プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2024年4月
« 12月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

最近投稿した写真

ホーム > エイジング



もう8月が終わりましたね。

早いですね~。

最近天候がおかしいですね。

暑いかと思うと、朝晩急に冷えたり、雨もよくわからないし。。

天候に振り回されると、ストレスもたまるし、体もなんとか順応しようとてんてこまいです。

そういう時は、お肌もなにかと調子が悪くなります。

季節の変わり目ってやつですね。

 

大したキャンペーンではないですが、季節の変わり目に、お肌が早く回復できるようなものにしました。

 

①ボディ用化粧品の10%オフ。

顔ももう乾燥を感じている方も出てきていますが、体はもっとです。

まず、体は石けんでもボディソープでも止めることです。お湯だけで洗う。どうしても気になるなら、気になるところだけ石けん使ってもかまいませんが、基本お湯だけです。

これだけで、かなりお肌の乾燥は防げます。

 

石けんで皮脂膜取っちゃうと、皮脂膜がなかなか回復してこない方、結構増えています。

 

そういう方や、お湯でしか洗ってないのに乾燥するという方、どちらにしろ、皮膚の保湿が自前でできない方ですね。

そういう方は、やはりなにか外から足してあげないといけません。

 

夏の間に、腕や脚、デコルテや背中など結構日に焼けてしまった方もいらっしゃるのでは?

日焼け止め塗っていても、腕脚体にまで塗り直しを普段からしている方も少ないでしょうし、私もひと夏終わると、なんとなく腕の色がワントーン濃くなっているような気がします。

 

ボディ用にも美白成分の入ったものもありますから、同じ保湿するなら、そういうのもありです。

 

体にレーザーあてる、というのはものすごく贅沢ですしね~。

ㇾ-ザー当てても、乾燥肌は治りませんしね。

 

②恒例と言えば恒例の、光・レーザー治療されていて、ご希望の方にはプラセンタのイオン導入のプレゼントです。

イオン導入は、その間、皮膚をゆっくりと観察もできますし、単純で比較的安いのに、そこそこいい(即効性は普通ないですよ)ので、結構好きです。

(自分にはできないけど。。。)

 

③乾燥の季節と言えば、やはりシワです。

鏡餅にヒビが入るようなものです。

完全にひび割れまでしてしまうと、化粧品云々の問題ではなくなってくるので。。。

そうなる前に少しでも、予防できたらというものです。

また、肌トラブルにとてもいいことがあります(皆が皆ではないですよ)

 

当日いきなり言われても準備ができませんから、必ず事前にご予約をお願いたします。カウンセもメールで済ませてくださいね。

 

④髪の毛も同様です。秋は抜け毛薄毛の季節です。

少しでも早く、防ぐために。

 

⑥、秋だから日焼け止めを手を抜く方が出てきます。

秋は結構油断焼けが多いですから、まだまだ日焼け止めは夏と同じくらいの対策が必要です。

そんな頑張る方には、日焼け止め10%オフの割引です。

 

サンプルプレゼントもありますから、おうちでゆっくりお試しができます。

 

あと、キャンペーンではないですが、

アトピーなどの全身でも顔だけでもいいので、皮膚トラブルの方のオーソモレキュラー療法のモニター募集と、

顔のADM(遅発性太田母斑様色素)のレーザー治療のモニターも募集しております。

よろしければ、お問い合わせください。

 

昨日の続きです。

 

シワはたるみと違って、どこのシワか、どれくらいの深さなのかによって、治療法がいろいろ変わります。

 

浅~いチリメンジワというのか、小じわというのか、そもそも小じわの定義が人によっても全然違うため、おススメはこれ!というひとつがなかなか難しい。。

 

特に若い方の「気になるシワ」は、レーザーを使うこともありますが、スキンケアをちゃんとするだけで良くなることもありますし、シワ用のクリニック専売化粧品の軽いもので良くなることも多いです。

 

大人のシワでも、場所によったら、クリニック用の化粧品で結構対応ができます。

(スキンケアをちゃんとするのは、大前提です。)

 

クリニック用化粧品でも、強さを選んでいけば、それほど困ることもなく、そこそこ良かったりもします。

 

ところが、眉間のシワやおでこのシワ目じり、目じりの深いシワ、口回りのシワ。。

ようは動くところですね。

 

動いたせいでできる、折りたたみジワ。

 

長年、そこばっかり折りたたまれるので、年月が経てば経つほど、深くなりますよね。

完全な溝になる。

まるで、ナイフの先で、ピーッと薄く削ったみたいな、シワ。。

 

この深さは、浅いようで、結構深いです。

 

こういう。シワは、患者さんがどこまで浅くしたいのか

(シワを消す、というのは無理と思っておきましょう。一見、消えたように見えることもありますが、消えたわけではないし、こちらから、「消します」と言うと、言い過ぎです。患者さんが、「消えた!」と喜ばれることはありますが、よくみると、消えているわけではなく、うっすらと残っています。

溝を浅くする、と思っておかれたほうがいいです。)

それによっても違ってはきますが、動くせいでできたシワで、そこまで深くなってしまうと、いろいろな治療を組み合わせないと、患者さんの満足度というのは、低くなります。

 

動いたせいでできるシワ(表情ジワと言います)は、まず動くのを止めないといけません。

 

もうこれ以上折りたたませないようにする。

 

それが、いわゆるボトックス治療というやつです。

(ボトックス®は、アラガン社の商標登録です)

 

でも、動きを止めただけ。

 

溝は残る。

 

深い溝を早く改善したいというなら、レーザーなどよりもヒアルロン酸注入と言って、注射器の中に寒天みたいに入っているものを注射して溝を埋めるという治療法があります。

 

レーザーなどにも世の中にはきついものもあって、1度の効果が高いものもありますが、その分の副作用合併症もきつい。

 

全部、レーザーなどでなんとか、となると、回数がかかりすぎるのと、何回やっても、全体の良くなった印象と、溝のシワの印象とのギャップが大きいかも。

 

注射系はいやだという方もおられて

(注射で刺す以上、内出血、腫れは可能性があります。溝の深さとヒアルロン酸の粒の大きさや入れる深さが違うと、ちょっとミミズ腫れみたいになっちゃったり。

日にち薬で馴染んできますが、なかなか馴染みにくいこともあります。

もちろん、吸収していずれなくなります。)

それはそれでいいんですが、ひとつの治療では、効果に限界があるということです。

 

 

なんの治療にもメリットデメリットがありますから、理解した上でやるのは、個人の責任でるからなんでもいいと思います。

 

理解せず思いこんでやっちゃうと、こんなはずじゃなかった、になりがちです。

お気を付けください。

 

法令線が気になる方、シミほどではないですが、結構おられます。

 

あまり美容医療をご存知ない方は、勘違いされておられることが多い部位ですが、法令線は、「シワ」ではなく、「たるみ」です。

 

なので、シワ治療では、法令線治療としては、不十分ということになります。

シワ治療とたるみ治療では、値段が全然変わってきます。

もちろんやることも、似ているようで全然違う。

 

法令線に沿って、ナイフで削ったみたいな小さい溝は、シワです。

 

