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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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患者さんのお肌の調子が悪い場合、スキンケアもちゃんとしているのに、となったら、一番に疑うのが化粧品です。

そういう場合、逐一、患者さんに、使っている化粧品を全部お聞きするんですが、商品名を聞いて、「それは、止めたほうがいいですよ。」と言うのもあれば、「今すぐ、止めてください。」と言うのもあれば、止めはしないけど、無くなったら別にそれでなくてもいいんじゃない、ということもあれば、気に入っているなら、無理して変えなくてもいいですよ、ということもあります。

その判断は、私の考えによるわけで、絶対正しいというわけではありませんが、うちの患者さんには、私の考え方に従っていただきます。

でないと、キレイなお肌にならないと私は思っているからです。

では、どういう化粧品なら、いいのか?

これは、具体的に、絶対これを使ってください!とまで、強制しているものはありません。

ナビジョンにしろ、クリニックで取り扱っていますし、今、うちの保湿は、基本的にこれしか置いていませんが、保湿であれば、一般のものでもいいものはあるでしょうし、基礎化粧品を全部クリニックで揃えないといけないものではありません。

ただ、ナビジョンのような、クリニック専用の化粧品は、特殊な成分も入っているものを扱えるのも、クリニックならではなので、私自身もナビジョンが気に入っているので、置いています。

でも、強制はしてません。気に入った方は、どうぞ使ってください、という感じです。

これなら使ってもいいですよ、という化粧品が市販のものであるわけではないので、商品名はいいません。勧めてもいないのに、買って、なにかあってもいけませんから。

自分の使っている化粧品が、使っていていいのかどうかを知りたい方は、処置の時にお聞きください。

さて、一番大事なのは、やはり、「今すぐ止めてください」という化粧品ですよね。

いくつかあるんですが、患者さんから言われる代表格は、韓国製のやつです。

例えば、アモーレパシッフィックとか、いわゆる高級化粧品であれば、また話は別です。

アモーレパシフィックがいいとか悪いとかいう話ではなく、アモーレパシフィックぐらいになると、国産の高級化粧品と値段変わりませんよね。

質も、多分、日本で売っているもの(韓国で買ってきて、個人で輸入してきたものは、中身が全然違うことがありますよ。)とそう大して変わらないんじゃないかと思います。

コンセプトは、メーカーによって、いろいろです。

 

明洞とかで、やっすい化粧品、山ほど売っていますよね。

韓国がいくら日本より物価が安いと言っても、安すぎでしょ~。

 1枚10円もしないパックなんて、「韓国製=キレイになれる」みたいな、都市伝説があるから、買うのであって、「韓国製」と表示がなかったら、日本でそのまま売っていて、買いますか?100均よりも安いわけでしょ?

冷静に考えてください。

日本で売っているものは、まだ、厚生労働省が認可している成分しか入っていないことが確認されて、一応売られているわけですが、(調べたら、おかしなものも入っているかもしれませんよ。全部が、くまなくチェックされているわけではないでしょうし。。)韓国で売っているものは、日本と売っていい成分の基準が違います。当たり前ですよね。

 

化粧品に対する考え方が全く違うので、また日本ほど規制も厳しくないので、いいんだか悪いんだか、いわゆるきつい成分が入っていることも多いわけです。

そういうものの大半は、ピーリング剤と似たようなものと思っていただいて構いません。

特に、「美白」「アンチエイジング」「シワ」とか、何か付加価値がついていると、まあ、ピーリング剤は入っているでしょう。安いですからね、原価が。

ホントに、そんなものに効く成分を入れたら、そんな値段で売れるわけありません。

韓国製でも、高いものは高いんです。観光客に有名ではないだけで。

明洞とかの安いものは、韓国セレブや韓国の芸能人が使っていると思いますか?

日本の女優さんが、100均の化粧品使っているとは思わないでしょう?

患者さんもおっしゃってましたが、韓国の友達(セレブ)は、SK-Ⅱや資生堂を使っている、と。

(SK-Ⅱや資生堂がおすすめというのではないですよ。韓国の方も、日本の化粧品を使っている、ということが言いたいわけです。)

 

まあ、韓国や欧米の美容に興味のある方は、ホントにピーリング剤が好きですね~。

だから、あちらの化粧品にも、ピーリング系がとても多いです。

私も脂性なので、ピーリングは好きですが、のべつまくなしにはやりませんし、患者さんにも、適応のない時には絶対させません。

適応があっても、その時のお肌の状況で、使うピーリング剤の種類は検討しないといけないと思っているので、必ず診察して確認がいると思います。

どんなに弱いものでも、毎日使っていいいものは、私は基本ないと思っています。

特殊な場合を除いて。

(それは、お肌を診ないとわかりません。)

 

患者さんは、キレイになると思って、毎日せっせと韓国製の、なんかわけわからんやつを使うことによって、ピーリングをせっせとやって、炎症を起こして、肝斑も悪化させるという悪循環にはまってることがむちゃくちゃ多いです。

どうしても、韓国製のを使いたいなら、(これは、国産でもそうですが)、ちゃんと出所がわかっているもの(作っている企業の得体が知ることができるもの)、そして、何が入っているのか、ちゃんと調べられること、が条件です。

韓国で買ったら、ハングル文字で、成分が書いてあったりしますよね。

最近は日本語でもついでに書いてあることも多いですよね。

でも、それ、ホントに合ってますか?

誰が確認できますか?

例え、ハングル文字がそのままに日本語で正しく訳してあったとしても、成分通りの表記をしているなんて、信じられます?

韓国って、旅行に行った方はご存知でしょうけど、日本と比べて、なんでも雑でしょ?アバウトっていうのか。。。それがいいこともあるし、悪いこともあるし。。。日本人が細かすぎっていうのもありますが、日本人の感覚とは全然違うでしょ?

偽装事件なんて、たくさん今までも報道されてきたし、海外に行ったら、おかしな日本語訳なんて、山ほどあるでしょ?

どうして、化粧品だけ、(というか、韓国ブームだから、結構なんでもですかね~。)あんなに、無防備に信じますかね?

私にはとても不思議です。

何が入っているのかわからないものを、ただ、「韓国製」というだけで、「カタツムリ」とか「毒蛇」とか、なんのこっちゃ、という、どうでもいいことで、過度な期待をしてしまうって、ちょっと危ないと私は思います。

韓国って、ひとつ流行ると、すぐにまねして、どこが本家かわからなくなるじゃないですか。偽物もたくさん出回るし。。

そういうことも踏まえて使わないと、話のネタに、とか、仕事のリサーチで、とかなら、致し方ないですが、ものすごく期待して使うと、えらいことになりますよ。

実際、なったことないですか?

身近にそういう方、いませんか?韓国で、たくさん化粧品買ってきて、かぶれたり、赤くなったり、皮めくれた人。。

まあ、そういうわかりやすい、「かぶれ」や「合わない」だと、すぐに止めてくださるので、幸いなんですが、おかしな変化が、ものすごい微量だと、全然ふつうの方は気づかないので、ずっと使っていて、えらいことになるんですよね。

これは、国産のものでも、化粧品はなんでも同じです。

 

どうしても使いたいなら、日本に店舗があって、日本語で、詳細を聞こうと思えば聞けるところで、成分をちゃんと調べられるところにしてください。

で、必ず、日本で買ってください。

(そしたら、日本の厚生労働省の管轄です)

そして、大きな期待はしすぎないこと。

美白・アンチエイジングなどの付加価値のついていないものなら止めはしませんが、それなら、わざわざ、韓国製を、日本で買って使わなくてもいいんじゃない?と思います。

(っていうか、そこまで、韓国製が塗りたいですか?どうして?どの辺が、日本製よりも優れているのか、具体的に、教えてほしいです、正直なところ。)

 

韓国人と日本人とは肌質も違うし、韓国と日本で、土壌というか、環境が全然違うので、向こうで、どんなに質が良くても、日本で、日本人に合うかどうかは別の話です。

日本人なら、日本製を使え!くらいの勢いで、基本、私は、国産派です。(特殊なものを除いて。)

だって、日本人のことは、日本人が一番よく知っているから。

日本製は、ホントにかゆいところに手が届くというか、素晴らしい質を提供していると、私は、全ての商品において信じています。

(日本が遅れている分野もありますけどね。)

 

いいものは、どこの国のものでもいいものはありますし、日本人に合うものもあるでしょうけど、無条件に、信じるのは止めてほしいものです。

 

また、どこのメーカーの、なんていう化粧品なのか、そんなことすら、言えないようなら、使うのを止めましょう。(韓国製に限らず)

メーカーも商品名もわからないということは、その程度の、どうでもいいってことです。

ちゃんと選んですらいない、ということです。

そんなものを自分の顔に塗って、なにかあったら、困りませんか?自分の顔は実験台ですか?

私たち美容医療に携わるドクターは、自分の顔を実験台にすることは日常茶飯事ですが、一般の方はしなくていいでしょう~。

何かあったら、困るでしょう。

私らは、起こり得る副作用もある程度予想して、実験しますし、火傷しようがシミになろうが、そのあと、自分で治しますし、なんとかします。

でも、患者さんは、そうもいかない。

よく、得体のしれないものを、顔に塗るな~、と私はいつも感心してしまいます。チャレンジャーですよね、みなさん。

それなら、何も塗らないか、ワセリン塗っているほうが、よほどましです。

化粧品自体に過度な期待をするから、弱みに付け込まれて、おかしなものを使ってしまうだと思うので、化粧品に、絶対過度な期待はしない!ということです。

医療とは違うので。

基礎化粧品は、ホントに保湿の役割さえあれば、それ以上でもそれ以下でもないです。

それ以上のことがしたいなら、クリニックで相談しましょう。

 

とりあえず、今、韓国製を使っている方は、得体が知れているかどうか、まず、確認してください。

それを使って、客観的に、ホントにお肌の調子がいい!というなら、止めはしませんが、あんまり、とか期待したほどでは、というなら、もう一度見直しましょう。

すぐに止めていただいて、乾燥するなら、とりあえず、ワセリン、塗っておいてはどうでしょうか。次の化粧品が見つかるまで。

 

 

 

 

 

 

前回書いた、患者さんのスキンケアの勘違いが、ひょっとして、皆さんの中にも、勘違いされている方がいたら大変と思い、具体例を示します。

私も、そう思っていた!というのなら、すぐに止めましょう。

まずは、クレンジング編です。

①何度も書いていますし、直接患者さんにも言っていますが、いわゆるクレンジングは、一切勧めていません。

特に、クレンジングオイルですね。

クレンジングオイルは、私は、洗剤の固まりだと思っているので、今、とても調子がいいとか、悩み事が何もない、という方であれば、好きにされればいいですが、肝斑がある・肝斑の可能性がある・顔が赤くて悩んでいる乾燥がひどい・肌がイタイ、などなど、そういう悩みを持っている方には、絶対やめてもらっています。

クレンジングそのものが、そのおかしな肌にさせてしまった原因のひとつ、あるいは、悪循環にはめさせた原因だと私は思っているからです。

患者さんの中には、

①少しの時間、使えばいいだろう(肌にのせる時間が短ければ大丈夫)、と勝手に自己解釈をしている。

 →結局、短時間であろうとなかろうと、肌について刺激していることに変わりありません。

  長時間のせているよりは、マシですが目くそ鼻くそです。

  ダブル洗顔をしているのは同じです。

  2回、洗剤で顔を洗っているわけです。

②ダブル洗顔がダメなんだ、と思って、(ここまでは、別にいいんですが)、クレンジングだけして、ダブル洗顔をしない。

  →しかも、このクレンジングは、絶対ダブル洗顔をしないといけないものです。たまに、1回洗いのみで大   丈夫、というのがありますが、患者さんから聞いた分は、いる分でした。

   ダブル洗顔がいる、と書かれているのに、ダブル洗顔をしないということは、クレンジングの洗剤成分    が、水だけでは落ちないので、ずっとお肌に残ったままです。

   ず~っと洗剤を肌にのせたまま、過ごしているわけです。お肌、ボロボロです。

③私の勧めた純石けんで顔を洗っても、残っている感が気持ち悪くて、クレンジングオイルをした後に、純石けんを使って、ダブル洗顔をしている。

  →やりすぎです。

   何度も言いますが、純石けんは、かなりの洗浄力がありますから、一度洗いでいい、と説明しています    し、メイクとの相性によって、残った感が気持ち悪いなら、クリニック専用のクレンジングソープを使うよう   に言っているわけです。

   もちろん、残った感は、ほっておいてよくて、しばらくしたら、どうせ慣れます。今までが異常だった(取り   すぎていた)ことに気づくのが、正しい道のりです。

   そもそも、クレンジングオイルという洗剤で荒らされた肌に、洗力の強い純石けんで、ダブル洗顔した    ら、やりすぎで、もっとお肌がボロボロになります。

   勝手に、組み合わせない!

