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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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2回目を観ました。

美容外科が舞台なだけに、あんまりえげつない話は放送できないのかもしれませんね。。。

話がベタ過ぎますね。

 

全く、美容外科とかご存知ない方は、こういう人もいるのか、とか、こういう世界があるのか、と新鮮かもしれませんが、美容医療の世界では、どれもベタな話で、まあ、そんな当たり前な話がドラマになるのか、わざわざドラマにするほどのものなのか、と思ってしまいますが、視聴者は、全く知らない方々を対象にしているのでしょうから、ああいう感じのドラマになってしまうのでしょうか。。

ドラマの舞台の美容外科クリニックは、高額ですが、ちゃんとした技術を持ったドクターが時間をかけて、丁寧に手術をする、という設定ですから、他の細部にしても、それが、倫理的に良いか悪いかは、別として、美容外科クリニックって、ああいうものです。

 

ただ、鼻の手術を全身麻酔でするのか、と私は、ちょっとびっくりしました。

これは考え方次第ですが、全身麻酔のリスクと、局所麻酔だと、患者さんが意識がありますから、手術の間の痛みや刺激に耐えることと、どちらを優先させるか、ですかね。

鼻の骨切りをしなくても、鼻にシリコンを入れるだけにしても、皮膚の下に、シリコンを入れるトンネルを掘らないと、シリコンを入れるスペースがないわけです。

これが、結構、頭が、ガッ!ガッ!と揺らされますし、その前の局所麻酔は、かなり痛いと思います。

(鼻の皮膚って、かなり硬いし、すぐ下は、軟骨と骨があって、もともと隙間のないところですから、そこに麻酔の注射の針を刺して、麻酔液をたくさん入れて、皮膚が広げられるわけです。痛くないわけがありません。

また、鼻は結構出血しますから、麻酔液をたっぷり入れることが多いと思います。局麻の場合。。。

自分にされたことがないので、わかってるわけではありませんが、鼻の手術を見るたびに、患者さんは、ものすごく痛そうでした。。。)

全身麻酔だと、その分の痛みと不快感は、ないわけです。局所麻酔で、患者さんに、ミョーに力が入って、出血量が増えても困るし、途中で、顔を動かされて困りますから、全身麻酔のほうが、術者がちゃんとしやすくはなるので、手術の仕上がりはいいと思います。

だた、全身麻酔のリスクと、別途麻酔代が必要なわけで、かなりの金額を上乗せされると思ったほうがいいです。

 

どんな美容外科手術でもそうですが、料金表に載っている金額は、手術代だけなのか、麻酔代(局麻にしても)は込みなのか、別なのか、血液検査のお金は別途いるのか、アフターケアの薬や再診料は?までまで、調べておかないと、一見、安めに見させておいて、あとから、追加料金を平気で言ってくるクリニックがありますから、気を付けてくださいね。ほとんど詐欺やぼったくりと同じです。

また、逆に、良心的に見せかけた、「うちはすべて込みです」という、格安クリニックも、絶対止めておきましょう。

 

今回のドラマは、豊胸術でしたね。ドラマの中で、手術代は、150万と言っておられましたが、トップクラスの美容外科なら、(特に、東京は美容医療の物価も高いです。)、まあ、そんなものかもしれません。

手術のときに、わざわざ、途中で、上半身を起こして、おっぱいの形をちゃんと確認しておられたでしょう?横になった状態と、座ったりしてる時と、全然違いますからね。一見、みなさんは、そんな確認をするなんて、当たり前やん?と思われるかもしれませんが、これが、当たり前ではないんです。

格安クリニック・悪徳クリニックでは、こんなことはしてくれません。

全身麻酔中に、状態を起こすというのは、ものすごくリスクが高いんです。

私は、研修医の時に、麻酔科研修を半年行かせていただいたので、全身麻酔というものが、どんなものか、麻酔科研修を行っていないドクターよりは知っていると思います。(研修医のときは、形成外科だったので)

麻酔科のドクターも、こういう美容外科で麻酔をかけられるのは、アルバイトでされてるドクターもいますし、そのクリニック専属の、常勤だったり、非常勤だったり、さまざまですが、美容外科の場合は、大半が日帰りだったり、翌日退院だったり、まして、病気ではなくて、健康な方の体に麻酔をかけるので、麻酔で何かあったら、困るわけです。

だから、美容外科の麻酔科医というのは、麻酔科の中でも、うまくないとダメなんですよ~。(格安クリニックだと、麻酔代をケチるので、良い麻酔科医を呼ばなかったり、下手したら、手術する外科医自身が麻酔をかけていたり、と無茶苦茶です。

えげつないところは、麻酔科医を呼ぶのもコストがかかるからイヤ、自分は、まともな研修を受けていないから、全身麻酔はかえられない、という理由で、豊胸術を局所麻酔でやるクリニックもあって、えげつないです。ええ、ホントに。。。ここはね、値段も高いんですよ。手術室(というか、院内に)に、患者さんの叫び声が響き渡るという。。業界では、絶対行ったらダメなクリニックとして、有名ですが、一般の方からすると、わからないんですよね。。。

でも、ホントにわからないんですかね?HPも広告もあやしいし、そこの院長に会ったことはありませんが、きっとカウンセも、かなりあやしいと思うんですけど。。。そんなに、カウンセがうまいんでしょうか。。

HPや広告は、怪しいところは、どこも似たり寄ったりの、どこにでもある、よく広告ですから、一般の方は、美容クリニックというのは、そういうもんだと思っていらっしゃるんでしょうか。。

怪しい広告かどうかが自分で見抜けないなら、家族や友人に聞いて参考にするのもいいですが、やっぱり自分で見抜けなかったら、そういう悪い人たちの餌食になるだけですよ。

 

うちに来られる患者さんは、多くの方が、うちのHPは、「ちゃんと先生の言葉で書いてあって、中身が全然違ったから」と、きちんと他院と比較して、他院の怪しさも見抜いて(美容医療初心者でも)、来られます。

(他院で、エライ目にあって、やっぱりおかしい、と気付かれて、うちにたどり着く方も大勢いらっしゃいます。情報がなかったから、知らずに行ってしまった、というのや、老舗で有名だったから、大丈夫だと思って、お金を払ってしまった、などなど、その方の、ちょっと弱ってる隙間に、うまく入っちゃったんでしょうね~。でも、途中で気付かれて、ホントによかったです。)

 

大半のあやしいクリニックは、HPは業者さん任せで、どうしたらいいか、というのもあまり考えず、テキトーに、よそと似たようなのを作ってもらうんですよね。まず、そういうところは、そういうHPが怪しいとは思っていらっしゃらないんでしょう。そこのドクター自身も、「美容クリニックのHPは、こんなもんでしょ。」と思ってるんだと思います。

開業するときに、ああいう怪しいHPには絶対したくなかったんですよね~。もちろん、怪しい医療も。お金だけ巻き上げるようなことは絶対したくありません。(だから、理解されていない方の治療はお断りします)

HPの原稿は、すべて私が書いて、構成だけ、業者さんにお願いしました。えげつない時間がかかって、寝れない日が何日も続きましたが。。。(なのに、痩せませんでした。。。痩せるかな、と密かに期待していたのに。。。)

 

話が飛びました。

全身麻酔中に、体を起こす話ですが、これは、麻酔科医にとっても、リスクはかなり高いので、そういうことを術中するなら、麻酔代を上乗せされます。オプションですね。より高い麻酔料金になるわけです。

全身麻酔中は、全身の筋肉の力は抜けてるので、首は完全にグラグラです。そりゃ~、ものすごい気を使いますし、麻酔科医にとって、命がけとは言いませんが、緊張を強いられる瞬間なわけです。油断大敵です。

麻酔科医を呼んで、ただでさえ、コストがかかっているのに、その上に、料金上乗せなんて、安っいクリニックが、そんな手間暇するわけないでしょ?

