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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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2週間前に受診されたシミが気になるという患者さんのお年が76歳でした。

 

今まで日焼け止めは塗ったことがないそうで、ガーデニングもされており、顔と手の甲に結構なシミが出てました。

 

濃い~いシミも多いことながら、肌全体がまだら感にくすんでいて、赤みはあまりないんですが、肌ツヤも悪く、皮膚のコラーゲンも薄く、日焼け止めもそうですが、あまりお手入れというお手入れもされてこれていないということ。

 

おかしな化粧品を塗りまくるよりは、何も塗ってないほうが実はマシだったりもします。

 

でも、日焼け止めが塗ってこなかったことと、結構擦っておられたので(洗顔とか化粧品塗る時とか)、それを変えていくことって結構大変です。

 

今までの長~いクセですから。

年をとるほど、実は大変です。

患者さん方の経過を診ていても、いつもそう思います。

 

赤みがない方の場合、患者さんが理解されて、スキンケア(この場合、日焼け止めと擦らない)を頑張るとおっしゃったら、光・レーザー治療を開始することをお勧めしています。

そのお肌の状態に合わせて、光やレーザーの設定を変えていくので、最初の段階は、ダメージを与えないレベルで、代謝アップ、うまくいけばシミを分解するところまではいきたい、という感じで治療を開始します。

 

早く良くしたい方は、医療用の化粧品や医薬部外品、場合により医薬品などは、塗り薬も含めて必要です。

 

食事も、サプリをどうするかも含めて、変える必要があります。

 

できる範囲で同時進行で、やればやるほど早く良くなります。

 

ただ、擦らない・日焼け止めを塗ることができなければ、現状維持、最悪悪化、もあり得ます。

 

 

治療を始めて2週間、擦らない・日焼け止めができたのだろうか。。無自覚にできていないということはよくあるし。。と大変心配でしたが、来られたらびっくり!!

すごく良くなってました。

 

ファンデーションは塗らない方なので、待合室でお話しているだけで、顔も手も良くなっていることがとてもよくわかります。

 

全体のいやなまだら感がなくなり、シミがシミと境界がわかるようになり、シミ自体も薄くなっています。

皮膚全体がなんかハリが出たというか、しっかりして、ツヤが出て、チリメンジワだらけだった手の甲の皮膚がほんとに別人のようでした。

 

光や医療用の化粧品などの恩恵は確かにありますが、スキンケアができていないと、ほんとに台無しにもなるし、悪化もさせるくらい、大事なものです。

 

今回の恩恵は、ほんとに患者さんが擦らないように極力気を付けれられたのと、冷止めも頑張って、顔も手も塗っておられると、食事もお肉を少し増やされたそうです。

 

すぐに行動に移されて、注意されたことを気を付けて2週間されたことが、ほんとに今回の結果です。

 

サプリは、まだ鉄1粒だけでしたが、お食事を合わさって相乗効果のようです。

かといって、お年から考えても、そう大量に肉や魚を召し上がったわけでもないですが、食事全体のタンパク質といい油は増え、過剰だと思われた糖質は、全部ではないですが、一番これ!!というのを止められました。

 

それだけで、76歳でも、2週間で皮膚は生まれ変わるんだ、補強されるんだ!ということに、私がびっくりです。

感動です~!!

人間の体って、スゴイですね!年齢関係ないと思います!!

 

 

ほんとに短期間で、こちらが驚くくらい良くなる方というのが実際おられます。

 

そういう方に共通しているのは、完璧じゃなくても、言われたことを一つずつやってみた、ということです。

特に、摩擦を減らすことと紫外線対策です。

 

この2つはほんとに結構されています。

今までのことからしたら、180度変わるくらい、頑張ってされています。

 

この2つが意識できていなくて、なかなかできないと、あるいはやっているつもりで見直さない(でも擦り倒している)、全然擦るの変わってない、となると、悪化はなんとか免れても、現状維持です。

それでは、何回高いお金を払ってもおもしろくないですよね。

食事や栄養はともかく、スキンケアさえやらずに、数回光やレーザー治療を予約取る方もおられて、さすがに医療ですから、初診時よりは良くなりますが、すぐに効果は頭うちです。。

きつい治療にも入っていけないし、、とすべてが悪循環です。

 

ほんとに、想定外の改善ほど、嬉しく楽しいことはないです。

人間の神秘に驚かされます。

 

2週間で肌が完全に入れ替わっているわけではないですが、皮膚を構成している成分にはなにかしら変化があって、質感や見た目が変わったわけです。

 

擦るという摩擦、攻撃が止んだ分だけ、肌の再建はしやすくなります。

ほんとに相乗効果ですね。

 

 

手の甲のシミは、ほんとに厄介でなかなか日焼け止めを塗らない・塗れない方も多く、手の甲のシミ治療は100万円もらってもやらない、と昔講演されているドクターもおられました。

それくらい、やっかいです。

(レーザーのせいで、すぐに反ってシミになりやすいから)

 

スキンケアがある程度ポイントを押さえてできていれば、ほんとに光・レーザー治療というのは、素晴らしく効きますから(予想を超えて)気にされている方は、ほんとに方向を間違えずに頑張ってほしいです。

 

 

シミ・肝斑の初診の患者さんの中には、他院でシミのためにフォト系の光治療をされた方も結構おられます。

 

ただ、そういう方の中に、そのやったクリニックで、「肝斑のところは避けますね」と言われ、そこは一切治療されてません、という方、結構おられます。

 

肝斑かどうかは患者さんが知らなかったとしても、その「肝斑」と言われた部分のシミが気になって治療してほしくて行ったのに、そこ全部避けられて光あてられたら、何にしに行ったわけ?ってなりませんかね。

 

同じ料金払って、肝心のところ、頬上部(目の下くらいから)ほぼ全部避けられている方多数。。

すぐに終わっちゃいますよね。あてるところ、ほぼないし。

 