   どうしても、市販のクレンジングを使いたいなら、ホントに(偽物ではなく)お肌に優しいクレンジングと洗   顔フォームのセット(ちゃんとしたメーカーならセットで出しています。)で使うべきです。

   それでも、勧めませんけどね。取り過ぎにはなっているので。

④目元専用リムーバーを買わずに、クレンジングオイルを使う。

  →クレンジングオイル自体、止めるように言っているのに、違いがわからないようで。。。

   患者さんで、赤ら顔+肝斑、という、化粧品の害・こすりすぎ・紫外線、という三重苦になっていて、案の定、初診時に聞いたら、クレンジングオイルやふき取り化粧品を使ってました。

すぐに止めるように言って、純石けんを使っておられたんですが、私がブログで、目元専用リムーバーのことを書いたら、ネットで、ナビジョンのクレンジングオイルを買われました。。。石けんを止めて。。

。。。。もう、どっから突っ込んだらいいのか。。。

しかも、クレンジングを止めるように言う時に、必ず、純石けんと目元専用リムーバーの話と、クレンジングソープの話はしているわけで、さらに、しかもブログで、私がクレンジングをけなしていることも、ネットでナビジョンを買うのは、品質劣化や偽物もあるかもしれないから、止めておくように言っているのも、知っていて、全部されていました。

もう、はっきり言って、指示を守る気、ないですよね。。どう考えても。。

その方は、せっかく、赤みと肝斑が良くなってきていたのに、あっ!と言う間に、元に戻りました。

診て、すぐにわかりましたね。化粧品の害だって。。

でも、クレンジングも止めてはったのにな、おかしいな、と思ったら、いらんこと、たくさんされてました。。

その間に使ったお金が、約13万円。

全部、台無しです。13万ですよ!13万!

13万、使って、元に戻っただけです。うちは、儲かりましたね。

目元専用リムーバーとクレンジングオイルの違いがわからないそうで。。。

日本語からして違うでしょ。。

どうして、ネットでクレンジングオイルを買う前に、「目元専用リムーバー」で検索しませんかね?

あれだけ、クレンジングオイルを止めるように聞いていて、また戻すなんて、私には理解不能ですね。しかも、勧めたのは、目元専用リムーバーだし。。

うちでは、ナビジョンのたいていの商品は取り扱っていますが、私の考え方と一致しないものに関しては、仕入れないし、患者さんにも売りません。

だから、ナビジョンのクレンジングオイルと洗顔フォームは置いていません。

確かに、市販のものよりは、幾分かマシでしょう。

でも、オイルはオイルなんです。

ホントは、うちのクリニックの洗面所にも、純石けんを置いて、それだけで患者さんには洗顔してほしいんですが、患者さんのしてこられるアイメイクやカバー力の強いファンデなど、純石けんでは、ホントに残ってしまうことがあります。

家なら、それでもいいんですが、(目元以外は)、これから診察しよう、処置をしよう、としているのに、化粧品が残っていたら、邪魔ですよね。

光・レーザーも、化粧品に吸収して効果が下がったり、なにか変な反応が出るかもしれません。

処置前には、キレイに落としておくに越したことないわけです。

だから、濃いメイク・アイメイクをされている方用に、ナビジョンのクレンジングオイルを置いているだけで、販売はしていません。

書きだしたら、キリがないかもしれませんね。。

クレンジング以外で、はあ~?と思った事例です。

①パウダー系は勧めませんよ、ファンデはリキッドやクリーム系にしておいたら、日焼け止めや乳液などの保湿も、あとから重ねて塗り直ししやすいですよ、粉系を使うと、どっかに粉が残っていて、ダマになりやすいですよ、しかも小じわやチリメンジワに入り込んだら、とても老けてみえるし、乾燥肌の人は、お肌の水分や油分など、必要なものが粉に吸われてしまいますからね。

乾燥で悩んでいるのに、粉に吸わすことないでしょ。

と説明しているのに、おしろい(フェースパウダー)だけ使うのを止めて、パウダリーファンデーションはずっと使っている。

  →パウダリーファンデを使ったから、肝斑になるわけではないですが、ダマになったり、乾燥を助長させた    ら、お肌、キレイに見えないですよね。

    もう、塗り直ししないなら、粉系もいいでしょうが、朝塗って、これから塗り直しするのに、邪魔でしょ?

   結局、パウダリーファンデを使ったことで、日焼け止めなどが塗り直ししにくくなるから、塗るのもイヤに   なって、実際、塗らなくなる、→ますます、お肌に紫外線の害が出る→よけい乾燥して、シワっぽくなる    →もっと汚く見える・・・・と負の連鎖にはまるわけです。

「粉は勧めないって言われたから、おしろいのことだと思っていた!」

→話を中途半端に聞いているのか、忘れているのか知りません。

 使ったから肝斑が悪化したわけでもないですが、せっかく、もっと早くお肌をキレイに見せることができたのに、そしたら、そんなに悩まなくてよかったのに、という後悔だけが残るだけです。

パウダリーファンデが、粉系でないなら、一体なんだと言うんでしょう。。。

②汗をかく時に、汗に強くない日焼け止めやファンデを使って、汗で流れるから、全然塗れていません、と言い切る方。

  →最初に、日焼け止めの説明の時に、全員に話していますが、それは、日焼け止めのTPOが間違っています。

TPOに合っていない日焼け止めを塗っても、自分がしんどいだけで、なんの役にもたたないものを塗ることで、お肌にいらん負担は書けてしまっているわけです。

正しい日焼け止めを塗るからこそ、お肌の味方をして守ってくれますが、正しくないものを使えば、たった1回でも、負担になることがあります。

意味のない、塗り直しは止めましょう。刺激になるだけです。

③日焼け止めに関しての勘違いは、今までにも散々書いていますから、ご自分で検索してご覧ください。

もう私は疲れました。。

基本、私がブログで言っているスキンケアは、あくまでも、ある程度健康な肌の方の場合です。

アトピーとかボコボコのニキビがある方とかは、また話が違ってきます。

そういう方は、実際、診察に来られて、話が少し違うことがわかると思います。

大きく変わることはありませんが、その方のお肌の状態によって、使える化粧品や薬が違ってきますから、なんでも使えるわけではありません。

できることから始めて、少しえも早く、健康な元気な肌に戻そう!それから、その先のことは考えましょう、という感じですから、全然スキンケアが違ってくるわけです。

それくらいは、ご自分に御判断ください。ちゃんと診てもらわないと、自分は違うんだ、と自覚されてくださいね。

診なくても、それでキレイになったら、越したことないですけどね。

④何度言っても、化粧品を押し込もうとする。

 →押し込んだって、入りません。

  何度言っても、止めないなら、もう一生やっていなさい。肝斑も一生治りません。 

  だから、うちでも治療をお断りします。

 肌でも何でも、雑に扱う人って、ダメですね。

肌を診たら、すぐにわかります。なんでもだらしないのに、肌だけキレイな人って、あんまり見たことないですね。。。

会計・トイレ・洗面所・パウダールームなど、その人が使った後は、はっきり言って、ぐちゃぐちゃです。

きっちりキレイにする必要はありませんが、その後、見にいったら、ビックリすることがあります。

会計が雑って。。?と思われるでしょ?

お札とかしわくちゃのまま(キレイに畳んであるとかではなくて)、トレーに出したり、領収書もぐちゃぐちゃにして、いれたりするそうです。

あまり、そういう人で、お肌だけ優しく扱っている、というのは見たこと、やっぱりないですね。。。

「自分では、わからない」というのも、こういう方は言われます。

「わからない」のでなく、私は、注意する気がないんだと思いますよ。

だって、こういう時に、気をつけてください、と全部説明して、しかも今、肝斑がひどい、とか顔が赤いとか、刺激がある中で、お金を払って、治療をしようとしているのに、自分のスキンケアは見直さない、って、自分のスキンケアのやり方が正しいと思っておられる方ばかりです。

思い当たることないですか?と聞いても、「ない」と言われますからね。

見直す気もないわけです。

はっきり言いますが、ちゃんとした患者さんは、みなさん、自分のスキンケアを改めて見直しされます。

正しかろうが、間違っていようが、もし刺激になっていたら、お金も時間ももったいないですからね。

みなさん、ちゃんと注意されます。

こういうことができない雑な方は、お金と時間をかけている割に、全然キレイにはなりません。

ものすっごい低レベルの次元での、「改善」は、あるのはありますが、こんなレベルで、やっていて楽しいわけ?と思います。(だから、治療を断るんですけどね。)

全然、ツヤが出ないんですよね、健康なキレイな肌特有のツヤが。

ちゃんとしている患者さんは、肝斑が落ち着くのに時間がかかっても、ツヤがどんどん出てくるから、シミ自体がぼやけてくるんですよね。

すぐにわかります。

また、そういう人に限って、どっか他力本願であったり、自分ではやってるつもりなので、全然ダメ、ということに気づかないから、無駄なお金がどんどん出ていきます。

スキンケアを見直してください、ちゃんとできてからでないとホントに無駄なので、(あまりにひどかったので。普通の方は、同時進行でいけるんですが。。)と言っているのに、次の予約を取って帰ろうとしたり、もう次の強い治療はまだかまだか、と聞いてこられたり。。。

。。。そんなの、まだまだに決まってるやんっ! 。。というのが、わからないわけです。

その人なりには頑張っておられるんでしょうけど、強い治療ができるなんて、そんな高望みする前に、雑にお肌を扱うのを、まず止めましょう。

元が低レベルで、知らなかった、全然スキンケアしてこなかった、という方でも、どんどん努力して、どんどんキレイになっている患者さんを、大勢知っています。目の前で、診てきましたから。

ご本人の努力で、いくらでも変われるんですよ。

多少の時間とお金はかかりますが、ちゃんとしたら、最短で良くなるわけです。

まあ、ご本人のやる気次第なので、私が24時間365日見張っているわけではないので、お好きにされれたらいいんですよ。自分の肌なんだから。

私が困るわけでも、私のシミやシワが増えるわけではないので。

そういうことがわからない方は、お金の問題もありますが、美容医療自体に、向いていない、と私は思いますね。

悪徳クリニックの餌食になるなら、もう止めませんけど。

先日、ブログで書いた、クラランスのまつ毛コート、覚えていらっしゃいますか?