お金は患者さんに、その分払わせるとしても、確認するのに、余分に時間を取るわけです。前後のセッティングの時間に、自分が確認する時間と、いるので、その分、手術時間が長くかかります。

 

何でもそうですが、ちゃんとやってもらおうと思ったら、薄利多売なんて、無理なんです。その方のために、ちゃんと時間を余裕を持って確保する。スタッフもスタンバイさせる、となると、人件費がかなりかかってきますから、高額になるのは当たり前です。

ファストフードと、高級レストランでは、食材も店内の様子も違いますが、接客にしても、その方にかける時間も、全然違うでしょう?いいレストランだと、昼にしても夜にしても、1回転、せいぜい2回転です。相手にできる人数が限られるわけですから、値段がその分、上がるのは、当然で、それだけ時間もかけてもらっているのに、格安となると、どこかで原価代が格安になっていないと、元が取れるわけありません。資本主義の基本ですね。

 

どんな手術でもそうですが、格安クリニックでやるくらいなら、ホントにやらないほうがずっとマシだと思います。特に、豊胸術は、手術で終わりではなく、術後のアフターケアがものすごく大変で、安いから、と気軽にやるものではありません。患者さん側にも、かなりの覚悟がいります。でないと、その後のアフターがおろそかになって、(豊胸術は、術後マッサージが必要なんですが、これがえげつなく痛いらしい。。。覚悟がないから、痛いから、やんないわけです。)、そしたら、ホントにえげつないおっぱいになって、その先に待ってるのは、おそらく、手術で取り出すことになると思います。取り出しても、元のおっぱいではなく、皮膚も形もおかしくなってると思います。時間がたって、ある程度改善することもありますが、全くの元通りにはならないわけです。

手術は、してしまったら、戻せないので、ホントにちゃんとしたところでやらないと、悲惨なことになるだけです。

(ちゃんとしたところは、リスクは、思いつく限り、全部話されます。悪徳クリニックは、副作用を言って、患者さんが止めると言ったら困るので、言わないわけです。カウンセで、ちゃんと判断しましょうね。)

 

このドラマは、東京のヴェリテクリニックが監修に入っていますから、ヴェリテのやり方がメインです。どこのクリニック(悪徳・格安)でもやってくれるわけではないので、(というか、そういうところではまずやらない)誤解されませんように。

 

家のPCが最近ずっと調子悪かったんですが、とうとうリカバリまですることになり、リカバリしたのに、なんかダメそうです。。。根本的なところで、破損してるようです。。修理に出さないといけないみたいで、家の他のPCで今、書いています。

しばらく、ブログの更新は、難しいかもしれません。

PCって、相性というか、当たり外れというか、早めに調子の悪い子って、いたりしますよね。保険はかけてあるので、費用は心配ないと思うんですが、慣れ親しんだPCが、使えないのは、ちょっとさみしい。。。

東芝のダイナブックを使っていたんですが、買う時に、カラフルなVAIO(ずっとVAIOを使っていたので)か、ダイナブックか迷っていたら、ビッグカメラのオニーサンが、東芝は、PCのサポートは、すごく力を入れているから、詳しくない人には安心ですよ、と言っていて、東芝のPCを使ったことがなかったので、その時初めて買いました。

ずっと調子良かったんですが、ここ2週間くらいで、どんどん調子悪くなり、自分なりに調べたりして使ってたんですが、時間ばかり経過して、東芝のサポートセンターに電話しました。

東芝のサポートセンターは、オペレーターの方がたくさんいらしゃるのか、すぐに電話に出てもらえて、いろいろ教えてもらってやりましたが、リカバリしかないかな、となっちゃいました。う~ん、残念。仕方ないです。結構酷使しちゃったのかしら。。あんなに元気だったのに。。

でも、これでダメなら、リカバリと思っていたので、すっきりしたのと、東芝のこのsポートセンターは、買ってから1年以上経っていても、無料で(電話料金はかかったと思いますが)、サポートしていただけるんですね!

(ちなみに、VAIOは1年間でした。普通、1年かと思います。)

これはね、ほんとにありがたかったですね~。また、電話して、修理の相談もしないといけないんですが、修理のサポート体制も万全のようで、ありがたいことです。東芝って、いいんですね~。知りませんでした。

 

さて、今日は、昨日放送された、日本TVの新ドラマ「クレオパトラな女たち」についてです。

たまたま水曜日の昼間、ワイドショーかなんかで、番宣をされていて、美容外科が舞台のドラマと知り、ちょっと観てみようと思いました。

主演の佐藤隆太さんは、大学病院出身の形成外科医で、美容を全くやったことがない、ドクターで、病気でもないのに、体にメスをいれるなんて!というスタンスのドクターです。

父親の借金のために、3年間、美容外科に心を売って、お金を稼ぐという設定で、ドラマの舞台は、美容外科クリニックで、他の出演者も、美容外科医(他は、女医さんです)とナースと受付、という女だらけの職場です。

しばらく観ていて、「これは、どこの美容外科が監修をしているのかな?」と気になりました。

結構ね、真実に近いですね~。(かなり、美容外科をよく言いすぎている気がしますが、舞台が、美容外科クリニックで、美容外科大好きなスタッフが、美容大嫌いの佐藤さんを説得しますから、どうしても、美容外科のいい面を強調してしまいますかね。。)

ドクターの術衣(手術や処置のときに着る白衣、というか服です)が、カラフルだったので、これはもしや、ヴェリテクリニック(銀座の有名美容外科クリニックです。院長の先生も、ときどきTVに出ておられますね。)では。。。。

(このヴェリテクリニック、もちろん、業界では有名で、一気に名が知れましたかね。この銀座院の院長の福田先生でしたかね、福田先生の技量によるところが大きいと聞いたことがあります。本当かどうかは、面識もないので、知りません。

この銀座院がどこにあるかは知らなったんですが、以前に、銀座のピエールマルコリーニに、アイスを食べに行った時に、すぐそばにあったような。。。ここか~!と思ったのを覚えているんですが。。

最後のドラマのテロップで、「ヴェリテクリニック」と福田先生の名前を見つけました。ドンピシャ!でしたね。しょーもないことですが、なんか嬉しかったです。

 

さて、このドラマの中で、このクリニックのスタッフ全員、美容整形している、という設定になっており、ナース役の女優さんは、「私は、鼻とアゴを手術しているんですよ~」というシーンがあったり、患者さん役の女優さんで、目頭切開の抜糸に来られてるシーンがありました。

(目頭切開をしたような目の女優さんを探してきてるということですね。ほんとにやったかどうかではなく。ちなみに、この役柄は、鼻もアゴもさわっていたっけ?クリニックの手術の常連さんという役でした。

よく女優さんたちは、それぞれの役を引き受けられたな~、と少し関心しました。

やってないとしても、誤解を招きやすくなりますよね。

それで、思い出したのが、その目頭切開の抜糸のときに、患者さん役の方が、「もっと大きく切ってもらえばよかったかな~?そしたら、もっと目がおおきくなったのに」というシーンがあり、女医さん役の稲森いずみさんが、「これ以上大きくすると、(目頭を広げて)ここの赤みが見えて、きつい感じに見えるし、これくらいのほうが、日本人らしい丸みがあっていいんですよ」みたいなことをおっしゃってました。

実は、私の目って、目頭、とっても開いているんです。その「きつい」と稲森いずみさんが言った、「赤いの」、完全に見える状態です。。小さい時から、あまり自覚はなかったんですが、目が大きいとよく言われ、デメキンとあだ名をつきました。

この「赤いの」が見えたから、きつく見えるわけではないと思いますし、ようは、顔全体のバランスや雰囲気なんですが、そういう風に言うことで、うまく患者さんを納得させているシーンなのかな、と思いました。

確かに、目頭切開は、やりすぎたら、おかしな顔になりますしね。(なんでもそうですが、ようは、バランスです。)

 

私が、研修医の時(形成外科の)に、たまたま他の女医さんと目頭を比べられ、その子は、完全に蒙古ヒダ(日本人に多い、目頭の皮膚の形です。目頭を覆いかぶさるように下りてくるので、目がその分、小さく見えてしまうのかな。。の目で、比べられことがあります。

でも、普通の形成外科をやっている分には、蒙古ヒダが問題になることもなく、人種での差がありますが、別に病気でも異常でもないので、一般の形成外科では、取り扱いません。

ところが、美容外科では、この蒙古ヒダが問題になるんです。それで、目の大きさや、二重まぶたの手術をするときに、術式や二重の形が変わることがあるんですね~。

専門が変われば、問題になることも変わるわけです。

美容クリニックに勤めていた時に、誰から聞かれたのか忘れましたが、「先生の目は、目頭切開をしたんですか?」と聞かれたことがあり、ああ、そう見えるのか、と改めて思ったことがあります。

 

久しぶりに、目頭切開のことを思い出して、懐かしかったです。

 

さて、このドラマ、今まで、美容外科医がメインのドラマって、なかったですよね。

医療ドラマのわき役とか、脱税のときに悪役(美容外科医がいかに悪く思われているのか、ということでしょうか)、というのではあったでしょうが、ここまで、どっぷり美容外科メインなんて。。日本TVは、すごいですね。。確かに時代の流れですかね。

手術のシーンとかも結構リアルに出ていて、美容医療に興味のある方は、観ていて、とっても興味深いかも。。こんなことするんだ!って。

でも、美容外科を推奨している、とクレームとかは大丈夫なんでしょうか。人ごとながら心配です。

それと、主役の美容外科反対派の佐藤さん役のドクターは、最後は美容外科にどっぷりはまるのか、また大学の形成外科に戻るのか、最終回が私は楽しみです。

形成外科のドクターでも、美容をするのかどうかって、自分の考え方だけでなく、向き不向きもありますからね。

美容外科医として学んだことって、保険診療の形成外科でも、絶対役に立つ経験になるので、形成外科医が専門医を取った後に、美容外科医に研修に行って、また形成外科に戻るって、ないこともないんでしょうけど。。

