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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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日焼け止めを頑張っておられる患者さん方が、どんなに素晴らしい肌になっていっているのか、お教えしましょう。

 

シミ・肝斑・シワ・タルミ、ほとんど全ての美肌治療の場合、全員ですが、日焼け止めを頑張れば頑張るほど、肌は老化が遅くなり、どんどん白くなっていきます。

どの患者さんにも、申し上げていますが、「貴女次第ですよ。」ということです。

塗れば塗るほど、お金も時間もかからずに、キレイになっていくという。。。

だから、お金と時間を気にするなら、どれだけ塗り直しができるか、にかかっています。

 

それを頑張る方全員が、どんどん、勝手にキレイになっていかれます。

私がクリニックで行う、ライムライトをはじめとした光・レーザー治療は、ほんの手助けにしか、過ぎません。

そして、塗っておられるかどうか、チェックする役割と、励ましくらいでしょうか。

油断されませんように、というおまじないですね、キレイになるための。

 

多くの方が、日焼け止めの魔法によってキレイになっていき、私が直接かける魔法なんて、ほとんどありません。

私は、おまじないと、レーザーをあてながら唱える呪文(キレイになれ、キレイになれ)による願掛けを行うだけです。

 

頑張っておられる患者さんをご紹介しましょう。

 

肝斑とそばかすがたくさんある患者さんです。

初診の後、治療も始まり、ご自身でも日焼け止めを頑張っておられました。

でも、御主人が事故に遭われ、入院することに。(幸い、骨折だけで、命に別状がなかったそうです。)

ご自身も働いておられますし、子供さんの世話もあります。仕事と家事で大変だったところに、家族の入院があり、病院通いが始まりました。

真夏の出来事でした。

いくら命に関わらないといは言え、家族の入院は、精神的にも体力的にも、結構なストレスです。(入院されているご本人が、一番ストレスかかっていらっしゃいますが。)

そんな中、朝はなんとか日焼け止めは塗っても、なかなか日中の塗り直しまで、今までみたいに、徹底はできないものです。

しかも、病院までが、カンカン照りの中を歩いていく、となると、シミを気にされている方には、気持ちいいものではないかもしれません。

(しかも、ほぼ毎日ですから。)

大変だったので、2か月ほど、肝斑セットをお休みされました。

その間、薬とかホームケアは頑張られてました。

でも、日焼け止めの塗り直しは、いつもみたいにはいかなったそうです。

9月に、御主人が退院され、また肝斑治療を再開されましたが、「あんまり、日焼け止め、塗れなかったんです。。」と残念そうに、おっしゃってました。

でも、実際、お肌を診てみると、肝斑も悪化していないし、治療が空いた割に、お肌はキレイです。

真夏でしたが、ご本人にしたら塗れていないとおっしゃってましたが、それでも、できる範囲では、頑張っていらっしゃったようです。

塗り直しのクセのついている方は、どれだけ自分が塗り直しできていないのか、自覚がありますから、その分、塗れる日には、挽回されますし、トータルで、どれだけ日に当たっていたかも、わかっておられます。

これが大事なんです。

クセのついていない方は、今日も忘れた、昨日も忘れた、明日も忘れた、たった5分だからいいや、すぐそこだから、いいや、の連続で、結果、いつ塗っているんですか?という、塗っていない時のほうが多い状態。

でも、ご本人は、充分塗っているつもりなんです。

でも、塗れているわけないので、(紫外線カットというのは、毎日の少しの時間の積み重ねですから)、キレイになんかなるわけないんですよね。

自覚がないから、また塗らないし、どうしてキレイにならないんだろう、と理解もできないようです。自業自得です。

 

その再開された患者さんは、真夏にライムライトを休まれた分、シミの予備軍は、溜まっていると思いますが、それでも、実際、ライムライトをあててみると、予備軍はそれほどでもなく、パワーを落とすことなくできて、そのうえ、アキュチップ(ライムライトよりも、少し強い、ピンポイント治療に使う光です。)も、前回と同じパワーで、当てることができました。

日焼け止めの塗っている方は、肝斑もコントロールがある程度、されていて、(もちろん、摩擦や刺激のないスキンケアを徹底する、ということもされていて、の話です。)、ちょっと、油断してしまった!というくらいは、その後、ちょっと頑張れば、お肌はすぐに機嫌を直して、またすぐ、元のいい状態に戻してくれます。

でも、日焼け止めを塗っていない方は、お肌の機嫌が、ず~っと悪いので、そこにまた、紫外線に当たるとか、光・レーザーをあてるとか、刺激する、とか、すると、お肌は完全に怒っちゃって、どんどん黒く、汚く、していきます。お肌の復讐です。

思い知れ~!という、ことですね。

(ホントは、復讐ではなく、負担がかかっていますよ、という警告なんですけどね。

黒くなる、赤みが出る、などなど、全てお肌からのメッセージで、体調、肌の状態などに、イヤなことがあると、気を付けて!と注意してくれているんです。

その注意を聞かずに、刺激を続ける方は、お肌がキレイになることは一生ありません。。お肌も、さぞイヤになることでしょう。。)

 

初診の患者さんでも、たった1回肝斑セットをされて、次に、1か月目に来られたら、すっごいお肌が明るくなって、どんどん強い治療に向けて加速していかれる方や、初診は、処置せずに帰られて、1~2週間後に、処置で来られたら、ちょっとお肌が明るくなっていて、しかも肝斑が少し良くなって、肌の嫌な赤みも取れている方も、結構いらっしゃいます。

全て、ご本人の努力の賜物です。

頑張ったら、頑張った分、お肌は、ちゃんと応えてくれます。ダイエットと同じです。(もちろん、正しいダイエットでないとダメですよ。)

 

美肌・美白治療というのは、みなさん、目指されている目標が違います。

ちょっと化粧ノリが良くなったら、お休みされる方もいらっしゃるし、2か月毎とかにされている方もいらっしゃいますし、3~6か月空ける方もいらっしゃいます。

その方が、満足されているなら、別とどれだけ空けようと、構わないわけです。

でも、間を空けていかれる方は、みなさん共通しているのは、その間、スキンケア(特に、日焼け止め)は、頑張る!ということです。

空いた分だけのシミの予備軍は溜まっていますが、シミそのものは、それほど悪化がありません(空いた割には)。

だから、それほど、ライムライトのパワーが、ムチャクチャ変わることはありません。

(塗っていない方は、変わります。かなり、パワーは落とします。予備軍にムチャクチャ反応して、火傷の確率が上がってしまいますから。)

 

夏の間のライムライトは、シミの予備軍を溜めないことが、最大の目標です。

そしたら、秋になったら、ガンガン強いパワーにしていって、シミを一気に、やっつけにかかることができるわけです。

夏の間に、ライムライトのパワーを上げていく、というのは、かなり慎重にしないと、火傷のリスクが上がります。

 

ところが、日焼け止めをちゃんと塗っている方の中には、肌質にもよりますが、夏でも、パワーを上げていくことができる方もいらっしゃるわけです。

 

色黒という方でも、日焼け止めをガンガン塗っておられて、ライムライトをマメに(2~3週間毎)されて、私よりも、白くなっている患者さんもいらっしゃいます。

何年もされているので、すかkり色黒ということを忘れていたら、たまたまそういう話になって、「私、もともと、すぐに黒くなるから。」と言われ、そうでしたっけ?と言うと、ホラ、と腕を見せてくださいました。

腕は、お世辞にも白いとは言えず、いわゆる色黒の薄目、です。

腕は、顔ほどは塗り直しをされていませんし、腕には、ライムライトがあたりませんから、それが、その方の、元々の肌色なわけです。

人間の努力で、(お金もかかりますけど)、白くすることはある程度、可能なわけです。

白人のように白くするには、ある程度、元の肌質に左右されますが、日本人にしたら、白い、くらいは、努力でできるんです。

ライムライトをあてなくても、日焼け止めをちゃんと塗っていれば、普通の肌色には、1~数か月で、できますよ。(シミは、残りますけどね。)

地肌の色は、明るくできます。

 

今度、そうなってくると、今まで、黒すぎて目立たなかったシミが、はっきり見えてきて、コントラストが目立ってきます。

それを、嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、こうなってきたら、チャンスです。

ライムライトをあてていく上で、色が黒いと、パワーを上げていくと、火傷します。だから、パわーは上げていけません。

ところが、ベースが白くなると、よりシミにだけ、光が入りやすくなりますから(黒い色に反応する光をあてていくので)、より安全に、パワーを上げていくことができるわけです。

一番、早くてキレイになるのは、白人みたいに、白くて、シミだけ、濃い、というのが、お金と時間をかけない理想ですが、そんな日本人、そうそういませんから、自分で、地肌を少しでも白くしていくしかありません。

それが、日焼け止めの役割です。

 

頑張っている方は、ライムライトも、安全に、どんどん強くしていけるし、アキュチップも、ガンガン足していけるわけです。

患者さん次第なわけです。

 

それをさぼっていると、火傷したり、反応が強く出て、赤みが出たり、その後、シミになったり、しっぺ返しをくらいます。

塗れていなかったかも、という自覚のある方は、そうちゃんとおっしゃいますから、それに合わせて、設定を変えます。だから、普通は、なんの問題もありません。

問題は、自覚のない方ですね。

光をあてた反応も、すぐに出ず、家に帰ってから、あれ、強かったのかな、みたいに反応が出ることがありますから、防げないこともあります。

こういう自覚のない方は、悪気はなくても、一度そういうことがあると、こちらも、コワくて、パワーはなかなかあげませんね。(信用できないから。)

そうなると、シミの治療は、遅々として、進まないわけです。

ゆ~っくり、進んでいく、感じでしょうか。

 

良くするのも、悪くするのも、患者さん次第です。

他力本願では絶対無理です。1億円くれても、私には無理です。

ちゃんとした日焼け止めを塗りなおす、なんて、それほど、大金がかかるわけでもなく、一番シンプルなホームケアですから、それをちゃんとすることが一番大切です。光・レーザー治療をするよりも。

できない、できないと言う前に、できることから、ちゃんと始めたらどうですか?

行動も起こさないで、文句だけ言ったって、誰も助けてはくれません。

できる範囲で頑張っていたら、そのうち、もっとできることが広がりますから、最初から自分の限界を決めったって、つまらないでしょ?

可能性なんて、無限大なんだから。

前向きで、行動力のある女性は、必ずなにをやっても成功するし、道は開けます!

