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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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うちのシミ治療と言えば、ライムライトをメインでしているんですが、他院であれば、いわゆるフォトなんとか、に当たります。

顔全体に、光を当てて、(Qスイッチレーザーのような強い光ではなく)、顔全体の色の治療をしていきます。

茶色・赤みなどを中心に薄くしていって、毛穴を目立ただくなせたり、代謝がよくなって、キメもよくなり、うぶ毛も除毛されて、美肌・美白治療で使っていきます。

直後から化粧ができて、人知れず、キレイになれるという、素晴らしい治療で、医学の進歩に感謝です。

(欠点は、マイルドな治療ですから、濃いシミなどは、これだけでやると、時間・回数がかかりすぎることです。何をどう改善したいかで、どの治療を選ぶか、ということがまず大切です。)

 

今、シミが出ていなくても、実は、皮膚の奥には、シミの予備軍がいて、数週間・数か月・数年してから、本格的なシミとして、出てきます。

ライムライトをはじめとした、フォト系では、シミの予備軍を取っていくことが可能で、続けていると、肌色がワントーン明るくなって、クスミぐらいなら、即座に取れます。

クスミやすい方は、直後にちょっと白くなるので、ジェネシスと並んで人気を二分する治療です。

私も大好きで、できれば、月2回できればな、と思う時もありますが、1~1か月半くらいに1回のペースでやるのがやっとです。

 

ホントにこまめにやっておられる患者さんだと、私よりも色白で、元が色黒目になりやすい方でも、頑張れば(日焼け止めも含めて)、ここまで白くなるのか!とこちらがビックリすることもあります。

(注:いくらなんでも、限界はありますよ。)

 

シミの予備軍が多いと、フォトのパワーを上げた時に、火傷のリスクが上がるし、火傷しなくても、ひりひり痛みが出たり、赤みが続いたり、といろいろ心配なことが出てきます。

すぐに、そういう反応が出るわけでもなく、遅れて、(パウダールームや帰る間際や、自宅に帰ってから、などなど。)反応が出ることもあるので、注意が必要です。

 

日焼け止めを、実は、全然塗れていない、とか、塗っていたつもりが、取れていたかもしれない、という場合、確かに、理論上、見えなくても、シミの予備軍は増えているでしょう。

そういう場合は、正直に言っていただければ、それに合わせて、シミの予備軍を減らしていくような設定にしていきますから、日焼けで、真っ赤っかになっていない限り、ライムライトは、当てていきますが、(例外もあります)患者さんが、ウソをつくと、(塗れていなかったのに、塗っているというとか。だから、強くしてくれ、としつこいくらい催促するとか。

うちでは、そんな催促にのることはありませんが、他院で、ナースにさせているところだと、ナースが患者さんがうるさいから、とあまり何も考えずに、設定を強くして(フォトでも脱毛でも、)、その挙句、患者さんが火傷する、ということが非常に多いです。

ウソをついてまで、催促した患者さんが、そりゃ、ことの発端ですが、一番悪いのはそれにのせられた医療者側になるので、(患者さんは、素人ですから)、医療者側は、注意しないといけません。

 

私は、患者さんに、普段の環境や、どれくらい日焼け止めを塗っているのか、今現在の肌色・シミや赤みの状態などの肌状況、紫外線に対する感受性などをこ考慮した上で、ライムライトの設定をしています。

(だから日焼け止めを実は、あまり塗っていないのに、「塗っています。塗り直しもしています。」とウソをつかれると、すぐにわかる場合もありますが、反応が遅いて、パワー調節ができない間に、照射が終わってしまうので、後から、「。。。なんか、おかしいな。。」みたいな反応が出て、赤みが長引いたり、その後、しばらくシミになったり、(肌は攻撃ばかりされるので、防御反応で、シミになります。)

 

さて、そのライムライトなどのフォトですが、他院だと、適当にあててることが多いですが、うちでは、私自身が直接当てますから、その部分・肌質に応じて、設定を変えていくことが可能です。

極端な話、1発ずる設定を変えようと思えばできるので、最初に診察して、設定を書いて、ナースに、「これでお願いします」というのとは、効きが違うわけです。

 

フォト系に力を入れているところは、(まあ、少ないですが)、ナースにさせずに、ドクター自ら当てていて、(だって、効果が全然違いますからね。しかも、もちろん安全です。)

その辺が、クリニックを見分けるポイントかもしれませんね。

 

このフォトが日本に入ってきて(10年くらい前の話です)、しばらくは、夏の間はフォトはしないように、みたいな、都市伝説みたいなのがあり、今でも、クリニックによったら、「夏の間は、フォトはしません」みたいなクリニックがあると聞きます。

今では、そんなことは言われません。

まあ、そのドクターの考え方次第ですが。。。

 

うちでは、夏であろうが、冬であろうが、日焼け止めをTPOに合わせて塗り直しをしない方は、季節に関わらず、すべて、お断りしています。

日焼け止めの塗り方が甘い場合でも、お肌の状況と、患者さんの理解度、というか、目標地点によっては、治療を継続することはありますが、日焼け止めをしている方と同様に、どんどん強くするとかは、しません。それなりのパワーです。

 

今でも、患者さんの一部には、この都市伝説が、なんとなく意識の中に残っている方がいらっしゃって、紫外線の強い季節の間は、ライムライトを止めておきます、という方がいらっしゃいます。

患者さんが、現状に満足して、しばらくお休みしよう、とか、シミが落ち着いたkから、今度は違う治療をしてみたい、ということで、止めておかれるのは、ごく当たり前のことですし、全然いいと思います。

でも、ホントはやりたいけど、止めておいたほうがいいんでしょう?というのは、間違いです。

 

やりたい方は、季節問わず、されたらいいです。うちでは、季節は関係ないです。患者さんが、日焼け止めを、TPOに合わせて、塗っているかどうか、ということが、ポイントですから。

 

お休みされたいなら、患者さんが決められたことですし、それでいいんですが、休んでいる間に、またまた、シミの予備軍は、どんどん溜まっていくわけです。

「秋や冬になってから、やります」という場合、秋や冬に、溜まった分と新しく出てきたシミと、元々あるシミと、いっぺんに全部やっつけにかかる、というのは、結構大変で、そりゃ、強くあてれば、うまくいけば、少ない回数で、マシになるかもしれませんが、かなりリスクの高いことで、特に、日焼け止めをちゃんと塗れていなかった方の場合、強くすること、イコール、火傷と隣合わせです。そんなリスクは、私は冒したくありません。

溜まった分を、まとめてやっつけるのは、大掃除と同じで、大変なわけです。時間も回数もかかります。

 

患者さんがやりたくないのに、無理やり夏の間、やりなさい、とは言いませんが、患者さんがやってもいいと思っておられるなら、私は、ライムライトを普通に勧めます。

 

夏の間は、元々あるシミを薄くすることに専念するのではなく、悪化させないように、少しでもシミの予備軍を溜めないように、溜まった分は、ライムライトで、少しでも減らせられるように、秋や冬になったら、どんどんパワーを上げやすいように、そのためのメンテンスと思って、受けられるといいと思います。

 

日焼け止めの塗り直しを頑張って、ライムライトも定期的にあてて、それでも、私も秋になると、なんかシミが増えた気がしたり、ワントーン、暗くなったような気がします。

真面目にやっていなかったら、もっとひどくなっていたでしょう。

やっていたおかげで、その程度で済んでいるんだと、思ってます。

どう捉えるのかは、その方の価値観ですが。。

 

患者さんの中には、毎月ライムライトをするのではなく、2か月毎、という方も結構いらっしゃって、肌質にもよりますが、患者さんが、本当に日焼け止めの塗り直しを頑張っていられたら、大体同じくらいのパワーで続けていけることも多いです。

間の空いた、1~2か月にどれくらい、紫外線に当たったのか、ということはお聞きして、肌の反応を診て、強さの設定を決めていますが。

 

でも、3か月以上空くと、ほとんどの方が、強さを下げます。

だって、その間に、シミの予備軍は絶対溜まっていますからね。

真冬なら、同じ強さでいけることもありますが、普通肌~色白の方限定です。

色黒の方は、例え、日焼け止めの塗り直しを頑張っていたとしても、やっぱりパワーは下げますね、安全のため。

火傷していたら、何してるのか、わかりませんからね。

(実際、色黒の方を明るく白くしたい場合、強くすればいいってもんではありませんので、色白の方と、設定は、全然違うんですけどね。季節に関わらず。)

 

ライムライトを続けてされている場合、(例えば、月1回とか)シミの予備軍も、日常生活変わらないなら、溜まる暇、ないですから、安心して、どんどん強くしていけます。

そばかす・濃い目のシミのある方は、やはりどこかで、強めの処置をしないと、なかなか効いてきません。

(肝斑は、全く設定が違います。)

 

どこまで続けるのか、は、患者さんの価値観にもよりますが、せっかくここまで、強くなったのに、もったいない、と思う時もあることはあります。

(来月には、さらにもっと強くできたのにな~、と思うからです。そばかす・濃いシミの話ですよ。)

でも、患者さんが、完全に消えることを希望されていなくて、ここまで薄くなったから、満足、というのであれば、それでOKです。

 

まあ、一番もったいない!と思うのは、肝斑と濃いシミが混ざっている方で、肝斑が落ち着いてからしか、濃いシミの治療できませんよ、と言っていたのに、肝斑がちょっと落ち着いたら、お休みされる場合です。

まだ、肝斑も残ってるし、濃いシミの治療、してないや~ん、と正直思いますが、患者さん側にも事情もおありでしょうし、仕方ないですね。

(もっと早く強い治療にいける、と思いこんでいらっしゃった場合もあります。1回や2回で、肝斑が落ち着いて、濃いシミの治療できたら、世話ないよ~、という無理難題を治療が始まってから、告白される方もたまにいて、びっくりします。

そりゃ、1~2回で、強い治療に切り替えることができる方もいらっしゃいますが、肌質とシミの種類、患者さんのスキンケアの頑張り具合などなど、光や薬との相性もありますしね。)

 

何回で、シミを取って欲しい、とか、ここまで白くして欲しい、という要望に応えるのは無理ですが、例えば、3回なら3回、5回なら5回だけしよう、と最初から決めておられる場合、最初でも途中でもおっしゃってください。

聞いたからって、早くシミが取れるわけでもなんでもありませんが、やる回数が決まっているなら、どのタイミングで、お休みされたらどうですか?と一緒に、治療方針が建てられます。

おっしゃらない場合、ある程度、定期的にされていくと思っていますので、(最初に、時間と回数がかかることは申し上げているので)、シミと肌状況に合わせて、設定をしています。

そろそろ、こういう治療を追加できるかも、と思っていたら、「最初から3回って決めていたので。」と3回目の帰りに言われる方とかいて、それだったら、こうしたほうが良かったのに、ということがあります。

もったいないです。もったいないオバケが出ますよ~。

せっかくお金を払って治療をされているわけなので、もちはもち屋で、プロにご相談ください。利用できるものは、利用しないとね。

 

お休みされる場合、特に、肝斑の方は、薬は急に止めないで、ゆっくり減量したほうがいいですよ、と言っているにもかかわらず、いきなり止める方がいて、満足して止めて、再発していない時はいいんですが、「知らなかった~」という方は、(説明しても忘れておられるわけですが)、止める前に、一言相談されていたら、アドバイスできたのに、と思います。

まあ、患者さんがそれでいいなら、私にはどうすることもできませんし、大きなお世話ですかね。

 

満足してから、お休みする、というのが、理想は理想ですよね。そういう意味では、夏だからと言って、休む必要は、ありません。

貴女次第です。

お休みされる場合は、スキンケアは、とっても頑張る、ということだけは、お忘れなく。それと、一言声をかけていただいたほうが、いいアドバイスができると思いますし、安心して、お休みできるんじゃないでしょうか。

当院で、処置された方には、メールアドレスをお渡ししていますから、それこそメールでいいので、お声をかけてください。

メール相談は、再診料はかかりませんからね~。

 

 

 

 

 

 

7月29日の日曜日は、東京で、「見た目のアンチエイジング研究会」があり、前日の土曜日から、東京に前泊して参加してきました。

いろいろな学会がある中で、さらに分科会が増えていき、気が付いたら、学会・セミナーだらけ、ということになってしまって、7月の日曜日は、ほぼ全滅状態になったので、ちょっと疲れてしまいました。