やっぱり、美容がしたいから、ほとんどのドクターは美容外科に行くんだと思います。

(形成外科医でもないのに、美容外科を適当にやっている、というのは、私が患者なら、あまり手術は受けたくないんです。やっぱり、知識と経験が違うから。

何年経てばいい、というものではありませんが、ある程度、形成外科で一通りの治療ができるようになってから、美容外科をしないと、やっぱりダメでしょう~。

個人の美容外科クリニックの場合は、ほとんど形成外科出身のドクターだと思いますが、手術前には、ご確認ください。

(形成外科医でさえあれば、それでいいのか、というと、そうでもないので、これまた難しいんですが。。。)

格安チェーン美容外科の場合、元内科医とかメスも握ったことがない、ほとんど(皮膚を)縫ったことがない、研修医終わりたて、みたいなのが、ごろごろいますから、そういうところでの手術も私は、勧めません。

(また、こういうところは、医者がころころ変わって、同じ先生に診てもらう、って、なかなかできませんからね。いい加減なもんです。)

 

話がそれましたね。

このドラマ、伽本が大石静さんだったので、おもしろいのでは?私は、とってもおもしろかった(興味深かった、というべきか)です。

毎週観ようと思います。

とくに、手術シーンは、かなり忠実に再現されていて、どこまでが本物の人間を使っているシーンで、どれだけが作り物なのか、わかりませんね。よくできています。

実際、豊胸の手術で、おっぱいに、シリコンバッグを入れて、形を診ているシーンがあり、これはさすがに、本物の人間じゃないよね・・・・?と思っちゃいました。

だって、本物だったら、完全に手術(全身麻酔とかで)中ってことになりますからね。

まあ、でも、ちょっと美容外科をよくいいすぎかな。。あのドラマを観たら、安心して整形を受けたくなる子も増えちゃうんじゃないでしょうか。とくに、若い子は。

ドラマの流れだから仕方ないのかもしれませんが、もっと副作用や術後のトラブルも放送しないといけないし、手術の説明のシーンm、もっと副作用のこと、言わないとね、そんな簡単に済ませたらダメでしょう~。(時間の関係で割愛されましたか。。)これから、そういうシーンも出てくるのかな。。

クリニック内の雰囲気とかスタッフの感じとかは、かなり本物そっくりに監修されてましたね。

あるあるある~、と思っちゃいました。

(スタジオのセットもきれいで、あのロビーや中庭が移る廊下のシーンとか、あれも、ヴェリテクリニックをかしてもらっているんでしょうか。。?それとも、クリニック以外の場所でしょうか?)

まあ、ご興味のある方は、一度ご覧ください。

でも、安易に美容外科に流されたら、いけませんよ。傷跡は、一生消せませんからね。整形に反対するつもりは、ありませんが、よくよく先のことを考えてから、ちゃんとしたところで、されてくださいね。

数年前より、「肝斑にレーザー治療ができる唯一のレーザー!」と話題になった、レーザートーニングですが、私は、ライムライトを使って、もう肝斑治療をしていたので、あまり興味がなく、レーザートーニングなりの副作用というか、経過があまり好きでなく、うちでは取り入れておりません。

 

このレーザートーニングをちゃんとやって、推奨されているドクターというのは、もちろんいらっしゃるわけですが、プレトリートメントをしてからやるとか、そのドクターなりにきちんと考えてやっていらっしゃる方が少なく、どこのクリニックでやっても、同じ効果が得られるわけではないんです。

料理のレシピと同じ、と私はよく言いますが、普通のレストランで、値段の割にまずいことはあっても、食べたからって、おなかを壊したりはしません。(衛生上、問題があるのは除外します)

でも、レーザー治療の場合、調理されるのは、患者さん自身の顔や体のわけで、調理の仕方がまずいということは、副作用が出まくる、ということです。

副作用にしても、あらかじめ聞いていて、起こりますよ。起こりえますよ、と言われていたものや、治療を受けるなら、経過として仕方ないものは、患者さんも、副作用が落ち着くまで、じっと我慢しないといけませんが、やるドクター側の経験・知識不足、あるいは、患者さんに説明の必要性すら感じていない医者もいます。

 

患者さんの中には、わざわざ大阪まで行って(京都から)、適応がないのに、トーニングされて、1クールしてから(かなりお金を使ってから)、効かないから、違う治療をしましょう、とライムライトを勧められ(ライムライトのほうが、もっと高いから)、もうお金がないから、違うクリニックを探して、こちらに来ました、という方がいらっしゃいました。

この方は、そばかすで、肝斑では全くなく(年齢も20代前半です。)、トーニングがしたかったなら、話は別ですが、ご本人はそばかすのために、治療を受けにいったそうです。

そこのクリニックに、ライムライトがあるなら、第一選択として、そばかすの治療は、トーニングではなく、ライムライトだと思うんですが。。。

よそのクリニックから、来られた方で、圧倒的に言われるのが、最初勧められた治療を、1クールして、それで効かないから、と医者に言うと、次に、もっと高いのを勧められた、という経緯があります。

その時のお肌の状態を診ていませんから、絶対にそれおかしい!と言い切ることはできませんが、たいがい、最初に勧められた治療は、「?」というものであったり、前世紀の遺物を言おうか、まだそんな(効かない)ことをやっていますか?という代物で、1クール終わってから勧められる治療が、普通第一選択で使う治療だったりします。

医療としては、あまり効かない治療を、エステ感覚で、値段を安くして、双方の長所と欠点(値段も)を説明した上で、患者さんが、安いからやってみたい、と効かない治療を選ぶ、というのは、アリでしょうが、何の説明もなかった、とみなさん、言われます。。。

それらのクリニックの真意はわかりませんが、話だけ聞いていると、悪徳商法そのもので、そんなあくどいことをやっていますか~?とこちらがびっくりします。

(そういう方全員、ネットの口コミサイトを見て、わざわざ行かれたそうです。口コミサイトも信用できるものもあれば、クリニック側がお金を払って、いいように載せてもらっているサイトもありますし、もちろんサクラもいます。食べログと同じで、慣れてくれば、やらせか、本当かある程度は判断できるようになりますが、わかりづらいこともあります。

受診するきっかけに、サイトを参考にされるのはいいと思いますが、実際にどうか、というのは、医師との相性も、クリニックの雰囲気もありますから、自分で受診して、診察・カウンセを受けてみないとわかりませんね。

(治療も実際は、受けてみないとわかりませんが、わからない状況で、最初から、コースを買うのはやめたほうがいいです。例え、結果的に、少々高くなってしまったとしても、お肌と治療の相性もわからないのに、最初からコースを勧めるクリニックは、私は、どうかな、と思います。

確かに、お金が違いますから、コースのご紹介はされることもありますが、熱心に、受付やドクターがお得感をアピールして、コースを買わせようとするところは、やっぱりおかしいでしょう。))

 

さて、レーザートーニングですが、肝斑やくすみ・炎症後の色素沈着に用いられることが、ほとんどです。それ以外でも使うことはあると思いますが、その場合は、ドクターから何かしら、説明があると思います。

ちゃんとしたクリニックで、そのドクターが信念を持ってされている場合、私は、一つの治療方法だと思いますし、患者さん側も選択肢は多いほうがいいので、いいと思います。

ところが、悪徳クリニックだと、まずロクな説明はないですし、薬を飲ませたり、塗ったり、日焼け止め、というプレトリートメントもいい加減で、(プレトリートメントはいらない、という信念でされているなら、いいんですが。。)、設定も適当で、照射もナースまかせ、コースを買っても、カウンセ以来、一度もドクターを見ていない(一度も診察をしてもらっていない)、という有様で。。

そんなところで、必ず起こるのが、まず悪化です。かえって色が濃くなる、ということです。

色が濃くなったから、もっとパワーを上げましょう、と(勉強不足である証拠です。こんなときは、ものにもよりますが、パワーを上げてはいけません。)勝手に強くされ、その結果、今度は、濃くなったシミの中に、水玉みたいに、白い斑点ができてしまうんです。

(わかっていないのに、強くしたせいで、色が抜けてしまったんですね。。)

ものすっごい、トラブルが多いです。(わかっていないクリニックで受けると)

ホントにひどいところは、トーニング用の機械ではないのに、「トーニング」というと、儲かるから、嘘をついて、使っているところがあって、これは、学会でも、できません、とたびたび発表されています。

私も、理論上、できないと思います。

 

何の美容医療でもそうですが、わかっていない、悪質な医者が適当に、たくさん患者さんに治療することによって、大量の副作用を発生させ、その結果、その治療自体が効かない、みたいに言われてしまうことがあり、根本的に間違っているウワサというのがとても多いです。

効かなかったと思っている貴女が受けた医療が、根本的に、おかしいことが圧倒的に多くて、機器そのもの、その治療そのものが悪いわけではありません。

 

