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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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先日のTVで、美ST(美STORYが名前を変えたそうです)の美魔女と呼ばれている方々の特集(?)がありましたね。

患者さんともかなり話が沸きました。

ご覧になっていました?

「美魔女」というのは、雑誌の美STが作った言葉みたいなんですが、40代前後の女性で、年齢よりも若く見えて、オシャレにキレイにしている女性のことを指すようです。

仕事しているとか、主婦業を頑張っているとか、それはどちらでもよくて、要は、キレイにオシャレであれば、いいみたいです。

「どや顔サミット」でしたっけ?(スミマセン、番組名覚えてません。。)で、美魔女の「どや?!」をテーマにされたようでした。

もちろん、読者モデルとは言っても、素人さんです。(TVや雑誌のお仕事をされている方もいらっしゃるようですが。「美魔女」としてのお仕事です)

皆さん、それぞれの美容法を公開されておられ、いや~、ビックリしました。。

素人っていうのは、ホントにろくでもない美容法ばっかりやってるんですね~。

でも、番組の構成上、インパクトのあることをやってくれ、と頼まれておられることもあるので、ホントに、紹介された美容法(?)を、実際毎日、ご本人がされているのかは、わかりません。

中には、番組から言われて、突拍子もないことを思いついて、急にやってるのかな~、と思わず思ってしまうくらい、おかしなことをされていました。

トップ美魔女の草間さんでしたっけ?

あの方は、そんなおかしなことされていませんでしたが、日の出前の5時から日焼け止め塗らんでも。。。とは、正直思いました。

何時に就寝されているのかわかりませんが(10時就寝なら、わかります)、睡眠時間を削ってまで、日焼け止めを塗る必要はありません。

でも、ご主人のお仕事の関係で、早く起きないといけないのかもしれませんね。

5時から日焼け止めを塗るのは、脱帽しますが、ちゃんと塗り直ししてるのかな?と思いました。

(番組では、それは言われないので)

5時に塗ったら、12時には、もう7時間たってますからね、環境にもよりますが、途中1~2回は塗り直し必要じゃないでしょうか。。?

草間さんと45歳の社長さんは、キレイでしたね。

30代は、自分の持って生まれた美貌と、ちょっとした努力で、結構キレイに保つ、ということは可能だと私は思います。

でも、40歳過ぎると、なんかしないと自分だけの努力では、キレイに保つ(同世代の人よりも)というのは、無理だと思います。

その「何か」ですが、高級エステ(安いエステではありませんよ。また、見せかけだけの高めエステでもありません。一般人はいけないような本当の高級エステです。)や美容皮膚科にお世話にならないと、どんどん、差が開いていきます。

45歳、50歳、とまた次のさらなる段階があります。

年齢が上がれば上がるほど、エステだけでは絶対無理で、医療の力が必要になります。

ある程度、自由になるお金があれば、それは可能です。

ちゃんとしたところに通うことで、おかしな自己流の間違ったお手入れをしなくて済むし、

(まあ、通っても人の意見を全然聞かずに、自己流を通して、ひどくなってから始めて聞く、という方も、うちでも、時々いらっしゃいます。せっかく通っているのに、聞く耳を持たないと、もったいないですね。

私のスキンケアのやり方が、世界中で絶対正しい!とは言いませんが、そこのクリニックと同じ考え・共感できるところに通わないと、そこの治療の効果は半減(以下かも)します。当たり前ですね。)

最低限度のことさえしておけば、自己流のわけわからんことに取られる莫大な時間が節約できるわけです。

その時間、家族や友人との時間に変えたり、それこそ読書や映画・おけいこ事などの自分磨きに回せるのにな~、と思います。

番組は、ツッコミどころ満載で、このブログを読んでいただいている方には、絶対マネをしていただきたくないことがいくつか、いや、いくつも!です。

まず、洗顔。

マネして温度測らなくていいですよ。もちろん、熱すぎるのも、冷たすぎるのもダメなので、ぬるま湯ですが、適温は、そんなの日によって違うでしょう。お天気も気温も違うわけですから。

次に、洗顔後、蒸しタオルで温めた後、氷水に15分でしたか?

いわゆる大阪弁の、「アホちゃう?」と思いました。凍傷(しもやけ)になったら、どうするんでしょうね~。

例えば、ひどいクマ(寝不足や血行が悪くてできた場合の分です)があって、温・冷刺激を繰り返す、というなら、まだわからんでもないですが、もちろん蒸しタオルは、熱過ぎるのは、皮脂をとりますから(特に、目の周りなんか、シワシワになりますよ)NGです。

冷刺激も、あれはやり過ぎです。せいぜい、冷たいタオルくらいで、やっても熱い・冷たい・熱い・と交互にするから刺激になるんであって、15分(5 分でも長いと思いますよ)も氷水に顔つけたら、その間の血行は、遮断され過ぎだし、その後、よけい毛穴開いちゃって、ダメでしょう~。

「寒いところの人って、肌キレイでしょう~」なんて、おっしゃってましたが、それは、紫外線量が少ないからです。氷水、全然関係ないです。。

冷やしてばっかりいたら、血行が悪くなりますから、昔の東北の子供みたいに、ほっぺた、真っ赤っかになっちゃいます。

(血行が悪いと体が判断して、毛細血管を増やすわけです)

素人の方の考えることって、ホントに恐ろしいです。。。

洗顔後の化粧水、1時間パッティングって、どんだけ暇やねん。。。私には、そんな時間はありませんね。。

私は、うちにお肌相談に来られた方全員に、パッティングは勧めていません。

やり過ぎなんですよね~、皆さん。(TVや雑誌が悪いんですけどね)

たたいても、入んないっちゅ=の! どんなバリア機能やねん、この人の肌は。。。

1時間も化粧水塗ってるなら、さっさとクリーム塗って、寝てください。そのほうがよっぽど保湿があります。

(IKKOさんは、化粧水大事なんて、言いますが、別に大事ではありません。病院で、アトピーや病気の乾燥肌性の湿疹の方に、病院用の保湿剤は出し ますが、化粧水なんて出しません。保湿で効くもので、そもそも存在すらしません。普通、クリームやワセリン基剤っぽいべたべたしたヤツです。

ローションタイプもありますが、まあ、夏用ですね。化粧水みたいなローションも、病院の薬でありますが、全然役に立ちません。それでいける、という方は、市販の化粧品で十分です。

私も化粧水は塗りますが、気持ちいいから塗ってるだけで、切れて買い置きがなかったら、その間、塗ってません。直接乳液や美容液・場合によったら、クリームだけ塗ります。)

化粧水1時間塗っていた方ですが、照明が暗いからわかりにくかったですが、ほっぺった、肝斑ぽいような気がしました。なんか茶色いくすんだようなものが見えたから。

まあ、はっきりと見えないようにされていたので、わかりませんが、もし毎日、1時間(朝もしたら2時間ですか?!)パッティングしてたら、そりゃ、肝斑もできるでしょう~。

顔筋体操、1日2時間でしたっけ?

またまた、「アホちゃう~」です。

いまだにまだ、顔筋体操をしてる方がいるとは!(「ためしてガッテン!」を見ましょう!)

そんなことしてるから、顔がシワっぽいんですよ~。自分でシワを増やしてどうしますか。

ご存知の方も多いと思いますが、医療では、シワを取ったり、抑えるのに、ボトックス注射というのを使います。

これは、筋肉の動きを止めるものです。顔筋体操とは、真逆のことをします。

(動かすから、シワになるわけです。)

そのうえ、出かける時に、あやしすぎる恰好(大きな白いマスク・サンバイザーを顔と並行に倒して、顔隠し・大きな黒い日傘に、黒い手袋・黒のレギンス?でしたっけ?)で、近所の笑いモノです。。。。

(もちろん、番組の中でも、思いっきりバカにされていらっしゃいました。。)

それだけ、笑いモノになっているというのに、その恰好は、全く意味ないです。。。うう。。かわいそう。。

まず、白いマスク。こんなもので、紫外線は、防げません。白や明るい色は、紫外線をバンバン通します。

忍者みたいに、完全に黒い布で顔を隠すか、銀行強盗の黒い目だけ開いたマスクですね、するなら。

また、サンバイザーを、鉄鋼とかの溶接のマスクみたいにつけたところで、横の隙間から、紫外線は入りまくりです。

日傘も同様です。。

日焼け止めを塗って、それらをまだ足す、というなら、まあ好きにしたら、という感じですが、もし日焼け止めも塗らずに、あんな恰好してたら、ただの笑いモノです。。

(番組では、この方は日焼け止めの話をされていないので、わかりません。)

ちゃんと日焼け止めさえ塗っていれば、近所の笑いモノになることもなく、オシャレも楽しめるというのに。。。自己流って、ホント、おそろしいですね。。

変な方もキレイな方も、みなさん、共通してあったのが、法令線の外側の、シワです。

あれはね、医療でも、なかなか取れないんですけどね。

口角をずっと皆さん、上げていらっしゃいます。

口角をクセで上げている方に多いんですが(こういう方は、20代から訓練されていて、今さらもう直せないんですよね。)、口角を上げると、そこの筋 肉を必ず使いますから、筋肉が使われたシワが出ます。口角を上げてる限り、そのシワは出たままで、下げても、ずっと溝を作ってしまっていたので、今さら溝 は消えません。

(お札も、折っちゃうと、シワシワになって、戻りませんよね。そんな感じです。

子供の皮膚は、まだ弾力性があって、コラーゲンもたっぷりありますから、ちゃんと溝はシワにならずに戻りますけどね。大人は無理ですね。やればやるほど、深くなるだけです。)

確かに、口角が上がっている、って大事なことですね。自然に上がっていたら、一番いいんですけどね。40歳過ぎたら、なかなか無理ですよね~。

美容外科でフェイスリフトを思いっきりやって、ボトックスも足したら、いけるかな~。

スッゴイ人工的なマネキンみたいな、人間離れした顔になりますけどね。

TVでも時々見るでしょう?全然顔の表情が動かない女の人。あんな感じです。

心から笑ってないのに、口角だけ上げてるから、よけいそこだけ目立つんですよね~。

笑顔の多い、素敵な女性って、周りにいませんか?顔中で、微笑っておられるような。

そういう方は、顔中の筋肉で笑っておられるから、少々シワはあるかもしれませんが、とてもいいシワで、素敵なんですよね。とても優しい雰囲気があって、なによりとても自然で、思わず引き込まれるような笑顔ですよね。

ボトックスも私も好きだし、自分にもしてますが、ほどほどにしてます。

なにより、自然に見えるのが一番だと思います。

あとは、肌を少しでもキレイに見えるように、若々しく保てるように、正しいお手入れをする、と。

番組の趣旨は、なんか美魔女をほぼ全員でバカにしてるような感じでした。

ダンナさんを放っておいて、よその男性と付き合うとか、恋をしたいとか、1日の中で、3~4時間以上も自分の美容のためだめに時間を使っている奥さんを見ると、TVを見ていた男性は、ドン引きのことと思います。

自分の奥さんが、もしそうだったら、ほとんどの男性がイヤだろうな~、と思います。

(番組の編集かもしれませんが、誰ひとり、ダンナさんと仲良しで幸せです?みたいな方は、いらっしゃいませんでしたね)

TVを見ていた女性は、どう思って観ておられたんでしょうね。

私と患者さん方々との盛り上がり方は、お笑い系で、決して「うらやましい」という種類ではありませんでした。

皆さんは、いかがでしたか?