痩せている方で、皮膚もペラペラ、皮下脂肪もあまりついていないような顔の方で、口を動かした時に折りたたみジワがもろに法令線に出る方がいます。

 

栄養状態が悪いと、皮膚のコラーゲンもスカスカだし、コラーゲンすかすかということは、弾力性のエラスチンも補充もされていないし、減る一方です。

 

そこまでひどいと、栄養欠損の皮膚というのは、概ね乾燥していますから、折りたたみジワはとてもつきやすくなります。

 

つきたてのお餅を曲げても、すぐに戻りますけど、干からびてきた鏡餅曲げたら(そう曲げればませんが)バキっと割れ目ができるでしょう。

極端に言えば、ああいう感じ。

 

保湿がもうちょっとしっかりしていれば、そこまでひび割れは出なかったかもしれません。

(鏡餅に毎日オイルを塗っていたら、干からびるのがちょっと遅くなるの、わかります?それと同じです)

 

この法令線のひび割れの場合は、確かにシワ治療になると思いますが、ほとんどの方は、法令線の重さ、段差のことを言われます。

 

だから、指で頬っぺた引っ張って、これくらいになればいいのに、ってするでしょう?

 

ようは、頬全体が重力で下に下がってきて、ブルドッグみたいになっているわけです。

 

そのせいの段差です。

 

なので、たるみ治療が必要となります。

 

タイトニングやリフトアップ系の光治療やRF、あるいは超音波などいろいろあります。

効果や回数、副作用や合併症も、もちろん値段もピンキリです。

どれがいいとか悪いとかではなく、自分の好みの問題が大事かもしれません。

 

私は、痛いのも嫌だし、日常生活に支障が来る、影響が出るのも嫌で、治療の後にすぐに人と会っても困らない治療が基本好きです。

 

侵襲性があまりなくて、生体の恒常性をそこまでは損なわないもの。

 

全く損なわないものはないですが、侵襲性の強いことをするなら、それに耐えられる皮膚=栄養状態にしておかないと、副作用合併症がひどく出ます。

 

強い治療ばかり、重ねてやったり、連続してやったりとされているクリニックもありますが、いつもほんとに大丈夫なのかなと思います。

 

明らかな副作用や合併症が増えているわけではないようですが。

 

たるみ治療の光・RF・超音波、すべて43℃以上の熱を加え、皮膚を43℃以上にします。

 

43℃を超えると、活性酸素が出ます。

 

侵襲性の少ない治療であれば、43℃を超えて活性酸素が出ても、処理できる範囲なのかなと思います。

(それすらも処理できない方も稀におられます。こういう方は、設定を強くはしていってはいけない。)

 

侵襲性が大きいと、コラーゲンはその分増えるかもしれませんが(ダメージが大きい分)、活性酸素もたくさん出るでしょう。(だからこそ、ダメージが大きいわけですが。。)

 

どこまでの人なら、それが処理できるんでしょう。

 

腫れが引いたら、活性酸素の害は果たして終わりなんでしょうか?

 

体の仕組みというのはなんでもそうですが、軽い刺激を回数受ける分には対応できても、大きな刺激を一度にドーン!というのは、あまりの急激な変化というのを体は嫌います。

対応するのに、てんやわんやで、細胞も総動員で働きまくりでしょう。

 

患者さんの中には、結構きつい治療を何度もやってきているのに(長年)、なんか肌そんなに若々しく見えないし、なんかちょっとずつひどくなっている気がする。。という方がたまに来られます。

 

考えられるのは、きつり治療でも設定がゆるゆるで効かないような設定でずっとされてた(危ないから、トラブル回避のため。その分、回数でコースを買わされたりしてる)、あるいは、副作用合併症のほうが効果よりも勝ってしまった、活性酸素を処理できなかった、と可能性があります。

 

どちらなのかは、そのこのカルテなど診ない限りわかりません。

 

どこのクリニックなのか、照射後どういう変化があったのか、すべての経過と検診結果などあれば持ってきていただいて、推測していくわけですが、活性酸素を処理できなかったほうとなると、そのダメージは一体いつまであるの?というのは、はっきり言ってわかりません。

 

なので、そういう方の場合は、侵襲性の低いものから始めてもらって様子を診て(と言っても、うちのはほぼ侵襲性はあまりないのですが、治療温度で差があるので)、栄養もしっかり摂ってもらって活性酸素に負けない肌にしていく。

 

もちろん、当たり前の話ですが、スキンケアがむちゃくちゃだったら、活性酸素や照射の設定云々の話ではないです。

 

何度言っても、顔をひっぱり続ける方、美顔器でぐいぐい押して引っ張るのを止めない方、(つい引っ張っちゃった! 気を付けているのに、ではなく、止める気がない方)は、たるみ治療はお断りしています。

効くわけがないから。

 

光・RF・超音波などで侵襲性がどうこう心配というのであれば、あとは、ヒアルロン酸注入によるプチ整形です。

 

法令線にたくさん入れるのは、危ないし、変な顔になるので、たくさんは勧めません。

 

どこにどれだけ入れるかですが、少量であったり、ちょっとずつ増やしていくなら、侵襲性はそこまでないかも。

活性酸素がどこまで増えているのかはわかりませんが、少なくとも皮膚温は上がらないから。

 

ただ、これも一度にたくさんとなると、急激な変化に、体がどう対応するのかはわかりません。

それが、腫れや違和感、鈍痛、神経痛などのいわゆる副作用合併症につながりやすいこともあるのかもしれません。

 

光・RF・超音波で、もしかなりの侵襲性のあることをするのであれば、もう手術でいいんじゃない?と思うこともあります。

きっとそれだったら、手術のほうが侵襲性低いよ、ということも。

 

ただし、手術はキズ跡は残るし、うまい先生にやってもらわないと、目も当てられません。

うまい先生だとそれなりのお値段しますし、うまい先生だからといって、手術の場合も、手術なりの副作用合併症はあるわけです。

 

だって、切りますからね。

 

世の中にはいろんな治療があるので、自分の顔に合わせて、いろいろ提案してくれるクリニックがいいと思いますよ。

その場合のメリットデメリットも含めての説明です。

最後は、やはり治療によって値段も効果が出るまでの時間が違いますから、その方の好みでかなり分かれます。

これ!っていう一つの提案だけよりも、比較も大切です。

先日の美容皮膚科学会で、なぜか美容外科学会との共催セッションというのがありました。

今までで初めてかも。

 

美容皮膚科でも多少は手術の話はあるかもしれませんが、いえ、やはりあまりないか、外科ではないから。

美容外科医からの経験を踏まえた講演を聴くというのは、確かにいいのかもしれませんね。

 

学会当日は、いくつもの内容の違う講演が同時に行われているので、美容外科の講演は聴けませんでした。

スレッドリフトと言って、糸を入れてリフトアップさせるという手術の話と

PRP療法に、線維芽細胞成長因子を加えて注入する治療と

脂肪注入の話でした。

 

いくつもの講演が重なった場合一番自分に関係のあるところに話を聴きにいきます。

再生医療(PRPのことです)も手術も(脂肪注入は、注入する脂肪を取ってこないといけないので、これは手術です)やらないので、他に聴きたい講演があると、自然と聴けません。