さて、今回の学会でも、今までのレーザー治療を振り返ってみて、みたいなシンポジウムがありました。

名だたる先生方が、大変ためになるお話をしてくださいました。

レーザーの歴史というか、今までの治療の経緯ですね。それぞれの長所と欠点と。また、治療としての限界も。

その中で、ダントツに濃かったのは、大阪の葛西先生です。

(レーザーをやっているもので、葛西先生のことを知らなかったら、もぐりです。そんなやつは医者と名乗るな!というくらい、有名な先生です。

この葛西先生は、肝斑の原因は、摩擦だから、すべての刺激を止めなさい、止めるだけで肝斑は良くなる!とおっしゃった第一人者の先生だと私は思っています。

私もその意見に大賛成です。ただ、摩擦だけが原因ではない方も、1割くらいいらっしゃると私は思っています。でも、直接の原因ではないだけ、摩擦・刺激は絶対良くないので、私も患者さんには、いらんことはしないよう、必ず言います。

葛西先生のされている肝斑治療は、保存療法というやつで、何もいじっていないか、の確認と日焼け止めを塗っているかの確認くらいだそうで(薬を処方されたかどうかは、忘れました。)。。。

ただ、それだけでは、じ~っと待っている患者さんもつらいので、私は、薬もライムライトもイオン導入も使いますけどね。早く良くさせるためと、他のシミと美肌治療のために。)

 

葛西先生は、「肝斑にレーザートーニングは、反対です」「肝斑にレーザートーニングはやるべきではない!」と何度もおっしゃってました。

その理由は、やはりものすごい数の副作用やトラブルをご覧になったからだそうです。

ちゃんとわかってされているドクターはやってかまわないし、それを否定するつもりは全くなく、わかっていないのに、適当にやって、ひどい状態にさせてしまうドクターがあまりにも多すぎて、こういう学会だと、推奨ばかりの話が出るから、あえて反対意見を声を大きくして、今後も言っていきます、とおっしゃってました。

 

トーニングに限らず、これは、美容医療何でもそうですが、わかっていない医者が適当にやったら、たまたまうまくいく場合もあるでしょうが、大変危ない綱渡りをしているようなもので、患者さんからしたら、高いお金を出して、キレイになると思ってやっているのに、たまったものではありません。

葛西先生は、トーニングに限らず、他の美容医療のアンチエイジング系以外のものを、やるべきではない、と訴えておられました。

あまりにも、たくさんの副作用に悩まされている患者さんをご覧になって、悲しいと同時に、腹が立たれたんでしょうね。真面目に医療をやっていれば、美容に限らずなんでもそうです。

保険診療の場合は、まず命優先ですから、多少の副作用は、患者さんに我慢していただかないといけないところもありますが、美容は、やらないといけないことではないので、患者さんに、いいことだけ言って、幻想を抱かせて、処置をするな、ということです。

こんなことを、学会で大声で言えるのは、学会でも大御所と言われるような先生方だけなので、さすが、葛西先生です。

面識はありませんが、患者さんのことをホントに考えておられるドクターです。

 

トーニングでもなんでもそうですが、どんな医療でも必ず副作用があります。多かれ少なかれ。

それを何も言わずに、お金を払わそうとするようなクリニックは、例え老舗であっても、有名であっても(何で有名なのかは別として)、治療を受けてはいけません。お金もお肌ももったいないですから。

ちゃんと悪いことや、自分にとっては耳の痛い話(美容医療は、魔法ではないので)を、自分から聞かなくても、言ってくれるドクターに、せめて治療はやってもらいましょうね。

 

 

 

木曜日、クリニックが終わってから、東京に移動して、金曜日、ホテルニューオータニで開催された形成外科学会に参加してきました。

ご予約をお断りした患者さんには、大変申し訳なかったです。

 

今週は、用事が続いたので、また太ってしまった(史上最高の体重を更新中です。。。)のと、さすがに疲れました。。金曜日は、一日中、ずーっと座って講演を聞いているので、おしりが午後には、おしりがむちゃくちゃいたくなってしまいました。

(私くらい、脂肪がついていても、痛いんだから、痩せてる人はどうしてるのかな~と思ってしまいます。)

 

水曜日から3日間の開催で、参加したのは金曜日だけですが、金曜日にレーザーのセクションが固まっていたので、助かります。一部の美容医療(美容外科や注射系)の話は聞けませんでしたが、まあ仕方ないです。

形成外科学会は、他の美容系の学会には全く出て来られない先生というのが、来られるので、レーザーのセクションも独特の雰囲気です。

他のでは、お目にかかれないような、意見の交換会でした。

形成外科のメインは、腫瘍の切除や先天性の異常(見た目の)やアザの治療とか、保険診療がメインになりますから、久しぶりに行くと、ちょっと懐かしいですね~。

さて、今回も、クリニックを休んでまで、いろいろと行った甲斐がありました。やっぱり学会は行かないとね!

 

今回さらに勉強になったのは、やっぱりジェネシスいいわ~、ということです。

今もジェネシスのキャンペーンは、やっていますが、5月でも別のセットで、ジェネシス考えようかしら。。

 

傷跡の修正をレーザーで、どこまでキレイにしていけるか?

という発表が今回はとても多く、絶対に傷跡は、消せないということを前提で、(傷跡は消えると思っている患者さんがいるので、ドクター側は、はっきり言っとかないと、絶対にもめます。)どういうものをつかっていくか、という議論が多かったです。

浅い傷跡(リストカットとかの)は、かなり目立たなくなっている発表もありましたが、みなさんが共通して言うのは、深いのは、あまり変わらない、ということです。

傷跡の場合、ホントにちゃんとした施設とドクターにやってもらわないと、かえってひどくなったり、お金と時間も無駄だったりします。

悪徳美容外科の広告に、消えるように書いてあるかもしれませんが、そんなことは絶対に無理です。ちゃんとした施設と同じ機械を使っているとしても、レーザーは設定が命ですから、料理のレシピと同じで、クリニック、あるいはドクターによって、全然違います。

ちゃんとしたところと、悪徳クリニックが、同じ設定のわけがないですよ~。

ニキビ跡の凹み・水ぼうそうの跡の凹みも同様で、深いものは、あまり変わりません、という見解でした。

でも、すべての機器で比べられたわけでもないですし、今回発表していなくても、比較的いい結果を出していらっしゃる、ちゃんとしたドクターというのもいらっしゃいます。消せなくても、少しでも目立ちにくくする、という考え方で、どこまでやっていくか、ですが、ちゃんとしたドクターは副作用と医療の限界を、する前に必ず説明されるので、患者さんも、いいことだけ言うクリニックでやるのではなく、(そんなわけ、ありませんから)、ちゃんとクリニックは選んで、納得したうえで、(幻想も抱きすぎず)治療をされてください。

さて、今回の学会の自分にとっての目玉は、宇津木先生のご講演でした。

東京の帝国ホテルでご開業されていらっしゃいます。

宇津木先生のお話は、いつも大変わかりやすく、しかも素晴らしい内容なので、いつも楽しみです。ご講演が聴けるのも、形成外科学会だからでしょうか。

。。。ただ、午後一であったため、いつもお昼ご飯の後の発表は、聴いてる間に、居眠りをしてしまいます。

居眠りしてしまったら、どうしよう。。。でも、宇津木先生のお話だから寝るわけないっ!と臨んだにも関わらず、疲れが溜まっていたのか、ちょっと途中居眠りしてしまいました。。。ううう。。。。

今回はフェイスリフトの話だったので、手術をしない私には、直接関係のある話ではないんですが、途中寝てしまって、聞き逃したところは非常に残念ですが、素晴らしい内容でした。

なにより、フェイスリフトの結果は、抜群に素晴らしいっ!!なにより、見た目に自然ですね~。

60代だか70代だかの方が、まるで女学生のようになっていて、これが本当の年齢不詳ってやつか~、と光・レーザーの年齢不詳のとは、ケタが違います!

まあ、手術ですから、ケタが違うのは当たり前なんですが、フェイスリフト特有の、あの変な感じが、全然ないんですよね~。

手術方法も、かなりこだわっていらっしゃるので、ご自身でも、「絶対不自然にはなりません」とおっしゃってました。

中途半端にやるから、不自然になるそうで、

もちろん、スキンケアも徹底的に指導されていらっしゃるので、患者さんのお肌もピカピカです。

手術のやり方にも、ものすごいこだわりをもっていらして、以前のご講演の時に、ヒアルロン酸だったか、ボトックスだったか、注射系の処置でも、お一人に1時間かけているとおっしゃってました。

(帝国ホテルで開業して、一人1時間ということは、この注射代は、一体いくらなんだろう。。。と、思いましたが。。)

座長の先生がおっしゃってましたが、宇津木先生は、フェイスリフトに12時間かけられたことがあるそうで、こだわり具合がわかります。

12時間って、普通、美容外科ではやらないでしょう。。。

フェイスリフトの場合、どこを切っていくか、というのは、ドクターによっても違いますし、どうリフトしたいのか、どれだけしたいのか、というのでも変わると思いますが、頭の髪の毛の中を切っていくことが多いと思います。(生え際に沿って、というのもありますよ。)

