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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今日は、梅田で、キュテラ社のユーザーズミーティングがあり、行ってきました。

うちのタイタンやライムライト、ジェネシス、アキュチップ、プロウェーブ、全てキュテラ社の機械です。

XEOという、機械があり、これを一台買うと、バージョンアップをしていくことができて、ハンドピースをいろいろ変えれば、いろんなことができるんです。

最初に購入するお金は、結構しますが、一台でほとんど全部済んじゃうし、場所も取らないし、しかも機械自体がとても優秀、というところが、おススメです。

このXEOが欲しかったから、開業した、と言ったら言い過ぎですが、それくらいここの機械は気に入っています。

初めて、このXEOを知った時、これ、家に欲しい!と思いましたから。

 

さて、キュテラからは、今続々と新しい機械が発売されていて、他社の機械よりも、一工夫あったりと、技術の素晴らしさを感じますね。

著名な先生方が、みなさん学会発表をしてくださるので、自分の診療にも役立ちますし、持っていない機械のことでも、大変勉強になります。

 

今日は、湘南鎌倉総合病院の形成外科の山下先生のご講演もありました。

山下先生は、いつもご自分の発表以外に、ちょっとした雑談というか、ちょっとした一言をおっしゃるんですが、それがまた大変タメになったりするので、とてもありがたいです。

今日のタメになる一言は、

まず、ゲルマニウムローラーです。

今、大変流行して、バカ売れしているコロコロローラーですが、2009年に、科学的根拠なし、と証明されているそうです。ゲルマニウムを飲んで、死亡事故もあります。と。

そういえば、そんな事件、ありましたよね。

私は、うちの肝斑の患者さん全員と、顔の光・レーザー治療をされている患者さん全員に申し上げていますが、あのローラーは、一切止めてください、と言っています。

特に、肝斑の患者さんで、そういういらんことを止めない方は、うちでの治療をお断りしています。

よくなるわけがない、と私は思っているからです。

(今日の、他の先生方のご発表でもありましたが、肝斑の患者さんから、やはり刺激を無くす、ということの重要性を科学的に、発表されていました。)

 

次に、韓国コスメで流行っている、カタツムリエキスですが。。。

(私は、去年、ソウルに行った時、ロッテ免税店でもらったカタツムリパック、まだ使っていません。。。よくなるとは思っていないので。)

この成分について、山下先生は、

「人の鼻汁(ハナミズのことです)、痰、胃液と同じ成分ですね。」とバッサリ!

爽快です~。

未知の成分なので、アレルギーに注意とおっしゃってました。

。。。ハナミズと同じ、と聞いて、やりたい人、いますか?私は、早速、捨てることにしました。どうせ、やりませんからね。さっさと捨てておくんだった。。。

 

次に、またまた韓国コスメのヘビ毒です。

神経を麻痺させるから、ボトックスみたいに効いて、シワがなくなる!みたいに、宣伝されていますよね~。

ンなわけ、ないやんっ!とツッコみまくりの商品ですが、基本、たかが化粧品ですからね。そんなもの、塗って、筋肉止まっていたら、どれほどの毒やねんっ!怖くて、使えませんよ~。指についたら、指の筋肉、止まってしまって、動かなくなるじゃないですか!

ヘビ毒クリーム、いくら塗ったって、そんなことにはならないでしょ?

塗っただけで、そんなに影響が出るって、青酸カリくらいしか、私は思いつきませんね~。(ちなみに、青酸カリの浸透がいいわけではなく、ごく微量で、致死量に達するから、皮膚から塗るだけで、エライことになるんだと思います。)

ホントに、バカバカしいものが、商品として売られるんだな~と思っていましたが、山下先生曰く、「ヘビ毒は、神経毒ではなく、出血毒なので、シワには効きません。」とこれまたバッサリ!

そして、これも未知の成分なので、アレルギーに注意、とのことです。

 

マスコミが一番悪いんですけどね、効く!効く!みたいに、TVや雑誌で言うから。

そういうことを、ちゃんと報道しろ!と思いますね~。

韓国コスメって、IKKOさんもかなり宣伝してますから、IKKOさんも、そういうことに加担しているわけですが、流行みたいにしかけちゃうわけですが。。。。

私自身、今流行っている韓国コスメ(いわゆるチープだったり、極端に効果をうたっている商品のことです)は、一切信用していません。

韓国にもホントにいい化粧品て、あるとは思いますが、あんな安い値段ではないと思いますよ。

韓国でも、いいものって、日本とりは、ちょっとは安いですが、いいものはいいお値段してますもの。

 

さて、話が飛びました。

新しい機械の発表をいろいろ聴いていると、欲しくなってくるのが困ったところです。

(これが、メーカー側の戦略ですが。。。)

 

今日、一番楽しみにしていたのが、クリニカタナカのタナカ先生のタイタンを始めとした、キュテラの機器のご発表です。

いや~。最高でした。やっぱり、田中先生、最高っ!!濃いキャラと言えば濃いかもしれませんが、魅了される患者さんも多いのではないでしょうか。

形成外科学会では、ジェネシスの発表をされていて、ジェネシスの良さを改めて認識させていただいたんですが、今回は、タイタンも、アキュチップもプロウェーブも(もちろんライムライトも)、やっぱり良い機械だな~、と、ちょっと感動ものでした。

田中先生は、タイタンだけも、たくさん医学論文を発表されていて、数あるシワ・タルミ系の機器で、ここまで論文で、効果を実証されている機器はないそうです。

医学的に、シワ・タルミの改善に有効である、と証拠を出しておられるわけです。(これって、この業界の機器としては、ホントにスゴイことなんです。)

むちゃくちゃ、論文を書いておられました。スゴイっ!!

 

その中で、いろいろタイタンの良さを教えてくださったわけですが、知らないことがありました

なんと、タイタンは、エラ張りに効くそうで、田中先生は、顔にボトックスを使われるのがお嫌いで、エラ張りは、タイタンを勧められるそうです。若返りもできて、一石二鳥だから。

その原理は、タイタンは、「過剰な筋肉の収縮を緩和させることができる」そうです。

素晴らしいっ!!もちもち感もでて、表面が滑らかになって、血行もよくなり、コラーゲン以外の繊維も増えて、その他いろいろいいことづくめです。

私も、今後も、自身を持って、今まで以上に、患者さんにタイタンを進めることができます。

田中先生、ありがとうございます。

 

それから、またまた実感したことですが、肝斑治療の、レーザートーニングは、今までにも何度も書いていますが、本当に、ちゃんとしたところでないと、副作用バンバン出ますよ。

今日、発表されていた先生方であれば、トーニングをされたい方は、いいと思いますが、ただの金儲け主義のところで受けるのは、ホントにアウト!です。

この「ちゃんとしたところ」を選ぶのが、患者さんからしたら、ちょっと見分けはできないかもしれませんが。。。

まあ、最低でも、「皮膚科」あるいは、「形成外科」のクリニックで受けましょう。(自称のところもありますけどね。。)

広告をバンバンしているところも、まあ、おかしいかも。

(まともなクリニックって、あんまり、広告してませんからね。絶対とは言いませんが。。。広告しているまともなところって、今、ちょっと思いつかないです。。)

それ以外で、見分けるポイント。。。う~ん、難しいですね。。

診察とカウンセをいくつか回ってみて、それぞれ比較するくらいしか、患者さんからはわからないかな。。。

「この先生に、副作用を起こされたのなら、仕方ない。」と思えるクリニックでしてもらう、というのは一番大事ですね。

もちろん、副作用(あるいは、欠点)の説明が全くない、というのは、どう考えてもおかしいです。

副作用がほとんど起こらない、ということは、効きが悪いので、回数が必要、という欠点があったり、効果が出るまで時間がかかる、という欠点があったり、なんにでも二面性というのがありますから、いいことしか言わない、というのは、やっぱり金儲け主義と思っていいでしょう。

まあ、多々ある美容クリニックで、まともなほうが圧倒的に少ない、と思ってください。

よく患者さんともいいますが、チェーン店はダメですよ。フランチャイズもね。

病気でいく大病院でも、チェーン店やフランチャイズはないでしょう?

京大病院や府立医大みたいな大病院はありますが、京大病院のチェーン店が全国展開してる、なんて、ないですよね?

