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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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facebookのコピペですが、ちょっと付け足しです。

また詳しく書きます。

 

以下の件ですが、アトピー協会に連絡しました。

早速お返事をいただき、法人企業には、その登録会員マークを使わないように言っているそうです。

企業に連絡しますとのことでした。

よかったです。

少しは、被害者が減りますかね。

こういう悪徳企業は、次から次へと出てくるので、消費者が相手にしないのが、滅びるコツなんですが。。。

 

 

以下、コピペです。

 

 

アトピー協会と言うところがありまして、民間の組織団体で、アトピーの方に、情報発信されたり、協会推奨の認定マークがあり、協会がどういう基準でそれを決めているのかは知りません。
どこまで学会が関与しているのかも知りませんが、私の知る限りは、怪しい団体ではないと思っています。
昔大問題になった「アトピービジネス」(アトピーで悩んでいる方の弱みにつけこんで、なんのこんきょもないもの、害のあるものなどを高額に売りつける輩が横行して、学会が真っ向から戦ってました。そのおかげで以前よりは落ちつきましたが、なくなったわけではない。ネット普及で、ますます把握しにくくなったという感じでしょうか。)
をしているようなところではないと(多分)思います。

そこの協会推奨マークがあるんですが、私が今までで見たのは、塩素除去のシャワーヘッド(以前に紹介したやつ)とガーゼタオルです。
この推奨マークをもらうのに(審査はもちろんされているはずですが)いくらかかるのかは知りません。
そういうお金が協会の活動費になったりもします。

初診の肌荒れ相談の方の場合、使っている化粧品は、全部先に聞いておいて調べるんですが、その中に、「水だけの化粧水」(正式名称は違います)とか、ワセリンになんか混ぜてるとか、なんじゃそりゃあ?と調べました。

まあよくある怪しい化粧品売っているサイトそのもので、何の科学的根拠もなく、良いんですよ!!と一方的に言っているだけ。
まあよくある話です。

そしたら、このアトピー協会のマークがあります!

何を根拠に認定してるわけ?!とよく見たら、アトピー協会推奨マークではなく、アトピー協会登録会員のマークでした。

医者でない場合、学会でもありますが、賛助会員と言って、寄付金など払ったり、会費が高かったりとしますが、そうすれば企業が加入できます。
審査基準がどうなっているのか知りませんが、協会の趣旨に賛同することが条件で、「賛同します」とサインしてお金を払えば会員です。

悪いことではないですが、会員だからどうこうの問題でもないし、会員だから良心的な企業ではありません。
お金さえ払って、こういうのにたかる連中というのはどこにでもいます。

そこがどういう企業か知りませんが、登録会員だというどうでもいいことを、商品のページにわざわざ載せて、消費者にあたかもアトピー協会が推薦してるかのような宣伝をするような企業にろくなところはありません。
推奨マークをのせるならわかりますが、登録会員なんて、ホントにどうでもいい。
最初からそれがやりたくて、会員になったんだろうと思っちゃいますね。

やっすいやっすい原価のものを、あたかも素晴らしい科学の結晶のようにうたって、高額に売る。
アトピービジネスでないとは言えないのでは?

これを野放しにしている協会にも問題があると思います。
把握していないだけかもしれませんが。

またネットで買ったのかと思っていたら、患者さんは、雑貨店みたいなところで買ったそうです。
有名な雑貨店なので、店頭にあったら、信じちゃいますよね。
店の人が、おすすめ!!とかPOP書いてたら、バカか共犯でしょう。

こういうのを置くお店も悪い。
確認して置いてほしいものです。

9月キャンペーンのお知らせを「お知らせ」にアップしました。

よろしければ、そちらもご覧ください。

 

もう夏が終わり、秋が忍び寄ってきているのがわかりますね。

朝晩めっきり冷え込んできました。湿度も少し低い時が出てきましたね。

でも、紫外線はまだまだ強いです。9月中は、夏と同じくらいに思ったほうがいいです。日が暮れるのはかなり早くなりましたが。。

日中の寒暖差が大きいので、秋は秋で、季節の変わり目は、お肌にとってもまた過酷な季節です。

夏に受けたダメージが残っているまま、秋~冬へ突入となると、乾燥ジワなど一気に増えますね。

 

そこで保湿化粧品の10%オフキャンペーンです。

ナビジョンの適応は、セットでのご購入のみとさせていただきます。

ドゥーエやアトピコは、単品でも割引です。

 

そして、春もそうですが、こういう季節には、イオン導入をちょっと足してあげるのが私流におススメです。

 

ただし、たかがイオン導入でも、何を入れるのか、やり方もそうですが、ほんとに全くの別物になりますから、どこのどんなイオン導入でもおススメなわけはないですよ。念のため言っておきます。

根本的に顔のことは、間違ったスキンケアをしていると、どんなにいいことをしても効きませんから、まずはスキンケアが先決です。

 

 

乾燥に伴って、シワも目立ってくる季節になりました。

シワ対策用化粧品がキャンペーン対象です。

お使いのものが対象かどうかは、ご予約の時にお聴きください。

 