 

さすがに、これだけ、東京を行き来していると、やっと新幹線の中で、ネットにつなげられるようになったので(契約ととっくにしていたんですが、いざ新幹線の中で、全然繋がらず、苦労してました。。やり方がわかったから、次こそ!と思ったら、700系じゃなかったり、と(新幹線は、新大阪~東京間のN700系でないと、無LANサービスはやっていないのです)、700系かどうか調べてまでチケット取れへんよ~、と悔しがったりしてましたが、やっとこれで、私も、「仕事のできるオンナ」ってやつかしら。。? ウププ♡

 

さて、今回のセミナーですが、こちらは、顔のアンチエイジングに特化したものではなく、体全身の見た目の研究会です。

見た目が若いほうが、体の中身も若い、ということが証明されたデーターなどがたくさん出てきて、そういう意味で、やはり見た目にこだわるということは、健康に、元気に長生き、ということから考えても、とても大切なわけです。

(どうこだわるのか、どこまでこだわるのか、ということも大切ですけどね。)

 

今回、目からウロコぽろぽろのお話がいくつかありました。

 

そのうちのひとつをご紹介です。

 

テストステロンと男性の健康のお話をされた泌尿器科の堀江先生のお話でした。

まずテストステロンとは、男性ホルモンのことなんですが、もちろん、女性の体の中にもあります。

テストステロンは、男性らしさ、というイメージが先行して、暴力的、攻撃的、というイメージが、今まで強いと思いますが、実は、全然違いました。

テストステロンは、冒険のホルモンで新しいことにチャレンジしたり、社会性のホルモンとも呼ばれていて、社会貢献をするのも、このホルモンが高いおかげかも?競争のホルモンでもあるそうで、ゲームとかスポーツ、仕事の達成感・順位などを気にするのも、このホルモンのおかげだそうです。

社会の中の自分を認識したり、公平や公正を求めるヒーローのような。。。

 

こういう話を聞いていると、正しい政治家というのは、テストステロンが人が、ホントはなるのかな、と思って聞いてました。

元総理の小泉さんのテストステロンは、測っていないのでわかりませんが、高そうですね~、とおっしゃってました。

 

そうそう、薬指が、人刺し指よりも長いと、テストステロンが多い、ということも言われてました。(TVで、時々やっていますよね。)

女性でも、男性くらい、テストステロンを出している方もいて、いわゆる男勝りですね~、とおっしゃってました。

 

テストステロンが減ってくると、肥満しやすくなったり、アルツハイマー病の方に、テストステロン補充療法をすると、認知機能が改善した、というデーターもあるそうで、いいこといっぱいあるんですって。

 

そこで、更年期の話をされたんですが、女性からすると、「更年期」って、なんか女として終わったかのように、世間から言われて、暗いイヤ~なイメージがあるかもしれません。

でも、「更年」という言葉は、「新しく生まれ変わること」だそうです。

女性の場合は、女性ホルモンが減ってしまって、男性ホルモン(テストステロン)が脂肪から作られて、そのテストステロンがまた、エストロゲン(女性ホルモン)を作っていくので、女性にとっても、いくつになっても、とても大切だそうです。

「更年期」というのは、女性ホルモンから男性ホルモンに変わって、女性は、「生殖」という役割から引退し、自分の人生を謳歌するように、新しく生まれ変わることを指すそうです。

そう考えると、更年期も楽しくないですか?

ヨン様のおっかけをしている更年期らしいオバサマ方の写真を出されて、女性は、新しく生まれ変わって、とても元気です、とおっしゃってました。

確かに。

 

それに引き替え、男性ですが、男性の場合、一時マスコミで、「男性にも更年期がある」と話題になったことがありましたが、男性の場合、女性ホルモンが出てくるわけでなし、男性ホルモンが減るだけなので、新しくは生まれ変わらず、例えるなら、「冬の夕暮れ」とおっしゃってました。

うまいですね~。枯れた感じですが。。。寂しいですね。。

そのため、男子の場合は、更年期ではなく、LOH症候群というそうで、テストステロンの低下による精神・身体・性機能症状をそう呼ぶそうです。

 

テストステロンが低下すると、高血圧・がん・糖尿病・うつ病・心血管疾患など病気になるリスクも上がるそうで、集中力にかけたり、おっくうになったり、チェレンジしなくなったり、あちこり痛くなったり(痛みに敏感になる)、眠りが浅くなったり、と聞くだけで、イヤになりますね。

 

女性だけが元気でも困るので、やっぱり男性にも元気でいてもらわないと!

男性ハツラツには、テストステロンを保つことが大事だそうで、テストステロンをあげる方法もおっしゃってました。

 

まず、リラクゼーション。ストレスは、やっぱりストレスは、よくない。

他に、ワクワクすることを持つ。

仲間や友達との楽しい競争。

自分表現。食事による男性力アップを言われてました。玉ねぎ、いいそうです。

(だからって、玉ねぎばっかり食べたら、ダメですよ。バランスが大事です。他には、とろろ、ブロッコリー アボガド、ニンジンなど。

体にいい食べ物は、美容と健康にいいわけで、何でもバランスよく、というのがポイントだと思います。偏食は、どんなにいいものでも、それだけ、っていうのは、かえってよくないです。)

 

赤い服を着るのも、テストステロンが上がるそうです。

還暦で着る赤いちゃんちゃんこ、正しいんですって~。

 

ご家族や友達で思いあたる方がいらっしゃったら、元気にしてあげてください。

お父さんやご主人や恋人など。 

日常生活で、元気にするのが、無理そうなら、泌尿器科に一度受診されて、相談されるのも、ひとつの方法です。

 

ちなみに、長寿の方は、テストステロンは多いそうですから、ホルモンは大切にしないとね。

 

 

 

 

 

お待たせいたしました。

今回の8月のキャンペーン、時間切れで、ネタが思いつきませんでした。。。スミマセン。。

ちょっと追加しましたけど。。

 

でも、ボトックスやヒアルロン酸・レディエッセのプチ整形セットのキャンペーンは、ご好評で、まだまだ夏休み、というか、8月は、イベントが皆さん、多いですから、イベントに控えて引き続き、キャンペーン、続行としました。

(単純に、ネタ切れでもありますが。。)

タイタンとかと、注入系で、もっと若返って見せる、というのも、夏休みデビュー!で、人気です。

 

夏休みだから、イベントがあるから、って、デビューしなくてもいいんでしょうが、一度やってみたいな~、と思っていた方が、夏は大胆になられたりするのか、夏休みのおかげで、腫れ・内出血など、あまり気にせずに、やっとできる、という方もいらっしゃいます。

そういう意味では、おススメです。

注射系の副作用が、そんなバンバンわ起こるわけではありませんが、腫れ・内出血の可能性は、ゼロではない以上、特に、初めての方は、心配だと思いますし、私自身、大事な用事の直前に、注射系は、念のため、止めておいたら?せめて1週間、できれば2週間前に終わらせておいたほうが。。とは、申し上げています。

(注射して、なんやかんや、本当の意味で落ち着くのも、1~2週間はかかりますからね。特に、ボトックスは、効果が出るのに、2~3日、1週間で落ち着く、と言われていますから。)

 

ちょっと興味のある方は、どうぞご相談に。

適応があるかどうかは、お肌の状況を診ないと、わかりませんので、来られたから、絶対できる、というものではありません。

何を気にされているかで、別の治療をお勧めする場合もありますから。

絶対やりたい!と言う方は、そういうクリニックに行かれてくださいね。

 

さて、今回のキャンペーンは、7月にせめてもの追加です。

毎日、すごい暑さです。

休みの日に、クーラーをつけずにいると、体の中で、すごい熱が籠っているのがわかりますね。

ちょっとしんどいような。。。これがひどくなると、熱中症か、という感じです。もうクーラーつけますけど。

外で庭仕事をしていると、サウナ以上に、大量の汗が出てきます。

去年、こんなにひどかったっけ?

これは、外で作業していたら、そりゃ、すぐ脱水になりますね。あと、塩分の低下と。

 

クーラーはかけすぎてはいませんが、それでも、体がだるくなることもあるし、外の暑さとの差が、激しすぎて、体も疲れ気味ですね。

午後7時になっても、まだ明るくて、紫外線も半端ないですね。

体だけでなく、お肌も疲れ気味です。

 

こういう時に、点滴をするのは、いいと思います。

疲労回復と一時的にお肌も体も元気にしてあげる感じです。ドーピングみたいな。。?(夏バテ解消点滴に、カフェインは入っていませんよ。)

 

普段であれば、美肌の維持やダイエット目的であれば、たま~に点滴したからって、これで、どうこう変わりませんよ、とお伝えしますが、

(やっぱり、定期的に栄養分は、摂取していないと。サプリとか。食事でムチャクチャ気を付けるとか。たまの1回、濃いのを入れたからってね。。。)

夏バテ解消や元気注入!には、1回してみるのは、いいと思いますよ。私もしています。

 

今回は、夏なので、カルニチン(脂肪燃焼点滴の主成分)も追加することにしました。

カルニチン1回注射したからって、脂肪がガンガン燃えて痩せる、なんてことはないですが、せっかく点滴するなら、全部混ぜておきますか、としました。

 

当院で、一度も点滴類をされたことのない方は、カウンセから必要です。

プラセンタの説明と同意書もいりますし、いらない方は、もちろん抜きます。(値段は同じです)

持病がない限り、点滴のできない方って、あまりいらっしゃいませんが、点滴に、過度な期待をされる方(シミが消えるとか若返るとかシワが消えるとか。。。そんなわけ、ないでしょう~。)は、おススメしていません。

疲れくらいはマシになるし、サプリよりも濃いビタミン剤とかいろんなモノが、直接血管の中に全部入るわけですから、いいのはいいですが、所詮、ただの点滴なので、直接シミをやっつけたり、シワをなくすものではありません。

何度説明しても、何回でシミが消えますか?みたいに、聞いて来られる患者さんは、勝手に思い込まれるので、お断わりしています。

信じられないでしょうけど、たま~に、そういう方、いらっしゃいます。

 

今の時点で、光・レーザーのご予約をいただいていて、キャンペーンの点滴を追加されたい方は、お早目にお電話で追加をおっしゃってください。

予約時間を変えないといけない場合もありますので。

当日、おっしゃっても、枠が足りなくて、できないこともあります。

ご注意ください。

 

そうそう、毛穴は、汚れ・つまり、真っ最中ですから、それもキャンペーン続行です。

高濃度ビタミンCのローションもね。

うちにクリニックでは、夏の風物詩でしょうか。

(ビタミンCは、皮脂に分泌を抑えますから、乾燥肌の方が冬や季節の変わり目にすると、トラブルの元になることがあります。私から、あまり勧めることはめったにありません。夏とか、夏以外でも、お肌の状況によって、勧めることはありますが。。

 

7月のキャンペーンに間に合わなかった!という方は、8月にどうぞ。

9月こそは、違うものに変えますから、今のキャンペーンは、8月限定です。

 

 

 

うちに来られる患者さんで、一番多いのは、やっぱり肝斑の方なんですが、他院でなんかひどいことされて、反って悪化して、来られる方も結構いらっしゃいます。

患者さんの立場から言えば、何も専門的知識がないところに、クリニックを受診して、そこの医者が、いいことばかり並べ立てて、「シミが消える」とか、「よくなる」と言われれば、やっぱり、やっちゃいますよね。

だって、ウソを言われてるとも思いませんよね。ウソつかれてると思われるようなクリニックに、最初から行きませんしね。

言われたことを、そのまま信じてしまった患者さんは、本当は、ひとつも悪くはないんですが、一番悪いのは、ウソをついた医者なんですが、世の中には、お金儲けのために、ウソをつく人がいっぱいいますから、やはり騙されないように、患者さん自身が注意しないと、そういう被害って、無くならないんですよね。

 

エステの違法行為と違って、クリニックでやられているのは、医師免許さえあれば、医療ですから、そういう意味であれば、エステよりもタチが悪いことがあるかもしれません。

 