ひとつか二つくらいの分院くらいは、大学病院とか大きな病院でありますが、その程度でしょう。

大病院に有名なドクターがいても、その先生は一人しかいませんからね、チェーン店にするなんて、できないわけです。そんなことして、質を保てるわけ、ないんですよ。

工場で大量生産する洋服とか食べ物とか薬品じゃないんだから。

そこが、医療業界と、他の業種との、決定的な違いですね。

それぞれの先生でキャラも違うし、考え方も違います。医者が100人いたら、100通りの治療法があるわけです。何が正解とかではなく、どれが自分に合うのか、です。

合う先生を探す、万が一なにかあっても、許せる先生を選ぶ(もちろん、医者側も、責任を持って、アフターケアをする、ということが大前提ですが)、という、気持ちで、治療を受ける(お金を払う)のが、ちょっとしたトラブル回避でしょうか。。

地元や学会で、いくら有名でも、自分との相性が悪かったら、どうしようもないので、実際は、診察にいくしかないんですけどね。

あやしい大手悪徳美容クリニック以外であれば、診察・カウンセに行ったからと言って、拉致されるわけでなし、気楽に、診察に行かれたらいいと思いますよ。行ってみないと、わかりませんしね。

(あやしいところは、ホントに拉致まがいの囲み営業がありますからね。エステの安い広告にのせられて行っちゃった方は、囲み営業がどれほどストレスか、ご存知でしょう。)

先日のセミナーのお話です。

 

今、美容クリニックで、「成長因子」というものを追加して、より効果が出そうとする治療法があります。

クリニックによって、何を(どの商品を)使っているのかはわかりませんが、いろいろトラブルの多い治療です。

「成長因子」ってすっごい簡単に言うと、いろんな栄養素も入っているんでしょうが、たくさん増殖させる成分と思っていただいたら、いいかと思います。

例えば、PRPとかヒアルロン酸とか、皮膚に注射するものとかに混ぜて入れて、コラーゲンを増やすのを刺激しますよ、みたいに、宣伝されていることがあるかと思います。

あるいは、ダーマローラー(コロコロローラーに、剣山みたいに針がたくさんついていると思ってください)で、皮膚に穴をあけて、そこに、「成長因子」を塗りこんで、コラーゲンをもっとたくさん増やしますよ、という感じです。

話だけ聞いていると、混ぜてほしくなるかと思いますが、そんな魔法みたいに都合よくいかなくて、増えすぎたら、困るわけです。

「成長因子」に、「ここまでで、止まってね♡」とお願いできるわけでもなく、勝手にどんどん増えてしまうことがあります。

少なくて済んだら、ラッキーでしょうし、ちょうどいいところで止まれば、もっとラッキーでしょうが、そんなうまくいくのかな。。。というのが、私の今までの考えでした。

(これは、正解!です。)

 

皮膚科・形成外科で使用する、「フィブラストスプレー®」という薬剤があてt、深い潰瘍(皮膚がえぐれちゃっているんです)や褥瘡(床ずれのことです)の治療に使う、すっごい高い薬です。

これも、「成長因子」で、スプレーすると、血管を増やして、コラーゲンを作ってる細胞とか増やして、「肉芽組織」というものを増やして、それがコラーゲンとかに変わっていって、表皮細胞も増やすので、どんどん深い傷を治していく、というものです。

床ずれとかひどい火傷とかの治療では、発売された時は画期的で、床ずれの治療に、大変役に立ちました。

でも、もちろん、全員の方に、絶対うまくいくわけでもないし、反応が悪いこともあれば(悪くなるような条件が重なったりして)、反って盛り上がりすぎて、どうしようか、みたいな場合もあったと思います。

週1回とかしか皮膚科受診ができない病院で、それ以外の日を病棟の看護師さんが代わりにスプレーしていて、盛り上がってきても、止めなくて、続けてやって盛り上がってしまったということもありました。

(止めたけど、盛り上がるのが止まらないこともあります。反応が良すぎてしまうわけです。

床ずれとか火傷で、盛り上がってきてくれたのは、確かに嬉しい誤算かもしれませんが(まだ、キズを塞ぎやすくなるので)、例えば、美容医療で、盛り上がったら困るでしょう。

 

ダーマローラーが美容医療に登場した時に、フィブラストスプレーまいたら、コラーゲン増えていいんじゃない?と考えましたが、反応が止まらなくなると、そこだけケロイドみたいに、赤く盛り上がってしまいますから、エライことになります。

ダーマローラーだと、たくさん顔に穴をあけますから、それ全部、赤く盛り上がったら、大変です。

自分の顔で実験するのはイヤだし、患者さんにいきなり試すわけにはいかないし、と私自身は、使ったことはありません。

 

でも、皮膚科医・形成外科医の考えることは似ていて、やっぱりっそういうことをされているドクターがいて、学会で、ちょこっと、「いいですよ。問題ないです。副作用ないです。」と言われたのを聴いたことがあり、「へえ~、副作用ないんだ。。」と思ってました。

(それでも、自分でやる自信は、ありませんでしたが。。。。)

 

私が以前勤めていたクリニックでも、注入系で「成長因子」と追加する(その分値段が上がる)なんかの治療がありました。

私は、その内容成分が疑問だったので、患者さんには勧めたことはなかったので、直接使ったことはありません。

他の先生で、使用していた人はいました。

私が休みの日にあったらしいんですが、その「成長因子」を注射している途中で、いきなりショック状態に患者さんがなり、大変だったらしいです。

注射で気分が悪くなる、とかいうレベルではなく、完全に、アナフィラキシー、という、血圧低下・意識不明のショック状態なので、ホントに命に関わります。

(ハチとかに刺されたり、そばやピーナッツアレルギーの、症状の強いアレルギーみたいなものと思っていただければ)

どうも、その「成長因子」の中に混じっているタンパク質に反応して、アレルギー反応が強烈に起こったようです。

韓国製でした。

(絶対、韓国製の薬剤がダメ、というわけではありませんが、薬剤(というか、商品)によったら、アメリカ製の方法が生成度合がいいので、不純物が少ないので、アレルギー反応が出にくかったり、ということもあるので、薬剤を使う場合、注意が必要で、ちゃんと信頼できるメーカーのものか、ということも大切です。)

結局、しばらくしてから、アメリカ製のに変更されてましたが、私は使ったことがありません。

 

「成長因子」という、言葉のイメージ自体が一人歩きして、成分自体は、医療で使うもの自体は、悪くないと思いますが、(モノによりますが)使い方によったら、ホントにえげつないことになる、という印象です。

 

セミナーは、注入系のお話でしたが、いろんな注入剤に、この「成長因子」を混ぜて、注射しているクリニックもあり、宮田先生も石川先生も、お二人とも使われないそうです。

特に、宮田先生は、他院で、成長因子を入れられて、そこが赤く盛り上がったりして、完全に肉芽状態です。そういう治らない患者さんの治療もされていらっしゃいます。

もちろん、完全に、なかったかのように治すことはできません。

でも、そういう被害者の方が、札幌から沖縄の方まで、日本中から来られるそうで、ものすごくそういう患者さんが多いそうです。

 

とあるクリニックが、この「成長因子」を使って、、バンバン治療をされているらしく、また、「全く問題ないです」と言い切られるそうで、患者さんが肉芽の状態になって診察に行っても、「問題ない」と追い返すそうで。。。。

 

美容医療は、大半の治療が厚生労働省の認可を受けていないものです。

各個人のドクターが、自分の判断と責任において、いろいろな治療をやるわけです。

まだ発展途上の治療もあるし、先行してよかった治療もあるし、それは確かに、現時点だけをもって、いいか悪いのか判断するのは難しいんですが、自分でやった治療で、副作用が出て、実際に、消えないのであれば、それに対しての治療まで考えてやらないと、そりゃ、ダメですよね。

で、この「成長因子」による、肉芽、勝手には消えないと思います。

それを手術するドクターがいるそうですが、(宮田先生は、レーザーを使っておられたはずです)手術して刺激すると、また「成長因子」が刺激されて、すぐにそこから盛り上がってきて、ダメだそうです。(これは、他のドクターがおっしゃってました。)

 

自分でやったことに、責任を持てないドクターが、どんどん被害者を作り出す、と言うホントにエライことです。

 

「成長因子」にも、いろんな種類があるし、クリニックによって、使い方もいろいろですから、全部が絶対悪いわけではないかと思いますが。。。(私は、今のところ、使いませんけどね。)、「成長因子」を使った治療を、今、お考えの方、慎重に、ね。

ネットで調べるだけでも、やってるクリニックが、そう多くない(いや、多いのか?)でしょうし、やっているクリニックのHPとか、比べてみると、わかりやすいと思いますが、いいことばっかり書いてあるクリニックのは、おかしいです。止めておきましょう。

 

最近は、化粧品やエステでも使ったりされていますが、宮田先生もおっしゃってましたが、「成長因子」の類似品であって、害はないでしょうが、効果も期待できないでしょう、とおっしゃってました。

私もそう思います。

医薬品ではないので、エステとか、どこから仕入れているの?どこの誰が、その「成長因子」を作っているの?どうやって?と、常々疑問です。

エステ商品のカタログとか見てたら、いい加減に、適当にいいことばっかり(これが一般のお客さん相手の広告なら、完全に違法だと思うんですが。。。)書いてあって、あやしさ満点です。

根拠もなにもなく、また成分自体もよくわからない、という。。。

エステや化粧品は、所詮、皮膚の表面に塗るだけですから、どうせ吸入もしないし、高いお金を出した意味はないと、私は思います。

医療用をエステで、使えるわけないですからね。

効果を望まれるのであれば、リスクもそれなりにあるし、それは、完全に、「医療」の分野ですから、エステでは無理です。当たり前です。

 

先日のセミナーで得た情報を書く予定でしたが、先にヒアルロン酸の料金改定のお知らせをいたします。

 