 

で、抄録からですが。

 

PRP療法と言って、自分の血小板を血液から採ってきて、それをシワなどに入れるという治療があります。

今は、再生医療で申請をして許可をもらわないとできなくなっています。

あやしいクリニックが多いため、厚労省がかなり規制をかけたためです。

 

以前にも書きましたが、学会で、PRPに線維芽細胞成長因子(FGF)を入れてはいけないということがかなり前に言われていて、そのあと、学会でPRPのセッションはほとんど聴いていませんから、その後どうなったのかは確かに知りません。

 

学会がどうしてやるな!というかというと、非常~にトラブルが多く、またそのトラブル(線維芽細胞を活性化させることで、確かにコラーゲン等が増殖しますが、制御が利かないので、ぼこぼこになる、ふくらみすぎるなど)が元にもどしにくい、ということがあったためです。

 

ただ、当時でも、私はこう工夫して、FGFを添加しているけれど問題がない、とPRP治療を積極的にされているドクターもおられたと思います。

 

学会などそういう正式な場で発表される場合は、ある程度自信があって、自分の信念に基づいてされてきて、発表されているわけですから、確かに、学会で問題とされているトラブルとはあまり関係がないのかもしれません。

 

その辺は、実際どうなのかはなかなかわかりません。

 

実際の被害の患者さんを診て初めてわかることかと思います。

 

 

今回の講演で、「患者満足度97%」と極めて高い数値が抄録に記載されていました。

 

一般的になんでもそうですが、こういう「なんとか満足度」って、どうやって調べたの?というのが実はとても大事で、調査の仕方を確認すると、それ、満足度っていう?!みたいなこともあります。

 

例えばよくあるのは、2回目したら、「大変満足」とか。

満足しているからこそ、2回目をするんだ、という理屈です。

でも、満足していないから、まだ足りないのかと思って2回目をしているのかもしれないし、最初に「○○回以上するように」と言われているから、素直に2回目を受けているだけなのか、2回目を受けるように言われたけど、結果に満足しているわけではない、などなど、いろいろ患者さん側にも事情があるわけで、それこそ患者さん全員に、アンケート調査をするしかないかなと思います。

アンケートを取る患者さんをもちろん選ぶのもNGなわけです。ほんとは。

医学的な評価ではなく、「患者満足度」とおきかえるなら。

 

で、実際どうやって調査されて97%なのかは、講演を聴いていないのでわかりません。

でも、抄録には、この驚異の数字は残るわけです。

(ちなみに、うちの患者さんで、こういう「患者満足度」調査ってやつで、「○○クリニックは、患者満足度高い」って書いてましたよとお伝えしたら、5,6年通って、アンケ―トは一度もなかったと言われてましたが。。。)

 

PRP療法だけで、凹みやボリュームロスを、ヒアルロン酸注入ほど補えるわけでは全然ないんですが、確かにそこにFGFを加えると、コラーゲン増殖しますから、しかも自分のコラーゲンだし、そりゃあヒアルロン酸よりかなり長持ちすると思います。

 

先日、PRP+FGFをされて、「顔がおかしくなった」とうちに来られた患者さんも、確かにコケていたと思われる頬もふっくらとされて、最後に治療した年数から言っても、かなり持っていると思います。

見た目で、その施術のせいで、「おかしく」はなってはいませんでした。

 

ただ、触ると、皮下で、ぼこぼこしている。。

 

注射されたであろうポイントで、おそらく、コラーゲン増殖がピンポイントで起こっているので、それが、注射した部位(頬~口回り、顔の目からした全部という感じ)全部で起こっているので、触ると、ぼこぼこします。

エコーなどで確認したわけではないですが、触診ではそう診断しました。

 

口元のたるみによるシワを気にされていたので、本来であれば、たるみ治療となり、うちでは、光治療機のタイタンというのを使うんですが、この方には本来とても良いものだと思いますが、問題は、そのぼこぼこしている皮下です。

 

確かに異物ではないし、自分のコラーゲンでしょうから、問題はないのかもしれません。

(タイタンの光は、おそらくそのぼこぼこまで届くため)

 

でも、かなりタイトニングさせることができますから、顔をキュッと引き締まることで、ぼこぼこが逆に目立つかもしれない。

 

それはやってみないとわかりません。

 

皮膚も薄いし、もともとのご自身の脂肪層もおそらく薄い。

(体つきからみても。PRP+FGFでふっくらと見えているだけで、中でどれだけがそのせいで膨らんでいるのかはわかりません)

引き締まった時に、クッションになるものがなければ、下の形はそのまま出てきてしまいます。

 

これはよろしくない。

 

で、他の治療でしていくことになりました。

もちろん、オーソモレキュラー療法も併用で、自分のコラーゲンを自分で作らせる。いつでも作れるようにちゃんと材料は入れておく。

増えすぎて、もし中でおかしなことになっていたら、マクロファージが食べてくれたらいいんですけどね。なかったことみたいに。

まあさすがにそこまではいかないでしょうけど。塊が細胞からしたらでかすぎるので、貪食して、というレベルではないです。

 

昔の話ですが、「金の糸」を入れて、永久に若々しい肌にする、みたいなあやしい治療法がありまして、24Kの髪の毛みたいな細い金の糸を、皮膚内~皮下?にたくさん入れて、若返りを図るというものでした。

効果についてのちゃんとした論文は確か出てなかったかと思いますが、ようは、異物反応で炎症を起こさせるので、それで線維芽細胞が活性化されコラーゲンが増えるのでは?みたいな感じです。

ただ、あまりにもリスクが多すぎで。。

 

顔から金の糸が飛び出してくるし、抜こうと思っても、顔にたくさん張りめぐされているので、スーッと簡単に抜けるものではないです。

そして、金の糸は非常に浅いところにも入っているし、レーザーや光治療、RF治療も、金の糸にどんな働きが出るかわからない。熱で溶ける可能性もあるから、下手に触らないほうがいい、レーザーとかはもう一生あてるのは避けたほうがいい、という感じでした。

 

普通に考えたらやらないわけですが、まあ、それでもやる(金の糸が入っているのに、レーザーやRFなどを照射する)クリニックはやるし、という時代でした。

 

これはほんとに10年以上前の話なので、もう5年くらい前から学会では、禁止されています。

 

ヒアルロン酸にしろボトックス注射にしろ、必ずもとに戻る、というのが一番の欠点ではありますが、だからこそ安全なわけで、一番の長所です。

 

取り出せない、元に戻らない、というのは、それで満足度120%だったらいいとは思うんですけど。。。

 

で、そういうものが皮内や皮下にあると、本当に照射していいのかどうかわかりません。

深達度の浅い、侵襲性の低いものじゃ問題ないと思いますが、深達度がある程度あって、侵襲性もそここ強い、となると、その増えたコラーゲンのところでどう反応するのか。。

 

美容医療は、元の状態を損ねる、ということは本来絶対にやってはいけない治療で、だからこそ、侵襲性のあるものは、他よりも一倍気を付けないといけないことだと思います、医者側がね。

 

