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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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昨日は、横浜での抗加齢医学会の学会の後、品川で開催される「糖質制限サミット2016」に参加してきました。

サミットは、17時からだったので、みなとみらいから移動したら十分間に合うし、せっかく横浜まで来てるんだから、と参加を決めました。

 

でも、やっぱり疲れているのか、みなとみらいからみなとみらい線で横浜まで出て、そこから京急に乗るつもりが、気づいたら、とっくに横浜を通り過ぎ、ここどこ?状態。。。

結構、パニックでしたね。真っ青を通り越して、真っ白ってやつ?

とりあえず、駅構内をスーツケースを持って走りまくり、なんとか間に合いました。

ふう~。

 

さて、今回のパネリストは、糖質制限の第1人者の江部康二先生、ケトジェニックと言えばの白澤卓二先生、我らがオーソモレキュラーの溝口徹先生、ケトン体が人類を救う!の宗田哲男先生、テレビでおなじみの南雲吉則先生、日本ファンクショナルダイエット協会副理事長の斎藤糧三先生、とそうそうたるメンバーで、これはぜひとも聴いておかないと!!

 

参加費払って、行ってまいりました。

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いや~、やっぱり参加して良かったですね~。

新しい知識を知ることができましたし、おさらいも含めて、とても良かったです!!

 

ところで、南雲先生、私が観る番組にはあまり出ていらっしゃらないので、拝見したのはすごく久しぶりなんですが、ごぼう茶を流行らせられた時に、テレビで観たのが最後かも。

その時も、顔でかいな、と思いました。

昨日、みなさんパネリストの先生方が並んでいらっしゃると、決して南雲先生の顔(頭というか、頭蓋骨)は大きくはなく、むしろ小さいくらい。

なのに、どうして大きく見えるのかな、と改めてみたところ、体幹も腕脚も細すぎるんですね。

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年齢や身長もあると思いますが、一番体格がいいのは、溝口先生ですね。一番元気そう!肌の色つやも、溝口先生が一番です!おお!!

 

 

南雲先生の書かれた本って、読んだことないんですが、1日1食なんでしたっけ?

午後からの手術で眠くならないように、とお昼は食べないとおっしゃってましたが、糖質以外を召し上がればいいと思うんですけど、お忙しいから?

でも、1日1食で、1日に必要な栄養素全部摂れますかね。。?

たんぱく質足らなくて、異化亢進して、筋肉細くなってませんかね?

おせっかいですが、心配になってしまいました。ま、南雲先生はプロ中のプロですから、私が心配することではありませんが。。ちょっと気になったもので。。

 

糖質制限サミットの内容は、江部先生がブログに書かれていたので、勝手ながら、リンクを貼らせていただきました。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3835.html

ご興味のある方は、江部先生ご自身のご発表も内容を書いてくださっていますし、とても勉強になります。

アメリカと日本の糖質制限と糖尿病の食事療法の歴史を細かく教えてくださいました。

夏目漱石もスーパー糖質制限をしていたんですって!

その当時の糖尿病の食事療法は、スーパー糖質制限食だったそうです。

いつから、日本は(というか、糖尿病学会は)180度変わってしまったんでしょうか。。。

 

昨日、書いている途中で、これまた寝てしまったので、続きを書いたので、アップします。

ほんと、寝ながら書いていると、アップしたつもりが保存のままだった、というのが見つかったりします。。ええ、1か月以上たって、先日ひとつ見つけました。。うう。。

 

前からブログでも書いていますが、肌荒れ=バリア機能の破たんしている状態と私は思っています。

肌荒れの程度=破たんの程度になって、どこまでの化粧品なら使ってもいいかは、ほんとにケースバイケースです。

 

完全に真っ赤かで、しかも皮膚炎の赤みで、ひどい人だと苔癬化までしていることもあり(もちろん、本格的なアトピーなどこれくらいはあったりします)、そんな状態で、化粧品が塗れるわけ、ありません。

 

日本の女性の場合、「化粧品は絶対に塗らないといけないもの」という認識なのか、こんなにひどいのに、なんで化粧品塗ってんの?!とびっくりするケースもあり、しかも皮膚科(保険の)を受診していても、化粧品は止められていないから、という理由で、やり続けている人もとても多いです。

そこまでいっちゃうと、もちろん、化粧品は全部止めます。

(どうしても化粧が必要な方であれば、一部試してもいいですよ、と許可を出す化粧品もありますが。。

でも、ほんとはその化粧品ですら、顔を触ることになるので、しばらく顔を触ってほしくないので、使わないで我慢してほしいんですが、全部ダメ!って言ったところで、家に帰って、またろくでもない化粧品を塗るだけなので、それだったら、かなり、というか全然大丈夫です。

 

で、その時点でご紹介する化粧品であっても、パウダールームで塗ってみたりして、その数秒・数分ですら、かゆみが出てきた・ひりひりしてきた、などがあれば、もちろん使ってはいけません。

 

肌荒れの程度によったら、たくさんの種類をつけてしまうと、どれが合っていないのかわからなくなることもあるので、そういう時に、いくつも顔のつけるのは止めるように言っていて、ほんとの必要最低限です。

例えば、保湿なら1種類のみとか。

程度によったら、日焼け止めの使用もまだ止めておいてくださいとも言います。

 

バリアが結構ひどく壊れると、どんなに肌に優しい化粧品であっても、添加物が全く入っていないわけではないので、それですら、本来入って来たらダメなゾーンまで侵入してきたり、バリアの最前線にいる部隊が過敏になっていて、なんでも攻撃したりすることがあるので、そこまでいくと、何を塗っても、合いません。

いつかもっと落ち着いたら、また使えるのかもしれませんが、少なくとも今の貴女には合っていない・使ってはいけない、となります。

 

ここまでくると、塗れるものは、もうほんとに限られてきて、保険の保湿剤ですら、クリーム・ローション基材は全滅ということもあります。

(保険の塗り薬であっても、添加物はなにかしら入っています。)