先日来られた患者さんの実例をご紹介します。

ホントに他人事ではないので、みなさんの今後にお役に立てたら、と思います。

よくあるパターンは、肝斑があるとわかっているのに、そこのクリニックでは、まともな説明もせずに、トラネキサム酸も処方されずに、適当にフォトやレーザーを当てられて、悪化して、放ったらかし、というパターンです。

 

今回の患者さんは、肝斑と老人性色素斑というシミがあって、普通の保険診療しかやっていない皮膚科に受診されました。

基本、保険診療の範囲内で、シミに効くものはありませんから、保険のクリニックに行っても、適当にあしらわれるだけです。

そこでは、肝斑ではなく、「老人性色素斑」と言われて、ビタミン剤を処方されました。(トラネキサム酸も処方されたかどうかは、忘れました)しかも、保険で。

この皮膚科もおかしいんですが、「老人性色素斑」に、ビタミン剤もトラネキサム酸も効きません。

でも、とりあえず、薬を出せば、お金ももらえるし、とりあえず、患者さんはひとまず納得して帰ってくれるので、とりあえず処方する、というのは、よくある話です。

これだけであれば、保険を乱用されただけで、患者さん自身、すごい副作用が起こって困る、ということも、まあ、それほどありません。

 

ところが、ここで、薬をもらっているのに、別のクリニックに行かれたんです。

それが、産婦人科で、横にメディカルエステ(と呼ばれるような代物でしょうか。。)が併設されていて、そこに行かれたきっかけは、友達から、そういうクリニックがある、と聞かされえただけで、友達も行ったことはないそうです。

近かったから、という理由で、行ってしまわれたそうです。

行ったら、おそらく産婦人科であるドクターが、適当にフォトフェイシャルの話をして、実際に、光を当てるのは、そのエステの奥様(奥様と確認されたわけではないそうですが、院内かエステ内に何かの資格を取ったというものが表示されていて、それから判断すると、奥様だろう、ということです)だそうで、もちろん、その産婦人科のドクターも奥様も、シミの診断なんか、できるわけないんですよ。

で、その奥様に、「皮膚科で、老人性色素斑と言われた」という話もされたそうです。

それで、フォトフェイシャルを1回されたら、肝斑が濃くなって、それを言うと、「もっとやればよくなるから」と言われ、(もちろん、お金を払っておられます)5回前後されたんだっかな。あげくのはてに、イオン導入も(お金を払って)やられたそうですが、イオン導入で、ゴリゴリ、ぐいぐい押されたそうです。

(私がブログで、さんざん、イオン導入で、擦ったり、力を入れたりするクリニック・エステは、ろくでもないです、と言っていたこと、まさに、そのまま体験されました。)

 

そんなことをされて、もちろん、よくなるはずもなく、どんどん肝斑は悪化して、濃くなって、その奥様は、挙句の果てに、「(あなたが)老人性色素斑って言ったから。」と患者さんのせいにして、「他を受診したら?」と言われたそうです。。。

ドクターに会ったのは、その最初の1回目の簡単な説明の時だけだそうです。

 

ダメダメクリニックにも、ほどがある。

患者さんから、クリニック名を聞いて、ネットで、そちらのHPを拝見しました。

完全に、産婦人科で、その問題の奥様は、ナースでもなんでもなく、栄養士さんでした。

ドクターの管理下で例えフォトフェイシャルの治療をされたとしても、栄養士の資格では、はっきり言って、違法でしょう。しかも、ドクターの診察どころか、診断もされておらず、患者さんの言った他院の皮膚科医の診断を、そのまま鵜呑みにして、まあ、ムチャクチャです。

もちろん、スキンケアの話なんて、ありません。適当に、光を当てるだけです。

おかしなことをしているから、そりゃ、悪化しますが、自分で悪化させておいて、最後には、よそに行って診てもらえば?なんて、そんなことを言う人が、患者さんから、お金を取るな!と言いたいです。医療ですからね、万が一、何かあったら、それがちゃんと元に戻るまで、ちゃんとアフターケアはする!そういうスタンスでやらないなら、やったらいけないと思います。

 

一番悪いのは、この奥様を野放ししているダンナであるドクターで、妻が、自分が美容をやりたいから、とねだられて、自分はわからないから、放ったらかしで、というパターン、実は、とても多いんです。

 

産婦人科・整形外科・内科など、皮膚科・形成外科を全然勉強したこともないドクターが、「美容は、儲かるんだろ?」という理由で、始めてるクリニックがとても多いです。

奥様のおねだりに負けるドクターも。。。

日本中を探せば、皮膚科・形成外科以外でも、自分でちゃんと勉強されて、真剣に美容皮膚科をされているドクターもいらっしゃると思います。

(私は知りませんが。。。どこかに、いるんでしょう、きっと。。)

美容医療を扱われるにしても、あまりリスクのない治療だけ扱っているクリニックもあるでしょうし。そういうのなら、それほど害はないと思います(多分。きっと。)

 

でもね、シミは甘く見てはいけません。

これを読んでおられる医療関係者の方・エステ関係者の方、シミの診断なんて、皮膚科・形成外科を専門でやっていても、100%確実につけられるものではないんです。

経験と直感と、知識による消去法というか、確率も考えて、今、見えていないシミのことも考えて、治療方針を患者さんに説明するわけです。

中途半端にシミ治療に手を出すと、とんでもないですよ。

肝斑があると思って、対処しないと、ホルモン周期とかで、肝斑がすごく薄くなる日もありますから、そういう日に来られると、見逃すこともありますし、まして、患者さんが、肝斑じゃないと言っていたから、なんて、そんな言い訳、医者がいう話じゃないでしょ。

内科で、患者さんが、ガンじゃない、って言ったから、と言い訳しているのと、同じでしょう~。

肝斑なのかどうか、あるのか、ないのか、可能性もないのか、そういうこと全部判断しないといけません。

他院で肝斑じゃないと言われた、と言って来られても、バリバリ肝斑のことも多々ありますし、肝斑と言われた、と言って来られて、ただのADM(遅発性太田母斑様色素斑)だったり、もちろん、最初診断された時と、時間もたてば、状況も変わってます。皮膚は、絶えず変化も老化もしてますから、同じまま、ずっと変わらない、なんて、ありえないわけです。

他院のドクターが過去に診断したのですら、信じないのに(経過として、参考にすることはありますが)、患者さんが自分で、「肝斑はないと思います」(こういう人、意外と多いです)と言っている場合なんて、はっきり言って、相手にはしません。その意見は無視ですね。

だって、学術的に、なんの根拠もないし(そもそも肝斑がなんであるのかも知らないわけで)、肝斑であるはずない、という希望的観測ですからね。

患者さんは、そう思いたいんだな、とか、この肝斑だったら、そう思うのも仕方ないな、と思うことはあっても、そのまま真に受ける医者は、ちゃんとやっていればいるほど、いません。

患者さんに、診断をする、というのは、無理ですからね。

皮膚の今までの変化は、詳しくお聞きしますけどね。診断をするにあたって、とても重要ですから。

 

肝斑治療は、安易に手を出すものではありません。

その先生の信念で、トラネキサム酸を処方しない先生もいらっしゃるし、独自のやり方で治療されている先生もいらっしゃいます。

でも、必ず、その治療の長所と短所を絶対説明されるはずです。

説明がなかったり、いいことだけ言っている、というのは、絶対おかしいし、(そんな医療はありませんから)、スキンケア(特に、日焼け止めの塗り直しと、摩擦の排除)の話もしないで、光・レーザーだけ受けさせるのも、これまたおかしなクリニックです。

説明すればするほど、お金ももらえないのに、時間がかかるだけですからね。金儲け主義のクリニックは、あまり説明されません。最低限度の説明すら、されないことがあります。

 

いくら患者さんが悪くないから、と言っても、そんなおかしなクリニックに、おかしなことされて、時間もお金も無駄にして、お肌悪化して、って、踏んだり蹴ったりですよね。社会勉強とは言っても、リスク高すぎです。

 

身を守るコツは、患者さん側が、やはり安易に考えない、ということが大事です。

(この患者さんの例にしても、後から冷静になって考えれば、引き返すポイントは、要所要所あって、不幸中の幸いは、奥様が、よそへ行けば?と言ってくれたから、ここで、止められたとも取れます。

人間の思い込みって、一度思い込んじゃうと、疑問も持たずに行ってしまうことがありますからね。誰でもですよね。

だから、誰にでも、起こる可能性があるわけです。)

魔法ではないので、いいことだけなんて、ありえないんです。

 

肝斑・シミ以外にも被害って多いですが、他院のトラブル後に、うちでお受けする治療のダントツが、肝斑・シミなので、ご紹介しました。

(こういう場合は、うちで治療していきますから、その日の処置をされたら、初診料はかかりません。)

ただし、日焼け止めを塗り直ししない・摩擦や刺激を止めない方は、いくら払われても、治療はお断りしています。他力本願は、絶対無理ですからね。患者さんの、普段の努力の賜物で、私は、それをちょっといい方向に早く良くなるように、手助けするだけです。

 

ちなみに、他院で、悪化させられて濃くなった肝斑というのは、落ち着くのに、ムチャクチャ時間はかかります。

悪化していないところや薄い肝斑は、早期になんとか目立たなくなりますが、濃いところはね、ホントにかかります。

くじけずに、日々の努力を続けていくしかないんですけどね。

 

 

 

シワの相談に来られる方って、かなり多いんですが、シワにもいろいろあります。

目尻の笑いジワや、おでこの眉毛を上げた時に出る、おさるさんのようなシワ、眉間にシワを寄せた時に出るシワは、基本、ボトックスを注射するということになります。

表情ジワと言って、動いてできるシワは、動かさないようにするしかなく、でも、表情って、クセでもあるし、無意識のうちに動いてしまうものですから、自分では、「止める」ということは、なかなか難しいと思います。

動かさなくするには、ボトックスしかできないんです。

 

光・レーザー治療で、コラーゲンを増やしても、ヒアルロン酸で、シワを埋めたところで、結局、また動くから、増えてコラーゲンごと、埋めたヒアルロン酸ごと、一緒に折りたたんで、溝を作るだけなんですね。

まず、折りたたまないように、動きを止めてやらないと。

 

患者さんに、どのシワ・どんなシワがイヤなんですか?と聞くと、この表所ジワを言われることが多いので、それなら、ボトックスえすよ、と言うと、「まだ、ボトックスをする年齢じゃないから。」とか、「ボトックスは、もっと年がいってからします」という方がいらっしゃいます。

クセを止めない限り、(実際、止まりませんが)同じことの繰り返しで、ますます溝は深く刻まれて、動かしてなくても、深~いシワに定着してしまうんですが、ボトックスをかたくなに拒否する方がいて、「まだ早い、まだ早い」とおっしゃいます。

 

ボトックス自体を、一生やりません、というのなら話はわかるんです。

ボトックスを、毒だと思っていらっしゃる方も、まだまだいらっしゃいますし、ボトックスを やりすぎた芸能人や読者モデル・知人などの顔を見て、ああはなりたくない、と思っていらっしゃる方です。

こういう方に、無理強いするつもりは全くないし、表情ジワには、ボトックスでないと難しい、ということがわかっている上で、レーザーやヒアルロン酸をされるなら、何も問題はありません。患者さんご自身の治療の選択ですからね。

 

でも、「まだボトックスは早い」と言われる方の場合、ボトックスを毛嫌いしているわけではないのに、ボトックスをすること自体が、高齢の方がすると思っているのか、若い子なら、オバサンがすると思っているのか、頑なな方が時々いらっしゃいます。

50代でも、「まだ早い。もっと年いってから。」と言われたり、20代でも、もうじっとしている時でも消えないシワが溝となって、出てきてるというのに、「まだ早い」と言われます。

 

みなさんは、ボトックスをいつならやっても適正と思っていらっしゃいますか?