どんなマスカラも、上から塗り重ねるだけで、ウォータープルーフにして、レインコートを着せたみたに、パンダにするのを防いでくれるという優れもの。

ただし、普通のマスカラだけで塗るよりも、やっぱり、ちょっと太くなるというか、ホントになにかでコーティングされている感じです。

じゅんさいの周りのゼリーみたいな?

ちょっと違うか。。。

普通のマスカラだけ塗った時よりも、先端がちょっと丸いかな?コーティングゼリーがしっかり付けば付くほどです。

でも、ホントに、1日中滲まないので、安心してあくびができるというものです。

さて、それだけ落ちにくいコーティングですから、必ず専用のリムーバーが必要です。

ファンデも日焼け止めも、純石けんで1度洗いするだけで、二度洗いもいらないし、化粧が残っていてもほっておいてください、と言っている私ですが、アイメイクは、全然別です。

アイメイクをあまりしない方は、ほっておいてもいいと思います。

私も、たま~に、アイメイクをちゃんとするんですが、アイメイクをしたことを忘れて、純石けんだけで洗顔してしまって、保湿をする時に、一部残っていて、あっ!忘れた!と思い出すのですが、その残っている目尻とか目の下のファンデの上から、クリームや乳液を塗ってなじませると、勝手に溶けて、わからなくなるので、そのままほっています。

ところが、今のギャルメイクというか、アイメイクてんこもりの人、いますよね。

アイシャドウ・アイライン(結膜の内側までとか)・マスカラは何十にも重ねているように束になっていて。。。

という人。

これは、もちろん、石けんで二度洗いしようが、普通のメイク落とししようが、ちょっとなかなか無理で、残った分を、乳液やクリームで溶かしてなじませる、と言っても、やっぱりなかなか難しい。。。

目の周りって、ほとんど皮脂がありませんから、代謝も悪いし、角質と一緒に剥がれ落ちにく場所でもあります。

前に、まつ毛がどんどん抜ける、という患者さんを診たことがありますが、(ルミガンなど使っても、追いつかないそうです。)、アイメイクは、てんこもりで、しかも専用のリムーバーは使っているんですが、ドラッグストアの600円くらいの安物で、ダーマスコピー(50倍のアップで診ることができます)で診たら、化粧クズというか、得たいのしれない黒いごみがびっしりとまつ毛の根本に大量にへばりついてました。

(シラミとかではないですよ。)

こりゃ、まつ毛も抜けるだろ~。

こんなごみ溜めのような目元に、それでも毎日、アイメイクを重ね続けるわけです。

ごみが積み重なるだけです。

この患者さんには、(ルミガン処方希望でしたが)、まず、ちゃんとした専用のリムーバーで毎日落とすこと(毎日アイメイクをするなら)、めんどくさい、と言って落とさないなら、アイメイクはしないこと、どちらかを実行するように言いました。

そのどちらもしないし、やる気がないなら、ルミガン塗ったって、副作用が出るだけで、効果出ませんからね、

ご本人が、どちらもやる気がないので、何も処方はしていません。そのまま帰っていただきました。

そんな都合のいい、魔法みたいな話はありません。少なくとも、私の提供する治療法にはありません。

さて、このクラランスのトップコートですが、専用リムーバーを使えば、優しく簡単に落とすことができます。

(目元は、とても敏感ですから、いいヤツでないと、簡単には落ちないし、簡単に落ちないと、こすることになるし、しかも肌や眼に負担がかかってはやる意味がありません。だから、いいものを使いましょう。

デパートに入っているようあブランドはほとんどのブランドが、専用リムーバーを出しているはずです。)

ある日、夜、疲れていたので、顔を洗わずに寝ました。(歯は磨きましたよ。。。いばるなって!)

私は、ドロドロに疲れている時は、夜は顔を洗わずに、さっさと寝ます。

そのほうが、体にとって健康ですから。洗顔よりも、睡眠のほうが大切です。どうせ、朝、洗顔しますからね。

疲れていたら、さっさと休む!これに限ります。

洗顔せずに、目の周りの乾燥するところにだけ、クリームを、ピッピッっとつけて、それで寝てしまいます。)

翌朝、まつ毛コートをしていたのをすっかり忘れて、純石けんの1度洗いだけにしてしまい、シャワーを浴びた後、目の周りが変な感じがして、思い出しました。

あっ!忘れた!

。。。なんか、まつ毛同士がくっついている感じ。。。ちょっと気持ち悪い。。

でも、まつ毛のところだけだし。。と、目薬をして、コンタクトレンズをはめました。

(私は、ワンデーアキュビューです。)

しばらくしたら、なんか右目がおかしい。ちょっと見にくい。。。

クリニックに着く頃には、右目の半分がもやがかかったようになっています。

あ~、マスカラのカスが、コンタクトにひっかかったね。。と、外しました。

そしたら、なんかもやがかかったみたいに、コンタクトがなっています。

化粧品のカスが付いたんですね~。

クリニックに置いてある、ふき取り用クレンジングで、まつ毛周りを溶かして、残っているコーティングを取ってから、もう一度、目薬をして、新しいレンズをはめました。

しばらくは良かったんですが、またしばらくしたら、見にくくなってきます。

仕方ないので、またもう一度はずして、レンズを見ると、白いモノがぺたーっとレンズに着いてました。

。。。ちょっと恐ろしくなりましたね~。

どんだけ、残ってるねん!いや~。恐るべしです!

その後も、落とし方が、ちょっと足りなかったかな、という日は、なんかコンタクトにへばりついているようで、その後も1度、レンズを変えました。

レンズ、もったいないですね。。。

最近は、時間のある時でないと、そのコーティングもマスカラもちょっとお休みしています。

時間(ちゃんと取る)がない日は、目に負担がかかるだけなので、レンズもにごったら、うっとうしいし。。

ちょっとお休みしています。

早く、マスカラ、使ってしまわないと、揮発して、溶液の濃さ粘つき具合が変わってくるんで、早くつかいたいんですけどね。。。

みなさんも、ご注意くださいね。

メンドクサイから、と、目の周りをごしごしする、というのは、一番やったらいけないことです。

まぶたの筋力は弱るわ、色素沈着にはなるわ、たるみの原因になるわ、キメは荒れるわ、と、いいことなしです。

専用リムーバーで落とすのがメンドクサイなら、アイメイクを毎日するのは止めておきましょう。

使い方はちゃんと守らないと、私みたいになりますよ。

目の健康も心配だし、コンタクト、もったいないですよ。

身を持って体験しました。あちゃ~で、自業自得でした。

反省です。。

マスカラって、やっぱり落ちてきますよね。

ウォータープルーフのは、皮脂に弱いし、お湯で落ちるマスカラと言っても、よくあくびして、涙流すと、涙って結構温度高いから、なんか落ちてくるし、下まぶたのところが、黒ずんで、パンダ目になっちゃいますね。

よく見ていたら、いいですが、鏡を見るチャンスがなければ、知らない間に、エライことになっていて、後から気づいて、ゲ~っ!みたいになることもしばしば。。。

クレ・ド・ポーも、カウンターのオネエサンは、滲みません、と言うければ、確かに最初は、全然滲まなくてスゴイ!と思っていましたが、その日のあくびの回数によって、やっぱり滲んできます。。

一番新しく買った、ヘレナ・ルビンスタインのコブラマスカラ、最新のゴールド色のパッケージのものと、どっちが滲みにくいですか?と聞いたら、「滲みにくさは、どちらも同じです。」と言われました。

私が、上に向くのが長く持ってほしい、と言ったら、コブラのほうを勧められました。

一緒に、ゴールドのラメが入った最新のものも買いましたが、なんか最新のもののほうが、滲みにくいような気もする。。。

ただ、こればっかりは、左右に違うのを塗って、同じ条件で比べてみないと、正しい判断はできません。

違う日で試すなら、1週間とか2週間とか、ある一定の期間を、それぞれ試さないとね。

昔、ランコムのもよく買いましたが、滲みません、と何度も言われましたが、全部、滲みましたね~。

最近のは、知りませんよ。

ディオールの、アイコニックでしたっけ?名前、もう忘れましたが、最初のヤツ、ちょっと良かったような気がしましたが、妹にあげてしまったので、新しいのを買おうとディオールに行った時に、「滲まないのが欲しいんですが。」と言うと、「こちらが、ウォータープルーフです。」と言われただけで、「滲みませんか?」と何度か聞いても、「ウォータープルーフになります。」と言われるだけでした。

(正しい回答ですね。)

結局、これも滲みました。

昔、メイべリンとか全然滲まないと、何本か買いましたけど、やっぱりダメでしたね。

私も、マスカラって、しょっちゅう塗るわけではないし、たまになので、(塗り方もうまくないんですが。。)すぐに、ダマになっちゃいます。。揮発性の基剤か何かが蒸発して、こてこて気味になるんですね。

だから、あまり使っていないうちに、次のを買わないといけなくなるんですが。。。

昔、ランコムので、黒とこげ茶と青と、海外に行った時だか、買いだめして、でも、全然使わないから、何年も残っていて、しかも、さすがランコムなのか、全然コテコテにならなくて、何年たっても、一応、普通に塗れていたんですね。

でも、5年以上だったか、たった時に、その話を誰かにしたら、マスカラのニオイを嗅がれて、「酸いっ!酸いニオイがするっ!」と言われて、確かに酸っぱかった。。。で、捨てました。

今回、ヘレナのも、あまり使っていないうちに、コテコテ気味になってきたかも?と思って、パンダになるし、また、買い換えるの?と思っていた、矢先、マスカラのトップコートのことを思い出しました。

クラランスの、「ダブル フィックス マスカラ」。

お使いのマスカラのトップコートにするだけで、そのマスカラは、本当のウォータープルーフに早変わりするわけです。

初めてこれが出た時に、「マスカラのレインコート」と言われ、確かに効きました。

ちょっと使いづらかったし、結構ごわごわになったような。。。でも、ホントに滲みませんでした。

その後、すっかり忘れていたんですよね~。

今回、急にそれを思い出し、調べました。

ありました!クラランスの「ダブル フィックス マスカラ」!

さらに、進化して、使いやすくなったみたい。

それで、今日、クレ・ド・ポーのマスカラを塗って、重ねてみました。

落ちませんね!