そして、秋は抜け毛のシーズンですから、ヘアケア・育毛関連化粧品の割引です。

正しいヘアケアがあってこその、育毛化粧品ですよね。

栄養療法やサプリメントのキャンペーンは、内緒ですので、ご予約を取られた時にお聴きください。

キャンペーンだけ教えてほしいというお電話してこられても、ご予約時に申し上げますので、ご了承ください。

 

あとは、キャンペーンではないですが、この季節、お肌のためにも、ビタミン点滴はおススメです。

いろいろ代謝アップしておかれると、体調としてもとても楽です。

ビタミンCは、2g、もしくは、6gです。

他に入っている内容もちょっとずつ違いますので、気になる方は、どうぞお問い合わせくださいませ。

 

他のキャンペーンは、なにか思いつたら足すかもしれません。

 

 

 

 

 

肝斑の治療なんて、散々書いてきたことなので最近は書いていませんでしたが、まだまだ世の中周知されていないんだなと思ったので、また書いておきます。

 

クリニックにかかってくる電話で、「シミに○○してほしいんですけど。」とレーザー名を名指しで電話してくる人って結構います。

 

まあ確かに、シミには、○○みたいに、世の中には雑誌など機械の名前が載っていたりします。

うちのホームページにも載っていますね。

でも、ベースに肝斑というシミがあったら、そのシミの部分だけに強い治療はやりません。

まあ、悪化しますから。

運よく悪化しなかったとしても、ロシアンルーレットみたいなもので、たまたま運が良かっただけ。

次も大丈夫とは限らない。

1回目がうまくいけば、患者さんは2回目もやってやってと言いますから(そらそうだ)、その後から、スキンケアがどうのこうの、日焼け止めがどうのこうの、次は悪化するかもしれないと言ったところで、聞いちゃあいません。

それなら最初に徹底して注意事項言っとかないと。

 

仮に言ったとしても、誰も悪化するとは思っていないから受けるわけで、悪化したら、説明していようが同意書取っていようが関係ないです。

「そんなの聞いていません!」となります。それを言うか言わないかだけの違い。

なので、うちでは、肝斑がある、可能性があるところに、シミのピンポイントの治療はしません。

(よほど理解が良くて、信頼関係のできている方で、悪化するかしれないことを覚悟の上であれば、あてること自体はダメではないと思います。まあうちではやりませんが。。)

 

肝斑の治療は、一にも二にもスキンケアです。三、四もスキンケア、五にも六にもスキンケアです。

(私の考える正しいスキンケアとは、私の拙著「きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい」にすべて載っています。ご参考までに。とてもわかりやすく、必要なことはすべて書きました。あとは、実践あるのみ。どこまでやるのか、できるのかにかかっています。)

 

ただ、スキンケアだけで良くなるのに時間がかかるので、その途中でいやになってあきらめる方もいるので、クリニック専売品の美白剤も使いますし、スキンケアをちゃんとやるのであれば、フォト(ライムライト)を使っての治療もやります。

フォトを使わずに、別のレーザーを使うこともあります。これは、肌の状態によって全然違います。

 

やっぱりね、美容医療のいいところって、お金払った分、ちょっと良くなるんですよ。

それを励みに、もっとスキンケアも頑張れば、早くきつい治療もできるし、しかも副作用も少なくできるから頑張ってスキンケアやってくださいね!とはい!頑張ります!!

となればいいんですが。。。

 

中には、スキンケアやらなくても、たった1回でこんだけ良くなるんだったら、もっとお金かければもっとよくなるんじゃない?!もっと強い治療をやれば、さらに良くなるんじゃない?!とあらぬ方向に行ってしまう他力本願系の方もいます。。

 

なまじ1回で良くなるから、そういう期待をさせてしまうわけで、良くならないほうがいいのか?と思ったりしますが、それは本末転倒ですから、やる前に、こんこんと説しますが、こういう方にはどこまで届いてんだか。。

 

最初は良くてもも、そのうち数回くらいで頭打ちです。

(回数は個人差がありますが9

だって、スキンケア全然やらないんだから、良くなるわけがないです。

最初があまりにもひどすぎるので、世間並のところまでお金と美容医療の科学の力で、引っ張り上げれただけの話。

そこからが本当の勝負なわけです。

なので、スキンケアをやっていない時間がもったいなさすぎて!!

 

先日もそんな電話がかかってきて、絶対にやってほしい!と言われるので、これはシミ治療希望で、レーザー名など名指しで言われる方全員にお伝えしていますが、

「もし肝斑があったら、話が変わってきますので、ホームページの肝斑のところも先に読んでおかれてください。」

そしたら、当日のカウンセがスムーズにいきやすいです。

(だいたい肝斑、もしくは肝斑の可能性がほとんどある。)

 

ところが、先日そうお伝えしたら、

「肝斑はトーニングでしょ?私トーニングしたいわけじゃないから。他でいろいろやっているので、わかっています。」

 

。。。わかってないっ!!

ぜ~んぜんわかってないですっ!!