 

最近雑誌で、ヘレナルビンスタインのマスカラから、期間限定で、ゴールドの入った、マスカラのトップコートが宣伝されているのを見ました。

ゴールドのラメが、光で、きらきらして、とても綺麗そう~。

私は、ここのところ、ずっとキラキラものにはまっていて、ガラスでもスワロフスキーでもなんでも、値段に関わらず、キラキラものに目がありません。

このゴールドのマスカラって、ちょっといいかも~♡、と思って、今日は、京都の伊勢丹に行ってきました。(大丸に、ヘレナが入っていなかったので。)

 

ヘレナのマスカラって、よく雑誌で、取り上げられてますよね。

読者投票も、一位二位を争うくらい、優秀で、スゴイ!って。

私、使ったことなかったんです。

ちょっと前に、クレ・ド・ポーのマスカラを買って、確かに滲みにくかったんですが、私がよくあくびをするせいか、日によったら、長時間経つと、滲む日もありました。

 

マスカラって、開封して時間が経つと、アルコール成分なのか、なにか知りませんが、水分が蒸発して、ダマになりやすいというか、ネトネト系に変わっていくことないですか?

以前、11か月毎に、マスカラは買い換えたほうがいい、ということを聞いたことがあり、へ~!と思ったことがあります。

そんなに、マスカラ塗らないので、1か月で使い切れへんし、と思ってましたが、ちょっとその意味がわかりました。

 

大昔に、ランコムのマスカラを持っていたんですが、全然使わないくせに、黒と焦げ茶と紺の、3種類を買ってしまっていて、(化粧品がすごい好きなことがありました。今は、そこまで、買わないかな。。)、でも、そんなに使わないので、何年も何年も残っていたんです。

別に、そんなに塗りにくいとも思わなかったんですよね~。滲むことはありましたけど。

ある日、知り合いの人から、このマスカラの話をした時に、臭いをかがれて、「酸いニオイがする。。止めたほうがいいですよ。」と言われたことがあり、さすがに、捨てました。

 

マスカラをダマになるほど、塗るつもりはないんですが、ちょっと塗りたい時があり、カールしてくれたらいいな~、っていう感じです。

ついでに、カールを持たせてくれれば。

 

以前に、まつ毛パーマを考えた頃がありましたが、目に滲みると聞いて、(しかも1時間!くらい?)、絶対、目には悪いわな~、皮膚にも。。と思って、やってません。

ビューラーを使うしかないんですが、めんどくさいですね。。。

 

今日、そのゴールドのマスカラのついでに、普通のマスカラもせっかくだから、試してみようかな、と思い、伊勢丹へ。

 

カウンターのオネエサン(と言っても、私の半分くらいの年齢?)が、可愛らしかったです。

「どんなまつ毛にしたいですか?」と聞かれ、「どんな、というより、一番滲まないものを。」と言ったら、ゴールドの前に、ウォータープルーフのヤツを見せてくれました。

実際、塗る時に、まずマスカラ下地を塗って、黒のマスカラを塗られます。

 

カウンターで、マスカラを塗ってもらったのって、初めてだったかな、というくらい、久しぶりでしたが、ムチャクチャ、まつ毛のキワから、塗るんですね~、今時のムスメさんは。。。

多分、瞼結膜(まぶたの裏側の粘膜のこと)に、ついてるし。。。

(ちょっと、心の中で、ひひぃい~、と悲鳴を上げます。オシャレって、なんでもそうですが、体に悪いですね。。。)

 

下地を塗ってもらったせいもあって、ものすごく長くなりました。

オ=っと!

「まつ毛が下向くのがイヤなので、上に向いていてほしいんです。ビューラー、めんどくさいし。。」というと、これが一番リフトさせて持続力がありますよ、と、「コブラ」というマスカラ(すごいネーミングですね!)を持ってきて、塗ってくれました。(反対側に。)

オオ~っ!

もっと上がったし、まつ毛、ブサブサ(「フサフサ」を誇張してみました。)です!

これは、みんな、マスカラにはまるわな。。。実感です。

 

そのあと、ゴールドのトップコートを塗ってもらうと、間近で見たら、わかりにくいですが、光があたると、キラっとして、さりげなく、ゴールドのラメが光ります。いい感じ~♪

これは、晩御飯を食べにいったりすると、夜、とってもキレイだと思います。

デートにおススメ!

 

オネエサンが、左右マスカラ違う上から、トップコートを塗ったのでまつ毛が、長さも濃さも違うので、反対にも、コブラ塗ってほしいな、と思いましたが、比べるのに、ちょうどいいか、とそのままにしておきました。

(どっちも、お風呂入るまで、滲まなかったです。でも、絶対、専用のリムーバーは、必須!です。)

 

その「コブラ」とゴールドのを買って帰りました。

久しぶりに、化粧品買うと、楽しいですよね~。特に、メイクアップ用品は。ウキウキしちゃいます♪

 

マスカラを塗ってもらっていて、思い出したんですが、最近、エラスティラッシュ®やルミガン®などの、まつ毛育毛剤を買われる方が多いんです。

先日も患者さんと話していて、(先生も塗っているんですか?」と聞かれてました。

めんどくさくなって、やめてしまったんです、と言って、笑ってたんですが、心を入れ替え、また、今日から塗ります!

マスカラの、ダマダマは、やり過ぎのエクステと同じで、大人がするのは、あまり美しくない、と思うので、自まつ毛で勝負!ですね!!

もっと育てますね、自まつ毛。

ヘレナのだと、ビューラーがいらないそうです。

(ディオールにも、合ったと思います。かなり昔のですが、ビューラー要らず、でリフトアップ、というのを使っていたことがあって、確かに楽ちんでした。たまに、滲むのが、仕方ないのかな。。と思って、現在に至ります。)

その代わり、キワから、思いっきり立ち上げないといけないようです。。

粘膜にはつけたくないので、ちょっと研究しますね。

 

 

告知が遅くなり、申し訳ありません。

さて、9月のキャンペーンですが、夏の紫外線ダメージで、お肌もかなり疲れてきたり、シミが増えたのを実感されている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

まだ、9月は、夏と同じくらいの紫外線対策が必要ですから、気を抜かずに、頑張ってくださいね。

今回のキャンペーンは、ほとんど、光・レーザー治療をされている方が対象となります。

クリニックでも、おうちでも、ケアを頑張っていただく趣向です。

 

それでも、一旦、美白や肌荒れを何とかしたい、と思っていらっしゃる頃ですので、やはりトラネキサム酸を含めたキャンペーンは、はずせないでしょう。

そこで、ナビジョンのTA(W)のシリーズですね。

まだまだ、暑い日は続いていますが、朝晩、涼しい日もあったりして、少し空気が乾燥してきて、お肌の乾燥が気になる頃でしょうか。

ひと夏、クーラーにさらされたお肌も、結構乾燥していたり、合わない日焼け止めを塗って、お肌がガサガサになった方もいらっしゃると思います。

おうちで、しっかり、保湿と炎症(ダメージ)回復に頑張っていただくキャンペーンです。

 

また、今の季節、目元のシワも気になってくる頃です。

紫外線と乾燥の影響が強いですね。

いつもの、目元のシワ乾燥対策のキャンペーンセットです。

乾燥ジワが気になる方には、即効性のある、ヒアルロン酸が浸み込むHAフィルパッチがおススメです。

持続させようと思ったら、ちょっと続けないといけないので、少し(かなり?)お金がかかります。

時々ヒアルロン酸で、目元をふっくらさせておく、というのは、とてもいいと思います。もちろん、普段の保湿も、目元はたっぷり、少し濃い目がポイントです。

 

本当の小じわには、やはりエラスチダームですね。

ある程度の小じわがないと、エラスチダームをしたからと言って、シワがなくなるわけではないですから、ビフォーアフターがわかりにくいと思います。

まあ、市販のアイクリームを買うくらいなら、断然エラスチダームのほうが、効果も値段も、おススメですけど。

 

全体の乾燥ジワに、たまに、レチノールのマスクを足してあげるのもいいと思います。

(ナビジョンのRTマスクですね。お肌の状態により、レチノールをおススメしないこともありますので、ご了承ください。ナビジョンのレチノールは、医薬部外品なので、安全性は、市販の類似品と比べても、かなり安心していただけると思いますが、レチノールはレチノールなので、合わない方もらっしゃいます。まあ、実際やってみないと、レチノール自身に、合うかどうかは、わからないんですけどね。)

 

そして、お待たせしました!

エラスチダームのシリーズの、体バージョン、デコルタージュシステムの、キャンペーン(初でしたっけ?)です。

入荷した時に、短い期間だけ、キャンペーンしましたっけ?

今回のキャンペーンは、2万円以上の処置されている方限定です。

これだけ、安いからと、買いに来られると、困りますので、こういうキャンペーンは、うちで治療されている方のみとさせていただきます。

デコルタージュシステムは、「デコルタージュ」という名前通り、デコルテ専用に発売されたものですが、顔以外であれば、体中、どこ塗ってもいいですよ。(粘膜以外)

腕や脚の、日焼け後の気になるシミや黒ずみ、おなかや脇の、シワやタルミの気になるところ、背中の日焼け跡など。

美白剤とシワ用のクリームの2本セットなので、若い方は、シワ用がいらないかもしれませんが、バラ売りは、今のところ、していません。

そういう意味では、ある程度の年齢の方用の、ホームケア用ですね。なんせ、出しているのが、オバジですから。

若い方で、美白剤だけ欲しい、という方は、キャンペーンではありませんが、ナビジョンの体用の美白クリームを購入されてください。

 

そして、ご好評いただいている点滴ですね。

夏のお疲れは、まだまだ引きずっていらっしゃるのではないでしょうか。

お疲れには、点滴で、濃い~いビタミンを入れるのは、とてもいいですよ。私も好きですけど、なんか体、やっぱり楽ですね。点滴の中身は、疲れた体にもお肌にも、いいものばかりですから、まだされたことのない方は、一度、処置と同じ日にどうぞ。はまる方は、はまります。

 

9月のキャンペーンのお菓子は、福知山市の「足立音衛門」さんの焼き菓子です。

先日、患者さんが、本店で買ってきてくださり、秋と言えば、栗ですよね。足立音衛門さんの栗のお菓子は、絶品ですから、これだ!と思いました。

ネットで、お取り寄せもできます。(種類が限られていますが)

他に買えるのは、この辺だと、梅田阪急百貨店ですね。お近くの方は、一度どうぞ。

10月は、ハロウィーンですね。かぼちゃのお菓子が見つかるといいな~。

まだ日焼け止めの話の続きです。

もう夏が終わると思って、安心している貴女!甘いです!

