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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今、通院中の肝斑の方で、私が勧めていない化粧品を使っていらっしゃる方は、ほとんどいらっしゃらないはず。。と思います。

その方の使っている化粧品を、自宅まで行って確認したわけではありませんから、証拠はありませんが、おかしな化粧品を使って、お肌に刺激があると、要は肝斑が良くなってこないわけですから、気づくわけです。

最初に、こういうのはダメですよ、止めないと肝斑は絶対に良くならないし、肝斑治療は受けませんよ、と言っているにも関わらず、言われたことは忘れてしまった、とか、自分のことだと思っていなかった、などなど、ろくでもない化粧品を使っている方というのは、肝斑は良くはならないわけです。

 

全然良くならなかったら、まあ、すぐに気づくわけですが、他院やエステで、わけわからんことをされて、肝斑が悪化して濃くなってしまった方などは、普通の肝斑よりもかなり余計に時間と回数(もちろんお金も)がかかるわけですから、気づくのに時間がかかります。

ご本人は、まさか自分が肌に悪いことをしているとは思っていないので、確認しても気づけないこともあります。

(そのまさに、悪いものを使っていること自体を、当たり前すぎて、忘れていらっしゃるのか、なんかよくわかりませんが、使っているものをお聞きしても、全然話に出てこないんです。。確認しようがないことが、たまにあります。)

あるいは、良くなったり、悪くなったり、変な波があって、紫外線の影響かな、ホルモンの影響かな。。?と様子を診ていても、やっぱり絶対おかしい!というので、かなり回数をやってから、発覚する(申告される)、ということも、まれにあります。

 

そういう方の中には、確認して、「ろくでもない化粧品」と発覚したから、「勧めませんよ」「もう止めておいてくださいね」と言ったにも関わらず、止めない、という方がいて。。。

そんなにその化粧品を使いたいなら、3万円も払って、肝斑セットをやったらダメだと思うんですが、(効くわけがないので。ろくでもない化粧品で刺激をするから、炎症が起こって、肝斑を悪化させているというのに。)、そのたかが数千円の化粧品を止めずに、(もったいないから、と言って)、3万円の処置代を、わざわざ払うという、もっともっとないことをされるわけです。

うちに寄付してくださっているんですね。ありがとうございます。

 

まあ、本末転倒ですね。

「ろくでもない化粧品」を使っていないとしたら、いくら言っても、日焼け止めの塗り方がおかしいとか(環境とTPOに合っていないものを使っている、自分の肌に合っていないものを使っている、質の悪いものを使っている→これは、「ろくでもない化粧品」でしたね、塗り直す回数が足らない、など)、洗顔の仕方や化粧品の塗り方など、なんかおかしなことをしていることがあります。

影で、おかしなことをしていることも、ごくまれに。。。

 

ま、ご本人が悪気がなくて、すぐに、そのおかしなことを止めてくださったら、治療に時間と回数とお金が余計にかかっただけで、理解しておられるなら、構わないんですが、悪気はないけど、理解もしてない、という方がごくまれにいらっしゃいます。

こういう方は、何度注意しても同じで、3万円さえ払って治療をしていれば良くなる、という他力本願なので、治療を断わらないといけません。

まずは、スキンケアだけ、理解できるまでやってもらう、と。理解できたら、またうちの肝斑治療をされてもいいと思いますが。。

理解できたのなら、ね。

 

通院中の方の場合、最初の診察・カウンセリングで、やってはいけないことを説明した後、理解した上でやりたいとおっしゃったから、治療を受けているわけです。

でも、初診で、最初から、肝斑のスキンケア相談のみ、という方が、時々いらっしゃいます。

いろいろな事情があって、今はうちの肝斑治療はできなくて(あるいは、やるつもりがない)、でも、スキンケアはやりたい、という方です。

こういう方は、予約の電話で、HPやブログを読んで、私の勧める通りにやっている、とかかんとか言われる方がいらっしゃいます。

ちょこっとだけ見た、という方も多いですが、しっかり大事なところは一応全部見たようなことをおっしゃる方も多いです。

ブログに共感して、ぜひスキンケア相談を受けたい、という方です。

 

ところが!

こういう方の中に、実際来られて、よくよく話を聞いてみると、全然ブログ通りのことはやってなくて、「はあ~?」と、一体どこのブログを読んだというんですか?と聞きたくなるくらい。。

(ブログを実践されている方は、あまり電話では、そういうことは言われません。ブログを読んで、くらいにはおっしゃいますが、熱心にすごく言われる、ということは、あまりないです。

時々、そういう方で、ホントにスキンケアも相談しなくていいんじゃない?とそのまま続行で止めることは何もない、という、ホントにブログをちゃんと実行してくださっている方もいらっしゃいますが。)

 

まあ、ブログを読んでも実践されていない方の中には、今までやっていたスキンケアを止めるタイミングがわからないのか、診察を受けてからやろうと思っていた、という先延ばしタイプの方もいらっしゃいます。

わかっているなら、さっさと始めておいたら、もっと早く良くなっているのに、と思いますが、まあ、その日から頑張る!と言われるなら、仕方ないです。患者さんがそれでいいなら。

 

でも、ブログを読んでも、「ろくでもない化粧品」を止めない方というのが、その中で、たま~に来られます。

読んで理解できなかった(頭が悪いから)、というのではなく、ホントに、読んだけど止める気がない、という方です。

はっきり言って、こういう方は、根本的に、私と考え方が違いますから、うちに来ても意味ないと思うんですけどね。。。なんで、来られますかね。。? よくわかりません。。

 

読んでいなくて、知らないなら仕方ないですよね。診察で止めてください、と言ったらいいわけです。

理解できない方の場合、素直でお金があったら、うちで化粧品を買われますし、素直に止めておられます。理解できないから、指示はとりあえず守ります、という方です。

少数派ですが、こういう方は、きっちり指示は守られるので、結構、早く良くなる気がします。

理解できなくて、お金もあまりない場合は、市販の化粧品の中で、自分で探さないといけないわけで、シンプルなものを見つけて買うことができたとして、日常生活で、どれだけ刺激なく過ごすことができるか、にかかっています。こっから先は、患者さんの理解度にかかっています。患者さん次第です。

(お金ないなら、肝斑セットする前に、スキンケアを徹底的に習得するほうが先だと思うんですけど。。理解できていないから、すぐ他力本願にいっちゃうわけなんですね。。)

 

ブログを読んで、ブログに書いてある意味はわかったが、どうして止めないといけないのか、わからない、という方。だから、そのまま続けている方。自分ではわかっているつもりで、自己流のアレンジをしている方。

こういう方は、うちに来ては、ダメですよ。

化粧品やスキンケアや日焼け止めの塗り直しとかに全くこだわらない、よその美容クリニックに行かないと。

そういうところなら、好きなようにお肌扱っても、何も言われないし、お金さえ払えば、いくらでもなんでもやってくれますよ。

(綺麗になるかどうかは知りませんが。)

ま、そういうことをしているから、顔中、ひどい肝斑になっているんだと私は思ってます。

ホルモンバランスで肝斑がどうしても出てしまう場合、というのはありますが、そういう場合は、あまり顔中に肝斑は出ないし、肝斑も、顔の中で、汚い濃淡があって、いろんなシミも混ざって、とか、肝斑の出方が全然違います。

スキンケアをしたところで、ホルモンバランスによる肝斑の部分は残るかもしれませんが、いろんな原因が合わさっている方がほとんどです。

たいていは、スキンケアがおかしくて、肝斑を悪化拡大させていることが多いです。

 

こういう方が使っている化粧品の一例(集約した共通点)をお教えしましょう。

具体的な商品名は上げてもキリがありません。

メーカーそのものが怪しいこともあるし、メーカーは悪くなくても、そのブランド、あるいは、そのブランドの中の、これ、というように、全部が悪いわけではないこともあります。

ま、怪しいメーカーのものは、もう全部が信用できませんし、商品全てがうさんくさいので、(全成分表示を見たところで)、一切止めてもらってますけど。

 

①ネット販売中心のベンチャー企業の化粧品

②コスメショップみたいなところでしか取扱いのないベンチャー企業の化粧品

この①②は、探せば、まともな化粧品があるのかもしれません。

ベンチャーが悪いわけではホントはないと思います。

でも、私は未だかって、そんなもので、まともなものを見たことがないです

まともなものを使っている方は、多分、肌トラブルもなくて、うちに来る必要もないんじゃないかな。。

ベンチャーの化粧品を見る機会って、顔中おかしな肝斑の方が使っていて、初めて、その化粧品の名前を知るくらいで、私の日常生活の中で、あまり出てきません。

ひどい肝斑の方が使っているのが、ベンチャーだった、というわけです。

で、肝心の患者さんは、どうして、そのマイナーであるはずのベンチャー企業の化粧品を見つけたというと、ネットの怪しい広告や、検索(お金を払えばいくらでも上位にランキングができます)、あやしいコスメショップの店員が勧めた(マージンもらっているんじゃないんですか?)、などなどです。

その化粧品のHPを見ると、むちゃくちゃあやしい!

あまりにも書くのもバカバカしいので、どう具体的にあやしいのか、なんてことは書きませんが。。。

この怪しさを、怪しいと思わない方は、やっぱりうちでは無理だと確信します。

というか、美容医療はやっぱりやったらダメだと思いますね。カモがネギしょってますから。。。

 

③化粧品の口コミサイトで、上位にランキングされていた、あるいは、なんとか大賞受賞!、あるいは、なんとか大賞1位!

④IKKOさんおススメ! IKKOさんが選んだ○○!

    もういい加減にしましょう、という感じです。詳しいことが知りたい方は、今までも、    

    散々、こういうのは、ダメと言ってきました。ブログを見直してみてください。

⑤会員制の化粧品(というか、ネットワークビジネスのもの、ねずみ講のもの、マルチ商法のもの。会員制でも、こういう類ではないものは違うのかもしれません。私が知らないだけで。50代前後の方に、とても多いですね。こういう系統の化粧品。)

  化粧品の会社ではないでしょう?どうして、お金関係の被害者の会があるんでしょ  

  う。。しかも、その化粧品の名前を検索すると、すぐにそういうところがヒットします。

  ヒットするようなところのは止めておきましょう。 おかしくないですか?

  その企業の目的が、どうしても女性のキレイを目指す、とは、私には思えません。

⑥あやしいエステで、しつこい勧誘で買わされたもの。

   あやしいところが売っているものなんて、信用できますか?私なら、しないな~。

⑦全てに共通していますが、なんか心そそるような、つい買ってしまいたくなるような、キャッチコピーがでかでかと下品に宣伝されているもの。

化粧品本体にも、HPにも。

「下品」と書くと、主観の問題ですから、「上品」と思う人もいるかもしれません。

大きく書いてあったり、何度も繰り返し書いてあったり、ようは、印象だけ、インパクトで買わせようとするものです。

お手軽感であったり、すっごい効く!(ような印象を与えるもの。効くわけないのに。)、なんて、言葉に飛びつくから、顔中、肝斑なんですよ。

 

最近は、こういうあやしい化粧品のHPも、あまりにも下品だとバレるので、ちゃんとしたところのHP風に、どんどん変えてきてますね。見る人が見たら、すぐにわかりますけどね。

だって、書いてあることが根拠ないことだらけだし、もっともらしく書いてあるけど、それがどうした、ってことばかりだったり、矛盾だらけで、怪しさがそこかしこに痕跡が残っています。

その怪しさがわからないなら、普通の化粧品を買えば?と思いますけど、こういう人に限って、デパートとかでは買わないんですよね~。(お金はあるのに)よくわかりませんね。。。

 

今上げたのは、ほんの一例です。

この①~⑦に該当する、患者さんが使っていた、クレンジング、もしくは洗顔フォーム(あるいは両方)の全てに、ピーリングに該当する成分が入っていました。

基礎化粧品にも、入っている場合もあるし、アルコールがてんこもり入っていることもありました。

刺激だらけ、です。

もちろん、この中には、いわゆる、「オーガニック風」「自然派化粧品」ってやつも、多々ありました。(合成界面活性剤もアルコールも、てんこもりです。)

だから、顔中、えげつない肝斑なんですよ。

 

ただの、水とグリセリンの混ぜ物に、高額な値段が付いているものもありました。

(自分で作ったら、1000円以内で作れると思いますけど。)

これなら、成分としては、肝斑を悪化はさせないでしょうけど、ホントに、ものすごい値段、ついてましたよ。

カモですよ、カモ!