当院は、ホームページでもお電話のご予約の時にもお伝えしていますように、完全予約制です。

うちだけではなく、ほとんどの美容皮膚科・美容外科が、完全予約制だと思います。

美容に定期的にお金をかけておられる方のほとんどは、同じ日に歯医者さんに行ったり、美容院やネイル・エステに行ったりと予定が決まっているわけです。

そういう予定でなくても、その後買い物やランチ・お茶をしたりと、のんびり優雅に皆さん、お時間使われます。

予約制でない、美容クリニックが、ごくたまにありますが、時間の読めないクリニックでの待ち時間、イヤなことないですか?

私だったら、イヤですね~。

たまの病気(病気の時ほど、待つのはしんどいし、イヤですけどね)や検査・検診だから、待つと思って、本とか持っていきますが、毎月定期的に通うなら、アテもない待ち時間って、苦痛でしかないと思います。時間、読めませんよね。

また、予約制でないところは、多少流れ作業的になっていて、ゆっくり時間も取ってもらえず、忙しいそうにされているから(大勢の方が待合にいて、待っておられるわけなので)、聞きたいことも聞きにくい状態で、安売りクリニックだと、ホントに適当にチャチャっとされて、おしまい、みたいな。

予約制とは名ばかりで、予約していないよりは、待ち時間がマシ、みたいなクリニックは、キャンセルが出たところで、予約なしでずっと待っている方が、大勢いらっしゃるから、結局順番に診るだけ、みたいなところは、キャンセルがあっても気にされていないでしょう。

ひどいところだと、キャンセルされたことにすら、気付いていないんじゃないでしょうか。

でも、私は、そういうの、絶対にイヤだったんです。

まず、診察・カウンセにちゃんと時間を取りたかったのと、焦って、せわしないバタバタした外来もできれば避けたいし、早くしなくちゃ、という待たす時間というのが落ち着かないし、そういうセカセカは、必ず患者さんに伝わります。

ちゃんとした医療を提供したかったら、どうしても時間をその方ためだけに確保する、ということが必ず必要だと思いました。

まして、保険ではなく、全額自費で支払われるわけですから、充分な説明と医療を受けるという、当然の権利だと思います。

保険診療だと、完全予約制というのは、ほとんどないと思います。(「完全」ではない、予約制はありますよ。)

お一人の時間が、全然読めませんからね~。

昔勤めていた皮膚科の病院もそうですが、患者さんは、2~3時間待ちは当たり前で、やっと診察と思ったら、1~2分もしないうちに、終了、みたいな。

皮膚科に限らず、ほとんどの科がそうだと思います。

皆さんも、経験されたことがあると思います。

大勢の方が何時間も待たれているわけなので、ややこしくない病気だと時間をゆっくり割くことができないんですね。ややこしい検査や説明に時間が絶対必要な病気の方というのは、外来に何人もいらっしゃって、そういう方の順番になると、外来がしばらくストップしますから、それ以外の方のところで、早く回さないと、外来がいつまでたっても終わらないわけです。

昔勤めていた美容クリニックは、一応予約制なんですが、流れ作業の典型的なところで、でも、いい加減な医療はイヤだったので、イヤでも早く的確に処置する、というのに慣れていきますが、どうしても患者さんとのお話(新しく聞かれたことや他愛もないおしゃべり)に割く時間がありません。処置中しか、話す時間はないわけです。

患者さんが急にカウンセ希望となった場合は、今日は時間がないから今度予約を別にとってください、ということになります。

患者さんからしたら、がっかりですよね。せっかく来たのに。

(予約の時に、カウンセ希望と言っておかれたら良かったんですが、言わないとダメとも思っていらっしゃらなかったんでしょうね。急に、聞きたくなられたのかもしれないし。

処置中に話してはいけない、と思っておられる方もいらっしゃったみたいです。処置中は、話しかけても、あまり話されず、終わってから急にいろいろたくさん聞きたい!感じで、お話を始められたりされました。)

そこは、キャンセル料も取らなかったので、いい加減な方は、気が変わったからとかでその場でキャンセルされたり、無断キャンセルされる方というのも、とても多かったです。

予約が一杯のせいで、いつも通っておられる方の予約が入らなかったりしたのに、直前キャンセルは、ご連絡をしても来ていただくこともできません。

給料制だったので、忙しくても暇でも、私の給料は変わらないわけですが、その時間は、全部私の休憩時間になるわけです。

それでも、直前キャンセルした方・予約一杯でお断りした方のことを思うと、イヤなモノでした。

保険の病院で、完全予約制のところが、ほとんどないため、保険診療しか行かれたことのない方は、「キャンセル料」にあまりご縁がないかもしれませんね。

ご存知ないかもしれませんが、ほとんどの美容皮膚科・美容外科が、キャンセル料は設けておられると思います。

保険診療の場合は、キャンセル料を取るというのが難しく、やっているところがあるかもしれませんが、まあ、あまりないでしょう。

(うちも、保険診療のみの方は、キャンセル料はいただいていません。)

その場合、病院にもよりますが、次回の予約をとってくれない、とか、予約なしでずっと待っててくださいとか、キャンセル後の対応は、いろいろでしょうが、保険でもなんらかのペナルティはあると思います。

キャンセル料にしろ、ペナルティにしろ、要は、少しでも早くご連絡がいただけるように、直前や無断キャンセルをされないための、抑止力なわけですから。

美容院や歯医者さんは、キャンセル料を取られないことがほとんどだと思いますが、高級エステやマンツーマンで人材と時間(と場所)を取るような習い事(英会話や教習所とか)・旅行・ホテルなど、全てキャンセル料がかかってきます。

いつキャンセルしたかによっても、値段もまちまちでしょう。

もちろん、飲食店でも予約した時点で、仕入れがありますから、キャンセル料を取るところもありますね。飲食店だと気軽に無断キャンセルしたり、変更したりされやすいので、超人気店で、高級な食材も入れておいて、座席数も少ないとなると、キャンセル料が出るのは当たり前だと思います。

マンツーマンで対応するところ全てそうですが、その時間を、その方のためだけにあてているわけです。

(その点、美容院・歯医者さんは、予約を結構かぶせてるところもあるし、飛び込みの方も途中で入れたりするので、キャンセル料もとらないでしょう。

でも、超高級カリスマ美容師にしてもらうとか、審美歯科や特殊な治療になると、キャンセル料、発生するんじゃないですか?)

予約が入ると、その時点で、他の方が同じ時間を希望されても、お断りしているわけです。

座席にしろ、部屋の数にしろ、対応するスタッフにしろ、余っていないわけですから、予約をかぶせることはできません。

当院も、私一人で、診療・カウンセ・処置にあたります。

医療関係の後片付けは、全て私一人でやりますし、また初診のカウンセにはかなりの時間を割きますから、1日で診れる・処置できる人数に限りがあります。

(それは、ハンドを使った高級エステも同じだと思います。だから、ホントにいいエステって、かなりのお値段しますよね?同じことです。技術だけを買っておられるわけではなく、エステティシャンを拘束している時間も買っているわけです。)

私がカウンセしている間は、レーザーの機械が空いていても、やる人間がいないので、予約は受けられません。

予約直前になればなるほど、キャンセルされた後に、どなたかが都合よく入ることは難しくなり、キャンセル待ちの方が運よく、時間があえば良いですが、そうはなかなか難しいところでしょう。

初診の方は、まず適応があるかどうかがわかりませんから、キャンセル料は、発生しませんが、無断キャンセルをされた場合、もう二度とご予約はお取りしません。

直前で、キャンセルされる初診の方も、稀にいらっしゃいますが、(理由はわかりません。ご本人が言われない限り、こちらからはお聞きしませんから)お仕事が終わらなくて、とか、ホントに体調が急にくずして、とかの方は、お時間ができたら、またご予約を取られて、ちゃんと来られます。

理由はどうあれ、ご連絡をくださっても、何度も直前キャンセルされる方は、ちょっとこちらもさすがに予約は慎重になります。予約制限を設けさせていただくこともあります。

初診で、適応があれば処置もご希望となると、何をされたいかにも依りますが、かなりの時間を割きますから、直前キャンセルは、困るわけです。

その初診の方に取った時間内で、再診の方が何人も処置できるわけで、それを全部お断りしていますから、変更・キャンセルはお早めにご連絡いただきたいわけです。

再診の方の場合、ご予約内容がはっきりしているわけなので、お取りする時間枠もはっきりしてますから、初診の方ほど長時間お取りするわけではないので、ご予約は取られやすいかと思います。

(でないと、定期的にやれませんからね)

でも、直前でキャンセルされますと、その処置で使う薬剤とかあった場合、それも無駄になってしまうわけです。

例えば注射・点滴系、麻酔薬・ボトックスもそうですし、脂肪溶解注射もそうです。イオン導入も、お時間までに準備しておきます。

高額な薬剤は、直前でないと開けませんが、その手前まで準備しているので、キャンセルされたら、その分全て廃棄です。都合よくその日のどなたかに、使えればいいですが、点滴なんて、皆さん内容違いますから、まあ、使えません。

そういう準備を、来られてお支払いが済むまで、やらなければいいのかもしれませんが、完全予約制なのに、その準備の時間、お待たせするわけです。

完全予約制の意味ないですよね。

いつキャンセルされるかにもよりますが、理由の如何に関わらず、他業種同様、抑止力も兼ねて、キャンセル料は頂戴いたします。

とりあえず、予定変更などあれば、早目にお電話くださるのが一番です。

キャンセル料を払いたくないから予約を取らない、という方がたまにおられて(キャンセルすることを前提とされておられるわけです)、それでも処置してほしいと言われるので、それだったら、当日予約されるしか仕方ないんじゃないですか、とお伝えしました。

お電話の時点で、予約が空いていても、「予約」されない限り、その枠をその方のために、空けておくことはいたしません。

来られるかどうかすら、わからないわけですから。

ただ、当日予約でも、それからキャンセルされますと、キャンセル料はかかりますし、当日のいきなりで、自分と都合のいい時間が空いている保障はないわけで、その方は、結局全然当日予約が取れず、処置ができないから、予約を前もって取られました。