9月は、まだ夏と同じだけの紫外線と思って過ごしてください。

10月は、少しマシになりますが、気候が良くなって、外にいるのが気持ちいいので、気が付いたら、長時間外にいたのに、日焼け止めを塗っていない!なんてことになって春と秋は、油断焼けが増えますから、気を付けてくださいね。

紫外線対策は、年中です。

その季節によって、使う日焼け止めも変わることもありますが。

 

さて、日焼け止めの話です。

患者さんで、よく資生堂のアネッサ ゴールド(海用やハードなアウトドア用ですね、基本)を使う方って、結構いらっしゃいます。

私も、もし明日、海に行くとなったら、アネッサゴールドを使うと思います。

資生堂のアネッサゴールドは、耐水テスト80分と、ちゃんと表示があります。

そういう表示のある、ウォータープルーフは、そうそうないです。

(逆に言えば、アネッサゴールドであっても、80分しか持たない、ということです。)

 

炎天下のゴルフで、汗もかなりかく時に、アネッサゴールドを塗って、しかもちゃんと塗り直しをする、というのは、確かに正しい、と思います。

ただし、貴女のお肌にあっていれば、ということです。

 

市販の日焼け止めは、大半のものが、サラサラして塗りやすくなっています。

ベタベタしたら、イヤ、という方が多いので、市販の化粧品の場合、やはろ質感が一番大事なんですね。あちらも、商売ですから、売れる商品を、売る、というのが、資本主義の姿でしょう。

日本の湿度の高い夏、外で、サラサラタイプの日焼け止めを塗る、というのなら、それほど乾燥せずにいけるかもしれませんし、一度塗ったくらいなら、平気かもしれません。

でも、乾燥肌の方や50代、60代、それ以上の方が、何度も塗り直ししたら、ガサガサになるかもしれません。

大丈夫な方もいらっしゃいますが、合っていない方もいらっしゃいますから、やっぱり自分に合った化粧品を使わないと、TPOさえ合っていればいいというものではありません

 

先日来られた60歳の患者さんが、ゴルフをした時に、アネッサゴールドを2時間におきに塗られたそうで。。。。

確かに、正しい行動で、ホントなら、素晴らしいことなんですが。。。

皮脂がそれほど出る方ではなかったので、案の定、お肌がガサガサになったそうです。

 

乾燥肌の方は、ウォータープルーフでも、しっとりタイプを選ばないと、塗り重ねた時に、なんか調子が悪くなりますし、手持ちの日焼け止めで、なんとかしたいなら、塗りい直しする前に、乳液とか保湿を追加してから、日焼け止めを塗るか、ですね。

 

ちょっと前の、美STに載っていましたが、「日焼け止めは、SPF値よりもPA値に注意しましょう」みたいな、記事が載っていました。

確か、「SPF50 PA++」と、「SPF30 PA+++」だったら、「SPF30 PA+++」を選びましょう、みたいな記事でした。

(要は、PA値の高いものを選べ、ということがいいたいようです。)

今、日本で売っている日焼け止めで、私は、一度も、「SPF50 PA++」なんて、商品は見たことがないです。

SPF50を使う時点で、かなりの紫外線を浴びることが想定されているわけで、その場合、PA値は、+++でしょう。

(日本の表示は、PA値は、+++が最高表示となります。)

SPF30で、+++というのは、ひとつだけ見たことがありますが、これもそうそう売っていません。

SPFが15や20で、PA値が高いものは、私の知っている限り、存在しません。

 

同じSPF30を買うのに、++か、+++か、迷ったら、できれば+++のほうがいいと思いますが、まあ、スリー+のSPF30なんて、そうそう売っていませんから、悩むことはほとんどないと思います。

同じように塗っているのに、色黒になりやすい、という方には、特に、PA値の高いものを勧めますが、普通の方は、SPFを目安にしていいと思いますよ。数値は、大半の商品が、連動していますからね。

(ただし、質の悪い日焼け止めを塗っていて、すぐに黒くなる、とか日焼けした、というのは当たり前なので、質のいい日焼け止めを塗る、というのが、一番大切です。)

 

 

で、いつも私が言っている日焼け止めの話は、あくまでも、お肌が健康な方の話です。たまに肌荒れするとか、お肌が乾燥している、と言う方は、健康な方に含みます。

(敏感肌状態の方で、どんな日焼け止めを塗っても合わないという方は、ピーリングやクレンジング、市販の高機能化粧品(たいてい、ピーリングに似た成分が入っています)を止めれば、しばらくしたら、日焼け止めがかゆくなったり、しみることは、かなり減るはずです。

特定のものが合わないのは、貴女にそれが合っていないだけで、日焼け止めとい化粧品が合っていない、と判断するのは、止めておきましょう。

クリニック用の日焼け止めとか、質のいいものを試してから、判断しましょう。

質の悪いもの、あるいは、外資系のモノのきついヤツとかしか塗ったことがないくせに、「日焼け止めが合わない」という方って、結構いらっしゃって、どんな日焼け止めが合わなかったのか、話を聞いていると、そりゃ、かぶれるでしょ!みたいな、日焼け止めだったりすることがあります。

誰でも、かゆくなりますよ~、みたいな日焼け止めです。)

 

アトピーや慢性湿疹のある方は、これは、健康ではないので、全然話が違います。

さきに、湿疹を治すなり、アトピーの場合、完治させることは難しいので、少しでもいい状態にすることを目指していきます。

お肌が落ち着いていない時は、私も、一切の化粧品は止めてもらっています。治療の邪魔になりますからね。

でも、ちょっと落ち着いて来たら、赤い湿疹や湿疹後って、紫外線で、黒くシミ(色素沈着)に変わりやすいんですよね。

だから、紫外線カットって、シミになってほしくないところは、大事なんですが、なかなか合う日焼け止めが見つからないことが多いです。

(お肌のバリア機能が破壊されているので、化粧品の害を、直接受けやすいわけで、しみたり、かゆくなったり、刺激が出ることがあります。)

 

そういう方の場合、日焼け止めが塗れるようになるまでは、そりゃ、日傘や帽子、ストールとかで、紫外線をカットするしかありません。

他に、方法がありませんからね。

後は、なるべく日に当たらないように、暮らすくらいしか、ないですね。

歩く時は、あんるべく日陰を歩いて、直射日光に当たらないようにするか。。

それくらいしか、仕方ないんです。

こんなことで、紫外線カットはできないし、もちろん、紫外線は防ぎきれないので、シミになりやすいです。

当たり前です。

 

でも、仕方ないです。

肌が落ち着くまで、そのほうが肌のためにいいわけですから。状況を診て、どちらがメリット・デメリットがあるか、を考えないと。

 

私の一番のおススメは、日焼け止めをちゃんと塗って(塗り直しをして)、体はある程度、服で隠して、お日様に当たる、というのが、一番のおススメです。

明るいところで、日常生活を過ごす、というのが一番いいです。できるなら。

 

でも、肌の状況で、日焼け止めが塗れないなら、できることをする、しかないです。

悩んでも仕方ないので、早く、ちょっとでも良くして、それから、シミの治療も、日焼け止めの合うのも探すのも含めて、やったらいいです。

人生、長いですから。できることをしましょう。工夫したら、いいんです。完璧を目指さなくても。

アトピーの方でも、できる美肌治療(メインに、ジェネシスを使いますが)もありますから、アトピーだから何もできないわけではないですよ。

イオン導入(成分にもよります。ビタミンCは、お勧めしませんけど。)も、アトピーの方でもやります、というか、おススメの成分もあります。

お肌が落ち着かないと、合う日焼け止めは、なかなか見つからないと思いますが、美白クリームは使ってもらえるものがあるので、なんらかの対処はできるわけです。

人間、あきらめなければ、なんとでもなりますから、アトピーで美白・美肌治療を考えていらっしゃる方は、一度ご相談ください。

 

お肌が健康な方は、せっかく日焼け止めが塗れるお肌があるんですから、日焼け止めをちゃんと塗らないと、ホント、もったいないですよ。

 

日焼け止めの話の続きをするところですが、先週、「ホンマでっか?!TV」を観ていて、気になったので、一言申し上げておきます。

ちょうど紫外線の話だったので。

 

紫外線がらみで、ビタミンDの話になって、ビタミンDは、皮膚で作られるから、紫外線にあたって、ビタミンDを作りましょう、適度に紫外線にあたったほうがいい、というような内容だったかと思います。

紫外線の話をするなら、皮膚科医と紫外線の第一人者の先生を、あの場に呼べ!と思いますが、あの番組自体がそういう番組ではなく、みんなして好き勝手なことを言う番組なので、専門家を呼んでくるわけありません。

番組の最後に、いつもテロップが出ますよね。あくまでも、あれはバラエティですからね~。

でも、TVを観ているほうは、あんなにはっきり毎回毎回言い切られると、何でも本当と思っちゃいますよね。

 

ビタミンDの研究をしていらっしゃる先生方は、紫外線にあたれ、あたれ、とおっしゃいますが、皮膚科医はそんなこと言いません。

あの時、TVでも言われてましたが、「皮膚科の先生は、紫外線にあたらないように、って言いますね」って、その通りです。

 

確かに、紫外線にあたったら、皮膚でビタミンDが作られますが、紫外線にあたらなくても、バランスよく食事を摂っていたら、それで十分です。

食事だけで、完全にビタミンDをホントに摂れているのか、となると、食生活によっても差があるかもしれませんが、全身紫外線カットして、生活している人って、そうそういないでしょう?

 

顔に、しょっちゅう日焼け止めを塗り直ししていたとしても、顔以外のところって、そこまで日焼け止め塗っていないでしょうし、服で隠すとはいっても、薄い色の服だと、紫外線は皮膚に、届いています。頭だって、分け目のところとか、耳とか、紫外線は普通に当たっています。

年中、帽子をずっとかぶっている方も少ないし、建物の中にいる時は、帽子も脱ぐことも多いでしょう?