今時、肝斑に、いきなりトーニングって。。。

 

そもそもトーニングの治療が出てきた時から、賛否両論があり、賛成派であっても、スキンケアの徹底と内服薬(トラネキサム酸など)などは必須で、それで数か月ほど様子を診て、それでもダメなら、レーザー―トーニングというのはセオリーです。

(それでもうちでは、トーニングを肝斑の治療としては使いませんね~。リスク高いから。)

学会でも副作用合併症などが問題になって、肝斑の治療のファーストチョイスでは全くありません。

 

肝斑治療=レーザートーニング なんて言っているのは、学会にも来ないような悪徳クリニックだけかもしれません。

初回¥9900みたいな。あるいはそれ以下とか。。(!) まあ、安売りクリニックのことが多いです。

スキンケアどころか薬の話もしないし、リスクの話もしない。

でも、お金は巻き上げる。もらった以上、やっているふりはする。

悪化したらめんどくさいから、とりあえず、一番弱いのでやっておく。

回数がいることを言って、コースを買わせる。

 

おきまりのパターンです。

(逆に、わけわからん設定で当てられて、ちょっとやそっとでは治らないくらいの合併症というか後遺症に悩まされている方もいます)

 

もうちょっとシミの治療も冷静になってほしいなと思います。

日焼け止めも塗らずにやれって、一体どうしろと?!と思いますが、強い治療はそうそうできません。

スキンケアの賜物なのが、今の自分の肌です。

お肌はどうですか? ちゃんと働いてくれていますか?

 

スキンケアだけでは足りなくて、ここでも栄養状態が絡んできます。栄養状態が良ければ、肝斑のひどいのにはならないのかもしれませんが。。。

 

うちでは、トラネキサム酸の内服を出すこともめっきり減りました。

肝斑治療の中でも一部の方のみです。

栄養療法されている方にはまず出しません。いらない薬ですから。

でも、皆が皆、栄養療法されるわけではないので、そういう場合は仕方ないので出します。

それでも他に手段があれが、ぎりぎりまで出さないですね。

出しても短期とか。。

 

早く気づいていただきたいものです。

良くなるのは、肝斑だけじゃいんですけどね。しわもたるみも体調も、いろんなことが変化があります。

しかもいい方に。

早い者勝ちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Facebookに書いたこぴぺです。

facebookは流れてしまうので、こちらにも載せておきます。

 

 

無添加石けんが昔のことを思えばかなり広まってきたんだなあと思います。
朝ならぬるま湯洗顔も。

 

初診の患者さんの中には、無添加石けん洗顔にしてたのに、肌が乾燥するからと皮膚科に行ったら、無添加石けんはきついから止めるように言われ、何を使ったらいいのかわからなくて、前に使っていたクレンジングと洗顔フォームのW洗顔に戻したら、余計にドンドンヒドくなった…という方が増えてきました。

 

無添加石けんはアルカリ性で、皮膚は弱酸性ですから、汚れも良く落ちるし、脱脂力もあります。
なので、ファンデ塗ろうがウオータープルーフの日焼け止めであろうが、石けんだけで洗顔を勧めているんです。
洗浄力が高いのに一番害がないですし、しかも安いし、どこでも売ってる。

 

ブログでも本でも書いていますが、ファンデや日焼け止めも落とすくらいに洗浄力高いわけなので、皮膚のバリア機能が落ちている方(そういう方は、皮膚の保湿も追いついていない。皮膚への攻撃を続けていたり、直すだけの栄養が足りない)が使うと、乾燥する、しみる、バリバリになる、などなど出てしまうわけです。

 

皮膚科医が、診察の上で無添加石けんを止めるように言うのは、よくわかります。
乾燥で困って皮膚科に来るくらいなわけですから、バリア機能は破綻していることが多いでしょう。

 

でもね、止めさすなら、別のものを教えないと、患者さんにどうしろと?

 

止めさせて、また市販の安物の合成界面活性剤のW洗顔野放しって、なんのために止めさせとんねん。ひどなってるやないか?

皮膚科医の敵は皮膚科医だった

というお話。

 

本でもブログでも、そういう人は大島椿の椿油を使うように書いていますが、試さない人もいます。
言ってみたら、皮脂膜の代わりもしてくれてるわけです。

 

知ってるけど買わない…。
その間に、ますます肌はバリバリになる…。

 

で、この7年以上の間に、椿油と無添加石けん洗顔でまだヒリヒリすると言われたのは二人だけです。
かなり栄養欠損のヒドい方でした。

 

こういう場合は、無添加石けんを使わずに、値段は上がりますが、他の洗顔料に変えます。
その方の肌の状態とメイクの濃さによっても違います。
(だから診察が必要)

 

無添加石けん止めさすなら、そこまでしろ!!と思います。

 

また、バリバリの原因は、皮膚の触り方、他に使っている化粧品、もちろん栄養状態が関係しているので石けんだけの問題じゃあない。
石けんだけ目の敵にされるんですよね~。

 

他のクリニックで、無添加石けん止めさせられて、そこは違うシリーズを一式勧められ、全部買ってシリーズで使って、余計にヒドくなったという方もいます…。

 

なんでこのシリーズ?!(゜Д゜;)
ひどなんの当たり前やん?!(-_-;)
というのもあれば、

 

あー、これねー。メーカーが宣伝しているほど、中身良くないんですよね。
(一時期使ってみて、あーあーという経験あり。値段と中身も合ってないし、そこまで肌にも優しくないなどなど)

 

そこの先生はそれ好きなんでしょうけど…、バリア機能破綻してる人に一式買わさんでも様子診たら?とは思います。
それで良くなる人もいるから、使っておられるんでしょうけど…。
皮膚科医なんだから、もうちょっとちゃんとしたものを取り扱って欲しいなと思います。

 

自己流でダメなときは、専門クリニックを受診ですが、皮膚科だからと過信しないこと!