まあ、かなりひどい場合ですが。。

 

そこまではひどくない場合、化粧品を選べば塗っていい場合、パウダールームで試して問題がなかったとしても、ほんとにその化粧品が合っているのかどうか(好みの問題ではなくて、かぶれたり、赤くなったり、かゆくなったり、ひりひりしたり、という意味での「合っている・合っていない」です)は、最低2週間つけてみないとわかりませんよ、と言っています。

なにか起こるとしたら、2週間以内に起こる確率がとても高いので。

2週間超えても、合わなくなることはもちろんありますが、確率的にかなり下がります。

どちらにしろ、2週間も試せるだけのテスターやサンプルは上げられません。なので、使ってみたいなら、テスターで試した後は、現品を買っていただくしかありませんが。。

(当院取り扱いの一部のメーカーは、お試しサイズが販売されているので、1週間~10日ほど行けます。それを2セット使えば、2週間はいけます。)

 

「合う・合わない」というのも、かなり主観が入ってくる問題で、時々患者さんから、「これ合わない」「かぶれたから診てほしい」と言われることがあり、もちろん、医学的に合っていない可能性があるわけですが、で、来られたら、肌は何もなっていなくて、もう良くなった場合もあれば、何も異常はないけど、いつもと違う気がすると言われる場合もあります。

(こういう場合は、処方する薬はありませんし、必要はありません。)

 

何もなかった・良くなったのならいいわけですが、問題は、その原因です。

ほんとに、患者さんが言うように、そいつなのか?(その化粧品なのか?)

ここで間違ったままいってしまうと、真犯人は別にいることになりますから、また起こってきます。

その症状が起こった時の状況・その前後(1~2か月くらいまでさかのぼることもあります)に新しく使いだした化粧品・良くなった経過などを聞いていくと。。。

良くなっている最中にも、患者さんの思う「犯人」の化粧品も使っていたりすることもあるし、全然塗っていないところに出ていたのに、そいつが犯人にされたり、新しく買った化粧品を何個か使いだしたのに、前からいるそいつが「犯人」にされていたり。。

もちろん、やっぱり真犯人はそいつだった!ということもあるでしょうけど、犯人を見つけていく順番がおかしい。。順番につぶしていかないといけませんが、上から順にいかなきゃ。。時間がかかるだけでなく、その間も、患者さんは、真犯人を止めませんから、状況がどんどん悪化します。

新しく使ってる化粧品の中には、クリニック専売品ではなく、市販の、それ使ったらダメでしょ的なものが入っていることもあり、そんなの使っているのに、どうして、この何年も使っている、クリニック用化粧品のコイツが真っ先に疑われるのかなあ?とすっごい不思議です。

そんなに、コイツは(ずっと気に入って使っておられたわけですが)、嫌われていたのかなあ、と思いますが。。

で、もっと詳しく聞いていくと、とっくに止めていたはずのクレンジングを知らない間に再開されていて、そりゃ、バリア壊してんだから、調子悪いでしょ!ということも発覚することがあります。

 

あとは、患者さんの皮膚の触り方ですね。

ご本人は、全く擦っている意識がなくても、洗顔・保湿時に、えげつなくこすり倒したり、刷り込んだりしている人は結構いてて、そりゃ、何してもダメでしょ。

 

うちに来られた時点で、もう赤ら顔がかなりひどくなっている方がいて、急性の炎症は引いたんですが、毛細血管拡張があまりにひどすぎて、ちょっと顔を触るだけで、すぐに顔が赤くなってしまう人がたまにいます。

そうなると、何を塗っても、触らないと塗れませんから、顔は赤くなります。

合っていないから赤いのか、関係なく赤いのかも、わからなくなります。

こういう時の判断はまた難しいのですが、塗ってもいいものを見つけるのに、時間がかかります。

何も塗らないでおきましょうとなることも、ごくごくまれにあります。

 

こういう場合も含めて、ほんとに皮膚に何も塗れない方は、もう体の中から皮膚を変えていくしかないので、栄養に頼らざるを得ません。

ほんとは、スキンケアと栄養と、両方とも中からも外からもケアしたほうがいいんですが、仕方ないです。

時間はかかりますが、体のほうで治してくれるのを、ひたすら、いらんことせずに待ちます。

 

本音は、もう初診時に栄養療法をやって、スキンケアと同時進行してほしいんですが、そしたら、ほんとに相乗効果で、結構早くよくなりますが(ちゃんとやったらですよ)、自分の体(内臓)は栄養が足りていると思っていて、肌を見たら、栄養が全然足りていないのがわかりますが、そういうことを言っても、聞く耳もたれません。。外側ばっかりといいますか、化粧品ばっかりといいますか。。体に勝手に治してもらったら、すっごい楽なのに。

ところどころ、端々に、栄養の話を挟んでいきますが、全く興味なし!という感じで。。あ~あ~、となるわけです。。

間違ったほうに、あるいは、他はおかまいなしで、一極集中的に、極端に行ってしまうのも、栄養が足りないから、脳のバランスがうまく取れず、思考力や判断力が低下しているだと思うようにしているので、ほんとはこういう人ほど、栄養療法は必要なんですけどね。

こればっかりは、押さえつけてさせるわけにいきませんから、仕方ないですね。

 

 

 

 

先日、開院6周年記念に、大島椿さんから、「椿の金ぷら油」をいただきました。

ありがとうございます!!