 

厚生労働省が唯一認めているアラガン社のボトックスビスタ®をやってもいい年齢は、65歳までです。

それ以上だと、ボトックスをしても、効果はほとんどわからないどころか、下垂と言って、下に下がる副作用だけが目立ってしまう可能性がすごく高くなるからです。

60代以上になると、もう60年以上、皮膚を折りたたんで、溝を作ってきましたからね、何度も折りたたんだお札と同じで、溝が深う過ぎるんです。

場合によったら、シワの状況や筋肉の強さで、ボトックスをしても価値があると判断することもありますが、普通は、あまり勧めないことが多いです。

70代・80代は、私は、やりませんね。

60代後半もやりません。

60代前半は、状況によります。

 

40代・50代でもそうですが、シワの深さによると、もうボトックスだけしても、じっとしている時にもシワが残ってしまってますから、光・レーザー治療やヒアルロン酸注入を含めた併用療法をやらないと、患者さんの思うような結果は出ません。しかも、完全には消せません。

いろいろやれば、メイクで、かなり目立たなくなるとは思いますが、その分、お金も時間もかかるわけです。

 

アンチエイジングは、なってしまった老化に対しての治療よりも、本当に大事なのは、まず予防なんですね。

紫外線カットのための日焼け止めや抗酸化剤の摂取なども大切ですし、基本です。

でも、表情ジワだけは、それらをしても、予防は、ちょっと難しいです。だって、原因は、動いて折りたたまれたことによるので。

 

そういう意味では、表情ジワの予防は、ボトックスがかなり重要な位置を占めると私は思います。

 

よく笑う方は、20代から目尻にシワが残りだします。

目が悪くて、よく目をこらすから、眉をしかめる方、寝ている間にうなされて、眉をしかめる方。

表情が豊かで、眉毛を上下に動かすから、おでこにシワが出る方。

子供の時からの折りたたむという積み重ねなので、早い方で、20代から、出てきます。

動かせば動かすほど、早くシワが残るわけです。

(だから、シワがイヤだったら、顔筋体操なんて、やったら、ダメなんですよ。)

 

そういう方は、20代からでもやったほうがいいと、私は思います。

 

20代は、基本は、正しいスキンケアだけやっていたら、私は充分と思いますが、お金と時間に余裕があるなら、時々、なにか光・レーザー治療を、エステ感覚でしてあげると、確かに、とてもいいです。

でも、光・レーザー治療を定期的にやる予算がない場合、そして、表情ジワが豊かな場合は、スキンケアとボトックスがおススメです。

 

30代・40代でも、まだボトックスをされたことがなく、シワが定着しかけてるなら、もうやっておかないと!と、私は思います。

それこそ、「早く!早く!」という心境です。

 

もうすでに、シワが定着してしまったら、シワの深さにもよりますし、ご本人がどこまで気にするかですが、ボトックスだけでは、ちょっと足りないかな。やっぱり、なにか併用しないと。

 

目尻の笑いジワは、表情を優しく見せますから、ここにボトックスをやるかどうかは、好みが分かれるところです。

ここは、まあ、あってもいいと私は思います。

でも、眉間のシワは、怒っているようにも見えるし、不幸顔に見えますから、私はなくてもいいと思います。

おでこは、前髪で隠してしまえば、まあ、わかりませんが、前髪を上げた時に、ギョッとすることがあり、一気に老けてみえるので、何かはやっておかないと、バランスが悪い気がします。

まあ、その方の好みですけどね。

 

ボトックスはボトックスで、悪いものではありませんから、そう毛嫌いなさらず、一度ご検討ください。

変なところにいれたり、一度にたくさん入れると、不都合なことが起こりやすくなりますから、少な目に、スタンダードなところしか触らない、というのが、ポイントです。

今月の美STの付録の美容医療の特集のページだったと思うんですけど、「ドクターショッパー」という言葉が出てきたのを見られましたか?

この言葉の意味は、どうも、この治療はこのクリニック(この先生)、あの治療はあっちのクリニック、と、治療内容によって、クリニックを転々と変えて、まるで、いろんなお店で、服を、単品で買うように、自分で組み合わせて、美容医療を受けていく、というようです。

しかも、「これが賢いやり方です!」みたいに、推奨しているように感じたのは、私だけでしょうか。。。。?

結論から言うと、これ、医者からは嫌われてると思いますよ。適当にあしらわれるだけです。

 

「ドクターショッピング」という言葉は、一般の病気の時にも、昔からよく使われていました。

最近、よく聞かれる、「セカンドオピニオン」とは、意味が全く違います。

「セカンドオピニオン」は、一般的にいい意味で使われていて(マスコミ的には、推奨されてますね。)、「ドクターショッピング」というのは、あまりマスコミでは話題にはなりませんが、医療関係者からしたら、よく出てくる言葉です。

ドクターからすると、「ドクターショッピング」をしている患者さんというのは、はっきり言って、「ダメだ、こりゃ。」という場合に使うことが多いです。

 

例えば、なにか症状があったとして、どこか病院に行ったとします。

薬が処方されるなり、検査がされるなり、「しばらく様子を見てください」とか、「いついつ、検査結果と様子を診せに来てください」と言われたとします。

で、その後、それで治らなかった場合、その病院に行かず、違う病院に行くわけです。

症状がひどくなったり、変化があったりして、病状がわかりやすくなり、次に行ったところでは、診断がつきやすくなり、前に出されたこの薬が効かなった、という、情報もあるわけですから、もっときつい薬が出されて、今度はよく効いて、患者さんは、喜ぶ。

「後医は、名医」と言われる所以ですね。

 

でも、症状が変わったのであれば、最初の病院に行っていれば、その症状に合わせて、薬も変えたであろうし、検査も追加されたかもしれない。

最初の病院に行っても、ちゃんと治ったかもしれないわけです。

病院に行って、いきなり1回で、すぐ治る病気ばかり、ということはないですし、初期症状だと、はっきりせず、診断がつかないこともあります。これは、誤診とは、全く違うわけです。

まあ、それでも、病院を変えて、すぐに治る病気の場合は、それで何も問題はないわけで、初診料を2回も払った、ということくらいでしょうか。

(最初の病院であれば、再診料で済んでますから、安くて済んだわけです。これくらいなら、あまり「ドクターショッピング」とは言わないと思います。)

 

最初の病院のドクターが、あまり説明してくれなかった、聞きにくい雰囲気だった、受付がよくなかった、病院が古かったと、病院を変えたきっかけは、いろいろおありでしょう。

そういう不信感って、確かに、精神衛生上、良くないでしょうから、患者さんが変わりたいなら、仕方ないとは思います。

でもね、一般の病院の場合、外来は待っている患者さんであふれていて、よほどの重病でない限り、一人の患者さんにかける時間というのは、少ないわけです。

あまり大した(早急には命に関わらない、という意味です)症状でないなら、薬をとりあえず出して、「様子をみてください」とは、ほとんどの病院で、そうなると思います。

 

いわゆる「不定愁訴」というのがあって、例えば、しんどい・だるい、吐き気がすることもある、おなかが痛い、頭がいたい、のぼせる、微熱がある、などなど、どれも軽度で、いますぐ命に関わらなさそうで、「この病気!」とはっきり言うことができるほど、症状がそろうわけでもなく、女性に多かったり、ちょっと神経質というか、心配性の方や情緒不安定の方に多かったりするので、気持ちの問題、みたいに扱われたりします。

最近は、心療内科(こころのクリニック)が増えて、心療内科を勧められるケースもありますが、実は、こういう中に、本当の病気が隠れていることもあります。

それって、ある程度、その患者さんの経過を診ていないと、気づかなかったり、わからなかったりするんです。

不定愁訴の方の場合、最初は、様子を見てください、と患者さんが帰ったとしても、ちゃんと定期的に、この薬は効かなったとか、少しマシになったとか、こういうときはこうだった、と外来に通って(同じ先生で)、話をしてくれたら、病気が見えてくることがあります。

初診だけでは、決してわからなかったことです。

何度も外来で会ううちに、患者さんの人となりというか、性格や家庭環境もある程度わかるようになって(聴く時間ができてくるので)、それだったら、もしかして。。?と病気が見えてくるわけです。

しかも、ずっと自分を頼って、通ってきてくれているわけですから、情も湧くでしょう。自分がなんとかしてあげたいな、と思うのが人間でしょう~。人間ですもの~。

 

こういう不定愁訴の患者さんは、1回で良くならないから、と、ホントにすぐに病院をコロコロ変えて、病歴だけはどんどんたくさんの病院を回っていて、もうそれだけで、ドクターからは、「この人は、ドクターショッピングだな。」と思われてしまいます。思われたら、はっきり言って、ムチャクチャ、損でしょう。

まあ、そう思われたら、忙しい外来の中、なかなか時間をかけて話を聞いてもらう、というのは、心療内科や精神科でない限り、内科とかでは、難しいと思います。

(ごくまれに、最初から気づく先生もいらっしゃいますが、宝くじ並みにラッキーであることと、たまたまその症状が、トランプのカードみたいに、揃ってわかりやすかった、ということもあるのかもしれません。内科(総合診療科とか?)でも、最初から、時間をかけて話を聞いてくれる先生もいらっしゃるとは思いますが、かなり稀、とは思ったほうがいいです。特に、大きな病院になれば、なるほど。患者さんが多いので、おひとりに時間をかけていたら、外来がホントに終わらないわけです。

そういう意味では、開業医の先生のほうが、話は長く聞いてくれる気もしますし、家族ぐるみで付き合えば、家庭環境がわかっているので、親身にはなってくれやすいのかな、と思います。(開業医さんは、評判も大事ですからね。)まあ、私の独断と偏見ですけど。。)

 

不定愁訴でなくても、いろんな病気を持っていて、もうすでにどこかの病院にかかって薬をもらっているのに、全然違う病院にまたかかって、薬を飲んでることとか、今病院い通っていることを黙っていて、また薬をもらっている患者さんも、保険でよく見かけます。

あるいは、もらっている薬の名前もわかないし、それも飲んでいくつもりなのに、別の病気で、また薬をもらおうとしているとか。

(病識のない方・理解の悪い方に多いんですが。。。)

かかっていることを言わないから、薬がだぶって処方されていたり、多々あります。あるいは、飲み合わせのダメな薬が、お互い処方されていて、それぞれの薬がケンカして、効果がないばかりか、副作用がひどくなる、みたいな。。

専門家が誰も、その患者さんの全身の健康、という管理をしていませんからね。こういう患者さんは、一番たちの悪い「ドクターショッピング」です。ドクターからしたら、ちゃんと治療をしているつもりなのに、なんかおかしいな~、ということが起こって、発覚すればいいんですけどね。。発覚しないことも多いと思いますよ。症状がひどくなると、また勝手に、病院変えてますからね、こういう人は。

 

これは、あくまで、保険診療の病気のお話です。

で、美容医療の話です。

うちに来られる患者さんでも、過去に、他院でいろいろ美容医療をされてこられた方もいらっしゃいます。

過去はね、いいんですよ。美容医療は、病気ではないので、もう一旦それで、完結しているわけです。(副作用を引きずっている場合は別ですが。)

現在進行形の方が、たま~にいらっしゃいます。

そういう方は、予約の電話の段階で、他院との同時進行・併用治療は止めてもらうか、予約自体をお断りしています。

うちで、顔、体は、どこどこクリニックで、というのは、場所が違うからいいんですけどね。

 

以前勤めていたところとかは、他院との併用OKでした。というか、ダメ!とすると、患者さんが減るので、たいていの金儲け優先クリニックは、OKだと思います。

 

これの何がいけないのか?

 

患者さんさえ、いいなら、いけないわけではないんですが、例えば、医者が100人いたら、みんな治療の考え方は違います。治療法は、100通りあるわけです。

どれがいいとか悪いとかではなく、(まともな医療をしている場合)どれが、その患者さんの考え方に合うか、ですね。

これは、保険の病気治療も、美容医療も同じです。

特に、美容医療の場合、かなり大事になってくるのが、そのドクターの美的感覚というか、美意識、というか、何をおかしいと思って、何を美しいと思うのか、です。

その感覚が、患者さんの感覚と思いっきりずれていたら、どんなに治療が副作用もなく、できたとしても、結果は患者さんの満足とはかけ離れるわけです。

 

光・レーザー治療でも、シミ浮きは、どんどん出して当たり前と思って、説明もしないドクターもいます。説明を聞いていない患者さんは、知らなった場合、びっくりするわけです。レーザー後の赤みが出やすい処置でも、全然気にしていないドクターもいます。人によって、感覚が違うわけです。もちろん、患者さんも。

一番、顕著に美的感覚が出るのが、やはり手術とプチ整形で、マネキンのような不自然でも全くシワのないのが好きなドクターもいたら、シワが少々あっても自然なのが好き、と言うドクターもいるわけです。

ボトックスでも、眉毛を吊り上げたいドクターもいるし、レディエッセやヒアルロン酸も、いきなり、バーン!と入れて、プチ整形丸出し!にしてしまうドクターもいます。ホント、さまざまなんですよね。

そういう患者さんの好みを、ちゃんと聞いてから、施術をする、ということが一番大事だと思うんですが、「自然な感じに」と言っても、人それぞれ、「自然に」の程度が違うわけです。

 

でも、一人のドクターに顔をすべて任せた場合、そのドクターの考えるトータルバランスになりますが、パーツ毎に、ドクターを変えていると、切り貼りをした福笑いのように、とてもバランスが悪い。お金をかけたわりに、統一感がないというか、不自然極まりない、と私は思っています。

それぞれのドクターの美意識がケンカしているわけです。

まあ、そのアンバランスでも、患者さんの趣味に合っているなら、アリですけどね。

 

自分がいいんだから、いいじゃない!