リスクのしっかりした説明と

(PRP+FGFで、しこりが出るのは当たり前と言えば当たり前。だって、コラーゲン増やしているから。)

不可逆性のもの、あるいはそれに準じるものは、私はあまり勧めません。

まだ手術は、ちゃんとしたところでやれば術式とか、ある程度決まっているので、他のドクターが診てもこうしたんだろうなと予測がつくと思います。

手術も元には戻せませんが、修整がある程度可能。

 

 

今の世の中、数字って、わかりやすいですよね。

順番や順位とかなんでもそうですが、数字で表して評価する。

確かにわかりやすいですが、その数字の出どころを探ることが大切です。

数字の魔力に騙されないように。

せっかくの美容医療、メリットデメリット、必ず両方あります。どんな治療法でも。

最後に、トータルならメリットが勝つ、となるほうに、ご自身で選択できればなと思います。

 

 

 

 

告知が大変遅くなり、申し訳ありません。

バタバタしている間に、7月が終わってしまいました。。。

こちら京都は、祇園祭が終わり、今度は五山の送り火の雰囲気が盛り上がってきましたかね。

 

さて、8月のキャンペーンです。

大して変わり映えもせず、厚労省からの規制もあるので、そう大したことができるわけでもありませんが。。。

 

この季節に皆さんがお悩みのことで、ちょっといつもお返しができればいいなと思います。

 

この季節、毛穴はどうしても気温の上昇、皮脂も増えるし、毛穴も拡大して、と気にされる方がとても多いです。

 

実際は、どういう毛穴で何が起こっているのか、ダーマスコピーでも確認を取りながら、診断と治療を説明していくわけですが。。。

 

いろいろいい治療法、これはとりあえずやって様子を診たら?というものはあっても、それがその方がしていいのかどうかは全く別の問題です。。。

 

毛穴を気にされている方は、とにかく、こじらせている方がとても多い!

 

こじらせて悪化の一途をまっしぐら!って感じです。

 

いろいろやってほしくても、させられないんですよね~。

 

まず落ち着かせること。

今やっているおかしなことは全部止めてもらうこと。

 

それだけで、ちょっとマシになるってんだから、驚きですね~。どれだけいらんこをしてきたか、ってね。

 

こじらせが済んで落ち着いた方なら、適応あることが多いんですけどね、落ち着いたら、もうそんなに気にならなくなったりするので、あまり要らなくなったりもする。

 

商売上がったりですか(笑)。

 

イオン導入は、恒例ですね。定番中の定番。

安価なわりに、ちょっといい。

大きい期待はしたらダメ。たかだイオン導入ですから。

(やり方が間違っていると、これは凶器になりますよ)

 

この紫外線も近赤外線も強い毎日、お天気が過酷なので、お肌も過酷です。

労わってあげるために、イオン導入のおまけです。

 

 

そして、日焼け止めですね。

日焼け止め塗るのに、夏も冬も関係ないと言えばないです。年中必要です。

ただ、今やっぱり、きついですわね。

活性酸素ばんばん増えるでしょう。

しっかりと紫外線カットしてもらうには、たっぷりとケチらずに塗ることがとても重要。

 

自分に合ったものでね。

 

この機会に、いろいろお試しください。

塗り直し用とか。

もっといいものがあるかもしれません。

 

部分痩身は、夏の定番ですね。

ほんとは夏前から、春、というか、冬の終わりから準備っているんでしょうけど。

 

つけ焼き場で、結構結果いい!という方もおられますが、余裕を持ったほうがいいのも事実。

ほんとは、血液検査とかやりながら、オーソモレキュラー療法併用で行うのが一番効率がいいんですけどね。

 

キャンペーンではないですが、この季節、やはり多汗症でワキ汗を止めるボトックス治療や、ふくらはぎを細く見せたい、ふくらはぎボトックスも人気です。

 

夏はイベントが多いですからね。

その前に、気になっているところを一度診てもらおう、ということです。

 

今年は酷暑ですから、オーソモレキュラー療法はとても重宝すると思います。

夏を元気に乗り越えろ~!!!

 

 

昨日のNHKスペシャル、ご覧になりましたか?

「ニッポン”精子力”クライシス」

 

今、日本人男性の精子がヤバいというお話。

 

番組のサイトより、

「去年発表された調査結果では、欧米人の精子の数が40年で半減。別の調査では、日本人の精子の数は欧州4カ国と比較して最低レベルだった。数の問題だけではない。「動きが悪く、卵子までたどり着けない」「DNAが傷ついており、自然妊娠しにくい」などと指摘されるケースも多いという。」

 

欧米人で半減ですか。。あんなに肉食べているのに。。。(魚全然食べてないけど)

 

欧米人ほど肉を食べない日本人男性、精子力はそりゃあ落ちるでしょう。。。

糖質のわ割合は昔よりもとても増えているし。。

 

ちなみに、アメリカ人は日本人の3倍肉を食べます。

先進国の中で、日本人の平均摂取カロリーは最下位で、中国、韓国よりも負けています。

日本人の平均摂取カロリーは、アフリカなどの諸外国同様、もしくはそれ以下です。

女性ならさらにもっと、です。

 

日本人の精子の話に戻りますが、

①数が少ない

②動いていない・動きが悪い

③受精しても細胞分裂を起こさない

 

数の問題だけではなく、質も低下しているわけです。

 

その結果、もちろん不妊症になるわけです。

 

不妊症の原因の男女比は、1:1.

当たり前ですね。

妊娠希望の患者さんが結構たくさんおられますが、ご主人が協力的(というか、当たり前ですが)なご夫婦と、全面非協力、というか、自分は関係ないから、とひどいご主人まで。。。

 

ほんとは子供が欲しくないにか、ほんとに自分の精子は問題がなくて問題があるとすれば、自分じゃないと思いこんでいるのか、調べるのが怖くて現実を知りたくないから、逃げているのか、それはわかりません。。

 

妊娠希望の方に必ずお聴きするのが、婦人科的な異常がまずないのかどうか、ご主人の精子は問題なかったんですか?ということの2点です。

 

この2点、どちらかがひっかかると、オーソモレキュラー療法も中身が全然変わってきます。

 

ご主人の精子に問題がある方も結構おられます。

 

ご主人と受診されることもあるし、ご主人の検診結果など持ってきてもらって、奥様から話を聴いて、ちょっとだけサプリを出すこともあります。

 

でも、お二人に大事なのは、まず食事です。

 

 

オーソモレキュラー療法でお食事日記は全員確認するわけですが、ほんとにボロボロの食事内容というのは、結構あります。

ボロボロ具合にもまたさらにレベルがわるわけですが。。。

 

お櫃は別としても、ご主人、同じもの食べているんですよね?