(一度突然来られて、他の方の予約にもろかぶりで、お帰り願いました。)

こういう方は、定期的にする美容医療は、向いていないと思いますし、どうしてもやりたかったら、キャンセル料も取らない、詰め込み過ぎの流れ作業のクリニックで、処置されるのが一番です。

もし再診の方が、2か月待ちとかになってしまって、初診の方にいきなり長い時間割くことが難しいとなったら、(初診の方でも、処置を希望されたけれど適応がなくて、処置ができずに、時間が空いてしまった、ということはあるので)、初診の方は、初回はカウンセのみ、予約がもし当日あいていたら処置できます、みたいにすることも将来あるかもしれません。

もし、そうなったら、突然キャンセルが出ても、その方をそこで処置しますから、キャンセル料はいただきません、となるかもしれません。

でも、できれば、それはあんまりやりたくないんですね~。

遠方から来られている方も多いですし、適応がないのは仕方ないですが(診察しないとわかりませんから)、やはり皆さん、適応があるなら、やって帰りたいと言ってくださるし、できれば避けたい予約方法です。

それに、初診の方も何時間待ったらいいのかわかりませんし、待ったとしても、キャンセルが出るかどうかなんて、わからないわけですから。(出ないことのほうが圧倒的に多いわけです)

全ての患者さんのご予約が、円滑にお取りできるために、ご協力をお願いいたします。

 

土曜日、クリニックが終わってから、東京で開催される抗加齢美容医療学会に行って来ました。

こういう美容系の学会は、分科会やら、いっぱいどんどんできてきて(でも、ちょっとずつ違うんです。それは、メインでされている先生方の組み合わせが、ちょっと変わるからでしょうか。。)、も何が何やらわからなくなってきて、どれに行ったんだか、まだこれから開催されるのは、どこだったか、わからなくなることもしばしば。

クリニックを休むまずに参加できる学会や研究会には、なるべく参加しようと思ってます。

出張に行く時は、必ずノートPCを持っていくんですが(iPadは、使いこなせないので)、前回の下関の時に、新幹線で使おうと思っていたら、新大阪~東京間でないとまずダメなのと、N700系でないと使えないということを初めて知りました。。。

今回は、大丈夫!ということで、ちょっと不安でしたが、(どうやって、WiFiに接続するんだったっけ?)一応、UQ-WiFiのパスワードとかメモしていって、楽観して行ったんですけどね。前の時は、すぐに問題なく繋がったはずだったから。。

またしても、今回、無理でした。。。

私が悪いわけではなさそうですが(いや、やっぱり私が悪いのか)、UQ-WiFiのログイン画面が出ないんですよね。

結局、スマートフォンで、なんで画面が出ないのかを調べると、なんか設定が悪いみたいで、前は何もしてなくてもいけたのに。。自分で設定を変えた覚えもないのに、こういうことが起こるところが、PC関係は全く意味がわかりません。。

なんかいじってましたけど、うまくいかず、結局東京に着く40分前に、もう止めました。

さっさと寝ておけば良かった。。帰りの時のために、ホテルに着いたら、ちゃんt調べよう、と片づけたんです。

ところが、ホテルに着いたら、PCの電源のコードを持ってくるのを忘れたんですね~。入れたはずなのに。。なんで?コードを詰めやすいように、分解できる分でバラバラにしたんですけど、半分だけ持ってきて、残り半分を置いてきてしまいました。。。充電できません。。。

私って、ITを使うっていう能力と、完全に見放されているんでしょうか。。。

行きの新幹線で、バッテリーの半分近く使ってしまいました。。(ホテルにいる間は、持ちましたけど)

もう、帰りに、PCを触る気にもなりませんでした。。なにやってんだか。。

(スマートフォンンがあるからいいや、と思っていたら、全然繋がりません。。ケータイのWiFi、うまくいきませんでした。。。)

今回、会場が東銀座の時事通信ホールだったので、ホテルを、新しくできた、「ソラリア西鉄ホテル銀座」にしたんです。

最初、品川で降りて、乗り換えするつもりでしたが、東京駅からタクシーのほうが早いんじゃ?と思い、今回は東京駅から。

19時42分くらいに東京駅に着いたので、「そうだ!三越に行こう!」と思って、(改装してから、一度も行ってないので)タクシーで行ってもらいました。

三越閉店10分前に到着です。

三越、キレ~イ!新宿伊勢丹みたいです!!売っているもの、何でも素敵です!ときめきますう~♪

こんなの関西で買えるのかしら?三越だから?東京だから?

地下と1階を少し見ただけで、閉店時間です。や~ん、残念。。

そこから、ホテルは歩いて、ホントすぐでした。三越のウラのウラくらい?むっちゃ、便利です。

新しいから、ホテルはとても綺麗です。スタッフの方は、まだ少し慣れておられませんが、まあ、ご愛嬌です。

部屋は、シングルですが、ベッドはダブルだし、お風呂はガラス張り(カーテンがついてます。エッチなホテルではなく、インテリアで圧迫感を無くすためのガラス張りだと思います)で、お風呂も広くて、洗い場もちゃんと広めにあります。

そんなに広くないけど、解放感があって、オシャレでキレイなので、いいですね~。部屋にズボンプレッサーまで備え付けです。もちろん、加湿付空気清浄機も。

朝食は、2階のちゃんとした、イタリアン?フレンチ?レストランのブッフェなんですが、今までのブッフェとはちょっと違って、サーモンやタコ・カンパチのカルパッチョが朝から並びます。サーモンのテリーヌやミネストローネもあって、チーズやおいしいソーセージのスライスとか、ヘルシーです。ポテト(「インカの目覚め」でした)もオーブンなので、超ヘルシ~♪

あのアメリカンの、ソーセージやらベーコンやフライドポテトって、あまり好きじゃなかったんですよね=(いただきますけど。。)

さわやかで、かつタンパク質はちゃんと摂って、という素晴らしい朝食でした。(食べ過ぎました。。。)

また、ぜひ泊まりたいかも!

学会の内容は、すごく目新しいことがあったわけではありませんが、来てよかった、と思えるくらい、タメになることもあって、新しい知識も勉強できて、よかったです。

最後の再生医療関係の話は、あまり私は興味がないので(まだ、確立もしていないし、その段階で、取り入れる予定はないので)、もう大丸行って、(ピエール・エルメでお菓子を買います)帰ろうと思い、少し早めに切り上げました。

会場を出て、タクシーをひらおうと、歩いていると、「すみません」と後ろから声をかけられ、振り向くと、シャツにズボンの男性が立っています。恰好は、小ざっぱりしてますが、失礼ながら、見た目は、さわやか系ではありません。女子受けはしなさそうな方です。

「さきほど、学会会場にいらした方ですよね?」   。。。????業者さんかと思い、(そういうことって、たま~にあります)、「そうですけど。。」と言うと、名札(学会会場では、名札を必ず付けます。一般の方が入ってくるといけないので。名札があるから、自由に出入りができます。)を出してきて、「この近くで、開業してるんですが」(みたいな感じのことを言われました。どっかのクリニックの名前と氏名が書いてありますが、もちろん全然知らないクリニックだし、全然知らない人です。あちらも、私のことを知っているわけでもありません。

学会に参加します、と事前登録というのをしていたら、名札はPCでキレイに打ち出されています。でも、その人の名札、手書きだったんです。当日登録ということは、学会会員でなくても、高めのお金を払えば、参加できるわけです。ホントにコイツ(失礼)が医者かどうかも、はっきり言ってわからんわけです。偽名かもしれないわけです)

(開業してるから、何??)私が黙ったままでいると、「。。ご挨拶しようと思いまして。。」  

????

やだ~ん、気持ち悪~い!(失礼)

新手のナンパ?でしょうか。。。こいつ、開業している医者だと言えば、誰でもついていくと思っているのか、今時? それとも、何かの勧誘?販売?宗教?

とにかく、気持ち悪くて、無視して立ち去りました。。。

う~ん、なんだったんでしょう。。

学会会場で、ご高名な先生がいらっしゃって、初対面でも厚かましく、お話させていただく、というのはあります。「先生のご本を読んで」とか「さきほどのご発表を聴いて、教えていただきたいんですが」というのは、よくあることです。たいていの先生が、あやしがらずに快く、お話を聞いてくださることと思います。名刺交換もさせていただうこともあるでしょう。

会場のちょっとした休憩所で、思わずおしゃべりしたり、懇親会場で、たまたまそばにいらっしゃって、雑談が始まったり、とかは、よくあることです。

でも、会場を出て、道端で、お互い、名札を外して、どこの誰かもわからない人に、声はかけないと思います。

いろんな学会とか医師会関係の研究会とかも、何でも一人で参加することも多いんですが、地区の医師会と違ったら、知っている先生が誰もいない、ということもあります。

そういうところで(特に、懇親会とか)女一人でいると、時々話しかけてくる男性医師というのがいるんですが、どうも私を同じ医師とは思っていないようなんです。

以前に参加した研究会で、知っている先生はどなたもいない研究会だったんですが、懇親会まで参加しました(勉強会の後に、懇親会という立食うパーティみたいなのがあります)。

参加費を払ったから、おいしいモノだけさっさと食べて帰ろうと、せっせと食べてました。

(ホントは、「懇親会」だから、知らない先生とお近づきになるのが本来の目的なんですが、実は私は人見知りで、しかも、その会は、今後はもう参加しなくていいや(あまり役立ちそうにないから)、という会だったので、食べることに専念しようと決めてました)

すると、ちょっとご年配の男の先生(医師とは言っておられませんが、医師でしょう。医師の集まりの勉強会だったので。)が、いきなり、「看護婦さん?」と話しかけてこられました。

(ナースであっても、この言い方もひどいですけどね。いくら年上でも、「どちらのクリニックですか?」くらいの言葉にしましょうよ~。初対面なんですから。)

最初、自分のこととは気づかず、ああ、私か、と思って、「いえ、違います」と言うと、(ここで、普通、医師と気づかれるはずなんですが)、「受付さん?」とさらに聞かれました。

(看護師や受付がスタッフとして、参加する勉強会かもしれませんが、医師でないスタッフが、女性一人で参加するのは、かなりの勇気と根性がいると思います。医師ばっかりの独特の雰囲気がありますから。スタッフが参加する場合は、必ず院長とか大勢のスタッフと一緒、というのが、普通です)

「いえ、医師です」と仕方ないので、言いました。

そしたら、その男性は、思ってもいない答えを聞いたためか理解できなかったようで、「えっ?」と聞き返してこられ、横にいた男性の方が、「医者ですって」と通訳(?)されてました。