ちょっと、ごわごわまで行かないけど、クラランス使わない時よりは、重ねただけの、透明の分厚さというか、ちょっとありますけど、それほど気にならないですね。

これで、クレ・ド・ポーのマスカラが、使い切れます~。ラッキー♡

マスカラの滲みでお悩みの方、一度、クラランスのトップココートを試されてはいかがでしょう。

やる価値、ありますよ。

ただし、このトップコート、何をしても落ちにくいので、必ず、8クラランスの)専用のリムーバーを使ってくださいね。

例えば、資生堂のナビジョンやクリニック限定の化粧品、クリニック専用のサプリメント(医薬品ではなく)。

こういうものって、クリニックに来て、診察・カウンセリングを受けてから、購入するものです。

ただ、法律的な規制はないはず。。

クリニック専用化粧品の場合は、それを販売しているメーカーとの契約でしょうし、ちゃんとした契約書に、院内での対面販売で、という文面があれば、別ですが、そういう契約でなければ、どう売ろうが、そこのクリニックの勝手です。

また、クリニック専用サプリメントは、医薬品と違い、医師個人の責任において販売するものであって、これまた勝手です。

でも、そういうものを、診察もせずに売っている、というのは、患者さんにとっては、一見便利なようですが、じゃあ、最初からネットで、そのメーカーも売っていればいいわけで、おかしいですよね?

クリニック専用とすることで、他の化粧品やサプリメントとは違う、という差別化をして、ブランド力を高める、という狙いももちろん、メーカー側にはあるでしょうが、ホントに、素人の方が好き勝手に、購入して、飲んだり、塗ったりして、副作用が出るものもあるので注意がいるわけです。

また、副作用というほどのことはなくても、適応のある方、というのがありますが、誰でもいいわではなくて、患者さんが自分に絶対合う、と思っていても、全然違う、ということはよくある話で、専門の医師から、客観的に診てもらって使う、というのが、いいわけです。

せっかくのお金と時間を使うわけですから。

例えば、アスタキサンチンで有名な、アスタリール®やアスタリズム®は、クリニック専用です。

松田聖子さんが宣伝している、誰でも買えるアスタリフト®とは、全然ものが違うわけです。

よく電話で聞かれるのが、「遠方なので、送ってください。」です。

お金の支払いをどうするのか、パっキングに手間暇かかる、という問題もありますが、正しく理解して、アスタキサンチンを使うのか、というのが一番大切なんです。

たまに、新患の方で、「これって(アスタリール®やアスタキサンチン®)、シミ(シワ)が消えるんですよね?」ということを聞かれます。

「れ、塗ったら、日焼け止め塗らなくていいんですか?」とか。。。

。。。そんなわけ、ないでしょう。どこで、そんな間違った知識を仕入れてきたのか、私には謎ですが。。

アスタキサンチンは、ものすごい抗酸化力がありますから、確かに、続けることで、お肌や体を、活性酸素の害から守ってくれて、その結果、シミが薄くなったり、シワがマシになることはあります。

大きな意味言えば、ウソではないです。。ただ、患者さんの期待している意味とは、違うはずです。

また、正しく理解していても、日焼け止めも塗らずに、アスタキサンチンを摂取しても、意味ないでしょう。

うちで購入される患者さんには、そういったことを説明の上、お渡ししています。

副作用や害は、ほぼないと思っていただいていいですが、違った意識で使っても、お金、もったいないでしょ?

効率よく、効くための、説明をさせていただいているわけです。

クリニック用の化粧品にしても、ピーリング系とかレチノール系の場合、患者さんの肌を診て、おススメしない場合もあります。

それでも勝手に買っていく、というのであれば、もうほんとに勝手にされたらいいですが、それで合わなかろうか、かぶれようが、私は知りませんし、責任持ちませんよ。勧めていないんだから。

また、そういう時のかぶれや副作用に限って、治るのに時間もお金もかかるんですよね~。(自業自得ですが。。)

ナビジョンの化粧品にしても、今、うちの保湿化粧品は、ナビジョンにしてますし、大概、ナビジョンの製品は取り扱っていますが、私の考え方にそぐわないもの(必要ないと思うもの、お肌への負担が気になるものなど)は、置いていませんので、売っていません。

ナビジョンだから、何でもあり、にしているわけではありません。

また、取り扱っているものすべてが、どの患者さんにも合うわけではありません。

だって、肌が違うんだから。

クリニックによったら、一度診察して、購入したことがある患者さんが、ネットでログインして同じものなら買える、とか、診察歴のある方なら買えるとか、切れた場合のみ、電話で送ってあげる、というところもあるでしょう。

(うちではやっていませんが。だから、遠方の方は、合うとわかっているものは、買いだめされます。特に、キャンペーンの時とかに。)

でも、診察したこともない人が、誰でも買えるし、売りまくり、って、やっぱりおかしいでしょう。

(で、今、業界では、そういうクリニックが問題になっています。)

ちょっと前までは、あやしい摘発すれすれの業者がしていたようなことを、クリニックがする時代になってしまったんですね。。スゴイ時代です。。もはや、常識破壊ですね。

医師個人の責任でやるなら、何をしてもいいのかもしれませんが、こんなことにまで、性善説は通じなくなってしまったんですね。。

市販の化粧品でかぶれた、とか、薬が合わなかった、というのであれば、普通の保険の診察ですが、ネットで、他のクリニックで購入して、その後の面倒(診察とか、何かあった時の相談とか)を診てくれ、というのは、はっきり言って、お断りです。

もし、ご希望されるなら、セカンドオピニオン診察料金として、¥10.500いただきます。

そういう診察も含めての責任を持って、クリニック用の化粧品やサプリは販売をするものですし、またその義務があると私は思います。

(まあ、当たり前のことですよね。)

どうして、そういうことをするクリニックが出てくるのか。

(私の知る限り、数軒でしょうか。)

そりゃ、儲かるからでしょう~。

診察もせず、ネットで、日本中(世界中?)から、患者でもない人まで買ってくれたら、医者である自分は寝ててもいいわけで、そりゃ、ラクですよね~。

かぶれたところで、知らんぷりでしょうし、本院まで診察に来てください、で終わりでしょう。

(遠くていけないから、ネットで購入している人が大半でしょう。)

化粧品でもサプリでもそうですが、人気のものは、必ず偽物が出てきます。

特に、海外からの個人輸入の医薬品や化粧品などの大半が偽物なのは有名な話で、本物だとしても、劣化しているものや使用期限が終わっている、あるいは終わりかけの、不良品であったり、品質保証なんて、ないわけです。

うちでは、海外からの個人輸入の医薬品・化粧品・サプリはすべて、業界の代理店の中の、トップブランドの会社から仕入れていいます。

(手数料が高い、ということです。)

あやしい業者から、しょっちゅう、FAXで、安売りのチラシのようなものが送られてきますが、絶対かかわりません。

品質劣化や偽物の可能性があるからです。

それは、国内のクリニック専用化粧品にしても同じです。

偽物のこともあるでしょう。

また、そういう、普通のクリニックは常識でもって、やらないようなネット販売を、儲かるから、という理由でしているクリニックが販売しているものなんて、本物であったとしても、品質なんて、ちゃんと管理しているかわかりません。

高温多湿の倉庫でほったらかしでも、古いのが混じっていようと、そんなことまで、ちゃんと管理してるわけない、と私は思います。

そういう管理をちゃんとすると、経費がかかりますからね。儲け優先ではできません。

また、ネット販売までするとなると、ものすごい在庫をかかえますから、必ず、在庫を置く倉庫(場所)が必要になってくるわけです。場所代もかかるわけで。。。

そんなちゃんとやっていますかね。。。やっていると思います?やってたしても、ドクターはノータッチじゃないですか?

(そんな大量の在庫管理、まして医薬品でもないのに、医者が直接管理するわけありません。医薬品は、医者が管理する義務があるので、普段はスタッフが在庫を管理していたとしても、管理責任は医者にありますから、自分もチェックしておかないといけないわけです。何かあったら、責任が問われます。)

ネットで買われたクリニック専用化粧品を使っていた患者さんがいらっしゃって、かぶれたというか、合わなかったそうです。

その商品の成分そのものがホントに合わないのか、商品自体が劣化していたのか、あるいは、偽物なのか。。。まあ、判断はつきません。

確認するには、ちゃんとしたクリニックで、再度購入して試してみるかですが、成分そのものが合わなかった場合、また、合わないものを買ってしまうことになります。

お金も時間も無駄ですね。

せめて、テスターが使える場合は、使ってから買わないとね。(ナビジョンにしても、テスターを置いていないクリニックもあるでしょうが。)

ネットは、何でもそうですが、試すことはできませんからね。

私が、ブログで、医療用サプリや化粧品のことをおススメしたからといって、正規ルートでないところで買われたところで、ホントの私の言うところの効果は出ませんよ。

私の診察と診断のもとに、その方に合うものを勧めているわけで。

誰にでも合うもの、副作用のほとんどないもの、というのも、医療用とはいっても、もちろんありますが、プラセボ効果というか、相乗効果というか、カウンセを受けたことで、必要な持っていい期待と、必要以上の期待はしない、ということができるわけです。

だから、正しく使えた場合、よりいい感じに、みなさん感じるわけです。

まあ、受け取り方ですけどね。

サプリにしろ、化粧品にしろ、すぐに効果が出たり、目で見えて効果がわかる、ということは少ないので、続けることが前提なわけです。

続けていくには、ある程度の情熱とやる気が必要で、それを維持させるのを手助けするのが、診察であり、カウンセであると思います。

正規ルートのクリニックで買ったとしても、「おススメです~!」と言うだけで、営業しかかけないクリニックもあるでしょうけどね。

それなら、ネットで買うのと、なんら変わらないかもしれませんが、少なくとも、かぶれたり、何かあったら、そこに言えるわけだし、一応診てももらえるわけです(多分)。使い方も、(一応)気軽に聞けるでしょうしね。

(買わなくていいものまで、買わされる、というデメリットはあるかもしれませんが。。。)

もちろん、今、メーカー側でも、そういうクリニックは問題視しているでしょう。

メーカーも、なによりブランド力低下を恐れますし、わけわからん人が勝手に使って、「あの商品はダメだ」なんて、判断されたら、たまりませんからね。あんた、勝手に使ったんでしょ?!そもそも、合っているって、診断もされていないでしょ?!ていう感じでしょう~。

そのうち、ネット販売できなくなる商品が出てくると思います。

こういうことを野放しにしているメーカーは、それはそれで、ダメですね。そういうメーカーの商品は、いずれ私もあまり取引はしていかないと思います。

医療でも、もちろん利益も大事ですが、医療用の製品を販売しているメーカー側が、安全性や効果を求めず、利益優先で走ったら、いかに美容と言えども、いかんでしょう。

そういうメーカーの商品って、どこまで信じていいのかわかりませんからね。

海外からの個人輸入に関しては、仕入れメーカーもどうすることはできません。医薬品でなければ、規制もないので、続いていくんでしょうが、買った人自身が、一番、時間とお金を無駄にするだけで、効果が出ればラッキーでしょうし、ロシアンルーレットですかね。

まあ、そういうのがいい、という方は、うちに来ないで、そのままネットで買い続けてください。私には関係ないので。

止めときと言っても止めないのも、その人の人生です。

そこに、私を巻き込むなら、うちの患者さんの時間を奪うわけですから、それなりの診察料をいただきますので、ご了承ください。

診察したところで、止めとけば?と言うだけですけどね。一度、診察して、止めるように言っても止めない方は、診察はお断りさせていただきますので、それもご了承ください。

前回申し上げた、「サリチル酸シランジオール」、これ以外の名前でも、もちろんピーリング系の薬剤はあります。

化粧品会社なりに、ピーリング剤を入れることで、浸透を良くして、より効果を出そうとしているんでしょう。(というのが、おそらく、向こう側の言い分だと思います。)