 

自己流にアレンジされる方は、アレンジした時点で、私と考え方が違います。

(そういう方は、180度くらい、実は違うんですよ。ご本人は、全く気付いていないところが、残念なんですが。。。

人工衛星や宇宙船って、宇宙だと、たった1度違っただけで、二度と地球には帰ってこられないそうです。軌道修正ができればいいですが、燃料切れだと修正できませんから、一生、宇宙をさまようんだそうです。)

だから、うちには来ないでください。私の思う、「キレイ」と根本的に違いますから。よそに行ってくださいね。

肝斑(シミも含む)以外の治療は、そこまでスキンケアを徹底しなくても、まあ火傷することはないし、悪化もそうそうありません。

患者さんが満足されているなら、止めはしませんが(副作用は効果の限界など、理解を全くしていない方は基本、断りますけどね)、肝斑だけは全然別物です。

そんな簡単なものではありません。

肝斑を甘く見たら、いけません。

学会でも、大変だ、大変だ、と肝斑専門でやっておられるドクター方が、毎日、日々精進して治療に取りくんでいるというのに。。

医学的な知識と経験があっても、肝斑治療というのは大変で、まだ、「これが正解」というのが出ていません。

各ドクターの考え方で、治療に取り組んで、少しでも早く良くしようと、長くいい状態を保てるようにしようと、四苦八苦しているんです。

自己アレンジしている限り、良くなるわけ、ないんですよ、悪化させることはあっても。

とにかく、刺激を止めることですが、私は、肝斑の悪化の原因を大きく占めるもののひとつが、「ろくでもない化粧品」だと確信しています。

 

 

 

 

     

 

 

日焼け止めの塗り直し、というか塗り重ねですが、みなさん、何回くらいされていますか?

日焼け止めのことは、今までにもたびたび書いてきましたし、ブログ内で、「日焼け止め」で検索していただいたら、たくさん出てくると思います。

でも、このブログで書いていることって、一般的な話であって、個々のお肌を診て、言った話ではありません。

なので、実際、直接お肌を診させてもらって、その方の肌色や肌質や紫外線との感受性や、普段いらっしゃる環境やどんなシミがあって、どうしていきたいのか、で、塗り直しの回数の目安は多少変わってきます。

すっごい簡単に言うと、例えば、色白でそばかすしかないような方と、色黒で、肝斑もあって、濃いシミも薄いシミも、めちゃくちゃある方とでは、回数は変わると私は思います。

 

もちろん、色白のそばかすの方が、日焼け止めをちゃんと塗り直ししていたら、もっと早く、安全にそばかすはどんどん取れていきますから、お金も時間もかけたくないなら、とにかく、塗り直しをすることです。

 

でも、色黒の方は、仮に、同じように塗っていても、シミの予備軍の溜まり方が違うというか、すぐに、全体が黒くなるんですよね。

ライムライトのパワーを上げると、そのたくさんあるシミの予備軍に、たくさん反応して、熱が出て、火傷してしまうんですよね~。

ここが、色白の方と違うところ。。。

色白の方でも、火傷のリスクはありますが、リスクは、よほどのムチャをしない限り、高いものではありません。

色黒の患者さんで、何度も塗り直しをされていて、ライムライトも結構マメに通って、私よりも色白になっている方って、実際、いらっしゃいます。

長く通っていらっしゃるから、私よりも、ライムライトのパワーも強くて、元々色黒だったことも、すっかり忘れていたんですが、ちょうどその話になって、「色黒でしたっけ?」みたいになった時、「そうですよ、ほら。」と腕を見せられたら、結構黒くて。。

腕にも塗っていらっしゃいますが、顔ほど塗り直しをされているわけではないので、腕は、少し焼けてしまうんですが、色黒になりやすいから、黒くなっちゃうんです。

(街中で、です。スポーツやアウトドアされているわけではありません。)

でも、その患者さんのことを考えれば、人間、肌質は変えられないけど、見た目は努力で変えられるよね~、ということです。

やれば、できる!

 

色黒の方は、やっぱり人一倍、日焼け止めは努力されないと、お金と時間ばかりかかってしまいます。

ご本人がそれでいいなら、構わないんですけど。。。

シミと地肌の色によったら、構わないから、と言われても、限度がありますから、ライムライトがあてられないくらい黒いと、いくらライムライトと言えども、私は断ることがあります。

まあ、どのレベルで我慢するか、ですけどね。高望みも絶対無理でしょう。

 

肌質・環境によっては、合う日焼け止めがなかなか見つからなかったり、塗り直ししたくてもできないこともあるでしょう。

私も、患者さんを待たせてまで、自分の日焼け止めの塗り直しは、しませんから。

そういう中で、できる範囲でちゃんと頑張ってされている方は、それなりに、ゆっくりでも効果が出るし、遅い場合もありますが、ご理解いただいている場合は、全然OKで、ウェルカム!です。

ライムライトができなくても、他に白くする方法がないか、一緒にできることを考えましょう、と励ましたくなりますね。

でも、何回言っても、他力本願の、塗れる環境にあるのに、塗らない方の場合、美容医療を甘く考えすぎですからね。

こんな方に火傷なんか万が一させたら、エライことになりますからね。

(理解していないから、日焼け止めを何回言っても塗らないわけで。。。)

そんな方に、私もリスクをかけて治療をするのはイヤですね~。

ライムライトのパワーを上げていくときは、結構気を使います。命がけ、というほどではありませんが、それなりに、悩みます。上げ過ぎてなかったかな、問題なかったかな、と、モヤモヤと気になることもあります。

 

なので、患者さんが本気じゃないのに、どうして、私だけが本気出して親身になりますかってーのっ!!

低いパワーでいける場合はまだしも、すぐに治療にも限界がありますし、こういう方は、やっぱりホントに理解していないので、その内、治療を断ります。

理解もしておらず、私の勧めるスキンケアもせず、でもライムライトをあてたい、という方は、他のクリニックに行けばいいと思います。というか、行ってください。

お金さえ出せば、いくらでもなんでもやってくれるクリニックは、山ほどあるというのに。。。

行くクリニック、間違ってますよ~。うちに来たら、ダメですよ~!!

夏の間、あまり外に出ない、という方もいらっしゃいます。

出たくなければそれでもいいんですが(暑いですしね)、出たいのに我慢している方。

これは、止めてください、外に出ましょう、と促します。

私は、患者さんに、塗る日焼け止めが環境とTPOにちゃんと合っていれば(もちろん、日焼け止めの質も良くないとダメですし、なにより、ご自身の肌に合っていないとダメですけどね。)、そして、ちゃんと環境に合わせて塗り直しをしていれば、スキューバーダイビングをしようが、毎日ゴルフに行こうが、毎日畑に行こうが、お好きにされてください、と言っています。

 

トライアスロンが趣味、という患者さんがいらっしゃって、肝斑がおありでした。

トライアスロンの練習も毎日結構、ジョギングか自転車でトレーニングもされていますし、よく大会に出られます。

で、日焼け止めの塗るクセは、ついておられませんでした。

なので、トレーニング中や大会の間、日焼け止めが塗れるとは思わなかったので、ライムライトを含めた肝斑セットを止めておいたら?と最初、お勧めしました。

できることからやってみては?効果がどこまで出るのか、わからないけど、スキンケアはまず基本だし、とお話ししましたが、ご本人が、ちゃんと塗るから、とおっしゃって、治療が始まりました。

実際、この方は、トライアスロンの当日であっても、日焼け止めをちゃんともって、休憩の時にちゃんと塗り直ししている、とおっしゃってました。

で、実際、塗っておられるんだと思います。

だって、どんどん良くなっていったので。

 

逆に、色黒の方で、あまりちゃんと塗られないので、(まあ、塗っていないわけではないんですが、その方の肌質などトータルで考えると、全然足りませんよ、と何度も言っている方です)、効果も、ものすごくゆっくりしか良くならなかったですが、ライムライトを当てたら、直後、パッと白くなります。

これは、ただのくすみが取れただけなんですけど、毎回毎回、そうなるので、そんなにくすみやすいのか。。。と、じゃあ、ナビジョンのDRシリーズもいいのかも、と思っていた矢先。

肝斑セット、やっと6回目にして、私から文句を言われないくらい、ちゃんと塗れるようになれたようです。

そしたら!

肌が、ものすごく白くなっていらっしゃいました。。

くすみじゃなかったんですね。。。

ただ、日焼け止めが足りなくて、色黒が進んだだけでした。。。あああ・・・。もったいない。。。

(今は、ちゃんと塗っておられますけどね。お金、もったいないでしょ。)

 

いろんな色黒さんがいらっしゃるので、似たような肌質でも、ご本人の頑張り具合は様々です。

 

全体を黒くさせるのは、UVAのほうですから、窓からも服を通しても、曇りでも、腫れの日とほぼ同じように、紫外線は届いている、とおもってください。

お金と時間をかけたくないなら、ね。

色黒の方が、ホントに頑張って、色白まで行かなくとも、普通の肌色になったら、とてもわかりやすく、見違えるようになりますから、そういう意味で言えば、お互い大変な分、灌漑深いものがあります。ちょっとした感動ー!です。

だから、色黒の方は、塗ってもどうせ黒くなるから、なんて、あきらめたりせず、頑張ってください。

すぐ黒くなる方も、ちゃんと塗っていたら、キレイなキャラメル色~ミルクキャラメル色になりますから、それはそれで、キレイですよ。均一感さえ出せれば、こっちのものです。

だから、ホントに頑張ってください。

 

 

初診のみなさんが、よく使っておられる一般の日焼け止めで、名前がよくあがるのが、ランコムと資生堂のアネッサです。

環境とTPOがマッチしていて、その方のお肌に合っているなら、私のほうから、止めさせることはありません。

でも、大半の方が、使い方というか、環境にもTPOにも合っていない使い方をされていることが多く、使い方が悪い。

 

「日焼け止め」と一口で言っても、タイプは様々で、大半がサラサラタイプであることが多いです。

デパートで売っている日焼け止めで、しっとりめとかもありますが、SPF50とかになってくると、サラサラ(というか、カサカサ)してしまうものが多い印象です。

全部が全部ではありませんし、1日1回朝に塗ったくらいでは、カサカサ度合がわかりにくいでしょうけど、1日何度も塗っていただく、となると、そのうち、カサカサ乾燥してきたり、塗り重ねることでごわごわしてきたり、と、使いにくいものも多いです。

湿度の高いところにいる時に、そういうタイプなら塗り直ししても、カサカサにならないかもしれませんが、エアコンの効いた部屋にいるとか、カラッと晴れて湿度の低いところで塗ると、塗りなおすことで、つっぱったり、かゆくなることもあるでしょう。

それだったら、塗り直しには適さない、ということです。

正確に言えば、その時の、貴女のお肌には合っていない、ということです。

状況が変われば、その「合わない」ものも「合う」時があるでしょうけど、湿度の低い環境にいて、汗もあまりかかず、また皮脂も少な目の乾燥肌の方には、厳しいことも多いでしょう。

結構しっとりめを使っているのに、なかなか乾燥しちゃって、合うのが見つからない、というのであれば、日焼け止めを塗る前に、乳液やクリームを足して、保湿をしてから塗り直しするか、ですが。。

(こういう方は、日焼け止めを塗りなおす前から、もう乾燥しているわけで、そんな状態で塗っても、よけい乾燥しちゃうでしょう。)

ランコムも含めて、デパートで売っている日焼け止めの大半は、パッケージや中に入っている説明書きのどこにも、「汗・皮脂に強い」とか、「ウォータープルーフ」という表示はありません。

ということは、汗をかいたら、もう効いていない、と思ったほうがいいです。

表示がない、ということは、どこまで強いのか、メーカー側が確認をしていない、ということです。

確認もされていないものを、汗かく状況で使ってもダメでしょう。

汗をかかない環境で使うなら構いませんが、そうでないなら、TPOが間違ってますよ。

化粧品カウンターでオネーサンに聞いても、「案外これ、強いんですよ。」と何度売りつけられようとしたか。。。詐欺やん?

