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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ボトックスビスタ®を眉間に注射する前の状態です。 右は、眉間を寄せている状態です。     写真ではわかりにくいですが、眉間の間が、少し凹んでいます。眉毛の周りの筋肉が、よく眉間を使うことで、筋トレになって、筋肉が太くなってしまうため、真ん中は、そのままなので、段差が出来て、凹みができてしまうわけです。こうなると、かなり眉間の力が強いのがわかります。

    P1170504.JPG         P1170505.JPG       

この方は、60歳なので、ずっと眉間にシワを寄せるクセが、何十年もついてしまったわけなので、眉間にシワを寄せていなくて、立てジワがついてしまったわけです。

ずっと同じ動きをしていると、皮膚を折りたたんでいくので、シワが溝になってしまいます。

年々、皮膚のコラーゲンも減って、皮膚はスカスカになってきますから、シワができてしまうと、戻らなくなって、そのまま定着していくわけです。

若い時は、寝ぐせで変なシワができようが、乾燥ジワができようが、保湿を頑張ったり、なんとか時間がたてば、戻りましたが、30過ぎたあたりから、どんどん戻りにくくなっていませんか?

ずっと若い時のままではいられないわけです。

 

ボトックス注射をして、約1週間目の状態です。前回、ボトックスの後、凹みにヒアルロン酸を注入しました。入れた種類は、テオシアルのグローバルアクション®です。かなり凹みが良くなりました。

    1週間後.JPG   

眉間は寄せられなくなりましたが、シワは残ってます。ビフォーの写真のシワよりも、ほんのわずかに浅いかな?という程度で、ボトックスで、じっとしている時に出来ているシワまで消すことはできません。

でも、眉間が寄らなくなるので、もう折りたたまれることがありませんから、シワが深くなるのを防いでくれます。

筋肉も緊張が解けて、リラックスするので、浅~いシワだと、ボトックスで目立たなくなることもありますが、長い月日を折りたたんでしまった場合は、難しいです。完全な溝を伸ばす効果は、ボトックスにはありません。

(おでこは、多少ツルツルに伸びますが、逆に伸びすぎると、眉毛が下がってくる可能性があります。)

 

ボトックス約1か月後です。   前回の時に、残ってる立てジワに、同じヒアルロン酸のグローバルアクション®を入れました。

(シワの浅さから言えば、もう少し小さい粒のヒアルロン酸のほうがいいかもしれませんが、前回入れた残りです。)

 P2170002.JPG    

   最初から見れば、かなり目立ちにくくなりました。

 

折りたたまれて、シワが完全な溝になる前から、ボトックスを始めておけば、かなりの予防になります。

それは、眉間だけでなく、おでこや目尻も同じことです。

どこのレベルで、維持していきたいかは人それぞれですが、シワが定着しだすかな、と気になりだしたら、ボトックスはとてもいいと思います。

 

ただ、注意点です。

やりすぎないこと!

「ボトックスなら、いいです~(いりません)。」とおっしゃる患者さんが時々いらっしゃいます。

どうしてそこまでボトックスを毛嫌いするのかな?と思うことがありますが、TVや雑誌で、ボトックスをやり過ぎていて、全然シワも寄らない不自然な顔を見ていると、あんな顔になりたくない、という気持ちもうなづけます。

 

目尻は、どこまでシワを押さえるのかで、全然表情が変わってきます。

まあ、ご本人の好みが大きいんですが、ドクターの好みもあります。

そういうことをわかって、やる前に、どこまでシワを押さえますか?全部止めますか?と聞いてくれるドクターはいいですが、聞かずにやられると、こんなはずじゃなかった、ということも起こりえます。

サービス業をされている方は、目尻のボトックスは、好みが分かれるところです。

笑いジワは、柔らかい印象になるから残しておく、と言う方もいれば、人形のように、全くシワの寄らない顔にしたい、という極端な方までいろいろです。

私も目尻は、ずっとやっていなかったんですが(眉間とおでこ・ワキは、やってます)、目尻の横に、1本深めのシワが気になってきて、少しだけ注射しました。

だから、全部のシワを止めてるわけではありません。

そしたら、少し深めのシワがマシになりました。表情も、自然だと思います。

ボトックスに来られた患者さんに、お見せしても、自然すぎて、気づかれません。

目をギュ~っとつぶって、ほら、ここ、少しシワが少ないでしょ?と確認してもらいます。

 