以前に担当者の方から、「実は食用も通信販売のみで売っているんです」とお聞きしていて、一度食べてみたいと思っていました。

 

食用の椿油は、油専門店などに行けば、売っているお店があると思います。

とても貴重な油なので、一般に流通はしていないかと。。

(簡単に安い値段で買えたら、ちょっとおかしい。。。なにか理由がない

と。。偽物とか、椿油でも、原油だったりとか。。。

原油はかなり油のにおいがするので、ちょっと食用には、ちょっと。。ちょっと。。。だそうです。)

IMG_20160602_233646 こちらが、「椿の金ぷら油」から、「金ぷら」と呼

ばれたそうです。

ごま油の天ぷらもおいしいですが、香りがちょっと要らない時もあるし、いい時もありますよね。その時の好みというか、食べたいものにもよりますね。

 

ごま油は、私も搾りたてのものを、茶色いのと、無色透明の香りも

ないものと2種類、キッチンに置いていて、料理によって使いわけますが、普段は、全てエキストラバージンのオリーブオイルです。

ごま油は、リノール酸が豊富で、リノール酸は確かに体に必要ですが、現代の食生活はリノール酸過多になっていることが多いので、普段の食用油に、いわゆるオメガ6の油は、あまり使わないようにしています。

(ところで、ローストアマニとか加されたものが売っていますが、あれ、なんでですか?オメガ3は加熱したらダメでしょ。)

 

で、オメガ9がオレイン酸が豊富が油なんですが、これの代表がオイルです。

調理に使うなら、オリーブオイルが一番(特に加熱料理)と思う、というか、オメガ9の油があんまりないんですよね。

 

で、椿油はオレイン酸豊富で、オメガ9なんですよね~。

和食、特に揚げ物をオリーブオイルで揚げるのは、ちょっと風味が変わるし、和食ではないかな、という感じになりますが、こちらの大島椿の「椿の金ぷら油」は、有名料亭などで使われていて、クセもなく、とてもいいそうです。

 

次の休みの日は、このいただいた油で、ぜひ天ぷら、いや金ぷらを揚げてみます!

楽しみ~(^^♪

 

オメガ9の油って、ほんと貴重ですよ。

欠点は、ちょっと、いや、かなり?お高い。。。贅沢品です。特に、天ぷらは。。。

日常にちょっと使うのは、贅沢ではありますが、オリーブオイルが苦手な方には朗報かと思います。

ホームページはこちらです。

http://www.oshimatsubaki.co.jp/special/kinpurayu/

 

注文してから、絞られるようです。油は、時間が味の決め手ですしね。

 

一度お試しください。

 

ココナッツオイルは、また別ものですから、これはこれで必要です。

流行りじゃなくて、ちゃんといるものなんだから、大丸置け~っ!!

(いつも大丸で買っていたのです。今は、在庫処分され、アマニとエゴマに売り場を占拠されてしまいました。。。うう。。。別のお店で買いますwww)

 

大島椿の通信販売事業部の方から、椿の箸置きをいただきました。

IMG_20160602_233459 椿、可愛いらしいですね~♡

ありがとうございます!

 

椿の花も大好きで、新年のご挨拶に来られる時に、希望すれば椿の苗をくださるのですが、庭に植えています。

早く大きくならないかな~。家で、椿油が収穫できるかしらん。。

ちなみに、京都の城南宮は、花の多い神社としても有名ですが、大きな椿の木が種類もたくさんあって、花の季節には、とても綺麗です。

こちらもぜひどうぞ。

 

 

 

 

 

 

「お知らせ」でもお知らせいたしましたが、栄養解析の料金を変更させていただきました。

まあ、変わっていないと言えば変わっていないんですが、最初からセットにしただけのことになります。

 

ただ、長めの処置をされている方の場合、処置中に説明を聞かれる場合は、説明するのに診察料はいりませんとしてきましたが、実際は、処置中に話すると言っても、処置中にレポートを直にみてもらえるわけではないので、処置が終わってから結局結構な時間を取ったりすることになったり、逆に処置中に寝ているのかな・・?という方もいて。。。

(タイタンやジェネシスって、あったかくて気持ちいいので、うとうとされてたり、寝ている方もちらほら。。)

 

レポートの説明は、食事の話も混ぜながらしていくんですが、普通は話を止めないところで、バンバン止めていく方もたまにいらっしゃて、そうなると、時間がいくらあっても足りません。

(実際は、時間に限りがあるので、いくらでも無限にお時間をお取りしているわけではないし、そういう方の場合、たくさん話しても(いっっぱい聞いてもおられますが)、もうキャパを越えているから、家に帰ると、もう忘れていたりします。

 

で、解析1回目が、一番大事かと思うので

(何回目の検査であろうが大事なんですが、お渡しする解析レポートの意味が家でわからないといけないので、

その説明と、赤や黄色で引っかかっていないけど、この値はおかしいんですよ、偽物ですよ、という値もたくさんありません。)

もう全員の方にしっかり聞いていただくことにしました。

 

2回目以降の場合は、ポイントだけ申し上げたらいいんでしょうけど、それであれば、処置中に話が終わる方もいらっしゃいます。

 

それとは逆に、やる気がない?のか、渡している資料は全く読んでいない・勧めた本も読んでいない・食事指導も完全に無視・サプリも最低限しか飲んでいないなどなどとくると、短い時間に終わるわけがなく、もう患者さんが好き勝手やる、というなら、まあ、いいんですが、それだったら、何しに来てるの?と単純に思って今います。

 

できるできないではなくて、やるかやらないか、です。

 

もうやる気も起らないくらい、脳が重症なのであれば、しばらく栄養が足りてくるまで、サプリなども頑張るしかないです。

(他力本願ですが、仕方ないですね。。)

これすらしない方は、ごめんなさいい、うちでは対処ができません。

 

「前みたいに、お肉が食べられなくなった。」という方って、それがいつの年齢なのかは別として、誰でもそういう時っていうのは、いつか来ますよね。

それが、「老化」ってことになるんでしょうけど。

 

ここ10年くらい? 、なんか年々そういうことをいう人(主に女性)が増えているというか、低年齢化しているような気がします。

 

大豆は良質なたんぱく質ですが、大豆だけいくら食べても、体にとって必要なたんぱく質には役不足です。

動物性たんぱく質(肉・魚(魚介類)・卵・乳製品)でないと、入っていない栄養素というのがありますから、日本のなんちゃってベジタリアンやマクロビなんかやっていたら、どんどん病気になったり、体調がどんどん悪くなります。

やっている方は、実際そうでしょう? こんなにやっているのに、体調は一向に良くなっていないことないですか?