で、こういうことを言うクリニックの大半が、ドクターが当てずにナースにさせているわけですが、ちゃんと指示出してしている分にはダメとは思いませんけど、肝斑って、はっきりわかりやすいところだけじゃなくて、その周りにも実はあったり、全然関係ないところにもあったりします。

 

例えば、口回り、口の上下ですね。

鼻下のヒゲみたいに見えているようなのも実は肝斑だったりします。

 

「肝斑避けますね」と言われて、避けられたのは頬だけで、実は口回り当たっていたりもします。

 

顔のシミって角度や照明が変わると、さっき診察室ではわからなかったけど、処置室で実際横になって、間近で診ると、ここも怪しいな~というところも出てきます。

 

肝斑なのか、くすんでいるのか、炎症後色素沈着なのか、もうぐちゃぐちゃに混ざっていて、境界もはっきりしないような茶色もあります。

 

濃い肝斑はわかりやすいですが、薄くなると、境界がわかりません。

 

もうどっかに肝斑があったら、顔中肝斑があるかもしれない。。

 

それくらいの気持ちでシミ治療はやらないと、肝斑は良くなりません。

 

見た目にはっきりした肝斑がなくても、実は隠れていて、隠れ肝斑があった、ということも。

(ほんとはなかったけど、光やレーザーをあてた刺激で出てきたのか、まさにもうすぐ出ようとしていたのが出てきたか、その辺もわかりません)

 

で、おそらくこういうクリニックでは、ものすご=く弱く、少なくとも悪化してトラブらないように、とりあえず光は当てました、とてきと~にしていることもあると思います。

 

真剣に取り組むのであれば、顔のシミ治療希望で、「肝斑避けますよ」は、ないでしょう。

 

というか、フォトを患者さんに当てるなら、肝斑の対処がわかっていないなら、するな、と思います。

 

肝斑を真剣になんとかしようと思ったら、日焼け止めや刺激をしないなどの徹底したスキンケアの指導やチェックも必要で、そんなことに時間取っていたら、儲かんないですからね。

 

それだったら、トラブルことなく、「肝斑避けますね~」とお金もらって、さけて当てれば、早く終わるし、願ったり叶ったりでしょう。

 

でも、患者さんはそれでいいんですか?

一番気にしていたところは治療されていないのに。

 

治療してほしかったところが、ちょうど当ててもらえたところなら、いいのかもしれませんが、それでもそこだけに全体照射の値段取られてたら高すぎるでしょうけど。。

承諾したのは患者さん自身なわけで。。

 

でも、ひどいところだと、お金払うまではそんな説明はなく、処置室に横になって寝転んだ状態で、もう医者もいない、ナースだけで照射する直前に、「肝斑は当てられませんから、避けますね^」と言われた方もおられました。

これだと、了承もくそもないですよね。

日本人の性格から言って、その場でガバッと起きて、話が違う!と言える方はほとんと皆無でしょう。

だいたいが、「え?!」と思った瞬間に治療始まったりもしますし、わけわからんまま、1回目終了、ということもあるでしょう。

 

こういうところで、コースは買ってはいけないし、診察カウンセの段階で、「避けます」と言われたら、冷静になって考えましょう。処置はその場でやらない。

 

だって、なんとかしてほしかったところに、なにもしてくれないわけでしょう?

 

こういうクリニックは、ひどいところだと、洗顔もなく、化粧したままのカウンセで、一体なにを診察しているのかわからないところもあるし、肌は全然診てない、あとでナースから説明があります、とレーザーの名前を言われただけ、という方も結構おられます。

スキンケアの話も出ないし、トラネキサム酸の内服、副作用全くないと言われてたり、薬の話すら出ないところもあります。

 

知らなかったら、そういうものなのか、と思うのかもしれませんが、

話は聞きにいかないとわからないし、どういうところかも診察を受けないとわかりませんが、そういうところで、処置はやったらダメでしょう。

 

ほんとに一旦冷静になりましょう。

 

今日は、「見た目のアンチエイジング研究会」に参加してきました。

 

いろいろと為になる話がたくさん聴けて、とても良かったです。

オーソモレキュラー療法をはじめて、今までの美容皮膚科美容外科のレーザーやおプチ整形や手術三昧の話も大切ですが、どちらかというと、体の中からとか、皮膚の仕組みの解明とか、そちらの抗加齢学の中身のほうが勉強していて楽しいです。

 

特に最近の、というか先日の美容皮膚科学会は、企業主体のような気がして、ますますなんかきなくさいと思ったのは私だけでしょうか。。。

 

さて、今日の講演の中で一番聴きたかったのが、市橋正光先生の「経口摂取での紫外線対策」。

いわゆる、今流行っている「飲む日焼け止め」です。

 

先に、結論から言いますと、やっぱり要らないかな~と。

 

市橋先生は、太陽光線の研究においては第一人者の先生です。

市橋先生の紫外線だけではなく、光についてのご講演はいつも楽しみにしています。

 

で、今回もいろいろ実際調べられたそうで、今発売されているもの、どれを飲んでも、せいぜいSPF1~2程度。

傘を差しているのと変わらない、とおっしゃてました。

 

ようは、どれも抗酸化作用のあるもので、紫外線による活性酸素による害を減らそうというものではありますが、いかんせん、効果なさすぎ。。

 

昔、「ヘリオケア」という「飲む日焼け止め」の元祖というか、最初ので始めのサプリがありまして、うちでも取り扱ってましたが、患者さんに、これで日焼けは防げませんよ、あくまで日焼け止めをちゃんと塗っている上での足しですよ、お守りみたいなものですよ、と説明して納得された方に売っていました。

 

塗る日焼け止めでは限界があるため、特に南の島に行くとかなると、やはり活性酸素の害が心配です。

どこまで効くかわからないけど、少しでも抗酸化作用があれば、飲まないよりはましかなと思ってました。

 