スーパーの化粧品売り場なんて、手書きのポップで、「皮脂・汗に強い!」なんて、ウソの表示、平気で貼ってありますからね。

あれは、メーカーから、極秘で、そういうポップを書くようにいってきていると思うんですけどね。。。何軒もで、見かけてますから。

カウンターで、虚偽の売り込みも同じです。

「社外秘」と書かれた、売り込みの宣伝文句が山ほどあります。

(だから、カウンターで言われることを、いちいち真に受けていたら、お金も時間もお肌ももたないんですよ。ま、昔からよくあることです。化粧品に限らず、商売って、そうやって、お客さんをどこまで騙すのかで、やってきているんですよね。

どこまで悪どい営業をかけるのかは、メーカーによって全然違いますけどね。)

 

パッケージや説明書に書いて、文書化してしまうと、完全に、メーカーぐるみの詐欺罪発生です。逮捕されちゃいますよ。

でも、オネーサンが口頭で言ったところで、証拠残りませんからね。

残ったところで、「こいつが勝手にやっただけ」と、その人の責任にして、しらんぷりするだけです。

だから、口頭であったり、手書きだったりするんですよ。

 

営業文句は、なんでも話半分以下に聞いておかないとね。

 

さて、アネッサですが、いろんなシリーズが出ていて、かなり中身が変わりましたか。

専用クレンジングがいらなくなった、と書いてありますね。

 

アネッサを使う方も多いし、私も腕や体に塗るのに、アネッサを使いますから、毎年買います。

 

アネッサをまだ買っていない時に、ナビジョンを腕に塗ったら、あっという間になくなってしまって、(当たり前ですが)、急いでアネッサを買いに行きました。

 

わたしが普段腕に塗っているのは、新しい白いタイプのものです。

ゴールドは、前にも書きましたが、ホントのウォータープルーフですから、海やプールにもいかないし、アウトドアも、そこまで汗を大量にかくようなことはしませんから、ゴールドは一応もっていますが、普段は使いません。

 

白いタイプは、以前の水色タイプよりも、一応しっとりタイプに変更されたようですね。

保湿成分を従来よりも多くして、落としやすくなったようなことが表示にあったと思います。

 

顔の塗る時は、ナビジョンで、そのまま、首~デコルテに塗ります。(これでも結構いります)。

手の甲まで、ナビジョンにすることもあるし、アネッサで、手の甲から腕に全部伸ばす時もありますし、いろいろです。

 

顔にもアネッサを試しに塗ってみると、まだ湿度の低い、4月5月の初めに塗ったら、脂性の私でも、結構乾燥するな、と思いました(この日は、1日室内です)。

朝1回塗ったくらいなら、あまりわかりませんでしたが。

 

脂性の私(今はかなり混合肌になりました。皮脂はかなり減りましたね。)ですら、乾燥感を感じたのに、40代50代の方でも結構アネッサを日常使っておられて、(もちろん、屋内で活動される方です)、そりゃ、乾燥するでしょう~。

30代でも、乾燥肌の方は、日によったら、乾燥するんじゃないでしょうか。。。

20代なら、その人に寄るかな。20代では、いけているのか、ご本人があまり気づいていないのか。。(若い方は、化粧品はなんでもサラサラ目がお好きですからね。いい悪いは別として。)

やっぱり、、年がいけばいくほど、皮脂は減ってきますから、日焼け止めは、しっとりタイプや乳液~クリームタイプでないと、難しいんじゃないでしょうか。

乾燥肌や50代の方が、アネッサで何度も塗り直しをしているので、大丈夫なのかな、と不思議に思って、「乾燥しませんか?」と尋ねると、「乾燥します~!」とおっしゃるから、なんで塗ってるの?と不思議で仕方ないです。。

(初診時に、乾燥するのは、ダメ、と言っていますから。環境とTPOに合わせて、自分の肌に合うものを使ってください、と言ってます。ここには書きませんが、実際は、もう少し踏み混んで、細かく言っています。)

 

日焼け止めに関わらず、いろんな化粧品で、お肌を見て、結構荒れていて、乾燥もして困る、と患者さんが言われた場合、この化粧品がダメかな、と思うもの、絶対ダメだと思うものなど、私から勧めないことがあります。

なのに、次回来ても、そのまた次回来ても、まだ止めない方というのが、時々いらっしゃって、何か月前から止めるように言っているねんっ!と突っ込みたくなるんですが、ツッコんでも止めないんですよね~。

なんで止めないかと言うと、「まだ残っているから」。

勧めません、と言っているのに、止めない患者さんのほぼ全員が、こう言います。

 

100万円の日焼け止めを買ってしまった!もったいない!とでも言うなら、気持ちわからんでもないですが(そんな日焼け止めは、ありませんが)、たかが数千円(アネッサで、ドラッグストアで、2500円前後ですよね。)の日焼け止め(しかも残り)をもったいないとケチって、使って、その代り、3万以上もする肝斑セットしたって、意味ないでしょ。

本末転倒です。

腕や体に使えばいいでしょう~、そこまでもったいない、と言うなら。

そんな残りを顔に塗って、お肌に負担かけ続ける状態で、3万の治療しても、3万の価値ないでしょ。

肌に悪いと思うから、やめろ、と言っているのに、何してはるんでしょうね。。

(こういう方には、「勧めません」という、婉曲した言い方は、わからないんですかね?「止めてください」とはっきり言うしかないんでしょうか。。ここまではっきり言っても、止めない方は止めませんけどね。なんで、ここまできつい言い方をしないと止めないのか、ホントによくわかりません。。。)

 

前にも(というか、何度も書いていますが)、基礎化粧品をケチる方は、美容医療をやってはいけません。数千円をケチったせいで、もっと大損していることすら、こういう方はわかりません。

ということは、私が最初あれだけ時間をかけて説明したスキンケアを、全く理解していない、ということです。

 

最初に、「スキンケアをちゃんとするなら、治療を始めたいなら、今日から始めていいですよ」と言ったら、やります!と言われます。

でも、肝心のスキンケアを手を抜くから、いつまでたっても、お金ばかりかかります。

ちゃんとやっていたら、もっと早くキレイになったのに。。。

というか、理解していないなら、お金を払って、処置をするな!と、何回言わすねんっ!

それこそ、一番もったいないのに。。。

他力本願は、ダメっちゅーのっ!

ダウンタウンの浜ちゃんに、頭をはたいてもらいなさいっ!

3万円無駄ですよ、と何回言わすねん、というお話です。

こういう方には、3万円が無駄、というのが一番効くようで。。。(すでに、3万どころではない無駄が出ていますが)、あるいは、うちに寄付するつもりなら、いいですよ、と。

。。。。私のおせっかいも、永遠終わりません。

断言しますが、こんな親切な美容皮膚科、他にはないですよ。お金もらわないほうに誘導しているんですから。

(実際は、おせっかいにも限度があります。

特に、肝斑治療は、ホントに、治療をお断りしますからね。キレイにならないのに、お金をもらうのは、私もイヤだし、そんなレベルの低い、「キレイ」の話をしているわけでもないです。私も目指している、患者さんの「キレイ」は、もっと上のほうにあります。

理解していない方を適当にごまかしてお金を巻き上げる、なんてことは、もっとやりたくないのです。

ようは、スキンケアをちゃんとやってくれれば、それでいいんですけど、なんで毎回毎回、お小言を言ってまで、スキンケアをしてください、とお願いしないといけないのか、私には、よくわからないことがたまにあります。

誰の顔で、誰のために、誰がお金を払ってるねん!って。貴女でしょ? 私じゃないよ!私が困るんじゃないですよーーっ!)

 

光やレーザーを1回するお金で、質のいい日焼け止めがたくさん買えます。

環境やTPOに合わせて、いろんな種類の日焼け止めを揃えることができます。

まずは、そっちが先でしょ?

ちゃんと同時にする方が、もちろん大半なんですが、(早い方は、ブログを読んだ段階か始めてくださってます。行動が早いので、そういう方は、すっごく早く良くなります。さすがです!)、同時にするお金がないなら、まずはスキンケアですよ。

スキンケアが、一番大事なんですよ===!!

とりあえず、やってみなさいって!

やって、ダメだったら、また違う方法考えたらいいじゃないですか。

(ダメな場合は、大概スキンケアのやり方がおかしいんですけどね。)

いいから、やりなさいって!

*日焼け止めの詳しい話は、去年の秋ごろにたくさんブログに書いていますから、ブログ内で検索かけて、読んでみてください。ぜひ!

 

 

 

 

 

 

アメリカの皮膚科学会より、日焼け止めを選び役立つ基準が発表されました。

よろしければ、どうぞご参考に。

http://www.aad.org/stories-and-news/news-releases/sunscreen-101-dermatologists-answer-burning-questions-about-sunscreens

もちろん、英語ですが、ネットの翻訳機能を使えば、日本語にしてくれますが、無茶苦茶変な日本語でした。。。

いいたいことは、なんとなくわかりますが、全然わからないところも。。

 

m3.com という、医療専門向けのサイトがあるんですが、そちらで紹介されていました。

そこで簡単にまとめてくれてある分を引用させていただきます。

(会員制のサイトですので、医療関係者でないと閲覧できませんので、抜粋とさせていただきます。)

 

「何度も使えるタイプの日焼け止めがベスト。広い波長域のUV(紫外線)を防ぎ、SPF(紫外線防御指数)は30以上で、耐水性のものを選んでほしい」と皮膚科医Henry W. Lim氏は述べている。

 ポイントとしては、(1)SPF 30で紫外線は97%遮断される。SPFが高くても100%遮断はできないので、屋外等では2時間おきに塗り直したい(2)6カ月未満の乳児は直射日光下を避け、日焼け止めは使わないのが理想。6カ月以上の子どもには肌に優しい成分のものを選んで使用可能(3)日焼け止め成分の毒性や健康への害の懸念より、日焼け止め使用による皮膚癌予防の利点の方が上回る(4)スプレー式は吸い込まないよう、顔や口周りに使わないことや使用時の風向きに注意が必要。

 日焼け止めにはUV防止効果の高いものから、子どもの皮膚に合った成分を含むものまで様々。家族全員にとって最適な日焼け止めを選ぶと同時に、肌の露出を避ける服装やサングラスの着用、日陰利用などの他のUV対策を併用することをAADは推奨している。また、どの日焼け止めにしても、製品表示にあるUV防止効果を得るには、たっぷりしっかり塗ることが大事である。」

 

どういう環境にいるのか、肌質によっても、話は違ってきますが、ひとつの基準と思っていただいたらいいと思いますよ。

 

補足ですが(m3.comには書いていませんでしたが)、スプレー式の日焼け止めが、ちゃんと塗れていない可能性がある、ということも一部言われていて、FDAが、口などからスプレー式の日焼け止めを吸入してしまった場合の健康被害を調査されているそうです。

 

ちなみに、私は、スプレー式の日焼け止めは、一切、認めていません。

質が悪いものが圧倒的に多く、仮に質が良かったとしても、規定量(表示されているSPF値やPA値を満たすための量)を塗るのに、何分、同じ場所に噴霧するっちゅーねん!と思います。

例えば、指や手で塗る時に、結構、盛り上がるくらいの量を取ってますよね。

それをスプレーで同じだけの量を出そうと思ったら、何分、スプレーします?

それとも、微量でいいくらい、スプレー式のは濃いってこと?(多分、そんなことはないと思いますけど。)

スプレー式で、「同じ場所に、何分以上は噴霧してください」なんて、表示のある物なんて、見たことがありません。

(仮にあったとしても、またこういうことを書くと、ネットで、そういう表示のある、偽物が出回ったりするんでしょうね。。。誰が調べてん?ホンマでっか~?そんな怪しいところの商品を、よく信じれますね。私は、信じません。)

 

今、TVで宣伝しているスプレー式の日焼け止め、去年なんて、女優さんに、髪の毛にまでスプレーさせて、「髪の毛まで?!」みたいな、言葉で締めくくっていて、まるで髪の毛にも使えるような、髪の毛にもスプレーしないといけないかのような印象を与えてました。ところが、商品のパッケージの裏側を見ると、「髪の毛には使用できません」とか書いてあって、なんじゃそりゃ~?!

アクドイと思いませんか?このメーカー?

あんなのこそ、消費者庁は、ちゃんと注意勧告しろよ!と思いますね。大手メーカーのくせに、あんなCMって。。。かなりひどいかな、と。インパクトがあれば、それでいいんでしょうか。。。

(今年は、表示が髪の毛にも使えます、と変更されていました。

中身が変わったのか、実験で証明されたのかわかりません。

でも、「同じ場所に何分以上スプレーしてください」などの目安の表示は、私がちょっと前に見に行った時には、なしでした。

こういうメーカーの日焼け止めを、私は信用しませんね。

星の数ほど売っているのに、なんで、わざわざ、そんな怪しいものを使わな、アカンねん。。

(例えば、資生堂は、使用量の目安、というのが、大体のパッケージに書いてあるかと。。いくら状況によって違うとは言っても、量の目安は参考にしたいところですものね。

わからない場合は、大目に塗るしかないですね。

ムラムラになって困らない限り、大目に塗って、そんな困ることって、あまりないですから。

少なすぎて、足りないと困りますからね。

(もちろん、環境やTPO,ご自分の肌に合っていないと、ダメですよ。)

化粧品だけでなく、なんでもそうですが、お手軽で、便利そうなもの、って、基本ダメでしょ。

所詮、「お手軽」というメリット以外は、デメリットだらけであることが、圧倒的す。

食べ物でも、お手軽なもの(ファストフードやインスタント食品・冷凍食品などなど)って、体に悪かったり、まずかったり、妙~に高かったり。。。何を重要視するかですけど。

最近は、髪の毛用の日焼け止めスプレーも出ていますが、私は使っていませんし、患者さんにも、そこまでしなくていいと言っています。

むか~し、髪の毛に椿油を塗ると、紫外線カット効果(紫外線からの害から守るだけだったかな?)がある、と何かで読んだ記憶があるんですが、すみません、はっきり覚えていません。

私は、もともと、髪の毛に椿油を塗っていますから、夏でも冬でも同じです。

椿油は、酸化しにくいし、髪の毛を保護してくれますから、仮に紫外線カットと言えるほどの効果がなくても、お勧めです。

海やプールとかアウトドアとか、強い紫外線を浴びる時は、小さくまとめたり、それこそ帽子を被ったりして、紫外線にあたる面積を減らすのが、髪の場合は、一番いいかな、と思います。

頭皮は、強い紫外線を浴びる場合(アウトドアとか)は、日焼けしすぎると、頭の皮、剥けてしまいますものね。

私も経験が昔ありますが、フケみたいに見えて、自分で止めることもできないし、全部剥けるのを待つだけで、結構なストレス。。。

そういうのが心配な時は、帽子を被りましょう。

 

でも、街中などの日常生活であれば、そこまで頭皮の日焼けを気にしなくてもいいんじゃないですか?