ヨガや運動した時は、すっきりするし、そういう食事をしていたら、あまり胃もたれもないし、おなかも軽い気はするでしょうけど、すっきりするのはその時だけだし、おなかが軽いは、野菜や炭水化物というのは、消化が簡単だからです。冷静になって、ご自分の体調を始める前と今と比べてみてください。

それだけやっているのに、なにか良くなりましたか?肌の色ツヤはどうですか?シワ・たるみはひどくなっていることないですか?

それでもまだ野菜が足りない、運動が足りないと、また違う方向に走っちゃいますか?

 

はっきり言って、肉をちゃんと(1回100~200gくらい)食べない方というのは、魚介類や卵もそれほど食べていません。

食べていても、ほんの少し。

卵1個とか、魚1切れとか。

 

肉や脂ものが食べられなくなった時点で、お年寄りと一緒です。

 

お肉食べられるお年寄りは元気って、わかります?

お肉が食べられるということは、肉を分解して消化吸収がちゃんとできているということです。

それだけの消化酵素がちゃんと作られているということで、消化酵素だけ体は作りませんから、他の酵素もホルモンもちゃんと作られているのです。それだけの栄養を摂っているということです。

だから、元気なんです。

 

パンケーキ食べようが、グラノーラ食べようが、おしゃれはオーガニックカフェで、オーガニックサラダを食べようが、毎朝スムージーを飲んでいようが、肉がしっかり食べられなくなっている時点で、おばあさんと同じですから、内臓がもう老化しているんです。酵素も自分で作られないくらい。

(酵素サプリや酵素ジュースを摂っても意味がないと前にブログで書きましたよね。自分でちゃんと作らないと。)

内臓がおばあさんなのに、肌だけ若くキレイにして!髪の毛をもっと太くしっかりさせて!と言ったところで、そりゃ、無理です。だって、おばあさんだから。

 

最近、テレビを観ていたら、どんどん痩せている女性タレントさんや女優さんを観ていたら、顔が大きい人、増えているのに気づきませんか?

顔だけ見ていたらわかりませんが、上半身や全身が映ると、全体のバランスから、なんか顔(頭)だけ大きいのが目立つんです。

芸能人だからと言って、みんながみんな八頭身ではありませんから、顔は手術で変えれても、身長や腕脚の長さは変えられませんから、ごまかせないし、こればっかりは、もう大人の場合は、比率は変えられません。

 

ところが、デビュー当時や前と違って、こんなに顔大きかったっけ。。?という方がちらほら見かけるようになりました。

 

映像や写真って、実物の1.3~1.5倍くらいに見えるんでしたっけ?絶対に、実物よりは太って見えるわけですが、芸能人で細く見える女性は、実物は無茶苦茶細いです。痩せすぎに入ります。

そんな痩せすぎの芸能人の中でも、ひときわ、がりがりの、骨っぽさが目立つ女性、年齢に関係なく。

動物性たんぱく質を食べていないか、食べていてもごく少量だったり、その少量も鶏肉少しや魚を少しだけ、しかも油抜き料理とか。お菓子や食べるし、パンやパスタや食べる(あるいは、糖質も全部カットしているのかもしれません)、野菜はコンニャクは食べている。あるいは、ほんとにあまり食べてもいないのかも。

 

突然ではないんでしょうけど、どんどん動物性たんぱく質を食べてなくなって、どんどん栄養不足に拍車がかかりますから、体はとても困って、仕方ないので、自分の筋肉や骨を食べだします。でないと、生命の維持が難しくなるから。

骨はスカスカになるし、筋肉は痩せていきます。

腕脚が無茶苦茶細い女性って、多いでしょう?

そういう人は、もちろん肩も華奢すぎるし、体幹の筋肉も食べられて落ちていますから、体格の骨の輪郭は残りますが(骨の中身はスカスカでも)、それを覆っている筋肉(もちろん、脂肪なんて全然はなからないので)がペラペラなので、ただでさえ細い体は小さくなります。

たった数ミリ(~数センチ?)のことなんでしょうけど、顔の大きさは、頭の骨の大きさを変えることができませんから(頭の大きさまで小さくなりだしたら、かなりヤバいと思いますが。。)、結果、顔(頭)が大きく見えてしまうんです。ほんとにちょっとしたバランスなんでしょうけどね。

 

芸能人でとても気になっているのは、桐谷美玲さんや田中みな実さん、などです。

ストレスも多いんでしょうけど、あんなに痩せちゃって、大丈夫かな、と勝手に心配しています。

それだけ食べていないということは、栄養も足りないということでしょうし。

爆笑問題の太田さんの奥様は、足のサイズがすごく小さくなった!と前にテレビで言っておられたんですが、かなりヤバいと思います。

すぐにでも食事の見直しと、栄養療法やらないと!!

。。まあ、大きなお世話ですが。。

ちなみに、ここまで行っちゃうと、自力で食事の改善も難しいかも。。多分、全然消化吸収できないでしょうから。

 

 

すみません、続きが遅くなってしまいました。

 

さて、消化酵素ですが、今、「酵素」ブームですが、患者さんには、酵素サプリ・酵素ジュース、一切勧めていません。

「酵素」なんとかって、勝手に命名されている企業が大半ですが、そもそも完成品(商品)に、一体何の酵素がどれくらい入っているのか、って、ほとんどの商品が書いていません。

(だって、測ってないから。測っていても、ほとんど入っていないから、わざと書かない、どちらかでしょう。

医薬品ではないので、食品ですから、測る義務はありません。だから、いい加減なもんです。)

 

原材料に野菜や果物が入っていればいいと思っている(消費者を騙せる)商品のなんと多いことか!