もともと、うちは、光・レーザー治療がメインで、ボトックスやヒアルロン酸・レディエッセは、あくまでおまけというか、光・レーザー治療だけでは限界があるので、あくまで足すために、取り扱っているものです。

美容外科なんかだと、最近手術の需要はめっきり減っていますから、注入系ばかり、それだけで、勧められるでしょうけど、私は、皮膚科医だし、光・レーザー治療を愛しているので、それありき、というスタンスです。

だから、患者さんのお悩みが、光・レーザーでは解決できないのであれば、理解された上で、お気軽に追加していただきやすいように、注入系の料金を設定しています。

他院と同じくらいの価格にすると、光・レーザーを定期的にやって、そのうえ、注射を足すとなると、結構なお値段になります。

そりゃ、セレブな方はいいでしょうが、もう少しお気軽にできる価格でも、私はいいんじゃないかと思っていて、(その分、うちの儲けが減るわけですが。。)格安クリニックみたいな値段では、完全な流れ作業で、結果も品質もロクなことがありませんから、あそこまで下げるつもりはありませんが、うちの注射系に関しては、なるべく足しやすいように配慮しました。

 

時々、ボトックスにしても、「韓国製ですか?」と聞かれたり(ボトックスビスタ®といって、アメリカのアラガン社のヤツで、トップブランドのものです。日本の厚生労働省が、唯一国内で、使用していい、と見た目た薬剤なので、これ以上安全なものはないかと思います。)、ヒアルロン酸やレディエッセにしても、Q-MED社のレスチレンやテオシアルを扱っていますし、レディエッセは、正規代理店から購入しているものです。(原価が高いわけです。)

使うなら、安全なものをご提供したいわけで、自信を持って、お勧めできるものだけを使ってます。

 

ボトックスは、最初に計算を間違えたせいもありますが、注射系で、あまり儲けようと思っていなくて、光・レーザー治療の効果を手助けするのに、お役に立てれば、という感じなので、赤字まではいきませんが、注射をやったからと言って、手間暇とかけてる時間のことを思えば、それほどの儲けは出ません。

まあ、それでも、患者さんが喜んでくださるし、それで追加もしていただければ、おひとり当たりの単価も上がるわけで、うちも損はしませんから、いいかな、というくらいにしか思っていないんです。

 

でも、だからといって、光・レーザー治療をしていない患者さんが、うちで、注射系をやったらいけないわけではなく、ややこしいので、お値段も同じそのままにしていました。

 

ただ、他院と比べると、やはりうちの注射系は、安めで、値段の安いクリニックを探していた人からしたら、うちの方針とか、関係なく、値段だけを見て、来られる人がたまにいらっしゃいます。

値段以外にも、ちゃんとHP、見たら?と思います。

だって、わざわざ来ても、適応がないと、私、絶対にやりませんから。

 

医学的に安全で、まあ、好みの差かな、というくらいであれば、やりますが、美意識がちょっとおかしい、という場合、医学的に安全かもしれませんが、やりません。

まあ、その美意識も、好みの差と言えば、好みでしょうが、あんまりおかしかったら、その顔で、他院とかに行った時に、どこでしたの?となったら、私の美意識と医師としての常識を疑われますからね。そんなのに、私を巻き込まないでください。

おかしな美意識で、注入すると、「あのクリニック、金さえ払えば、何でもするねんな~。」となりますからね。

そういうことは、したくないですね。

 

たまに見かけませんか?

TVに出ている女優さんやモデルさんでも、やりすぎて、おかしな不自然な人。

最近は、素人さんでも増えてきましたね。

まあ、本人は、それで満足されているわけですよ。誰に迷惑かえてるわけでなし。。

でも、見せられた他の人は、不快感は残りませんか?

美しいものは、いくらでも見たいですが、不協和音のような見た目って、見てて気持ちのいいものではありませんよね。

そういうのにはね、関わりたくないわけです。

 

値段が安いと、美容医療フリークというか、やりだして、止まらなくなった人が混じってきます。

値段が高いと、そんなしょっちゅうできるわけではありませんから、おかしくなるほど、続けるって、そうそうできません。

安いと、お気軽に続けられるので、歯止めのきかなくなった人が確率的に増えてきます。

そういう人が来ても、適応がありませんから、(少なくとも、わたしは、そう思います。)、うちに来たところで、やりません。

お断りするだけです。

お互い、時間も無駄ですよね。

適応がないと、説明したところで、こういう人は聞きませんからね、人の話。他の提案にも、一切、耳を貸しません。

注射の亡者ですね~。

こういう人には、遠回しに言っても、通じませんから、はっきり、「やりません。」とお断りします。

だから、カウンセは、すぐに終わっちゃいます。

でも、電話で、処置まで、できるなら、したい、と言うから、処置枠まで、押さえていたわけです。

そのために、他のレーザー治療したかった患者さんを、予約の枠がないとお断わりしているわけですから、結果何をしているのか、わかりません。

 

電話で、希望されても、適応がないとやりませんよ、と全員の方に言ってますが、こういう人は、まさか自分が断られるわけがない、適応あるに決まってるやん!と思って来られるので、言っても無駄なようです。

そんなこと、私のブログやHPを見ていたら、わかりそうなものなんですけどね。。。見て、来られてるんですかね。。?

 

それで、そういう人を減らすには、もう値段を上げるしかありませんね。

それで、上げることにしました。

それでも、まだ他院よりは、安めかな。。。まあ、いいでしょう。

本来の目的である、光・レーザー治療をされている方が、注入をされるのは、従来通りの値段です。

「価格が安いから」という理由で、うちに注射しにくる方を、減らそうと思います。

ボトックスも安いんですが、ボトックスは、今のところ、理解ある患者さんばかりで、困っていませんから、とりあえず、このままです。

レディエッセは、安いと言っても、お金として見たら、高いですからね。このままでいいかと。。

 

光・レーザーで、治療されてる方には、なんの影響もありませんから、ご心配なく。

 

絶対やりたい、と言うのであれば、宣伝とかしている美容クリニックに行けば、いくらでもやってくるんだから、そういうところい行けばいいのに、と思いますが。。それくらい、うちは安かったですかね。。反省です。

お金をいくら出されても、やらないものはやりません。

 

 

 

もう、7月になっちゃいましたね~。

さっき、セミナーから帰ってきたところです。

セミナーの内容は、やはり濃かったですね~。石川先生は、見事にリバウンドされましたね。いつもニコニコ笑っておられて、とってもお茶目な感じで、ご講演もそういう感じで、とってもお話はおもしろく、またタメになるので、石川先生のご講演は、いつも楽しみです。

宮田先生のご講演は、いつも理路整然とされていて、学術的で、しかもわかりやすく、エビデンスのあること、ないことをはっきり教えてくださるので、とてもありがたいです。

お二人の実技まで、今日はあり、とても勉強になりました。宮田先生の曲芸まで見せていただけて、素晴らしかったです。

 

さて、以前から若く見せるには、顔のラインを、Vにする、というのが言われていて、ホホはボリュームアップして、アゴはシャープに、というのが、いわゆる理想なんですね。

今日は、あらゆる注入系の内容でしたが、アゴの注入を改めて大事だな~、と思いました。

特に、フェイスラインのタルミやもたつきが気になってきた場合、アゴにちょっとレディエッセとかを入れて、形を整えると、顔のラインをVラインにシャープに、より見せることができます。

アゴの注入って、実は秘かに人気で、アゴは鼻と同じくらい、リピーターが多いです。

さりげなく、キレイに、美人っぽく、お姉さんぽくなるというか。。

レディエッセが余ったりしたら、私からも、アゴに入れてみますか?とご提案することはありますが、余ってもいないし、患者さんから言われないのに、やれやれ、と勧めることって、あまりありませんが、若々しく、となると、やっぱり大事ですね。

 

今回のキャンペーンは、もうすぐ夏休みということで、去年同様、イベントの増えるこの季節、やっぱり、わりと即効性があって、パア~っと変化があるもの、ということで、注入系メインです。

暑くなり、髪の毛をアップにされることも多いし、フェイスラインをよりスッキリということで、タイタンも組み込みました。

この季節に多い、ワキ汗が気になる方にも、参加していただけるように、注入系のセットのキャンペーンは、ボトックやる場所は、どこでもOKです。(医学的に適応があれば。)

注入系は、若い方から大人の方まで、人気ですしね。

うちの治療の中でも、めずらしく、他力本願の治療になりますから、とりあえず、お手軽に、なにか変えたい方には、うってつけですね。

 

イベント前に、タイタンで引き締めておいて、レディエッセでホホをボリュームアップして、余ったらアゴにも入れて、Vラインを作る、というのは、かなりいいんじゃないでしょうか。

 

私も、以前に、他のドクターから、アゴに少しいれればいいのに、と言われたことがあります。

自分では、横顔は見られないし、また、自分で、自分のアゴにレディエッセを入れるのは、ちょっと怖いな、と思っているので(レディエッセは、深さが大事ですから。結構、アゴには深く入れますからね。)、入れたことはないです。

どっかで、入れてもらおうかな~。ちょっと自分にもやってみたいな~。

 

そして、夏恒例の、毛穴・ニキビのためのキャンペーンです。

グリシルグリシンのセットに、この季節、さすがの私も、ピーリング石けんを進める機会が増えますから、ちょっとしたニキビや毛穴の汚れを取りたい方には、おススメです。

特に、背中や胸にニキビの出る方、かかとやひじのガサガサが気になる方の、ホームケアとしても、お手軽で、ひとつ家にあると便利ですよね。

 

四条通りの商店街は、そろそろ、流れる音楽が、お囃子に変わりましたかね?