建物の中にいても、窓から、カーテンやブラインドをしていても、紫外線って、入ってきてます。

なんやかんやで、紫外線って、ちょっとずつですが、浴びているわけです。全く浴びていない人なんて、いないんです、普通だったら。

 

その浴びた分と、食生活で、充分だと思います。わざわざ浴びなくても。

北欧とかの紫外線の少ない地域に暮らしているなら、いざしらず、日本で、日光浴はいらないと思いますよ。

 

そんなに、ビタミンDが気になるなら、ビタミンDのサプリを飲めば、済むことです。日光浴しなくても。

 

どうして、皮膚科医が、そんなに紫外線を嫌うかと言うと、皮膚ガンになるからです。

皮膚ガンを通常見るのは、皮膚科医と、形成外科医くらいのもので、ビタミンDを研究している先生は、見ないでしょう。

皮膚ガン見たら、紫外線に、バンバン浴びろ、なんて、言いませんよ~。

 

ご存知の方も多いと思いますが、今の母子手帳には、赤ちゃんの日光浴の項目は、無くなっています。

昔は、ビタミンDのために、赤ちゃんや子供に、日光浴をしましょう、と勧められていました。

オゾン層が破壊され、昔よりも、紫外線が、きつくなり、皮膚ガンが増えています。

また、紫外線の研究が進んで、紫外線の有害さ、というのが、どんどんわかってきているんです。

 

紫外線が、いかに有害か、ということを知らない人は、そりゃ、紫外線にあたれ、というでしょう。

必要なビタミンDを作るのに、紫外線に当たる時間は、日陰で15分くらいと言われています(データーによって、多少の差はあります。環境の条件とかで変わります。)。

でも、それくらいの時間だったら、普通、充分、浴びていますよ、トータルで。

 

黒い新興宗教みたいに、全身黒づくめで、家にいる時も、遮光カーテンや雨戸をして暮らしていて、あらゆる露出しているところは、日焼け止めを塗りまくって、塗り直ししていたら、これは、ちょっと問題です。

紫外線は、皮膚ガンのことを考えたら、有害ですが、そこまでカットするものではなく、そんなことしてたら、いつが朝で、昼で、夜か、脳がわからなくなって、体内時計がおかしくなります。うつ病にもかかりやすくなるんですよ。

紫外線は敵ではなく、どうしても付き合っていかないといけない、友達(いや、知り合い程度かな?)と思って、うまく付き合っていってください。

 

私も、朝起きたら、まずカーテンを開けて、朝日を全身に浴びます。

寝室も洗面所もお風呂場も、うちは全部南向きなので、紫外線入りまくりです。

シャワーを浴びて、洗顔した後は、保湿の後に、必ず日焼け止めを、顔と、手と、他露出するところ(その日の服によって、首~デコルテ、うで全部にも塗ります。脚は、ストッキングを履くので、脚には、塗りません。海とかリゾートに行く、とかなったら、脚にも塗りますけどね。)に、日焼け止めを塗ります。

朝、シャワーを浴びるまで(日焼け止めを塗るまで)、家の中を、うろうろすることがありますが(窓から紫外線は入っています)、10分もしていないし、シャワー中も、紫外線は浴びていますが、それくらいはヨシとしています。

 

みなさんの日常生活では、もっと紫外線を浴びていると思いますが、どうですか?

顔には日焼け止めを塗っていても、首や手・腕には塗っていなかったりするでしょう?

それで、充分です、ビタミンDのことから考えたら。

むしろ、首や手や腕の、老化(シミやシワやイボとか)のほうが、私は心配ですけれど。

 

閉経された女性は、骨粗鬆症になりやすくなりますから、閉経後は、日光浴よりも、ビタミンDのサプリをおススメします。

骨粗鬆症と診断されたら、ちゃんと保険で、薬(ビタミンDも)がもらえますから、更年期前後は、定期的に、人間ドッグとかで、骨密度を調べておくことをおススメします。

 

例えば、関西の都会で暮らしていて、あまり直射日光にあたる生活をしていない方だと、皮膚ガンにかかるリスクがそれほど高いとは思いませんが、紫外線にあたると、細胞に傷ができます。

それで、受けたキズは、修復されて、治るんですが、繰り返していくと、キズが治らなくて、そのままになると、ガンになっていくわけです。

いきなりガンになるわけではないかもしれませんが、紫外線に当たれば当たるほど、どんどんキズをつけていくので、ガンになる確率を上げていくわけです。

だから、年をとればとるほど、たくさん紫外線を浴びていますから、皮膚ガンが増えていくわけです。

若い方にも、ごくまれに、皮膚ガンができますから、全部が全部紫外線が原因というわけではありませんが、レアケースというのは、予防というのがなかなかできませんから、レアケースのことまで、なったらどうしよう?と心配するのは止めましょう。

とりあえず、紫外線をカットして(しすぎるのではなく)、皮膚ガンの確率を下げよう、と皮膚科医は思うわけです。

 

皮膚ガンにならなかったとしても、紫外線は老化を早めるんです。

これは、困りませんか?女性として。男性も。

 

抗加齢医学会という、学会があって、皮膚だけでなく、内臓や眼・耳・生殖器・歯など全身のアンチエイジングを考える学会です。

アンチエイジングというと、イコール美容みたいに思われるかもしれませんが、老化を抗うというより、遅らせて、いつまでも健康に若々しく、というのを目指す学会です。

長寿といっても、ぼけずに、健康に元気でないと意味ないですよね?

ぽっくり死にたい、長生きはしなくてもいい、と思っているかもしれませんが、いわゆるぽっくり死のうと思ったら、健康でないと、これ、ダメなんですよね~。

いわゆる、寿命がつきる、というヤツですか。

 

この学会で言われている、老化を遅らせる方法は、①紫外線カット ②抗酸化  ③抗糖化 です。大きく分ければ、この3つです。

もちろん、バランスのいい食事と、適度な運動、というのは、とても大事なことは、言うまでもありません。

 

紫外線が、体に及ぼす、老化に対する影響、という項目は、毎年発表されていて、紫外線カットは、ものすごく言われています。

去年の学会では、紫外線の研究の第一人者である市橋先生が、10歳未満の子供に、大量の紫外線を浴びさせるのは良くない、ということで、夏のプールの時間の前に、学校がちゃんと日焼け止めを塗って塗らせないといけないくらいなのに、保健婦さんとかが、「日焼け止めは、肌に悪いから」と言って、塗らせない学校がある、といって、怒っていらっしゃいました。

日焼け止めの害と紫外線の害と、どっちが、ひどいねんっ?って話ですよね。

10歳までの子供は、まだまだ細胞が目まぐるしく生まれてきているので、細胞に紫外線でキズを付けられても、修復している暇がないそうです。

キズが治らないまま、どんどん行っちゃうので、ガンになりやすくなるわけです。

 

日焼け止めでかぶれることはあっても、皮膚ガンにはなりませんからね。

それに、ちゃんと質のいい、肌に合った日焼け止めを塗れば済む話で、質の悪い安物を使うから、ダメなんですよ。

 

市橋先生が発表された内容を、以前にもブログに書きましたが、シミを作らないでおこうと思っているなら、SPF50を塗っても、直射日光にあたって、効果が持っているのは、2時間です。

日焼け止めを塗らずに、直射日光にあったっていい時間は、1日3分です。

それ以上あたったら、シミができてくるのは、当たり前なわけです。

だから、シミが嫌なら、紫外線カット(日焼け止めの塗り直し)が必要なわけです。

 

紫外線は、普通の老化に加えて、「光老化」という余分な老化を足していきますから、シミだけでなく、シワ・たるみ・毛細血管などの赤みを増やし、キメを荒らして、ツヤがなくなり、お肌が乾燥して、皮膚も硬くなり、と、美肌と逆のことを、どんどんしていくわけです。

 

美容医療を、ちゃんと考えてやっているドクターは、絶対紫外線カットを、うるさく言います。

当たり前ですね。

どこまで紫外線カットをしていくか、というのは、多少ドクターによっても差がありますが、日焼け止めの具体的な塗り直しの話まで、してくれないクリニックは、真剣に、美容医療をやっているとは、まあ、言えないんじゃないでしょうか。

ごく一部のドクターで、そこまで塗り直ししなくてもいい、と信念を持って、治療をしているドクターもいらっしゃるかもしれませんが、まあ、めったにはいらっしゃいませんし、アンチエイジングを取り扱っているドクターの中では、ものすごい少数派、と思っておいてください。

 

皮膚ガンにならないとしても、気になっているシミやシワを誰に治療してもらうのか、治療しないにしても、マシにする方法、予防法はないのか?

皮膚科医に相談したら、紫外線カットと言うのは当たりまえです。

そんなに日光浴して、ビタミンDも作りたい!と言うなら、ビタミンDを研究しているドクターに、一緒にシミの治療をしてもらってください。

(できませんけどね、シミ治療。。。)

日焼け止めをあまり塗らなくても、こう工夫しませんか?と具体的に指導してくれる先生は、日本中探せば、いると思います。

(どうやって、シミの治療をされているのか、私には想像ができませんが。。。)

でも、日光浴を勧める美容皮膚科医・美容外科医は、普通いません。

 

私が朝、朝日を浴びるくらいの時間、紫外線にあたるくらいなら、問題ないですが、TVでああいう風に言われると、それを言い訳に、紫外線カットをしない人が増えるので、それが困りますね。

日焼け止めを塗らない方というのは、なんやかや言い訳を作って、塗りませんからね。自分が楽なほうに、逃げますからね~。逃げたって、困るのは、自分なんですけどね。

どうして、わからないですかね。

美容医療に、お金と時間を費やしても、ドブにお金を捨てるようなもので、クリニックが儲かるだけです。

まあ、そんな方がうちに来られても、心を入れ替えてくれない限り、うちで治療はやりませんけどね。

 

 

 

 

 

 

日焼け止めの話の続きです。

 

これまた、患者さんから、よく聞かれるのが、「SPFの高い日焼け止めって、肌に悪いんでしょ?」「SPFの高いのは、肌に悪いって、販売員(か誰かに)に言われた」と言うものです。

 

都会に住んでいて、それほど外に出る機会が少ない方であれば、日焼け止めでも、SPF50ではなくても、SPF30を塗ってもいいと思うんですが、患者さんのいる環境によったら、30だと、50よりも、もっと塗り直しの回数が増えますよ。効果、持ちませんから。

また、私の知る限り、SPF30で、汗に強い、もしくはウォータープルーフの日焼け止めって、ほとんど売っていません。皆無ではないですが。。。

患者さんが使ってる日焼け止めのSPF30が、私の知っているそれではないですし、30を使っている方から、名前を聞いて確認しても、もちろん汗にも強くないです。

汗を全くかかない時に、それを使う分には、全く問題ありませんが、日本の夏、特に京都は、えげつない蒸し暑さで、5分も外にいたら、汗だくにはならなくても、最低でも、汗ばみます。

ちょっと移動して、立ち止まったら、汗、どんどん出てきませんか?