体に必要な紫外線量というのもありますから。頭皮くらいは、紫外線を吸収させてあげてください。

 

 

 

 

すみません、アネッサの続きです。

 

さて、例えば南の島に行って、海やプールに行くからと、アネッサのゴールドをしょっちゅう塗り直ししていたら、若い方はともかく、40前後以上の大人の女性は、ガサガサに乾燥してきませんかね?

いくら東南アジアとか湿度の高い地域に行っても、何度も塗り重ねてるのを数日続けていると、やっぱりガサガサになりますよね~。

 

でも、今、やっぱり私も、南の島に行くんだったら、海やプールに行くんだったら、

(水着を来て、人前に果たして出られるのか、という問題は置いておいて。。)

アネッサゴールドを持っていくでしょう。

例え、がさがさになったとしても、紫外線の害のほうが大変だな、と思うから。

 

でも、滞在中ずっと毎日、アネッサゴールドを塗るわけではないと思います。

水に完全につからない時は、そこまで耐水性のないもの(汗・皮脂に強いタイプは使うでしょうが)を使って、TPOによって、使い分ける、ということをすると思います。

 

そうは行っても、毎日、海やプールに、何日か続けて入る時はどうしましょうか?

水泳選手じゃないんだから、1時間~1時間半くらいしたら、一旦あがって休憩しますよね。

子供の時のプールの時間も、途中で無理やりあがって休憩取らされましたよね。

慣れないことをすると、体も疲れますし、強力な紫外線(赤外線も含めて)は、免疫力の低下を招くし、脱水も起こします。無理して働いて、やっと取った休暇ですから、みなさん、体も移動も含めて、実は結構疲れているはず。。

興奮して遊び続けたら、ホントに体力的にももたないので、こまめに水からあがって休んでください。

デッキチェアで休んでいる間は、ゴールドじゃなくても、他の日焼け止めでも代用できるんじゃないでしょうか。

 

そうしていると、滞在中ずっとアネッサゴールドを使わなくて済むから、ガサガサ具合もマシじゃないかな。。?

夜(昼でもいいですが)、シャワーを浴びた後、滞在中でも、ボディの保湿もお忘れなく。

熱を持っている時は、冷やしてくださいね。

水分もたっぷり摂って、ゆっくり休んでください。

 

年齢や肌質・環境によって、乾燥具合は、かなり変わりますから、お肌の感じをよく見て、そのへんは判断されてください。

乾燥さえしなければ、いいと思いますよ。

 

体にしょっちゅう塗るのがめんどくさいなら、ラッシュガードを着たほうがいいし、ラッシュガードがなければ、Tシャツ1枚でも着ているだけ、まだマシです。

海やプールで遊んでいると、気が付いたら、何時間もたっていることがあり、日焼け止めを塗り直しするのを忘れて、夜に大変な目に遭った経験って、結構ありませんか?

 

私は、かなり昔、プーケットやセブ島で、シュノーケリングをずっとしちゃって、顔はずっと海の底を見ていたから、焼けませんでしたが、背中から太ももの裏側、ふくらはぎとか、エライ目に遭ったことがあります。

アネッサゴールドは持って行っていたと思いますが、塗り直しをしていないんだから、どうしようもないです。

真っ赤になって、かなり腫れましたね~。

(夜は、死んだように寝てましたが。。)

南の島の紫外線は、ハンパないですからね、火傷と同じです。

特に、色白目の方は、紫外線の害を受けやすいので、色黒目の方よりも、火傷様になりやすくなりますので、ご注意ください。

火傷までしなくても、梅雨が始まって、湿度が上がってきて、炎天下でテニスをするとか、ジョキングするとか、ガーデニングするとか、滝のように汗をかきながら、ってことありますよね。

それくらい、汗をかくなら、ゴールドのほうがいいこともあるかもしれません。

汗の量や年齢・肌質・状況にもよりますけどね。

 

で、こうやって、日焼け止めの耐水性の話を書くと、またネット販売のみのあやしい化粧品会社が、なんの根拠もないくせに、「耐水テスト○○分!」みたいに、表示書いたり、宣伝して、売ろうとするんですよ。

たかが化粧品と言えども、よく、そんなあやしい会社が作った、得体のしれないものを信用して使うな~、とむしろ感心してしまいますね。

私は、そんなのは、まず買いません。

(うちの患者さんにも勧めませんし、あやしいものを使っている方は、日焼け止めをちゃんと使っているとはみなしません。信用できないから。)

だって、これだけ、普通にたくさん売っている中で、なんで、わざわざそんなあやしいものをお金を出して買って、自分顔に塗らなくても、という話です。

小さい規模の会社の商品だと、確認もできないでしょ。

誰も確認なんかしてないっつーの。

ネットのHPで、言っちゃったもん勝ちでしょ。

「テストした」なんて、書いていても、信じられますか?

なんで。。。?  お人好しも、度が過ぎますよ。

 

その人にあっていて、質が良ければなんでもいいんですが(環境とTPOに合ってないと、もちろんダメですよ)、ちゃんとしたメーカーのものを、買いましょう。普通でしょ?わざわざネットで買わなくても、普通に売っているもので十分でしょう。

 

資生堂が、虚偽の表示をしていたら、こんなの大問題です。ヘタしたら、倒産に追い込まれたり、社名変更・再生機構に委託とか、とんでもないことになりますから、まあしてないと信じて、私は買っています。

他の大手も、さすがに虚偽の表示はしませんから(と思います)、データーとしてもっていないことは、表示していません。大手もで、表示はないけど、広告が紛らわして、誤解させるような広告をわざとしているところもあるので、これも注意が必要です。

必ずパッケージの表示で、確認してくださいね。自分のいいように解釈するのではなく。

(だから、信用問題になりますから、耐水テスト何分したのか、の表示がないんですよ。どこに出しても恥ずかしないデータとして、証拠を出さないといけませんからね。もちろん、そのテストしてデーターを出すのに、えげつない経費がかかるでしょう。だからよけいにやらないんです。あるいは、ちゃんとした結果が出なくても、表示そのものができなくなったとか。)

 

あやしい化粧品は、問題になったら、わざと会社潰して、全然違う名前でまた会社作ればいいわけなので、お金を楽して儲けることしか考えていませんからね、そういうことを平気でするわけです。

とりあえず、下品な広告(強調しすぎの)は、おかしいでしょう。

(おかしさが見抜けない方は、もうどうもしてあげられませんので、ご自分で頑張ってください。)

 

アネッサにも、いろいろ種類がありますから、どのアネッサもでいい、というわけではないですよ。

もちろん、アネッサそのものが合わない方もいるし、ゴールドだけダメ、という方もいるでしょう。

だれにでも、なんにでも合うものなんて、存在しませんからね。

私が使っているのが、貴女に合う、なんて、一言も言っていませんよ。

「耐水性」の、本当に日焼け止めのご紹介であって、参考にされるのはいいですし、間違った日焼け止めで真っ赤に日焼けされるくらいなら、塗ったほうがいいのかもしれませんが、かぶれるなら、塗ったらダメですし、かぶれているのとカサカサになるのは、また全然意味が違いますよ。

私が勧めたさえ使えばいいんでしょ?みたいに、盲目的に過信している方が、たまに来られるので、困ったものです。

人によって、塗り心地の好みも違うし、肌質も違うし、どこでどんな時に使うのかも違うから、うちのクリニックのパウダールームには、日焼け止めが7種類くらい置いてあるわけです。

それぞれ、テスターで試していただけるように。

「試してください」と言って、置いているのに、試さずに、帰りのカウンターで、「お勧めをください」という方がいて、困ります。

(こういう、自分でなにもせず、なんでもわからない、わからないと言えば、他人が世話してくれて、それを使えばいい買えばいい、と思っている方は、うちのクリニックには向いていませんよ。

うちに通う以上、私の意見は参考にされればいいですが、塗り心地をどう感じるかまで、わかるわけないんだから。

まずは、試してって!

そういう人は、営業をガンガンかけて、なんでも買わせようとするクリニックやエステに行ってください。そこで言われるままに買えばどうですか。いくらでも売りつけてくれますよ。

いい加減、自分で判断する、ということを、覚えないとダメでしょう。

それくらいの自立は、いい大人なんだから、していただかないと。お金も時間も、いくらあっても、キリがないですよ。

とりあえず、人の話を、聞きましょう。聞いてくださいね。聞き流しているのではなく。

 

 

 

ゴールデンウィークの前に書くべきでしたが、すみません、書く時間がありませんでした。

患者さんの中にも、ハワイや南の島に行かれる方もいらっしゃって、受診されて、南の島に行って、海に入る、と言われたので、その方には直接お伝えしましたが、そういう機会のなかった方の中には、日焼け止めの勘違いされている方が、きっととても多いんだろうな、と毎年のことですが、実感しております。

 

毎年言っておりますが、海やプールに入るなら、それがまた南の島ならなおのこと、ウォータープルーフの日焼け止めを塗るのは当たり前ですし、こまめに塗り直しするのも、当たり前ですよね。

これをいつも読んでいただいている患者さんは、実行していただいていることだと思います。

でもね、南の島の海では、2~3時間毎に塗ったとしても、足りませんよ。

紫外線がハンパないですからね。

それだけではなく、これがまた落とし穴なんですが、その使っておられるウォータープルーフは、水につけたら、何分持ちますかね?

書いてないでしょう。

書いてない、ということは、そこまでの耐水テストをしていない、ということです。

 

資生堂の宣伝をするわけではないんですが、

(って、宣伝になっちゃうんですけど。念のため、申し上げますが、資生堂からは一円ももらってませんし、ナビジョンを買っているからと、特別扱いもしてもらってませんので。念のため。)

資生堂のアネッサ、ありますよね。

患者さんの中には、このアネッサを使っておられる方って結構いらっしゃいます。

(アネッサのシリーズもいろいろです。いい悪い、という話は、ちょっと置いておきますが。)

 

このアネッサの、ゴールド色のヤツ、海・プール用、アウトドアなど、資生堂の中では、ウォータープルーフの日焼け止めとしては、最強ですね。

これのパッケージの裏を、ちょっと見てみてください。

「耐水テスト80分」と表示があります。

耐水テストをしたら、80分、もった、ということです。

知ってました?

 

あの、アネッサゴールドをもってしても、たったの80分しか、水につかりっぱなしなら、もたないんですよ!

たったの80分です。1時間20分です。1時間半も、もたないんですよ。

そうなると、海に完全にもぐるとか、水につかっている状態であれば、2~3時間毎では、足りないわけです。

状況にもよりますが、ホントに、日焼けによる皮膚ダメージを最小限にしたかったら、1時間~1時間半後には、塗り重ねないといけない、ということになります。

 

自覚、ありました?

 

そして、これまた恐ろしいことなんですが、私は、今のところ、このアネッサゴールド以外で、「耐水テスト○○分」と書いてある日焼け止めを見たことがありません。

ドラッグストアで、よく資生堂と並んでおかれている、海用のイメージの日焼け止めは、先月だったか、ドラッグストアで確認したら、表示はありませんでした。

(追記:7月17日にドラッグストアに行ったら、カネボウのアリーの中の1種類に、「耐水テスト80分」の表示がありました。失礼しました。H25年7月23日追加記載。)

もちろん、他のでも見たことないですね~。

 

ということは、耐水テストをちゃんとやっていない、ということです。

やっているなら、そのテストを結果に、ホントに自信があるなら、表示するはずなんですよ。

毎度言っていますが、「表示がない」ということは、メーカー自体が保障していない、ということです。

 

とある、敏感肌用の化粧品で有名なメーカーが、学会の商業展示でブースを出していて、SPF50で、ウォータープルーフが展示されていて、「新商品か。珍しいな。」と思い、

(それくらい、敏感肌用で、ウォータープルーフのSPF50の日焼け止め、というのが難しいんです。

たいがい、塗り心地が最悪で、真っ白になったり、石けんで全く落ちなかったり、塗り重ねると、えげつなく、ごわごわに固まるという代物。。。こんなの、売っていいん?