そのうち、アメリカで、これは効かないという論文が出たとか出なかったとか。。

 

で、うちも取り扱いを止めました。

 

そうこうしているうちに、クリニック用でも市販でも「飲む日焼け止め」が各社からあやしいものがたくさん出て、クリニックでも売ってたりします。

 

先日来られた患者さんも、クリニック専売品の、トマトが主成分の「飲む日焼け止め」を購入されて飲んでました。

 

お値段、一箱、1万3000円ほどか。

 

私の本も読んでおられたというのに。。。ああ。。無駄なお金だ。。。

 

抗酸化剤として、高かったから飲み切るのはいいですが、大きな期待はしないようにと説明しました。

(肝斑もシミもあって、治療をしてもらおうと美容クリニックに行ったら、肝斑のところは全部避けますと言われ、フォト(光治療)をコースで買ってされていた方でした。

でも、肝斑のところが気になっていっているのに、そこ避けられたら、何しに行ったのかわかりませんよね。。。

 

それで、トラネキサム酸だけ、ずっと飲んどけと言われて処方されていたそうです。

うちに受診されるちょっと前に、そのトマトの「飲む日焼け止め」を勧められ買ったそうな。。。

 

ろくでもないクリニックは、ろくでもないものを売る、というのはよくある話で、人の弱みにつけ込んでなにしてんだか。。。って話ですが。。

お高い社会勉強代となりました。

 

信用できないと判断したら(コース残っているけど、おかしいなと思って、行かなくなったそうです)、薬やサプリであっても関わったらいけませんね。

金儲けのことしか考えてないから。

もちろん、シミ治療するのに、スキンケアの話は一切されていません。日焼け止めの話も。)

 

 

で、市橋先生のお話は、どういった成分が紫外線によるDNAダメージ(活性酸素によって傷つけられるわけです)を修復してくれるのに役立つのか、という論文を元に講演されてました。

 

ただの抗酸化剤と割り切って、こういったサプリを飲むのは構いませんが、ほんとに南の島行く時に、日焼け止め塗るのをいい加減にして、これ飲んでるあkら大丈夫!みたいに思っていたら、大変なことになるのは自分です。

 

今後の商品の開発に期待する、とおっしゃってました。

 

確かにそうです。

 

でも、オーソモレキュラー療法をやっていると、同じ抗酸化剤を飲むなら、もっと体全体に役立つものを摂ったほうが絶対に役に立ちます。

 

だって、活性酸素なんて、紫外線以外にもいろんなことで増えるわけですから、1個1個の原因に対応していたら、キリがありません。

 

どんなことが原因であろうと、「活性酸素」から守ってくれればいいわけです。

 

抗酸化作用のあるものは、いろんな種類がありますから、同じお金を使うなら、抗酸化作用もあって、体もお肌も元気に綺麗になるものがいいですね。

 

トマトの成分に、結構な大金。。。う~ん。。。

そのお金でどれだけのオーソのサプリが買えることか!!

 

クリニック専売サプリと言っても、ピンキリです。

怪しいものから、良いものまでさまざまで、クリニックだから安心、とはなりません。

 

ましてシミを気にしていっているのに、スキンケアの話どころか日焼け止めの重要性も説明しないクリニックが売っているサプリって、それほんとに患者さんのこと考えて売ってる?と思います。

 

栄養欠損がひどいと、心の隙がどんどん大きくなって、こういうのにつけこまれます。

そして、皮膚はどんどんひどくなる。。。

すべてが悪循環です。

 

うまい話、夢のような話は今の医学ではまだまだ存在しません。

わらをもすがる、っていうのは、やっぱりわらだから。

楽にキレイになる、っていいうのは、やっぱないです。

ご自身の努力の賜物です。

レーザーやクリニック用サプリでもあっても、そのご自身の努力を後押ししてくれるだけで、ベースがないと押せません。

 

 

もう8月が終わりましたね。

早いですね~。

最近天候がおかしいですね。

暑いかと思うと、朝晩急に冷えたり、雨もよくわからないし。。

天候に振り回されると、ストレスもたまるし、体もなんとか順応しようとてんてこまいです。

そういう時は、お肌もなにかと調子が悪くなります。

季節の変わり目ってやつですね。

 

大したキャンペーンではないですが、季節の変わり目に、お肌が早く回復できるようなものにしました。

 

①ボディ用化粧品の10%オフ。

顔ももう乾燥を感じている方も出てきていますが、体はもっとです。

まず、体は石けんでもボディソープでも止めることです。お湯だけで洗う。どうしても気になるなら、気になるところだけ石けん使ってもかまいませんが、基本お湯だけです。

これだけで、かなりお肌の乾燥は防げます。

 

石けんで皮脂膜取っちゃうと、皮脂膜がなかなか回復してこない方、結構増えています。

 

そういう方や、お湯でしか洗ってないのに乾燥するという方、どちらにしろ、皮膚の保湿が自前でできない方ですね。

そういう方は、やはりなにか外から足してあげないといけません。

 

夏の間に、腕や脚、デコルテや背中など結構日に焼けてしまった方もいらっしゃるのでは?