 

ただの野菜ジュースを、「酵素ジュース」って売っていたり。。

しかも加熱した時点で、酵素なんて、失活(死んでる)してしまっているのに、容器の殺菌は一体どうされているんでしょう。。

殺菌剤が塗ってありますか、瓶に?飲むのに?殺菌剤ごと飲むの?

 

家で野菜ジュース作って、すぐに飲むのとはわけが違いますから、販売されている容器(それと中身もね!)の殺菌消毒は一体どうされているんでしょうね。。

 

ちなみに、酵素サプリに関しては、ほんとに完成品の表示を見たことがないです。。

(書いてあっても、てきと~に書いたのか、本当に測ったのかもわかりませんしね。。しかも第3者機関がベター&ベスト。ごまかせないですからね。。)

 

そんな中、市販で売っているものの中では、効果は悪いでしょうけど、消化酵素はありでしょう。

医薬品ですから。表示がちゃんとしているのは当たり前ですしね。

 

栄養解析の血液検査から、胃の状態がすごく悪いなと判断できる方って、かなり大勢いらっしゃいます。

もう最初の話を聞いているだけで、絶対に胃(と腸)は悪いでしょう。。。という方がこれまた大半で。。

胃腸の負担が大きいんですよね、こういう方がたんぱく質をガンガン食べようとすると、処理ができないから。消化吸収が全然うまくいっていない。。

 

栄養療法用の、胃腸のサプリはいくつか種類があって、とてもいいです。すごく良く効きます。

(私はしょっちゅうお世話になっているので、、違いがわかります)

 

 

。。。ただ、高いんですよね。。ええ。。ものすっごい質がいいので。

 

みなさんが予算に余裕があるわけではないので、しかも検査でも問診でも、もう胃腸が悪いのもわかっていますから、保険薬を処方することがあります。

全然量としては足りませんが

(市販のはもっと足りないです。足りないからって、勝手に増量は止めてくださいね。市販のもの・医薬品ですら、添加物が入っていますから、量を増やしたら、添加物も倍なり増量して摂ることになり、なにしてんだか。。かえって体調が悪くなります。医薬品を勝手に素人が増やすものではないです(指示以上に)

足りなくても、そんなものでも、胃腸の負担は飲まないよりは飲んだほうが軽くしてくれるわけですから、そういう説明もして処方するんですが。。。

 

栄養状態の足りない人ほど、「これ、いつまで飲むんですか?」「飲まなきゃダメですか?」などなど、飲みたくないアピールをされます。。

 

そりゃ、自分で、ガンガンたんぱく質が食べれていて、私がびっくりするくらい、「おお!すごい!」というくらい食べていて、おならも臭くなく、便も臭くなく、便秘下痢もめったにないです、みたいな方は要らないと思いますが、本人にしたら、胃もたれがないから、必要性を感じていない、という感じでしょうか。。

 

どうして胃もたれを感じないかと言えば、たんぱく質を全然食べていないから(糖質は消化吸収が簡単なので)

感じていないだけで、食べれるようになったわけでもなんでもないんですね。そういうほとんどの方が。。

この自覚のなさが、ますます病態改善を難しくするんですが。。。

(自覚がないから、食事も直さない。。でも、サプリはちょっとだけ(たくさんの方もいますが)買うから、サプリに他力本願といいますか。。。)

なのでいつまでたっても、お金をかけているわりには、全然よくならない。。良くなっても、まだこんなところなのか?!とお金と時間のもったいなさが目立ちます。

 

ご本人がよければ、それでいいんでしょうけど。。

 

こういう方の場合、毎回説明しても、処方しても結局飲まないし、言ったしりから、また「いらない」というので、もうこういう方には、あまり真剣に心配しても、自分が疲れただけですね。。

 

栄養が全然足りないから、まともな判断能力が落ちているんだろうな、と思って、毎回説得や説明をしていましたが、もうあまり言い続けるのもそろそろ止めておこうかと。。自分がしんどいだけだし、本人が「いらない」というわけですから、説明したって、お金と時間を無駄使いしたいわけですから、無駄使いさせてあげればいいですよね。。

大勢の方から、「体大丈夫ですか?」とお声をかけていただき、ありがとうございます!

ご心配をおかけいたしましたが、復活ですっ!! みなさんの愛に感謝です!私は幸せものだ~っ!!

 

無理な時が、自力の自然治癒力だけに頼るのではなく、そこはやはり医学の力を借りて、すっかり大丈夫になりました。

そんなに忙しかった?ストレス多かった?とちょっと自分でもびっくりしたんですか。。

(ストレスが多かったり、忙しいと、栄養が一気に枯渇しま。普段の倍以上は必要なので、栄養の奪い合いになってしまいます。)

 

さて、前の前の続きです。

たんぱく質をたくさん食べられない方の話です。

ブログを読んで、お肉をたくさん食べようと試みてくださった方も多いんですが、今までの人生、そんなにたんぱく質を摂ってきていないので、まず肉を消化する、消化液が作れていないんですね。

 

肉をそんなに食べていないと言う方は、魚も卵も言うほど食べていません。

(1日1切れとか、1日卵1個で、「食べてるのに!」って言ったら、ダメですよ、ぜ~んぜんっ!足りませんから!!! たまの1回(月に2回とか1回とか)に、お肉を多め(といっても、100gもない?)に食べたって、毎食毎日続けていないと、「ちゃんとしっかり食べている」にはなりません。

それと、肉ばっかり食べちゃダメですよ、魚(魚介類ですよ、甲殻類も貝もね)も、卵も大豆もですが。

 

で、絶対的なたんぱく質不足により、消化吸収に一番大事な消化酵素(消化液)が作れないので

(消化酵素の材料は、たんぱく質です)

だから、胃がもたれたり、すぐにおなかいっっぱいになったりするわけです。

 

胃の悪い方というのは、繋がっていますし、同じ消化管ですから、大体腸も悪い。

そして、胃腸が悪いから、消化吸収ができない、という悪循環にはまるわけです。

 