これで、塗り直しとかしたら、ハンパないですけど、敏感肌用って、言うん?メーカーは、一体、これを1日に何回塗れと思っているでしょうか。。。)

ブースにいたスタッフの方に、「これ、何分、水にもつんですか?耐水テストは、どうなっていますか?」と聞くと、「耐水テストはしてません。手とかに塗って、水につけたら、落ちなかったから、ウォータープルーフとしました。」と、非科学的な答えが。。。

 

まあ、たいていのメーカーのウォータープルーフって、こんなものだと思います。

海やプールにつからないなら、それでもいいと思いますよ。マメに塗り直ししていたら。

でも、完全につかるなら、それって、アカンのんちゃうん?

特に、こういう「敏感肌用」を売り物にしているメーカーは、それを過信して(必要ないのに)、つい頼っちゃう人もいるから、そういう人の期待を裏切らないように、その辺も考えてほしいものですが。。。それなら、そう説明して、売るとかね(説明もせずに、売っているのを、患者さんから聞いて、知ってますが。。)

。。。。うう。。。このあと、たくさん書いていたのに、保存に失敗したようで、消えてしまいました。。。ううう。。。

ちょっと疲れたので、今日はもう寝ます。。続きの消えた分は、次回に書きます。すみません。。

http://www.shiseido.co.jp/anessa/howtouse.html

資生堂のHPに、こんなの見つけました。

南の島には足りませんが、参考にされてみてください。

「2~3時間毎に塗り直しがおススメ」と、資生堂が書いているのを、初めて見ました。

(今までは、私は目にしたことがなかったので。少なくても、パッケージには表示がないです。)

 

 

 

 

ブログをいつもちゃんと理解していただいている方は、今日のは、読まれなくていいです。

毎回、言っていることは同じですので、また同じことの繰り返しです。

 

以前に患者さんから、「成分をみてもわからないから、こんな成分が入っていたら、その化粧品は止めておきましょう」という、成分を、ブログに書いてください、と頼まれたことがありました。

 

。。。。そんな成分は、ありません。

っていうか、そもそも、成分どころか、後の成分表すら見てないでしょう?

なんで、成分の話になるかな。

日本で使われている成分、一体いくつあると思っているんでしょうか。

そもそも成分表示でウソつかれたら、終わりでしょう。

だから、あやしいところのは使うな、と何度も言っているわけです。

誇大広告の化粧品とか、そのメーカーの姿勢しか、言っていません。

 

今、日本で販売されている化粧品で、そんな劇薬成分が入っているものは、当たり前ですが、存在しません。

(特殊な販売経路(会員制とか)や通販やネット販売のみの化粧品は除きます。内容が信用できないことが多いので。時々、ニュースになって、逮捕されてたりしてるでしょう。デパート・スーパー・ドラッグストアなどの誰でも買える一般小売店で販売されている化粧品とお考えください。もちろん、医薬品は化粧品ではないので、全然話が違いますし、クリニックで診察を受けないと買えない化粧品も、化粧品と呼んでいるだけで、医薬品とほぼ同じということがありますから、全然話は別です。

こういうことも言っておかないと、そういう方には、わからないようですので、くどいですが、言っておきます。)

 

たかが、化粧品ですから、「そんなの、絶対ダメ!」なんて、成分を言っただけで止めないといけないようなものは、とっくに厚生労働省が止めてくれているわけで、市販されているものは、このルールに従って、製造販売されています。

だから、外資系のメーカーの化粧品で、一部が日本では販売していなかったりするでしょう?

あれは、成分が劇薬とかいうのではなく、厚労省が、「化粧品に使ってよい」と認めていない成分が、化粧品に入っているから、輸入ができないからです。

 

だからこそ、今までもブログでも、成分指定など、一度もしたことないでしょう?

だって、できないですもの。

 

アルコールが入ってスースーする化粧水は止めなさい、とブログで言っても、アルコールが入っているおかげで、吸収が良くなったり、あるいは、基剤を混ぜるのに、どうしても必要だったり、などなど、アルコールが必要な場合もあるんです。必要悪ですね、という話も書きました。うちの取リ扱い化粧品の中にも、少量であっても、アルコールの入っているものもあると、書きました。

ピーリング系の成分にしても、のべつまくなし、毎日ずっと使うな、と言っているだけで、私自身はピーリングはとても好きですし、毛嫌いしているわけではありません。

普段の基礎化粧品に混ぜて、知らずに使う(使わせるメーカー)のが一番悪いのであって、「ピーリングをしている」と自覚を持って、期間もちゃんと決めるなりして、使う分には否定していないわけです。それも書きましたよね。ちゃんとお手入れしていたら、好きな時に、ピーリングができますよ、くらいのことも書いてきました。

だって、うちのメニューにも、ケミカルピーリング、あるでしょう?

ただ、お肌の状態によったら、勧めません、と今までも何度も書いてきました。

 

成分の問題ではないんです。

だから、成分の名前がどうのこうの、なんて、書いてないでしょう。

知ってもらう必要もないし、私だって、覚えていません。知らなかったら、調べているだけです。

今時、成分なんて、ネットで検索したら、すぐに結果も出てくるでしょうし、専門家でない方が、覚える必要も知る必要もありません。

(検索は、誰でもネットがあれば、できますよ。前にも書きましたが。)

 

どんな成分を、いつ、なんの目的で使うのか、また量はどれくらいなのか?

それによって、仕方ないレベルから、勧めない化粧品にまで、変わっていくわけです。

添加物のない化粧品なんて、存在しないと何度書いたことか。。

添加物が嫌なら、純石けん以外の化粧品なんて、ワセリンと椿オイルとかのオイル100%しか、ありませんよ。ファンデも日焼け止めも、添加物ゼロなんて、存在しません。

添加物は、化粧品である以上、仕方ないです。

 

防腐剤として、有名なパラベンにしても、ごく少量入っている分には、必要悪でしょう。

だって、入っていなかったら、化粧品、腐りますよ。冷蔵庫に入れたとしても、何週間もつのか。。。

「パラベンフリー」と書いてあっても、違う防腐剤(メチルパラベンとか)が入っているだけだったりもしますし(刺激の程度が違うんでしょうけど)、全然違う成分が代わりに入っているか、本当に入っていないとしたら、少量で使いきれるようになっているはずです。

もしくは、中に入っている成分が、腐るような(菌が繁殖しにくい状況が作られているのか)成分でないか、などが考えられます。

(ひどいのになると、根拠なく、「防腐剤なくても、腐らない」と言い切っている商品もあります。突っ込んで聞いても、説明もできないわけです。)

 

そりゃ、防腐剤入っていないにこしたことないですよ。

でも、ある程度、入っているのは、仕方ないんじゃないですか、1か月とか2か月とか、あるいはそれ以上、使うんだったら。

でないと、すぐに買い足すとか、冷蔵庫に入れるとか、ちゃんと本当に工夫されていたら、その分値段も上がるでしょうし。

どこで、妥協するか、です。

予算が限られているのに、基礎化粧品にかけられるお金って、たいていの方は、限られているんじゃないですか?

 

以前にも、何度も書いたと思いますが、野菜と同じです。

無農薬有機野菜に、そりゃ、こしたことないですよ。

でも、売っているお店は限られているし、いつでも買えるとは限らないし、季節によって、売っている野菜は違うますよね。

また値段は高いし、泥付きのまま売られていたり(普通の台所で洗うと、泥で、配管がつまることがあるそうです)、虫も付いてることもあるでしょう。

虫が食った穴もあったり、見た目も曲がっていたり、よくないかもしれません。

いろんなことを我慢するとしても、何より値段が高いと、そうそう毎日、全部の野菜を無農薬有機野菜になんて、できる家庭はごくわずかではないですか。

私も買える時や買いたい時は買いますが、毎日買っているわけではないですし、できるだけ地場野菜や旬のものを買うようにはしていますが、普通に農薬や化学肥料は使われていると思います。

でも、よほどのことがない限り、国産を買いますし、特に、レモンやオレンジは、絶対アメリカ産のものは買いません。

イオンのグリーンバリュー(農薬とか少な目だったと思いますが、商品によって条件が違うはずです)も、国産以外の野菜は、めったに買いません。

どこで妥協するか、です。

 

化粧品も同じです。

 

それぞれの方に、いろいろな事情があるわけで、もちろん、肌質も違うし、どうしたいのか、環境によっても年齢によっても、違うわけです。

だから、市販の化粧品で、お勧めのものなんて、言えるわけもない、と以前にも書いたと思います。

無条件でお勧めできる化粧品なんて、存在しません。合う合わない、がありますから。

 

市販ものでも、常にお勧めしているのは、シンプルな保湿だけの基礎化粧品です。

いかがわしい広告がされていないもの。

そんなものって、結構、デパート・スーパーやドラッグストアに行ったら、売ってますよ。

そういう化粧品を使っていらっしゃって、特に今現在トラブルがなかったら、私からそれを止めろ、とは一言も言いません。

ナビジョンが使いたい、と言われても、無くなってからにしたら?と言っています。だって、もったいないですからね。

このブログを読んで、ご自分で気づいて、ちゃんと見つけて使っていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。

うちにブログを読んで来られる、新患の患者さんのほとんどは、ご自分で、普通の化粧品を使っておられます。

もちろん、おかしなものはすぐに止められて。

 

ブログを読んでも、ろくな化粧品しか買わない方、というのが、ごくたまにいらっしゃいます。

割合から言ったら、そりゃ、ものすごく少ないわけですが。。。あまりにも特殊ですから、かなり目立ちます。

よくもまあ、またおかしな化粧品を見つけてきましたね、と感心しちゃうくらい。。

どうやって知ったのか知りたくなりますけど。

(ちなみに、どうやって、それを知ったのかお聞きすると、これまた、なんでそうなるかな。。。?と理解できないことも多いです。

ネットで検索して見つけられることも多いんですが、なんで、そっちの方向に。。。?みたいなことが多いです。

客観性がないのかな、普通の方はあまり買わないようなものを買ったりとか。。。

マルチ商法の化粧品とかは、身近な方が押しが強くて、とか、よくあるパターンなので、わかりやすいです。次回から、止めようがあります。)

 

ブログ、読んでいないなら、それは仕方ないです。TVや雑誌の広告にのせられて、という方が大半です。

一通り説明させてもらって、時間がないから、良かったら、ブログに詳しく書いてあるので、また読んでみてください、とお伝えさせてもらってます。

でも、ブログを読んでも、無添加石けん、と裏の成分表で、「石けん素地」としか表示のないもの、あるいは「カリ石けん素地」とまで言って、メーカーの紹介まで、しているのに、わけわからん、高い石けんを買っていたり、おかしな化粧品(しかもブログで散々、「こういうのは勧めません」とわざわざ書いてあるものを次々と買ったり、と・・・。

読解力の問題なのかな。。。?ただ、聞いていないだけ。。?

私には、理解不能です。ホントに。

だから、止めさせようがないんですよね。どうやったら、そういう思考回路になるのか、経路がわからないから、止める方法がわかりません。

 

そういう方は、直接、使っておられる化粧品、1個1個注意して、説明しても、止めないことも多いし、止めて、またおかしな化粧品を買うんですよね。。。

そのくせ、「何を買っていいのかわからない、先生のお勧めはなんですか?」と、毎回同じことをおっしゃいます。

 

わからないなら、ナビジョンを買えば?うちのお勧めは、ナビジョンだから、ナビジョンを置いています。パウダールームに置いてある化粧品で、お勧めでないものなんて、置いていません。お勧めのものしか、置かないでしょ?