 

何でも合う合わないがあるから、これ合わないかもと言ったときに(ちゃんと再診して診てもらう)、次どうするかです。

それがどう合わないのか、使い方が悪いこともたくさんあります。
品物が悪いんじゃなくて悪いのはあなたの触り方!とか。

 

ちゃんと触ってるけど合わない、というか足りないなら、他のものも考えないといけません。

 

で、根本的に栄養欠損がひどいと化粧品や薬でどうこうなるものではないです。

オーソモレキュラー療法がいります。

とても嬉しいことがあったので、ご報告します。

 

遠方の方からお手紙をいただきました。

IMG_20170803_234835

とても丁寧な字で、一字一字、気持ちを込めて書いてくださったのがとてもよくわかるお手紙でした。

手紙を書いてくださるだけでも、結構な時間を取ったでしょうね。。

ありがとうございます!!

 

10年以上ずっとアゴからコメカミにかけて、フェイスラインとニキビやニキビ跡に悩んでいて、ひどい時は首までできていたそうです。

いつも膿んでいて、メイクものらず、髪の毛で隠して悪化して、再発悪化を繰り返して、皮膚科に受診しても治らず、強い薬でニキビ以外のお肌も荒れちゃって、止めてしまって。。

ネットやテレビの情報で、高い化粧品を買ったり、せっせと化粧品を塗ったり。。でも効果もなく。。

 

そんなときに私のブログをたまたま読まれて、衝撃を受けられ、すぐにクレンジングを止めて石けん洗顔にして、最低限の保湿にしたら、1か月もしないうちに、ニキビが全くなくなったそうです!!

30歳~30代前半の女性かなと思いましたが、高校卒業以来、一つもニキビや肌荒れがない時がなかったそうで、その時の嬉しさを伝えてくださいました。

ひどかったニキビ跡もかなり薄くなられたそうです。

肌がずっとコンプレックスだったのが、今では堂々と顔を出して人に会えます。とお礼の気持ちを書いて送ってくださいました。

 

文面からも、本当に嬉しい気持ちがとてもとても伝わって、そのまま載せるのは許可をいただいていませんので、経過を書かせていただきましたが、この方の嬉しさが皆さんに伝わったのか、私のつたない文章で申し訳ないです。

 

本当に良かったですね!!

手紙を読んで、とても胸が熱くなりました。

ひどかった時の経過や、良くなって喜ばれている時のお顔を目に浮かぶくらい、とても気持ちが伝わりましたよ!!

こちらこそ、ありがとうございます!!

 

この方のように、多分最初はちょっとしたささいなことがきっかけで、その後、ネットやテレビ・雑誌などの情報に振り回され、皮膚科に行っても処方される薬は保険の場合は大体似たり寄ったりで(保険で通るものが決まっていますから)、自費の美容クリニックに行っても、ちゃんと診てくれるところは少なく。。。

これも書かれてましたが海外のきつい薬を出されたり、その他よくあるのが、ピーリングやイオン導入をガンガンさせられたり。。

ピーリングもイオン導入もダメではないんですが。。肌の診察もせずに、ナースやエステティシャンまかせのお金さえもらえれば、後はどうでもいい、治らなくても、そんなの知らない、というクリニックもあります。

ちゃんと診てもらった上で、ピーリングやイオン導入が必要、と判断されたのであればいいんですが。。

 

クレンジングを止めて、純石けんと最低限の保湿だけで治って本当の良かったですね!

 

この方のように、たったこれだけで、お肌が見違えるようになる方も結構いらっしゃいます。

悪循環のポイントが、ほんとに使っていた化粧品や触りすぎが原因のこともあるし、ひとつひとつは大したことなくても、たくさん積み重なったり、相乗効果で悪くなっていることもあります。

 

でも、これだけで良くなられたのは、基本の栄養は、そこそこいけていらっしゃったんでしょうね。

良かったです~。

 

栄養が全然行けていない方だと、まず純石けん洗顔についていけない方もいます。

今まで、甘やかし放題の、しかも麻薬なみの化粧品で、もう薬漬けみたいに何が何だかわからなくなってしまっているようなお肌だと、こうはなかなかいきません。

栄養のサポートがある程度はないと、綺麗に修復されていかないんですよね。

 

また、素直に、今までのものを断ち切って、切り替えることができたのも、素晴らしいです!!

これがなかなかできない方も多いです。。

石けん洗顔やってみたけど、すぐあきらめて、元に戻した。。という方が多い。。

 

いつも若いお譲さん方を診ていて思うのが、女性の人生で、一番「いい」時ですよね。

やりたいことがたくさんあって、「若さ」っていうのは、その時だけで、お金で買えるものではないし、40代50代以上なら、肌が荒れていてもいいのかというわけではありませんが、20代30代の一番いい時に、本来なら何もしなくても輝いているようなお肌のはずが、輝くどころかトラブル満載。。。

いわゆる「娘さん」時代を、一番輝いて、キラキラ✨して過ごしてほしいと思っています。

 

放っておいても若さゆえ、結構無頓着してもわりと肌は綺麗、というのが、本来の20代30代なんですが、その一番いい時を、暗く、コンプレックスを抱えて、人目を気にして生きていく、なんて、もう涙が出ます。