確かにそうですね。

でもね、それぞれのクリニックによって、いろんな治療のやり方があって、この治療とあの治療は、これだけ間を空けましょう、とか、この強さ(この量)でやったから、これを足すのは、アリかな、とか、何か次の他のことをする際に、計画を持って、全体の調和を考えて、やっているわけです。

その微妙な調和を患者さんの自己判断で、というのは、医療を完全にわかっていない方には、やはり無理だと思います。

他院で、どんな治療をどんな強さ(量)でされたのか、なんて、わかるわけないんですから。連携しているクリニック同士なら、まだしも。

 

それと、はっきり言いますが、「ドクターショッピング」をしているとわかっている患者さんを、本気で親身になって、その人のために治療をトータルで考えてあげよう!なんて、医者は、いません。

どこで、何をしているのか把握すらできないのに、そりゃ、無理でしょう。誰が、親身になりますか。

ドクターショッピングの患者さんでも、自費診療ですからね、お金払ってくれるわけですから、「ハイハイ」と言って、快く引き受けてくれるクリニックは多いと思います。

だって、金づるですからね。断わらないでしょう~。

 

でも、うちは断わります。

責任持てませんからね。他院の治療が全貌がわからない以上、うちの治療とケンカするかもしれないし、悪化した時に、何が原因かわかりませんからね、エステはもちろんのこと、他院と同時進行・並行治療される方は、すべてお断りです。

 

他院から、うちの治療に変える、とか、切り替えは問題ないですし、(一定の期間、空けてもらうことがありますが)、私から、その治療は、うちでやらないから、他院でやってみては?とおススメしたような場合(例えば、手術とか、特殊なレーザーとか)、そういう時は、相手のドクターの許可も取ってもらいますが、同時進行(厳密に言えば、同時ではないですが)をすることが稀にあります。

かなり特殊なケースです。私が、それが必要と判断した場合です。

患者さんが、鼻から手術希望とか、うちにないレーザー希望とかは、そちらに行ってもらいます。うちでやることは何もありませんから。

 

ごくまれに、かなり詳しく他院で、いついつこういう治療を受けて、こうなりました、とホントに詳細に教えてくださる患者さんがいらっしゃって、(患者さん自体が、美容医療をかなりのレベルで理解されているので)、他院の治療内容がとてもよくわかり、うちの治療に支障がないことがわかるケースがあります。

そういう場合は、厳密に言えば同時進行ではないんですが、ちょっと間をおいて、うちでも治療をします。

まあ、これは、この患者さんがかなり頭がいいからできる話で、誰でもできるわけではありません。お互いの信頼関係もできている、との判断も、もちろん必要です。

 

うちでは、手術はやりませんから、手術でないと無理な症状の人が来てもどうしようもないです。

また、光・レーザー治療では、効果に限界があるので、だから、プチ整形まではうちで扱っているわけです。

ちょこっとだけ、変えたいな~、というレベルですね。しかも、できれば自然に。

患者さんとコミュニケーションを取ることで、全体のバランスを診させていただいているつもりです。

(もちろん、全部何でもお任せ!ではなく、患者さんの意思は、必ず必要です。その中で、できることをお手伝いします。)

 

ドクターショッピングとセカンドオピニオンは違いますが、何があったのかわからない、という意味では、他院の施術後(これから施術)のトラブルのセカンドオピニオンは、非常~に困るわけです。

 

肝斑に、きついことされて、悪化して、うちで治療を受けたい、というのは、全然困りませんし、まあ、これは、当たり前です。そのために、私は、肝斑治療に時間をかけてやっているわけで。

 

中には、いろんな施術で、ものすごい可哀想な、できることなら、なんとかしてあげたい、ということも多いのも事実です。

(こういう方は、うちでの治療を希望されて、来られることが大半ですが。。私の治療で、少しでもマシになるなら、やってみますか、やりたいです、と、問題にはならないんですが。。)

でも、うちでは治療もなにも受けずに、トラブルを早く治すスキンケアだけ(お金をかけずに)教えてくれ、とか、うちでは断っている処置を、他院では喜んでやるから、心配だから、説明してくれ、とか、はあ~?という相談が最近かなり多いです。

あのクリニックのあの処置は、どんなものだったんでしょう?と聞かれても、それは、そこで聞くことです、ホントは。その説明のためだけに、うちに時間を取られても困ります。

ブログでも何度も書いていますが、私は、ボランティアでクリニックをやっているわけではないですし、他院の尻拭いをなんで、2100円だけで、時間をかけてしないといけないのか、と思います。

うちに来たら絶対治る!良くなる!みたいに思って来られる方も多いんですが、私は、神様でも、魔法使いでもないんです。無理なものは無理だし、何もなかったようには、絶対できません。美容医療自体に、過大な期待をすること自体、考え方が間違っていると思います。

現状を少しでも、よくする、いい状態を長く保つようにする、見た目の老化を少しでも遅くする、というのが、本来のスタンスだと私は思います。

私の治療を受けたい、という方のために、クリニックをやっています。

他院がやろうとしていることなんて、知らんがな、という心境です。だって、うちは勧めていないんだから。

副作用をそこのクリニックが言わないなら、そこの先生に聞くほうが先だし、副作用はありませんと言うそこをおかしいと思うなら、止めておいたらいいでしょうし、はっきり言って、予約枠を押さえて、うちの患者さんを押しのけて、予約を取るつもりは全くありません。

他院のトラブルは、場合により、下調べをしたりと、時間もかかって、ややこしい、しかも話だけ聞きたい、となると、来てほしい患者さんではありません。

それでも、話を聞きたい、相談にのってほしい、というのであれば、予約規制という意味で、そういう方の初診料を上げさせていただきました。それでいいなら、どうぞ予約をお取りください。

受診の結果、うちの治療の適応があって、その治療をされた場合、初診料はお返しするわけですから、他の一般の患者さんと同じですから、本当に治療希望の方には、なんら変わりません。今までの2100円と同じです。初診は、カウンセしか枠は押さえませんが(できるかどうかが、診ないとわからないので)、もし当日時間が空いていて、当日処置になったら、初診料の2100円もお返ししていますからね。これは、全員の患者さんみなさん同じです。

ちょっと最近、そういう患者さんの予約や問い合わせが増えて、中にはお断りしても(電話の段階で、これは無理だ、と判断するくらい、もうレベルが違うわけですが)、受付に何度も予約を取るように言われる方まで出てきたので、規制させていただきます。

他の方の治療に支障が出ますので、ご了承ください。

 

 

 

今月号の「美ST」の付録ですが、みなさん、ご覧になられましたか?

 

今、美容医療の特集をすると、やはり雑誌も売れるし、TVも視聴率が上がるし、と、美容医療に関して、毎日どこかで、情報が出てるような気がします。

それだけ、美容医療(美容外科ではなく、プチ整形や美容皮膚科のレーザー治療など)に興味のある方が増えて、当たり前までまだいきませんが、以前に比べると、かなり知っている方が増えましたよね。

高額な施術料金を払っても、全然効かないエステ(当たり前ですが。。)や、高額な化粧品のキャッチコピーなどに、うんざりしていらっしゃる方が、現実に気づきだされたことは、大変喜ばしい限りです。

エステは、リラクゼーションだし、化粧品は、あくまでも、保湿と日焼け止めさえあれば、いいわけで、それ以上のことを期待されるのであれば、クリニック専用の化粧品や、医薬部外品(一部の)や医薬品でないと、それは、無理な話です。

使い分けですね。

賢い方は、ちゃんと使いわけができていて、賢く、お金と時間を使っていらっしゃいます。

散々、エステと化粧品でお金を使い倒して、宣伝文句ほど効いていない、と気づいてから、美容皮膚科にいらっしゃる方、ネットとかでいろいろ調べて、エステには行ったことはないけど、最初から美容皮膚科に来られる方、さまざまですが、それぞれの違いに気づかれただけ、儲けものです。ラッキーでした。

だって、もういらんことにお金をかけなくてもいいわけですからね。

それくらい、美容医療というのは、医療であるからこそ、「効果」というものを言ってもいいわけなんです。「効く」という証拠が、ちゃんとデーターとして、出ているわけですから、エステや化粧品とは違うのは当たり前です。

(だから、化粧品やエステは、「効果・効能」を言ってはいけないんですよ。効果が出るようなものでは、最初からないので。)

 

今回の美STの付録は、まるまる一冊、美容医療特集で、ここまでの特集は、ひょっとして初めてですか?

私も毎回美STを見ているわけではないので、よく覚えていませんが、美容医療が大目に載っている時は、なるべく買うようにしています。

 

賢い方々が、わかって美STをおもしろいから見ている分には、全然かまわないんですが、ここに載っていることを、「全て正しい」と信じ切って、読んでる方が、結構いらっしゃるようで、そういう方が時々、うちに来られるので、全く話が合わなくて、治療をお断りすることもありますし、何度も再カウンセに来られる方も、ごくまれにいらっしゃいます。

普通の方は、「そんなわけないじゃないですか~」と説明すると、「そうですよね~。おかしいと思ってたんです。」とか、「そうなのか~、知らなかった。騙されてた。なんでも信じちゃいけないんですね~。」と、目からウロコ状態で、理解された上で、美容医療を受けられるからいいんですが、美ST信仰というか、完全に信じ切っている方は、(うちに来なくていいのに、と思いますが)、説明しても、ダメですね。

ちょっとやそっとでは、別の次元から来られた異邦人ですから、噛み合うはずがないんです。

ホントに、言葉が通じませんからね。

ひどい方は、私を、非科学的なことを並べて、いかに(美STを信じている)自分が正しいか、ということを延々と話して、私を説得しにかかられます。

。。。ちょっと勘弁してほしいです。

(どうして、説得されるかというと、雑誌に書いてあったような、副作用がなくて、しかも簡単にキレイに、しかもすぐに、なりますよ!と私に言わせようとするからです。私が、頑として、そんなことは無理です、とか、うちではやりません、とか、全否定をするから、よけいなんですかね。。?)

 

だから、そういう方は、うちに来なくても、同じような宣伝をしている(いいことばっかり書いてある)美容クリニックに行けば、その方が欲しい言葉を山ほど並べて、お金を巻き上げて、治療をしてくれるというのに。。来るところが間違っているんですよね。

 

さて、美STの話に戻りますね。

その付録の表紙に、ちょっと省きますが、要約すると、

「夏老けは、他力本願に限ります。夏老けは、医療でなかったことに」

素晴らしいキャッチコピーですね。

美容クリニックが泣いて喜ぶ宣伝文句です。

インパクトから考えると、これ以上、魅了する言葉はありませんね。

読者の皆さんが、わかっていて、これを読む分には、おもしろいからいいんですが、これをそのまま、本気にする方がいるので、悪徳美容クリニックは滅びません。

 

確かに、化粧品やエステなんて、効くわけないから、それをク美容医療に任せる、というのは、そういう意味では、自分ではもうどうもできないので(クリニックに行かないと、治療は受けられませんから)、それを「他力本願」というなら、まあ、わからないでもないです。

 

でも、そんなわけ、ねーだろっ!!

夏(ホントは、春からですが。というよりも、年中毎日ですが)に、日焼け止めも塗らず(塗り直しもせず)、自分ではお肌のお手入れを正しいこともせず、好き勝手やっておいて、それで、美容医療受けたって、「なかったことに」なんて、なりませんよ、絶対に!