日焼け止め塗っていても、腕脚体にまで塗り直しを普段からしている方も少ないでしょうし、私もひと夏終わると、なんとなく腕の色がワントーン濃くなっているような気がします。

 

ボディ用にも美白成分の入ったものもありますから、同じ保湿するなら、そういうのもありです。

 

体にレーザーあてる、というのはものすごく贅沢ですしね~。

ㇾ-ザー当てても、乾燥肌は治りませんしね。

 

②恒例と言えば恒例の、光・レーザー治療されていて、ご希望の方にはプラセンタのイオン導入のプレゼントです。

イオン導入は、その間、皮膚をゆっくりと観察もできますし、単純で比較的安いのに、そこそこいい(即効性は普通ないですよ)ので、結構好きです。

(自分にはできないけど。。。)

 

③乾燥の季節と言えば、やはりシワです。

鏡餅にヒビが入るようなものです。

完全にひび割れまでしてしまうと、化粧品云々の問題ではなくなってくるので。。。

そうなる前に少しでも、予防できたらというものです。

また、肌トラブルにとてもいいことがあります(皆が皆ではないですよ)

 

当日いきなり言われても準備ができませんから、必ず事前にご予約をお願いたします。カウンセもメールで済ませてくださいね。

 

④髪の毛も同様です。秋は抜け毛薄毛の季節です。

少しでも早く、防ぐために。

 

⑥、秋だから日焼け止めを手を抜く方が出てきます。

秋は結構油断焼けが多いですから、まだまだ日焼け止めは夏と同じくらいの対策が必要です。

そんな頑張る方には、日焼け止め10%オフの割引です。

 

サンプルプレゼントもありますから、おうちでゆっくりお試しができます。

 

あと、キャンペーンではないですが、

アトピーなどの全身でも顔だけでもいいので、皮膚トラブルの方のオーソモレキュラー療法のモニター募集と、

顔のADM(遅発性太田母斑様色素)のレーザー治療のモニターも募集しております。

よろしければ、お問い合わせください。

 

オーソモレキュラー療法 全身皮膚病 皮膚病 皮膚炎

 

フェイスブックで反響が大きかったので、こちらにも載せておきます。

「皮膚病」と表題しましたが、皮膚トラブルというのは、いや、トラブルなんですが、軽すぎるし、「皮膚病」というとなんかちょっと違う。。

アトピーでないときに、皮膚の病態を一言で誰にでもわかりやすく表す言葉って、ないんですよね~。

昔の人でいうところの、広範囲なひどめの「ハタケ」とでもいうんでしょうか。。。

(最初、皮膚科外来初めてした時、年配の方が、「ハタケ」「ハタケ」と言われるので意味がわかりませんでした。

そういう医学用語にあてはまるものがないから。

ちなみに、ある年齢以上の方しか使いません。若い方だと全くわからない。

医学用語で言うところの、湿疹皮膚炎の軽いのからひどいのまで、乾燥肌のひどいのも、苔癬化した(ゴワゴワの硬い)皮膚も、カサカサ(落屑がついている)しているもの、ぜ~んぶひっくるめて言っているようなものなのかな。)

 

病名というか、分類上の病変部の病態の単語はあるんでしょうけど。

 

 

以下、コピペです。

 

 

あまりにも嬉しすぎてご報告です。

 

ひどいひどい皮膚(ごわごわ、色素沈着でこげ茶色、ガサガサ、かゆい、乾燥など)の状態の患者さんが、先週オーソモレキュラー療法に来られて、採血もして、食事も変えてサプリも買って帰られました。

 

子供の時は、普通の皮膚科に通っておられましたが、根本的な治療ではなく、ステロイド出して終わり、一生塗らないといけないといわれ、もういやになって皮膚科に行くのをやめていたそうです。
(保険診療では仕方ないんですけどね。。根本的な治療がないから。対症療法なので。。)

 

採血結果が悪すぎたので、解析結果が出るのは先なので、今日(1週間後)、診察来てもらったのですが、肌が見違えるように変わってました!!

 

顔色も良くなり、立ちくらみもなくなり、朝も起きやすいし、体重がこの1週間でプラス1kg!!
(かなり痩せすぎの方です。今まで増えたことがなかったそうで、毎日測るのが楽しみだそうです)

 

ごわごわの皮膚がしっとりして、柔らかくなり、色まで明るくなってました!

 

採血結果から、栄養さえ足せば変わるだろうけど、これは時間がかかるだろうな、、、と思っていたので、とてもうれしい誤算です!!

 

1週間でここまで変わるとは!!!

 

ほんとに、細胞増殖が進んで、新しい皮膚が、いらん皮膚を、追い出した!って感じでした。

 

う~ん。。。皮膚ってすごいな。。

 

サプリも頑張って飲まれてますが、食事もすごく頑張られました。
前より、だいぶ食べられるようになったとのこと。
(実際、お食事日記も頑張っておられました。胃腸のサプリはもちろん飲んでもらっています。)

 

なによりお母様の協力がいいのでしょう。

 

母は強し!!

 

若い方ですから、回復も早い。

 

でも、ここまで早いとは~!!!😂

1ヶ月後が楽しみですね。

 

皮膚、特に全身や広範囲の皮膚病でお悩みの方こそ、オーソモレキュラー療法を始めてほしいです。

 

全身に塗り薬って、もう大変でしょ?

少し塗るくらいならいいけど。

苦労して全身塗っても、毎日のことだし、治るわけでもないし。。ステロイドの副作用との戦いだし。。。

 

負けない肌に作り変えてしまいましょう!!

 

これは8月に入った時くらいに患者さんに教えてもらったことですが、

「dプログラムの口紅がもう販売中止だから売ってなかった」とのこと。

 

え=っ?!

 

この方は、ビューティフルスキンのメイクアップ化粧品をお使いですが(妊娠もされているし、赤ちゃんが生まれてからのこともあるし、いいことです)、もうちょっと口紅で色が欲しい時に困っておられたので、ビューティフルスキンのよりは添加物が増えるけど(と言っても、市販のものよりも全然少ない)、とdプログラムの口紅を教えたので、使っておられたようです。

患者さんがどこの店に行ったのか聞いて、他にここでも変えますよ、買えるお店をいくつか教えました。

 

早速、その帰り、私も口紅探しの旅へ、

 

普段、全くと言っていいほど口紅はつけません。

休みの日もほとんどつけません。

 

学会参加中で、第3者の人がいっぱいいるところとか、ちゃんとした恰好をしている時とか(さすがに唇に色も何もないとバランス悪い)、美容院行く時とか、食事会など(どうせすぐに取れますが)、そういう時だけ。