 

本当に、一人でも多くの女性に(最近は男性もお手入れやりすぎの方が増えて、男性の肌トラブルも多い。。。)、正しいスキンケア、シンプル イズ ベスト!の肉食美肌を知ってほしいです。

その上で、いろいろ試すことがダメとは言いません。

いろいろやってみないとわからないこともあるので、できれば、どんどんいらないものをそぎ落としての引き算がいいと思いますが(化粧品に関しては)、お肌が強ければ少々のことはへっちゃらだったりもします。

(だからって、触りすぎはよくない。いずれ、ドバーッとツケを払う日がやってきます。。。)

 

若い人なんて、ほんとは肌が綺麗なはずですから、それを生かして、邪魔はせずに、メンテナンスをしてほしいと願わずにいられません。

 

今日も来られていた患者さんで思いましたが、何があんなに憎いのか?!というくらい、自分の顔を擦り倒しますよね。ぐおおお==っ!!!って感じで。。

一体、どうしたいのか。。

(本人は、擦っているつもりもないし、ごく当たり前と思っていることも多い。でないと、汚れや化粧品が落ちないでしょ?洗うなってこと?となることも。。。)

そこまで考え方が合わないと、洗顔は注意だけで直るものではないです。。マンツーマンで、手指持って、洗顔させる、というスキンケア指導やスキンケア講習並みのことから教えないと(教えても)、なかなか直らない。。

 

本当にブログ読んだだけで(私の本でもいいです)、パッと理解されて、しかもすぐに実行に移されて、ちょっと悪循環にはまっているだけだったんですね!!

お肌が綺麗になったのは、もともとの体とお肌の持っていた力で、綺麗にしてくれたのは、この方の体と栄養です。

私のブログ等は、戻るスイッチを押す手助けをしただけです。

 

もしかしたら、本も買って読んでくださったかもしれませんが、スキンケアだけではなく、食事も頑張って栄養もさらに足してあげるとこれからますます綺麗になっていきますよ~!!

そして、私も元気をたくさんいただきました!!

感謝いたします!!

 

 

 

前にもブログで書きましたが、資生堂の市販で買える純粋レチノール(エリクシールから、6月21日発売されたやつ)、医薬部外品として、効能認可を取ったものです。

 

IMG_20170729_232135 資料が暗くなってしまいました。。詳しくは、資生堂のHPをご覧ください。

_20170729_232237  サンプルくださいました。

今回の学会発表で、このエリクシールでの実験データの結果を発表されてました。

とても綺麗なデータです。写真も素晴らしい!(写真で違いがわかるというのは、生で見ると、もっと違いがわかるということです。)

エリクシールは、ようは市販なので、誰でも買えるということです。

それでここまではスゴイですね~。

 

私の知る限り、おそらく市販のシワ用化粧品では、これが一番かな。

ここまでちゃんとデータを出しているのって。科学者の集まりですから(笑)。科学の結晶ですね。

 

化粧品の商品は別としても、やはりシワに効くのは、市販では、一番はレチノールだと思います。

この辺は、科学者なら、結構認める事実だと思いますよ。

 

ただ、純粋なレチノールを商品化できるのか、という問題と、容器などもとても大事で、酸化してしまっては、レチノールもくそもありません。効果は出ません。

市販のいろんな化粧品で、レチノールが裏の成分表見たら入っているものって、わりとあったりしますが、この容器、こりゃダメだ。。というものが大半。。。

 

笑っちゃうのが、なんかオーガニック化粧品や自然派化粧品、漢方化粧品、と言っておいて、いかにも自然のものでとても効果が出るようにしてます!天然植物エキス配合!だから効く!(効くわけありませんが)、とかなんとか散々書いておいて、成分表に、「レチノール」と平気で書いてあることです。

で、そんなことは、どこにも宣伝されていなくて、効いているのは、天然エキスでもなんでもなくて、わずかなレチノールやんっ!という、ツッコみどころ満載な化粧品って、結構あります。

そういうのをお持ちの方は、裏の成分表確認してみてください。

結構ツルツルになる、しっとりする、などと思っている自然派化粧品っぽいのは、平気で入っているもの多数。

でも残念なことに容器が無茶苦茶なので、レチノール酸化しまくり。。。

 

で、エリクシールは市販ですが、クリニック専売品は、もっと濃いです。なので、効果はさらに全然違います。

その分、副作用というか、レチノイド反応(赤くなったり、乾燥したり、皮がめくれたり、ひりひりしたりなど)が出ます。

どこまでの反応が出るのかは、人によって違います。

 

いきなり、本当の高濃度(クリニック用のでね)をつけたら、誰でも出ますが、大勢の人は出ないんだけど。。という濃度で出たら、それは、あなたの栄養失調です。

お肌のビタミンAが足りないから、濃いのが入ってきて、細胞びっくりしたんです。

メーカーにクレームを付けるまえに(かぶれた!とかね)、あなたの栄養状態を見直しましょう。

 

漢方化粧品に入っていて、知らずに使っていた患者さんが、顔が真っ赤になって、ガサガサに皮がめくれた!と初診でおっしゃっていたことがあり、完全にレチノイド反応でした。