と、これまた、毎回同じことを言います。

 

で、どうされるかというと、そういうやり取りを、何度か(3~5回ぐらいですかね~。ということは、3~5か月にわたっているということです。だから、その間に、使っておられる化粧品はもちろん無くなっているわけで、また新しい、わけわからん化粧品を買って、次回来られた時に、また注意して、止めさせて、とムダなお金を散々使ってから、です)して、やっとナビジョンの化粧品のうちの、乳液だけ買うとか、化粧水だけ買うとか。それ以外をどうしているのか、よくわからない時もあります。ウソつかれたりとかも。。(どうしてウソとわかるかというと、どうも肌の調子が良くないから、何度も聞いていたら、実は。。的に、だいぶ後から言ってこられるので。もっと早く言っていたら、止めさせたのに、ということも。。。

ホントに、お金と時間の無駄使いです。セレブ並みにジャブジャブ使われます。)

 

前にも書きましたが、ナビジョンの化粧品て、デパートで売っている化粧品と比べて、そんな無茶苦茶高いわけではありません。

デパートの化粧品のアンチエイジングラインのことを思えば、まだ安いほうです。

成分の質や濃度・吸収率・効果や安全性のことも考えれば、クリニック専用化粧品のほうが、商品にもよりますが、お勧めするのは当たり前です。

(以前から何度も書いていますが、ナビジョンでもお勧めしていない商品もありますし、お肌を診せていただいて、テスターを試していただいてから、合うと思う商品をお勧めしています。なんでもかんでも、使えばいいというものではありません。勝手に使う分は、ご自分で責任をお取りください。)

 

で、そんなクリニック専用化粧品を買うお金もない、という方は、これも何度も書きましたが、美容医療をやったら、ダメだと私は思います。

いろんなことを切り詰めていて、1000円以下の化粧品しか、買える余裕がない、という方。

月々何万もする美容医療は、どう考えても、無理でしょう。

1回で終わればいいですが、そんなものはほとんどありません。

(たまに、注入系の注射しかされない方は、患者さんも聞きたがらないので、スキンケアの話も私からはしません。

光・レーザー系のメンテナンス系の治療は、普段の化粧品・スキンケアの重要度が全く違います。)

 

美容医療は、お金がかかるし、終わりってありません。

どこで満足して、維持していくか、です。

人間は、絶えず老化に向かって進んでいますから、変化を止めることはできません。

(これが、わかっていない方は、美容医療は、やったらダメです。)

これまた、欲が出てきますから、ちょっと良くなったら、もっと良くしたいと思っちゃうし、頻繁にできなくても、また都合つけてやりたくなるわけです。

病気でもない、美容医療に、どこまでお金をかけていくのかは、その方の価値観ですが、何をやるにしろ、どこで維持するにしろ、お金がかかるのは当たり前で、生活を切り詰めてまで、やるものではないと私は思います。

洋服やバッグを、流行りものを買うのを止めて、美容医療に回すとか、ムダ使いを止めるとか、そういう切り詰め方をされている方は大勢いらっしゃいますが、質の悪い、安物の化粧品を使って、肌を荒れさせていたら、高いお金を出して美容医療をやる価値、ないでしょう?

 

何度も言いますが、まずがスキンケア、です。1にも2にも、スキンケアです。3,4もスキンケアで、5に、美容医療って感じでしょうか。

前にも書きましたが、化粧品を変にケチるくらいなら、レーザー1回するお金を、化粧品代に回してください。

 

安い化粧品でも、「安物」ではないく、シンプルゆえの価格の安い化粧品があります。

質も、値段の割には、悪くはないし、それでトラブルがないから、変える必要もなく、基礎化粧品にお金をかけることなく、必要最低限の化粧品しか使っておられない、賢い患者さん、というのも、実は結構いらっしゃいます。

ナビジョンを使っていない方も、もちろん大勢いらっしゃいます。

(使っている方のほうが多いですけどね。

でも、こういう方も日焼け止めは、うちでクリニック用(ナビジョン以外も含めて)を買われていることが多いです。

皮脂汗に強い、ウォータープルーフで、SPF50、とかになってくると、市販で肌に優しいしっとりタイプ、というのがほとんどないからです。TPOによっては、こういうのが絶対必要な時がありますから、もっておかないと。)

賢いです~。

(まあ、こういう方の場合は、予算というよりも、身近で、探したら、そういうのに、行きつかれた結果であって、最初から、安い中で探されたわけではないです。お金持ちの方も多いので。)

 

確かに、美容医療を定期的にされている方は、本当に化粧品にお金がかからなくなった!と、とても喜ばれます。

ファンデも薄付きでいいし、コンシーラーもいらないし、全然減らないし。。

ファンデ塗らない日も多くなるし。

いいことづくめです。とてもいいサイクルにはまっていて、ぐるぐる一生回り続けるのかな。

浮いたお金は、また美容医療に回せます。

ムダなお金を使わなくて済むわけです。

 

ナビジョンも買えない、市販で何を買っていいのかわからない、となったら、うちで美容医療をされていくつもりであれば、私に、買った(買うつもりの)化粧品を、1個1個ご相談していただくしかないわけですが(私のお勧めのものを使いたいなら。)、そのたびに、化粧品相談に来るって、大変だと思うんですよね。

処置中やメールで聞かれる分には無料ですし、時間も取りませんが、わざわざ時間を取ったり、化粧品の実物をいきなり確認となると、「化粧品相談」と診察カウンセ料金は別です。予約枠も変わります。

処置されていない方は、化粧品相談でしか、予約をしていただくしかありません。

時間もお金も大変でしょう?めんどくさいでしょう?

化粧品くらい、気軽に、その辺で買いたいと思うんですけどね。どうですか?

 

若いうちって、いろんな安い化粧品・あやしい化粧品を使って、誰でも失敗をして、経験して、ああ、今度は失敗しないようにしよう!と次回に生かしてこられたと思います。

でも、もうもう40歳前後、50歳前後になって、まだあやしい化粧品にひっかかる方は、美容医療も、あやしいクリニックにひっかかるんです。

ひっかからなかったら、宝くじにあたるくらい、とても超~ラッキーでした。良かったですね。

そういう大半に方が、でも、あやしいクリニックやおかしなエステにひっかかって、お金と時間だけでなく、自分の顔や体も、えらいことになるという、とんでもないサイクルにはまっていくんですよね。。。どこかで、その悪循環を止めないと。。

だから、そういうこともわからない方は、美容医療をやったらダメなんですよ。

まずは、ちゃんとスキンケアをしてください。

いい年して、他力本願ばかりしているのではなく。

他力本願をしている限り、フリーペーパーとかのあやしい広告に誘われて、カモになるだけです。

一刻も早く気づいて、何を最優先にするべきか、もう一度ゆっくり考えてから、美容医療をされてくださいね。

 

 

遅くなりました、すみません。

洗顔の仕方です。

洗顔の仕方って、わざわざ書かないといけないことだとは思いませんでした。。

今までも書いていましたが、擦らずに優しく洗ってくだされば、それだけの話なんですが。。。

何人かの患者さんが、擦り倒して洗っていたかと思えば、それを直そうとして、今度は、全く肌を触らずに、洗うということがありました。

「擦らないように」と思って、洗ったら、そうなったそうです。。。

う~ん、よくわからない。。。

他の患者さんにも、数人いらっしゃったので、ちょっと書いておきます。

 

肌を全く触ろうとせず、石けんの泡のみで、ふわふわと押さえるようにして、はい、洗顔終了~。

。。。これで、ファンデや日焼け止めが落とせるわけ、ありません。。5分泡をのせようが、10分のせようが、全く落ちません。

 

私は、肝斑の患者さんやスキンケアを説明した方には、こすらないように、 と、泡で優しく、なじませてなでるように洗ってくださいね、としか、言っていません。時間も、1分も要りません、もし、それで、ファンデや日焼け止めが残っていたら、もう、ほっておいてください、赤ちゃんにやらないことは自分にもやらない、と。

これのみ、です。

(そうやって、洗っておられる方は、この後は読む必要、ありません。

それで、ほとんどの方は、次回来られた時に、そ~っと洗顔を見に行くと、優しく洗っておられます。肝斑も、どんどん良くなるし、顔の変な赤みも、キレイに消えていきます。

時々、まだ力を入れて、洗ってたり、タオルでごしごし拭いている方がいるので、注意をする、という感じです。

ゴシゴシ洗う方の大半も、何度か注意しているうちに、直されます。

(直す気のない方は、いつまでたっても、実行されないので、肝斑がよくなるわけありません。そのくせ、治療の予約をとって、やり続けようとされる方には、もう治療をお断りしてます。良くなるわけがありませんからね。)

 

でも、肌を触らずに洗う方の場合、もう、どうしたらいいんでしょうね。。

 

そりゃ、肌に全く触らずに、純石けんの泡のみで、1分もしないうちに、全部取れたらいいんですよ。

でも、そんなことは不可能です。

劇薬を使えば、肌にのせた瞬間に、化粧は全部取れます。汚れどころか、肌も溶けます。

ただれてしまいます。もう、それはホントに一瞬です。

でも、残念ながら、純石けんは、劇薬ではないので、化粧品を溶かすレベルまでいきません。

やっぱり、手や指の腹で、優しくなじませて、ある程度はなでないと。

石けんの泡と、汚れが反応する時間が必要でしょう。

なんでも一瞬で落とす、1度洗いで済むもの、なおかつ、お肌に優しくて、値段も手の届く範囲で、なんて、そんな魔法みたいなものはありません。

 

キッチンで、油汚れを洗う時、スポンジに洗剤つけても、ちょっとだけ力を入れるでしょ?

洗剤かけただけで、汚れがサーッと流れたら、どんだけ強い洗剤やねん、ってことです。

そんな洗剤で洗ったら、手、どんだけ荒れますか!

でも、力を入れるって言っても、鉄のフライパンを洗うなら、ともかく、テフロン加工のフライパンを洗うなら、そんなゴシゴシ洗いませんよね。

力を入れるにしても、鉄の時と、入れ加減、違うでしょ?

スポンジも柔らかいのを使いますよね。

金属タワシで、テフロンを洗う人はいませんよね。

だって、すぐにテフロンが剥がれて、傷だらけになって、フライパン、買いなおさないといけませんものね。

(テフロンがはがれたら、すぐに買いなおしてくださいね。)

その力加減にしたって、誰からも習わなくても、毎日、自分で経験したら、わかっていきますよね。

テフロンのフライパンにも、それだけ気を使うのに、どうして、自分の肌、まして顔に、気を使わないのか、よくわかりません。

話を戻します。

肌を触らずに、どうしても洗いたいなら、それなら、ファンデや日焼け止めは使ったら、ダメですよ。

日焼け止めを、どうしても使いたいなら、いわゆるベビー・子供用とかの、汗かいたら、すぐに流れてしまうやつ、とかですかね。

そういうのって、多分、SPF30以下の、弱~いやつです。

それなら、純石けんの泡で、ポフポフとちょっと押さえるように、肌に触らずに洗ったら、落ちるかも、しれません。

(落ちないかもしれませんが。)

 

ファンデも日焼け止めも塗っていない方であれば、別に変える必要はありません。

皮脂や汗なんて、ぬるま湯だけで、十分落ちますから。

(光・レーザー治療をされている方の中で、ファンデ・日焼け止めを使わない方は、うちでは、ほとんどいらっしゃいませんが。ファンデは、好みの問題ですから、使わない方はいらっしゃいますけど。

日焼け止めを全く使わないという方は、シミ治療でなければ、まれにいらっしゃいます。

そういう方は、ホントの敏感肌で、合う日焼け止めがまだ見つかっていない、とか、特殊な場合で、めったにいらっしゃいません。なにするにしても、効果が悪くなりますから。)

 

何度もブログで書いていますが、私のやり方を、勝手に自己アレンジしても、考え方が違うんだから、違うもの同士混ぜても、ダメですよ。

それぞれに意味があって、「こうしてください」と言っているわけで、自分の都合のいいように、ところどころ、抜粋したって、つじつまが合わないんだから、おかしくなるのは、当たり前です。

私の指示を聞かないのであれば、それなら、うちで治療を受けなくていいと思うんですけど。。。

信念があって、やっている、とか、自分の中での科学的根拠で、こう思ったからやっている、という方で、これってどうですか?と聞かれたら、もちろん、私のわかる範囲でお答えしますし、データーがないもの、私の知らないことは、そのまま、わかりません、と申し上げるだけですが、私なりに、そのされていることを判断して、答えさせてもらっています。

まあ、話合いっていうんでしょうか。

それで納得できないなら、ご自分の考え方の合うクリニックを探して、どうぞ、そこに行かれてください。

 

患者さんには、普段の洗顔は、アイメイクリムーバーを除いて、純石けんの1度洗いのみで、それで化粧品が残っていても、ほっておいてください、と言っていますが、診察・処置の前となると、話は全然別です。

その前に、しっかり全部、落としてもらいます。

 

化粧品が残っていると、診断・診察の邪魔になりますから、正しい判断ができません。

また、処置の場合、残っている化粧品と、なにか悪い反応が出て、火傷のリスクが上がるかもしれないし、火傷しなくても、化粧品に光が吸収しちゃって、肝心の肌に光が届かない、ってことになったら、もったいないですよね。

なので、うちのクリニックの洗面所には、純石けんだけではなく、クレンジングが置いてあるわけです。

その方が、何をつけてきたのか、で、使ってもらう洗顔料を変えています。

ウォータープルーフの日焼け止めや、カバー力の高いファンデーション、アイメイクもしっかり(マスカラ・アイライン・アイシャドウなど)、という方もいらっしゃいますから、販売はしていませんが、ナビジョンのクレンジングオイルも置いています。

これで、落ちないメイクはない、と私は思っているんですが、これで落ちなかったら、それは、やっぱり、洗い方が悪いです。

このクレンジングオイルをもってしても、ちゃんとなじませて、なでるようにしないと、落ちません。肌にのせただけでは、化粧、溶けません。

溶けるとしたら、何分のせておくねん、という話です。

肌に触らないように洗う方は、えらい残りまくりで、結局、またもう一度、W洗顔をして、落としてもらうはめに。。。

肌に余計、悪いやん。。。

クリニックで、ナビジョンのクレンジングオイルを使っても、そんだけ残っているなら、普段の家では、純石けんで洗っておられるので、もっと残っておられるとのことで。。。

それは、残り過ぎです。いくら肌に自浄作用があるとはいえ、そこまで残ってこびりついているものまで、剥がしてはくれません。

毎日溜まり過ぎです。

そこまで溜まると、それは、私の想定外ですよ。それは、ホントに反って肌に悪いのでは?