髪の毛の中を切った場合、どこを切っても、傷痕というのは、一生消えないんですが、髪の毛の中だと、傷痕は、脱毛になって、一生毛が生えてこないわけです。

普段は、他の毛で隠せても、美容院に行ったら、見られてしまうわけです。

メスで切る時に、毛根を傷つけてしまいますから、脱毛になっちゃうんですね。

ところが!宇津木先生は、毛の流れというか、毛根の位置を診て、メスをいれていかれるそうで、全く脱毛にならないんです!これは、むちゃくちゃスゴイことです!わかっちゃいるけど、誰もマネしませんよ~。それだけで、どれだけの時間と手間暇がかかるんだか。。。やってて、途中で、イヤになってくると思います。

フェイスリフトに、命をかけていらっしゃる、と座長の先生もおっしゃってました。患者さんは、幸せですね。

(手術代は、いくらになるのかは、知りません。。。)

 

美容系の医療の場合、手術でもレーザーでも、東京が情報の発信の中心になることが圧倒的に多いんですが、やっぱり東京は、スゴイ先生がたくさんいらっしゃいますね~。

 

 

 

さて、アトピー・肌荒れしやすい方の美肌治療の、いよいよ、実際の治療の話です。

これも、どこまでやるのかは、その方の考え方(時間とお金の使い方ですね。どれだけなら、お金がかけられるのか、という価値感です。)にもよります。

 

クリニックによっても、考え方・治療の仕方は、いろいろだと思います。

私が実際に患者さんにおすすめするのは、ジェネシスです。

その方の荒れ方によって、設定は変えたり、治療間隔は、症状によって変わることもありますが、光・紫外線アレルギーでない限り、ジェネシスを断ることは、あまりないですね。

(もちろん、理解されていない方や、ジェネシス事態が苦手。あるいは以前にやって、なんか調子が悪くなる気がするという方、顔に金の糸を入れている方は、お断りしています。)

アトピーで、ただれて汁が出て、とかの状態なら(あてても大丈夫なんですげ)、まずそちらを治療してからにしましょう、となるかもしれませんが、これは湿疹や皮膚炎があっても、治療の手助けをしてくれて、お肌を元気に回復させてくれる働きがあるので、どんどんあてていきます。

回復させながら、美肌治療を行っていく、という感じです。

 

もっと何か追加したい、できることならやっていきたい、という方には、ジェネシスだけでなく、イオン導入で、トラネキサム酸(資生堂ナビジョンの)を入れたり、プラセンタを導入することもあります。

絶対かぶれない、とは約束できませんが、理論上、皮膚炎を抑えてくれたり、お肌にいい成分が入っているので、早く落ち着かせたい時に、一緒のご紹介します。

 

どちらかだけやる方・両方する方、どちらもせず様子を見る方、人それぞれです。自費治療ですから。

 

他は、ちょっと落ち着いたのなら、ナビジョンのトラネキサム酸の入った化粧品を普段のスキンケアに取り入れたり、アスタキサンチンを使ったり、できることもあるし、まだ早いです、止めることもあります。

 

「医療用のサプリメントで、美肌にしたい」という方には、即効性はわからないでしょうが、サプリ好きな方には、ご紹介はしています。

サプリも飲みだすと、キリがないですからね~。続ければ続けるほどいいわけなので、途中で止めたって構わないんですが、続けることがサプリの意義なので、なかなか続かない方には、そもそも向いていません。

プラセンタやアスタリール®(アスタキサンチン)は、ほんとにおすすめですし、スタンダードなところは、各種ビタミン剤やビオチン・亜鉛でしょうか。

 

どこまでするのかは、費用対効果も考えないとね。何に、お金を使っていきたいのか。どうするために、というでしょうか。。。お金は無限ではないので、有効に使わないとね。

 

もちろん、ジェネシスをするにしても、イオン導入をするにしても、①で言ったような、正しいスキンケアができていないと、ほんとに無駄です。

何もしないよりは、マシかもしれませんが、お金は湯水のように出ていくだけです。

まあ、お金を実際、湯水のように、そんな使い方をする人は、そういらっしゃらないでしょう。でも、医療を受けてるとなると、他力本願になるのか、スキンケアは自分でちっともやらずに、治療を受けにくる方が時々いらっしゃって、良くなるわけないんですよ。お肌は泣いています。

(実際、ボロボロですけどね。。)

そういう方で、理解はしているけど、自分ではできなくて(やる時間がないとか、仕事上、どうしても無理とか、ホントに仕方ない方というのもいらっしゃいます)、やらないよりはマシでしょう、とわかっててやっておられる方は、稀にいらっしゃいますが、大半が理解していず、他力本願系なので、何か月経っても、改めない方は、治療もお断りしています。例え、害がなくても。

(理解していない人から、お金を巻き上げて、美容医療をする、というのが、一番やったらいけないことです。うちでは、お金を積まれても、何倍多く払おうとも、理解していない方には、やりません。それでもやりたいという方は、そういうクリニックに行ってください。いくらでも、何でもやってくれますから。)

 

なかなか自分だけでは限界がある、という方、あるいは、保険診療だけではキレイにならない、という方は、一度ご相談ください。(自費ですが)

今は、スギ花粉が少し落ち着きましたが、ちょっと前は、花粉症も出て、アレルギー反応はひどくなるわ、そのせいで、肌もわけのわからない痒みや赤みが出るわ、乾燥が続いて、ますますお肌の調子がおかしくなるわ、と悪循環にはまっている患者さんがとても多かったです。

その半分くらいは、間違ったお手入れをやりすぎたり、湿疹や皮膚炎を放っておいて、ひどくなったり、と自分で防ごうと思えばできた場合、あるいは、自分で悪化させてしまっている場合です。

もう半分は、自分ではどうしようもない場合です。保湿はちゃんとやっているけど、追いつかないとか、調子良かったのに、花粉の季節や季節の変わり目で、荒れてしまった。。という場合です。

どちらの場合でもいえることは、早め早めに対処できるならやる!ということと、間違ってもエステや美容外科に行くんではなく(特にアトピーの方や今湿疹や皮膚炎が起こっている方)、皮膚科や美容皮膚科に行きましょう。

エステは、医者でもナースでもなく、ただの一般の素人さんと同じです。アトピーがなんなのか、どうして、皮膚に炎症が起きてるのかなんて、知ったっこっちゃないんです。とりあえず、契約してお金を払ってくれればいいと思っているので、よほど良心的なところだと、化粧品ですら売らないところもあるかもしれませんが、たいていは、お肌にいい化粧品なので、大丈夫だからと、契約させておいて、会計後に、何かあったら、皮膚科に行くように、言われたり。。。(契約前に言え!ということです)

「美容外科」としか看板を挙げていないのであれば、そのドクターは、皮膚科医ではないので、肌あれやアトピーを診てもらっても、私はダメなんじゃない?と思います。

皮膚科の保険診療の患者さんが、時々言われるのが、「どこに行っても治らない」です。でも、よくよく話を聞いてみると、ちゃんとした皮膚科に全然行ってなくて、そこは内科でしょう。小児科でしょう、整形外科でしょう、と専門じゃない科を巡っておられて、そりゃ、治ったら、ラッキーでしょう~。

ちょっとしたかぶれくらいなら、専門性にこだわる必要はありませんが、ずっと肌あれ・湿疹が続いているとか、アトピー性皮膚炎なら、専門に診てもらわないといけません。

(皮膚科の看板が出ていても、いい加減なところはもちろんありますが。それは、受診してみないと、確かめる方法はないですね。。)

美容皮膚科も、あまり皮膚科の勉強をせずに、美容医療だけ適当にわかった気になって、開業されているところもありますからt、ちゃんと診てくれるのかどうかは、美容皮膚科と看板があっても、それも、受診しないとわからないわけですが。。

 

乾燥が人よりもひどいだけ[昔にアトピーがあった、今も出るけど顔には出ないとかの場合でも)、というくらいならいいんですが、化粧品が沁みるとか、かゆくて赤いとか(赤いだけなら、毛細血管拡張で、皮膚炎ではなく、ただの赤ら顔のこともあります)、痛いとかになってくると、美容医療よりも、まずは、お肌を健康に近づける・戻す、ということが何より重要です。

その場合は、保険診療(自費でもいいんですが)で、保湿剤やステロイドなどの塗り薬がまず必要ですし、アレルギーや炎症を抑える飲み薬も、場合により必要です。

それと同時に、正しいスキンケアですが、いつも私が言っている日焼け止めの塗り直しは、さすがに、お肌がある程度健康でないと、かえってお肌の負担になる場合おあるので(こういう場合は、日焼け止めだけでなく、化粧品のほとんどが刺激になると思ったほうがいいです。基礎化粧品も止めてもらって、薬しか勧めない場合も、最悪あります)、よほど合う日焼け止めがあるなら、1日1回くらいなら塗ってもらうかもしれませんが、やっぱり落ち着いてからでしょうね~。

肌荒れの相談・治療に来られる方は多いですが、私が化粧品(特に、ファンデなどの基礎化粧品以外のメイクアップ用品)を勧めません、と言っているにも関わらず(私が化粧品を止めるというのは、かなりひどいと思ってください)、止めない方がいらっしゃいます。

止めないと、どうなるか?