市販のひどいのは、というか大半? 安全テストとかなんにもしてないのにもありますし、すぐに効かなくなるから(容器が悪くて酸化するから)最初から、濃い?のを入れているのかもしれません。

無農薬野菜の宅配だったか、そういうセットに一緒に入っていた漢方化粧品のチラシだったので、信用して買ったそうです。。。

漢方の自然派化粧品だと思っていたら、無茶苦茶ケミカルでした!という話。。。

(ケミカルが悪いわけではありません。自然派化粧品のほうが、経皮感作というアレルギーの問題を無視している、というか知らない会社が多い。ま、知っていたら、そんな化粧品ばんばん作れませんけどね。テストにお金かかって仕方がないから。)

 

 

ちなみに私が使っているのは、医療用のレチノールです。

なので皆さんが買える市販のとは全然違います。

レチノールならなんでもいいでしょ、とまた質の悪いレチノールを買わないように。

下手したら、かぶれるだけですよ。効果ないか。

効けば効くほど、危ないので、医師の診察と説明が必要です。だから、クリニック専売品なんです。

 

で、レチノール使うくせに、日焼け止めを塗らない、というのは、論外の話です。

朝塗る場合は、紫外線カット(ちゃんと日焼け止めを塗ること)は当たり前ですよ。

守らない人は、レチノール使っちゃダメですよ。余計にかぶれますよ。

今朝フェイスブックに載せたコピペです。

昨日の続きです。

 

スクラップ &ビルト

壊すだけでもダメ。
古いのは壊さずに新しく作るだけ、というのはなかなか難しいのと、古いのも自然に壊れるレベルくらいには壊していかないと、古いのは邪魔でしょう。元気な若者に混じって、お年寄りがよれよれになりながら、仕事してたら周りも気を使いますよね?
仕事のペースもあわせてあげないといけないし。
若い人たちの仕事の量やスペードに付いていけないなら、引退してもらった方が仕事の効率は上がりますね。
人間の社会であれば適材適所で、お年寄りのスピードでもいい仕事があってみのんびり無理せずやってくれたらいいですよ~となりますが、これ、自分の体の細胞だったらどうします?
若くて元気な細胞にバリバリと働いて欲しくないですか?

あそこの調子が悪いから、ちょっとぱっと行って治してきて、とお願いしても、私も調子悪くてねぇ~
すぐには動かれないよ、最近膝も悪くて腕もそんなに上げられないんだよ、と細胞に言われたら?
いつ治るのかわかんないですよね。

だから、体は、スクラップ&ビルトで、常にドンドン更新しているんです。

でも、材料ないとね。
新しいコラーゲンは作れません。

筋トレもそうですよ。
材料入れてないのにやっても、筋細胞破壊してるだけで、筋肉つきませんよ。
かと言って、市販のプロテイン飲んでも、消化吸収できないと意味ないし、消化吸収できても、そのプロテインの中身はタンパク合成してくれる組成に果たしてなってますか?
(患者さんが飲んでる、市販のプロテイン、有名どころも含めて、ちゃんとそこまで考えて作ってあったのは見たことがないです。ただの一度も…。)

壊すだけでもダメ。
作るだけでもダメ。
壊さないのはもっとダメ?
(作らないなら、せめて壊さない方がまし、ですね。究極の選択ですが、最後の手段って感じで、これを、うまく機能しているとは言えない)

うまく働くように、体に任せるのが一番楽ちんです。
ホントにうまくやってくれます。
そのために、材料入れてあげましょう!

すみません、今日もフェイスブックのコピペです。

もう、すご~く眠いっ!!

(昨日遅かったから)

 

お知らせひとつあります。

 

クリニックの電話がかなり繋がりにくいことがございます。

ご予約の方は、留守番電話にメッセージをお残しくださいませ。折り返しお電話させていただきます。

土曜日の保険診療の当日ご予約は、かなり厳しい状況ですので、ご了承くださいませ。
(予約できる日もありますが、かなり厳しいことが多いです)

 

初診の方再診の方に限らずですが、例えば私が、資生堂を誉めたから、資生堂の商品全てを私が勧めているわけではないですよ。

アネッサのセンシティブスキン用を誉めたからって、アネッサの他のものは一切話にも上げてないでしょう。

ナビジョンをうちで取り扱っているからって、ナビジョンの全商品が私と考え方が同じではないので、すべての商品を取り扱っているわけでもないし、むしろ他院で買って使っている(ウチでは扱っていない)ものは、一旦止めてもらうことが多いです(肌ボロボロになってるから)

市販で売られているものは、全て買った人の責任です。
自分で説明書も読んで(当たり前ですが)、使い方も適応もわかって使う。
そうしなかった場合、全部自分に返ってくる。

クリニック専売化粧品は、それなりの効果が出るものがあります。
効果が出ると言うことは副作用も何かしらあることが多いです。
だから、診察の上、選んでもらわないといけないし、もちろん適応のない方もいるし(適応ないのに使うと悪化することも)、使い方、副作用含めて説明も受けなきゃいけないし、なにかしらあったら診てもらわないといけないし。
そこまでするからこその、クリニック専売化粧品です。
だからこそ効果が出るわけです。