よほどの脂性なら、自分の脂で、化粧も落ちやすくなりますが、大人の女性で、そこまでの脂性って、なかなかいらっしゃいません。

(肌に触らずに洗っていた方、もれなく全員、乾燥肌でした。なので、余計に落ちないわけです。)

 

想定外、ついでに、私が勧めない日焼け止め(市販だと、存在します)で、何度も塗り重ねていた方や、一度に大量に(ホントに想像を絶するくらい、大量に。ビックリしますよ)日焼け止めを塗っている方、もです。

これは、クレンジング使っても、そうそう落ちませんね。

純石けんで、落ちるわけ、もっとないわけです。

 

純石けんで1度洗いで、残っていてもいい、と言っても、限度があるわけで、そういう意味では、ある程度落ちる化粧品を使わないといけないことにもなりますが。。

(でも、ナビジョンのスポッツカバー(コンシーラーみたいなもの)ですら、純石けんの1度洗いでキレイに洗えるのに、一体どんな化粧品を使って、どう使っているんだか。。。

このスポッツカバー、

以前に、高校生のニキビ・ニキビ跡の赤みのひどい子が、どうしてもプールの時間に、スッピンをさらすのがイヤで、市販の水に強いファンデとかいろいろ試したけど、やっぱり流れちゃって、スポッツカバーだったら、プールが終わるまでもってくれた、と言っていた代物です。

それくらい、カバー力のあるものなんですが。。。)

 

患者さんの何人かに、肌を触らずに洗う方がいるってことは、これを読んでいる方の中にも、いらっしゃる、ということですよね?

触らずに洗いたいなら、ファンデと日焼け止めは、そうそう使えませんよ。

どちらもできれば、それにこしたことがありませんけど。

どっちを取るか、という選択に最後はなります。

化粧品が大量に残っている方は、2度3度受付が洗顔させることもありますし、私のほうで、残っている化粧品をふき取ることもあります。(擦りませんから、クレンジングするほどには、大して落ちません)

何度言っても無理な場合は、うちでは処置をお断りすることもありますから(処置できないので)、どうしたいのかは、ご自分で決めてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が推奨している純石けん(石けん素地100%。他の添加物一切なし。)による石けん洗顔ですが、ご使用になっておられるファンデや日焼け止めの種類によったら、かなり落ちない可能性があると思います。

ちょっと残っている時、あるいは、残っている感じがするくらいは、ほっておいたらいいんですが、それにどうしても慣れないとか、大量に残っている場合。

やっぱり無理なこともあるでしょう。

慣れない分には、もうこれは慣れていただくしかないわけですが、大量に残る、という方。

これは、洗い方が悪いか、使っている化粧品が悪いか、どちらか、あるいは両方か、です。

患者さんの中で、数人、こういう方がいらっしゃいます。

ということは、お会いしていない、このブログの読者の中にも、何割かいらっしゃるということですよね。

洗い方を変えて、使っている化粧品も変えて、というのが、ホントは正しい選択だと思うんですが、いくら口で言っても、わからない方はわかりませんね。

直接言わなくても(お会いしてなくても)、ブログを読んだだけで、早速実践されて、どんどんキレイな肌になっている方も大勢いらっしゃるというのに。

この違いが、なんなのか、私には、わかりません。

ブログを読もうと、直接言おうと、理解できない方は理解できない、あるいは、理解はしているけど、実践しない(聞き流しているのか、聞く気がないのか。。。そのくせ、指摘すると、「やり方がわからない。何を使っていいのかわからない。」と言います。

こういう方は、ホントは、高いお金を出して、美容医療をするべきではない、と私は常々思っています。

(スキンケアもできないのに、高いお金を出して美容医療をしても、キレイにならないどころか、反って負担になって、お金をかけて肌がひどくなる、ということが起こり得るからです。)

なので、こういう方で、うちで処置をされている方は、途中で治療をお断りしてます。

お金、無駄ですからね。

うちに寄付しているつもりでしたら、構いませんけど。

と言っても、そう言っても続けるので、(キレイになれない、とはっきり言っているのに、キレイになれる、と勝手に思って、でも、自分のやっている間違ったスキンケアは改めず、お金を払い続けて処置をしようとするから)、そんな肌を私は診たくないので、治療はお断りしています。

 

じゃあ、処置をしなくても、スキンケアはどうしたらいい?となるわけですが、そういう方に限って、これまたスキンケア指導を受けないんですよね。

困ったものです。

 

まあ、もう人の言うことを聞かない人のことは、もうほっておきましょう。

私には、もうどうしてあげることもできません。

でも、これを読んでいただいている、賢い読者の方でも、ちゃんとしているけど、ホントに困っている時って、あると思います。

例えば、たまに、アイメイクをするけど、専用リムーバーでかぶれる方とか(安物使ってかぶれる、というのは、論外ですよ、当たり前です。リムーバーは、ちゃんとデパートで買うか、ドラッグストアで買うなら、高いやつを。)、たまにしか使わないから、専用リムーバーは買うのはちょっと、という方。

あるいは、紫外線吸収剤の入っていない日焼け止め・ウォータープルーフの日焼け止めなどを使った後に、純石けんで洗顔したら、全然落ちないとか。

 

アネッサのウォータープルーフの日焼け止め、確かに、純石けんだけでは、ちょっと落ちにくいですよね。(それでも、残った分は、ほっておいてください。)

でも、南の島に行くとか、海やプールに行くとか、アウトドアをするとか、使わないといけない状況もあると思います。

最近のは、かなり落ちやすく改良されたはずですから、以前ほどではないと思いますけど。

1日に何度も塗り重ねた場合、乾燥肌の方は、特に、純石けんだけでは落ちにくいこともあると思います。

(化粧品は、油でできていますから、脂性の方のほうがメイクは落ちやすいのです。くずれやすい、とも言いますが。)

 

どうしても純石けんのみでは無理、という場合、私がおススメしているのは、クリニック専用のクレンジングソープ(クリニックで、洗顔時に使っていただいている、ホームケア用のやつです。クリニックに置いてあるのは、業務用で、脱脂力がホームケア用のよりも少々強くなっています。)ですが、最近は、それでも落ちない、落ちにくいということがあるようです。

 

どんな化粧品を使って、どうやって洗っているのか、というのが大切にはなってくるんですが、お肌の状況によっては、なかなか化粧品を変えられないこともあるでしょう。

そういう場合に、お勧めしているのが、椿オイルです。

オリーブオイルでもいいと思います。

イタリア人は、火傷でも肌あれでも、なんにでもオリーブオイルを塗ると聞いたことがあります。

オリーブオイルの場合は、使われるとしたら、ホントは、絞っただけのエクストラバージンオリーブオイルがいいと思いますが、肌用で売られているわけではないので、かなり気持ち悪いと思います。

(ドラッグストアでも、医療用のオリーブオイル、売っていますが、私は使ったことはないですね。

大学病院にいた時、アトピーのひどい方に、1度出したことがありますが、ベタベタして、患者さんに不評でした。)

日本人の場合は、オリーブオイルよりも、椿油のほうが、私は、日本人のDNAに合っているんじゃないかな、と思います。

(イタリア人にはオリーブオイル、というように。)

 

市販で売っている椿油の大半が、髪の毛用で、精製度が低いので、ちょっと独特のニオイがありますし、色もかなり黄色いし、かなりベタベタでして、これも気持ち悪いと思います。

大昔は、そんなのしかなかったですからね。

椿油は、皮脂と成分が似ていて、刺激が少ないと言われていて、アトピーの方で、クリーム基剤がなにも使えない時(しみたり、かゆくなったりで)、ワセリンか、椿油か、それくらいしか使えない、ということがあります。

「大島椿」っていう、椿油のメーカーをご存知ですか?

椿油と言えば、「大島椿」というくらい、ドラッグストアやスーパーでは当たり前のように置いてあると思います。

ここのメーカーは、ちゃんとした椿油で、まあ、安心して使ってもらえると思いますが(好みの問題ですかね)、見た目そっくりにしたパッケージで、値段も安くして売られている、椿油がありますが、あれは、全然モノが違います。(メーカーが違うので当たり前ですが。)

一度、患者さんが間違えて買ってしまって、(パッケージがそっくりだから)、ひどくかぶれたのを診たことがあります。

ああいう、わざと似せて作っているメーカーの商品って、ホントにろくでもないですね。

ちゃんと商品に自信があれば、そっくりに作る必要はなく、質も悪い分、値段も安く、消費者が間違えて買うのを狙っているような、メーカーが作る商品って、私は最低だと思いますが。

ちょっと質は落ちるけど、その分、お安くしていますよ、と、消費者にわかりやすくしておいて、消費者が好きなほうを選べる、とするのが、正攻法というものでしょう。

 

さて、その大島椿の商品も、店頭に並んでいるものは、大半が髪の毛用ですが、以前にもご紹介した、「アトピコ」というシリーズは、肌用です。

もっと精製度合いが高いので、無色透明で、ニオイもほとんどなく、もうちょっとさらっとした使い心地です。

アトピーの方は、かなりの広範囲に塗ることがあるので、あまりにもベタベタ過ぎたら、ちょっと塗るのも嫌になりますものね。

私は、これを髪の毛に使っていますし、髪の毛が乾燥しているという患者さん用に、仕入れいているものですが、もともと肌用ですから、お肌にもちろん使っていただいていいわけです。

これを、アイメイクリムーバーやメイク落としとして、使っていただくと、普通の商品であれば、キレイに落ちます。

ただ、ただの油ですから、市販のクレンジングオイルみたいに、そのあと、水で流しても、流れません。ベタベタのままです。ただの油ですから、水で大半がはじいてしまいます。

(市販のクレンジングオイルには、合成界面活性剤(乳化剤含む)が入っていますから、洗剤と同じです。メイク汚れだけでなく、お肌の大事な成分も洗剤で洗い流してしまうわけです。)

椿油の場合、そのあとに、純石けんで1度顔を洗っていただいたら、キレイに落ちます。

もし、油分が純石けんで落ちなかったら、どうせ椿油ですから、ほっておいたら構いません。皮脂とほぼ同じです。乾燥肌の方には、かえってちょうどいいかも。

まあ、純石けんで、ちゃんと洗い流れますけどね。

私もこの土曜日、医師会の総会があって、久しぶりにアイメイクをしましたが、落ちにくいマスカラもアイシャドウも、キレイに落ちました。落ちすぎたくらいです。

(洗いあがりが、いつもより、スッキリしたから。お肌の保湿成分の一部も流れちゃったかな。。?

いつもは、リムーバーを使いますが、今回は、使ってみました)

この椿油なら、余っても、普段のお肌の保湿剤として、髪の毛の保湿剤として、使えます。

1個あると、とても便利です。

ただ、欠点は(長所でもあるんですが)、皮脂に近い油なので、オレイン酸という油が入っています。

椿油だけでなく、エステとかで使われる油のほとんどに、このオレイン酸は入っています。

 

以前に、体にホットストーンマッサージをやりたい(メインは自分のために)と思った時に、どんな油を使うのがいいかな、と思って調べたことがありました。

オリーブオイル、ミネラルオイル、アーモンドオイル、ホホバオイル、ほとんどのメジャーな油には、ほぼ入っています。

入っていなかったのは、ある特殊な、とっても高~いオイルだけでした。

(また、そういう油はすっごい酸化しやすかったり、値段もべらぼうに高かったりします。)

マッサージで油を使う時、量をケチって使うと、必ず摩擦が起こります。

マッサージには、たっぷり使わないとね!