汗が出た瞬間に、そんな日焼け止めって、なんの役にも立っていませんよ。

汗も拭きますし、拭く時に、ハンカチでぬぐったら、これはさすがのウォータープルーフでも、取れますし、押さえ拭きしても、取れてるかもしれません。

汗に強くないものだったら、なおさらです。

 

みなさん、あまりご存知ないですが、SPF値の測定とかしている時は、メーカー側は、みなさんがびっくりするほどの量をつけて、実験がされています。

それくらいつけないと、その表示通りのSPF値なんて、出てないんです。

普通に塗っている、皆さんのされているような薄付きであれば、一体どこまで紫外線をカットしてくれているのかなんて、信じちゃいけません。

だから、塗り直しが必要なんですよ。そんなことは、日焼け止めの研究をしている研究者の方々であれば、皆さんわかっていることで、常識です。その常識を、多くの化粧品会社が、表で出していないだけで。。。

 

「紫外線吸収剤って、悪いんですよね?だから、SPF値の低いのをつけてるんですけど。。」というのも、時々聞かれます。

日焼け止めには、紫外線吸収剤という成分と、紫外線反射剤(散乱剤)という成分で、成り立っています。

この吸収剤が入っていないと、ほとんどの日焼け止めは、とても塗りにくく、また白くなり、ベタベタする、という、誰もがあまり使いたくない日焼け止めになるわけです。

で、この吸収剤なしで、SPTI値(PA値も)を高くするのは、かなり難しいようで、以前に、SPF40というのまでは見たことありますが、もう発売中止になりました。

この商品は、一般で売られていて、一応敏感肌用として、悪い商品でもなく、「アリ」な商品だと私は思っていたんですが、あまりの真っ白になるのと、硬くて、伸びず、ベタベタする、というので、全然売れなかったり、評判が悪かったせいで、製造中止となりました。

うちにも、SPF30(PA値 ++)の、紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めは、2種類おいていますが、どちらも、汗をかいたら、流れます。

SPF50には、全部吸収剤が入っているし、汗に強いウォータープルーフのものにも全て、吸収剤が入っています。

 

吸収剤でかぶれる方がいらっしゃるんです。全員ではありません。

吸収剤がかぶれる方は、入っていないものを、もちろん使わないといけませんが、かぶれない方が使う分には、私は、使えばいいと思いますし、もちろん私も使っています。

でないと、汗をかく時に困りますし、SPF30では弱すぎる時、あるいは、塗り直しできない時(SPF50だったら、まだ塗りなおさなくても良かったのに、という時)に、困るのはジ自分ですからね。

 

そりゃ、紫外線吸収剤て、余分な添加物と言えば添加物でしょう。

でも、そんなこと言い出したら、化粧品すべてに、いろんな添加物が入っていて、どうして、吸収剤だけ、そんなに目の仇にされるのかが、わかりません。

完全にエコな生活をしていて、化学薬品一切排除、みたいな生活をされている方が、真っ白になるような日焼け止め(アフリカの方が、自然の材料を使って、塗っておられるような、白いやつ)を塗っていて、日焼け止めどころか、化粧品すべてが悪い!という生活をされているなら、理解できます。

(エコすぎるヤツって、SPFとかの表示が全くないのがあり、これは、実験すらしていないか、SPF値が低すぎて、表示したくないかのどちらかです。SPF値も書かないくせいに、「日焼け止め」として売るな!と言いたい。そんな日焼け止めでも必要、と言うなら、ちゃんとSPF値を測って、ちゃんと消費者が買う時に、見えるように、表示しろ!と思います。)

化粧品をバンバン使っているのに、どうして、日焼け止めだけ、悪モノにしますかね~。

はっきり言って、いわゆる基礎化粧品なんて、自分に合った保湿剤(なんでもいいです。自分の皮脂で間に合うというなら、塗る必要もありませんが)と日焼け止めさえあれば、それでいいんですよ。

(それ以上の効果を期待するなら、クリニック用の化粧品や一部の医薬部外品、医薬品を使わないと、いわゆる一般の方が思っている効果なんて、ありませんよ。だって、パッケージに、そんな表示はないでしょ?表示がない、ということは、効かない、ということです。販売員なんて、口からでまかせをいくらでも言いますからね。口から言ったことなんて、証拠が残りませんから、内部資料として、極秘に、「こう、お客様に言って、営業しなさい。」というのがあります。流出したら、エライことでしょうけど。。市販の化粧品で、シミを消すとも、シワを消すとも、どこにも、書いていないでしょ?書いていないんだから、効くわけないんですよ。効くんだったら、パッケージに書いています。(その時点で、化粧品ではないですけどね。医薬品しか、そんなことは書けないはずです。化粧品の限界を超えていますからね~。)

 

SPF30で、その方が、年中、自分のいる環境を乗り切れるなら、また環境に合わせて、30で、塗り直しをしていくなら、そこまでして30を使いたいなら(50を使わずに)、好きにされたらいいですよ。

でも、汗をかいたら、終わりだし、何回も何回も余分に塗り直して(50だったら、もう少し、塗り直しの回数が少なくても済んだかもしれないのに)、それこそ、お肌に負担にはなっていいないんですかね?

化粧品の科学が進歩して、以前のものに比べたら、SPF30の紫外線吸収剤が入っていないものも、かなり塗りやすくはなりましたが、吸収剤の入っているものに比べたら、、やっぱり負けてしまいます。特に、塗り直しの回数を増やした時に、その差がわかりやすいかも。。。

乾燥肌の方は、塗り直しを、マメにした時に、ぼてぼてになりやすいと思いますから、塗り直しをする前に、乳液を大目に塗って、肌に残っている化粧品になじませてやった後に、ティッシュオフ(こすったら、ダメですよ)してから、日焼け止めを重ねてあげると、塗りやすくなると思います。

乾燥肌の方は、しっとりタイプで、伸びがいいものを選ばないと、難しいことがありますよね。脂性の方は、脂さえ取ってしまえば、簡単なんですけど。

 

SPF30の、汗をかいたら、流れるヤツを、外にしょっちゅう出る方が、これまた真面目に、一生懸命何度も塗り直しをしたところで、それは、TPOを間違えていますから、選んだ日焼け止めが間違っているわけです。せっかくに努力が水の泡ですよ。

 

どういう環境で使うのか、TPOは合っているのか、その中から、自分の肌に合ったものを選ぶ、というのは、かなり大変なことです。

汗かいたら流れるものは、いくらでもデパートに行ったら、塗りやすいモノが売られています。

汗をかかないなら、そういう環境なら、その中から探せばいいと思いますよ。SPF50でも、かなり塗りやすい便利なものが出てきましたね。

肌にいいか悪いかは別として。。。

 

でも、汗に強い、とかウォータープルーフで、SPF50で、質のいいもの、あるいは、敏感肌の方でも、お試ししていいもの、乾燥肌の方でも安心して使えるものって、あまり売っていません。デパートにはまずないでしょう。

売っている商品の数自体も、とても少ないですからね。選ぶ種類すら、ないはずです。

そういう方は、やはりクリニック専用化粧品の日焼け止めから選ぶほうが、まだ無難だと思います。

→③へ続く

よく患者さんから、「日焼け止めは、肌に悪いんでしょ?だから塗らないほうがいいんでしょう?」「だから、塗っていないんですけど」ということを聞かれます。

 

患者さんの言うところの、「肌に悪い」という言い方をするなら、肌の塗るものの大半は、何でも肌に悪い可能性があります。

「肌に悪い」というなら、化粧品のほとんどは、肌に悪いでしょう。界面活性剤が入っていますからね。

病院でもらう塗り薬でも、界面活性剤の代わりに、乳化剤というものが入っていて、合成界面活性剤よりはマシですが、「肌に悪い」というなら、「悪い」でしょう。

 

そんなことを言いだすと、それこそ、石けんで顔を洗って、ワセリンだけ塗っとけ!って話です。

化粧品でかぶれて皮膚科を受診された方であれば、一度は経験がおありでしょう。

特に、年配の男の先生の皮膚科に受診したりすると、ホントに、ワセリン以外塗るな!と言われたことないですか?

いまどきの女性で、まあ、そのまま言うことをきく方は、ほとんどいません。数日くらいなら、我慢する方もいらっしゃいますけどね。ずっと続ける方は、皆無とは言いませんが、圧倒的な少数派でしょうね~。

 

私も、アトピーのひどい方は、化粧品かぶれのひどい方には、しばらく化粧品は一切止めて、ワセリン系の軟膏基剤のものくらいしか勧めないことがあります。

クリーム系は、極力さけて、たいていワセリン基剤のベタベタするヤツです。

だって、一番肌への刺激が少ないからです。

それは、界面活性剤(あるいは乳化剤)が入っていないから。

 

皮膚科医で、ちょっと考えれば、そんなことは当たり前の話で、女性の肌が、化粧品で、実はとても荒れている、というのはわかっていることです。

あまり化粧品を使っていない男性の肌のほうが、界面活性に荒らされていない分、お肌がキレイだったりするんです。

(子供のお肌がそうですね。だから、子供に早いうちから、化粧品なんて、使わせるものじゃないんですよ。せいぜいお子様リップクリームくらいで。)

 

でも、女性に、全部化粧品止めなさい、と言ったところで、誰も聞きません。

でも、クレンジングだけ止めさせるっていうのは簡単なんですね。

基礎化粧品やファンーションは、そのまま使っていていいので、クレンジングの代わりに、純石けんを使ってもらう、という話です。

(クレンジングの話で、何度もお話しましたよね。)

 

患者さんご本人が、「前に、日焼け止めを使って、お肌にぶつぶつができたから」とか「ガサガサになった」とか、そういう経験があるなら、まだ「日焼け止めは肌に悪いんでしょ?」と言われる気持ちもわかります。

ただこれは、ご自分に合っていない日焼け止めを使われるからです。

 

「何塗っても、合わないんです~。」と言われるので、よくよく聞いてみると、使ったのは、レブロンとかクリニークとか、外資系のものばかりで、それは、日本人用のメーカーと比べたら、中身違うんじゃないですか?という話です。

もちろん、レブロンでもクリニークでも外資系でも、ホントに合っているなら、どこのを使ってもいいんですが、そういう外資系のを使って合わない、という方に限って、アトピーだったり、超敏感肌だったり、なんでやねんっ?!と突っ込みどころ満載だったりします。

 

また、国産である、資生堂であっても、海用の、ゴールドのアネッサを、冷房の効いた屋内で、これまた乾燥肌の方が使っていたり、60代の方が、ゴルフで、2時間毎に塗り直しして、ガサガサになっていたり、とTPOがムチャクチャです。

外資であろうと、国産であろうと、TPOが間違っていれば、仮に、それが1万2万しようが、全くムダなわけで、肌にも負担になるのは当たり前なんです。

 