気まずくなってもう話してこられませんでした。

普通なら、最初に話かけられた段階で、名刺交換なんでしょうが、もういいや~と思いました。

女性の医師がいる、とは考えもしないような先生に、わざわざ名刺渡さなくても、と思っちゃいました。

その人の思い込みなのか、私がそんなに医者に見えないのか。。。

今日の男性も、私が医師(同じ開業医)とは思わなかったんですかね~。

私服を着ていると、プヨプヨしてるのもあるのかもしれませんが、ボヨヨン系(? 自分で言ってて、意味わかりませんが)に見られるんでしょうか。。。ちょっと若くも見られるのも災いしてるのかな。。

(地区医師会の新年会か何かで、初めてご挨拶した先生から、「あんたみたいな若い人だけで、開業できひんやろ、オーナーは誰や?」みたいに言われたことがあり、確かに先生よりは若いですけど、もうとっくに、40歳過ぎてるんですけど。。。40歳過ぎてても、開業って、早いのかな。。いくつならいいわけ?ということがありました)

医者かどうか関係なく、中学くらいの時とかも、オジサン系の変な人(必ず、変な人だったですね~)から、声かけらたりすることがありました(若い人からのナンパって、人生でほとんど経験ありません)

ちょっと前も、久しぶりに大阪のミナミに行ったら、オジイサン(どう若く見ても、70代前半です)に、「スミマセン」と言われて、道か時間を聞くのかな、と(またこれが、年齢・性別関わらず、よく聞かれるんです。。)振り返ったら、「お茶しませんか?」とナンパされました。。。

オジイサン、元気ですね。。私、そんなにスキだらけでしたか。。

まあ、このオジイサンは、「誘い」としては、正攻法なんでしょうが、それ以外の方って、男性って、ホントよくわかりませんね。。その話しかけ方は、女性は引くと思うんですけど。。

そうそう、東京大丸にも行きましたが、普通のデパートでした。京都や大阪と変わりません。いや、それより、野暮ったいかな。スイーツ売り場は、確かに人は多かったですけど。

銀座三越が良かったのは、東京だから、ではなく、三越伊勢丹で、銀座だったから、なんですね。

改装前は、銀座三越も古臭かったけど、見違えるようで、とってもまぶしいです~。素敵です~。

京都伊勢丹も、あんなんにしてないで、ちゃんと大阪や新宿みたいにしてほしいな~。力入れなさすぎ。。

銀座三越で、ジャン・ポール・エヴァン、東京大丸で、ピエール・エリメ・パリの焼き菓子をそれぞれ買ってきました!

10月のキャンペーンのお菓子で、お渡ししますね!!第一弾は、ジャン・ポール・エヴァンで、第二弾がピエール・エリメです。

(グランヴァニーユのお菓子がある間は、グランヴァニーユです。無くなり次第、切り替えですので、ご了承くださいね。)

 

気がついたら、もう10月になるというのに、10月のキャンペーンの内容を考えるのをすっかり忘れていました。。。。。

目元や乾燥対策は、ご好評なのと、ますます乾燥ジワの増える本格シーズン突入なので、引き続き、続けようと思っていたんですが、他に何か追加するつもりが、気がついたら昨日の夜で、間に合いません。。

テーマも思いつかず、最初、「10月秋のキャンペーン」だったんですが、今朝、ハロウィンに気付き、ハロウィンキャンペーンにしました。

お菓子はそうすると、かぼちゃやハロウィンにちなんだモノ?となりますが、すみません、買いにく時間がありませんでした。。。。引き続き、グランヴァニーユの焼き菓子をお楽しみください。

(来週には、時間が少しできるので、なにか探しますね。でも、グランヴァニーユの焼き菓子は、ちょっと他にはない味で、おいしいですよ♪)

先に予告しておきますが、大好評のナビジョンの日焼け止めシリーズ(特に、BBクリームのほうが、バカ売れです。発注が追い付かないくらい。これは、もうBBクリームではなくて、とても優秀なカバーファンデに匹敵するかもしれません。さすが、資生堂です。女心わしづかみです。)、資生堂も10月にクリニック向けに発売キャンペーンをされます。

それに合わせて、うちでも、発売キャンペーンを追加しようと、思ってます。

10月3日からしか、キャンペーン分は発注がかけられないので、その分がうちに届くのは、順調に行けば、翌日の10月4日の朝に届くはず。。です。

届き次第、キャンペーンスタートですが、資生堂ナビジョンの、日焼け止め全シリーズ(マイルドサンスクリーン・スキンケアプロテクトUV・ビューティープロテクトUV)を1本お買い上げの方に、スキンケアプロテクトUV、もしくは、ビューティープロテクトUVのミニサンプル(お好きな方)1個をプレゼントいたします。

ミニサンプルだと、おうちでも、ゆっくり試していただけやすくなりますし、普段の塗り直しの持ち歩きにも、とても便利です。

商品が届き次第なので、あくまで、予定で10月4日なんですが、交通事情などで遅れる場合もありますので、到着次第、お知らせいたします。

もちろん、お電話でお問い合わせいただいても大丈夫です。

他のキャンペーンで、何かいいことが思いついたら、途中でも足すかもしれませんが、今のところ思いついていないので、わかりません。スミマセン・・・。

 

今日は、小田和正さんのコンサートに行って来ました。

カード会社の企画で、抽選で、小田さんのコンサートチケットがあり、(もちろん、お金は払うんですが)一流アーティストの方のコンサートなんて、すぐに売り切れてしまうと思って、購入を試みたことは一度も、実はないんです。

9月は、学会も下関であり、お休みで韓国にも行き、10月はまた東京で学会(研究会と合わせたら、2回)とバタバタするので、コンサートに行く暇って、多分ないんですが、当たるわけないだろうし、と思って申し込んだら、なんと!当たってしまいました!(ちなみに、S席です)

(昨日と今日、コンサートがあったんですが、今日行ったら、当日券のS席が売ってました。ダフ屋さんのも出ていて、割引きだよ~と売ってました。。。やっぱり、広いから(京セラドームでした)、2回も続けて大阪でやるし、完売にはいかなかったんですね。一流アーティストのチケットでも、あきらめずに手に入れようと思えば、できるもんなのか、と思いました。やってみないと、わからないもんですね。)

ちゃんとしたコンサートって、人生初めてかも。。。

学校で行ったり、学際で参加したり、みたいなのはありますが、自分でお金を出して、一流の方のでって、多分初体験です。

小田さんのファンはファンですが、全部のCD、持ってるわけじゃないし、(でも、オフコースの時のなら、全部聞いたと思います。)最近のは、CMやTVのドラマで、流れてるくらいのしか、知りません。。。小田さんの本当のファンの方、ゴメンナサイ。。。

いくつか知らない曲があったり、サビしか知らない曲もありました。

(途中疲れていて、少しだけうたた寝としてしまいました。。申し訳ありません。。コンサート行く前にちゃんと全部聞いておくべきですね)

でも、生で聴くって、いいですね!

京セラドームも初めて行ったので、あまりにも広いのと、人の多さにびっくりしました。

あと、気づいたことに、小田さんの声(しゃべっている)を初めて聞いたような。。。

歌声は、高めの透明感のある歌声ですが、話声も高めなんですね。当たり前ですよね。。

なんか、最初、少し違和感が。。。

オジサン(ファンの方、ゴメンナサイ。。64歳でしたっけ?見た目は64歳には見えませんが、オニイサンとは呼べないと思いました)が、高めの声で話されるので、納得するのに、時間がかかりました。

勝手に、もっと落ちついた低い声を想像してました。(低い訳ないんですけどね)

顔も、多分、5年か10年前のCMかなんかの時の顔のまま、自分の中で、止まっていたので、こんな顔だったっけ。。?と。。

今の舞台照明も、スゴイんですね~!全然知りませんでした。

照明がとてもキレイで、歌の歌詞によったら、なんか神々しく見えちゃいました。

明治安田生命のCMの歌(スミマセン、曲名がわかりません。。。)の時は知らずに涙が出てしまいました。

いや~、よかったです~。オフコースの時の懐かしい歌もたくさん歌われて、中高校生の時のことを思い出しちゃいました。

会場は、ある程度、予想してましたが、年齢層が高い。。かなり高いコンサートですね。。

時々、若い方もいらっしゃいますが、大半が私以上のご年齢の方です。

老夫婦という表現がしっとり合うようなご夫婦も多かったですね~。

オフコース世代ですね。

一人で来られてる女性の方もいらっしゃって、スタンディングもされます。本当にファンなんですね~。

アリーナ席が、全員スタンディングで始まったので、これもビックリしました。

(みなさん、お元気ですね。。静かな曲の時は、座られてましたが。)

休みの日に、出かけてばかりだから、家の中は、ぐちゃぐちゃですが、行って良かったです~。

(最初、当たった時には、一瞬どうしよう、、と思っちゃったんですが。)

小田さんのCD、やっぱり、買います!(明治安田生命のが入ったヤツ)

ずっと、コンサート中、端から端まで、走り回っておられて、今日は2日目だし、大丈夫かな~とちょっと心配になりました。

スゴイ体力ですね。さすが、一流アーティストですね。

感性も、とても繊細で鋭敏で、若いんですね~。あの年で、恋の歌を作ったり、歌ったりできることにも、ビックリです。昔の気持ちを忘れることなく、ずっと同じ気持ちのまま、持っておられるんでしょうか。。それも、スゴイな、と思いました。

全国ツアーだから、被災地ももちろん、これから行かれるみたいで、お体、壊されませんよう、どうぞご自愛ください。

少し前から、顔にコロコロ転がすローラー、流行ってますよね。

むか~しも流行ったのを、憶えてらっしゃいますか?

若い方はご存知ないと思いますが、「淡谷のり子のゲルマニウムローラー」!

歌手の淡谷のり子さんが、コマーシャルされていて、今みたいな金属ではなく、TVショッピングだったような気がするんですが、画面には、柄のところか、本体が大理石みたいにな見た目になっていて、ピンクとパープルから選べたような気がします。20年くらい前でしたっけ?