 

最初つけても、あまり口紅を塗りなおす習慣がないため、そのまま放置もざらにあります。

 

昔は、口紅は外資系のやら(発色がキレイ)高いのやら持っていて、いくら使わないとは言っても、1~2シーズンに1本くらいは、流行りの色を買ってたような気がします。

 

でも、結局似たような色ばっかりで、使いきるわけでもなく、そう頻繁には買ってませんでした。

 

オーソモレキュラー療法始めて、しばらくしてから、なんか口紅がかぶれるわけではないけど、気持ち悪くてムズムズする。

 

我慢してつけていると、若干腫れている気もしてきた。

 

これは止めとけと言っているなということで、2,3年前に外資のも国産高めのものも全部捨てました。

 

何にもないのはさすがに大人なので困りますから、ビューティフルスキンで物足りない時は、dプログラムのを使ってました。

 

それも続けて塗っていると、なんかムズムズし出して、持っているけどあまり塗らないようにしてました。

 

それから、またしばらくして、ムズムズがなくなり、塗る時間もどうせ短いですし、トラブルはありませんでした。

 

それがなくなるですと?!

 

いくらあまり塗らないからと言って、なくなるのは困ります。

 

ドラッグストア8軒ほど回って(数日かけて)、自分の好きな使う色のを、1本ずつ買い足しました。

一番好きなよく使うのは、2本目も買っておきました。

 

今、資生堂の化粧品の容器が足りないそうで、容器も全部「メイドインジャパン」にしているからだそうです。

 

なので、容器を作る工場を、優先順位で回しているから、今だけでリニューアル、というならいいんですが、復活する兆しもないとか、リニューアルのため一旦製造中止でもないとか、となると、次いつ買えるか(似たようなものにしても)、わかりませんよね。

そのために、買いだめに行きました。

 

さすがに何軒か回りましたが、もうわずかでした。

わずかに置いていたのが私が持っているやつだったりしました。

 

まあ、とりあえず目標数はゲットしました。

目標数以上買うのも意味ないし。。

 

早く容器の工場の態勢を立て直して、今止めているブランドの再開を望みます。

 

dプログラムのメイク用品なんか、専用サイトからもなくなっているし!!

 

以前に(かなり前ですが)、dプログラムの担当の方に、「口紅の新色は出ないんですか?」とお聴きすると、予算がつかないから出ません、と言われたことがあります。

 

資生堂の中には、社会貢献と言えるくらい、コストがかかっていて、需要が少ないから再三が合わない部門というのが必ずあり、人数少ないものから切られていきますよね。。(絶対ではない)

 

もっと広く知られて売れていればいいんですけど。。

宣伝もしないしな~。

 

宣伝しても、イメージとか雰囲気だけでの勝負なので、知っている人でないと、わからないかもと思うことも。

 

他メーカーの化粧品が、結構あからさまなので、良いものが送れをとるのは止めてほしい。。

 

早く回復して、早く再開できるようにお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法令線が気になる方、シミほどではないですが、結構おられます。

 

あまり美容医療をご存知ない方は、勘違いされておられることが多い部位ですが、法令線は、「シワ」ではなく、「たるみ」です。

 

なので、シワ治療では、法令線治療としては、不十分ということになります。

シワ治療とたるみ治療では、値段が全然変わってきます。

もちろんやることも、似ているようで全然違う。

 

法令線に沿って、ナイフで削ったみたいな小さい溝は、シワです。

 

痩せている方で、皮膚もペラペラ、皮下脂肪もあまりついていないような顔の方で、口を動かした時に折りたたみジワがもろに法令線に出る方がいます。

 

栄養状態が悪いと、皮膚のコラーゲンもスカスカだし、コラーゲンすかすかということは、弾力性のエラスチンも補充もされていないし、減る一方です。

 

そこまでひどいと、栄養欠損の皮膚というのは、概ね乾燥していますから、折りたたみジワはとてもつきやすくなります。

 

つきたてのお餅を曲げても、すぐに戻りますけど、干からびてきた鏡餅曲げたら(そう曲げればませんが)バキっと割れ目ができるでしょう。

極端に言えば、ああいう感じ。

 

保湿がもうちょっとしっかりしていれば、そこまでひび割れは出なかったかもしれません。

(鏡餅に毎日オイルを塗っていたら、干からびるのがちょっと遅くなるの、わかります?それと同じです)

 

この法令線のひび割れの場合は、確かにシワ治療になると思いますが、ほとんどの方は、法令線の重さ、段差のことを言われます。

 

だから、指で頬っぺた引っ張って、これくらいになればいいのに、ってするでしょう?

 

ようは、頬全体が重力で下に下がってきて、ブルドッグみたいになっているわけです。

 

そのせいの段差です。

 

なので、たるみ治療が必要となります。

 

タイトニングやリフトアップ系の光治療やRF、あるいは超音波などいろいろあります。

効果や回数、副作用や合併症も、もちろん値段もピンキリです。

どれがいいとか悪いとかではなく、自分の好みの問題が大事かもしれません。

 

私は、痛いのも嫌だし、日常生活に支障が来る、影響が出るのも嫌で、治療の後にすぐに人と会っても困らない治療が基本好きです。

 

侵襲性があまりなくて、生体の恒常性をそこまでは損なわないもの。

 

全く損なわないものはないですが、侵襲性の強いことをするなら、それに耐えられる皮膚=栄養状態にしておかないと、副作用合併症がひどく出ます。

 

強い治療ばかり、重ねてやったり、連続してやったりとされているクリニックもありますが、いつもほんとに大丈夫なのかなと思います。

 

明らかな副作用や合併症が増えているわけではないようですが。

 

たるみ治療の光・RF・超音波、すべて43℃以上の熱を加え、皮膚を43℃以上にします。

 

43℃を超えると、活性酸素が出ます。

 

侵襲性の少ない治療であれば、43℃を超えて活性酸素が出ても、処理できる範囲なのかなと思います。

(それすらも処理できない方も稀におられます。こういう方は、設定を強くはしていってはいけない。)

 

侵襲性が大きいと、コラーゲンはその分増えるかもしれませんが(ダメージが大きい分)、活性酸素もたくさん出るでしょう。(だからこそ、ダメージが大きいわけですが。。)

 

どこまでの人なら、それが処理できるんでしょう。

 

腫れが引いたら、活性酸素の害は果たして終わりなんでしょうか?

