者さんも伝えているはずです。。

主治医の勉強不足で、ほうったらかしです。

内分泌に予約は入っていますが、まだ先で、なんで??!!と連続でしかないです!!

 

そうこうしているうちに、大量出血が来て、それが続いていて、血圧のこともあって患者さんの心配と不安はMaxのところに、「大量出血が続いているのに、主治医が診てくれない。。不安で泣いています」とメールが来ました。

 

なんじゃあそりゃ==っと!!

 

主治医も出張とか休みもあるから、毎日いつでも主治医がいるわけではもちろんないですが、大量出血してから、もう数日経っていて、それを診ていないというのは、入院患者さんに対してかなりおかしいと思います。

患者さんからの一方的な話ですから、そりゃ違うこともあるかもしれませんし、主治医がほんとに休んでいるのかもしれない(その場合、代わりの担当がいます。普通は!)。

とにかく患者さんに、「主治医が休みでも、病棟担当の当番の先生が必ずいるから、看護婦さんに言って、大量出血が続いているのに心配です!と言って!!」とメールしました。

 

当日ですらなかったと思いますが、やっと上の先生が診察してくれたそうで、診察してみると、大量出血は羊水も混じっていたらしく、おなかの中の羊水がほとんど出ちゃって、ほぼからっぽになってしまっていたそうです。。

→続く