酵素サプリや酵素ジュースなんて、外から摂っても無駄ですよ。

そもそも、その中に、一体なんの酵素が入っているのか、完成品を調べた商品なんて、みなさんが普段買って飲んでいるものの中になんか、ないんですから。

実際、書いていないでしょう。

また、酵素は60度以上の熱で失活(役立たず)しますから、みなさんが飲んでいる酵素サプリやジュースに熱が加わっていない保証なんて、ありません。

だって、完成品を調べてもいないんですから。

 

酵素は、ちゃんと動物性たんぱく質を摂って、自分の体に、自分で作らせないと意味ないです。

市販で買っていいのは、それこそ消化酵素剤くらいです。

(買う場合は、医薬品や医薬第3類とか、ちゃんとしたやつにしてくださいね。医薬品だと、完成品を調べる義務があるので、かならい調べてあります。

サプリには、義務がないので、まず調べてません。)

 

で、自分で酵素が作れてない方に、作れるようになるまでしばらく待たせておくわけにもいきませんから、消化酵素を何かの方法で摂らないと、うまくいかないということです。

 

→続きは、また明日~。

 

 

 

 

 

昨日の続き、といきたいところですが、ちょっと中断。。。

 

最近、なんか時間がなくて、時間の使い方に無駄があるんだと思うんですが、ここのところ、胃腸が全然動いていない感じがして、ちょっと食べても(動物性たんぱく質ですが)消化していないのがわかるので、栄養療法用の消化剤と胃腸を動かすサプリをガンガン摂って、なんとか消化吸収できている感じでした。

 

忙しいと、栄養が普段の倍以上必要となりますが、普段通りに食事をしていても、どう考えても足りないので、栄養が体中で奪い合いになって、胃腸の機能というのは、真っ先に落とされます。

(もちろん、皮膚も髪の毛も。。)

そうやって、足りない栄養でなんとか体を維持しようと、体の生き残るための知恵ですね。

 

体が生き残るのは大事ですが、毎日仕事もあって、休んでいるわけにもいかないので、栄養をガンガン摂らないと、仕事も何もできません。

かといって、胃腸の機能が落ちていますから、ここは科学の力を借りないと、自分一人で消化吸収はなかなか難しい。。。

サプリもドーピングしていましたが、ここまで胃腸が動かなかったのは久しぶりかも。。

 

時間がない時の食事は、栄養療法用のプロテイン飲んだり、食事の置き換えのもの(本来はダイエット用)を飲んだりしていていたので、栄養が全然足りていないことはないんですが、どれも液体だし、置き換えのは、消化吸収しやすい工夫が随所にされているので、ほとんど無理なく消化吸収できてしまいます。

 

で、油断しました。。

 

土曜日は、久しぶりに医師会の集まりに行くことになっていて、去年栄養療法のセミナー出っパなしで、全然医師会に参加もできず、医師会の先生にたくさん教えていただきたいこともあるのに、うう。。。

今回、1年ぶり以上の参加です。

場所は蹴上のウェスティン都ホテル。こちらは、ごはんはいつもおいしいですよ。

 

土曜日もお昼は、置き換えしか飲む時間がなく、そのまま食事会になったんですが、空腹時にいきなり、乾杯のお酒で、しかも今回は和食で、乾杯は日本酒!

(血糖値上がるやん?!)

血糖値を上げないためのサプリを入れたバッグを預けてしまって、もちろん消化剤も預けてしまって。。。

それでも、ちょっとずつ出てくるし、食べている時は、全く問題なく、お酒も適当に飲んでいたんですが、二次会もゆっくり適当に飲んでいたんですが、お酒の量が、ここ最近では多めだったのと(普段、今はほとんど飲まないので)、いきなりの食事というのも良くなかったのかも。。。

家に帰って、無茶苦茶しんどくなって、吐いてしまいました。。。

吐いたら、すっごく楽になって、吐いたものと食べた時間から考えると、ああ、消化うまくいっていないな。。。。と、しんどい頭で考えてました。。

 

翌日、しばらく力入らず、動けるようになるのに、ちょっと時間がかかりました。

 

昼間には食欲も出て、普通に食べられるようになったんですが。。。夜も結構食べたんですけどね。

 

油断大敵。。

今晩もお肉を食べるはずが、豆腐の味噌汁と水菜とお揚げのたいたんで、終わりにして、置き換えのを今から飲むつもりです。

食べないと痩せますが、筋肉は痩せるわ、栄養はないから翌日しんどいわ、でいいことなしです。

こういう時は、胃腸に負担をかけずに、でも、しっかり栄養は摂る!これにつきます。

(特殊なサプリが必要です。)

 

頑張れ、胃と腸!

(私が使い過ぎなのかもしれませんが。。)

 

先日の続きですが、栄養の足りている女性なんて、私も含めて誰もいないと言い切ってもいいくらいですが、その栄養の足りていない女性が(男性もでしょうけど)、どこまでの美容医療をやっていくのかが問題だと思います。

 

強い治療ではないんですが、うちでいえばトゥルスカ(トゥルースカルプ)とAC BODYの痩身・部分痩身ですが、やはり効く治療というのは、合併症もなにかしらあります。

 

トゥルースカルプの場合、脂肪細胞が勝手に自殺してくれるというデータがあるんですが、45度をという熱を加えることで、腹部をやった場合に、内臓脂肪が分解され、自殺した脂肪細胞の分も含めて、破壊された脂肪細胞から流出した脂肪酸がリンパと血管内に吸収されます。

中性脂肪の高い方や糖尿病予備軍の方など、かなりやばい。

特に内臓脂肪の分解は早いので、トゥルスカもAC BODYも、結構汗をかきます。(汗をかかない方は、かなり代謝が悪い。)

ということは、脱水のリスクがあります。

血液がドロドロの方が、脱水になると、血栓ができて、どこかが梗塞する恐れがあります。

 

いわゆる「健康」な方であれば、トゥルスカやAC BODYで、血栓ができやすいことはまずありませんが、血液検査でびっくりするような値をはじき出す方がいて、できるわけないやろ~っ!!と

ぎょうーテンです。

 

40歳を過ぎると、特定機能検診のご案内が来るように、いろいろと病気(特にメタボ関係)が出てくるリスクがあがります。

 

全然健康診断を受けていない女性のなんと多いことか!