 

体の仕組みというのはなんでもそうですが、軽い刺激を回数受ける分には対応できても、大きな刺激を一度にドーン!というのは、あまりの急激な変化というのを体は嫌います。

対応するのに、てんやわんやで、細胞も総動員で働きまくりでしょう。

 

患者さんの中には、結構きつい治療を何度もやってきているのに(長年)、なんか肌そんなに若々しく見えないし、なんかちょっとずつひどくなっている気がする。。という方がたまに来られます。

 

考えられるのは、きつり治療でも設定がゆるゆるで効かないような設定でずっとされてた(危ないから、トラブル回避のため。その分、回数でコースを買わされたりしてる)、あるいは、副作用合併症のほうが効果よりも勝ってしまった、活性酸素を処理できなかった、と可能性があります。

 

どちらなのかは、そのこのカルテなど診ない限りわかりません。

 

どこのクリニックなのか、照射後どういう変化があったのか、すべての経過と検診結果などあれば持ってきていただいて、推測していくわけですが、活性酸素を処理できなかったほうとなると、そのダメージは一体いつまであるの?というのは、はっきり言ってわかりません。

 

なので、そういう方の場合は、侵襲性の低いものから始めてもらって様子を診て(と言っても、うちのはほぼ侵襲性はあまりないのですが、治療温度で差があるので)、栄養もしっかり摂ってもらって活性酸素に負けない肌にしていく。

 

もちろん、当たり前の話ですが、スキンケアがむちゃくちゃだったら、活性酸素や照射の設定云々の話ではないです。

 

何度言っても、顔をひっぱり続ける方、美顔器でぐいぐい押して引っ張るのを止めない方、(つい引っ張っちゃった! 気を付けているのに、ではなく、止める気がない方)は、たるみ治療はお断りしています。

効くわけがないから。

 

光・RF・超音波などで侵襲性がどうこう心配というのであれば、あとは、ヒアルロン酸注入によるプチ整形です。

 

法令線にたくさん入れるのは、危ないし、変な顔になるので、たくさんは勧めません。

 

どこにどれだけ入れるかですが、少量であったり、ちょっとずつ増やしていくなら、侵襲性はそこまでないかも。

活性酸素がどこまで増えているのかはわかりませんが、少なくとも皮膚温は上がらないから。

 

ただ、これも一度にたくさんとなると、急激な変化に、体がどう対応するのかはわかりません。

それが、腫れや違和感、鈍痛、神経痛などのいわゆる副作用合併症につながりやすいこともあるのかもしれません。

 

光・RF・超音波で、もしかなりの侵襲性のあることをするのであれば、もう手術でいいんじゃない?と思うこともあります。

きっとそれだったら、手術のほうが侵襲性低いよ、ということも。

 

ただし、手術はキズ跡は残るし、うまい先生にやってもらわないと、目も当てられません。

うまい先生だとそれなりのお値段しますし、うまい先生だからといって、手術の場合も、手術なりの副作用合併症はあるわけです。

 

だって、切りますからね。

 

世の中にはいろんな治療があるので、自分の顔に合わせて、いろいろ提案してくれるクリニックがいいと思いますよ。

その場合のメリットデメリットも含めての説明です。

最後は、やはり治療によって値段も効果が出るまでの時間が違いますから、その方の好みでかなり分かれます。

これ!っていう一つの提案だけよりも、比較も大切です。

一昨日にFacebookに上げた記事のコピペです。

 

以下、コピペです。

 

 

今世間はお盆休みですよね。

 

海外に行かれている方も多いと思います。

免税店も含めて、化粧品を買って帰る方も多いのではないでしょうか。

お土産としてもらう方も多いのではないでしょうか。

 

海外では買わないことともらっても使わないことですね。

 

それが一番安全。

 

ブログでも書いていますが、アトピー素因のある方は、そういうのは絶対使わないこと!

 

国産であっても、赤くなってる、湿疹が出てるなど、そういう異常があるところには使わないで下さい、とちゃんと書いてあります。

 

学会でも問題になってましたけどね。

化粧品のパッケージを読まないって。

好き勝手な使い方して、おかしくなって、文句を言う。

 

ちゃんと説明書通りに使えばなにも起こらなかったはずなのに、ということは往々にしてあります。

 

アトピーというか、皮膚炎起こして大変なことになっているのに、平気で化粧品塗りたくってる人、結構います…。

しかも、質の悪いものを何個も重ねて…。

 

良くなるものもなるわけないやろって当たり前なんですが、止めませんねー。

 

それでも塗っていいと保障はできないけど、同じ塗るなら、まだ刺激ないかも、という化粧品勧めても買うわけでなし…。

 

肌をなんとかしようとは思ってないのか?と思います。

 

 

そういうひとは、お決まりのステロイド漬けです。そういうクリニックに薬だけもらいに行くから。

 

アトピー素因がなくても、乾燥肌の方も含めて、肌に塗るものは慎重に。

思い込みも止めること。

 

製薬会社が作ってるから安心安全、ということもないですよ。

会社名なんて、それっぽく勝手につけられるわけですし。

 

ドラッグストアに行って、 すごいイチオシ!!みたいに派手派手しいポップと一緒に並んでいたら、とりあえず止めておくこと。

 

それは、ドラッグストアが儲けが大きいから売りたいだけです。

 