ご主人も体ボロボロですよ、きっと。

精子大丈夫ですか?という話は必ずします。

 

精子に問題があったとしても肝心の妊娠を維持していくための母体の栄養状態は整えておかないといけませんから、女性の体調管理はどういう事情であれ必ず必要です。

 

さて、NHKに話を戻します。

 

精子力が落ちている男性お二人に、どっかの精子専門で診ておられる医師がアドバイスして、精子力がどうなるか、というの取材されてました。

 

精子力を強くする方法、というのを紹介されてました。

 

確かに、活性酸素を減らすことも大事ですし、質のいい睡眠も大事です。

適度な運動も大事でしょう。

(取材の中で、メタボな男性がランニングされてましたが、ウォーキングではなくて、ランニングは活性酸素が増えます。。。25歳過ぎてウォーキング以上の運動をするなら、活性酸素対策がサプリで必要です)

アドバイスの生活を何日されたのか忘れましたが、精子力はちょっと改善してました。

 

アドバイスの中に、一番肝心な食事が抜けていて、コンビニばかりのは注意されて、彼女が料理作ってましたが(ひじき山盛りで。。。)。

コンビニの焼き鳥、コロッケ、菓子パン、安いアイスクリーム三昧などの食生活よりはましでしたが。。

 

もっと肉魚卵食わせろ!と思ってみてました。

 

精子力を落とす原因のひとつに推測されているのは、飽和脂肪酸の摂りすぎというのがありました。

 

いや、欧米人、魚介類の割合少ないですから。

アメリカでは悪い油も摂りすぎでしょうし。

 

と言って、今の日本人が魚食べているかというと食べてないんですよね~。全然。。

 

業界類の摂取量はず~っと落ちていっています。

 

NHKでのその先生からのアドバイスのひとつに、「亜鉛」が出てましたが、そこには今回は全く触れずにスルーでした。

番組でもいろいろ意図があるので、全部を1個ずつ丁寧に言っている時間もないんでしょうし、結局サプリの話になるので、NHKとしては、そういう話はいらないのかもしれません。

 

印象的だったのが、この精子力が落ちていた男性お二人以外にも多くの男性が、血液検査では全く問題がなく、精子を調べてみて初めて、精子力が落ちていることがわかる。

精子を調べることで、今後の病気のかかりやすさ、起こり得る病気などが予想できるので、病気を防ぐことにも役立つとおっしゃってました。

 

 

そりゃあそうでしょう。

精子が元気でないこと自体、栄養足りてないわけですから、そりゃあ病気にいろいろなるでしょう。

 

「亜鉛」は、アルコール摂取で大量に減ります。

また糖質の摂取でも大量に減ります。

亜鉛が減ることで、質のいいインスリン(血糖値を下げるホルモン)が作れませんから、ますます食後高血糖になり、ゆくゆく糖女病になっていくわけです。

 

亜鉛が減ると、細胞増殖がまずできませんから、精子はとても影響が受けやすい。

感染症にもかかりやすくなりますしね。

 

 

「血液検査で全く異常がないのに」というところで、「血液検査の読み方がおかしい」とはならないところが、現代の日本の医療の悲しいところです。

 

その「全く異常がない」と診断された方々も、オーソモレキュラー療法で血液検査の深読みをすると、おそらく全然栄養がなく、精子大丈夫ですか?と必ずなっていると思います。

 

先天的な問題だと難しいかもしれませんが、後天的な問題であれば、精子は必ず回復しますよ。

 

サプリも必要ですが、患者さん自身もちゃんと食事頑張らないといけませんけどね。

 

女性の卵子は、もう新しく作るということができません。

生まれた時に、残っている卵子の数が決まっています。あとは減って行くだけです。

なので、オーソモレキュラー

療法では、卵子の質を上げていくことに専念します。

子宮と卵巣の安定化も目指します。

 

男性の精子は、70日かけて作られているので、どんどん新しい質の良い精子を作り変えていくことなんて、全然できます。

 

精子力が落ちていること自体、とてもお疲れであることには違いありませんが。。。

 

男性も女性もとても疲れています。

 

原因は、

糖質の摂りすぎ・食事の中での割合が高すぎ・糖質単品の食事が多すぎ・タンパク質食べなさすぎ・野菜食べなさすぎ・質の悪い油摂りすぎ・小麦乳製品摂りすぎ・添加物摂りすぎ、ですね。

 

ちなみに、亜鉛が一番多く含まれているのは、「牡蠣」です。

次に牛肉、次に魚。

魚はミネラル豊富です。

 

お肉も含めたいろんなたんぱく質が必要です。

 

牛や豚の脂は、飽和脂肪酸でも実はオレイン酸がとても多く、オリーブオイルと同じです。

(ちなみに鶏肉はリノール酸が多い。炎症をおこしやすくなる可能性があります)

 

肉も大事ですが、必ず魚介類も同じくらい、あるいはそれ以上に食べること!

肉が悪いんじゃなくて、魚を全然食べてないことが悪いんですよ。

 

 

 

 

 

開業前から診ている患者さんというのが、何人かおられます。

昔の勤務していた頃からとなりますと、もう10年以上となります。

開業して、場所も処置や診察料も全然違うというのに、わざわざまた受診を続けてくださっていて、大変ありがたいことですね。

 

10年以上となると、お互い結構見た目の年がいくものですが、この方々、あまり見た目変わっておられませんね。

不思議です。

 

写真で見たら細かいところは違うのかもしれませんが、冷静に見ても、あんまり変わってないような印象。

 

この印象っていうのが実はとても大切です。

 

仮に全然老けてないし、よく見てもほんとに老けてないのに、「拭けてる」という印象をもたれたら、嬉しくないですよね。

その逆です。

 

開業していからの長いお付き合いの患者さんもおられますが、アラフォー、アラフィフとなってくると、しばらく何年も来られない時があります。

久しぶりに来られて、実は病気になってました、親の介護が大変だった、ということもとても多いです。

 

30代の方で久しぶりに来られたら、妊活していた、出産して育児が大変だった、子供が大変だった、と

女性の一生は、ちょっとした波乱万丈です。

皆さん大変です。

 

それで久しぶりにお会いすると、「老けはったな。。。」と思う方と、本当に変わってないな~という方と、これまた分かれます。

 

10年以上お付き合いのある患者さん皆さんが、毎月とかこまめに受診されていたわけではないですが、間が数年くらい空いた方もおられます。

でも、久しぶりでも、お肌のコンディションもそう悪くもならず、シミもシワたるみも、そう増えていない。

(40前後になると、たった半年で、かなり老けます。実は。)

 

来られないとわかっている時に、化粧品を買いだめした方もおられますが、さすがに途中で切れてるでしょう、ということもあります。

 

その場合、市販の、私がお勧めしている化粧品などを使ってしのいでいたそうです。

 

スキンケアの細かいことは忘れておられたり、勘違いされていることはもちろんありますが、こういう老けない方というのは、大筋間違えていない。

 

間が空いても、おかしなことはされておらず、質の良い、刺激の少ない化粧品を塗っておられただけ。

 

チリも積もれば山となる、で、こういうちょっとした日常生活の積み重ねがとても大切で、一番大事なのは、

「いらんこと、せんこと」

 

女性はついやっちゃうんですよね~。

他力本願というか。。。欲に目がくらんで、ついいらんこと、やっちゃう。。

わかった上で、ちゃんと確認されてやる分には、そうひどいことにはならないんですが。。。

こういう場合に、そこまで確認してやっている方はほとんどおられません。。

 