化粧品の名前だけ覚えて、買えるところ探したって、何の意味もない。

他院で、何の説明も受けず、クリニック専売化粧品だけ買って使って、ひどい目に遭ってる方は大勢来られます。
わけわからんまま買わされた方も多いですが(こういう方は逆に高機能化粧品を使うのがイヤになってしまわれることもあります)、自分で名指しで買った方もいます。
「買ってるだけですから」と言われますが、それがおかしいとも思わないわけです。

本来診てもらってから購入すべき化粧品を、そうやってズルして買ったり、診察なしで売るようなクリニックに関わるから、いつまで経っても肌がボロボロなんですよ。

他力本願を止めない限り、そこからは上がって来られません。
そういう人に限って、私の本にも書いている基本を全然やってません…。
そんな高い化粧品を買う前に、やるべきことがたくさんあるし、やったら、人によったら高い化粧品は要らなくなります。
使ってもよく効くし、副作用も減ります。

美肌は自分の日々の努力です(もちろん栄養と)。
化粧品ではありません。
(質が悪い、自分に合っていない、使い方が間違っている、などは論外です)

化粧品に頼る前に、基本を見直して下さい!!

え0た   皆さんおなじみの「ビューティフルスキン」から、新しいミネラルファンデーションが出ます!

この7月21日から発売です。

「ビューティフルスキン ミネラルファンデーションF」

(色はヌーディライトだけです)

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うちでも発売いたします。 ¥4,571円プラス消費税です。

 

今までのミネラルファンデよりも少しお値段が上がりますが、容器も今までのサンプロテクション(粉の日焼け止め)と同じ容器なので、鏡がついて、パフも収納できるようになっています。

(今までのミネラルファンデは、鏡も収納スペースもありませんでした)

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容器よりも、この最大の目玉は、粒子にしたフラーレンが配合されているということです。

フラーレンは抗酸化力がとても強く、紫外線やPM2.5 などで発生する活性酸素を除去してくれます。

それが従来の、肌に優しい、本物のミネラルファンデに配合されて、本当の意味での「高機能性」ファンデーションとなりました!

だから、お値段お高めでも仕方ないかと思います。

 

こちらの会社(株式会社スキンキュア・ラボ)で実験設備の整った研究室を自前で持っておられるわけではないと思いますが、ちゃんとした研究機関と共同開発したり、データを取るのをお願いしたりすれば、科学的に証明がちゃんとされている、優秀でしかも安全な化粧品の開発・販売が可能です。

自分のところにないのであれば、外注をすればいいわけですが、当たり前ですが、どこの世界も外注は余分に経費がかかります。

だから、ほとんどの化粧品会社が、データもそんな取っていないのにてきと~にこんな感じで、と作ってしまうわけです。

だって、経費かけたら、儲けが減るでしょ。

儲けるために化粧品作ってんのに、経費かけてどうする?!という企業が多くて嫌にになることもありますが。。。

 

界面活性剤の入っていない、液体の日焼け止め(しかも紫外線吸収剤不使用)「ノンUVミルク」の時も、

いろいろとすごいデータを見せていただきましたが、今回のもスゴイですよ!

ご興味のある方は、クリニックで資料をご覧くださいね。

 

私も先にサンプルをいただいて試しましたが、これ、いいっ!!

 

私は普段は液体派というか、BBクリーム派なので、粉を朝や昼間から使うということはめったにありません。よほど塗り直ししないような環境にいないとけない時くらいでしょうか。

なので、今回試すのに、時間のある時しか無理でしたが

(粉をダマにならずに綺麗に塗るコツは、ちょっとずつのせていくことと(急いで大量にのせると、大体ダマになる確率100%!)、プライマーシルクは必需品です!)

 

ちゃんとプライマーシルクを塗っておけば、大体ダマにならずに塗れました。

言われて見れば、従来のものより若干しっとりしているような。。

塗り心地もいいし、なんかお肌が喜んでいるようないい感じ。

 

半年塗っていると、お肌が見違えように変わると聞きました。

でも、これ、変わるでしょうね~。もちろんこちらも界面活性剤ゼロですから。

 

色がヌーディライト1色のみですので、他の色を使っているという方(色が合わない場合も)は、混ぜて使ってみるといいと思います。(色にもよりますが)

これが売れたら、他の色も引き続き出てくると思います!!

なので、皆さん買ってください!!

 

もちろん従来のも販売されているので、ご安心くださいませ。

 

本当に安全・安心の化粧品というのは、世の中にちゃんと存在します。

消費者側が、ステマや広告に騙されることなく、ちゃんと選べるか、です、問題は。

 

添加物が本当に少ない化粧品は、メーカーを変えてクリニックにはいくつかご用意しています。

メーカーが変われば、添加物の考え方も変わるわけで、皆が皆、同じメーカーで合う保証はありません。

なので、うちではいくつか取り揃えています。皆さんが選べるように。

 

添加物が少ないほど一般的に安全ですが、少なければ少ないほど、塗り心地の問題や機能の問題、酸化するのか、しにくのいか、値段や塗り方の簡便さなどなど、似ているようで全然違います。

そういった本物の中から、自分に合ったもの(その時々で)をお選びください。

 

発売が楽しみですね!!