まだ、コンチキチンのCDは買っていませんが、月曜には、買いに行きたいな~。(こっそり、院内で、流そうかと。。。)

いよいよ、京都の夏、祇園祭りの季節到来で、ちょっとワクワクです。

 

 

お待たせしました。リデンシティーの話です。

 

少し前の、美容外科学会に話を戻します。

 

美容外科学会のランチョンセミナーの話です。

(ランチョンセミナーとは、ランチ付きのセミナーで、その企業がスポンサーになって、宣伝のために行うようなセミナーのことです。講師のドクターは、その企業とつるんでるわけではないですが、その企業から提供されたもので、施術をして、データーを集めて発表されます。

ある程度、これを患者さんにしてあげれば、いいだろうな、というものを、ドクター側も納得の上で、引き受けられますから、欠点だらけの商品ということは、まずないですが、やはりドクターによったら、正直に、こういうところはいいけど、こういうところはダメ、とはっきり言う方もいらっしゃれば、わりといいことだけ言って、質問が来たら、いうけど、自分からマイナスなことは言わない、というドクターもいらっしゃって、人それぞれです。

 

さて、今回のご講演は、いわきクリニックの岩城先生でしたので、発表内容は、そのまま事実と思って聴いて大丈夫と私は信じております。

 

ヒアルロン酸の注入と言うと、今までは、ボリュームアップ(法令線や鼻やアゴや凹み)で使ったり、シワの溝を浅くするのに使ったり(これも小さなボリュームアップですが。。)というのが、使用目的でした。

今回のリデンシティーというのは、柔らかめのヒアルロン酸に、アミノ酸や抗酸化成分・ビタミン・ミネラル・麻酔薬と混ざっていて、高級化粧品を注射するような感じでしょうか。

何かを直に、(しかもある程度の量を確実に)注入するというのは、注射でしかできませんから、治療方法のひとつとして、新しい治療方法です。

光やレーザーでは、何かを入れる、ということはできませんし、イオン導入や超音波導入・もっと入れてくれるアクシダームなどと比較しても、注射がやはり確実です。

 

ただ、ヒアルロン酸とかと同じで、自分が生み出した成分ではないので、吸収されてしまいます。

また、吸収が早いようです。(1~2週間で減っていってるようです。ちなみに、料金はわかりません。)

柔らかめのヒアルロン酸だとありがちですが。。。

ヒアルロン酸以外の栄養分が、皮膚にいい影響を加えてくれることもあるでしょうし、続けてやっていくと、それなりにいいようでした。

 

一昔前に、「ダーマローラー」というのが流行ったんですが(名前はいろいろです)、コロコロローラーに、剣山みたいに針がビッシリついていて、ハリネズミのようになっています。

それで、お肌をコロコロすると、プスプスと小さな穴が開き、そこに、美容成分を塗ると、穴からお肌に吸収されるという、原始的なシステムです。

注射を顔中にするのって、されるほうも大変ですし、するほうも大変です。

ダーマローラーの針の長さにもよりますが、注射ほど深くは刺さらないので、注射ほどには血が出ません。

(浅目なわけです。)

これはこれで、悪くはないですが、それでも、ニキビみたいな赤みやかさぶた・点状に内出血が出たり、赤みの反応が、人によったら、一種のアレルギーなのか、1か月近く経っても消えなかったり(何を穴に塗るのかによっても、反応は違うでしょうが。)。。。

クリニックによっても、やり方はさまざまで、ひどいところになると、化膿したニキビの膿のところも平気でやって、顔中の皮膚に、膿のばい菌をばらまく、というとんでもないことをするところもあります。

(こういう基本的にやったらダメなことって、普通に皮膚科医や形成外科医なら、当たり前なことなんですが、そんなこともわからず、やっているところもありますから、ナース任せとか、ドクターでも頭悪過ぎとか。。エライことです。)

また、ローラーを本人用に保管していても、衛生面での管理がいい加減だったり、(他人に使い回しは、いくらなんでもやっていないと信じたいですが。。。)、なんでもそうですが、ちゃんとしたところで、美容医療はやりましょうね。

 

ヒアルロン酸以外に、栄養成分がたくさん入っているリデンシティーですが、ダーマローラーとどう違うんですか?という質問が会場からありました。

ダーマローラーでは、ヒアルロン酸は普通入れません。

保湿用の化粧品みたいなのでよければ、入れてるクリニックもあるかもしれませんが、やはりリデンシティーは、シワとか凹み用のボリュームアップのヒアルロン酸ですから、それはダーマローラーでは無理で、注射で、もう少し深いところに入れてやらないといけません。

吸収が早いとは言え、いろいろな成分を入れることができるので、いいと思いますが、私は、できれば注射ってしたくなくて、注射しなくてもいい場合は、できれば注射って、よほどご本人が希望されない限り、注射な~、と思ってしまいます。

岩城先生もおっしゃってましたが、目の下のクマ(適応のあるのとないのがあります)や、ある程度の年齢の方には、いい、とのことです。

若い方だと、あまり効果がわかりにくい、とのことです。

(美容医療全般に言えることですが、ビフォーがいいと、治療したからと言って、20歳に戻せるわけではないので、微妙な差のアフターになります。劇的に変える、って、なかなか若い方の、元がいい場合、難しいと思います。)

微妙な差に気づいて、患者さんは満足されている方も多い、とおっしゃってました。

(気づくか、気づかない、って大事ですよね。)

 

年齢がある程度の方、あるいは、ビフォーがたいがいひどい場合って、変わり甲斐があるといか、アフターって、わかりやすいんですよね。

 

リデンシティーの場合、ちょっとボリュームアップしながら、肌質改善(言い過ぎかな。。?)もできれば、という感じですが、注射あまりしなくても、という考え方の私からすると、肌質改善の場合は、スキンケアやレーザーで、というのが、私のメインの考え方です。

ボリュームアップは、注射でないと無理ですけどね。

 

でも、ご講演を聴いていて、50代以上の方で、たまにうちにも来られるんですが、今まで日焼けを散々していて、光老化がムチャクチャ進んでいて、お肌がボロボロに汚くひどい方って、いらっしゃいます。

もう、そういう方の場合、患者さんも、スキンケア頑張られますが、元がひどすぎるのと、ホントに、おうちで、正しくスキンケアされているのか、疑問の時もありますが、良くなるのに、恐ろしく時間がかかりすぎる方がいらっしゃいます。

紫外線によるダメージがひどすぎるわけです。

そういう人であれば、中から栄養素を入れてあげるって、ありだな、と思って聴いていました。

 

ちなみに、リデンシティーはテオシアルという、ヒアルロン酸のメーカーになります。

老舗で有名な、Q-MED社のレスチレンだと、Vital もしくは、Vital Light というのが、お肌に、同じように、たくさん注射していく、ヒアルロン酸製剤の栄養剤注射になります。

レスチレンのほうには、ヒアルロン酸以外に入っているのは、せいぜい麻酔薬くらいで、抗酸化成分やビタミン・ミネラルは入っていません。

患者さんの好みもあるし、クリニックのドクターによって、好みや考え方もいろいろでしょう。

いろんな栄養素って、大事ですが、それで、思わぬ反応が出る方もいっらっしゃるかもしれませんから、シンプルにやるか、よくばりになるか、人それぞれですね。

 

患者さんが、ちゃんとメリット・デメリットを理解されたうえで、リデンシティーをされるのは、とてもいいと思いますよ。

うちでは、あまり注射系を増やす予定は、今のところないですかね~。なるべく、ダウンタイムのない治療を、というのが、私の理想です。

今後また気が変わるかもしれませんが。。(注射でないと、できないことって、ありますからね。)

注射好きの方は、一度お話を聞きにいかれたら、いかがでしょう。

選択肢が多いにこしたことありませんからね。

 

。。。。そんなわけ、ねーだろ。。

 

一昨日の「ホンマでっか?!TV」で、またしても、あの女の先生の誇張が全国に流れてしまいましたね~。

ああいう、正しかろうが間違っていようが、言い切るおもしろい人、というのを、TVは欲しがっていて、普通のドクターだと、そういうことは言いませんから、おもしろくないわけです。

医学上、言い切れることなんて、ごくわずかな事実だけですから。

誇張して言ったら、聞いた人に誤解を与えてしまいますからね、普通なら考えて言いますよね。

 