 

なにもしないよりは、マシかもしれません。

 

じゃあ、どくれくらい、マシ?

マイナス1000点のところが、マイナス999点くらい?それとも、マイナス100点くらいまでなんとかしてくれる?

 

それは、どんな医療を受けるか、というよりも、お肌のダメージ度合によります。

紫外線をたくさん浴びれば浴びるほど、光老化はどんどん進むので、何をやっても、日焼け止めをちゃんと塗っていた方には、勝てません。

美容医療をやったからと言って、なかったことにはならないわけです。

 

ただ、昔のことを思えば、今後、スキンケアを頑張っていくなら、過去のダメージを早めに挽回したり、少しマシにしてくれたり、と、美容医療もかなり進歩しました。

でも、万能なんて、ありえないんですよね。

美容医療さえ受ければ、お金さえ払えば、私は何もしなくて、好き勝手やっていいんでしょ?みたいなことは、有り得ません。

学会でも、正しいスキンケアありき、で、話はされています。

魔法ではありませんからね。

 

こういう美容医療が世の中にはあるんだ、へ~、という程度で、必ず読んでくださいね。

誌面の関係で、あまり副作用のことやデメリットのことが書いていませんが、いいことだけ、なんていうのは、絶対有り得ません。

効果が早く出るものは、それだけ、副作用がきつかったり、副作用が軽いものは、その分、回数が必要がだったり、効果が緩やかだったり、必ず、メリットとデメリットがありますから、自分のライフスタイルに合わせて、治療を選んでいく、というのが、賢い方のすることです。

 

こういう風に、施術の名前ばっかりが並ぶと、「○○が絶対したい!ところで、○○は、何に効くんですか?」と、本末転倒な方がいらっしゃいます。

その機械ありき、ではないでしょう~?

何を改善したいのか?お肌(顔や体)をどうしたいのか?どう変えたいのか?ということが一番先にあって、それなら、こんな治療がありますよ、と紹介された治療の中から、選ぶ、というのが、当たり前だと思うんですが。。。

 

なにかやりたいけど、何をしていいのか、わからない~!、というのであれば、冷たいことを言いますが、わかるまでやらないことです。

いろいろやりたいことがあって、でも、美容医療は初めてで、という方には、気になっている順番から、されたらどうですか、一つずつ。というふうに、私は、患者さんに申し上げています。

初めてでも、一気にいろいろされる方もいらっしゃいます。ご自分で、いろいろ調べて、予習をしてこられた方ですね。

そういう方は、理解もある程度されてるので、大丈夫なんですが、頭の中が整理されていない時に、一度にたくさんすると、キャパオーバーで、ホントに理解されていないまま、処置が進んでいきますから、それはよろしくない、と思います。まあ、ご本人がそれでいいなら、ダメではないんですけどね。

 

雑誌を読んで、気になる処置がれば、それが本当は、どういうものなのか、調べてみて、その効果・副作用に納得されたのであれば、機械の名指し処置希望もありとは思いますが、ごくたまに、「タイタンでシミも消してくれ」とか、「ライムライトでタルミ治療もできるんでしょ?」みたいな、えげつないことをおっしゃる方がいて、どこをどうすれば、そういう発想が出るのかわかりません。うちのHPを見てきて、という方でも、そういう方が、たまにいるので、ホントに見てきたの?と信じられないことがあります。

いろいろ調べて、何が何かわからなくなってしまったのか、よそのHPとかで、そういうウソが書いてあるのか、真実はわかりません。

名指しされる方は、本当に両極端なので、不思議ですよね~。

 

情報は多いに越したことはないと思いますが、その情報の中から、ちゃんと自分で、正しい情報だけ選べないと、本当に、お金と時間のムダです。

何事も経験してみないとわかりませんから、試す、というのも大切ですが、情報をそのまま信じていたら、体も顔も、いくつあっても、足りませんよ。

情報が多すぎて、選べない、という方は、ホントは、こういう情報誌、TVも含めて、あんまり見ないほうがいいんですけどね。

見てもいいんですけど、へ~、って流さないと!信じない(信じすぎない)っていうのが大事かも。。

そんなうまいだけの話なんて、あるわけないんだから、いい加減、情報の惑わされないように、冷静になりましょうね。

 

 

 

 

 

 

これだけ暑さと蒸してるのが続くと、毛穴の汚れ・つまりもそろそろMAXに近いのかと思います。それに合わせて、ニキビが出やすくなる方もいらっしゃるかもしれません。

みなさんは、いかがお過ごしですか?

これだけ、汗もかいて、皮脂もたくさん出る季節になると、さすがの私も、普段乾燥肌で、ピーリングをおススメしていない患者さんにも、ピーリングの石けんでのホームケアや、クリニックで行うピーリングをおススメすることが多いです。

私自身、ピーリングの石けんも、クリニックでやるサリチル酸マクロゴールも大好きです。

でも、好きだからと言って、患者さんにも自分にも、バンバンやるわけではないです。

ピーリングは、両刃の剣で、ちゃんと適応も考えて使わないと、なんでもかんでもやってると、その後に待っているのは、ボロボロのお肌だけなんです。

 

みなさん、スクラブとかピーリング系、好きですよね~。

多分、やった後のツルッとした感じがいいのと、スクラブやピーリングをすると、キレイなお肌が待っていると盲信しているせいもあるのかもしれません。

この季節になると、TVや雑誌でも、特にスクラブの宣伝は目に余りますね。ピーリングもガンガン勧めているし。。。

あれだけ宣伝されたら、何もご存知ない方は、やっぱりのせられちゃいますよね。

しばらくやっていて、やればやるほど、お肌の調子が悪くなっている気がする、と自分で気づいて、美容皮膚科に来るなり、自分で調べるなりする方は、救われるんですが、信じ切っている方は、もうほんとにボロボロです。

新興宗教にはまって、救い出すのに、ものすごく時間と労力を要するような感じと思ってください。洗脳というか思い込みというか、まあ、なかなか、そういう方は、抜け出せないようです。

 

最近は、クレンジングや洗顔フォーム、ふき取り化粧水など、患者さんがピーリングと思っていない商品にまで、(ある程度のなにかしら効果的なものを出さないと商品が売れないので)、何の表示もなく、勝手にピーリング剤(あるいは、類似したもの)が入っていることがあり、知らず知らずのうちに、毎日使って、お肌がボロボロになっている方が大勢いらっしゃいます。

 

一昔前は、ピーリングというと、売れた時代があったんですが、今は、「ピーリングは怖い」と思っていらっしゃる方もいて、表示することで、売れない場合もあるのでメーカー側は、黙って、混ぜてたりするんです。

例えば、市販の美白剤やアンチエイジングの化粧品。

市販のものは、クリニック専用の化粧品でも、医薬品でもありませんから、本当に効果の出るものは混ぜられないんです。成分であったり、濃度であったり、効かせるわけにいきませんからね。(効く、ということは、必ずなにかしら副作用があるので、一般でもし売ったりすると、トラブルだらけで、クレーム続出になる可能性もあるわけです。)

効くようには、なかなか作れないので、その分、ピーリングの成分を混ぜて、お肌の角質を取って、少しでも明るく見せようとしたり、浸透力を高めようと思ったり、と、そういう商品が混ざってくるわけです。全部が全部に、ピーリング成分が混ざっているわけではありませんが、ホントに注意しないと、自分が困るだけなんですよね~。

これは、エステで買う化粧品もそうです。

 

10年間、エステの高額な化粧品を使っていらっしゃった患者さんが、お金をすごい使っているのに、どんどん肌がひどくなる、と、うちに来られたんですが、お肌は、全くツヤもなく、土色とおかしな赤みが混ざっていて、まだら感もすごく目立って、顔中肝斑が出ていて、キメは全くなく、ひどい状態でした。

これは、絶対ピーリングのやりすぎと、過度の摩擦・刺激が原因と思い、何かきつい化粧品を使っていないか聞いても、エステのいいヤツを使っているから、化粧品は絶対大丈夫!と患者さんは自信を持っておっしゃったんですが、絶対おかしい!と思って、その化粧品を持ってきてもらうと、クレンジング洗顔フォームに、ピーリング剤が入っていて、しかも、そのエステで、クレンジングで、10分間マッサージするように言われていて、10年間毎日、朝晩2回、10分それでマッサージしていたそうです!!

。。。なんと恐ろしいことでしょう!

もちろん、すぐに止めてもらって、化粧品は返品されました。(開封分は返品してもらえなかったそうで、ひどい話です。そもそもの元凶は、このエステなのに。返品できなった分は、カカトに使うように申し上げました。ものすごい高い化粧品ですからね、捨てるのはもったいないですよね。だって返品してくれないんだから。

(消費者センターに言えば、もう少しなんとかなったかも。この患者さんは、相談されませんでした。)

 

ただでさえ、クレンジングなんて、合成洗剤と同じ、と思っておいたほうがいいのに、それで肌がボロボロに加えて、さらに、ピーリングを混ぜるなんて!と思います。

 

ちゃんと、「ピーリング」と表示がまだあれば、患者さんによったら、このせいかな?と気づかれるので、救われるんですが、表示がないと(成分表を細かくみないとわからない状況だと)、まさかピーリング剤と思わないので、毎日使っちゃうわけです。ひどい話です。

 

お肌の調子の悪い方、みなさん、全員、クレンジングは止めていただきます。

のべつまくなし、ピーリング剤・スクラブ洗顔をしていた方にも、絶対止めていただきます。

止めないなら、うちで、肌荒れの治療は、しません。お断わりします。

だって、一番の悪化原因を止めない限り、ジェネシスやろうが、イオン導入しようが、いい化粧品や薬を使おうが、よくなるわけがありません。

 

まず、止めてもらって、その間に、お肌を元気に、健康に戻していって、それから、です。

キレイになろうと思ったら、まず、お肌は健康でないと!

 

今の季節、ほとんどの方が、鼻の毛穴の汚れ・つまりなど気にされますし、ニキビも増えやすくなり、どんどん気になるかもしれません。

せっかくピーリングをしようと思っても、健康でない肌に、ピーリングは絶対にやってはいけません。

よけいに、バリア機能を破壊して、傷口に塩どころか洗剤を塗りつけるようなものです。

こうなると、もう毒でしかありません。

治療として使うものは、使い方を間違えれば、毒にもなるわけです。

 

どのピーリングをするのかは、お肌の状態や目的によっても違いますし、状況により、やる間隔も違うわけです。

でも、一番弱いのをやろうにも、お肌がボロボロだと、やりたくてもやれないんです。

 

ピーリング系なんて、どんなに弱いものでも、毎日するべきではないと思います。

ものすごい脂性の方なら、できるかもしれませんが、まあ、大人の女性で、そうそうできる人はいません。

本人が問題ない、と思っているだけで、実は、肌はボロボロできめもなく、慢性乾燥状態なので、「乾燥している」ことに気づいていないだけだったりします。

(自分で、脂性と思っていても、実は、乾燥肌で、そのせいで、脂が出ているだけ、という、いわゆる混合肌のことが多く、真正の脂性ってやっぱり大人の女性では、そうそういません。)

ホントの脂性の人であれば、ピーリングのレベルによったら、毎日できるかもしれませんし、、脂もそのおかげで多少減るとは思いますが、肌のバリア機能は、確実に破壊して、キメはどんどん荒らしていって、余計に脂が出てくる最悪の悪循環にはまるか、アトピーのようなガサガサの肌に着々と進んでいくか、どちらかになることがほとんどです。

ちょっとずつ変わっていくから、本人は気づかない場合が多いんですよね。急に変われば、気づきやすいんですけどね。

 

せっかく、ピーリングして毛穴掃除しようと思っても、アチャ~の肌だと、いつまでたっても、毛穴掃除できませんよ。

 

どうせね、クリニックで、サリチル酸マクロゴールをやったところで、もう次の瞬間から、皮脂は出てくるし、垢は毎日掃き出しているわけです。

毎日毎日、出しているんです。

部屋や家の掃除と違って、毛穴そうだけは、毎日マメにやるのではなく、たまの大掃除、で、私はいいと思います。

クレンジングもピーリングもそうですが、汚れやごみだけを取ってくれるわけではないんですよね。

体に必要な、大事な成分も、全部持ってってしまっているかもしれません。

少なくと、汚れ以外の、大事なものを持ち去っているのは、確かなんです。

だって、ピーリングしなくても、洗顔後、お肌、つっぱるでしょ?