すぐに廃れたような気もするんですが。

医者になってすぐの時に、あれを顔中にやって、顔中茶色のしみだらけ(今から思えば、肝斑のすごくひどい状態ですね)の方が、「治してください」と来られて、上の先生がビタミンCの飲み薬だけ出したのを覚えています。

その時に、「ああいう人は、まず顔をいじるのをやめないと、同じことの繰り返しだから、治療しても同じやねん。」と言われてました。

まさに、その通りなんです。

TVだと、女優さん(誰でしたっけ?)が、顔の表面に力を入れずに、コロコロ転がしているだけですよね。

「なんかいいみたい~」とか、「これ、手放せません」とか「これのおかげで、なんとかかんとか。。」とおっしゃいますが、必ず下に「個人の感想です」とテロップが流れます。

商品のチラシにも、TVコマーシャルにも、どこにも「効果・効能」は書いてありません。

「効能・効果」の表示がない、ということは、「効かない」ということです。

だって、薬だったら、薬局で買う市販薬であっても、「効果・効能」書いてありますよね。

どんなに店員さんが、スゴイ効果を言ったとしても、表示がなければ、そこのメーカーが約束しているものではありません。

ただの店員さんの、詐欺まがいの販売手口です。

(当たり前です。効果が実証されてもいないのに、そんなの表示に載せたら、本当の詐欺になります。医師法違反にもあたり、逮捕されてしまいます。だから、メーカーは、どこも似たような、コマーシャルになるんです。効果を言わずに、でも、買ってくれないと困りますから、イメージだけで、消費者を引き付けるという感じです。煽るだけ、煽るわけです。

賢い消費者は、乗っかってはいけません。)

まあ、こんなの昔から似たようなものはあるわけで、忘れた頃に、また業者は、少し形を変えて、売りだす、という作戦でしょうか。。

昔も(今も?)、「幸せを呼ぶペンダント」とか、「財運をもたらす財布」とか、「アトピーが治るクリーム」とか「体臭を消すサプリ」とか、あやしいもので、世の中溢れています。今でも、雑誌や週刊誌の後ろとかに載ってますかね?

信じる方が悪い、という意見もありますが、人間思い悩んでくると、藁をもつかみたくなり、心に隙ができます。

あちらは、売ることにかけてはプロですから、うま~く人の心理を読んで、これでもか!これでもか!とキャッチコピーをかぶせて来ます。

私も夜中、たまたまショップチャンネルを見てると、おもわず欲しいな~、と思ってしまうような宣伝文句があったりします。そういうのを見てると、これは一般の方は、買っちゃうだろうな、と思います。

さて、いろんなコロコロローラーが出ていますが、それほど大差はないんでしょうか。というよりも、おかしくなることはあっても、なにかそんなに良くなるものではないと私は思ってます。

また、買った方は、良くなると思ってされるわけですから、TVを見ながらとか、ひどい方で、何時間もされるわけです。また、CMでは力を入れてないのに、「上がれ~、上がれ~」と念じながら、一生懸命される方が多く、みなさん力み過ぎて、ぐいぐい押すんですよね。結局、あの棒で、ゴシゴシ擦って、摩擦を起こしていることになり、私は、それも肝斑の原因になっていると思ってます。

うちに来る肝斑の患者さんで、コロコロローラーも含めて、流行りの美顔器・マッサージをされてる方が多く、そういうことを始めてからひどくなった方が圧倒的に多いです。

私は、肝斑を良くしたいなら、それら全部、今日から止めてください、とお話してます。

先日の学会で、このローラーの有効性と安全性の評価の発表がありました。

もちろん、その企業から研究費・協賛金を受けておられます。

まあ、そんなことはよくあることで、正しくきちんと結果について評価をすればいい話で、実証しても何もいいことが無かった場合(医療機器ではないので、あり得ます)は、話の持って行き方や発想の転換とかでごまかすしかありません。(企業側は満足しないかもしれませんが、仕方ありません。)

今回、50~60代の女性20人くらい(24人だったか?抄録は15人でしたが、最後に増えることはあります)に、このローラーを1回10分だか15分だかを、1日3回してもらって、測定されてます。

最初の1か月は、顔の右だけ、次の1か月は、左だけ、最後の1か月は両側、と計3か月されてます。

(なんで、こんなことをされるのかは、よくわかりません。普通は、同じ方で、どちらかだけやって、反対側は何もなしで比べて、評価をしないと、本当の効果が判定しにくいと思います。わざと、判定をごまかすためにされているというなら、わかりますが。。)

で、結果なんですが、コロコロをやって、60分まで血行が良くなったそうです。

そういう写真が出ていました。

角質層で、水分含有量が増えていて、血行が良くなったことによるのでは、と推測されていました。

ただ、いろいろな機器で科学的に分析されましたが、施行前と変化はなかったそうです。

これくらいなら、まあ、よくある話で、学会発表でもよく見かけます。

ところが、それに続けて、シワの改善が言われていて、「有効例」というので、お一人の写真が出ていました。確かに、少しシワが減っているのが、写真で確認できました。

(ただ、有効例が何人だったのか、割合が表記されていないんです。)

そして、ビフォーとアフターの写真があり、その施設の皮膚科医5人中3人以上が、「改善した」と判定した、と書いてありました。

(数名の方の写真が載っているんですが、(恐らく有効例)、どっちがビフォーか全然わかりません。

普通、判定基準も、「悪化」「やや悪化」「変化なし」「やや改善」「改善」と5段階評価で判定されることが多いんですが、表記がないんですよね~)

最後に、ご本人評価のアンケートがあり、ほとんどの方が、満足しているみたいな評価でした。スゴイ方で、リフトアップした、と言っている方もいらっしゃったそうです。

結語として、副作用もなく、安全性が確認され、また、リフトアップ効果やシワの改善を認める、うんぬん、と書いてありました。

(誰が、リフトアップした、と判定してん?と普通なります。ご本人が言ってるだけですから。そういうのは、プラセボ効果と言って、正しい評価ではありません。

そりゃ、ご本人が満足されてるなら、いいんでしょうが、お金を出して買う方は、本当の効果があるのかないのかを知りたいわけで、それを医師として、検証している、発表ではなかったんでしょうか。。)

「副作用は全くないんですか?」という質問がされ、演者の先生(医師だと思うんですが、違いますかね?)は、「長時間やったら、私も顔を赤くなりました。時間を守らないといけません」と。(!!)

(副作用なく、安全性を確認した、ってポスターに書いてあるやん?!なんじゃ、そりゃ!!)

あまりにも、結果考察が誘導しすぎてるので、おかしいと思い、聞いてみました。

シワが改善した、と写真を載せている有効例の割合と、皮膚科医が判定した写真のビフォーアフターの違いがわからないのに、なんで半数以上の医師が「改善した」と判定しているのか、と。

シワの有効例は、このたった1例だけだそうです。

他は、変化なし、と中には悪化した方がいたそうです。

(なんでそれで、シワの改善に役立つ、と結語で言われるのか、わかりません。同じ割合、いえそれ以上で、悪化してる方がいるかもしれないのに、意味わかりません)

皮膚科医が判定した写真は、2枚見せて、どっちがアフターか当ててもらったそうです(確率は2分の1ですね)。もやは、当てモノですか。。。なんでそれが、医師の言うところの、「改善」になるのか。。。ここは、TVのやらせ番組か、と思ってしまいました。

よくこれだけ、都合の悪い結果を隠しておいて、「副作用なく安全で、効果がある」みたいなことを発表するな~、とビックリです。医師メインの学会で、ちょっと信じられませんね。

そんな大した結果が出ると思ってされていたわけではないと思うんですが、角質の水分量が上昇して、血行が良くなった、というのがホントであれば、(それすらも、何か作為的に結果を誘導されているのかも、と疑いたくなります。何を信じていいのか、わかりません)、それだけでいいと思うんですよ。何も出ないよりは、マシです。

長時間やると、副作用の出現が懸念されるから、注意喚起が必要、というのも表記しないとダメですし、他の大した効果は認められなかったが、本人満足度が極めて高いため、今後も検討を続けていく、とか、こういうのって、〆の言葉って、大体決まっているんですよね。

スポンサーがいるわけなので、あまりひどいことも言えないし、でも、医師として、おかしなことも言えないし、ぼかして逃げるって、言うんでしょうか。それであれば、「ふ~ん」っていう発表で終わっていたものを。(まあ、スポンサーは、それでは困るんでしょうけどね。)

ちょっと、この発表した施設を信用できなくなりましたね。ちゃんとしたところだと思っていたので。

 もし、これで、企業側が、「皮膚科医お墨付き!」とか、「効果を皮膚科医が実証!」とか商品に表示したら、一体どうするつもりなんでしょうか。

(企業は、それこそが欲しいんでしょうが。)

もう、ホントに信じられない時代に突入しちゃったんですね。。。

この発表を聴いて、ますます、うちの患者さんには、止めておいてもらおうと決心を固めてしまいました。

いや~、学会に参加した価値がありましたね。

(明日から、夏休みをただきます。休むのは、火曜日だけですが、水曜日は元々休診日なので、22日木曜日から、診療を始めます。

ご迷惑をおかけしますが、リフレッシュしてきますね!)

先日の美容皮膚科学会で、一般の学会会員は、ポスターによる学会発表というのができるんですが、これは学会によって、口演になる場合もあれば、ポスターのみ(一般会員は)という時もあります。

美容皮膚科学会だけあって、皮膚科学会や形成外科学会よりも、ほとんどすべての演題が美容に関係することですが、あまりあやしい内容だと、さすがに受理もしてくれないかと思うんですが、この評価基準は、その時の審査員の方によって、様々だと思います。

いろんな学会にも、発表内容のランクがあって、皮膚科学会や形成外科学会は、総会という一番大きな年1回の学会と、地方会と言って、その地区だけの定期的にする小さな学会があります。

地方会は、新人の先生の学会デビューみたいな、慣らし台みたいなところがあって、しょーもない(失礼)、1例報告とかでも、全然ありです。1例報告でも、ちゃんと考察ができていないと、発表後の質疑応答で、恐い先生方から、するどい質問を浴びせられ、タジタジになってしまうというお約束です。

形成外科学会は、手術がメインですから、○○例やって、統計を取ったら、こういうことがわかった、とか、新しい手術方法とか、こんな腫瘍や症例に、こう対処した、とかそういう内容のことが多いです。

レーザーのセクションもありますが、うまくいった症例写真をたくさん見せたり、新しい照射方法を提案したり、統計を取って、結果の評価をしたり、という内容になることが多いんですが、皮膚科学会になると、ほとんどの発表で、病理組織の検討というのがなされていないと、ものすごく突っ込まれます。

(病理組織というのは、患者さんから、皮膚なり腫瘍なり、その一部を切り取って、顕微鏡で、どんな細胞がいるのか、どういう状況になっているのか、細胞レベルで調べる検査です。こうすることによって、推測ではなく、確実に、何が起こっているのかがわかります。病名がわからなかった疾患でも、確定診断をつけることができます。さらに、細かく、電子顕微鏡まで使って調べることもあります。)

この病理検査、確かに素晴らしいんですが、例えば、腫瘍とか、診断のつかない謎の赤い斑点(しかも、全身状態に影響を及ぼすと考えられるような場合。膠原病とか、重症の薬疹とか、内臓に関わるかも、という場合です。)など、診断がつかないと、今後の治療が全く変わってきますから、必ずと言っていいほど、必要になります。

かなり前ですが、形成外科でレーザーをやっている者は知らない医師がいないくらい、有名な先生が、皮膚科学会の総会で、ランチョンセミナーかなにかで、口演されました。

発表内容は、レーザーをやっている者からしたら、素晴らしかったんですが、照射方法の検討や、良かった症例写真を出したりされていました。

そしたら、発表後の質問に、皮膚科のエライ先生が、「病理も取らずに、この発表はなんですか?美容外科ではあるまいし。これもよくなった、あれもよくなった、って、病理がなかったら、あやしいだけだ!」みたいに、ボロカスでした。

反対に、病理を取ったり、細胞学的なレベルで、データーを取っていたら、絶賛されたりするので、おかしな話です。

まあ、皮膚科の美容に全く興味のない医者からすると、美容医療というのは、あやしい美容外科と一諸にされて、全否定されることも、時々あります。

でも、健康な方が、目的は美容のみで訪れて、いきなり皮膚切り取ります、なんて言われたら、二度とその病院に行きませんよね?