特に、専業主婦やパートの方でしょうか。

会社勤めの方は、勤務先でされていることもありますが、働いていもされていない方もいらっしゃるし、されていても、検査項目がものすごく少ないこともあります(経費の関係ででしょう)。

 

40歳になっていなくても、体型などから血液検査をしないとやばい方もいらっしゃるでしょうけど、やはりアラフォー以上はかなりやばい。

痩せていても、内臓脂肪がたくさんついている方もいます。

 

検診も受けていて、内臓脂肪も見た目ではわからないほどで、肥満でもなく、ほんとの部分痩せの方は、トゥルスカは問題ないと思いますが、トゥルスカで予約を取るときに、おなかから下全部(腰、おしり、ふとももなど)、背中、腕も全部やりたい(ほぼ全身やん?)という方もたまにいて、検診の有無、身長体重を先にお聞きしています。

 

体重が重くても、筋肉や骨かもしれませんから、全部脂肪とか限らないので、診察しないとわかりませんが、40代半ば~後半以上になってくると、内臓脂肪がかなり心配な方(今すぐに食事の改善を!)がわりといらっしゃいます。

 

こういう方は、まずは血液検査と食事指導ですね。サプリの力も借りて。

とりあえず、トゥルスカをするのは、もうちょっと健康になってからです。

こういう方に無理やりやって、脱水や血栓のリスクがなかったとしても、まあ、効きませんね、こういう方は。。。

分解した分が、またすぐついちゃうんです。。使われないから。。。

 

効かないわ、危ないわ、で、誰がやるねん、という話で、うちでは、いきなりのトゥルスカは、こういう方は絶対にしません。

 

じゃあ、AC BODYは、脂肪が破壊されるわけでもないからいいんじゃない?とお思いでしょうけど、これはこれで、栄養のない方にどこまでやるべきか。。。

脱水の危険、内臓脂肪の分解はあるでしょうけど。。。

AC BODYの場合、ご本人は寝ているだけですから、ジムと違って、らくでしょうけど、機械ですから、すごい運動量にしようと思ったら可能なわけですが、たんぱく質も摂れていないのに、すごい運動をさせるということは、筋細胞の破壊だけして、修復再生が望めない可能性が高い、と思います。

栄養もないのに、そこだけ修復されても困りますし。。。

 

栄養の全然ない患者さんで、AC BODYの設定がMAXまで行った方がいて、これが、な~んにも筋肉つかなかったんです。。

当初栄養療法を勉強していなかったので、設定の数値がどんどん上げていけるから、慣れってすごいな、と思っていました。

(筋肉があまりない方は、数値を上げても、あまり不快感がなく、上げていけることもあるそうで、それもあるかもと思っていました)

 

でも、栄養療法を勉強して、この人にやったら、ダメだな、破壊しているだけだな、と気づきました。→そのあとはお断りしました。

 

マッサージ効果くらいでいいや、とするなら、いいのかもしれませんが、どのレベルだったら、その方にとってのマッサージレベルになるのかもわかりませんし、患者さんは筋トレと思って申し込まれているなら、目的が変わってきますよね。。

 

で、キャンペーンでとりあえずAC BODYをつけるのを止めました。

 

痩せている方の部分痩身にしろ、全身痩せたい方にしろ、結局大事なのは体の状態ですから、栄養解析で、肥満の原因・特定に場所に脂肪がつくわけを探ったほうが、効率が一番いいです。

栄養が足りない故に、思いこんでいる方もいて、処置だけしても、効かないのに、と説明しても、言うこと聞きませんからね、リスクと効かないと思いますけど、念を押してやることもたま~にありますが、2回目を希望されても、やりません。

 

栄養がちゃんと足りていれば、どちらもとてもいい機械だと思います。

 

美容医療の中でも、もともと強い治療というのは、個人的にあまり好きではなく、基本は、日常生活に困らない治療というのをメインに入れています。

炭酸ガスレーザーは仕方ないなと思うし、Qスイッチレーザーも仕方ないと思いますが、Qスイッチレーザーは、効果は悪くても他に選択肢もあるのはあるので、適応のある患者さんには長所と短所を説明の上、選んでもらっています。

 

例え、テープを貼らない治療であっても、例えば、IPLのフォト系(うちではライムライト、アキュチップなど)でさえも、設定を強くして行った場合、栄養の足りない方は、副作用も強く出ると思っています。

もちろん、患者さんがスキンケアをどれだけちゃんとやっているのかもかなり重要ですが、副作用などの出やすさというのは、肌質・個人差・体質などとひとくくりにされてきている感がありますが、栄養がちゃんと足りていれば、結構安全にいけますよ?ということも出てきました。

肌にちゃんと栄養が回っているというのは、とても大切です。何をしようがしまいが。

 

昔、学会のセッションで、フラクショナルレーザーの効果などについての議論だったんですが、その時に、葛西先生が、フラクショナルレーザーを始め、多くの美容医療(光・レーザー・RFなど)は、イリュージョンで、何年か経つともとに戻るから意味がない、ような発言をされました。

これはこれで当時もまたえらい問題提起になったわけですが、やはりいろいろな機器を売りたい業者がいて、学会でご高名な先生方が、素晴らしい発表をされることも多く、結果が素晴らしいからにはそれなりのプレトリートメントや患者さんをちゃんと選んでいる(診断・適応がしっかりしている)・皮膚の状況に合わせた詳細な設定・積み重ねたデータなどなど、そのドクターなりの創意工夫があって、業者のくれる設定で、何も考えずに、てきと~にやったから何でも効くわけではありません。