つっぱる、ということは、なにか、取っちゃったんですよ。大事なもの。

取っていなかったから、洗顔後、残っているような感じはすることがあっても、突っ張ることはありません。

 

そりゃ、汚れなんて、取れるにこしたことはないと思いますよ。汚れだけ取れるならね。

そうはいかないんですよ~。

汚れを取るために、どれだけの犠牲を払っていますか?ということをわかっておかないと、キレイなお肌にはなりません。

 

今まで、スクラブやきついクレンジング、ピーリングを、しょっちゅう、やっていた方に、そういうことを一切、止めてもうらうと、いろんなものがお肌に残ってきます。

ピーリングも止めさせるので、そのせいで、ニキビが一時的に増えることもあるかもしれないし、毛穴の角栓が、よけい気になることもあるでしょう。

無添加せっけん(純石けん)だけで顔を洗い始めた患者さんから、「毛穴から、ピョンピョン、白い角栓みたいなのが、洗顔後飛び出しているのが、とても気になる」と、ご相談を受けることが、非常~に多いです、この季節。

「どうしたら、いいですか?」と聞かれます。

 

答えは、「ほっておく」です。あるいは、「気にしない」です。

もともと、気にしている人に、「気にするな」とは、無茶な話ですが、とりあえず、元気で健康な肌に戻るまで、そこはじっと我慢しないと、また、ピーリング・クレンジング三昧の、ボロボロのお肌に戻るだけです。

こういうとこ、麻薬や覚せい剤の中毒と同じですね。

禁断症状ってやつですね。

 

洗顔後に、飛び出してきてる、ということは、体がちゃんと外に出そうと、追い出してくれてるわけです。

飛び出てこなかったら、毛穴のところで、溜まってしまっていたわけで、溜まったら、それは困るでしょう?

根っこのところが引っかかっているから、くっついているんでしょうね。

その上から化粧して、そのあと気づいたら、自然になくなっていますから(自然に取れていますから)、ほっておくに限ります。

「気にしない」といことです。

「気にする」限り、ず~っと、見ててしまうわけですから、無くなるまで、いてもたってもいられなくなるし、いらんことしたくなりますしね。時間も無駄だし、精神衛生上、とても悪いです。

半身浴とかして、毛穴を開かせて、鼻をちょっと指でつまんで、出てきた皮脂を、ちょこっと取る、くらいなら、それほど悪いとは思いませんが、ず~っと何度もつまみ過ぎる方や、終いには、爪で、毛穴を挟んで絞り出す方がいらっしゃいます。

ニキビとかつぶしだすのと同じですね。

気が付いたら、鼻は真っ赤っかで、下手すると、赤みは取れなくなります。内出血起こして、赤紫色にまでなることもあります。

赤鼻になっちゃいますよ。

(治すのにお金と時間が、またまたかかってしまうわけです。。)

 

「ためしてガッテン!」の毛穴特集(ガッテンのHPで、以前の特集も確認できますから、興味のある方はご覧ください。)でも、いらんことせんように、って、言ってはったでしょう?いらんことをすることで、余計目立ってしまうわけです。お肌、傷めますからね。

 

目立たせないコツは、健康で元気なお肌!です。

優しく、お肌を愛護的に扱ってあげる、ということが大切です。

過保護にする必要はありませんが、いじめることなく、優しくしてあげないと、お肌の機嫌は悪くなって、立ち直れなくなりますよ。

で、元気になったら、時々、ホントのピーリングができるわけです。

 

ちゃんとピーリングをしたい方は、いつでも、やりたい時にできるように、普段からお肌をいじめることなく、元気に健康にしておいてください。

そしたら、その方のお肌や毛穴の汚れ具合によって、ピーリングの種類もよりどりみどりですから。

そのほうがいいと思いませんか?

 

いくら説明しても、やめないといけないクレンジング(全員の方に止めさせているわけではありませんが、止めないといけない方の場合です)、止めないといけないピーリングやスクラブ剤を、止めない患者さんが時々います。

新興宗教から抜け出させるのに、家族はものすごい大変です。

でも、そのクレンジング・ピーリング・スクラブの信者である患者さんの家族では、私はないわけです。

普段の外来で説得するにしても、30分も1時間もかけて、説明しているわけで、それでもわからない(止めない)なら、申し訳ありあせんが、これ以上の時間を私は割いてまで、その新興宗教から救い出そうとは思いません。24時間、監視するわけにいきませんからね。だって、本人がやりたいんですから。

うちのクリニックで売らなかったり、させなかったとして、いくらでも他で手に入るわけで、患者さん自身が、止めない限り、無理なんです。

「それなら、もう、うちでは診ません。」「止めない限り、絶対キレイな肌にはなりませんよ。」(こういう時は、「絶対」と言う言葉を使わせていただきます)とまで言ったら、そこで初めて、(半分嫌々)止める方もいらっしゃいます。(結果、良くなるから、良かったんですけどね。)

それで、他院に行かれるのか、もう来ない方もいらっしゃいます。

考え方の完全に違う方まで、説得するつもりはないので、そういう方は、ピーリングは誰にでもなんでもしますよ~、というクリニックは、山ほどありますから、そういう方は、そういうところに行かれてください。

 

このままではいけない、と思って、なんとかしないと!と思っておられる方は、抜け出すお手伝いはさせていただきます。

でも、まだ信仰心バリバリの状態で来られた場合、説得は私にはできませんから、すべての治療はお断りしています。

お金をいただいても、キレイになる手助けができませんからね。

その辺のところ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

美容医療をされたことがない方も、人生で一度くらい、注射をしたことってありますよね。

予防接種だったり、子供の時にしたツベルクリン反応も注射ですし、健康診断で実施される採血も注射です。針を刺しますね。

具合が悪い時にされる病気のための注射や点滴であったり、さまざまです。

 

針の太さの数字を聞いて、具体的にどうこう、とわかるのは、医療関係者でないと、なかなか難しいと思いますが、

数字が大きくなればなるほど、細いことを意味します。

数字の後に、「G」マークが付きます。

これは、多分世界共通でしょうか。(日本・アメリカ・ヨーロッパが一緒だからと言って、世界共通とはならないかもしれませんが。。。そこまでの知識はありません、スミマセン。。)

 

例えば、献血に行って、血をいただく時は、いただく血液の細胞をキズつけないために、太目で採取されます。これは、普通16G(16ゲージと言います)だったかと。18Gの場合もあるかも。血管の細い人の場合、18Gではなく、20Gだったか、う~ん、忘れました。

病院で、手術される時、研修医の時、全身麻酔だと、より太い針で、点滴をするように教わりました。

万が一の時(大量出血で、緊急に点滴・輸血しないといけないとか、)、針が太いと、一度に速く、たくさん入れられるからです。細い針だと、たくさんいれようにも、なかなか入っていきません。

18Gを入れて、怒られることはありませんが、最低でも20Gを入れないと怒られます。23Gを入れようもんなら、入れ直しは、よほどのことがないとさせられませんが、(でも、出血が予想され、輸血を予定している時は、全身麻酔がかかってから、麻酔科の先生が、もう1本、太い針で、血管に針を刺されてました。ルート確保といいます。)

怒られますね~。ヘタクソ!と叱られます。ナースからも舐められます。

太い針を刺して、血管確保できることで、医者として一人前、みたいなところが研修医時代がありますね。

 

病院で、採血される時は、21Gだったかな、その辺だと思います。

でも、人間ドックとかの採血で、ちょっといい病院とかは、女性で細い血管の場合、23Gを使ってくれます。

(針の値段が高くなったりするわけです。針の値段だけでなく、ホントは太目の針のほうが、血液のいろんな成分を傷めないので、より正確に採血結果が出るのは確かです。

人間ドッグや検診センターの場合、採決は、ベテランの方がされているので(ヘタクソだと仕事になりませんからね)、めったに失敗することはありませんが、やはり女性に多いんですが、血管が細かったり、見えにくかったり、そういう場合、23Gでしてくださることがあり、これは失敗を、よりさけるということもありますが、相手が痛く感じにくいようにという配慮も大きいかもしれません。検診の場合、自費ですからね。客商売というか、採血で失敗が多いと、もう来てくれなくなりますからね。ちょっといい病院は、すぐに針を変えられますね。

(去年行った人間ドッグの病院は、女性専用フロアがあるような、至れりつくせりの病院でビックリしたんですが、私の血管を見て、

(私、細くて(血管がね)、見えにくいんです(血管がね)。たまに、ベテランの方でも失敗されることがあるので、もう手の甲でもいいですよ、と言うこともあります。)

すぐに、23Gに変えられました。秘かに、スゴイ!と思いました。教育が行き届いています。いい病院というのは、ホントに教育が行き届いているので、いいですよね~。)

 

病院の点滴とかは、21Gくらいだったかな。(病院にもよります。)

保険診療の場合、細い高い針を使っても、針台の請求はできないんです。どんな針を使おうと、料金は同じなんです。だから、安い針(太目の針)を使ったりするわけです。

安いと言っても、質が悪いのではなく、経費削減のため、最初から針がセットになっている採血セットとか点滴セットがあって、それには、細い針って付いていないんです。

細い針を使おうと思えば、付属していた針を捨てて(他の人に使うわけにいきませんから)、新しく細い針を使う、という二重にコストがかかることをしないといけないので、保険診療では、あまりしないと思います。

(人間ドッグも経費削減メインの病院は、あまりそういうことはされないかなと。。。)

 

糖尿病で、自己注射(太ももとかに、自分でインスリンを注射する)は、多分26Gです。

形成外科・皮膚科で、顔の手術をする場合、最初に局所麻酔をしますが、その針は、23Gを使います。

細い針を使ってあげてるよ~、という感じです。大学とか普通の病院にいたら、23Gって、むっちゃ細く感じます。

 

子供の場合、忘れちゃいましたが、23Gよりもっと細い、25Gとか27Gとか、大学病院に30Gって、あったかな。。私は、麻酔科研修で、手術室に半年いましたが、子供の手術でも27Gが最高だったかも。。。スミマセン、覚えてません。大人からしたら、やっぱり考えられない細さでした。

 

ところが、自費治療となると、痛みもそうですが、針跡が問題になるわけです。

病院で、点滴や採血した時に、肘のところに、針跡、見えることないですか?