この世の中に、食べたことをなかったことにする薬なんて、存在しません。

そんなものが存在すれば、世界仰天ニュースとかで出てくる、欧米のえげつない肥満の人なんて、いなくなるでしょ。

TVで、「なかったことにする薬」と森先生が言うから、一体なんの薬か、と思えば、オーリスタットか、と。。。(うちでは、ゼニカル®という、商品名で取り扱っています。美容クリニックなら、たいていどこもおいているんじゃないでしょうか。。)

欧米では、高脂血症の薬として使われています。もちろん、肥満治療にも使われていますが。

残念ながら、日本では、高脂血症は、もっといい薬がありますから、オーリスタットが、高脂血症で保険と通ることはないかも。。肥満治療としては知りませんが。。今後、通れば、いいですね。

 

でも、そこまで効くのか、という問題です。

 

これ、飲んだって、その時に摂った食事の脂分が約3割ほど、うんちと一緒にでていくだけで、他の7割は、もちろん吸収されているわけですし、炭水化物には全く効きません。

食べたことがなかったことになんて、なるわけないんですよ。

私は、昔からご飯が好きで、焼き肉やとんかつなどの油もの、中華やラーメンなど食べたときには、ゼニカル®を飲んでました。今でも、時々飲みますが。。。

でも、痩せませんでした。昔なら、1か月くらい、飲んだことがありましたけど。。

炭水化物は好きな人には、ほとんどダイエット効果はありません。

脂っこいものばかり食べる方で、炭水化物はあまり。。みたいな人には、脂が3割出てくれるだけでも、カロリーカットにはなるのはなりますが。。。

 

同じ番組の中で、おおたわさんが、「ダイエットは週2日が効果的」みたいなことを言ってました。

毎日1500キロカロリーの食事を摂った場合と、週2日炭水化物をカットした食事をした場合と比較すると、炭水化物を2日カットしたほうが、より痩せた、という論文を言われてたわけです。

だから、週2日のほうが、効率がいい、毎日ダイエットしなくてもいい、という、おおたわさんの理屈です。。。

 

。。。もうね、アチャチャですね。ワヤヤです。

この論文を直接読んでいませんから、はっきりしたことは言えませんが、このダイエット方法、全く食事内容が違うわけです。

1500キロカロリーの食事を、週2日して、それで痩せた、というなら、ダイエットは、週2日でいい、と結論づけられますが、内容が違うでしょ。

これは、週たった2日でも、炭水化物をカットするほうが、1500キロカロリーというきつい食事制限するよりも、効くんだよ、という論文なんだと推測しますが。。

それくらい、今、糖質制限ダイエットの効果が言われているわけです。

抗糖化ですね。

カロリー制限するよりも、糖質制限するほうが、ダイエット効果が高いのは、アンチエイジングをやっている医師からすれば、周知の事実になってきてます。

そんなことも、知らないんでしょうかね。。。

 

以前にも書きましたが、糖質制限食でダイエットして(どこまでの糖質制限するかは、個人の体調や状況によって違います)、脂ものを摂るときは、いい脂を摂って、それでも脂を摂りすぎたときは、オーリスタットを飲む、というのは、とてもいいと思います。

でも、糖質制限してたら、そこまで、脂、脂と気にしなくてもいいような気がしますけどね。

(メガ級に食べる人は、総カロリーも、さらに考えないといけないそうです。)

詳しいことは、江部先生か白澤先生の御本を読まれてください。ちゃんとポイントが書かれていますので。

 

 

TVの話に戻ります。

おおたわさんが言った後に、また、テレンス・リーさんが、それに対してのコメントを言って。。。この人、別にダイエット専門の科学者でもなんでもないし。。。

(まあ、そういう人をもってくることで、番組としては、これは、バラエティなので、間に受けないでくださいね、と抜け道を用意しているつもりなんでしょうが。。。。)

 

ホントは、リデンシティーのことを書くはずが、あまりに、またしても、「ホンマでっか?!」が言い過ぎで、翌日患者さんからも何人か、聞かれましたので、先に書いておきました。

 

先日の美容外科学会のランチョンセミナーでご講演のあった、リデンシティーのことをずっと書こうと思っているんですが、ちょうど、今月号の美STで、目元おヒアルの治療が特集されていたので、さきにちょっと、普通のヒアルロン酸のお話です。

 

目元って、(目の下側の話ですが)、一番皮膚が薄いので、普通のヒアルロン酸を入れると、ボコボコになりやすいんですよね。

1本の線のシワに、ヒアルを入れるだけなら、普通のヒアルロン酸の、粒の小さいヤツを、入れます。

 

こんなことは、美容医療では常識なので、わざわざ患者さんから、この粒でお願いします!なんて言わなくていいです。粒のある程度の好みは、ドクターによって違うかもしれませんが。。。

問題は、粒の大きさやメーカーなどの問題ではなく、ちゃんと診てくれて、処置をしてくれるのかどうか、というクリニック選びです。

診察もそうですが、目元は大変デリケートな場所なので、チャチャッと短時間で終わらせるクリニックでは、処置は勧めません。(自然に、格安クリニックとかは、除外されていきます。薄利多売のクリニックで、時間をかけてもらえるわけがないので。)

 

一番目元(目の下)のご相談で多いのは、やはり凹みですね。

元々、目の下は、骨のないところとの段差で、凹みが多少なりともあります。

骨格とか脂肪のつき方・老化のスピードなどによって、目立ち具合が違います。(それを、どこまで気にするのかも、個人の好みですが。。。)

そういうところに入れるのは、やはりものすごく柔らかいヒアルロン酸でないと、ボコボコが目立ってしまいます。

 

そこで、目元のヒアルロン酸と言えば、「エセリスソフト」です。

これは、もう何年も前から有名で、目元にヒアルロン酸を入れることにこだわっているクリニックでは、当たり前のように使われいます。

最近出たものではないわけです。

(美STでは、なんか、急に出てきた、新医療みたいな感じで取り上げられていたように感じるのは、私だけでしょうか。。)

 

私も、目の下に入れるなら、断然エセリスソフトだと思います。

(うちでは、取り扱っていませんが。。)

もちろん、エセリスでも、数日間は、ちょっと凹凸が出ると思いますよ。

他のヒアルよりも、かなりマシだと思ってください。

ただ、吸収がスゴイ早いと思います。

目の下に入れて、ボコボコになりにくいヒアルは、たいていそうですね。

大体、1か月、よくもって、2か月って感じでしょうか。。。個人差はあると思いますが。。

 

前にも書きましたし、患者さんにもよく申し上げてますが、ボリュームアップをしたかったら、光・レーザ治療では無理なわけです。

やはり、ボリュームの欲しいところに、何かを入れてやらないと。

そうなると、一般的に、ヒアルやレディエッセの注入系になるわけです。(あと、PPPですかね。)

残念ながら、目元にレディエッセは、絶対入れてはいけないので、ヒアルが必然的に選ばれます。

(クリニックnよったら、PPPかな。)

 

私は、基本、ダウンタイムの出る治療って、あんまりやりたくないんですが、やはり注射系でないと、無理な治療というのがあって、そういう意味では、目元の凹み(クマと呼ぶ方もいらっしゃいますね。でも、どんなクマでも、ヒアルがいいわけではないですよ。クマの種類を見極めないと。)も、注射中心でしょうか。。

うちでも、そういう方って、実は結構多くて、でも、あまり勧めていなかったんですけど。美STで特集されるってことは、お悩みの方が多いってことですよね~。

(また、いつものうように、あんまり副作用もなく、むっちゃ簡単みたいに、特集されていましたが、そんな魔法はないので、細心の注意を払っても、内出血や腫れは、出てしまうこともあります。確率は、そう高くないとは思いますが、出てしまった方からしたら、100%で出たわけで、確率もクソもないわけです。

大事な用事の直前には、私は、注射系は勧めません。

特に、シワや凹みにヒアルを入れる場合は、なじんで落ち着くまで、できれば1週間、よくを言えば2週間くらい余裕を持ってされるほうがいいと思います。

 

私も(うちでも)、そろそろ考えないといけないでしょうか。

う~ん。。まあ、患者さんが、ちゃんとデメリットを理解された上で、される分にはいいと思うんですけどね。

次回、リデンシティーの話をしますので、それと合わせて、考えておきます。

この二つ以外のメーカーにも、もちろん目元に使うヒアルはあります。ドクターの好みもあるので、絶対これでないと!と決めつけるのもよくないです。

それぞれに、特徴や使い道が、ちょっとずつ違ったりしますから、どれが一番!となるものではないです。

エセリスが多いのは多いですが。。

前回の続きの、ちょっと補足です。

 

ダイエットの食事については、本屋さんに行けば、たっくさん、本が出てますね。

よく、患者さんからも、どのダイエットがいいんですか?と聞かれますが、そんなの、はっきり言って、わかりません。

人それぞれです。

体質も、日常生活も、食事の好みも違うわけですから。

いろいろ試されて、自分に合ってるものを見つけるしかないわけです。

 

ただ、その際の注意事項です。

 

一体、誰が書いているのか?