患者さんは、確かに素人ですから、正しい日焼け止めが選べなかったり、日焼け止めなら、何を塗っても同じで(質が)、SPFがきついほうがいいと思って、ついつい、アネッサのゴールドを、50代や60代でも使いたくなるのは、仕方ないです。

だって、ドラッグストアに、そうそうSPF50で、ウォータープルーフって、売っていませんし、デパートで売っている日焼け止めの90%以上がウォータープルーフではありませんから、クリニックにこないと、そうそう質のいい、汗に強い日焼け止めは、見かけないと思います。

 

まず、使う環境とTPOに合っているのか、(汗をかくかもしれないのか、SPF/PA値は、低すぎないか)

自分に合っている(気持ち悪くない、かゆくならない、カサカサしない、ぶつぶつがでない、乾燥しない・乾燥肌の人は、しっとりタイプを使わないと、ダメでしょう~)というのが、大事ですが、それと同時に、日焼け止め自体の「質」ですね。

高いからいい質、安いから中身も安物、と絶対言えるわけではありませんが、ある程度、化粧品ていうのは、質と価格が相関していると思ったほうがいいです。

そりゃ、ドラッグストア店頭山盛りの、298円のものが、デパートで売っているのと、質が同じわけないでしょう。

塗った時の、気持ちよさ、というか、不快感がまるで違います。

 

だからと言って、6千円も8千円もするもの、まして、1万円以上超える日焼け止めはいらないと思います。

そうなってくると、合っていれば、絶対ダメ!とは言いませんが、ケチって、少量を無理やり伸ばして使う方もいらっしゃいますし、(擦っちゃうので、よくないです)、擦らず、たっぷり使ったとしても、いらん成分(アンチエイジングや美白の)が入っているおかげで、かぶれたり、赤くなったり、しみたりする方が多いです。

せっかく高いお金を払って、お肌に負担をかけるわけです。

 

また、そういうことを、化粧品の販売員が煽って、売っていることがあり(向こうも商売ですからね)、またこれがタチが悪い。

 

先日来られた患者さん、いつも使っている化粧品の販売員から、「日焼け止めは、肌に負担になるけど、これなら大丈夫」と言われて、買ったそうです。

サンプルのミニチューブを持ってきてくださったんですが、「なんとかかんとか デイプロテクト」と書いてあるから、、まあ、日焼け止めではあるんでしょうが、どこにも、SPF/PA値が書いていないんです。

いくらサンプルとはいえ、日本の企業では考えられないことで、「表示がない」といことは、「SPFを測定していないから書けない」、あるいは、「数値が低すぎて、書けない」のどちらかになるはずなんですが。。。。

そういう数値も書いていないのに、「日焼け止め」と言って、売るな!と思いますが、まあ、サンプルだからかな、と患者さんと話して、家に帰って、表示を見てみます、とおっしゃってました。

ちなみに、こちらは、フランス製の、超=お高いブランドです。

おかしいな、と思って、ネットで、そこのHPを確認しました。

「サン プロテクト」のページを見ても、SPF50やSPF30とちゃんと表示がありますが、患者さんが持っていたものと、パッケージも名前も違います。

(店員が、「日焼け止めは肌に負担になるから、」と言って、自分のとこも売ってるやん!と、おかしな話です。じゃあ、それを買いたい、というお客さんに、この店員は、「これは、肌に負担になりますから」と売るんですかね?)

あれっ?違うな~、と思って、他のページに、日焼け止めらしきものがあるようには、HP上、わからなかったんですが、どう考えても、基礎化粧品のページでしょうから、「アンチエイジング」のページを見てみると、ありました!!

なんど、1本¥38,325円(50ml)!!!

外資系のアンチエイジング系は、ホントムチャクチャですね。

こんなのに、こんな大金払うなら、肝斑セット1回するほうが、よっぽどいいでしょう~。(当たり前ですが。。)

しかも、この会社の最悪なのは、これまた、どこにもSPF PA値の表示がHPになく、(本体見本にも)、そのくせ、「8時間効果持続」と、ムチャクチャぼかして書いてあって、何が一体、8時間やねんっ!!と突っ込みまくりです。

どうやって、「8時間」という数値をはじき出したのか、根拠もデーターも書いていないし、これらが全部英語、あるいはフランス語で書いてある本社のHPなら、勝手にすればいいと思いますが、(フランスやアメリカでは、化粧品に関する考え方も違うし、日本の厚生労働省の管轄外ですからね。他国のことまで、知りません。)

日本語で、日本支社のページに、書いちゃいかんでしょう~。これ、消費者庁、OKなんですかね?紛らわい表現は、今、かなり規制対象になっていて、(消費者が損をするので、詐欺まがいの表現は止めろ、ということです)、なんで、これ、通りますか、っていうか、普通、こういう一応大手は、自分たちで、日本のルールに沿って、広告(HPも)を作るはずなんですけどね。

この企業、ダメですね。わざとかしら。。。?

しかも、これ、(当たり前と言えば当たり前なんですが)、ウォータープルーフではありません。汗をかいたら、流れるわけです。

 

可哀想な患者さんは、ジムによくいかれるそうで、(ジムは、明るくて、紫外線入りまくりです。しかも、汗だくで、頑張っておられます。)、この店員のおかげで、汗をかいたら、流れる、このバカ高い日焼け止めもどきを、一生懸命塗っておられました。。。

この苦労は、水の泡かな、と。。。時間もお肌もお金ももったいない、という3重苦です。

 

ホントに、店員というのはいい加減で、このお客さんなら、高いこちらを買うだろうと、踏んで、普通の日焼け止めを勧めずに(肌に負担になる、と言って)結局売っているのも、自称日焼け止めで、中身は、もどきで、最低ですね。

 

化粧品を売っている方は、わかっておられる思いますが、ウソついて売ったりしたら、もう二度とそのお客さんは戻ってこないですよ。そこのメーカーごと、信用は地に落ちます。貴女の心無い営業のせいで、そのブランドそのものがイヤになるわけです。

ちゃんと営業していたら、日焼け止めはよそで買っても、保湿はここのを続けえるわ、となったかもしれないのに、バカだな~と思います。

まして、もともとがバカ高い基礎化粧品なわけですから、医者からからくりを明かされて、その後も、そんな高い化粧品を使い続ける方は、ごく少数派です。

だって、保湿と日焼け止めなら、そんなにお金かかりませんからね、その分、光やレーザー治療に回すほうが、よほど費用対効果がいいですからね。

因果応報ですね。

 

「汗に強い」「ウォータープルーフ」と、パッケージに表示がなければ、汗をかいたら、流れて、効果はありません。

店員は、いくらでもウソつきますからね、「以外に強いんですよ」とわけわからんことを言います。

どこに、その証拠があるのか。そんなものはないです。だって、本社が言っていないだから(表示がない、ということは、そういうことです)。

今の季節、「汗かいたら、流れて効果がないから塗り直ししてくださいね。」「汗かく時には、向いていませんよ」と言って、売ってくれる店員が、一体日本に何人いるんでしょう。

(こんなこと言ったら、売れませんからね。誰も言いません。ウソばかり言って、1本でも多く買わせようとします。)

汗かかない環境で過ごす、なら構いませんけどね、この猛暑、屋内だけで過ごす、移動は車にすぐ乗るから、ホントに汗をかかない、という生活ならありでしょうけど、ちょっと、四条通り歩くだけでも、止まったら、汗ふきだしてきませんか?

いつ流れてもいいように、私は、真冬以外は、ウォータープルーフや汗に強いタイプです。

(わざと、というよりも、塗りやすいものを使っているので、真冬でもよほどのことがない限り、気にならないので、そのまま、夏を同じものを使っています。)

 

 

 

次回は、もう少し、日焼け止めの話をさらに突っ込んで、お話します。

 

 

 

まつ毛エクステは、まだ根強い人気ですか?

私は、まつ毛エクステもまつ毛パーマも、やったことがないので、良く知らないんですが、結局怖くて止めました。

なんの薬剤かわからないものが、目に入ったら、と思うと、ゾッとします。

 

昔、通っていた美容師さんに、こちらではまつ毛のエクステやパーマはやっていないんですか?と聞いた時に、やっていない、と言われたんですが、その時に、業界のことをチラホラと。

 

エクステって、エステと同じで、国家資格はありません。やろうと思えば、誰でもできるわけです。

でも、美容師さん。理容師さんは、国家資格ですよね。

一応、業界では、美容師免許を持っていないと、エクステはやらない、みたいな、ルールはあるようなんですが、法律で規制するものがないので、無資格でも、勝手のできちゃうわけです。

細かい作業なだけで、誰がやってもいいんじゃない?とお思いのことでしょう。

 

ところが、やっぱり、ルールを守らないような人たちがするエクステって、トラブルが多いんです。

絶対、資格があれば、ってもんでもないんでしょうが、エクステのつける接着剤で、失明した方がいらっしゃるのをご存知ですか?

接着剤ですから、目に入っていいわけがありません。もちろん、まぶたの皮膚にもね。

パーマにしろ、エクステにしろ、された方は、ご存知でしょうが、目にしみたこと、ないですか?かぶれたこともあるでしょう?

安全なものであっても、自分に合うかどうか、っていうのはありますが、質の悪いものだと、そりゃ、エライことです。

より安全なものは、早く取れたり、もつものは、やっぱりきつかったり、とさまざまでしょうけど。。。

 

目に絶対入らずに、施術するのは、かなり無理があると思いますが、がさつな人にされたら、目に入りまくりだし、その薬剤が、とんでもなければ、大変です。

まぶたがかぶれたら、エクステどころではありませんよね。アイメイクどころが、何も当分つけられません。

うちにも、エクステでかぶれた方の問い合わせは、とても多いです。

 

目に悪いものが、まつ毛の毛根にいいわけもなく、いじるせいなのか、接着剤のせいなのか、両方なのか、抜けるのが早くなったでしょう?