ようは、打ち方と量というか、範囲なんですよね。

あと、やっていい場所と、あまり勧めない場所と。

人形みたいに不自然にするのは、私はイヤなので、そういう顔がお好きな方は、ガンガン打つドクターを探しましょう。

どういうのが好みなのか、カウンセだけではわからないと、よく聞きますが、そういう場合は、そのドクターの顔とスタッフ(恐らく、何か美容医療はしているでしょう)の顔を、よく見てください。

ご自分で見て、不自然と思うか、自然と思うか。。。「キレイ」の基準って、人それぞれなので、同じキレイでも、自然なのと、不自然なのでは、雰囲気が全然違います。

若いスタッフは見てもわからないでしょうが(ボトックスは、あまり必要ないし、やっていない可能性も高いので)、ある程度の年齢のスタッフ・ドクターの表情を見ていれば、必ずわかるはずです。

よく患者さんから言われるのが、「○○クリニックに通っていたけど、スタッフの方は、確かにキレイなんだけど、人工的でおかしな顔で、このまま私もここに通っていたら、こんな顔にされるのかな。。?と心配になって、クリニックを変えました。」

結構、これは言われますね。

まあ、好みですから、否定はしませんが、私もそんな顔はイヤです。。。。

自然なんだけど、この人、ホントはいくつ?みたいな、いい意味での年齢不詳が私の理想です。

若作りではなく、若々しく元気に見える、多少のシワはあっても(年齢よりもただし少なく)、笑顔がステキ!と思えるくらい、顔中で笑う女性、というのが目指すところです。

(笑顔は必ず顔中で。目元も口元もほっぺたも、ということです。口角だけ無理やりあげて、目元は動かない、というのは、若い時はまだいいですが、40歳過ぎてくると、ちょっと怖いと思います。それに、こればっかりやってると、口角の横にばっかりシワできちゃいますからね。全体で笑っていれば、万弁なく、顔の筋肉を使いますから、折りたたみジワって、そこまで深くは出ないんですが。。。1か所だけ、とか使いすぎは、ミゾをさらに深めていきます。)

目尻の自然なボトックスを目指す方は、一度相談ください。

全部なくすとか、絶対なんとかする、とかはできませんが、自然なボトックスもあるんだ、というお話はさせていただきます。

ボトックスが悪いわけではなく、やる方・される方の好みに、問題があるわけなので。

(状況により、おススメしない場合も、もちろんあります。ご希望の場所によったら、お断りすることもあります。リスクの高いところには、うちではやりません。)

                 

 脂肪溶解注射のモニターさんです。 左がビフォーで、右がアフターです。                                                                                                                                                                                                                                                                                           ビフォー.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像    アフター.JPGのサムネイル画像         この方は、体は割と細いんですが、どうも血行が悪いようで、太もものセルライトに、ずっと悩んでおられたそうです。        私も診察して、細い割に、セルライトが目立ったので、少しビックリしました。

そりゃ、ずっと気になると思います。コンプレックスになるのもうなづけます。

全体に、太いと、ここのセルライトだけ気にしても、あんまり意味ないかもしれませんが(だって、他もいっぱいあるから。私がそうだから、よくわかります。)、他が細いと、なんでここだけ?!と悲しくなってしまいますね。要は、バランスでしょうか。

 

女性は、冷え症の方がとても多く、お尻や太ももの裏側って、ちょっと体温低くないですか?どうしても血流の悪いところで、セルライトができやすいです。

セルライトって、老廃物が脂肪で閉じ込められちゃって、出ていくことができなくなった状態、というようによく言われます。

ただ、医学的に本当にそうなのか、と言われると、はっきりと定義されているわけではなかったと思いますが、単に太ってしまった脂肪とは違って、確かにそういう状態が起こる(比較的痩せている方でもなりますから)ことがあり、実際、困っている女性が多いし、治療もなんとかしてあげないと、という感じでしょうか。