医者なのか、管理栄養士なのか、料理研究家なのか、はたまた、なんかわけわからん自称なんとか、みたいな流行の人なのか、ということです。

まずね、私の独断と偏見ですが、わけわからん、流行本は止めておきましょう。

あと、料理研究家(ピンキリですけどね~)のダイエット本も。

その人が管理栄養士の免許をお持ちでしたら、また話は違うと思いますが。。

 

ダイエットは、科学なので、科学的根拠に基づいていないと、痩せません。

しかも、少しでも、効率的に、安全に、健康に、というのであれば、科学の力を借りなければ、効率悪いわ、すぐにリバウンドして、よけい太るを繰り返すわ、と体、ボロボロになるだけです。

楽しむための、料理本であれば、料理研究家や流行の人の料理本を読まれて、楽しまれたらいいと思いますが、それで痩せる!と思っていたら、痩せても、体ボロボロとか、すぐにリバウンド、とか、ホント、ロクなこと、ありません。

そういう人の本って、極端なことも多いんですよね~。

昔ながらの、バランスよく食べる、というのは、確かに正しい食事ですが、それだけで痩せる、というのは、大変なkとは、皆さん、ご経験済みでしょう。

バナナだけ食べる、とか、リンゴだけ食べる、とか、○○ダイエットとか、巻くだけダイエット、とか、そういう、単一の、一見らくちんみたいなことを言っているダイエットって、若い人なら、短期で痩せることは可能ですが、ホントに、えげつないリバウンドが待っています。(あるいは、逆に、全然効かなくて、太るか、体壊すか、生理止まるか。。。)

極端なことをした反動があ必ずやってきます。人間の体は、そうそうごまかせませんからね~。

(生姜を食事に取り入れる、というダイエットはいいと思いますが、生姜だけ食べるのではなく、冷え症改善・血行促進目的で、料理の時に、混ぜていく方法です。

冷え症が多い女性にとっては、とてもいいと思いますが、これだけですぐに痩せる、というのは、ちょっと難しいです。。。時間は、人にもよりますが、かなりかかうんじゃないでしょうか。冷え症が原因で、むくんで太ってるように見えてただけ、という方は、まだ早いほうだと思いますが。。体は健康になると思いますけどね。)

 

まあ、それでも、、若い人は、30代前半までくらいなら、(その時点で、ちょっとぽっちゃりくらいのレベルなら)選ぶダイエットによっては、生理後にやると、2~3キロくらいは、ちょっと頑張れば、痩せられると思います。

ただ、ホントに難しいのは、その維持で、結局リバウンドして、元に戻って、またダイエットして、と繰り返しますが、若いうちはまだいいんですけどね、30代後半~40歳過ぎると、代謝が落ちて、ホントに、同じやり方しても、痩せません。

従来からの王道(正しい食事:従来からのカロリー制限 ダイエットの見本のような、健康的なバランスのよい食事 と運動です。)に戻って、やっていくかですが、これも40歳過ぎると、えらく時間がかかります。また、こういうことができるクセがついていれば、太らないわけで、クセがついていないから、太っちゃったわけで。。。。

そのクセを、40歳過ぎてから、一からつけていく、って、かなり大変ですよね。

 

TVやマスコミが悪いんですが、間違った情報(あるいは、正しい情報を、あまり流さない)が氾濫していて、正しい本を読んだら、目からウロコのことって、結構多いです。

 

管理栄養士さんや医者の場合、まあ、一応、その人なりの、学んできた医学と栄養学をべースに、今までの経験も併せて、ダイエット本を書いておられるんだと思います。

(これも、ピンキリですけどね。あやしい人は、医者であろうと、何であろうと、あやしいです。。。確かに、肩書ではないんですけど。。)

資格がないとダメなのか!と怒らないでください。

資格があると、その専門の業界にいるということなので、その方面の最新の情報が入ってくるわけです。

その最新さや情報量は、やはり、一般の方(料理研究家も含む)では、ちょっと難しいと思います。

ネットで世界中の論文は、誰でも検索しようと思えばできますし、図書館に行けば、閲覧もできると思います。

でも、そういうのって、見れるようになるのって、実は、発見から、かなり時間がかかっているわけです。

一番早いのって、学会発表ですかね、やっぱり。

ホントにスゴイ発見とかなら、学会で、その人も、世間に公表したいでしょう。

どっかから、漏れてしまったら、そのネタ、パクられてしまいますからね~。

まして、今の世の中、ダイエット関係の、ホントにすごい発見となると、企業と共同研究とか、企業に持ち込むとか、かなりのお金も関わってきますし、どういう学会で発表して、その後、どこの医学雑誌に載せるのかで、信頼度(ハクをつけるようなものでしょうか。)も違ってきます。

医学なんて、どんどん進歩しますから、ちょっと前までは当たり前だったことが、いきなり逆になることも、これ、有り得るんですよ~。科学って、スゴイし、ちょっと恐ろしいです。

 

本屋さんには、アピールするのがうまい人って、いますから、大した知識もないのに、結構極端に言い切って、人気になっているドクターの本とかもあるでしょうが、そういうのって、半信半疑にしておかないと。。

(アピールがうまいから、素人の人が読んでも、一見、何がウソで、何がホントかは、内容では、見抜けないのかもしれませんね。私は、あやしいドクターの本は読まないので、実際の中身は知りません。わからないので、お勧めは、もちろんしません。

でも、売れてるようで、本屋さんで、店頭山積みになってることって、今までも、いろんな流行った本で、たくさんありましたね。)

 

私が、ちょっと前にはまっていたダイエットは、伊達友美さん(管理栄養士さんです)の本で、この本を読んで、ダイエットのずっと我慢して、食べたら罪悪感を感じて、でも食べ過ぎて、という悪循環から、救ってくれた本です。

(読まれた方は、ご飯やお肉って、食べていいんだ!と、救われた気がしませんでしたか?食べて罪悪感を感じるって、すっごいストレスでした。

それを救ってくださっただけ、伊達さん、ホントにありがとうございます。)

ただ、私は、食べ過ぎに拍車がかかってしまって、家中の油は、全部いいものに変えましたが、体にいいものをたっくさん食べて、3キロ太ってしまいました。。。

私には、向いていなかった、ということです。

 

ていうか、どの本でもそうですが、その本の中で、書いてあることを守らないと、痩せないのは当たり前で、私は、食べていいなりのルールがあるのに、それを守らず、食べてばかりいたので、太るのは当たり前でした。

 

患者さんでも、スキンケアを指導しても、自己流にアレンジというか、変えてしまう方がいらっしゃいます。

それが正しいほうなら、いいんですが、なぜか間違ったほうに、取り入れる方がいて、なんで???となるわけです(結果、お肌は、いつまでたってもキレイにならないわけです)。

ところどころチョイスしても、全部がつながって、関係していた場合は、抜き出しても意味ないんですよね~。それがわかってないのに、抜き出すから、効くわけないんです。

 

ダイエットだと、やはりチョイスした場合、それが正しい方向なら、痩せていくでしょうが、間違ったほうなら、体を壊したり、全然痩せなかったりしてしまいます。

 

糖質制限ダイエットは、とりあえず白澤先生と江部先生のご本は、私は、いいと思いますし、読んでみる価値は大いにあると思いますが、それ以外のドクターの、糖質制限食は、知りませんので、お勧めもできません。

また、糖質制限食は、やっていい人とダメな人がいます。

「ダイエット」というからには、まず検診でもひっかからない健康な方であれば、おそらく問題ないと思いますが、病気で通院中の方は主治医のドクターと相談(特に、糖尿病の方)しないと、反って、健康被害が起こります。

勝手に、聞きかじって試すのではなく、ホントに糖質制限をされる場合は、必ず、先に、お二人のうちの、どちらかの本を読んでから、されてくださいね。

(腎臓が悪い人は、これは絶対やったらダメです。まあ、腎臓のなんの病気かにもよりますが、とにかく持病をお持ちの方は、主治医の先生と、必ず相談してくださいね。)

 

この糖質制限食にも、基本、すっごい簡単に言うと、炭水化物以外なら、なにを食べてもいいんですが、カロリー制限は必要ありません。

でも、中には、糖質もカロリーも制限しないと、痩せない人もいますので、やはり人それぞれなんですね。

(詳細は、本を読んでください。)

このダイエット方法は、炭水化物が大好きで、炭水化物を食べ過ぎて、そのせいで太っている人のためのダイエットです。

だから、もともと、あまり炭水化物を取らない人がやっても、ダメなことがあります。

 

私は、昔、ゼニカル(食べた食事の、油を出す薬)を、結構飲んでいたことがあり、飲んでる間、ホントに痩せなくて、なんだ~、と思って止めた途端に、体重増えたんですけどね。。。現状維持をしてくれてたようです。。。

まあ、そこまで、油ものばかり取ってたわけじゃなく、ご飯が大好きなので、ゼニカルでは、痩せるところまでいかなかったわけです。

 

自分の食生活と、どうして太ってるのか、その原因を、ちゃんと自分で、客観視できることと、数ある本の中で、ある程度、見極めることができないと、間違った方向にいって、お金と時間がかかって、リバウンドしまくるだけなんですよね~。

自分で、ちゃんと考える力をつけましょう。

 

ようは、うまい話・楽な話はない、ということです。

必ず、何でもメリット・デメリットがあって、その中で、自分に合うものを選べる、という力をつける。

やってみないとわからないことも多いですが、その分にかけた時間とお金は、社旗勉強と思って、前向きに、次に進む!ということでしょうか。

何も考えずに、他力本願で、「いいと言われたから。。。」と流されてたら、どこまでも流れていってしまいますよ~。

 

学会ネタは、また少しお休みして、よく問い合わせのある、ダイエットのお話をしておきます。

 

ちょっと前に、私が新しく始めた、今度こそいい!と自信を持って言えるダイエットが、これなんです!!