でも、そういうことは考えずに、業者に乗せられ、また誇大広告で患者さんをおびき寄せ、いい加減な治療で結局困るのが患者さんになるわけで、そういうことを危惧されてのご発言だったと思います。

実際、数年(4,5年だったか)たって、フラクショナルレーザーで、ニキビ跡の凹みが戻ってしまった症例を発表されていました。

治療が済んで良くなって、何年かたったら、全くの元通りではなかったですが、確かに、治療終了時よりも、戻っていました。

浮腫ってるだけ、ということを強調されていました。

 

フラクショナルレーザーでは、もちろんそれなりのダメージも加えるわけで、そのおかげでコラーゲンが増えているんでしょうし、実際、コラーゲンの増生した結果の写真(顕微鏡などで)を出しているドクターもわりといらっしゃって、でも、確かに、葛西先生ほどの長期のアフターの写真を出していたドクターは当時少なくて、長期フォローで、どの時点で変わるんだろう、増えたコラーゲンは、一体どこに消えたんだろう、とずっと思っていました。

 

栄養療法を勉強してわかりましたが、ほんとに女性は動物性たんぱく質を全然摂っていません。

患者さんみなさんにそういうと、大勢の方が「摂っています!」と反論されますが、そんな一口二口の肉や、魚一切れ食べたからって、全然足りていません。

全身の細胞で必要とされている蛋白質が全然足りていないわけで、異化亢進と言って、体は仕方ないから、たんぱく質の貯蔵庫である筋肉を食べます。筋肉からたんぱく質を調達してくるのです。

だから、多くの女性は、痩せていて、スタイルも一見いいし、流行の服もおしゃれに着こなしていらっしゃいますが、筋肉がとても細く、脂肪ものっていませんから、服を脱ぐと、若々しい腕脚には見えません。

 

酵素なんて、外から摂っても意味がないし、酵素はたんぱく質でできていますから、ちゃんと口からたんぱく質を摂って、自分の力で酵素を作らせないといけません。

内臓の臓器も全身の血管も全てコラーゲンでできていますし、もちろん皮膚のコラーゲンもそうです。

で、そのコラーゲンは、たんぱく質がないと作れません。

 

豆を食べているから、と言われる方も多いですが、1日に何キロの大豆を食べているのか知りませんが(何キロというレベルではないでしょう)、大豆食べたって、吸収率は肉魚卵にはかないません。もちろん栄養価も。

大豆は大豆で食べたらいいですが、大豆だけ食べても、動物性のものを食べないと意味がないのです。

 

筋トレもそうですが、食も細い方が、頑張ってジムに通ったところで、しんどいだけで全然筋肉なんかつかないでしょ。

中には、筋肉が次第についてくる方もいらっしゃいますが、口からちゃんと動物性たんぱく質を摂っていないのに、筋肉がついた、ということは、他から(体のどこかから)無理やり奪ってきたんです。

女性は男性よりも筋肉がつきにくいと言われていますが、ホルモンの問題もあるでしょうが、まず口から材料になるたんぱく質を摂っていないからです。

筋トレで、無理に筋肉の細胞を壊すから、修復するわけで、その時に、前よりも筋肉の繊維が太くなるから、筋肉がさらにつくわけですが、たんぱく質を摂っていないのに、筋肉がついたということは、体がこの修復を優先してしないといけないと判断したからで、その修復分のたんぱく質をどこから持ってきたのかが問題です。

どこかが、犠牲になっているのです。

 

なので、私は、栄養が足りない方に、筋トレやマラソン・ジョギング・激しいスポーツなどは一切勧めていません。もっと栄養がついてからでないと、どこかが犠牲になるから、余計に体調は悪くなります。

スポーツなどをすると、交感神経が活発になって、終わった直後などはすっきりと、そしてハイになり、気持ちよく感じることもありますから、一見楽しかったし、なんかやっぱりスポーツは体にいいんだな、と思ってしまいますが、栄養が足りないと、そのあと、疲れがどっときませんか。余計にしんどくなりませんか。

スポーツをすると、特に息が切れるほどにしたら、活性酸素は増えますし、普段よりも運動量も増やしたわけですから、栄養をさらに使っています。ただでさえ足りない栄養をもっと使ってしまったわけです。そりゃ、しんどくなるわけです。

口から摂っていないんですから、体中で栄養の奪い合いです。

 

皮膚も同じです。

いくらコラーゲンを増やすレーザーなどをやったところで、増やすコラーゲンの材料が来ていませんから、思ったほどの効果はえられないのではないでしょうか。

破壊力がそれほどないものであれば、適度な刺激が繊維芽細胞を刺激して、コラーゲンをちょっと増やして、いい方向に向かわせてくれると思いますし、体のたんぱく質の奪い合いに巻き込まれるほどにまではいかないかもしれません。

 

でも、結構な強い治療をすると、それだけの破壊力がありますから、こうなると修復をしないわけにいかないから、コラーゲンの増生は無理やりにでも始まります。

でも、そこの修復が済めば、増やしたコラーゲンはまた分解されて、体の他の必要なところに回されてしまいます。

体の仕組みというのはよくできています。

 

そういう仕組みがあるから、フラクショナルレーザーなどで増やしたコラーゲンは、しばらくして、どこか別の大事な場所に運ばれてしまったのでは?と思っています。

 

コラーゲンのサプリを飲むのではなく、ちゃんと口からまず食事で栄養を、動物性たんぱく質を摂りましょう。

内臓の大事なところから回って行きますから、皮膚にまで届くのは、まだまだ先です。

皮膚や髪の毛などは、命に直結しませんから、栄養がある程度余っていないと、体も回してくれません。

 

言うまでもありませんが、たんぱく質だけ摂っても、コラーゲン合成のスイッチは入りません。他の栄養素ももちろん必要です。

 

栄養が足りている方が、強い治療をするのは、結構いい結果が出ると思います。

でも、栄養が足りていれば、老化のスピードはかなり遅くできますから、そんなに強い治療はあまり必要ないのかもしれませんね。