どれだけ、皮膚を攻撃しなくても済むか、どれだけ守り抜くか、ですね。

 

途中からオーソモレキュラー療法を併用されている方だと、もっとお肌も綺麗です。

ほんとにレーザーいらないな、というくらい、維持できてる方もおられます。

 

不老不死ではもちろんないですが、人間の体(皮膚)って、ほんとにすごいんですね~。とても正直です。

 

継続は力なり、で、わずかなことでも継続していくと、必ず結果が出るんですね~。

 

私も、長年からの患者さんにお会いすると、私も頑張らねば!といつも思います。

たまにテレビドラマとかで観る女優さん、もう結構なお年だと思います。

おそらく60代。それなりの年齢なので、母親役もよくされます。

 

でも、顔がヒアルロン酸でパンパンで、いわゆるシワ・タルミがほとんどありません。

ボトックスもかなりされていると思いますが、目の周りに笑おうが怒ろうが、シワが全く出ません。

 

昔、眉間にだけはシワが出たのは見たことがあります。

 

そこは女優さんですから、眉間は残したのかもしれません。

眉間にしわが全く寄らない女優さんもおられます。

 

目じりも全部消すか?!と思います。

 

顔の表情というのは、俳優さんの命でもあり、大事な仕事道具だと思いますが、その仕事道具を捨ててまで、自分の見た目の若さを取ったか。。といつも悲しくなりますね。。

 

だって、そこまで犠牲にして取った「若さ」らしきものが全然若々しくも見えないし、素敵にも見えないから。

やっちゃった感だけが残ります。

 

雰囲気もろもろから、やはり60代、メイクや髪型をいろいろ工夫すれば、テレビなどの映像だと50代後半はできなくもないでしょうけど、アップで観たい女優さんではないです。

不自然極まりない。

 

今のテレビって、本当の顔よりもサイズ自体が大きくなるから、芸能人は大変だなと思いますが、もうちょっと自然にしていただかないと、アップはいやだな。

 

この年代の女優さんは、皆さん演技力にも優れておられるので、他の方がやっていいと思うのですが、あまりテレビを観なくなった私ですが、それでも時々観るから、そこそこメジャーなドラマに出てるってことかと。

人気があるんでしょうか。。

 

 

目じりのシワは、たくさんあったら、確かに老けて見えますが、ここは「幸せジワ」と言って、雰囲気を柔らかく、幸せに見せるものです。

多少、年齢に合わせてあったほうがいいと私は思います。

 

逆に眉間はいらない。

俳優さんは困るでしょうからやらなくていいですけど、一般人は、特に女性は、眉間の縦ジワはいりません。

不幸そうにも見えるし、怒っりぽくも見えるし、不機嫌にも見えます。

 

ボトックス注射をすると、自分で眉間にしわを寄せようと思っても寄せられなくなりますから、おススメです。

 

 

目の悪い方は、目を凝らしちゃうでしょう。

それで眉間にしわを寄せるクセが付いている方も結構おられるし、可哀想に寝ている間に夢でうなされて、毎朝起きたら、眉間にしわが残って深くなっている、とおっしゃる患者さんもおられます。

(寝ている間の嫌な夢、うなされる夢は、オーソモレキュラー療法でなくなりますよ。栄養欠損の典型です。)

 

 

私も目が悪く、眉間にやっています。

 

目じりは、ちょっとだけ、時々します。

深くなってきたかな~?と思った時に、一部にだけ、ほんの少し。

 

そこそこしわがよるので、そこまで不自じゃないかとは思っています。

 

目の周り、バシッ!と止めるのは、ほんとに止めたほうがいい。

 

最近、芸能人の20代の女性タレントさんでも止めているので、若い子の顔って、ほんとはどんなんだったっけ?とテレビで確認することができなくなりました。

全員か?!と言いたくなるくらい、その番組の女性全員目の周りのシワがない時があります。

そこまで笑ってないから、ということもあるかもしれませんが。。

 

 

昨日書いたみたいに、顔の凹凸は、年齢が出ますね。

なので、妙齢の女性は、ヒアルロン酸を入れて、顔をパンパンにするわけですが、特に痩せている場合は、骨っぽいのも老けて見えます。痩せて頬こけて格好いいのは、20代前半までかな?

30代だと、肌の質感などもツヤがあって、顔色もよくて、雰囲気も健康そうであれば、老けては見えませんが、プロのモデルさんやタレントさんでないと、なかなかそういうのは素人は無理。

 

素人の場合は、老けて見えることが圧倒的に多い。

そういう人は目の下のクマもひどいし、顔色も悪いし、ツヤもない。。。

栄養欠損ですね。。。

 

 

凹凸に中途半端に入れると、浅くはなったけど、まだ凹凸が残っていることがあります。

 

そこで止めるのか、まだ入れるのか。。

難しいところと、好みもかなり分かれます。

 

風船と同じで、パンパンに膨らませれば、凹凸はなくなります。。

 

 

テレビ観てて、入れてすぐになじんでないの?!と思うこともありますし、失敗されたのか、そこにたくさん入れてくれと注文して注文のまま入れられたのかな?とか。

ご本人は、ほんとにそれで満足しているのかなと思うこともしばしば。。。

 

患者さんに入れる時も、ちょうどいい量というのがあって、今が一番バランスいいから、これ以上入れないほうがいいですよ。一気にバランス崩すこともあるし、と言って、わかりました、となる方と、ならない方。。。

 

ならない方の場合は、念押ししますけどね。かなり反対しますけど。。

ほんとにバランス崩しますよ、それでもいいんですか?!いいんですね?!

 

たま~に、バランス崩さず、ぎりぎりセーフ!ってこともありますが、ほとんどは、私は前のほうが美人だったと思うけどな~と思います。

 

入れてもらって満足する患者さんもいれば(バランス崩してても)、「。。。さっきのほうが良かった。。」と無言の方と。。

だから言ったのに。。

と言ったところで、こればっかりは、やってみないと諦めつかないのでしょう。

 

 

自分でヒアルロン酸入れる時は、鏡で逆ででやりますから、押さえないといけなかったり、両手が思うように使えません。

ヒアルロン酸は、針の進入角度や微妙~な深さ、微妙~な量が大事だったりするんですが、片手と逆手では思うようにいきません。

それで、変なところに入りすぎることもあります。

 

しばらくして馴染むかな~と思って、馴染む場合もあれば、馴染んでないなと思う時も。

 

女優やモデルではないので、吸収するものだし、と放っておくこともありますが、そんなすぐには吸収しませんので、やっぱり不自然だと思ったら、溶かします。もったいないけど。

 

自分に入れるのは、ほんとにメンドクサイので、よほど時間のある時とせっぱ詰まった時でないとやりません。

また、切羽詰まっても、イベント直前には、やりません。

万が一、内出血や腫れ、もちろん入れすぎても困りますから、うまく入っても、馴染む時間があったほうがより自然に見えます。

 

よほど慣れた患者さんで、たっての希望がない限り、イベントの直前に入れるというのは、私はあまりおススメはしていません。

カバーファンデーションも用意したから、やって!くらいのレベルの時のみです。

 