 

抗加齢学会という、肌だけでなく、体全体の健康と、いつまでも若々しく元気で、(外見だけでなく、中身もね)という学会があるんですが、毎年、そこで言われているいる、老化を遅らせる方法というのは、決まっています。

①紫外線カット(お日様には、ちゃんと浴びないといけませんよ。老化の気になるところは、日焼け止めを塗り直したり、服で隠したり)

②抗酸化(抗酸化サプリ(たとえば、アスタリール®)を摂ったり、抗酸化美容液(たとえば、アスタリズム®)を塗ったり、とか。もちろん、食生活がまず一番ですけどね。)

その次に来るのが、③抗糖化 です。

簡単に言うと、糖質を控える、ということです。

若い方や、30~40代、50代でも、メタボでもなく、体も健康で、スタイルもいいなら、③の抗糖化を、ものすっごいしなくてもいいと、私は思います。

それよりは、まず、①と②を、ちゃんと守るクセをつけて、(タバコは、ものすごい活性酸素が出て、酸化を進めて、老化を早めるので、タバコを吸っている人は、まずタバコを減らしましょう。止められるなら、止めるのが一番です。)、③の抗糖化は、それからでいいと思うんですよね~。

 

患者さんで、日焼け止めも塗らずに、シミを消すサプリをくれ、とか、体に悪いことたくさんしておきながら、なかったことにするサプリをくれ、とか、本末転倒です。

どうしても、できないから、せめて何かできることだけでも、とわかっていて、できることならやりたい、というなら、まあ、されたらいいですが、お金はいくらあっても足りませんし、かけただけのことは、全く回収できません。それでいいなら、どうぞ。

ただ、シミとかをなかったことにするサプリなんて、そんな都合のいいものはないので、そういう方は、お断りしますが。。

 

さて、この抗糖化、です。

学会では、ここ最近、この話題で持ちきりで、というか、普通に老化を遅らせて、健康に生きていくなら、この抗糖化は避けられない話となっています。

ようは、糖質が、血管を傷つける原因になったり、糖化が進むと、肥満などメタボの原因をかなりつくってしまいますから、糖質を制限していこう、という話なんです。

 

ある程度の年齢が行ったら、太るのはダメ!とずっと言われていて、もう論文で出ているんですが、かろしー制限したおサルさんのほうが、若々しく見た目も中身も元気だったんです。(体型もね)

そして、ダイエットの方法なんですが、カロリー制限食よりも、糖質制限食にしたほうが、これが痩せるんですよね~。これも、ちゃんとしたデーターが出て、もうわかっているんことなんです。

 

昨日、たまたまTVで、白澤卓二先生が、糖質制限食の話をされているのを観て、半信半疑の方がいらっしゃったら、と思い、断言します!

白澤卓二先生のおっしゃることは、TVであっても、信じて大丈夫だと思いますっ!

抗加齢学会でも、必ず講師として、ご講演をされますし、ご本も何冊か判読しましたがいつもとってもタメになり、感謝しております。

どういう食事がいいのか、具体的に書いてある書物が多いので、一般の方でも簡単に、日常生活に取り込めます。

 

糖質制限をしたら、絶対に痩せることはわかっていたんですが、私は、ご飯が大好きで、パンやパスタは、なくても、生きていけますが、ご飯なしで生きていくなんて、もう、考えられないっ!!このダイエットだけは、最後の砦にしよう、と隅っこに追いやっていたんですね。やる気が全くなかったというか。。。

5~6年前に、空腹時に、手が震えて、血糖値が下がっているな~、と自分で感じたら、なにか食べて、ごまかしていたんですが、一度、その時の血糖値を測ったら、120あったんです。。。(正常値は、100ありませんかね。普通は、90台くらいかな。)

。。。120って。。。と、周りで、大笑いされました。

毎回でもないんですが、ごくたま~に、空腹時に、手が震えるような、ヤバい!ヤバい!と自分で、少し前ブレがわかるんですが、120もあったもんだから、「低血糖発作だっ!」と騒ぎ立てたところで、誰も信じてくれません。

(今から考えると、この時点で、ある意味、ヤバいわけです。)

その後も、たま~に、血糖値が下がってるのが自分でもわかるので、砂糖や飴なめたり、ジュースを飲んだり、乗り切ってきました。

ならない日のほうが、圧倒的に多いのは多いんですが。。。

2年前に、久しぶりに、手の震えが来たので、血糖値を測ってみたら、なんと、45!

。。。45って。。。

ちなみに、健康な普通の人は、絶対50はあります。まあ、60以上に保てるようにできてるわけです。人間の体は。できないということは、これ、おかしいんです。

血中の糖分が無くなっても(使っちゃって)、肝臓にたまっている分もありますし、それを使っちゃったとして、体中に脂肪が有り余るほどついてるわけですから、この脂肪から、いくらでも糖新生(糖分を作り出すこと)ができるわけです、普通なら。。だから、ちゃんと食事をしないと、痩せていくわけなんですけどね。貯まる脂肪もなくなるわけなので。

 

ようは、120の時もそうですが、私が食べ過ぎで、血糖値がかなり高いとことで維持されていて、下がってしまったら、120くらいでも、脳が、「低いで!低いで~!なんか食べや~!!」と命令していたわけです。

(いや、命令していたのは、私ですね。)

そして、この45、になるということは、糖新生がうまくできないので、(たまにでしたけどね。)、低血糖になってしまったわけです。

この糖新生がうまくできないということは、これは、ほっておくと、もうダメなわけで、病気です。

完全な食べ過ぎ、ということで。。。

このままだと、私、絶対、メタボどころか、糖尿病になるわ。。。

(しかも、空腹時というのは、ホントはダイエッターにとっては、楽しむべき大切な時間なのに、(脂肪が燃えてくれるから)低血糖になるもんだから、そのたびに、ジュース飲んだり、砂糖食べたりなんて、してたら、痩せるわけないじゃんっ!!と、っちょっと腹立たしかったです。。。。)

危機感はあったものの、健康診断では、糖尿病ではないし、(軽度肥満ではありますが。。)、まあ、まだいいか~、とゆるゆるでした。

 

ところだが、今年のゴールデンウィーク、食っちゃ寝、食っちゃ寝、を繰り返し、ワインとピザと高カロリーな食事が続き、体重は、史上最高を更新してしまい、このままでは、家中の服が着られなくなる!(買い直しにも、お金がかかるわけで。。着られなくなった服も、ごっちゃりあるわけで。。。)と、さすがに、人生で、一番、焦りました。今までで、年齢もいってるわけで、どんどん痩せにくくなるわけです。

そこで、最後の砦である、糖質制限ダイエットに踏み切ったわけです。

ちょうど、本屋さんに行くと、「京都の名医がおしえる「やせる食べ方」ー美食で満腹ダイエット」という、本をみかけました。

著者は、京都の高雄病院の江部康二先生です。

京都に高雄病院という有名な病院があるんですが、(すみません、詳しくは知りません。)、この病院を知ったきっかけも、実は偶然で。。

また、これ、京都に、「菓子職人」http://www.kashishokunin.co.jpという、ケーキ屋さんがあるんですが、なんとこちらは、糖質ゼロのチョコだったり、糖質低めのチーズケーキやお菓子があったりと、ダイエッターには夢のようなお菓子屋さんなんです。

こちらを患者さんから教えていただいて、お店に行ったことはないんですが、いつか行きたいな~、とHPをチェックしていました。

そこに、高雄病院が出てきたんです。糖質制限に取り組んでいる、糖尿病に力を入れておられる病院、ということを知りました。

 

この江部先生のご本は、ホントに目からうろこで!!

私は、今まで、おなかが減ると(血糖値が下がると)、仕事とかして何かに夢中になっている時はいいんですが、仕事が終わって、リラックスしていると、もう、おなか空いたのが我慢できなくて、気が狂ったように、バクバク食べないと(また早食い。。。)気が済まなくて、食べる順番が大事なことはわかっていても、そんな時に、野菜からたべるなんて無理で、一口くらいは食べますが、すぐにご飯とおかずに行ってました。(血糖値を上げるために。。)

 

この江部先生の本では、糖質制限さえすれば、普通の人は、カロリーは、全く気にしなくていいんです。

お肉もお魚も、チーズも、生クリームも、油もの(油の種類は選ばないといけませんよ)も、もちろん野菜も、なんとお酒も!OKなんです。

炭水化物(ご飯、うどん、パスタ、パンなど) じゃがいも かぼちゃ 果物などなど、糖質を制限さえすれば、自由におなかいっぱい食べられるんです!