ホントに良い商品というのは、あまり卸値を下げないので、ドラッグストアの儲けは少ない。

なので、大体的に場所押さえてまでは売らない。

 

これはお店としては当たり前のことですから、自分が引っかからなければ良いですから話です。

「化粧品の安全性①」の続きです。

 

で、化粧品の安全性に関してですが、安全性を確認するのに、いろいろな実験が行われていて、その試験をして安全性が確認されたものが市場に出てきているはずです。本来は。

性善説で言うと。

 

欧米で、化粧品の動物実験が禁止され、そのあとに、日本で最初に動物実験を止めたのが、実は資生堂です。

自然派化粧品やオーガニック化粧品を使っている方は、資生堂を悪の手先、化学薬品の塊、そのせいで皮膚がダメになるんだ、みたいに思っておられる方がおられますが、最初に止めたのはなんと資生堂です。

 

それにならって、そのあと各社化粧品メーカーが動物実験を止めて、1989年より動物実験は各社の発表が正しいとすると実施されていないはずだそうです。

 

動物実験の代わりに、科学の進歩により、代替実験が行われ、資生堂に方に前気になることがあって、お聞きしましたが、そりゃあ、すごいテストをされていました。

 

ちなみに資生堂の化粧品には、いわゆるオーガニック化粧品や自然派化粧品のようなものはあまりほとんど入っていません。

それは、調べてみると、皮膚と人体にとって、皮膚から塗るには刺激があるから、使わない、という回答でした。

 

その時、ここまで調べているのか?!と驚愕でした。

それで、なんらかのアレルギーなり出たら、それはもうその人の個体の問題。だと思います。

(というか皮膚のバリア機能の状態や免疫力、ひいては、ようは栄養状態と普段のスキンケアの問題なので)

 

 

検査に、ものすごっくお金がかかります。時間も。

 

 

で、実際に、どんな検査があるのか、しているのか、というのを、実際されてきた先生が講演してくださいました。

 

 

多くの方が買っている、ネットや通販の怪しい、マイナーなところの化粧品会社が、私は常々安全テストなんてしているわけがない、と思っておりますが、

(規模からいっても無理でしょうし、外注で頼むと、ものすごくお金がかかります。HPなどのあやしさから言って、消費者の健康と安全を考えているとは、とうてい思えない。いかに、今、たくさん買わせるか?!という企業の思いがだだもれのサイトを見て、思えるはずがない。)

それで、お聞きしました。

 

「大手は別として、ネットや通販のあやしい小さい会社が、実際、今おっしゃったような検査をしているものでしょうか?」

 

大手ほどはやっていないだろうけど、一番簡単な(?)検査があって、それだけで済ませているところが実際多いかも。。

 

小さいところや大手でも予算があまりつかないところ(?)は、資生堂や花王が使っているから、化粧品の材料成分としては安全、というもとに、その材料を使うところが多いそうです。

(本当は、使うのであれば、自分たちでちゃんと調べなければならない。仕入れ先が変われば、成分も違う可能性もあります。)

 

今の法律で、全成分を表示さえすれば、極端な話、何をしてもいい、そうです。

企業の全責任に置いてやるから。

 

 

高機能性化粧品などの医薬部外品に関しては、今の動物実験なしで、代替法だけで検査して(大手であっても)、そのあと、いきなり人間でのテストですから、危ない、とおっしゃってました。

医薬部外品に関しては、動物実験がないと、ほんとに安全かどうかは確認が不十分だと。

(カネボウのロドデノールの白斑の問題とか。

動物実験があれば、あの被害は避けられたかもしれません。。)

 

 

で、倫理審査委員会の先生がおっしゃってましたが、化粧品などの安全性を審査して、承認する、ということをされているわけですが、多くのマイナーな企業が、

「処方成分すら出さない。どれは有効成分なのかもわからない。安全性の資料が全く出てこない。」とおっしゃってました。

 

あれは、検査なんか全然してないでしょうね。ともおっしゃってました。

 

 

動物実験反対!というのを、自分のところの商品の「売り」にしているメーカーってありますけど、日本の大手化粧品メーカーは、もう30年ほど前にとっくに止めているわけです。

今更、なにを。。という話で、全然「売り」でもなんでもない。

それよりも、他のちゃんと安全テストをしたのかどうか聴きたい。

あんだけ、食べ物エキスまぜまくりで、何が「お肌に優しい」だ?!といつも思います。

 

食べ物エキスだけでなく、科学薬品の成分であっても、刺激の多いものを平気でいれていたり、日本人にはダメだっちゅーねんっ!!て。

 

皆さんが化粧品で迷ったら、スタンダードにやはりせめて国産の、どこにも売っている、長いこと売っていて、多くの人が使っている化粧品からせめて選ぶのが一番被害は少ないのではないでしょうか。

国産だから、売れているから(売れているらしい、というだけで、ほんとにいい商品だから売れているのかどうかは別です)安心というわけでは決してないのですが、少なくとも、そういう時に海外のものやオーガニック・自然派化粧品は手を出さない!!絶対に!!

 

このブログをずっと読んでくださっている方は、ご存知のことですが。

今、情報格差がものすごいです。

たくさんの情報からどれだめ取捨選択できるかで、どれだけ企業の広告宣伝に乗せられることなく、自分で、自分にとっていいものを選び取れるか、まさにサバイバルですね。

 

情報を一方的に鵜呑みにせず、心地いいいキャッチコピーは疑ってかかると、おのずから、怪しいものにはひっかかりにくくなるんですけどね。。

高機能化粧品に、過大に期待すること自体が、ひっかかりやすくなります。

化粧品にそこまで期待はしない。

医療ではないのですから。

 

 

 

 

 

 