キレイになろうと思って行っているのに、(切り取ったら、もちろんキズ跡は残ります。消えません。)何しに行っているのか、わかりません。

美容医療で、そうそう病理検査なんて、できないんですよ。

(皮膚科の先生でも、何でも病理を取れ、という先生がいて、そりゃそうかもしれないけど、それって、学会発表か自分の研究のためでは?みたいな時もあります。医局会とかミーティングみたいな時に、「次回、病理取っておいてね」とエライ先生が簡単に言われ、下っぱの先生は、「どうやって、患者さんに説明しよう。。。」と悩むわけです。特に、とりあえず始めた薬が良くなってきたりしてたら、なんで今更?となりますよね。)

美容医療でも、大学病院とかで行われる治験とか、、ボランティアの方でデーターを取る時に、いくつか病理を取られることがあります。

ただ、そのほとんどは関係者だったりして、一般の患者さん(というか、関係者でない方)ほ、すごく少ない気がします。

もちろん、治験などされる前に、全ての説明(副作用も含めて)はされますし、無料で処置は受けられるわけですが(ちゃんと安全性は、先に確認され、効果が見込めると思われるやり方で)、きちんと言われた日に診察に来ないとダメですし、病理検査までとなると、ホントにボランティアの方(と関係者)が、そんなに得するわけではないと思います。

(たまに、患者さんで、実験する時は、私を使ってください、と言われる方がいらっしゃいますが、モニターもそうですが、いいことばっかりではないと思います。何をどこまでするかでも、違うとは思いますけれど。)

どの科でも、総会で発表するということは、やっぱり大変です。

ただ、美容皮膚科学会は、まだそれほど大きな学会ではありませんし、総会と言っても、地方会がないので、ここしか発表の場はありませんし、演題も他の学会ほどたくさん集まるわけではないと思っているんです。よほど、あやしくない限り、受理されちゃうでしょうか。

(演題を応募する時は、抄録と言って、すごっく簡単なまとめみたいなのを書いて、提出します。まだ、その時は、データーが全部揃ってないし、結果が変わってくることも稀にあるので、そんなに大きなことを先に言いきってしまうと、帳尻が合わなくて、後で大変な目に遭います。ひどい時は、演題内容を変えないといけない時も出て来ます。この場合、当日、その場で、「演題内容を変えさせていただきます」と言うんですが。。。まあ、時々あることです。事情は、それぞれだと思います。もっといいことが見つかって、さらにパワーアップした内容になっていることもありますし、逆のパターンもあります。

だから、抄録には、データーが出ていない時は、どうとでもとりやすいニュアンスで、送ることもあります。)

美容皮膚科学会の発表の特徴は、企業がらみの発表が、他の科に比べて、とても多い印象です。

企業がらみと言っても、どこもそんなスゴイ結果が出ているわけではないので(薬や医療ではありませんから、当たり前ですが)、「ふ~ん」という内容なんですが、私の独断と偏見では、同じ内容を皮膚科学会に出したら、受理してもらえないと思います。

今までも企業の発表はあったんですが、今年は特に多かったですね~。

去年とかも、イオン発生器でしたっけ?それで角質の水分量が上がる、とか発表がありましたけど、そんなのさっさと乳液かクリームでも塗ったほうが、よほど保湿になるのでは?と思ったのを覚えてます。

受け取り方によっても、違いますが、まあ、その程度なんですね。

だから、今回、常盤薬品のコラーゲンドリンクで、結果が出たので、正直驚きました。これがホントなら、スゴイことです。(私は、飲みませんけどね。今、飲んでるサプリで、もう一杯一杯です。光やレーザーをあてるほうに専念します)

企業だけの発表って、たまにありますが、大した結果ではないのに、それをさもスゴイことのように最後が締めくくられていると、あまりにも見え見えなので、見てる医者も、「ふ~ん」程度で、すぐに忘れてしまいます。

ただ、企業と大学の共同研究みたいなのも増えましたね。研究費の関係もあるので、そういうことって、必要です。大学や大きな施設には、研究していただかないと。開業医では、そこまでのことって、できませんからね。

ただ、そういう発表には、ちゃんと企業から何を提供を受けているのか、関係がちゃんと表記されています。もちろん、企業名も。だから、見るほうも、「はは~ん」とわかりやすいんです。

素晴らしい発表だとしても、そういう意味では、企業と関係していると、「ホントかな~?」と疑ってしまうところが、ちょっと可哀想ですか。

でも、大抵の発表は、ツメが甘いというか、ツッコミどころ満載の発表で、よくそれだけで、この商品がいいと言い切るな~、という発表が多いです。

結果判定をするのが、一番重要なんですが、器械で測定となると、そうそうごまかしが利きません。

だから、「効果が出た」というには、器械が一番なんですが、大抵は、測定したら、全然効いていないので、「本人自己評価」や「アンケート」という形になります。

そりゃ本人が満足してたら、いいんでしょうが、学会発表として、プラセボ効果(信じていたら、効果が無くても、良い結果が出てしまうことです)を差し引いて、検討しないと、それこそ誇大広告と同じでしょう~。「個人の感想です」とテロップを流すのかって。あやしすぎる。。。

だから、見てる医者も、そんな発表はわかっているので、まさに、「ふ~ん」か、無視に近いと思います。

企業がらみの発表でも、ちゃんとした施設は副作用とかも全て評価して、最後に締めくくるわけです。

当たり前ですよね。いいことだけ言ってるって、おかしいですから。

長所と欠点(副作用も)を合わせて見た時に、じゃあ、わざわざ要らないかな~、ただでもらったら、あってもいいかな、でも使い方は注意しないと、って感じです。

全部の患者さんに使えるわけでもなく、やっていい患者さんを選ぶ処置だな、とか、これでなくても、もっといいの、あるやんって、ことが結局多いんですけどね。

ところがね~、今回えげつない発表がありました。ちょっとビックリで、思わずツッコミました。

ちゃんとした施設の名前で発表する以上、内容に責任を持ってほしいです。

無名の一開業医が「効く」と言ったところで、影響力って、それほどないですが(そいつ、誰やねん?ですよね)、有名な大きな施設の場合、広告に名前が入ったら、一般の方は信じちゃいますよね。

いや~、恐ろしい時代ですね。何を信じていいのか、ちょっとあまりのひどさにわからなくなりました。

それがわかっただけでも、下関まで行った甲斐があったというものです。

下の先生だけで、暴走した発表なのか、上の先生も容認したのかはわかりませんが、共同演者に名前があって、施設名をつけてたら、もう共犯です。

それだけ、企業側に有利丸出しの発表は、許せませんね~。

(発表には載せていない真実というのが、突っ込んだら出てくるわけです。それは、企業側に都合の悪いことなんです。だから、あえて載せないんですよね~。それって、その商品を買う消費者からしたら、「ウソをついている」のと同じだと思います。)

長くなるので、詳細は、次に書きますね。

広告で、何か効果のあることが書いてあったら、絶対突っ込んでお店の人に聞きましょう。

「○○認定済み」とか「効果が実証されました!」とか書いてあっても、突っ込んだら、全く関係ないことだったり、そこの商品とは、全然違うものだったりするので。

それに、ちゃんとした施設が加担するとは思いませんでしたが。。。

 

 

毎日の生活の中で、全くストレスなく生きていくって、無理ですよね。

患者さんで、よく何か湿疹やニキビ・抜け毛など、まあ、状態は皮膚科に関わらず、内科でも何でも何か異常が出ると、「ストレスが原因でしょうか?」と聞かれることがあります。

親しい方が亡くなるとか、仕事が変わるとか、環境が急に変わったとか、はっきりした環境の変化は、体も心もな慣れるまで、これは結構なストレスだと思います。

もう、これは、時間が解決してくれるのを待つしかない時がありますよね。

小学生や子供でも、ストレスはあるので、ストレスのない方って、いないと思うんです。

何か病気になった時に、ストレスのせいにするのは、最後にして、先に他の原因がないか、確認する・調べる、というのが優先ですが、ほとんどの病気は、原因なんてわからないことが多いです。

検査したから、病院に行ったから、全てが解決することではないんですよね。

皮膚であれば、たまたま、そこの皮膚の機嫌が悪かったのかな、という感じです。

突然病気になったように、これまた突然良くなることもありますし、薬で抑えてる間に、機嫌が戻ったのか、なんか治っちゃった、ということもしばしば。。人間の体って、機械ではないので、中々うまくいかないこともあるし、うまくくこともあるし、理屈だけでは割り切れないこともたくさんあります。

ようは、その後、どうその病気と向き合っていくか、そのほうが重要です。

原因がわかれば、それにこしたことありませんが、わからないんだったら、それを考えるよりも、早く良くする方法に専念することのほうが大切ですよね。良くなれば、それでいいわけなので。

良くなるのが難しい時や、時間がかかる時は、うまく付き合っていくしかないですよね~。これがなかなか難しいところかもしれません。

仕事も日常もそうですが、いろいろストレスの大なり小なりありますが、なんか誰でも出てきますよね。

私は、最近、銀行がストレスになっていて、クリニックそばの銀行(都市銀行ならどこでもよかったんです)をほとんど毎日使ってます。手続きも、ついでにそこですることが多いんですが、手続きの際、そこの銀行は、人によって、いう事が違うんですよね。9:1の割合で、真逆のことを言われます。

その1割にひっかかった時は、時間も手間もかかるので、電話で確認したところ、「(1割のほうで)、統一しているところでして、」とのお返事でした。

はあ~?という感じです。じゃあ、9割の人がおかしいわけ??そんな指導って、ある?と思い、こんなところと付き合っていると、時間無駄だわ。。と思い、銀行を変えることにしました(どこでも、よかったわけなので。)

幸い、四条烏丸には、都市銀が3つあります。残り2つのどこかに変えればいいわけです。

特に決め手もなかったんですが、とりあえず、なんとなくイメージがいいほうに、診療開設届(役所からクリニックを開業します、していいですよ、という許可をもらった用紙です。市役所のハンコが押されてます)を持って、そこの銀行に行きました。