自分のまつ毛がないと、エクステはつけられませんから、(頭の増毛法と同じですね)、どんどんまつ毛が減っていくと、エクステもできなくなるわけです。

まつ毛に、たくさん、何本もつけるから、1本まつ毛が抜けただけで、た~くさん、減ったように感じて、(これも、頭の増毛法と同じですね。)、また、早くやらないと、我慢できなくなって、またお店に行きたくなる、という負の連鎖に突入です。

お店の思うツボって、やつですね~。

 

結局、お金をかけても、すぐに減るし、自分のまつ毛もなくなるし、とふんだり蹴ったりなので、つけまつ毛に戻る方もいらっしゃいますが、うまくつけるのにも、ちょっと慣れないといけないし、つけまつ毛の接着剤でもかぶれる方もいらっしゃいます。

(アイプチののりもかぶれますけどね。)

 

かぶれたり、トラブルがなかった場合でも、エクステというのは、どんどんはまるんでしょうか。

 

つけまつ毛だと、若い子が、結構なボリュームでつけていたら、まあ、そういうメークかな、と、キッチュで可愛い時もあるし、レトロでありかな、という時もあります。

あまり、大人で、つけまつ毛をしている方は、まあ、いらっしゃらないかと。。。私は、あんまり見たことないですね~。

 

でも、エクステは、年齢関わらず、されていらっしゃいますが、自然な方って、かなりの少数派かも。。。

それとも、自然過ぎて目立っていないだけで、不自然なのが、悪目立ちするので、そういうのばっかり目が行っちゃうんでしょうか。

 

いわゆる濃い顔系の方が、長めのエクステをされた場合、ちょっと離れて見るとか、写真やモニターで見る、とかは、あまり不自然さはありませんが、普通にそばで見た場合、やり過ぎ感が目立ちます。

う=ん。って感じでしょうか。

一重の方の場合、やりすぎると、かなり不自然で、結構浮いています。やりすぎなければ、いいと思うんですが。。。

 

やっぱり長すぎるとのもおかしいし、(特に、アジア人の扁平な顔に、まつ毛だけ長い、というのは、ありえないので、バランスはかなり悪いです。)、まばらで長い、というのもおかしいです。

長くするのであれば、最低限、濃くないと。密度がかなり問題になります。

そうなると、エクステでは、安全なヤツをしてもらったとしても、維持にお金と時間が結構かかるんじゃないですか?

 

まつ毛を、長く、濃く、しかも自然にしたいのであれば、クリニック用のを使うのが一番です。

一番有名なのが、ルミガン®ですね。成分は、ラティース®と同じで、滅菌もブラシがついているかどうか、というのが違いです。

最初は、ラティース®みたいに、滅菌のブラシで塗るほうがいいのかな、と思っていましたが、値段もぐ~んと高くなってしまうし、別に目の中に入れるわけでなし、アイランを引くように、綿棒で塗るだけですから、滅菌である必要もないか、と思い、ルミガンに全部切り替えました。

これは、どちらも、医薬品で、必ず、診察・カウンセリングが必要です。

副作用も、もちろんあるので、正しく使わないと、まつ毛が増えないうちに、使えなくなっちゃいますよ。

正しく使えば、副作用がちょっとくらい出ても、お休みしながら、騙し騙し使えて、いつもまつ毛は、長いまま、といいことづくめなので、患者さんの使い方次第です。

この成分は、塗っている間だけ、まつ毛の根本を刺激しているだけなので、副作用も、止めれば消えていきます。もちろん、効果も、消えていって、元に戻ります。

満足した時点で、お休みして、気になりだしたら、また使い始める、というのが、長くずっと使っていく、うまい方法です。

(カウンセ時に、詳しくお話しします。)

 

ちゃんと使っているのに、副作用が出やすくて、ルミガンが使えない方、そういう方には、オバジメディカルのエラスティラッシュ®があります。

これは、医薬品ではなくて、クリニック専用化粧品になるので、一般では売っていません。

さすが、オバジメディカルなので、いい商品です。

ルミガンとは、全く違う成分なので、ルミガンで出るような副作用は、出ません。

これ自体にも、副作用はあるんでしょうが、あまり私自体は、診たことないです。合う合わないは、あると思いますが。

これの最大の特徴は、アプリケーター式になっているので、自分で綿棒を用意しなくてもよくて、ホントにリキッドアイライナーを書く感覚で、楽で便利です。

ルミガンの場合、下まつ毛には、使ってはいけませんが、これは、全然OKです。

(どうして、ダメかと言うと、ルミガンの副作用に、赤茶色ぽク、色素沈着が付くことがあるんですが、上まぶただと、まだ、アイシャドウ代わりとして、許容範囲かもしれませんが、下まつ毛のラインが、赤っぽくなったら、なんか、クスリをやっているようで、すごく不健康に見えます。。。

目の下のクマ相談とか、シミ相談で、下まつ毛が、赤茶色の人がいるんですが、ほとんどは、下にもルミガン(あるいは、相当のもの)を塗っていた方です。

止めてもらったら、徐々に消えていきます。

あと、目の下の産毛が濃くなった方も、欲張って、下にもルミガン塗った方ですね。これも止めてもらったら、ゆっくり元に戻ります。)

 

時間はかかりますが、エクステ何回か分で、充分、1本買えるんじゃないですか?

うちで、ルミガンは、1本¥7,350 、エラスティラッシュで、1本¥8,920 です。

患者さんが、どれくらい欲張って塗るのかにもよりますが、大体皆さん、1本で、2か月~3か月、持たせていらっしゃいます。

エラスティラッシュは、3か月は、充分いけるんじゃないかと思うんですけど。

 

どこまでの、まつ毛にしたいのか、なんて、好みの問題で、不自然ですよ~、なんて言うのって、大きなお世話でしょうが、一度はまると、抜け出すのが大変そうなので、目とまぶたの健康のためには、エクステよりも、クリニックのものかな、と思います。

時間はかかりますが、伸びるまで、たまにバ~ンとつけまつ毛にして、メイクで遊んだりしてもいいんじゃないですか。

自然に行きたい方には、断然おススメです。人にもばれませんしね。

毎日塗るのが基本ですが、サロンに行けない方でも、家でできますから、楽ちんかな、と逆に思うんですけど~。好きなところで、止めればいいですしね。

 

そうそう、市販のドラッグストアや、ネットで売っている、誰でも買えるやつは、医薬品でもなんでもないですから、おススメはしません。

ほとんどが、かぶれさせてたり、目にしみさせたりして、まつ毛を伸ばそう、とするもので、トラブルがとても多いです。

しかも、結構な値段してますね。

それなら、クリニックには来ないといけませんが、クリニック専用のものって、ちゃんとデーターが取られていて、「効く」と言ってもいいものになりますから、市販のものとは、わけが違うわけです。

同じ、時間とお金をかけるなら、やっぱりクリニック専用ものでしょう~。

 

 

うちに受診されて、洗顔のお話を聞かれた患者さんや、このブログを読まれた方は、ご存知でしょうが、私がおススメしていて、自分でも使っているのは、いわゆる純石けんと呼ばれる昔ながらの無添加石けんです。

成分が、「石けん素地100%」「カリ石けん素地」としか表示がなく、他の添加物が何も混ざっていないものです。

うちで取り扱っているのは、純石けんの固形石けんです。

(赤箱や青箱の牛の絵が描いているのは、成分が違いますので、ご注意ください。見た目が白くて、固形なら何でも無添加石けんと思っておられる方もいらっしゃいますが、中身は全然違います。必ず、裏の成分表を確認してください。)

 

無添加石けん(純石けん)は、いろいろなメーカーから出ていて、スーパーでは、エコの洗剤(粉石ケン)とかがおいてあるところに、一緒に並んでることが多いと思います。

牛乳石鹸だけでなく、ミヨシや玉の肌、シャボン玉、など私がよくスーパーだけでも、これだけのメーカーの純石けんが売っています。

大手でなくても、昔ながらの石けんを作っている会社も小さいところでもたくさんあります。

エコ関係のお店であれば、必ずあるはずです。

白いふきん洗いの固形石けんや、洗濯石けんも、中身は同じですが、不純物とかの混ざり具合や精製度合が違うはずです。人体に使うのと、衣服とかに使うのでは、そりゃ、違うでしょう~。

人体用は、小さなゴミも混ざらないように、濾過されたり、いろいろメーカーによって、工夫がされているはずです。

 

中身が同じだからと、昔に、洗濯石鹸で、顔を洗ったことがありますが、石けん臭いというか、油脂くさいというか、値段もそんなに変わるものではないので、人体用にしました。

 

うちで、無添加石けんを買うと、1個150円です。

スーパーとかだと、130円前後でしょうか。患者さんが、どこに売っているのか、探してもわからない、とおっしゃるので、仕入ましたが、うちで買わなくても、大きめのスーパーなら、売ってると思います。

(ディスカント専門のスーパーとかだと、合成洗剤しか売っていないかもしれませんね。)

 

クレンジングは、ぜすに、これだけで洗います。

アイメイクをしっかりした時ように、一応、メイクアップリムーバーは持っていますが、ほとんど使いません。

アイメイクをたまにしかしない、というのもありますが、少々なら、純石けんで洗って、落ちない分は、放っているからです。

翌日、もしくは、翌々日には取れているので、そのままにしています。

それは、ほっぺたとかも同じです。

汗に強いファンデや日焼け止めだと、落ちていない感じはしますが、そのまま、放ってます。

次の日の朝に、また洗顔すれば、落ちていますから。

それで、今まで、困ったことは一度もありません。

 

みなさんは、たびたび、ブログでも外来でも申し上げていますが、落としすぎです。

汚れなんて、そりゃ、落ちるにこしたことないですよ。

でも、だからと言って、きつい洗剤と同じような成分で、大事な角質や、お肌の保湿成分その他もろもろなんでもかんでも、はぎ取っていたら、お肌、ボロボロです。

化粧品なんて、角質の上に乗っかっているか、せいぜい角質にくっついているだけですから、放っておいたら、垢と一緒に、剥がれてきます。

肌には、自浄作用というのがありますから、基本、バランスをくずしていない限り、困りません。

 

先日も本で読んでいたら、洗顔やお風呂の話が出てきて、世界中の半分以上の人間が、お風呂にも入らないし、洗顔もしないと。それで、別に困っているわけではないし、皮膚病が多いわけではない、というのが書いてありました。

前後の文面は飛ばしますが、基本は、そうです。

皮膚のバランスがちゃんとしていて、免疫力が正常であれば、そうそう困ることなんて、ホントは起こらないんです。

お風呂・洗顔に慣れてしまっている日本人からしたら、お風呂に入れないと、かなりの不快感はあると思いますが、水(お湯)があれば、とりあえず、それでいいわけで、絶対石けんがいるわけではありません。

アトピーや乾燥肌のひどい方は、特に冬場、石けんを毎日使わないように、指導しますし、どうしても使いたいなら、陰部やワキとか、要所にだけ使って、全身使わないように指導します。

お湯にかかるだけで、ほとんどの人間の垢や汗・皮脂なんて、取れてしまうんです。

 

まあ、そうは言っても、みなさん、メイクもするし、日焼け止めも塗るし、汗も皮脂も、お湯だけなんて!って、気になりますよね。私も気になります。

同じ洗浄するなら、お肌に優しいほうがいいに決まってます。

だから、昔ながらの純石けんで、十分なんです。家族中で使えて、もちろん、赤ちゃんからお年寄りまで。お風呂においておいたら、体も顔もこれだけで洗えて、洗面所においておいたら、手も顔も洗えます。こんな150円前後で、全て完結です。素晴らしいっ!!