見解の違い、と言ってしまえば、それでいいのですが、私は、ピーリング剤をのべつまくなし、しかも消費者にちゃんと知らせることなく、使う(使わせる)ということに、ものすごい不快感があるので、全否定させていただきます。

 

同じものを使っても、全然赤みも出ず、乾燥もせず、という人もいらっしゃるかもしれません。

それは、ラッキーでしたね。

よほど、角質がたまりやすいのか(代謝が落ちていて)、角化異常で角化が亢進しているのか。。。

まあ、正常な肌の大人の女性で、私は、あまりそういう人は見たことないですが。。。

赤みが起こっていても、全然気づかない人・皮膚科医が診ても気づかれないこともあるのかもしれません。

赤みが起こっていても、異常とは思われないこともあるでしょうし。。。見解の相違でしょうか。。。

私は、変な赤みはないほうがいいと思うし、ピーリングをするなら、ちゃんとわかってやりたいですね、自分にも患者さんにも。

ところで、数日前に、牛乳石けんの無添加石けんの発注をかけたら、今、欠品していて、入荷に少し時間がかかると言われました。

在庫はまだちょっとあるので、大丈夫なんですが、私、宣伝しすぎましたか?(笑)

無添加石けんが欲しくて、ついでに、髪の毛用のトリートメントも欲しくて、どうせなら、同じメーカーで揃えたら、一度で済むや、と調べたら、牛乳石けんの無添加シリーズだったので、入荷ルートを調べて、お願いして納入していただいています。

たまたま、牛乳石けんだっただけなので、純石けんであれば、みなさん、買われるのは、どこのメーカーでもいいんですよ。

玉の肌でもミヨシでも、シャボン玉でも。

患者さんに人気なのは、ミヨシの黄色いボトルの石けんが、泡で出てくるので、ミヨシが人気です。

エコのコーナーに行けば、もっといろいろあると思います。

なんとか作業所、という、小さな町工場とかでも、よく油脂から作っていらっしゃいますよ。まさに手作りですね。

油脂から作っている脂肪酸ナトリウムという名前の石けんです。体・肌用であれば、「石けん素地」という名前になっていると思います。

メーカーによったら、純石けんに、ハーブオイルを混ぜて、いい香りをさせていたり、とさまざまです。

私もハーブの香りもオイルも大好きですが、ハーブであろうと、天然であろうと、オーガニックであろうと、かぶれる人はかぶれます。

ハーブオイルの中には、紫外線にあたると、かぶれやすく、日光過敏を起こすものもあり、その後、色素沈着(シミ)になるものもありますから、注意が必要です。

前にも言っていますが、地球に優しいものが肌に優しいわけでもないですし、化学薬品の全てが肌に悪いわけではありません。

天然の植物の、よくいう、「アク」というものは、たいてい、皮膚がかゆくなったり、赤くなったりします。

桃やマンゴーとか、唇以外の皮膚につくと、痒くなることないですか?

食べ物だって、アレルギーもあるでしょ?漆もかぶれるでしょ?

天然だからとか、自然だからとか、関係ないんです。

ローズオイルもかぶれる方が多いですし、柑橘系のオイルは日光過敏を起こすものも多いです。

クロロフィルも日光過敏を起こすことが多いです。

アロエだって、そのまま皮を剥いて、皮膚ののせたら、中にトゲのような結晶がありますから、お肌を傷めます。

(化粧品だと、アロエから、保湿成分だけを抽出して、混ぜたりできるんですけどね。)

もちろん、そういう成分も、全員がかぶれるわけではないし、入っているから、絶対かぶれるものでもありません。

量の問題なのか、たまたま体調や肌の状態が悪かったのか。。。(カニやエビ・サバを食べて、じんましんが出る時もあれば、出ない時もあるでしょう。)

かぶれることが多い、というのは、10人に1人の確率でも、「多い」と言うと思いますよ。

だって、大した効果もないのに、1割の人がかぶれたら、いかんでしょ。

「かぶれにくい」「かぶれる人が少ない」というなら、もっと確率を下げないと。

10人中、9人がかぶれない成分くらいでは、安心して使えません。100人に1人、1000人に1人、それでも多いかな。。

だって、ただの化粧品なんだから。

とてもよく効く薬というのであれば、多少の副作用は我慢しないといけませんが、たかが化粧品です。かぶれたら、やっていられません。

かぶれる程度も、軽いなら、100人に1人くらいでもいいんですけどね。日光過敏でシミになった分は、元通りになるのに、エライ時間がかかりますよ。(もちろ、、お金も)

化学薬品が嫌いな方がいて、なんでも天然だけの成分で行こうとする方がいらっしゃって、そりゃ、それでいけるなら、そうされたらいいと思いますが、ワセリンや純石けんですら、化学薬品ですよ。

そうなったら、肌に塗れるのは、ただの水と、椿オイルとかエキストラバージンオリーブオイルとかくらいになります。

界面活性剤が一切使えないアトピーや敏感肌の方の場合、ワセリンや椿オイルくらいしか保湿ができなくなることがありますが、オイルは、空気に触れたら、酸化します。

酸化した油は、過酸化脂質と言って、お肌に悪い影響があります。

「悪い」といっても、そんな大した影響ではありませんが、「天然だから、安心」というわけではない、ということです。

「化学薬品が悪い」という風潮が出てくると、「天然」「オーガニック」「自然派」と謳う化粧品が出てきて、今、そういうことを表示すると、売れる時代です。中身が、どうであろうと。

ホントに、天然のものもあるでしょうし、天然で優しいものもあるでしょうが、ちゃんと確認して買わないと、かぶれたり、実際、その人が嫌っている化学薬品だらけの、偽物だったり、となにしてんだか。。ということになります。

何かわからないものを塗るなら、何も塗らないか、ワセリン、塗ってるほうがマシかもしれませんよ。

まあ、そこまで極端に行かなくても、とりあえず、一般で売られている、高すぎもせず、安すぎもせず、みたいなもので、その場しのぎしておいて、ゆっくり選ぶか、でしょうか。

ご本人がいいなら、何でもいいんですが、メーカーもわからない、なんための(保湿とか美白とか毛穴掃除とか)化粧品かもわからないようなものは、使うのは止めましょう。

何度もいいますが、市販の基礎化粧品で、(ホームケアとして)必要なのは、保湿と日焼け止めだけです。あと、汚れを落とす純石けんですね。市販のもので、美白もアンチエイジングもいりません。

それ以上のことがしたかったら、市販のものでは無理です。もちろん、エステも。エステの化粧品も、です。

だって、医療じゃないんだから。どこにも、効果なんて、約束されていないでしょ?

(医薬品・医薬部外品でないのに、効果を約束したら、薬事法・医師法違反です。だから、効果なんて、書けるわけないんです。)

エステの人が言った、というなら、契約書に、ちゃんと文書で明記してもらってください。その文書通りの効果が出ないなら、責任、取ってもらってくださいね。もしくは、詐欺で訴えるか。

(まあ、ホントに効くことがあったら、医師法違反行為をやっている可能性あり、で、ムチャクチャ怖いですよ。無事に帰ってこられただけ、ラッキーかも。。医師でないと使えない薬や治療法をしていることが本当にありますからね。)

それ以上のことがしたかったら、クリニック用の化粧品や一部のちゃんとした医薬部外品や医薬品でないと、無理ですよ。

無駄なことに、お金と時間を使うのは止めましょう。ホントに、もったいないですよ。

クレンジング、みなさん、止めていただけましたでしょうか?

無添加石けん(純石けん)を購入して、使ってみたのはいいけど、ファンデとかの種類によったら、なんか残っているような感じがする。。。と、なかなか純石けんになじめない方もいらっしゃると思います。

そこをなんとか我慢して、しばらく使っていると、それに慣れてきますから、そうなると、お肌も、どんどん合成界面活性剤の害から、立ち直ってきますから、洗顔後、乾燥がひどかったり、痒くなったり、赤くなったり、などなどの、お肌トラブルが減っていきます。

早い方で、止めたその日のうちに、調子が良くなる方もいらっしゃいます。

それが我慢できずに、やっぱりクレンジングを止められない方も、もちろんいらっしゃいます。

そういう場合は、うちの化粧品なら、プラスリストアのクレンジングソープを使われたらいいんですが、クリニック限定化粧品ですので、クリニックに来ないと(うちなら、診察を受けないと)買えません。

なかなか来れない方、あるいは、クレンジングソープが高いと思われる方、(だったら、純石けん(1個¥150くらい)で頑張ればいいんですけど)、そういう方が、今まで使っていたクレンジングはそのままに、ダブル洗顔の洗顔フォームを、純石けんに変えた、という方が、たまにいらっしゃいます。

はっきり言って、これは、やりすぎです。洗いすぎです。

純石けんだけで、メイクが落ちるくらいですから、かなりの洗浄力があります。

クレンジングで、お肌を根こそぎ荒らされた後に、純石けんで、さらに洗ったら、乾燥肌の方なんて、もうバシバシになります。

以前にまして、乾燥がひどくなり、今までの、クレンジング+洗顔フォームの組み合わせよりも、ひどくなるんじゃないでしょうか。

界面活性剤の害はマシかもしれませんが、乾燥がひどくなりますから、お肌の状態は、トータルでひどくなると思いますし、私は、勧めません。

私の言っているスキンケアを、自分にとってのいいとこどりをされても、それが、私の考える理論と一致されていればいいですが、一致していなければ、全く違うスキンケアのわけで、自分でそれが皮膚科学上わかってされているなら、何も言いません。

(でも、私と考え方が違うなら、うちで治療をしないでください。キレイにする自信はありません。)

ご自分で、正しいと思う道を進んでください。

クレンジングをしながら、洗顔フォームを純石けんに変えるだけでいいなら、私も最初から、そういうわけでしょ?