そりゃ、消えますが、最低でもその日は、赤くなったり、針穴と同じ大きさのかさぶたみたいなのが、しかも顔に付いたりしたら、患者さんもイヤですよね。

顔に刺すのは、普通30Gで、ヒアルロン酸の大き目の粒で、27Gとか、25Gとか、レディエッセで、27Gです。

もうね、普通の病院にいたら、考えられない細さなんです。

26Gなんて、30Gを見慣れちゃうと、「こんなの、美容で、顔に刺したら、イカンだろ~。」と思っちゃいます。

 

だから、30Gで、充分やん?と思ってました。

だって、30Gで、それほど針跡が汚いと(私は)あまり思ったことがないし、注射して、若干の腫れや内出血が出るのは、運もありますが、仕方ないことだと思ってます。

腫れ・内出血は針の大きさだけで決まるものでもないので、やり方が悪ければ、極細を使おうが、出ますし、どんなに配慮しても、出てしまうことも、もちろんありますから。

 

数年前に、より細い針(32Gとか33Gとか)が発売されるようになって、一部のクリニックで使われてました。(この時は、まだもっと値段が高かったです。)

ところが、ヒアルロン酸注入で、針が細すぎて、血管の中に入ってしまい、血管塞栓を起こすという事例が、いくつか学会とかでも報告され、私自身は経験ありませんが、そういうことをしたドクターというのは聞いたことがありました。

法令線にヒアルロン酸を入れたそうですが、鼻の血管が詰まって、小鼻に栄養がいかなくなって、小鼻が腐ってしまったそうで。。。(人づてなので、詳細はわかりません。)

ただ、この時は、30G使用で、極細針は使われていなかったそうなんですが、対処方法として、あまり細い針は使わないように(皮下に入れる場合だと思いますが)、ということがありました。30Gでは、まあ、大丈夫、という見解でした。

学会でも30Gよりも細い針を使う場合の、注意喚起の発表があったように記憶しています。

 

でも、この数年で、また医療は進化して、極細針の需要も高くなり(それに合わせて、値段もちょっと下がってきました)、注意喚起のせいか、それほど問題が増えることもなく、使用するクリニックが増えてきました。

 

私も、あまり細い針は、ちょっと何かあったら、コワいな、と思い込んでいて、(そういうところには、元々使いませんが)、わずかな痛みよりも、安全第一かな、と思っていたし、そのために、お金をわざわざ患者さんからただかなくても、と考えてました。

 

今年は、いろいろ注射関係のセミナーや発表を聴く機会が多かったんですが、そんな時に、極細針だと腫れ・内出血が少ない写真を見る機会もあり、特に、ワキボトックスは、少しでも痛くないほうが、そりゃいいに決まってますから、極細針、やっぱりありかも、と思い、今回導入しました。

 

どこに、どんなことをするのか、で、使う針の細さと本数が違います。(たいてい、1本でいけることが多いですが。)

ワキボトックスだけでなく、顔の浅い小さいシワとか、腫れ・内出血の気になるところ、痛みに敏感な方は、試す価値はあると思います。

 

ただ、極細針は、刺される瞬間の痛みはマシでも、薬が入ってきて、皮膚を広げる時の痛み(これも、かなりマシだとは思いますが)や、薬自体がしみる、というのは、どうしようもないので、ご了承ください。

 

細い針は、よく詰まりやすいんですが、今回の針は、ニプロ(だったかな?)とかの一流メーカーに、オーダーで作ってもらった針だそうで、まだ詰まりにくいと思います。

でも、シワとかにワキとか、何度も刺してると、針のキレが悪くなるので、どんどん針は変えているんです。(キレが悪いと、患者さんも痛いし、私も刺しにくいので。刺しにくいから、余計また痛い、みたいな。)

今まで、30Gの時は、ワキボトックスで、最低4本、両脇で使います。場合により、もっと使います。

4本全部、極細にするのか、麻酔がちょっと効いてくるまで、最初のほうだけ、極細を使うのか、そこは患者さん次第です。(お金かかりますからね。)

ホントは、全員の方に、無料でおつけするべきですが、元々、うちは、ヒアルロン酸もボトックスも、それほど高い料金設定にしていませんので、高価な針まで無料でつけると、利益が無くなってしまうので、ご了承ください。

気になる方は、カウンセ時に、ご相談ください。

 

 

「エレクトロポーション」ってご存知ですか?

電気の力を使って、注射ではなく、いろんな薬剤をお肌の奥に入れていく方法です。

時々、患者さんから聞かれたり、やっていますか?と問い合わせがあるので、触れておきます。

(ちなみに、うちでは、やっていません。)

 

化粧品とかは、いくらたたこうが、パッティングしようが、すりこもうが、奥になんて入っていきません。

よく、「奥まで浸透」なんて、宣伝文句に書いてあっても、よ~く見たら、すっごい小さな字で、「角質層まで」とか書き足してあります。

あたかも、もっと奥に入って、コラーゲン配合の化粧品なら、そのおかけで、シワのところを奥から埋めてくれるかのような、絵や表現の仕方になっていますが、はっきり言って、誇大広告ですから、おかしな広告で騙されたのなら、ジャロ(公共広告機構)に通報しましょう。

 

「イオン導入」というのをご存知でしょうか。

これも昔からある電気の力を借りて、お肌の奥に、いろんな薬剤を届かせるための施術です。

エステでもやっていますし、家庭用も最近発売されていますね。

ブログでもたびたび書いていますが、イオン導入で大切なのは、何を入れるか(自分のやりたいことの目的にあっているか、お肌の状況にもマッチしているか)、どうやるか、です。

もちろん、クリニックの場合は、医療機関でないと、手に入らない薬剤があるので、そこが、一般のエステと家庭用との違いです。

エステも家庭用のも、器械としては、悪くないと思いますが、正しいやり方で、されていないことが圧倒的に多いので(これは、クリニックでもです)、正しいやり方でなんでもやらないと、たかがイオン導入でも火傷したり、顔中キズだらけになったり、肝斑になったり、真っ赤っかになったり、とトラブル続出で、キレイになるどころか、お肌は反ってひどくなるので、それで、私は、患者さんに、やるな、と勧めていません。

 

イオン導入というのは、何か薬剤をお肌の奥に入れる元祖であり、シンプルでいいんですが、電気の力もそれほど強いものではなく、器械も割と単純なものですから、導入できるものも限られてきますし、導入できる量も限られるわけです。

 

そこで、次に注目されたのが、超音波導入です。

超音波の力を借りて、もっと分子の大きいモノを、お肌の奥に入れていこう、という方法です。

ヒアルロン酸であったり、コラーゲンであったり、とかです。

(イオン導入で、エステで、ヒアルロン酸やコラーゲン導入、なんて、宣伝しているのがありますが、入るわけないので、全くのウソっぱちです。皮膚の上に乗っかっているだけなので、手で塗るのと変わりませんから、お金を払ってやる意味はないです。

家庭用でも、それ専用の美容液で、ヒアルロン酸やコラーゲン、という美容液があったら、これも入るわけないので、返金してもらってください。エステもウソなんですから、コースを買っていたら、返金してください。意味ないです。

(消費者法改正で、やっていない分は、返金できますから、返金してほしいなら、エステが潰れる前に、早くいいましょう。エステの計画倒産は、よくある話です。もめたら、すぐに、消費者センターに相談してください。無料で相談にのってくれます。)

 

さて、話が飛びましたが、超音波導入ですね。

超音波導入の場合、お肌にちゃんと密着(接触)させて、ある程度、押さないといけないので、肝斑(肝斑以外の方にも)の患者さんに、お肌をマッサージするな(あらゆる摩擦と刺激を止めるように)、と散々言っていますから、超音波導入と言いつつ、クリニックでお肌を押してどうするねん、と思いました。

まあ、ちゃんとした専用のゼリーを使いますから、押す、とは言っても、摩擦がそれほどでるわけではありませんが(やり方にもよりますよ)、どうしても気になりました。

クリニックで、たまの1回、超音波でマッサージしたからって、いきなり肝斑になったり、悪化したりするわけではありませんが、そこまで気に病みながらやって、どこまでの効果が出るのか、ということを考えると、まあ、私は、そこまでしてやらなくてもいいんじゃない?と思いました。

 

開業時、イオン導入器を買わないといけなかったんですが、たいていの医療用が超音波がついているものが多くて、少し探しました。いいものがなかなか見つからなかったので、もう超音波付きにしようかと悩みましたが、値段も全然違ってくるし、ということで、イオン導入だけの機械を見つけて、購入しました。

(実は、その後から、いろいろあったことを知ったんですが。。。)

 

で、これは2年以上前の話です。

それより以前からも、エレクトロポーションの機器は発売されており、脂肪溶解注射(リポメソセラピー)が、注射で痛いから、このエレクトロポーションで入れたら痛くない、ということで、やっているクリニックもありましたが、あまりヒットしませんでしたね。。。。

そりゃ、注射で入れるのは確実です。深さも量も。

電気の力と言っても、業者が、発売のために、いろいろデーターを出してきたとしても、実際、患者さんのお肌(や脂肪に)にどれだけ入っているのか、って、直には確認できないですものね。しかも、脂肪溶解注射となると、脂肪の深さですから、かなり難しい。注射で入れる量ほどには、入っていないのか、入っていても、やっぱり注射を使わないといけないのか、その辺はわかりませんが、これは、ホントにヒットしませんでしたね。

 

でも、顔(の皮膚)に、エレクトロポーションで、いろんな薬剤を入れる、というのは、以前からいろんなクリニックがやっています。

開発メーカー側も、いろんな機械をさらに開発して、もっと効果を上げようと、いろいろ進んできてるんでしょうか。進んできてるんでしょう。

(すみません、あまり興味がなかったので、どこのなんていう機械がいいのか、とか、どういう機械がいいのか、までは知りません。)

 

受けられる感覚としては、医療というより、エステっぽいかな。イオン導入とか超ん音波導入と同じで。

お手軽に、本当に、お肌に、いろいろな成分を届かせる、という施術です。

ただ、これも、たいていが、押すんですよね~。押しながら、マッサージするように、円を描くように、回しながら、導入していくはず。(そうでない機械もあるかもしれません。)

それもまた、私は、ちょっと引っかかりまして。。。。

 

また、割と、1回の施術にいいお値段を取られることも多くて、そうなってくると、私は、ジェネシスでいいんじゃないの?と単純に思ってしまいます。

安めの値段で、エステ感覚で、「チリも積もれば山となる」で、(イオン導入もそうですが)、ず~っと、こまめにやっていれば、なにかしら効果は見えてくると思います。

(敵的な効果はないですよ。長い時間かけての、その効果の差に、気づかない方も、もちろんいらっしゃいます。なんとなくいい、良くなっていると思う、という感覚と思ってください。)

やはり、そういうことをされる方の目的は、美肌であったり、美白であったり、アンチエイジングであったり、根本的な目的は、それで、特殊な薬剤を入れたい、ということであっても、どうして、その薬剤を入れたいのか、と突き詰めていくと、美白・美肌・アンチエイジングのどれかに、なると思います。

私のように、マッサージなど、すべてのお肌への摩擦・刺激を一切やめてください、と言っているクリニックは少なく、患者さんは、おうちでもなんか摩擦を加えていて、そのうえ、クリニックでも、皮膚を押すのか~、と思うと、ちょっと私は引いてしまいました。

これだけ、患者さんには、徹底して、摩擦・刺激を止めるように、散々申し上げているにも関わらず、すっかり忘れて、エステでマッサージを受けたり、自分でマッサージやパッティングを止めていない方が時々いて、あ~あ~、と思います。。

患者さんの治療がそれだけ遅れるだけなんですけどね。。。(遅れるということは、余分にお金と時間がかかるわけです。

先日も、肝斑の患者さんが、やっと落ちついてきて、肝斑セットから、ジェネシスに変えて、通っておられる方が、韓国で、石膏パックをして、真っ赤になり、皮が一皮めくれたそうです。。あちゃ~。。なんで、あれほど言っても、忘れるかな。。

まあ、その方は、早く肝斑を良くしたい!頑張ります!とカウンセ後に言っておられたのに、肝斑セット3回目が終わるまで、パッティングやこすることを止めなかった方です。

どれだけ、言っても、話を聞いていない方は聞いていないので、そのたびに、毎回言うことになります。

悪気は、全くないんですが(だから、またやるわけなんですが。。。)、良くなるのに、ホントに、余分にお金と時間を使われるだけなんですよね。。。ホントに。。

 

各クリニックによって、値段設定もいろいろですし、扱っている機種や入れる薬剤もそれぞれでしょうが、それなら、化粧品やスキンケアを頑張るのと、ちゃんと効果を期待するなら、光・レーザー治療のほうが早くて確実なんじゃない?と私は思うので、うちでは、当分、メニューに加えることはありません。

なにかしら、導入するのが好きな方っていらっしゃいます。

一つの施術として、それ自体は、チリも積もれば、で悪くはないです。

何を入れたい時に、レーザーでは無理ですからね。

イオン導入くらいでいいやん、と思いますが、もっと他のものをいれたいなら、やはりエレクトロポーションでしょう。

まあ、患者さんがどうしていきたいのか、何をしたいのか(というより、何が気になるのか)、それ次第です。

患者さんの選択肢が多いことはいいことなので、(いろんな考え方の方がいらっしゃいますから。)、そういうことに興味のある方は、取扱いクリニックにお問い合わせください。

(ちなみに、他院で、エレクトロポーションをやりながら、うちのクリニックでレーザーだけやりたい、とかはすべてお断りしております。

同じエレクトロポーションに限らず、うちで顔を触る以上、他院・エステとの、顔の施術の併用・同時進行は止めていただいています。よそで、何をされているのか、全くわかりませんからね。何が邪魔するのか、悪化するのか、管理できませんので。

施術毎にクリニックを変える、という患者さんは、うちでは、一切の施術をお断りしますので、どうぞご了承ください。

(違う場所なら、構いませんけどね。うちで、顔、他院で、体とか。)