セルライトは、一度できてしまうと、なかなか自分で改善するのは難しく、エンダモロジーが効く、とかエステで宣伝されていますが。。。ウソとはいいませんが、なかなか広告のようにはいかないと思いますよ。回数も、結構かかりますし、エンダモロジーで痩せるわけではないので、痛さと時間とかかるお金を考えると、コストパフォーマンスはどうなんでしょう。。。うちに、導入するつもりはありませんが。

ダイエットがうまく行っても、セルライトだけ残るというのは、よく聞く話です。

ちなみに、脂肪吸引では、セルライトは、取れないはずです。脂肪吸引でも、超音波やレーザーで、熱で破壊するような機器を組み合わせた手術法であれば、セルライトは改善すると思いますが、ただの脂肪吸引では難しいはずです。

温める治療を何かしていれば、よくなることも多いんですけどね。ただ、回数はかかりますね。いくら温めても、無理な時は無理だし。時々です。

そこで、脂肪溶解注射ですが、セルライトの周りの脂肪を減らすことで、老廃物が出ていきやすくなると言われており、データーがあるわけではありませんが、確かに、脂肪溶解注射で、セルライトって、よくなります。

大体、おしりや太ももの裏ですけどね。

このモニターさんは、1度の注射のアフターです。3週間後です。

片方に2本ずつなので、合計4本です。

3週間目で、ご本人が気付かないくらいの、色素沈着(恐らく、もうすぐ消えると思います)と、軽めのしこり(ちょっと硬めかな。。?という触り心地です)があります。

屈伸をすると、ちょっと違和感があるそうです。

太ももの後ろには、太い神経があるので、動かす時に、ちょっと触るような感じが、違和感のように感じるんでしょうね。

1回でかなり良くなったので、私は、もういいと思ったんですが、ご本人がもう1回だけやりたい、と言われて、もう2本ずつやりました。

硬い間にすると、ダメではありませんが、1回目よりは痛みを感じやすくなるので、やっぱり柔らかくなってからのほうがいいと思います。

(1回目は、脂肪に針を刺しても、あまり感じません。皮膚を刺す時に、ちょっとチクっとする程度です。

薬が入ってきて、反応の早い方で、もう片方やっている間に、熱く感じてきた!みたいな、反応が出てきて気付く、みたいな感じです。薬を入れてる瞬間とかって、私もやったことありますが、あまりわかりません。

ちなみに、反応が大きいほど、脂肪細胞の破壊が進んでるというか、それだけ強い反応が出てるわけですから、やっぱり効果が高いような気がします。反応の悪い方は、効果も悪い。。。というのが、私の経験です。

脂肪溶解注射は、クリニックによっても、注射の中身ややり方が全く違うので、それぞれ効果も副作用も違ってきます。)

 

写真の大きさが違うので、アフターのほうがより細く見えますが、確かにアフターのほうが、見た目の印象はとても細くなってました。

サイズは、そんないうほど変わってないと思いますが。

やっぱり、セルライトって、見た目の印象悪いんですね。改めて、実感です。

 

脂肪溶解注射って、原始的というか薬剤を注射するだけで、最新鋭の機械を使う治療ではないですが、やっぱりお手軽ですね。値段もそんなに高くないし。

(うちで、1本10ccで、¥15.750です。1本で、手のひら1枚ないですよ。5×10センチくらいでしょうか。薬を薄くして、広い範囲に打っちゃうと、効果も下がるので、お勧めしていません。)

注射の時間も短いですから、1本打つのに、5分はかけますね。でも、10分はかからないです。短時間で出来て、そのまま帰れます。針穴にテープだけ貼ります。注射した後は内出血の予防のために、少しだけ念のために押さえますけど。

 

気になる方は、一度ご相談ください。

ただし、副作用は、それなりにありますから、都合よく脂肪だけ溶けていく、なんてものではありません。

痛みどめを飲むことはありませんけどね。腫れ・内出血・かゆみ・赤み~紫色(内出血の)・熱感・ヒリヒリ感などなど。これが楽しめる方でないと、脂肪溶解注射は向いていません。

もちろん、それ以外の副作用が起こる可能性もあるわけです。

 