いつまでたっても治りません。ステロイドもダラダラ使うはめになります。

そんな状態で、薬も使って、自費治療もして、とお金と時間をかけても、効かないんです。効くわけありません。下手すると、現状維持もできません。

化粧品がずっと刺激し続けますからね~。

今まで、散々悪循環にはまって、どんどん悪くしていっているんだから、ホントに良くしたい・少しでも治したいと思っているなら、どっかで、化粧をあきらめて、一時中断してでも、治療に専念しないと!

(一時的に悪循環にはまってしまっただけなら、ちゃんと原因を取り除いて、治療してあげれば、時間がかかっても治ります。アトピー性皮膚炎を完治させることはできませんが、正しいスキンケアと刺激物を無くすことで、いい状態を保ってあげたり、マシな状態を作ることは可能です。

ただ、アトピーでも重症の場合は、確かにかなり難しいし、マメな受診も必要です。クリニックをコロコロ変わるのも勧めません。皮膚の経過がわからなくなりますからね。ひどい時だけ、適当に皮膚科に行っても、誰も真剣には診てくれませんよ。とりあえず、この薬(ステロイド)を塗って様子を診てください、と言われるだけです。いつもそうでしょう?なにより患者さん自身が、正しいスキンケアを頑張らないと、他力本願だけでは改善できないんです。

スキンケアは薬中心にはなるでしょうが(保湿も含みますよ。飲み薬も必要な時ももちろんあります。)、落ち着いてきたら、使える化粧品も出てくるし、化粧品に一部切り替えていくこともできます。

ずっと保湿は、化粧品でなくても、薬の分を使ったって、構わないんですが、やっぱり化粧品おほうが塗りやすいし、今後お化粧していくことを考えたら、基礎化粧品というか、保湿剤は、薬よりも断然化粧品のほうが、ファンデや日焼け止めは塗りやすいです。

病院の薬は、薬の後に、ファンデとか塗ることなんて、考えて作られてはいませんから、化粧品はとてもノリにくいかと。。。化粧品は、ちゃんとファンデとか塗ることを考えて作られていますからね。)

 

敏感肌の方というのは、ほとんどが保湿が足りないと私は思います。

乾燥するので、お肌のバリア機能が弱くなってしまって、いろんなモノに負けやすくなる。。という感じです。

生まれつき、乾燥肌のひどい方というのはいらっしゃいますが[アトピーっぽい人やアトピーの家系の方とか)、昔はそうでもなかったのに、大人になってお手入れを始めるようになって、どんどん敏感肌になってしまった。。。という方は、たいていお手入れが根本的に間違っている方です。

(TVや雑誌の影響も大きいんですけどね。間違った情報ばかり、流されているので。)

そういう方の場合は、ホントに要らんこと(何が要らないことか、わからないかもしれませんが)を全部止めて、保湿だけ、徹底してやるんです。それだけで、ホントに良くなる方がとても多いです。

(お肌に優しいと思って使っている化粧品が、実は全然優しくない、というのも、よくある話なので、ご確認ください。)

アトピーの方で、「完治できない」ということで、悲観される方がいらっしゃいますが、世の中にある病気で、今の医学で完治させることができる病気なんて、ほんごごくわずかです。ほとんどの病気が、完治なんて、できません。

病気というものは、長~いお付き合いをしていきますから(下手すると、死ぬまで)、上手に付き合っていく、ちょっと気の好かない同僚・親戚(ずっと付き合うという意味で)みたいに思ってください。

自分でそうそう関係を切れませんから、適度に息抜きしながら、喧嘩しないように、コントロールしていくわけです。

アトピーの場合、人より、ちょっとスキンケアを頑張るのと、アレルギー体質があるので、アレルギーのコントロールが必要、というだけです。それと、独りで悩まない!ということですね。信頼できる皮膚科医を確保しておくことが、とても大切です。

(かなりの重症の方は、ちょっと大変なので、ちょっと話を置いておきます。体には、ちょこちょこ出るくらいで、顔がメインという方の話です。全身アトピーの方は、毎日スキンケアをするのに、かなりの時間が必要ですから、仕事の内容や勤務体系で、悪化することもあり、自分の意志だけで、回避できない場合も多いので、「ちょっと頑張ればいい」とは、言えません。全身にひどいアトピーは、悪循環を断ち切るのは、とても大変で、入院してもらうこともあります。それで悪循環を断ち切って、ご本人の勝負は、その後ですね。日常生活に戻って、どこまで頑張れるか。。。)

アトピーという病名だけで、重く考えすぎる方がいらっしゃるので、明るく前向きに考えましょう。深刻に考えてしまうことが、ストレスで、体にも、アトピーの症状にも、悪い影響を与えてしまいます。

(深刻に、悲観して考えすぎるわりに、ちっとも皮膚科に行かなかったり、体中擦りまくっていたり、スキンケアも何もしていない方がいるので、わざと悪くしたいのかな?と疑いたくなります。そりゃ、どんどん悪くなるだろ~。)

お肌はね、ホントに悪いことをしないて、いいことだけしてあげていたら、機嫌が良くなって、いいお肌に育ってくれますよ。いじめるのも良くないし、過保護にしろというのではなく、愛護的に優しく愛情を持って、接する、というのが正しいスキンケアの在り方です。子育てと同じですね。

慣れるまで、根気強く!

でも、慣れてしまえば、ホントに楽ですよ~。だって、お肌にとってのいいことって、①擦らない(刺激・摩擦を一切止める) ②自分に合った保湿をする  ③日焼け止めを塗る(環境によって、塗りなおす)  たった3つだけです。これだけやってたら充分なんです。

ホームケアで、これ以上のことがしたかったら、医療に頼るしか(医薬品とかクリニック専用の化粧品とか、医薬部外品とか)ありませんが、正しいスキンケアって、ホントはとてもシンプルで、お金もそんなにかからないし、時間も短かいし、いいことづくめです。

騙されたと思って、一度やってみてください。(要らないことは止めてくださいね。キレイになる邪魔をしますからね。)

何が要らないことで、何がやるべきことなのか、わからないのであれば、一度診察にお越しください。(自費ですが)

次回は、実際のクリニックで行う美容医療の話をします。

 

今日は、すごい風と雨だったようですが、皆さんの周りは大丈夫でしたか?

一日中クリニックにいると、あまりわかりませんでした。

少しだけ暖かくなりましたが、まだまだ寒い日が続きますし、暖かい日もあっても、寒暖差が少し激しい今日この頃です。

そんな時は、お肌もですが、体調も崩しがち。4月は、バタバタ忙しいので、ご無理はなさらないように、お気をつけください。

そこで、今日は、本のご紹介です。

 

「体を温める」と病気は必ず治る  三笠書房

 

という本をご存知ですか?最近、本屋さんに行くと、結構積んであるかも。

私も、少し前に、教えていただいて、思い出して、やっと購入できました。

(読んだ後、もっと早く読んでおくんだった。。。と思ってしまいました。そしたら、この冬も、もっと楽だったかも。。)

この本を書かれた、石原結實というドクターです。生姜ブームの火付け役と言われている先生です。

生姜は、私も以前より大好きで、カレーや肉じゃがや煮物などにも、たくさん入れます。

生姜ジャムも大好きです。

たくさんのご本を執筆されてますが、やはり体を温めると、痩せるとおっしゃってます。

私も、そう思います。(脂肪を直接燃やすわけではないですよ!)

石原先生以外にも、体を冷やさないことの重要性を唱えるドクターは、多いと思いますよ。特に、東洋医学のドクターは。

私は、下半身が特に冷えていて、毎日中からも外からももっと温めたら、絶対痩せるのに!と確信していますが(勝手に、思い込んでいるだけですが)、中々難しいですよね。。温めるのって。。

女性の体って、やっぱり冷やしたらいけないと常々思ってます。

のぼせるのではなく、冷やさない!ということが大切ですよね。

毎日、岩盤浴行けたらな~、と思いますが、岩盤浴に1時間近くいるでしょ。前後の準備に1時間くらいいるかな、となると、2時間近くですか。。時間ないし。。中々時間が取れませんよね。

私は、顔のエステは勧めませんが、体のエステは、患者さんにも勧めていますし、私自身も大好きです。

旅行に行って、時間があったら、エステに必ず行きます。(予約が取れたら、ですけど)

私の好きなエステは、温めた石を使って、体を温めながらするアロママッサージするエステです。

時々、あの石のセット(温めるセットが売ってるんです。プロ用です。)を買って、自分でやろうかしら、と思ってます。まだ買っていませんが、そしたら、好きな時にできますものね。自分だけでなく、クリニックのメニューにも加えようかしら。。

温めた石をおしりの両側の冷たいところに当てておくだけで、とっても気持ちいいですもの~。

(ただし、このマッサージは、石の温度がかなり重要で、慣れていないエステティシャン(あるいは、いい加減な)だと、温度が高すぎて、低温火傷や、むしろ痛みだけが来て、全然リラクゼーションもできずに危ないので、エステと人は選びましょう。