ほんとどの場合はなにも問題はありませんが、万が一をいつでも考えておかないと、せっかくのイベント、台無しになったり、変じゃないかな、と気にしながら過ごすなんて、ブルーすぎますよね。

 

プチ整形は、できれば、イベントの1週間前、欲を言えば、2週間前までには終わらせておきましょう。特にヒアルロン酸注入は。

まあ場所にもよりますけどね。

 

プチ整形は、「自然な感じ」というのがおススメです。

やりすぎない。

 

やりすぎが困る方は、ヒアルロン酸でも診察でもなんでも、時間をちゃんと取ってくれるクリニックでやることと、そこのドクターやスタッフの顔を診ましょう。

 

ドクターやスタッフが、パンパンマンだったら、そこの「綺麗」「自然な感じ」というのは、そういう世界だということです。

パンパンマンが嫌な方は、そこではとりあえずやらずに話だけ聞いて帰ってきましょう。

何軒かクリニックを回っていると、なんとなくわかってきます。

 

 

男性ドクターは、自分にはやらない人もいるので、スタッフで判断するしかないですが、好みじゃないけど、スタッフの要望がそうだった、ということもあるでしょう。

その場合は、ああいう人形みたいなのはいやなんですけど、という要望は伝えましょう。

あとは、やってみるしかないですね。。。

 

 

 

 

すごい暑さですね~。

紫外線もさることながら、赤外線の害=熱射病・熱中症・脱水もかなり心配。。。ひからびそうです。

 

こう紫外線が強いと、レーザーはやってはいけないと思っている人も多いかもしれませんが、患者さんがちゃんおスキンケアさえしていれば、季節は関係ありません。

 

その時のその方の肌の状態に合わせて、設定を変えるだけの話です。

 

もう春から、シミの予備軍はどんどん溜まってきているわけで、最近の強い日差しでさらにシミの産生にも加速がついていることでしょう。

 

それを秋まで待っていると、結構な量になり、それをやっつけるのがまた大変です。

 

なんでもそうですが、こまめに減らすことと、日々のスキンケアによる努力と、日々の食事で強い肌、負けない肌にしておく、ということですね。

 

夏は、結構なんやかんやでイベントないですか?

夏は、ひそかに、イベント前に、ちょこちょこっと美容医療をされる方も多いです。

 

夏休みなので、久しぶりに古い友達を会うとか、同窓会とか、お盆もありますし、お祭り、花火大会、祇園祭の後祭りも週明けです。

 

患者さんも同窓会がある方がチラホラ。

 

イベント前に、なにかやりにくる方と、普段からきちんとされているので、いざと言う時も慌てない方もおられて、人それぞれです。

 

気心しれた女友達ならまだいいですが、そこまで全部言い合える仲じゃない、女性の集団の中にいなきゃいけない時って、ありますよね。

ちょっとした知り合い同士の寄りあいとか。(女子会と言いますか?いくつになっても?)

 

その時、美容医療のやりすぎ感が出ていると、たとえキレイで若く見えようとも、やりすぎ感は、絶対に後で陰口叩かれてますよねー。

 

羨ましいのと、妬ましいのと。やっかみってやつですね。

 

そんなのに負けない!っていう方はそれでもいいですが、せっかく綺麗に若々しくなったのに、陰口言われたら、嫌ですよね。

 

患者さんも、たかがレーザーでも絶対に仲間内には言わない、とおっしゃってました。

レーザーなのに、「整形している」と言いふらされたことが昔あるそうで、女同士は恐ろしいですね。。

(その方は美人なので、余計かと思います)

 

まあ、幸せそうで、美人でキレイで若々しいとなったら、妬みの対象でしょうけど、そこに、いかにも美容医療やってます!感がプンプンすると、格好の餌食ですよね。

 

美容医療は、さりげな~く、というのが理想かと私は思います。

 

さらにやりたければ、ある程度、馴染んで、周りの人にも現状が浸透してから、こつこつ、ゆっくりやる、やっていく、というのが、私のおススメです。

そのほうが安全ですしね。

 

 

8月の講演会まであと2週間になりました。

 

忙しくて、自分の顔に全然何もしていないのも、ちょっとまずいと思い、さすがに2週間前ですから、今日仕事が終わって片づけてしてから、ちょっとレーザーあてたりしました。

 

久しぶりですね~。

 

夏だからワキボトックスもほんとはしたいんですけど、昔よりも気にならないし、やらなきゃいかん!とはならないので、こちらはまあいいか、と放っています。

ちょっといい服着る時は、夏場は気になるんですが。

 

久しぶりにあてると、顔がすごくむくんでました。

(むくみを取るのがある)

まあ1日仕事して夜だから、むくむわな~。

むくみ具合で、疲れ具合もわかりますね~。

 

結構疲れてんなー。

 

ちょっとはマシになったのかしらん。。。

 

自分の顔になにかする時くらいは、まじまじと自分の顔を診るわけですが、やはり年とったんだな~と思います。

 

顔の凹凸感ですね。

 

若い子って、顔の凹凸感ないんですよね~。

でこぼこがない。つるっとしてる。

 

若さの特権です。

 

それだけで若く見えますものね。

 

それで、芸能人とか、顔パンパンにふくらませてしまうわけですが。。。

 

ちょっとくらい、凸凹残っていても、実年齢よりもちょっと若く見える、なにより元気が一番!と思います。

 

 

ゆるああ、美容医療にしろ、化粧品にしろ、サプリでもそうですが、どんどんこじらせる人、多いですよね。

 

何が良くて、何が悪いのか、効くものには必ず副作用合併症があって、そのリスクを無視して、メリットのみを求めると、どんどんこじらせの泥沼にはまって抜け出せなくなるわけで、やはりこれも栄養欠損のひどい場合のひとつの症状でしょう。

 

思いこんだら、止められない、わかっていても止められない。。。

結構恐ろしいです。

 

誰か助けて!となるわけです。

 

 

レーザーでも薬でもなんでもそうですが、強いほうが効く、きついほうが効く、と思っている患者さん、医療関係者、医者も含め、わりといます。

 

弱いと確かに、全部ではないですが、効果が悪いことが多い。

でも、その分、リスクはとても少ない。

 

きついと一度の効果は確かにあるかもしれませんが、副作用合併症が大きすぎれば、回復に時間がかかり、余計悪化することもあるし、かなりの時間がかかることもあります。

 

ちょうどいいところ、というのが、個人差が大きく、個体差というのもあるし、価値観が違うので、その人によってのちょうどいい、とはかなり難しい。

 

なにより費用の問題もあるし。

 

例えば、シミや肝斑治療で、効かないからと、どんどん強くしてください、と訴える患者さん、効かないから、どんどん強くしますね、と平気でいうクリニックやエステ。。。

まあ、医者でやってたら、バカか?!となるわけですが。。

患者さんやエステなどの素人、素人集団のクリニックでは往々にしてあったりします。

 

シミや肝斑は、やりすぎると、たいてい、濃く悪化しますから(特に肝斑)、患者さんが怖がってもうやらないこともあるし、濃く悪化したのをますます自分で触って、余計こじらせるケースもあります。

 