そしたら!法人扱いになるとのことで(ちなみに、うちは、個人事業主であって、医療法人ではありません)、口座開設に、4・5日~1週間かかる(!)と言われ、またなんか、書類を出して、審査されるそうです。びっくりしました。

前任の銀行は、開設届を出したら、個人の口座を開くのと全く同様、すぐに簡単に口座が作れたので、そういうもんだと思ってました。(書いた書類は、1枚だったような?ホントに簡単でした)

こちらの銀行は、管理がしっかりしているというか、慎重というか、(最近、不正口座やマネーロンダリングやいろいろ危ないことに使われたりするからでしょうね。銀行によっては、すごく厳しいそうです)、それは大変結構なことですが、今日、口座と通帳が欲しいんですけど。。。と思い、じゃあ、個人の口座でいいので、屋号(「あいこ皮フ科クリニック」)をつけたいんですけど、と言うと、それも法人扱いで、すぐにはダメ、とのお返事でした。

考えます、と言って、次の銀行へ行って見ると、今日、口座も通帳も作ってくれる、というので、手続きをお願いしました。(そこでも、法人扱いです)

そしたら、何枚もの書類に、サインと住所・連絡先・個人の住所・連絡先などたくさん書かされ、あげくのはてに、「反社会勢力ではありません」という書類にまでサインさせられました。

これまた、手続きの多さにびっくりです。

全部手続きが終わって、通帳もらうのに、40分くらいかかりましたかね~。

あまりにも前任の銀行がゆるゆるだったので、そういうものなのか、と思っていたので、よそは違うんだ、ということを初めて知りました。

(ゆるゆるだから、人によって、いう事が違うという、おかしな事態になっているんでしょうか。。?)

銀行を利用する用事の一つに、お札を新札に変える、ということを時々するんですが

(患者さんのおつりでお渡しするお札は、できる範囲で、新札をご用意しておく、というちょっとした自分なりのこだわりを開業してからずっとしてます。できないときもありますが。。どういうでもいいことかもしれませんが、新札って、もらったら嬉しいですよね。そういう単純な理由で、新札をできるだけご用意してます)、

家のそばの、前任の銀行は、両替機に新札が入っているので、窓口に並ばなくていいんです。

ところが、クリニックのそばは、やはり都会なので、窓口に行かないと、新札がもらえません。

都会だからな~、と思っていたんですが、この新しい銀行では、両替機に新札が入っているんです!素晴らしい!!

いや~、変えてみるもんですね!

時間の短縮にもなり、便利になって、今まで以上にいいことづくめになりました。

法人の手続きがいかに大変か(めんどくさいか)という社会勉強にもなって、都市銀はみな同じと思っていたら、それぞれ全く違って、とても参考になりました。

これは、個人利用の時には、わからなかったことです。

生活の中で、どうしても避けて通れないことは向き合うしかありませんが、避けて通れるなら、いっそ変えてみる、というのは、新しい発見とストレス解消にもなって、いいですね!

いや~、もっと早くに変えてたら、もっと良かったのかな。

でも、変えるっていうのは、ちょっとパワーを使いますから、なにかきっかけが出てくるまで、そこまで中々しませんよね。

でも、他のモノやお店で、代わりができるなら、ストレスをかかえているくらいなら、ちょっとの行動力で、いい方向に変えれますね!

行動あるべし!(やり過ぎ注意でしょうか。。。どうなんでしょう。。)

ストレスとうまく付き合うのや、考え方の方向を変えてみるとか、もちろん、そういうことも大事ですが、

変えてもいいことなら、変えてみる! 

一番簡単ですね。

変えることで、自分にどれだけ、負担が出るのか、手間暇はどうか?も大事なことですから、そのストレスの大きさと測りにかけるしかありませんが、今回は、ホントに良かったです~♪

皆さんも、ストレスを感じさせる人・モノ・店などには、近寄らない・関わらない、ということができるなら、それが一番簡単かも。

(人の場合は、さりげなく距離を置く、っていう感じでしょうか。。)

うちの患者さんは、圧倒的にお仕事されている方が多いんですが、ある程度キャリアを積んでくると、責任ある役職についている方も大勢いらっしゃって、処置中に、お仕事のお話などお聞きするんですが(処置は、ナースではなく、全部私が行いますので)、みなさん、結構大変です。

でも、みなさん、とても前向きで、パワフルです!人生を楽しんでおられますね。何事にも一生懸命だし。

女性はこうでなくっちゃ!

お会いしていると、私も元気をいただきます♪

先日も、お仕事で、部下の中に、どうでもいいことを言ってくる人がいて、(優先順位がむちゃくちゃなので)、とても困る(大事な仕事が、中断されたり、忙しい時に、時間を取られるので)、とおっしゃってる患者さんがいらっしゃいました。

いつもは、明るくて、ホントにお元気な方なんですが、ちょっとお疲れのようでした。大きなプロジェクトをかかえていらっしゃるんですね。

職場の中、となると、避けては通れませんよね。

教育・指導とかは、それはそれでするとしても(でも、そういう人って、指導したからといって、直しませんよね。山崎将志さんの「残念な人」圏外の方というのか。。)、今、その状態が、その方にとって、ストレスなわけです。

特に、大きなお仕事前の準備期間中なら、なおさらです。

正しいかどうかは別として、とりあえず、できるところまで、その人の意見は放っておいて、それでもまだくだらないことを言って来たら、「ごめん、すっかり忘れてた。今、忙しいから、後回しにしていいかな?」とか言ってみては?とアドバス(?)して、二人で笑い飛ばしました。

(実際、できるかどうかは、ちょっと難しいところですが)

私に、おっしゃっていただいて、ストレスが軽くなるなら、どうぞドンドンおっしゃってくださいね。

処置中は、おしゃべり全然OKです。

患者さんからもいろいろな違う世界のお話を聞かせていだいて、情報交換会ですね。

(レストラン・スイーツ情報も多いですが。。)

確かに、ストレスは、睡眠不足の原因になりますし、睡眠不足は、体もしんどくなります。質の悪い皮脂や汗も出たりすることもあるし。そのせいで、湿疹やニキビも出ることもあります。

また、体の調子が悪い時は、お肌の調子も悪くなりますから、そういう意味でいえば、避けて通れないストレスは、笑い飛ばしてやってください。

心で泣いていても、顔が笑っていたら、ストレスのほうが、逃げて行ってしまいますから!

ホントですよ。

一度お試しください。

 

 

 

ちょっと前のことなんですが、たまたま東洞院通りを、高辻も越えて下がって行っていたところ、猫の看板のお店を見つけました。

これは、ひょっとして、猫カフェ?と思い、その時は、おつかいの途中だったので、そのまま前を通っただけでした。(説明の看板はなく、猫の形の看板と「ねこうあん」という名前だけだったので)

後日、ネットで調べてみると、やはり猫カフェでした。http://www.nekouan.com/

猫カフェは、実はずっと行きたくて、クリニックのそばにないかな~?と思っていたところだったので、ドンピシャです。

先日、クリニックが終わってから、お伺いしました。(最後は、8時入室だったかな?ご確認ください。)

マンションの一室を、猫部屋にしているような感じです。

猫がたくさんいます♪

こちらで飼われている猫は、全部野良猫や捨て猫や保護された猫たちばかりで、お客さんの中で、もらっていってくださる方もいらっしゃるそうです。

人間にひどい目にあわされた猫もいて、おやつを持ってる時は、少し遠巻きによってきますが、近づくと怖がって、逃げていく猫もいます。

無邪気によってきて、おやつをねだったり、足の間でじゃれて遊ぶ子猫たちもいます。

みんないい子たちばかりなんですが、最初1時間居たんですね。その日は半袖でした。

猫をだっこしたりして、ひじ下の皮膚がむき出しのところに猫の毛がついて、しばらくするとちょっとかゆいな、と思ってました。

猫の毛が、きっと首とかにもついているから、家に帰ったら、すぐにシャワーーを浴びたほうがいいな、と思い、帰ってすぐにシャワーを浴びました。

私も猫を飼っていたこともありますし、実家には、犬も猫もいます。猫も多い時で、3~4匹

いたような気がします。

自分ちも実家も、あまり掃除は得意ではないので、家中、猫の毛とホコリだらけだったと思います。

(動物の毛は、毎日たくさん抜けますからね。特に、生え変わりの季節は、おそろしいほど、毛が抜けてます。撫でるだけで、毛だらけになります。)

ホコリとかのアレルギーはありますが、猫のアレルギーは今までなかったんです。

久しぶりに、たくさんの猫に触って、毛がたくさんついたから、汗もかいていたし、刺激したかな、くらいに思ってました。

また、しばらくして、猫カフェに行って、1時間たつ少し前に、くしゃみが出ました。

ちょうどブタクサのアレルギーーを持っているし、最近冷えてきたしな~、と思っていたら、猫番のおばあさんが、「猫アレルギー?」と聞いてこられ、「違います」と言っていたら、お客さんで猫アレルギーの方がいて、ちょうど1時間くらいすると、くしゃみが出だすそうです。

「そういう人がいるの~」とおっしゃっていたので、その方は、1時間くらいで、反応が表に出だすんだな~、と思って聞いていました。

その後すぐくらいから、右手(猫を触るのは、ほとんど右手です)の手の平が痒くなりだし、「あれっ?ちょっとおかしい。。。」と思っていると、赤~くなりだし、ちょっと腫れてきました。

ゲゲゲっ?!アレルギーやん?!!ものの5分もしないうちに、曲げるのもちょっとツライくらい、ギンギンに腫れだし、ヤバイっ!と思い、ちょうど帰る時間(1時間)だったので、すぐに地下鉄のトイレ(駅近です)で、手を洗ったところ、かなり腫れと痒みがおさまりました。

完全に、猫アレルギーですね。。。猫大好きなのに。。

感作されてしまいました。。。

ややこしい話になりますが、かなりおおまかに言いますと、アレルギーというのは、初めて接触したときには出ません。(アレルギーもいろんなタイプがありますが、一般的にみなさんがアレルギーと思われている話をします)

2回目以降に出ます。

初回に、体の中に入った時に、こんな敵(異物)があるんだ、と体を覚えるわけです。体が次の侵入(攻撃)に備えます。

備える準備が整えって、次の侵入があった時に、総攻撃をそれにかけます。(炎症=ひどいと、赤み・熱などが起こります)

この時に、攻撃をやりすぎてしまって、反応が過敏・過剰になるのがアレルギーです。

特に、皮膚の場合、乾燥していたり、バリア機能が破壊されていたりすると、いろんな異物がバリアを突破して、体の中に入りやすくなります。そうすると、異物の侵入は困るので、そこで攻撃が始まるわけです。