お手軽なところで、韓国のイエジミン(よもぎ蒸しパッド・カイロ付き)かしら。。’(ちょうど、患者さんとイエジミンの話で盛り上がったところで、私は、まだ家に残ってるのに、すっかり忘れてました。早速使ってみます。)

韓国は、汗蒸幕やよもぎ蒸しと、体を温める文化があって、いいですね~。

中国の漢方とか東洋医学は、基本体を冷やさないですし。

どうして、同じアジアで、日本は、温める文化があまりないのかな、と思ってみると、日本のほうがやっぱりあったかいし、湿度も高いから、そういう文化は根づかなかったんでしょうか。う~ん、残念。

 

話がそれましたが、この石原先生のご本は、ホントにいろんな種類が出ていますから、(結構内容がかぶってるのもあるとは思いますが、ちょっとずつ違うんですよね~。私は、こういう時、全部読みたくなるんですが。。今のところは、2冊で我慢してます。)

生姜以

外にも、体にいい温める食材の話もたくさん載っていますから、食事で健康に、というのがお好きな方には最適です。

表題通り、必ず!と言われると、それはわかりませんが、温めるのはとてもいいことなので、よろしければ、一度お試しください。

(熱がある時は、止めておいてくださいね。のぼせてる時も。高温すぎるのは、体力を消耗しますからね。やり過ぎもダメかと。。)

生姜の甘酢付け(お寿司屋さんのガリですね)が大好きで、先日、スーパーでガリを一袋買って、スライスせずに、塊りのままご飯のお伴に、ガリガリを齧ってました。2日間で、一袋を食べてしまったんですが。。。(ちょっと食べ過ぎ。。口の中が、ジンゲロール(生姜の成分)だらけになって、かなり辛かったです。。反省。。。)

。。結果、しばらく、かなり体の血行は、良くなったと思い増した。懲りずに、また挑戦です。(次回は、食べ過ぎずに、ホドホドに。。。)

皆さんも、食べ過ぎはご注意ください。

お勧め料理も載っていますから、一度本屋さんで、ご覧ください。女性、必見かも!

 

 

 

もう4月ですね~。先週半ばくらいから、外国人観光客の方が、急に増えましたね。

震災以降、めっきり観光客、特に外国人の方が激減していると聞いていて、実際、街中で見かける外国人観光客を全然見かけませんでした。

今は、団体でいらっしゃいます。京都の観光も、いよいよ復活でしょうか~。ちょっと桜には、今年はまだ早いのかな。京都も、混む時期到来ですね。ますます、おいしいお店の予約は取りづらくなりますが。。いいお店の予約は、ホントにお早目に。

 

さて、4月のキャンペーンです。

お知らせが遅れて、申し訳ありません。今日まで、まだ内容が決まっていなかったので。。半ばから考え始めてたんですが、ちょっと思考を止めている間に、アッ!と言う間に、3月が終わってしまいました。。。

 

まだまだ乾燥の季節は、梅雨の頃まで続きますが、ちょっとひと段落でしょうか。でも、保湿強化月間は、まだまだ続きますよ。

鼻の毛穴の汚れ・つまりでお悩みだった方、お待たせしました!

ケミカルピーリング解禁!ってことはありませんが、Tゾーンが脂性の方であれば、たまに鼻くらいのピーリングをそろそろやってもいいかもしれません。というより、もう待てない、っていう感じでしょうか。

診察して、ピーリングをやってもいいかにもよりますが、鼻のサリチル酸マクロゴールピーリングとジェネシスとの夢のコラボのキャンペーンです。

毛穴掃除した後に、ジェネシスで引き締めていこう、というキャンペーンです。

でも、ピーリング後は、普段以上に、保湿に気を付けてくださいね。あと、ピーリングをされる予定であれば、ピーリング前に、お肌に負担をかけるようなことは止めておいてくださいね。お肌が傷んじゃうと、当日楽しみにしていたのに、できないこともありますから、ご注意を。保湿もたっぷりしておいてくださいね。

 

毛穴の開きが気になるのは、むしろこれからなので、ナビジョンのGGシリーズのキャンペーンも、今回はお試しというより、普段使いの方用のセットキャンペーンで、イオン導入まで付く本格派です。

 

毛穴だけでなく、4月は、もう夏と紫外線は同じ、と思って過ごしていただくほうがいいので、紫外線対策・ホームケアの強化をお願いします。

シミ対策ということで、トラネキサム酸のイオン導入をしていただいた方には、ナビジョンのTAマスクを10%オフでお求めいただけます。

この10%オフは、1枚からのお試しでも、1パック5枚入りのでも、今回は、両方ともキャンペーン対象です。

一度、試してみたかった方は、チャンスですので、どうぞお試しを。肝斑セットをされている方は、このTAマスクのキャンペーンは、対象となります。

もちろん、日焼け止めキャンペーンも、再登場です。

塗り直しの回数は増えてくる、今日この頃。日焼け止めはいくつっても、足りませんね。

光・レーザー治療の方は、これを機会に買いだめのチャンス?かもしれません。

 

タイタンジェネシスのキャンペーンを1個、考えていたんですが、今日、クリニックでいろいろ実験を試みましたが、う~ん、という感じで。。。(無料で、追加する特別な設定、というのを実験してました)

悪くはないけど。。。恩着せがましく、無料でおつけします!と言われるほど、効果が違うのか、と言われると、そこまではっきりわからないよね。。。と言う感じだったので、こちらは、保留です。

いろいろ実験を続けますね。途中でも、いい結果が出たら、キャンペーンに途中参加するかもしれないし、来月のキャンペーンにするかもしれないし。。。未定です。乞うご期待!

 

お知らせでもお伝えしていたレディエッセの0.8ccのほうですが、1本が¥63.000とお求めやすくなりました。もうちょっと追加したい時とか、鼻を少し、という時には最適です。

ただし、こちらは、2本目か、光・レーザー治療をしている方限定です。ようは、つまり再診の方になりますかね、大半が。全くの初診の方は、ご購入できません。2本目から、です。

理由は、もともと、うちの注入系は、光・レーザー治療をされている方のために、価格設定がしてある(初診の方でも、適応があれば、もちろんできます)のと、発注している数も、それに合わせています。

特に、0.8ccのほうは、それほどたくさんは仕入れてはいませんので(今、されている方々のご要望などに合わせて発注したので)、0.8ccの新規の方ばかり増えると、、発注が追いつかないことがあり、せっかくの2本目や再診の方の分が、やりたい時にない、ということになる可能性が高くなるため、当分は、初診の方は、お断りさせていただきます。申し訳ありません。

再診の方でも、0.8ccの人気が高くなり、大目に発注する、となったら、初診の方もOKとさせていただきます。しばらくは、様子を観させてください。気になる方は、この機会に、ご相談ください。

 

 

初診の方の予約内容が、「湿疹」や「ニキビ」の方の中に、たまに混じっておられるのが、「今はできていないけど、薬を出してほしい」あるいは、「今はできていないけど、治療をして、できないようにしてほしい」と言われる方がいらっしゃいます。

はっきり言って、できません。

今、出てもいないのに、いくら口で説明されても、まず診断ができないのと(診断できないと、薬も絞れません)、診断がついても、その症状に合わせて、薬にしろ、治療にしろ選ぶわけですから、モノを診てもいないのに、一体どうしろと言うんでしょう。。。

クリニックに来さえすれば、どうにかなると思っておられるんでしょうか。

受診された方の中には、湿疹やニキビだけでなく、(今は出ていないけど)ヘルペスが出るから、薬をください、というのも、ごくまれにあります。

初診で、一度も、病変を診たこともないのに、薬なんて、出せません。ヘルペスかどうかもわかりませんから。前に一度でも診ていて、慢性(繰り返し)に出るもので、薬が無くなった場合に、出すことはありますが。

同じ薬が欲しいなら以前にもらったクリニックを受診されるか、ドラッグストアで、「湿疹用」「ヘルペス用」「ニキビ用」と、適当に書いてある薬を買えば、簡単です。

もちろん、良くなる時もあるし、全く効かない時もあるし、その時によりますね。

なんで、効かないかというと、まず診断そのもの(ニキビである、とかヘルぺスであるとか、湿疹であるとか)が間違っている場合です。

あとは、診断はあっていても、その薬自体が効果がない(症状がきつくて、もっと強い薬がいるとか、根本的に、薬のグループを全く違うグループのものに変えるとか)場合というのも、よくあります。

だから、市販の薬の場合は、改善しなければ、医者にかかるように書いてあります。当たり前ですね。

 

これにはこれ!というように、薬が決まっているなら、医者は必要ないと思いませんか?薬が決まっているなら、患者さんから口で説明されて診断がつくなら、電話やネットで買えますよね。(市販の薬みたいに)

でも、病院の薬は、当たり前ですが、実際買えません。

どんな病気でもそうですが、医者が診察して、診断をまずつけて、症状に合わせた治療(処方)をする、というのが医療だからです。

必ず、診察がいるわけです。

 