 

すみません、もう眠くて眠くて、Facebookで少し盛り上がったので、コピペしておきます。

全くのコピペだと申し訳ないのと、書き足しておかねばならないことを思い出しました。

 

どんな業種でもあるある、だと思いますが、その仕事のターゲットとなる方々(お客さんだったり、患者さんだったり、そこの商品を消費する方々)のことを考えて仕事している人と、自分さえよければいいや、と仕事している人と。

どの業界にもいますよね。

それは、「科学者」の中であっても同じだと思います。

医者もそうですから。

良心を売り飛ばすというか、わかっていて仕掛けるのと、無知で知りませんでした、というのでは、結果やっていることが同じでも、本質の悪質さというのは、かなり違うと思います。

知識量と知識をどういかすかという工夫と、行動力、経験値(いかさないといけませんが)がものを言う科学の世界。

この世界では(どこもそうでしょうけど)、一生勉強です。今までの常識が突然覆りますから、新しい情報も仕入れないといけないし、情報を鵜呑みにする前に、確認して、自分の頭でどういうことか考える。

とても大切です。

「科学」の世界で、無知も困りますが、「確信犯」も困りますね。

 

と、前ふりはこれくらいで。

 

以下、コピペです。(太字は新たに足しました)

 

患者さん新患再診の方含めて聞かれたので、書いておきます。

 

「科学者が作った化粧品」とかいうのがあるそうで、「科学者が作ったから、良いんですよね?」と聞かれました。

 

はあ~ッ?って感じですが、まともな化粧品会社の化粧品研究製造に関わっておられるのは、すべて「科学者」です。

 

化粧品は、香粧学と言って、一つの分野で、医学とも薬学とも違います。
でも、薬学の知識はベースに入ります。
(薬学部卒でないとダメではないでしょうけど、他の学部の場合は、薬学を自分で勉強する必要あると思います。)
薬学の知識だけでもダメ。

 

素人がテキトーに見よう見まねで作ったものは、「化粧品」ではないです。

なので、私はオリジナル化粧品というのは、販売しません。
所詮素人ですから、プロの集団に勝てるわけがないです。
化粧品開発に関わっておられる方に、こんな化粧品が欲しい!というお話はしますが、私が研究開発費をだすわけでもなく、好き勝手に要望を言っているだけなので、あちらも開発費を回収して利益も出さないといけませんから、ちょっと聞いてもらえることもあれば、全然実現しないこともあります。

そして優れた研究者(科学者)であればあるほど、現場の使っている医師や患者さんの声を聞きたがられます。
使う方の立場に立たないと、本当に良い化粧品は、作れないからです。
知識だけあっても、知識だけで、これは良いんですよ、成分がどうこう言っても、それだけでは全然ダメなんですよね。

 

だからこそ、質の悪い化粧品は、ステマ(ステルスマーケット。ようは、やらせです。昔からあります)に頼らざるをえません。

 

患者さんに言われて、一度そのサイトを見たことがありますが、椿油は酸化しやすいとか書いてあって(椿油は、オメガ9で、油の中でも酸化しにくいです。大島椿のアトピコのオイルに至っては、皮脂よりも酸化しにくいというデータもあります。だから安心して使えます。)、しかももっともらしく書いてあって、一体なにが「科学者」なんだろう…と思った記憶があります。
それからはみてないかな。

 

世の中には、誰かを仕立て上げて、ストーリーを作って、ブランドイメージを確立させておいてから、売り出す。
こういう商品は山ほどあります。
我々消費者は、企業(もしくは仕掛けた人)に踊らされているわけで、そこが見抜けるがどうかです。
昔よりも、見抜けない人が増えているから(栄養欠損がひどいから)、企業はウハウハでしょう。
そういう商品を見抜けるようになってほしいものですね。

 

先日来られた新患の方が、聞いたこともないような化粧品使っていて、どこでそんなの見つけたんですか?と聞くと、その「科学者」が薦めていたとのこと

(そのページの確認はしていません。患者さんの話より。

初診のスキンケア相談・肌荒れ相談の方の場合(それ以外でも)、今(場合により過去も)使っている化粧品を全てお聞きして、先に調べておきます。

ほとんどの方は、いわゆる大手化粧品メーカー、あるいは、ドラッグストアでよく売っているもの。

あとは、化粧品の口コミサイトなどで、1位など最上位側にランキングしてある、無名の、このサイトでしか有名ではないような化粧品(また、そこか、と連続します。ランキングも変動しますから~。)

○○のサイトで勧められていたと聞く場合もあり、調べると、はは~、こうやって誘導させて、皆ひっかかるのか、と実感する毎日です。

ところが、それは、全然知らないところで(そういうことも多々ありますが)、しかもスキンケア化粧品をもともと作っている会社でもないでした。。

あまりこういうパターンはない。

なんじゃこりゃ?!というのが、第一印象でした。

素人が作っている、なんちゃって自然派化粧品、みたいなのは、よくあります。)
成分には、流行りの食べ物エキスがわんさか入っていて、即刻捨てるように言いました。
経皮感作したらどうする気だッ?

 

今、化粧品香粧学では、ホントの科学者たちは、経皮感作について知っていて、気を付けるのは当たり前です。数年前からかな?もっと前ですね、茶の雫の後に、大変なことになったから。
そんな化粧品(?)を薦めている時点で、私はと「科学者」ではない、と思いました。

 

「科学者」とはなんぞや?

経皮感作の話はまだまだ続きます。