先日の美容皮膚科学会で、ほとんどがレーザーなどの機器を使った治療や注入剤を使った治療の話が大半でした。

まあ、美容皮膚科学会ですから、それはそうだと思います。

そういう意味では、美容医療で使う機器の話をこれほど聴ける学会もないのかもしれません。

私も美容医療の機器は好きですし、自分にもやりますが、栄養状態が悪いのに、特に強い治療をやるというのは、副作用が強く出るリスクが高いので、あまり興味がありません。

侵襲性はそれほどなく、あまり生体の恒常性を邪魔しすぎない美容医療が好きです。

取り返しがつきやすいものというか。

それでもちゃんと効果が出ますし、安全を最優先でやりたいです。

 

今年は、スキンケア関係の話が全然なくて。。

毎年こんなんだったかな。。というくらい。。

 

スポンサーの問題もあるのもかもしれませんが。

 

一番期待していたのが

教育講演の「化粧品から機能性化粧品へ  -安全性と効能評価の為の倫理的課題」というものでした。

 

講演が始まってすぐに座長の先生から、

「本来、こういう講演は、美容皮膚科学会でやるものではないんですが、倫理審査委員会をずっとされている先生がいらっしゃって、こういう機会を借りてぜひ知ってもらいと思って、・・・」云々、おっしゃってまして。

私は逆にびっくりです!

美容皮膚科学会でやらなきゃ、どこでやる?! 皮膚科学会ってこと・・?

(基本、皮膚科学会で、美容の話は、スポンサードセミナーでなければされません。そのために美容皮膚科学会を作って分けられたので。

皮膚科学会で化粧品の話が出ても、保湿剤や日焼け止めで、あくまでも皮膚の健康のため、アトピーや敏感肌の方が使えるように、というための話だったり、レーザー治療に関しては保険が通るものだけの演題です。)

 

まあ、してくださってなにより。

とても嬉しくて楽しみにしていました。

 

でも、おそくら聴いているのは、ドクターはとても少ないかも。。。

各化粧品メーカーや企業の開発担当者のほうが多いのでは。。?と思ってしまうくらい。。

 

 

で、実際の講演ですが、化粧品が規制緩和の影響か、機能拡大して、いわゆる高機能化粧品がどんどん出てきて、皮膚トラブルがとても増えています。

 

皮膚トラブルに大して、ず~っとパッチテストを実施されて、多くの患者さんを診てこられている先生のご講演で、やはり、海外の化粧品、オーガニック化粧品の見直しをかなりおっしゃってました。

 

海外のものや国産でもオーガニック・自然派化粧品と言われるものに、かなりの確率で、食べ物や口にするもののエキスが入っています。

今や、というかかなり前から、皮膚科学、皮膚医学では、「食べ物は皮膚に塗らない」という常識(日本だけじゃないですよ。先進国では当たり前ですよ)が、そういうメーカーは知らないのか無視しているのかわかりませんが、今も作り続け、販売もされている。。

 

もちろん、海外のものは、添加物の問題があります。

日本では認可はされているけど、あまり日本のメーカーは使わないものだけど、海外のメーカーは当たり前に使っているとか。。

こういうのは山ほどあります。

まして、現地土産とか個人輸入となると、野放しです。

日本では認可されていない成分も平気で入っています。

欧米人は大丈夫でも、日本人はダメ、という成分もあります。

 

ちなみに、皆さんが使っているシャンプーで、

「イソチアゾリン」という成分が入っていたら、今すぐ止めましょう。

これは結構な確率でパッチテストで陽性(刺激が多いということ)になるそうです。

 

これが入っている有名なシャンプーがあって、ボディソープや石けんもそうですが、パッチテストをしなくても、これらのメーカーのをアトピーやアトピーの気がある方が使うと、てきめん、皮膚がかゆくなります。

ひどい場合は、湿疹皮膚炎が出ることも。

そのせいで出ているのか、掻いて出たのか、もう見分けがつかないくらいの時も。

商品名聴いただけで、即刻止めるように言っています。

 

これらの問題も成分が入っているのを止めてもらうだけで、ステロイドを使うこともなく、自然に、しかも短期間で治ることもあります。

だって、原因は、それだから。

(実際は。その添加物だけではないんでしょうけど。)

 

 

アトピーの方は、体に(基本、全身)石けんは使わないように言います。

特に、体で使う必要はありません。よほどの時以外。

どうしても使いたいなら、安全性が証明されているもので、部分洗いなら、です。許可するのは。

 

で、やはりアトピー素因のある方は、いろんなものに負けやすく、金属アレルギーも起こりやすいし、ヘアカラーとかそうですが、なんでもなりやすく、ひどくなりやすい。

 

エステで使われる化粧品も、海外のものやオーガニックのものが多い。

無知でしかないですね。

そういうのがいいと、何の根拠もなく、なんかイメージ、ってやつで思いこんでいる。

非常~に危ない。

そういうものを、下手したら、全身に塗られるわけです。

スクラブした後や、ゴシゴシ擦った後に塗られることもあるわけです。。。

 

ナノテクノロジー化粧品についても、安全性の保障はない、と言われてました。

そりゃあそうでしょう。

ナノの化粧品なんて、自然界に存在しないものですから、皮膚に塗ることの、浸透することへの本当の影響は?

それがバンバンと市場に出回り、今では、食器洗い洗剤としても当たり前のようにスーパーで売られていますよね。

あんなの、まず、皮膚につけていいの?! そもそも、下水に流していいの?!と思います。

 

下水に流す場合、生態系にどんな影響が出るのかってわかんないですよね。

すぐには影響が出なくても、何年、何十年、となると、安全性なんて、どうやって検査しているの?と素直な疑問です。

 

それを言いだすと、洗濯洗剤の50倍抗菌とかもそうですけど。

その抗菌剤まみれの衣類を、自分の肌に直接つくことに、なんの不安もないんだな、ということにびっくりです。

 

 

一体、何をもって「安全」とメーカーは言うんでしょう。

浸透性はいいのかもしれませんが、安全性はどうやって確かめのか?

 

 

→続く。長くなったので、わけます。