でも、そうは言っていませんよね。

クレンジング一切(洗顔フォームも)を止めろ、と言っているんです。

世の中には、合成界面活性剤の害をわかっているメーカーも、もちろんあり、ちょっとでも優しく汚れを落とそうと、界面活性剤の代わりに、乳化剤という成分に変えて、クレンジングと洗顔フォームを出しているメーカーーもあります。

(うちのクリニックの洗面所にも、置いています。)

確かに、市販のクレンジングのことを思えば、かなり優しいとは思いますが、やっぱり純石けんとは違うんですね~。

私の家には、クレンジングというものが存在しません。純石けんのみです。脂性なので、たま~に、ピールバー(ピーリング石けんのことです。肌が健康であれば、好きな時に、乾燥さえしていなければ、ピーリングができます。ただし、ピーリングの強さとかは選ばないといけませんが。)を使います。

化粧を落とすためにピーリングをするのではなく、たまの毛穴掃除目的で使います。

純石けんで、ず~っと洗っていて、たまに、そういう優しいと配慮されているクレンジングと洗顔フォームを使うと、「取られた~!(肌のいろんな成分が)」という感じがします。

洗顔後、乾燥しますね。

純石けんに慣れると、比べることができるので、いかに、いろんな大事なものが取られたのかがわかります。

汚れだけ取れたらいいんですが、なかなかそういうクレンジングはなくて、あっても、お値段もそこそこします。

(市販では、合成界面活性剤のくせに、高い値段を取っているメーカーもあります。高いから、いい、というわけではありません。)

汚れだけでなく、お肌の大事な成分まで取ってしまうなら、ホントに洗わないほうがマシです。

顔を洗うな、と言っているんではないですよ。それだけ、クレンジングというものが、やりすぎ、ということが言いたいわけです。

日本製のメイク用品で、純石けんで顔を洗って、それでも残っているようなものって、害はありません。ほっておいたら、勝手に垢と一緒に取れ行きます。

(日本製でないもの・あまりにも品質の悪いものは、ちょっとわかりませんが。100均の化粧品は、止めておきましょうね。化粧品の原価は、1割以下、と一般的に言われていますから、その辺は、ご自分で推測してください。)

で、クレンジングを止めて、お肌を扱うのも、とっても優しく、赤ちゃんを扱うように扱っているのに、なかなか肝斑やお肌のちょっとしたトラブルが良くならない方がいらっしゃいます。

良くなる時もあるんですが、またすぐに戻るんですね。

そういう方の中には、季節の花粉などでもアレルギーがあって、最初は、アレルギーのせいかな、と思っていたんですが、肝斑や赤みのでき方が、顔のほほの端のほう、首との境目くらいに、赤み・茶色みが地図みたいに、なっています。

(だからご自分では、見えないので、気づかれないわけです。)

そういう方が使われている化粧品を、ず~っと聞いていくと、高機能化粧品を足しておられる場合があります。

うちで、ナビジョンを買っておられても、ご自分で他の化粧品(ファンデや美容液など)を足しておられる場合もあるので、基礎化粧品だけでなく、全ての化粧品を聞いていく必要があります。

「高機能化粧品」というと、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば、化粧品のパッケージなどに、「美白」「ホワイトニング」「くすみを取る」「シワ対策」「たるみ予防」など、みなさんが大好きな言葉が書いてある化粧品のことです。

そもそも、市販の化粧品は、薬ではないわけで、ホントに効く成分なんて、混ざられるわけがありません。

一部、医薬部外品という、特殊な、化粧品と医薬品との間みたいなものもありますが、それでも、医薬品なみに、成分をバンバン混ぜられるわけではないのです。

ホントに、「効く」なら、それなりの副作用があったり、使っていい人に制限があったり(だから、診察がいるわけです)、すなわち、「医療」なんです。

赤の他人に、「効きますよ」「改善しますよ」と言っていいのは、医師免許のある医師と医療行為だけです。

それ以外のエステ・化粧品は、医療ではないから、言ってはいけません。医師法違反・薬事法違反です。

どうして言ってはいけないのか?

だって、効かないから。効くわけないので、完全に詐欺なんです。

「だって、化粧品に書いてある!」と憤慨される方、もう一度、パッケージをよく読んでください。

どこにも「シミを消す」「シワを消す」「たるみを改善する」なんて、書いてないでしょ?

雑誌やCMのイメージだけで、「効く」と思わせられているだけなんです。

でも、それだと、化粧品売れませんよね。

特に、高機能化粧品は、各メーカーとも、一応高い研究開発費もかけていますし、広告にも費用をかけています。これで儲けないとメーカーも困るわけです。

でも、ホントに効く成分を、効くほどには、いれられないわけです。

じゃあ、どうしたらいいのか?どうしたら、またお客さんは、リピートして買ってくれて、「この化粧品は効く!」と評判になるのか?

答えは、ピーリング剤を混ぜるんです。あるいは、ピーリングと同等の作用をするものを。

ごく弱~いものを、少量混ぜてあるんです。成分表を見ても、あまりトップには書いていません。(多分)

ピーリング作用があることで、角質を取って、クスミを取り、つるつるには一見なりますから、使った人は、なんとなく白くなった気がする、手触りがつるつるする!とはまるわけです。

そのメーカーが押している成分で、効いてるように感じているのではないんです。

ピーリング自体の作用として、角質をちょっと取って、そうすることで、お肌の代謝が上がって、手触りもつるつるさせる、素晴らしいことですね。

私もピーリングは大好きです。

でも、やっていい時と悪い時があるし、強さも大切ですし、顔中やっていいのか、鼻だけなのか、一部分なのか、というのもその都度、お肌の状態によっても違うわけです。

また、「この日にピーリングをした」と自覚を持って、やることが大切です。

のべつまくなし、何も考えずに、やる、というのは、私は勧めていません。

絶えずやり続けることで、弱いものであっても、角質がどんどん薄くなり、バリア機能が弱くなってしまいます。また、角質が薄くなることで、肌の保湿機能も減るし、紫外線などのカット機能も減るわけです。

角質は、お肌の鎧みたいなものなのです。

たまに、古い鎧を取ってあげて、新しい鎧に変える、というのはいいんですが、(必要なら)、毎日毎日、鎧を取っていたら、鎧が無くなってしまうか、弱い鎧だけ、ということになりかねません。

ニキビとか特別な理由があって、わかっていて毎日やるのは構いませんが(ちゃんと専門の医師と相談しならがね。)、普段のスキンケアとして、特に乾燥肌の方がやるものではないと私は思います。

高機能化粧品でも、そういうピーリング剤が入っていないものもあるかもしれませんが、たいてい市販のものに入っていると思ってください。

肝斑や赤みがなかなか引かなかった患者さんの化粧品を調べていったときに、ひとつが、某有名ドクターズコスメメーカーの美白機能付きBBクリームです。

これには、「サリチル酸シランジオール」という、ピーリング剤が入っていました。美白、美白といいながら、ピーリング剤が入っているわけです。

毎日、ピーリング剤とは患者さんは知らずに、顔中、何年も塗っておられたわけです。

患者さんに指摘した時に、「言われてみれば、これを使いだしてから、顔がかゆくなるようになった気がする。。」と言われ、調べる前に確信を持ちました。

ただ、メーカーによっては、ネットで、全成分表示をしていないメーカーもあり、(私は、こういうメーカーはダメだと思いますが。どんなに、高級化粧品であっても、ブランドであっても。)、成分が見えないと、調べられません。

別の患者さんは、ナビジョンを買っておられたので、基礎化粧品ではないのかな、と油断していたら、化粧水だけ別のメーカーを使っておられて、その化粧水が、さっぱりしているヤツでした。(塗ると、す~す~するタイプです。)

たいてい、こういうのには、アルコールがたっぷり入っていて、これまたろくでもありません。

アルコールによる慢性炎症を引き起こします。

どんな化粧品でも、水と油を混ぜて溶かすために、極少量のアルコールが入っていることはあります。

極少量であれば、まあ、言うほど、問題になることはありませんが、塗ってスースーするくらいとなると、ものすごい量です。ホントに、アルコールを塗っているわけです。

アルコールは消毒薬としても使われますが、バイ菌を殺すだけでなく、お肌も殺してしまうわけです。バイ菌だけ殺すなんて、都合のいいことはできません。

かなり前からの医学でも、キズは消毒しません。(健康な方のキレイなキズの場合です。すべてではないです。)

それくらい、消毒は、有効なこともあれば、体にとって、毒にもなるんです。

アルコールも同じです。

今、一般によく売れている化粧品メーカーは、「アルコールが悪い」とかなり前から知られるようになって、減らしているメーカーが多いと思いますが、大手でもまだまだ、山ほどアルコールを入れている商品もあるので、注意が必要です。

ニキビは、化粧品では治りませんから、「薬用」「ニキビ用」というのに、騙されて使っていると、たっぷりアルコールとピーリング剤が入っていることがあり、ニキビお死ぬけど、お肌も死んじゃう、ということにもなるわけです。

ニキビ肌でも保湿は必要で、(注:保湿=クリームではありません)、もちろん、自分の皮脂で保湿がいけてるなら、化粧品で保湿する必要はありません。

CMでもやっているでしょ?「ニキビは皮膚科へ」って。

市販の化粧品で必要なものは、保湿と日焼け止めだけです。

(ちなみに、エステも、ただの化粧品です。医薬品ではありません。だからエステでなんか、「治す」ということはできません。)

それ以上のことが、家でしたいのなら、クリニック用の化粧品を選んでもらうか、一部の医薬部外品を使うか(中身がわかってて、使いましょうね。)、医薬品を使うか、です。

化粧品に、できないことを求めてはいけません。役割が違うんですから。

私は、化粧品自体は大好きですし、化粧品を使うな、と言っているわけではありません。

ただ、みなさん、マスコミに躍らせれて、いらんものをたくさん買って、その上、お肌を痛めているのが、悲しいです。

正しく選んで使えば、最低必要な基礎化粧品なんて、ホントに、それほどお金がかかるものではありません。

保湿目的の化粧品に、無茶なお金をかけるなら、メイクアップの化粧品にお金を回すほうがいいですし、高機能化粧品をホントに使いたいなら、クリニック用のものでないと、意味ないですよ。市販で効くものなんて、存在しませんから。

湿度がめっきり減って、乾燥がいきなりひどくなっていませんか?

今まで、乾燥肌だった方は、ますます追いつかなくなってきていませんか?大丈夫ですか?

 

肌荒れや乾燥で、ガサガザや赤みが出ている方が、うちに来られた場合、まず一番にいてもらうのが、クレンジングを止めてもらうことです。

いつも紹介している、純石けん(石けん素地100%の無添加石けん)でのみ、洗顔をしてもらいます。

朝は、ぬるま湯だけで、石けんを使う必要はありません。

(ただし、アイメイクは、純石けんでは落ちませんから、専用のリムーバーで優しく、先に落としてもらいます。)

 

肌荒れしている方の、大半は、クレンジングのせいで、お肌が荒れています。

クレンジングは、洗剤と同じと考えてください。

そりゃ、お肌の汚れがちゃんと全部落ちるに越したことないと思いますけど、そのために、洗剤で、顔洗って、汚れだけでなく、大事なお肌の保湿成分や角質まで、ブルドーザーで剥ぎ取るごとく、荒野にしてしまっているようなものです。

どれだけの犠牲を払いますか?ってことです。

 

洗顔後、顔がピキピキ乾燥しているくらいなら、まだしも、痛くて痛くて、すぐにでも保湿の化粧水や乳液を塗らないと、つらくてたまらない、と言う方は、かなりの重症です。

キメもボロボロで、ホントに、荒野です。

根こそぎなぎ倒されて、草1本、生えていない状態ですよ~。

落とし過ぎです。

 

そんなに落とすくらいなら、顔洗わずに寝たほうが、よっぽどマシです。

 

私は、すんごい疲れている日は、歯は磨いても、顔は洗わずに寝ること、ありますよ。

睡眠時間のほうが、よっぽど体にもお肌にも大切ですからね。

 

人間の肌は、ほっておいても、自浄作用があり、勝手に、垢として、いらない角質は自然にはがれていきます。

日本みたいに、きっちり洗顔している国って、そうそうないですよ。

よその国は、水も貴重ですし、日本みたいに、軟水じゃないから、うまく泡立たないし、(だから、ヨーロッパとかは、ふき取りクレンジングが主なんでしょうけど。)お風呂も(シャワーも)、そんなに入らないですよ。

先進国は、日本ほどじゃなくても、シャワーを浴びるでしょうが、発展途上国では、水なんて、ものすごい貴重で、シャワーなんて、貴重な水でやりません。

それでも、別に、お肌、困ってないでしょ?もちろん、石けんもクレンジングも、日本ほど贅沢にも使えないし、毎日も使っていなくても、困っておられないと思いますよ。

東南アジアに行っても、現地の方のお肌は、確かに日に焼けて黒いですが、(光老化のせいの、お肌の負担はありますが)、クレンジングをしていないことで、肌が汚い、なんて、ことはありません。みなさん、お肌、キレイです。

調べたら、きっと日本人よりも、お肌のきめはととのっていると思います。

それは、なぜかと言うと、クレンジングを始めとした、化粧品を、日本人ほど使っていないからです。

 

なにもつけていない、男性のほうが、お肌キレイ、と思った経験はないですか?