敏感肌やアトピーなどがわかりやすいかと思います。

私の場合、もう猫の毛は十分、体の中に入っていますから、準備万端だったわけです。

そこで、久しぶりに猫カフェに行って、猫を触りまくったものだから、(手も乾燥してたんでしょうね)、体が戦闘態勢に入ってしまいました。

体のいろんな反応というのは、「やめとけって!」「やめて!」っていう、体からのメッセージだと思うんです。

アレルギー反応も、最初は大したことなくても、いつも軽いから、となめてかかっていると、ある日突然(ホントに突然です)、えげつない強い反応が出ることがあります。

完全に、体から怒られてる状態ですね~。

「やめとけって、言ってるやん!まだ、言う事聞かへんなら、こうしてやる~!」という体の復讐というか、仕返しだと思うんです。

ただ、いつ、その強い反応が出るか、っていうのはわからないんですね~。

ホントに、ず~っと軽い症状しか出ないこともあるし、体調によって、強いのと弱いのが、その時々によって、バラバラに出ることもあるし、体の中は覗けません。

疲れてると、アレルギー反応は強くでやすいとは思います。

アレルギーって、防御反応のやりすぎた愛情の形みたいなものですから、「避けて!」と強く訴えているわけですね。

私の場合、1回目でちょっと反応が出ていたのに、2回目にまた行って、さらに触りまくったので、体に怒られちゃいました。

洗って、すぐに落ち着いたからよかったものの、(薬は何も使っていません)、人によったり、アレルギーの原因の種類によれば、命に関わるような、強い反応が出てしまいます。

ちょっと前に、ニュースになった「茶のしずく」の石けんもそうですね。

痒みや赤みだけなら、命に関わりませんが、これは、ショック状態になった方が出たので、大問題となりました。

おそばのアレルギーやナッツとか、食品のアレルギーって、ご本人もある程度気を付けるし、初めてアレルギーになったら、わかりやすい(診断しやすい)ことが多いので、以後気を付けることができます。

今回は、誰も(患者さんも医者も)、まさか、石けんで、ショック状態になるとは思っていないので、発見が遅れたのかもしれません。

いきなり、ショック症状を起こした方がいて、アレルギーを疑った内科の先生が、皮膚科に紹介して、発覚したんだったと聞きました。

ただこれも、原因を突き止めるのに、最初の先生は、かなり時間をかけて、何度も問診されたことでしょう。尊敬しますね。

1例、報告があると、実はこれもじゃないか?とどんどん報告が出てきて、検討されて、原因がはっきりした、というのが、今回の経緯だったはずです。

消費者センターのHPや皮膚科学会のHPにも、詳細が載っていたと思います。

今、被害者の会ができて、話合いの途中だったかと思います。(消費者センターのHPに書いてあったと思いましたが)

話がそれましたが、私の体は、もう完全に反応が出てるので、次回行くと、どんな反応がでるのかわかりませんが、かなりきつい反応が出ると予想します。

実験のつもりで行ってみたい気もするんですが、前回以上ひどいのが出ると、薬がすぐに必要かも。。(クリニックにすぐに戻ればいいんでしょうが。。)

たくさんの猫がいて(抜け毛が多いということです。もちろん、きちんと掃除されていますが、動物を飼っていらっしゃる方はご存知でしょうが、追いつきませんよね)、時間が長いと、それだけ、大量に摂取している機会を増やしているので、よけい注意が必要です。

ああ・・・。せっかく猫カフェ見つけたのに。。

猫好きな方がいらっしゃれば、私の代わりに猫カフェに行って、可愛がってあげてください。

動物を保護するのにも、お金がかかりますから、援助もかねて、覗いてみてくださいね。(去勢手術などにもお金がかかります)

一度アレルギーは発症してしまうと、減感作療法と言って、ゆっくり慣らして、アレルギーを出なくしていくとい治療もありますが、かならず減感作専門の医師の元で、指示に従ってください。

恐ろしく気が遠くなるような治療になることもありますし、いきなり摂る、というのは、症状によったら、とても危ないです。自分や医師以外に指導してもらってやるのは止めましょう。

シャレにならんくらい、強い反応が出ると、ホントにステロイドの注射とかがいる時もありますし、息ができなくなることもありますから、医療機関でないと、ホントに危ないです。

ショック状態になるくらい、強い反応が出る方は、入院の上、されることもあるくらいです。

自分に減感作するのも、かなりめんどくさいので、やらないと思いますが、猫カフェには行きたいな~、と秘かに狙ってます。

まあ、当分忙しいので、行けませんけどね。

その間に、体は忘れてくれないかしら。。?

これが忘れないんですよね~、なかなか。

落ち着いたら、体も元気で、手も乾燥してない時にリベンジです!(のつもりです。。)

 

明日明後日と、山口県下関で、美容皮膚科学会総会が開かれます。

そのため、今日は、少し早目に、明日は完全休診で、学会に行かせていただきます。

美容皮膚科医にとって、一番のメインの学会が、この美容皮膚科学会だと私は思っているんですが、

最近は、新しい分科会みたいなのもいっぱい出てきて、美容皮膚科学会よりも活発に活動されているかもしれません。

今年は、震災の影響で、横浜で予定されていた、日本皮膚科学会が中止となりました。

皮膚科系の中では、一番大きなメインの学会になるので、商業展示と言って、業者さんがいろいろ出展して、商品を展示・説明されるんです。

化粧品系は、皮膚科学会が一番たくさんの業者さんが参加されます。クリニークまで出てますからね。

(出てるからどやねん、て感じですが、華やかなブースが、普通の学会だと少ないので、スゴク目立ちます。もちろん、サンプルとかくれるわけではありません。)

美容皮膚科学会は、皮膚科学会ほどには出ないんですよね~。

だから、新しいクリニック専用化粧品の開拓は、絶対皮膚科学会に行かないとダメだと思っているんです(講演は一切聴かないとしても)。

美容皮膚科学会は、商業展示も講演やセミナーなど、とても楽しみにしているんですが、今年は、下関で開催ということで、遠っ!!

学会の総会となると、全国から医師や業者さんも含めて、大勢の人間が一気にその街に入りますから、小さな街だと泊るホテルがなくなってしまって、大変だったりするので、親しい業者さんから、早目にホテル押さえたほうがいいですよ、と言っていただき、むっちゃ早く押さえました。

金曜から前泊です。遠いから、クリニックが完全に終わってから、移動するのは、ちょっと大変なので、早じまいしないといけません。

下関があまりに遠いです。

福岡の小倉まで、のぞみで行って、門司から下関に戻るパターンです。京都~小倉まで、のぞみで2時間35分かかります。そこから、戻るんですよね~、運賃払って。

新山口から新下関と、順当に行くより、小倉まで行く方が早いんです。

ところが、この小倉から下関まで、スムーズに行けば、15分かからないくらいなんですが、乗り継ぎが悪い時は全然ダメ!乗り継ぎがうまくいくような、のぞみに乗らないとね、いけません。

業者さんで、山口空港まで行って、そこからバスで、下関まで、1時間半かかるルートで行く、とおっしゃってました。

ちょっと場所が中途半端なんでしょうか。

そしたら、今回のプログラムを見て、「しょぼっ。。。」(申し訳ありません。山口大学の先生方)と思ってしまいました。

演題、こんだけ?って、感じです。

前に、新潟で美容皮膚科学あった時も、行きましたけど、もっといろいろもりだくさんだったような。。気のせいでしょうか。。?

せっかくクリニック休んで行くのに、こんだけ?って感じで、まあ、ありすぎても、同じ時間に講演されて、いつも聴けないから、時間をずらしてくれ!って思うから、ありすぎよりはいいんでしょうか。。

でも、もうちょっと選びたいな。。

学会では、臨床と言って、要は現場のことの発表と、基礎と言って、研究中心の発表とに、おおまかに分かれます。

基礎の話の中に、結構、おおっ!そうだったのか!と目からうろこのこともあるので、時間があるなら基礎のお話も聞いておきたいところなんですが。。

前泊、止めようかな。。土曜日、朝一で行こうかしら。。

時間を逆算しました。やっぱり早すぎかな。。。早起きは苦手です。そういうパターンで行った時は、いつも前泊すればよかった、と後悔することが多いので、予定通り前泊のままとしました。

うわさでは、今回あまりに遠いので、東京とかの先生で、行くのを止めるとおっしゃってる方もいるそうで、参加人数が例年よりも少ないのでしょうか。。

学会や出張で、泊る時は、ノートPCを持って行くんですが、今回重大なことに気付きました。

東京に行く時は、新幹線の中で、PCでネット使えるんですよね。

でも、実はこれ、N700系の東京~大阪間だけみたいなんです。

昨日気付きました。。

新幹線が、あまりに長いと、本を読むのも途中で、あきてくることがあるので、ネットできるにこしたことありません。

持っていくの止めようかな。。重いし。。(軽めのヤツなんですけど)カバンは、パンパンで、他のモノを合わせると、カバン、ちぎれそうです。

でも、ホテルであったほうがいいしな。。

結局、持って来てしまいました。

iPadお使いの方は、Macにすれば軽いのに、とお思いでしょう。。

私、Macと相性悪いようです。。研修医の時は、Macだったんですけどね。。カード会社のポイントでもらった、iPodもうまく使いこなせないんです。。。ううっ。。だから、多分、iPad、無理かも。。

結局、新幹線の中では、ネットができるかは試しませんでした。本を読んでいたら、そのうち着いてしまいました。

いよいよ小倉に乗り換えです。

乗り変え時間が10分しかないので、間違わないようにしないと!と勢い込んで、見事間違えました。。。

鹿児島本線って、ちゃんと見たのにな・・・。

かなりの方向音痴で、いつも、なんか違うような気がする。。。と思いながら、行ってしまうんですね~。それで、しばらくして、やっと人に聞いて、戻ってくるパターン。。。

今回は、ホームに着いた瞬間に、絶対違う!と思ったので、駅員さんに、走っていて聞いて、また違うホームに。。ううっ。。。また、やってしもた。。危なかったです。

まあ、無事にホテルに着きました。よかった、よかった♪

リモワの中くらいのスーツケース(重いほう)をもって、走り回ったので、ちょっと疲れました。

明日もクリニックは、お休みをいただきますから、患者さんの中で、処置後のご心配なことなどございましたら、メールを送ってくださいね。

すぐにお返事はできませんが、休診中でも、お返事できると思います。パソコン持ってきてるので。

どうぞご遠慮なく。次回来られた時に、「実は、こうだったんです。。」とお聞きすることがあると、お知らせしてくださったら、よかったのに、と思いますので、お電話はされにくいかもしれませんが、メールはホントにお気軽にどうぞ。