ニキビで、普通の皮膚科に受診された場合、最近流行っているパターンが、「ダラシンTゲル®」と「ディフェリンゲル®」と二つセットのパターンです。気持ちはわかります。

患者さんに、どんな薬を使ってましたか?と聞くと、このパターンはとても多いです。

ひどいクリニックは、このパターンを使って効かなかったと、患者さんが医者に説明したにも関わらず、また同じパターンを処方されるという。。。で、クリニックを転々とされます。人の話を全然聞いていないのか、その医者がそれ以外の薬を知らないのか、わかりませんけどね。

私も、この2種類を全く使わないわけではないですが、この2種類でカバーできるニキビというのは限られてきますし(保険診療であれば、ある程度は仕方ないんですが。ある程度ですが。)、実際、他の薬や治療をしていくので、何をするのかは、ホントに症状によります。

この2パターンで、良くなってる方は、多分うちのクリニックに、ニキビを診てほしい、と来られることは少ないと思います。

実際うちに来られる患者さんの中で、圧倒的に、この2種類が効かない、あるいは、副作用で使えない、というニキビの患者さんが多いわけなので。

ひどいクリニックだと、湿疹が出ていようが、ニキビであろうが、モノがなにであれ、洗顔もさせずに、化粧の上からチラッと診ただけで(実際診てもいないと思いますが)、適当に薬を出すクリニックが結構あります。

診てる時間がないのか、メンドクサイのか、それはわかりません。

とりあえず、薬をだして、「これで、しばらく様子を見てください」と言って、帰ってもられば、診察料と薬代と、クリニックは儲かるわけなので。

でも、それで治らないから、ちゃんと診てもうらえるかなと、うちに来られるんだと思うんですけど、違いますかね~。

 

どんな薬を処方されようが、どんな治療をしようが、本当にそれが合っているかどうかは、しばらく経過を診ないとわかりません。しばらく様子を見て、効かなかったら、症状が変わってる場合もありますから(悪化も含めて)、また薬や治療が変わることも追加になることもあります。

一発で、絶対治る薬なんて、ないんですよ。一発で治ったら、それはとてもラッキーなことです。

その治る確率を少しでも高くするために、診察をして、状態を確認するというのが、うちのやり方なので、症状が出ていない時に受診したって、どうもできるわけありません。

(それでも、初診料はいただきますけどね。他の患者さんを断って、時間を割いているわけですから。ちなみに、うちのニキビ治療は、全て自費扱いです。ニキビ跡も含めて、保険の範囲を逸脱しますし、また限界があります。それに、混合診療が禁止されていますので。

保険でも自費でもそうですが、医者から話を聞く、というだけで、診察料は発生します。医者と電話で話をするというだけでも、診察料はかかります。どこまでいただくかは、クリニックによって違います。ちなみに、うちは、電話診察・電話カウンセとも、やっていません。)

薬だけ簡単に適当に欲しいなら、くれるクリニックは、探せばいくらでもあります。そういうところに行かれてください。

前から何度も書いていますが、そういう希望の方が、うちに来られても、処方も治療もできないし、しません。

効くかどうかわかりませんが、当たり障りのない治療のご紹介をするだけです。ご了承ください。 

今日、帰ってきて、ご飯を食べてたら、またまたろくでもない番組をやってました。

TBSです。

もういい加減、視聴率のために、適当に番組を作るのは止めればいいのに。。ちゃんと、医学的な監修を入れて、ちゃんと番組を作ろうと思わないようですね。医学的監修というのは、そんなにお金がかかるんですしょうか。

あやしいことだけを言って、視聴者を散々煽って、昔の「あるある大事典」と、どこが違うのか。。。同じやん!

ホントに、マスコミって、情報を流しっぱなしで、責任を取りませんね。全国ネットの影響力が大きいのがわかっていて、平気でおかしなことを放送します。

そういうのって、やっぱり視聴者がどんどん放送倫理委員会とかに言わないと、治らないじゃないでしょうか。

ギャグとして、笑って済ませられるなら、どんどんお笑いとして、放送されたらいいですが、さも医学的に正しいかのように、あの煽る姿勢は、ひどいもんです。。

もう、どっから突っ込んでいいのか、わかりません。。

観ている方も、「ホントに~?!」と、真に受けずに、観ておられる分には構いませんが、真に受ける方が、やっぱりいらっしゃるようなので、流す番組が一番悪いんだと思います。

わかっておられる方からは信じられないでしょうが、そのまま真に受けてる方って、結構多いんです。

 

毎回毎回、出てくるおっぱい体操ですが(なんか命名されてましたね)、懲りませんね。TBSは。

「どや顔サミット」でも、おっぱいのこの女性の方、出てましたっけ?何回か、私もTVで観たことあります。

今回は、やっと「クーパー靭帯」の話が出てきて、ワコールの方が、「おっぱいを揺らしたらいけません、垂みの原因になります」と言ってくださって、「おっ?!ちょっとマトモに番組をするのか?」と思ったら、また、オッパイ体操の方、ご登場です!

「ここに、クーパー靭帯がありますので」と、やっと正式な名前を言われたと思ったら(前の時は、全然違う場所を指して、ここに靭帯があるとか言われてました。。。)、またもや、おっぱいを揺らすわけです!

揺らしたら、靭帯が切れて、垂れるから、アカン!って言うとろーが! アカンっちゅーねんっ!!揺らすな!とワコールも言ってるだろうが!!

おっぱいは、体から飛び出てますから、ちょっと冷たいですよね。血行は、確かにいいところではないと思います。

血行を良くするために、リンパマッサージで、リンパを促して、老廃物を出す(実際は、出ていくように)ために、マッサージをすることは、とてもいいことだと思います。

今まだ流行っている顔筋体操や顔筋マッサージもそうですが、何でもやればいいってものではありません。

そりゃむちゃくちゃやっていれば、多少リンパは流れます。

でも、そのために、どれだけの犠牲を払ってますか?ということです。

リンパに沿ってのマッサージは、とてもいいことですが、撫でさするだけで十分ですし、それでも血行が良くならないなら、体の中から温めることに、気をつけないといけません。マッサージだけでは、難しいこともあります。

それに、こするほどやったら、おっぱいでも、背中でも、シミになりますよ。お風呂で洗う時とか、ボディクリームを付ける時とか、あるいは服の上から、撫でるだけで十分です。

あんまり痛いことすると、揉み返しがきますからね。(筋肉や関節に力入っちゃいますから、おかしなところに、負担がかかります)

おっぱいをそりゃ、振ったら、ぶるぶると動きますから、リンパも多少流れますが、そのために、クーパー靭帯、切ってどうするねん!

よく平気で、そんなこと言いますね~。(今までにも、何度も書きましたが。。。)

被害者が跡を立たないので、また今回も書いておきました。

言ってることとやってることが、ちぐはぐです。

また、今回も、わけわからんところを、「はずします」とか言ってるし、人間の体の、一体どこをはずそうと言うのでしょう。。ロボットやプラスチックのおもちゃか?!っちゅーねん!、どこに、金具、あんねん?!

人間の体は、外から触っただけで、はずれるような場所は、どこにもありません。簡単に外れたら、その人は、人間ではないのかも。。

そもそも、筋肉が、何層にも重なっているところを、はずすっていうことは、「剥がれる」ということで、それ、「肉離れ」ってヤツですか?

そんなの、剥がれたら、むちゃクチャの激痛で、のた打ち回りますよ~。

 

もうね、何度も言いますが、TVや雑誌なんて、視聴率や売り上げのことしか考えてません。真に受けるのは、止めましょう。娯楽番組ですから。医学的な番組ではありません。

もう、それを真に受けるほうが、悪いのかも。自分で自分の身は守らないと。TVに、踊らされていたら、体はいくつあっても足りませんからね。

そんなマッサージで、おっぱいが上向いたり、大きくなったら、医者いらんっちゅーねんっ!

前にも言いましたが、垂れたおっぱいは、どうしようもないです。

そういう美容外科の手術はありますが、日本人の体形ではあまりいい結果は出ないと思ってください。(元々、欧米のいわゆる肥満の方の、巨大なおっぱいを釣り上げるよな手術と思ってください。手術結果は、見た目良くなくても、巨大なおっぱいが垂れ下がってるよりはマシ、というくらいの手術とお考えください。

 

番組で、水沢アキさんのおっぱいが、大きくなって、谷間ができた~、みたいに盛り上げておられましたが、やる前の谷間は見せていないし、ああやって、寄せてあげてくるのは、高い補正下着メーカーでよくやる手段ですよね。

下着の通販番組かと思いました。

「ほら、こんなに胸が大きくなるでしょう?背中の肉をおっぱいに持ってきてあげたら、移動しておっぱいになりますから。ずっとこの下着をつけていたらでバストアップができますよ~」

。。。なるかっちゅーねんっ!

おっぱいを大きく見せたい場合の、ブラのつけ方の常識ですね。

 

TV観て、疲れちゃいました。今日の突っ込みは、この辺で。

(小泉今日子さんのドラマ、最終回、すっかり忘れてました。。。。)