 

根本的な考え方が、みなさん、TVと雑誌の広告のせいで、おかしくなっているんですが、化粧品は、肌をキレイにみせるためのものであって、ぜいたく品です。

薬ではないわけです。

私は、化粧品が大好きですから、基礎化粧品もつけるし、ファンデも、出かける時はつけたいし、イザという時は、いろいろなメークもしたいし、しています。

「化粧品」の目的を、勘違いしてはいけません。

肌荒れは、化粧品で治す、ものではありません。

化粧品を止めれば、肌荒れは、勝手に落ち着いていくのです。

 

ただ、実際問題として、化粧品って、止められないですよね。

私も、いきなり、明日から化粧品、全部やめろ、と言われたら、ちょっとイヤだし、無理ですね~。

患者さんにも、化粧品全部やめさせるのは、かなりひどい、肌荒れ・アトピーの時くらいですね。

ホントに、ワセリンくらいしか、滲みちゃって、つけるものがなくなってしまうからです。

 

働いている女性・人前に出る女性から、化粧品を全部やめさせる、というのは、不可能に近いのでは?と思いますが、クレンジングだけ、止めてもらう、というのは、簡単です。

 

だって、一番つけたいファンデはつけてて言い訳ですから。

 

ファンデであろうと、汗に強い日焼け止めであろうと、ウォータープルーフであろうと、純石けんで、1回洗うだけで、ちゃんと取れます。

1回洗いと言っても、5分も10分も洗ってたら、ダメですよ。

石けんは石けんなので、そんなことしたら、肌荒れるの、当たり前です。

でも、2分も長いかもしれませんね。

洗う時も決して、力をこめず、やさしく、なじませて、なでるように洗うだけです。

(肌に触らずに、洗うのは、不可能だと思います。それができたら、どんだけ、強い洗浄力かと思います。)

 

理想は、その1度洗いで、全部落ちるような、日焼け止めやファンデがいいわけですが、そうもなかなかできないこともあるでしょう。

私も、1回洗っただけでは、(特に、私は、洗顔の時間が短すぎるかもしれません。1分も洗ってないかな。。)落ちてないな~、と思う時があります。

 

落ちてなくても構いません。

それで、私は、この5年くらい、困ったことはありません。

むしろ、調子がいいくらいです。

 

みなさん、洗顔で、取り過ぎなんです。

 

残っているような感じがしても、取られ過ぎて、痛くて、早く保湿をしないと我慢できない、なんて、感じたことはありません。

たまに、いわゆるやさしめの、クレンジングジェルと洗顔フォームで、ダブル洗顔すると、洗顔後、「取られた~!!」という、つっぱり感が、半端なく感じます。恐ろしいです。。。

それを、みなさん、真日、下手すると、朝晩されているわけです。

 

クレンジングでマッサージしている方、いますぐ止めましょう。洗剤を刷り込んでいるだけです。お肌が、おかしくならないほうがおかしいです。

スクラブ洗顔も、すぐに止めてください。ジャリで顔を洗うようなものです。

クレンジングオイルのダブル洗顔もやりすぎです。洗剤まみれです。

「美白」「くすみ」とか、なにかそういうものが表示があれば、恐らくピーリング剤が入っています。ブルドーザーまみれです。

市販のピーリング剤・拭き取り化粧水、全て、一切止めてください。

 

これらを続ける限り、肌荒れは、治りません。乾燥による赤みもかゆみも。そのうち、顔中、肝斑になりますよ、真っ赤っかにもなっていって。

 

自分のクレンジングはそのまま使って、洗顔フォームを、純石けんに、変える方がいます。

こういう中途半端はダメです。

クレンジングを止めない限り、肌荒れは治らないのに、そこに、純石けんで洗顔したら、洗浄力が強くなりすぎて、よけいに肌荒れしますよ。

自分なりの解釈で、勝手に変えても、私と解釈が違うんだから、私の言っているようにはなりません。

私のやり方をやるなら、全部最初から最後まで、マネしないと。

 

どうしても、純石けんで洗った後の残った感じがイヤ、と言って、またクレンジングに戻っていく方がいらっしゃいます。

それは、もうその人の運命なんですかね。

私には、どうもしてあげられません。

だって、それを我慢できないんだから。

何回か続けてやっていると、慣れるし、そうでない状態が、いかに異常なのか、ということがわかるんですけどね。

 

そういう方には、純石けんではなくて、プラスリストアのクレンジングソープをご用意していますが、値段が全然違いますからね~。

純石けんはうちで買えば、1個150円です。スーパーなら、もっと安いかも。

クレンジングソープは、1個(同じ大きさで)2940円です。

どっちでもいいと思いますが、確かに、クレンジングソープだと、アイメイクも普通のくらいなら、落とすことができますが、私は、純石けんでいいと思っているので、うちの家には、クレンジングは一切ありません。純石けんのみです。

この5年ほど、ずっとそれです。

(まあ、私は、脂症なので、ピーリング石けんをたまに使いますが、ここ1年ほどは、かなり回数減りましたね~。)

 

なかなか、クレンジングのことまで、みなさんに説明している時間がないことも多いので、11月のキャンペーンで、この、純石けんを1個、プレゼントすることにしました。

対象は、光・レーザー治療をしている方限定です。

気に入らなかったら、体を洗うのに使ってもいいし、ハンドソープとしてお使いください。

顔も体も手も、同じ、人間の皮膚ですから、同じもので、基本洗えば、それでいいのです。

家族中で使えて、赤ちゃんからお年寄りまで。

それで、乾燥する、乾燥しているという方は、使う回数を減らしてください。

皮脂と汗とホコリと、ちょっとした基礎化粧品の残りくらいだったら、ぬるま湯で、充分流せます。

 

まあ、一度、お試しください。 

 

 

先日、TVのチャンネルを変えていたら、綾小路きみまろさんが、ライブのようなことをされていて、ディナーショウのような感じでの狭いところで、漫談をされているところでした。

ランチとトークショーみたいなものを、わざわざTVで取材かなにかで、流しているのかな、と思って観てました。

 

綾小路きみまろさんの漫談って、結構おもしろいですよね。

 

今回のテーマは、どうも女性の老化と美容の話のようで、時々、会場のマダムが、パーンと画面に抜かれて、笑顔がアップで出るんですね。

でも、そのマダムは、年の割に若くてキレイな奥様が、抜かれます。

 

漫談も結構おもしろくて、そのまま観ていたんですが、家族がその途中で、チャンネルを変えるから、「きみまろにしといてや~。」と言うと、「これ、化粧品の宣伝やで。」と言われ、

エッ?!

そしたら、なんかの化粧品を塗ると、シワが伸ばされて、若くピンと張っているように見える、という化粧品のCMでした。

 

会場に、何人か、サクラのマダムがいらっしゃるようで、キレイ目のマダムが、画面のアップに塗って、「○○使用歴、何年です~。これなしでは生きていけません。」みたいなことをおっしゃいます。

そういう奥様が出てくると、会場からは、「えっ?!若い!キレイ!」という感じのどよめきが起こります。

(恐らく、全員、サクラかなと。。)

 

その中の奥様一人が、実際にその化粧品を塗ってもらって、ビフォーアフターを比べましょう、という趣向がありました。

出てきた奥様は、年齢の割にキレイな方で、アフターとビフォーの違いが、私には、全くわかりませんでした。。。

 

その後に、何年も前から、その化粧品を使っている、という、50代後半のマダムが出てきて、4年前の私、だったか、かなり昔の顔の写真が出てきます。

(ビフォーとして。なんで、そんな前の写真が残っているねん、と突っ込むところですかね?)

まあ、何年前の写真かどうかなんて、証拠は何もありません。

 

確かに、アフターの写真は、変わってましたが、写真はいくらでも修正ができます。

現在の顔が、アフターなわけですが。。。

確かに、お若いです。。。

でも、ボトックスやりすぎのお顔でしょう。

どんな表情をされても、全く、どこにも、シワが寄りません。

そんなことができるのは、この世の中、ボトックスしかありません。

今の医学では、それしかありません。

 

ボトックスやりまくりの顔で、(恐らく、他の美容医療も。手術とか。。)アフターに出てこられても、興ざめですね。。。

 

きみまろさんのステージは、この巧妙な、CMでした。

妙齢の奥様方には、とてもインパクトもあり、説得力(?)もあるCMなんでしょうね。。。

 

こちらの、シワ取りクリーム、塗ったら、シワが伸ばされて、ピン!となるそうで、他のバージョンも、たまたま観ましたが、やはり、ビフォーアフターをその場でされた分には、私には、違いがわかりませんでした。。。目が悪くなったのでしょうか。。

 

一体、このクリームはなんでしょうね。

洗濯ノリでしょうか。。。

昔から、似たような、洗濯ノリのような、石膏のように、顔を固めるクリームって、通販とかやってますよね。

 

CMも巧妙になっているから、きみまろさんまで、使うとは!

CMを考えた企業は、あっぱれ!ですね。

 

はっきり言って、こういう洗濯ノリ系の化粧品(化粧品って、言うのかな。。)は、昔から、かぶれるか、ガサガサになるか、その後、シワシワになるかと相場が決まってます。

ロクなことがないわけです。

 

こちらの商品を試そうとは思いませんが、やっぱり、買っちゃう方、いるんでしょうね。。

 

何でも、試さないと、そりゃ、わかりませんからね。

 

今なら、ものすごく安いようですね。

よくある、2本買ったら、もっと安くなるパターンって、ヤツです。

お約束ですね!!

 

仕事柄、いろんな化粧品や医薬品は、試しますが、なんでもかんでも塗るわけではありません。

そんなことしてたら、お肌持ちませんからね。

選ぶ基準は、あくまでも、自分が塗ってみたいもの、かつ患者さんい塗らせたいもの、です。

最低でも、自分が塗りたくないものは、ただでもらっても、捨てますし、自分が試していないものは、取り扱わないので、患者さんにも、塗らせません。

 

はっきり言って、こういう化粧品は、かぶれたり、悪化することのほうが多いと、私は判断するので、ただでもらっても、捨てますね。

使いません。

 

TVの影響力っていうのは、恐ろしいものがあって、そこにきみまろさんですから、笑っているうちに、注文してしまうとは!

相手も、売るプロですから、よ~く考えないと、お金が無駄になるだけでなく、お肌がエライことになりますよ。

 

普通の方は、ちょっと調べたら、買っていいものかどうか、判断されるでしょうし、判断できない場合は、もう、そりゃ、買って使わないと、わかりませんよね。

自分の顔で、実験するしかありません。

そうやって、経験を積んで、こういうものは、効かないんだ、とわかるまで、買い続けるしか、ありませんね。

 

まあ、その方の人生ですからね、何事も経験ですよね。

 

若いうちは、仕方ないけど、こういう化粧品って、たいがい、いいお年の方が、ターゲットなわけでしょう?