運動も、必要ではありません、(そりゃ、したほうがいいには決まってますよ。)

晩酌は、ビール・梅酒・カクテル日本酒など糖質の入ったものはダメですが、焼酎・ウィスキー・ブランデーなど、ワインも少々(糖質少な目の。辛口ということです)ならOK!

晩酌しながら、おかずをたくさん食べる、というやり方です。

 

これがね、全然つらくないんですっ!!

(お酒飲まない方は、ちょっとつらいかも。。)

居酒屋が理想的のようです。

パンやパスタを食べなければ、フレンチやイタリアンも、全然OK!

(中華のアンの食べ過ぎは、注意だそうです。あと、和食も、かなりお砂糖を使われるてるそうで。。メニューによりますが。)

どこまでの制限をするのか、スーパーにするのか、スタンダードにするのか、みたいに、細かいことは、本を買って、読まれてください。

いろいろな料理本もでていて、 かなり買っちゃいました。(眺めてたら、ダイエット用の食事とは思えませんよ!だって、とんかつもOKですから!)

 

最初ね、これ、結構、きつめにやったら、2キロちょい痩せました。1週間くらいで。

お昼に、玄米ご飯は食べてますが、それでも痩せました。

その後は、オーレリーもケーキもちょこちょこ食べたし、家でも、ちょこちょこと糖質を食べましたから、一進一退ではありますが、それでも、おなかいっぱい食べてるのに、ちょこっとずつ痩せてるんです。スゴイ!!

 

なにより、糖質をかなり制限していますから、たぶん、血糖値は、そんなに上がらず、ずっと低いまま。。。(低すぎるわけでもなく。多分)

低めの正常値で、ず~っといることに体が慣れたみたいで、今までみたいな、血糖値が下がったら、気が狂ったように食べたくなる、ということも、全くなくなり、

(実は、これ、糖質の中毒症状だったんですね。白澤先生おっしゃるところの。ああ。。。恐ろしい。。)

なんか、普通の健康な人に、やっとなれた、という感じです。

これ以上、痩せていくのには、さらにもっと時間をかけて、糖質制限も注意しないと。

(ちょっと食べ過ぎかな、糖質。。たま~に食べる白ごはんの、おいしいこと!!普通の卵焼きとソーセージと、チリメン山椒とお漬物を食べただけで、むちゃうま!でした。やっぱり、糖質って、すべての料理の、「うまみ」であり、「贅沢なごちそう」なわけなんですね~。)

 

ちょっと安心しました。私は、これで、もう糖尿病には、ならなくて済むんじゃないかな、と。

 

私と同じく、「ご飯大好き!」で、ダイエットなんて無理!と思っていらっしゃる方、一度、江部先生のご本を読まれてください。

糖質制限をどこまでするのか、ランクもあります。いきなり無理はしなくていいんです。

騙されたと思って、やってみてください。

糖質の中毒から、抜け出せたら、それだけでめっけものです。

今まで、痩せてる人が、ちょっと食べたら、「もう、おなかいっぱ~い。」と言うのを聞いて、ずっとウソつけ!と心の中で、ツッコんでいたんですが、自分が糖質制限してみて、やっとこの意味がわかりました。

糖質をちょっと取るとね、すぐに血糖値が上がりますから、おなかが確かに、すぐにいっぱいになったように、感じます。

(脳から、命令が出るわけです。)

これか~。ウソじゃなかったんですね。申し訳ありません。

ホントに、このダイエット法は、アンチエイジングとしてもいいので、痩せてる方は、もっと痩せちゃうので、やらなくていいですが、痩せてない方は、一度、本を読んでみてください。

これは、食いしんぼの方には、受け入れやすいダイエットだと思います。

 

エルビウムヤグレーザーの補足です。

 

葛西先生の、エルビウムヤグレーザーのご講演があったんですが、水ぼうそうの跡の凹みに使っておられました。

その結果が、とてもキレイで、(医師から見たキレイであって、患者さんの思う、全く何もなかった肌、というのとは、違うと思います。)、ダウンタイムがあったとしても、このレーザー、欲しくなってしまいました。

ただ、患者さんは、1~2週間くらい、(大きさにも、状態にもよりますが)ガーゼなり、テープなりで、完全に閉鎖されますから、かなり施術後は、目立つことは覚悟しないといけません。

 

ブラックマヨネーズの吉田さんみたいに、顔中にニキビ跡の凹みがある、というなら、いろいろなきつい治療も考えないといけませんが、水ぼうそうの跡とかは、1個や2個だけ、とかなので、この部分だけどうにかしたい!という方って、実は、多かったりします。

うちの、タイタンやジェネシスは、あくまでアンチエイジングや他の目的で使うもので、ニキビ跡や水ぼうそうの凹みにあてて、ダメではないんですが、効くから、お勧めですよ!と言える治療ではありません。

アンチエイジングや、ニキビ跡の赤み治療のついでに、凹みにもレーザーがあたるし、無駄じゃないから、少しでも効いたらいいよね、というスタンスです。

絶対、ダウンタイムの困る方は、タイタンやジェネシスを続けられればいいと思いますが、凹みへの効果が、目に見えて、ガンガンいくものではないので、美肌治療も兼ねて、メンテナンスだと思っていただかないと、「全然効かない」ということになります。

 

(凹み治療の場合、うちでできることのメリット・デメリット、他院(世の中)には、こんな治療があって、それらのメリット・デメリットを説明して、どうしたいか、患者さんに決めてもらってます。)

 

でも、今は、まだダウンタイムの出る処置は、いいかな~。

確かに、エルビウム、あったら便利だし、患者さんの選択の幅が広がって、患者さんにも(ダウンタイムがOKなら)いいと思いますが、学会に行くと、いろんな機器が欲しくなるんですよね~。

さすがに、トップに、エルビウムはきません。

他にも、欲しい機器はいっぱいあって、次の次の次くらいかな~、という機器と並ぶくらいでしょうか。。。

(こういう機器は、なんでも、高いですからね~。)

 

他のご講演を聴いていて、気になったのが、「マドンナリフト」で、上まぶたのタルミ改善のレーザー治療です。

マドンナがやって、話題になったそうで、You Tubeで、もう見られるそうですよ。

 

フラクショナルCO2レーザーとRFの高周波を、上まぶたに照射するんです。

1日腫れて(直後はかなり腫れるようです。そりゃそうだ)、灼熱感・痛みは1日、3日ほど赤みが続いて、5~7日くらいかさぶたが点状に出るらしいです。なんやかんやで、6日間くらい?

(クリニックによって、設定ややり方が違えば、ダウンタイムも変わると思います。)

今まで、上まぶたのタルミ取りは、手術でないと、なかなかいい結果は出なかったんですが、このレーザーは、スゴイですね!

スゴイ!という、ウワサは聞いていたんですが、やはり学会で、そのご講演を聴くと、実感できるし、そのレーザーが欲しくなりますね。

。。。。でも、思った以上(いや、以下か。)に、ダウンタイムが出ますね。。

 

なんでもそうですが、光・レーザー・RFで、早く、かなりの効果を出そうと思えば、必ずダウンタイムが生じます。

軽い治療ほど、一般的に、ダウンタイムもないですが、効果に限界があります。

どちらを取るか、またどの辺で、妥協(というか、我慢ですかね)するか、ですね。

 

まあ、今はまだエルビウムにしても、このマドンナリフトにしても、欲しいのは欲しいですが、できれば、ダウンタイムのない治療に、まだ私は専念したいかな。。。

自分にとって、かなり必要となれば、そんなこと言っていられず、購入を考えるのかもしれませんが、他にも欲しい機器はたくさんあるので、学会に行くと、困りますよね~。

ダウンタイムのない機器というのも、効果に、ある程度の限界はありますから、いろいろコンビネーションしていく必要があります。

(そうすると、お金かかりますけどね。。)

どう組み合わせていくのか、難しいですね。

 

でも、上まぶたでお悩みの方であれば、一度、マドンナリフト、調べてみてください。

手術は、最終手段でいいと思います。

でも、マドンナリフト、今のところ、東京にしかないかと。。。

もっと簡単に、ダウンタイムなく、と思っておられるなら、うちで、どうぞタイタンを受けてみては?

おでこが引きあがるだけでも、まぶたが多少引きあがります。

ものすごく、まぶたが気になる、という方は、オプションで、目元をさらに追加されると、もっと上がるように、照射させていただきます。

まずは、診察・カウンセリングから。

(腫れぼったいまぶたをスッキリさせるのは、無理ですよ。あくまで、タルミで、上まぶたがちょっと目にかぶってきて、垂れ目みたいに、老けて見える、というのが、適応条件です。

また、マドンナリフトや手術したみたいにはなりませんので、勘違いされませんように。

ただ、ダウンタイムが全く出ませんから、気にされる方が日常のケアとして、される分には、とてもおススメです。)