こじらせるのは、選んだクリ二ックや処置が悪かったというのもありますが、シミ・肝斑の場合は、スキンケアができてなくて、悪化させているケース、もしくは両方、というのがとても多い。

 

シミ・肝斑治療で、一番きついのは、テープを貼るQスイッチレーザー(今は新しいピコレーザーでしょうけど、ピコは本来副作用が少なく、シミを薄くしたりなくすものです。ただ、日本人のデータがQスイッチほど出そろってないし、昔よりは症例も増えたんでしょうけど、まだまだこれからなんでしょう。

ちゃんとしたドクターのもとでピロレーザーをあてるのは、リスクを承知の上でする分には問題ないと思いますが、皮膚科でも形成外科でもない、なんちゃって美容クリニックで、ピコレーザーを置いているところもあり、ピコレーザートーニングとか、スキンケアの指導もせずに、わけわからんことをしています。

そういうところで受ける、最新治療(データが出揃っていない)を受けるというのは、ほんとに勇気ある行動ですね。

100万もらっても、私はやりませんわ。。副作用合併症治すのに、100万では全然足りないから。。)

 

まあ、シミ・肝斑にする強いレーザー治療となると、レーザーの種類も値段も、まあ高くはなりますが、まあ、まだマシでしょう、たるみや毛穴治療に比べたら。

 

たるみ治療に関しては手術じゃなくても、天井知らずとは言いませんが、種類もたくさんあるし、1回がもともと高いし、患者さんの年齢層も高いし、それでクリニックが選びを間違えた、こんな副作用合併症聞いてない!というのは、ちょっと自己責任もあるでしょう。

一番悪いのは、そりゃあクリニックですけど、二十歳の子供、騙したわけでもないでしょうし、いい年になったら、そこそ見抜けませんとね。お金いくらあっても足りませんよね。

 

 

そういう意味では、一番タチが悪いのが、毛穴治療かもと思いました。

 

毛穴は、若い人、20代、30代も気になって、こじらせる人、とても多いです。

 

化粧品でこじらせたなんて、可愛いほうで、化粧品止めれば、かなり良くなるし、そこにちゃんと栄養入れてあげて、スキンケアをちゃんとやれば、若い子はすぐに良くなります。

本当です。

 

ところが、思い詰めると、やはり処置や施術がしたくなる。。

 

エステで騙されて高額ローン組まされる人もいるし(もうこんなのは、国民生活センターに相談しましょう、無料です。法律が変わって、契約の解約ができて、お金も戻ってきます。全部ではないかもしれませんが、とりあえず、センターに相談を。)、全然効かずに悪化だけするから、そこでやっぱりクリニック!とクリニックでの処置に切りかえる人も多いです。

 

毛穴の(開きの)強い治療となると、やはりフラクショナルレーザーで、種類もたくさんあります。

 

そして、1回がそこそこ高いです。そして回数もいる。

副作用合併症、結構出ます。

軽かったら、その分、確かに効果も弱いので、回数が余計にかかることは了承しておかないと。

(まともなクリニックは、そういう説明があるかと思います)

 

 

思いこんで、フラクショナルレーザーに、ケミカルピーリングに、とどんどん積み重ねて、効かないから、フラクショナルレーザーも、どんどんきついのにしたりと、結構キリがないです。

 

フラクショナルが安いとなると、これまた問題ですが、安くても、回数がいるので、なんやかんやで結構な金額がいくかと。。

 

フラクショナル系をやる時、クリニック側も、ガンガン行こう!と思っているところが多いような気がします。

いいんだか悪いんだか。。

まあリスク承知なら、全然いいと思います。

 

ちなみに、フラクショナルって、剣山みたいにレーザー打ち込みますよね。

剣山で刺したみたいに、綺麗に針穴にそって、色素沈着を起こすことがあるそうです。

これは何をしても取れないと聴いたことがあります。

フラクショナルの副作用合併症でも、学会でもあ~んまり言わないんですよね。。。

 

レーザー関係そうですが、結構な機器を揃えているクリニックもありますよね。

レーザー一台がとても高いので(いわゆる高級外車よりも高い。まあピンキリですけど)、処置の料金も高めにしているところがほとんど。

高めでなければ、薄利多売ということです。

 

きついレーザーを薄利多売だなんて。。。

ぞっとしますね。。。

 

たくさんの機械を置いているところというのは、経費がかかりますし、処置も好きだから、いけいけガンガン!勧めてくるところも多いでしょう。

(レーザーの台数が少なくても、そういう営業のところはある)

それがいい時もあるし、悪い時もあるでしょうけど。

 

いけいけガンガンのクリニックに行ったら、まして患者さんから、「○○希望」という予約だったら、絶対に止めてくれません。

 

まともなところだと、適応がなければ、止めてくれるでしょうけど。。。

 

そもそも、適応ってなに?という話にまでもっていかれると、絶対にやったらダメなのか?!というわけではない。

 

効くとは思わないけど、やりたいって言ってるんだし、お金ももらえるし、最低限の説明はしたし、させたらいいや、という感じのことも多いです。

 

そもそもドクターがちゃんと肌を診ましたか? スキンケアの話も出ましたか? 紫外線カットについて、日焼け止めについて、どこまでの時間を割いてくれましたか?

 

きついレーザーをあてればあてるほど、紫外線はダメージがひどくなり、色素沈着を呼んできます。

なので、必ず日焼け止めの話は必要なわけです。

 

いけいけガンガンのところで、フラクショナルをすると、ほんとに誰も止めてくれません。

 

そんないいカモ、クリニックから止めるわけないでしょ。

それで効かないと言おうものなら、次のさらにきつい(高い)のを勧められるだけです。

 

肌がおかしくなろうと、止めてはくれません。

 

だって、患者さんからやりたい、って言って受診しているんだもの。

 

フラクショナルもてきと=にあてられれているのであれば、それほど副作用はないですが(全然効かないでしょうけど)、いけいけガンガンのところで、がっつりあてるところもあり(そのためのフラクショナルでしょ?ってこともあるでしょう)、どんどん皮膚がおかしくなります。。。

 

さすがにお金が続かないから、お金がなくなる、というのは、これ一番冷静にさせてくれます。

そこで、こんなにお金かけて、効果はこれだけ?!となったり、なんかどんどん肌がおかしくなる。。(実は副作用)と気付くかどうか。

 

そこまでいっちゃう人って、化粧品でもこじらせているので、二重苦三重苦、四重苦とキリがないです。。

 

患者さんから経過を聞いていて、もう誰か途中止めろよ、といつも思いますね~。

 

だ~れも止めない。お金巻き上げることはあっても。

 

まさに飛んで火に入る夏の虫。

 

フラクショナルでかなりこじらせて高額払っている方が来られたので、書きました。

 

ここまで行っちゃうんだな。。。きついレーザーはその分、皮膚温の上昇も激しいでしょうから、活性酸素が必ず増えます。

栄養状態が悪いと、簡単に負けます。余計に副作用が大きくなります。

 

慎重さをもってほしいものですが、思いこんだらね~。呪いが解けるのに、かなり時間かかる人もおられます。。

 

きつければきついほど、より慎重に。

こじらせないようにしてください。