常々、患者さんにも申し上げていますが、この摩擦というのは、擦っていることと同じですから、絶対によくありません。

体の中で、擦っていい場所なんて、どこにもありません。踵ですら、ですよ。

 

話が飛びますが、去年、東京の改装が終わったホテルに、何度か泊まったことがあり、そこのスパエステ(超有名で、いいお値段も取られます)を受けたことがあり、(体のエステは、私も時々受けます)、そこのエステが、施術中、えらいオイルをケチって使うんですよ。摩擦起こりまくりで。。。少量のオイルで、肌を擦りますから、不快なこと極まりないです。。

何しよんねん、と残念に思っていたら、マッサージが終了して最後に、「今回は、アルガンオイルを使っているので、とってもお肌にいいんですよ。」ともったいぶって、言われました。

(ちなみに、アルガンオイルは、オレイン酸が多く、でも希少なオイルで、肌にもいいと言われていて、(証拠があるかどうかまでは知りません)、お値段自体もとても高いものです)

。。。だから、ケチったのか。。。

もともと、メニューには、アルガンオイルを使用、とかは書いていなくて、アルガンオイルに期待なんて、私はしていないし、そんなものを使って、ケチって摩擦を起こすくらいなら、一番安っいミネラルオイルでいいから、ドバドバ使って、摩擦なくやれっ!!と思いました。

勘違いエステ。。というか、エステティシャンの問題なのか、店長の指示なのか。。経費削減ですか。。オープン間もないと思うんですが。。

まあ、もう行きませんが。せっかく、立地とハードはいいのに、残念です。

 

話を戻します。

オレイン酸は、皮脂にも多く入っていて、そういう意味で、オレイン酸の多いオイルというのは、確かに刺激もなく、いいんでしょうが、ナビジョンの毛穴用化粧品のGGシリーズ、覚えていらっしゃいますか?

毛穴がすり鉢状に凹んでいく原因を、資生堂が、皮脂の中の不飽和脂肪酸である、オレイン酸が原因のひとつ、ということを発見して、それで誕生したのが、これを抑えてくれるグリシルグリシン配合化粧品です。

 

オーガニック化粧品が好きな患者さんで、敏感肌の方もそうですが、保湿剤として、ホホバオイルとかスクワランとか、たっぷり使っていらっしゃる方がいて、乾燥しているけど、毛穴の開きが気になるんです、とおっしゃるんですが、そりゃ、それだけ、オイル使っているからですよ、と。

オレイン酸をたっぷり塗るから、(まあ、塗り過ぎなんでしょうけど)、どんどん毛穴が広がっていきます。

オイルしか使えない(全ての界面活性剤・乳化剤含む化粧品・医薬品が使えない)方が、オイルを使うのは仕方ありませんが、

(何かで、保湿はしないといけないわけで、ワセリンが使えない・使いたくないなら、オイルしかありません) 

オイルを使うことで、毛穴を開かせる成分を使っているだけでなく、油は必ず酸化しますから、(皮脂もです)、酸化した油は、過酸化脂質といって、これまたお肌を痛めるわけです。

炎症を起こして、毛穴に色素沈着やトラブルを起こすこともあります。

 

オイルを使うしかない方は仕方ありませんが、別にオイルでなくても、他のもので代用できる方は、ヘタしたら、オイルの恩恵どころか、デメリットばかりが目立ってしまうことがあります。両刃の剣ですね。

やり過ぎ注意です。

 

たまに、エステでオイルマッサージをされて、体の毛穴が開くわけではありませんから、時々、エステでマッサージされる分には、気にされなくていいと思いますが、自分のところで、もしオイルマッサージをするなら、どうしようかな、と一旦躊躇しました。(保留中ですけど。)

 

なので、メイク落としやアイメイクリムーバーとして使われる時もやり過ぎ注意かな、と。。

そのあと、すぐに洗い流すわけなので、そんな一瞬使うくらい、全く問題ないと思いますが、なんでもやり過ぎる方もいるし、また勝手にアレンジしだす方もいるので、ブログには書きませんでした。(勝手にアレンジしてやる分には、自己責任ですよ。確信がないなら、悪化する可能性も考えて、勝手にやってくださいね。)

 

ひどいアトピーの方は、もともと皮脂がほとんど出ていないので、椿油を塗ったところで、まだまだ足りないかもしれない、という感じですから、毛穴が開くとか、油が酸化するとか、そんなことは言っていられないこともあります。

(と書くと、また勝手に、自称「ひどいアトピー」と思っている方がばんばん使いすぎて、何かなっても、私は責任持ちませんよ。

ちゃんとした皮膚科に受診したわけでもないのに、自分で、「わたしはひどいアトピーで~。」という方って、結構多くて、実際診ると、どこがアトピーやねんっ!と突っ込まないといけないこともあり、一体誰が診断しました~?ということも日常茶飯事。。

自称「アトピー」という方、ご注意ください。本当のアトピーを舐めてはいけません。

ひどいアトピーの方は、一般の化粧品なんて、そうそう使えませんから。

自称「ひどいアトピー」と言いつつ、おかしな化粧品やきっつい化粧品を平気で使っていて、なんやそれ?何がアトピー?ということがとても多いです。

「アトピー」と言えば、自分のお肌(自分自身が)がデリケートで繊細なんです、と思ってもらえる、と思っておられるんですかね。そういう方は。。。それを言って、一体何のメリットがあるのか。。よくわかりません。。。

まあ、このアトピコにご興味のある方は、処置中に、ご相談ください。

ただの化粧品ですから、どなたでも買えますが、せっかく買うなら、お肌診てもらってから買われるほうがいいかな、と思います。

使い方とかも含めて、ね。髪の毛も、使いすぎると、ベタベタに、ノリみたいに、髪の毛、へばりつきますしね。

 

洗い方については、次回に書きます。

 

 

 

 

 

すみません、最近、ブログの更新をしておりませんで。。。

ちょっと忙しくて、他のことをちょこちょこやっております。お許しください。

今している仕事が終われば、またガンガン書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ただ、ちょっと気になることがありましたので、休憩中に、お伝えしておきます。

 

このブログで、いろいろとスキンケアについて、私の考えること、私のおススメのスキンケアなど書いておりますが、これらは全て、健康なお肌の方の話です。

紫外線のカットの仕方、日焼け止めの選び方、塗り直しの方法・回数、基礎化粧品の選び方、ファンデの選び方、などなど、全てです。

アトピーとか慢性湿疹・皮膚炎などの炎症のある方、ニキビが出ている方(生理前とか、たまに出るくらいは構わないんですが)は、対象外です。

湿疹とか何かがあるわけではないけど、なんか調子が悪いとか、乾燥してるとか、合う化粧品が見つからない、または見つけにくい、洗顔後バシバシになる、など、あくまでも、アトピーや湿疹の方からしたら、贅沢な悩みというか、普通にお化粧ができる方の話です。

合わない合わない、といいつつも、使える化粧品があるだけ、幸せなことで、ホントに皮膚の病気の時は、化粧品なんて、使えません。

病気の種類にもよりますが。

(ここで言うところの、「病気」というのは、保険診療で薬が処方される状態のことを言います。保険で薬がもらえること自体、「健康」ではないわけです。異常事態なので、健康に戻すように治療が必要となります。軽い「異常」であっても、悪化してひどい「異常」になるかも知れない可能性があるわけで、だから、「薬(医薬品)」がいるのです。)

 

ニキビとアトピー・慢性湿疹・皮膚炎の方とで、私の説明する普段のスキンケアの内容は全然違いますし、よほどのことがない限り、ニキビで化粧品を止めなさい、とまではめったに言いませんが、現在、湿疹・皮膚炎が出ている方は、たいてい、化粧品を止めていただいています。

状態にもよりますが、基礎化粧品(日焼け止め含む)からメイクアップ用品(ファンデ含む)に至るまで、一切を禁止することが多いです。

これは、皮膚科医として、当たり前で、健康でない皮膚、特に、かゆみや痛み・刺激を伴うような赤みにとっては、化粧品(どんなものであっても。ナビジョンも、です)は害でしかありませんから、普通の皮膚科医は、「止めてください」と言うはずです。

柔らかく、遠回しに、「化粧品は勧めません」て感じのいい方にされることはあるかもしれませんが、こういう場合、患者さんは、絶対止めませんね。

だって、やりたいんだから。

今、起こっている皮膚炎が、化粧品自体が直接の原因ではなくても、治ろうとしている皮膚の邪魔はしていると思います。

ちゃんと早く治したかったら、さっさと化粧品全部を止めることです。

だから、いつまでたっても、治らないんですよ。

貴女自身が邪魔をしているから。

 

状態のひどい方に、全部止めるように言うと、何度も、「ファンデもですか?○○もですか?でも、オーガニックで安全なんです。」とか、わけわからん言い訳を何度もされます。

誰のための顔やねん、って話です。

化粧しながら治るなら、とっくに治っているでしょうに。

そうやって、治らないから、跡形がどんどんひどくなって、跡形だけでなく、皮膚炎自体も悪化して、そうしているうちに、ホントにワセリンしか塗るものが無くなってしまいます。

日焼け止めも、下手したら、一生塗れませんよ。

(日焼け止めが塗れない方は、病気が原因であっても、うちではシミの光・レーザー治療はやりません。原因が問題なのではなく、「塗れない」状態である以上、光・レーザー治療はすべきではない、とまで思っています。ものすごく効率が悪いだけでなく、火傷の危険も上がるため。)

悪循環は、一刻も早く、断ち切らないと。

化粧品が全くなんの関係もないかもしれません。

でも、それは、一切を止めてみないとわかりません。

それに、化粧品はもちろん、薬ではないので、そんな炎症を起こしているところに塗っていいものなんか、ありません。

(エステやわけわからん化粧品の一部に、アトピーが治る!とか書いてあるのは、詐欺と医師法違反ですから、警察にご相談ください)

ちゃんとした化粧品には、説明用紙に、「皮膚に異常がある場合は、おやめ下さい。皮膚科医いご相談ください。」って、ちゃんと書いてあるでしょう。

なんでも、説明書は、よく見て!

 

女性の顔に、何か起こった場合、状況にもよりますが、真先に疑うのは、化粧品です。

確率から言ったら、圧倒的です。

原因がいきなりわからない場合、ひとつずつ消していかないといけません。消去法です。

全部の生活を捨てるわけにいかないんですから、一番疑わしい化粧品を止められるなら全部止めてもらって、関係なくても、治る邪魔になるから、一旦休止するんです。

 

大人のアトピーの場合、また少し違ってきます。

アトピーの症状により、一部の化粧品を仕方ないから使っていてもらう、ということはあります。

何故かというと、完治できるわけではないから。

大人のアトピーの場合、多分一生(体質がいきなり変わらない限り)、メンテナンスをしていかないといけません。程度に差はあると思いますが。

そうなった場合、軽めのアトピーだと、うまく付き合っていく、というか、悪化させない程度に、日常を暮していけるように、化粧品が主に、その方の精神安定剤代わりであったり、メリットデメリットを判断して、メリットが勝つ場合に、軽めのメイクやあまり刺激にない化粧品を一緒に考えていくことがあります。

 

その方のお肌の調子によって、全く話が変わってくるわけです。

 

ホントにひどい方は、化粧品を使うと、反ってつらいのは自分なので、たいていの方が、使う気も無くなってしまっているというか、仕方ないともう考えないようにされていたり、とか、こちらで止めてください、という前に、とっくに使っていらしゃらないことが多いです。

人によっては、ポイントメイクですら、できないことがありますから。

 

自称「アトピー」みたいな方は、またこれ、話が違いますけれど。。。

(こういう方は、たいていアトピーではなく、というか、皮膚科を受診したこともなく、なので「アトピー性皮膚炎」と診断を受けたわけでもなく、「私って、アトピーだから、肌弱いんです~」と、自慢げに言う方が多いです。気のせいでしょうか。。。

そういう方は、お肌も、どこがアトピー?というくらい、健康で、よくよく話を聞いていると、おかしな化粧品を使って、肌の調子が悪くなったことがあった、という程度のことが多いです。

おもしろいことに、こういう方が、「合う化粧品がないんです。」「日焼け止めが何にも(!)合わないんです」とか、おっしゃるんですが、おかしな化粧品ばかり使っていたり、とか、たまたま使った2~3種類(それも、おかしなやつ)でかぶれた、という経過で。。市販されている全てが合わない!と言われるので、あ~あ~、と思っちゃいます。

こういう人の中にも、ホントの皮膚炎の方も混じっているので、お肌は診ないとわからないのはわからないんですけどね。)

お肌が健康な方でもなんですが、ブログの書いてる、前後の意味も理解せず、「○○はダメ」「○○は勧めない」というところだけしか、覚えておらず、はあ~?ということをされている方がやはり時々いらっしゃって、困ります。

なんでも、二面性がある、と何度となく、ブログで言ってきたつもりですが、意味がわからないなら、とりあえず、それをやるのは止めておきましょう。理解するまで。

 

何人か、そういう方が続いたので、まだまだブログをみて、思い込んでいる方がいるかも、と今回書きました。

 

お肌トラブルは、元気な時と違うんだし、一人一人でも全然違うわけですから、わからないなら、専門家(皮膚科医、もしくは形成外科医)に相談しましょう。

どんな素晴らしいスキンケアであったとしても、万人に効く方法というのはありません。

自分に合わないんだったら、やり方が間違っているか(解釈の問題)、たまたまなのか、それとも、根本的に大きくずれいてるか、(もちろん、根本的に合わない、ということもあるでしょうけど)などが考えられます。

おかしい、と思っているなら、一旦、いろんなことをお休みして、ゆっくりでいいので、ちゃんと考えましょうね。