普通のメイクと日焼け止めなら、これで十分取れます。クレンジングは、いりません。

 

でも、患者さんによったら、使われているファンデや日焼け止めなどの残っている感じが、やっぱり気持ち悪い、という方がいらっしゃいます。

また、かなりのカバー力のあるファンデであれば、ちょっと残るかもしれません。(そこまでのカバー力のあるファンデを使うことを、ホントはなんとかしたほうがいいんですが。。)

 

 

ちゃんとしたクレンジングと洗顔フォームをそろえると、まあ、いいお値段しますよね。

(だから、クレンジングは安いのを使って、お肌をよけいにボロボロにしていく方が多いんですが。。。)

それから思えば、それほど高いものではありません。

でも、私は、150円の純石けんでいいと思っているので、2.940円のお値段にひるむ方は、純石けんでいいと思いますよ。私も、純石けんですから。

最初は、純石けんしかおいていませんでしたが、残っているのが、どうしても気持ち悪い、という方がいて、それで、このクレンジングソープを仕入れました。

 

今回、このクレンジングソープの業務用が出て、試しに仕入れてみました。

成分は、固形のクレンジングソープと同じそうですが、業務用は、最初から泡で出てきます。

乾いたお肌に、そのまま、泡をのっけって、一度洗いで、完成です。簡単です。

何人かの患者さんにモニターになっていただき、以前からのクレンジング(クリニックの洗面所で使うやつ)と比べていただいたところ、大変ご好評で、気に入った方は、帰りに買って帰られます。実は、結構、ヒット商品です。

この業務用がほしい、という方が何人か、いらっしゃいますが、当分、一般用の販売はないと思います。(業務用、というので、卸できるせいもありますが)

もともと、患者さん用が発売されていて、後から業務用が出ましたからね~。

好評であれば、患者さん用に、泡洗顔のが出るかもしれませんが、お値段はかなりするかなと。。。

 

純石けんではちょっと・・・、という方には、いいと思います。

純石けんだと、この季節になると、毛穴から、角栓というか、皮脂が飛び出してくるのが気になる、という方がいらっしゃいます。

出してきてくれてるので、非常にいいことなんですが、それが気になるなら、このクレンジングソープを使うか、たまに、ピーリングの石けんを使うか、です。

(おすすめは、純石けん プラス たまに、ピーリング、ですが。)

何度も書いていますが、お肌が健康じゃないと、ピーリングはできませんので(というよりも、私は勧めません。副作用が出てしまうから。)、純石けんとかで、お肌を健康にしておいて、たまに、毛穴の大掃除を、ピーリングでする、というのが、この季節の、本当のおススメなんですけどね。

くれぐれも、きついクレンジング、スクラブ・頻回のピーリングは、止めておきましょう。お肌は、どんどん荒れてしまいます。

どうせ、きついので洗顔したって、毎日、皮脂も汗も出てきますから、次の日には、また毛穴に汚れは、ありますからね。

たま=の大掃除、と思って、やりすぎないことです。気にしすぎない、というのが、一番大切です。

セミナーの話の前に、今日美容院で、雑誌を読んでいたら、化粧品の紹介ページに、やたらとスクラブ洗顔特集が載っていたので、ちょっとそれに、注意喚起です。

 

夏前になると、毎年スクラブ洗顔が、たくさん出回りますよね。

 

昔、結構なブームになったような気がしますが(私が学生の時とか、かな)、ここ何年かは、まだそこまで流行ってないような気がしてましたが、最近また目につくような気がします。たまたまでしょうか。。

 

さて、結果から言うと、スクラブ洗顔をしている方は、いますぐ止めてください。

「こないだ、買ったところ。。」と言う方は、今すぐ顔に使うのは、止めて、ホントは捨ててほしいですが、もったいないでしょうから、カカトに使い切って捨ててしまいましょう。

カカトといえども、体中にこすっていいところなんか、どこにもありません。

カカトも、こすったら、その時は、ちょっとカサカサはマシになるかもしれません。

でも、またすぐ元に戻るでしょ?

カカトが分厚くなったりするのは、防御反応です。

こすって、刺激すれば刺激するほど、体は、カカトを守ろうとして、よけいに防御反応が働いて、ひどくなるわけです。

タコと同じですね。

あと、保湿が足りなければ、カサカサになりますから、こすらず、刺激しないことも大事ですが、保湿も大切です。

 

スクラブ洗顔の話に戻りますが、スクラブなんて、砂利や砂で顔を洗っているのと同じくらいの刺激と思ってください。

化粧品メーカーは、すぐに溶けるスクラブだから、とか、微粒子だから、とかわけわからんことを言いますが、チューブから手に取った時点で、ザリザリしてるのがわかりますよね?

何度も言っていますが、テフロン加工のお鍋ですら、クリームクレンザーで洗ったり、こびりついた汚れは、お湯でふやかしてから洗うのに、どうして、自分の顔に、そんな乱暴なこと、しますかね~。

 

患者さんにも、散々、一切の摩擦と刺激を止めてください、こすらないように、赤ちゃんにしないことは自分にも絶対にやらない!と、言っているにも関わらず、スクラブだけはやっている方がいて、「ダメだと思わなかった。。」と。。。

 

。。。そんなに、スクラブが大切ですか。。?スクラブって、一体、なんだと思っているんでしょう。

というよりも、長年、雑誌やTVや化粧品メーカーからの呪いにかかっているから、呪いから解放されないんですよねえ。人間の思い込みって、すごいです。

自分の頭で、ちゃんと考えるクセをつけておかないと、呪いは、いたるところに、かけられていますから、情報社会でもあり、資本主義でもある、この世の中で生きていく限り、呪いから逃れることは難しいです。

できる方法は、自分で、考えて、呪いにかからないようにする、そういうところには近寄らない、近寄っても、またやってるわ~、と笑って通り過ぎる、しかありません。

 

どんなに細かい粒子だとしても、肌でザラザラに感じる以上、かなり大きな粒であり、硬さなわけです。

それがすぐ解ける(崩れる?)にしても、その崩れる時間まで、それでこするわけですよ。

商品によったら、解けることも崩れることもありませんからね、ずっと粒粒のままです。

一体、いつの時代の化粧品ですか?!って、感じです。

 

最近、ナチュラル志向というか、自然派化粧品、みたいなのが流行っていますが、全部が悪いとは言いませんが、これも何度も言っていますが、地球環境に優しくても、肌に優しいとは限らないわけです。

自然のものなんて、アクが強いものや、植物も自分の身を守るための、トゲみたいなものもが入っています。(肉眼や手触りだけではわかりません。)

そのまま塗ったら、エライかぶれたり、肌が傷だらけになったりするわけです。

ちゃんとした化粧品だと、植物のいい成分だけ、抽出して、混ぜているわけで、いいとこどりしてるんです。

科学薬品のすべてが、悪いわけではありません。

 

自然派化粧品のスクラブで、よくあるのが、オートミールとかですが、麦とかの殻だったりするんですよ?いくら細かく砕いたところで、むちゃくちゃ硬いわけですよ。

桃の皮を金属たわしで洗ったら、キズだらけで、皮剥けちゃいますよね?

 

昔はね、(って、どこまで昔にさかのぼるねん、って話ですけど。)化粧品の科学がまだそんなに発達していませんでしたから、石鹸にしても、ぜいたく品であったり、限界があったわけです。

昔の洗濯って、こするしかなかったでしょ?石鹸ないから、足で踏んだりして、水ですすぐだけです。

顔やかかとだったら、ヘチマで、こすったりね。

今は、科学も発達して、そんなの使わなくても、済むわけです。

 

スクラブ洗顔で、無理して、なにを削ろうとしているのかわかりませんが、毛穴掃除したかったり、角質を取りたかったら、ケミカルピーリングしたら、削らずに、化学的に、溶かしますから、こする、という物理的な刺激のことを思うなら、まだマシです。

(ケミカルピーリングも、その方の肌質や、状況、目的、季節などによって、やっていい時と悪い時がありますから、市販のものを自己流でやるのも、私は、、勧めていませんが。。。

スクラブにしろ、市販のピーリングにしろ、自分で勝手にやっている人で、肌のキレイな人っていうのは、私は見たことがないです。全員間違いなく、顔は赤く、ツヤもキメもなく、そのうちのほとんどが肝斑ですね。)

 

ああ、スクラブが下火だったのは、ケミカルピーリング剤は、市販で流行っていたからですね。

でも、やリ過ぎる人が出てきて(市販だけでなく、エステや美容外科、美容皮膚科でまで)、トラブルが続出して、ケミカルピーリングは危ない、コワい、みたいに思われて、ちょっと流行らくなったから、スクラブが出てきたのか!化粧品会社も、あの手この手で、考えますね~。基本、売ることしか考えていませんからね。需要もあるわけだし。(間違った情報による、情報操作によるものですが。。)

 

肌をキレイにしたい、あるいは、肌荒れをなんとかしたい!と思っているなら、今すぐ、スクラブ洗顔は止めてください。

最近は、クレンジングの中に、スクラブが入っていて、マッサージまで勧めている商品があるんですか?

ホントにロクでもない、メーカーです。

そうやって、肌をボロボロにしておいて、消費者が、肌が乾燥する、といって、化粧品を買いに行くと(ボロボロに乾燥させたのは、元はといえば、その化粧品なんですが。。)、保湿とか、それ以外のものをどんどん売りつける、という、悪循環。。。

ひどい時は、スクラブで痛めつけておいて、さらに、ピーリングのふき取り化粧水を売りつけて、ますますお肌を痛めつける、という。。。

 

何度もいいますが、そういうのは、一切止めてください。ホントに。お肌、機嫌悪くなるだけじゃなくて、取り返しのつかないことになっちゃいますよ。

 

市販のもので、毛穴の汚れを、どちらにしろ、全部取るのは無理ですから、どうしても、汚れを取りたい、あるいは、角質を取りたい、のであれば、美容皮膚科でご相談ください。

(ちゃんとしてないところは、お金さえもらえるなら、何も考えずに、ガンガン、ピーリングを勧めてくると思いますが。。だから、そういうところには、行ったらいけないんですけどね。肌もちゃんと診ずに、誰にでもピーリングを勧める、というのは、おかしいですよ、はっきり言って。

そういうところは、カウンセだけで帰ってきましょう。)