もう、いいお年なんだから、いい加減、こういう商品に騙されるのは、止めましょうよ~。

わかっていて、ネタに買ってみる、意外と、こういう使い方も、いいんじゃない~?と、余裕を持って、買われるなら、いいと思いますよ。

期待しすぎると、裏切られますからね。

だって、医療じゃないから。

 

いい加減、楽して、キレイになれる!、なんて、(しかも安い値段で!)、世の中に存在しない、ということを、学習しましょう。

わけわからん化粧品を買って、塗るくらいなら、いい加減、日焼け止めを、頑張りましょう。

それと、塗り直しをね!

そのほうが、よほど、科学的だし、根拠はあるし、現実的です。

 

 

日焼け止めを頑張っておられる患者さん方が、どんなに素晴らしい肌になっていっているのか、お教えしましょう。

 

シミ・肝斑・シワ・タルミ、ほとんど全ての美肌治療の場合、全員ですが、日焼け止めを頑張れば頑張るほど、肌は老化が遅くなり、どんどん白くなっていきます。

どの患者さんにも、申し上げていますが、「貴女次第ですよ。」ということです。

塗れば塗るほど、お金も時間もかからずに、キレイになっていくという。。。

だから、お金と時間を気にするなら、どれだけ塗り直しができるか、にかかっています。

 

それを頑張る方全員が、どんどん、勝手にキレイになっていかれます。

私がクリニックで行う、ライムライトをはじめとした光・レーザー治療は、ほんの手助けにしか、過ぎません。

そして、塗っておられるかどうか、チェックする役割と、励ましくらいでしょうか。

油断されませんように、というおまじないですね、キレイになるための。

 

多くの方が、日焼け止めの魔法によってキレイになっていき、私が直接かける魔法なんて、ほとんどありません。

私は、おまじないと、レーザーをあてながら唱える呪文(キレイになれ、キレイになれ)による願掛けを行うだけです。

 

頑張っておられる患者さんをご紹介しましょう。

 

肝斑とそばかすがたくさんある患者さんです。

初診の後、治療も始まり、ご自身でも日焼け止めを頑張っておられました。

でも、御主人が事故に遭われ、入院することに。(幸い、骨折だけで、命に別状がなかったそうです。)

ご自身も働いておられますし、子供さんの世話もあります。仕事と家事で大変だったところに、家族の入院があり、病院通いが始まりました。

真夏の出来事でした。

いくら命に関わらないといは言え、家族の入院は、精神的にも体力的にも、結構なストレスです。(入院されているご本人が、一番ストレスかかっていらっしゃいますが。)

そんな中、朝はなんとか日焼け止めは塗っても、なかなか日中の塗り直しまで、今までみたいに、徹底はできないものです。

しかも、病院までが、カンカン照りの中を歩いていく、となると、シミを気にされている方には、気持ちいいものではないかもしれません。

(しかも、ほぼ毎日ですから。)

大変だったので、2か月ほど、肝斑セットをお休みされました。

その間、薬とかホームケアは頑張られてました。

でも、日焼け止めの塗り直しは、いつもみたいにはいかなったそうです。

9月に、御主人が退院され、また肝斑治療を再開されましたが、「あんまり、日焼け止め、塗れなかったんです。。」と残念そうに、おっしゃってました。

でも、実際、お肌を診てみると、肝斑も悪化していないし、治療が空いた割に、お肌はキレイです。

真夏でしたが、ご本人にしたら塗れていないとおっしゃってましたが、それでも、できる範囲では、頑張っていらっしゃったようです。

塗り直しのクセのついている方は、どれだけ自分が塗り直しできていないのか、自覚がありますから、その分、塗れる日には、挽回されますし、トータルで、どれだけ日に当たっていたかも、わかっておられます。

これが大事なんです。

クセのついていない方は、今日も忘れた、昨日も忘れた、明日も忘れた、たった5分だからいいや、すぐそこだから、いいや、の連続で、結果、いつ塗っているんですか?という、塗っていない時のほうが多い状態。

でも、ご本人は、充分塗っているつもりなんです。

でも、塗れているわけないので、(紫外線カットというのは、毎日の少しの時間の積み重ねですから)、キレイになんかなるわけないんですよね。

自覚がないから、また塗らないし、どうしてキレイにならないんだろう、と理解もできないようです。自業自得です。

 

その再開された患者さんは、真夏にライムライトを休まれた分、シミの予備軍は、溜まっていると思いますが、それでも、実際、ライムライトをあててみると、予備軍はそれほどでもなく、パワーを落とすことなくできて、そのうえ、アキュチップ(ライムライトよりも、少し強い、ピンポイント治療に使う光です。)も、前回と同じパワーで、当てることができました。

日焼け止めの塗っている方は、肝斑もコントロールがある程度、されていて、(もちろん、摩擦や刺激のないスキンケアを徹底する、ということもされていて、の話です。)、ちょっと、油断してしまった!というくらいは、その後、ちょっと頑張れば、お肌はすぐに機嫌を直して、またすぐ、元のいい状態に戻してくれます。

でも、日焼け止めを塗っていない方は、お肌の機嫌が、ず~っと悪いので、そこにまた、紫外線に当たるとか、光・レーザーをあてるとか、刺激する、とか、すると、お肌は完全に怒っちゃって、どんどん黒く、汚く、していきます。お肌の復讐です。

思い知れ~!という、ことですね。

(ホントは、復讐ではなく、負担がかかっていますよ、という警告なんですけどね。

黒くなる、赤みが出る、などなど、全てお肌からのメッセージで、体調、肌の状態などに、イヤなことがあると、気を付けて!と注意してくれているんです。

その注意を聞かずに、刺激を続ける方は、お肌がキレイになることは一生ありません。。お肌も、さぞイヤになることでしょう。。)

 

初診の患者さんでも、たった1回肝斑セットをされて、次に、1か月目に来られたら、すっごいお肌が明るくなって、どんどん強い治療に向けて加速していかれる方や、初診は、処置せずに帰られて、1~2週間後に、処置で来られたら、ちょっとお肌が明るくなっていて、しかも肝斑が少し良くなって、肌の嫌な赤みも取れている方も、結構いらっしゃいます。

全て、ご本人の努力の賜物です。

頑張ったら、頑張った分、お肌は、ちゃんと応えてくれます。ダイエットと同じです。(もちろん、正しいダイエットでないとダメですよ。)

 

美肌・美白治療というのは、みなさん、目指されている目標が違います。

ちょっと化粧ノリが良くなったら、お休みされる方もいらっしゃるし、2か月毎とかにされている方もいらっしゃいますし、3~6か月空ける方もいらっしゃいます。

その方が、満足されているなら、別とどれだけ空けようと、構わないわけです。

でも、間を空けていかれる方は、みなさん共通しているのは、その間、スキンケア(特に、日焼け止め)は、頑張る!ということです。

空いた分だけのシミの予備軍は溜まっていますが、シミそのものは、それほど悪化がありません(空いた割には)。

だから、それほど、ライムライトのパワーが、ムチャクチャ変わることはありません。

(塗っていない方は、変わります。かなり、パワーは落とします。予備軍にムチャクチャ反応して、火傷の確率が上がってしまいますから。)

 

夏の間のライムライトは、シミの予備軍を溜めないことが、最大の目標です。

そしたら、秋になったら、ガンガン強いパワーにしていって、シミを一気に、やっつけにかかることができるわけです。

夏の間に、ライムライトのパワーを上げていく、というのは、かなり慎重にしないと、火傷のリスクが上がります。

 

ところが、日焼け止めをちゃんと塗っている方の中には、肌質にもよりますが、夏でも、パワーを上げていくことができる方もいらっしゃるわけです。

 

色黒という方でも、日焼け止めをガンガン塗っておられて、ライムライトをマメに(2~3週間毎)されて、私よりも、白くなっている患者さんもいらっしゃいます。

何年もされているので、すかkり色黒ということを忘れていたら、たまたまそういう話になって、「私、もともと、すぐに黒くなるから。」と言われ、そうでしたっけ?と言うと、ホラ、と腕を見せてくださいました。

腕は、お世辞にも白いとは言えず、いわゆる色黒の薄目、です。

腕は、顔ほどは塗り直しをされていませんし、腕には、ライムライトがあたりませんから、それが、その方の、元々の肌色なわけです。

人間の努力で、(お金もかかりますけど)、白くすることはある程度、可能なわけです。

白人のように白くするには、ある程度、元の肌質に左右されますが、日本人にしたら、白い、くらいは、努力でできるんです。

ライムライトをあてなくても、日焼け止めをちゃんと塗っていれば、普通の肌色には、1~数か月で、できますよ。(シミは、残りますけどね。)

地肌の色は、明るくできます。

 

今度、そうなってくると、今まで、黒すぎて目立たなかったシミが、はっきり見えてきて、コントラストが目立ってきます。

それを、嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、こうなってきたら、チャンスです。

ライムライトをあてていく上で、色が黒いと、パワーを上げていくと、火傷します。だから、パわーは上げていけません。

ところが、ベースが白くなると、よりシミにだけ、光が入りやすくなりますから(黒い色に反応する光をあてていくので)、より安全に、パワーを上げていくことができるわけです。

一番、早くてキレイになるのは、白人みたいに、白くて、シミだけ、濃い、というのが、お金と時間をかけない理想ですが、そんな日本人、そうそういませんから、自分で、地肌を少しでも白くしていくしかありません。

それが、日焼け止めの役割です。

 

頑張っている方は、ライムライトも、安全に、どんどん強くしていけるし、アキュチップも、ガンガン足していけるわけです。

患者さん次第なわけです。

 

それをさぼっていると、火傷したり、反応が強く出て、赤みが出たり、その後、シミになったり、しっぺ返しをくらいます。

塗れていなかったかも、という自覚のある方は、そうちゃんとおっしゃいますから、それに合わせて、設定を変えます。だから、普通は、なんの問題もありません。

問題は、自覚のない方ですね。

光をあてた反応も、すぐに出ず、家に帰ってから、あれ、強かったのかな、みたいに反応が出ることがありますから、防げないこともあります。

こういう自覚のない方は、悪気はなくても、一度そういうことがあると、こちらも、コワくて、パワーはなかなかあげませんね。(信用できないから。)

そうなると、シミの治療は、遅々として、進まないわけです。

ゆ~っくり、進んでいく、感じでしょうか。

 

良くするのも、悪くするのも、患者さん次第です。

他力本願では絶対無理です。1億円くれても、私には無理です。

ちゃんとした日焼け止めを塗りなおす、なんて、それほど、大金がかかるわけでもなく、一番シンプルなホームケアですから、それをちゃんとすることが一番大切です。光・レーザー治療をするよりも。

できない、できないと言う前に、できることから、ちゃんと始めたらどうですか?

行動も起こさないで、文句だけ言ったって、誰も助けてはくれません。

できる範囲で頑張っていたら、そのうち、もっとできることが広がりますから、最初から自分の限界を決めったって、つまらないでしょ?

可能性なんて、無限大なんだから。

前向きで、行動力のある女性は、必ずなにをやっても成功するし、道は開けます!