ちなみに、太ももの前側は、かなりむくみます!前は、もともと筋肉がかなり張っているところです。太ももの前が気になる、という方は、恐らく筋肉がしっかりしてる可能性が高いです。

そんなところに、脂肪溶解注射をしても、あまり効果ないです。危ないだけなので、うちでは勧めてません。

 

脂肪溶解注射がおススメの場所は、二の腕(振袖部分です。)・おしり・おなか・腰・ウエスト・太もも(裏~横・内側)くらいかな。。

もちろん、脂肪のつき具合により、お断りすることもあります。

これ以外の場所でも、適応があれば、やることはありますが、診てみないとわかりません。

ヒザ下~足首と顔は、お断りしてます。アゴ下は、ケースバイケースですが、首がなくなるまで腫れるかもしれないので、勧めてはいません。こういう場所は、脂肪吸引で手術したほうが確実です。

 

                                                                                                                                         

たまに、患者さんから問い合わせがあるんですが、「そちらのボトックスは、どこのですか?」と聞かれます。

うちは、アラガン社のボトックス®で、厚生労働省が認可しているボトックスビスタ®を使っています。

そもそも、「ボトックス」という名前自体が、アラガン社の商品名であり、商標登録であるので、イギリス製や韓国製、まして中国製のボツリヌストキシン製剤を、「ボトックス」とうたっている美容外科や美容皮膚科がおかしいわけです。

まあ、詐欺ですよね。

全然モノ自体が違うわけですから。

 

「ボツリヌストキシン」と成分名を患者さんにお伝えしても、「ボトックス」という名前がものすごく有名なので、ボツリヌストキシンの注射をしたい時に、患者さんが「安いボトックスありますか?」とか「韓国製のボトックスありますか?」と聞いて来られるのは仕方ないことです。

患者さんは、商標登録とかご存知ないわけなので。成分名も商品名も、そんな専門的なことは普通知らないと思います。

でも、提供するクリニック側が、アラガン社以外のものを、HPの料金表に、「ボトックス」と表示しているのは、あきらかにおかしいと思います。

それだけ、アラガン社というのは、トップブランドであり、信頼性がある商品なわけです。

そのブランド力を借りて、全く違う商品を使用するわけですから、患者さんを騙していることになります。

違う名前で書いてあれば、「ボトックスと、どう違うんですか?」という話になりますから、必ず説明がされると思いますが、説明なく、患者さんはボトックスと信じきっていて、韓国製のをされる、というのは、やっぱり違うでしょう。

そういう悪徳クリニックが多いため、よくネットにも、「どこのボトックスか聞きましょう」と書いてあるんですよね。それしか、患者さんが騙されずに、お金を払う方法はありませんから。

でも、そういうことも知らない方だと、そのまま、ボトックスだと信じて、何を注射されているのかわからない、ということが平気で起こるわけです。

ひどいところだと、口ではアラガン社と言っておいて、中身は中国製とかあるかもしれませんね。あやしいクリニックには、近寄らない、というのが一番ですが、私たちから見たあやしさと、患者さんから見たあやしさが、ずれてるため、受診してしまって、ひどい目に遭った、ということは、もちろんありますが。。。こういうのは、防ぎきれないですよね。

患者さん側が、ちゃんと情報を知らされていて、(韓国製だとか、イギリス製だとか)その上で、アラガン社以外をされるというのは、全然いいと思うんですが、知らされないまま、ボトックス®と思ってされてしまうのは、納得がいきません。

HPに、そういうことがちゃんと書いていないクリニックは、止めておきましょう、となりますが、うちもそうですが、ちゃんとしたクリニックは、ボトックス®と書いている時点で、アラガン社を指していますから、いちいち、うちのは、アラガン社ですよ、なんて当たり前のことをわざわざ表示していないと思います。

ボトックスと表示していおいて、違う製品だったらおかしくなるので、あやしいところは、これもまたわざわざHPに表示はしないでしょうし、HP上、どちらも同じになってるような気がします。。

やっぱり、患者さんが、いちいちそのクリニックに、問い合わせをされるしか方法はないですかね。

 

ちなみに、イギリス製や韓国製は、モノ自体はそんなに悪いモノではありません。

私も、韓国製は、自分にも家族にもやったことがあります。

 

例えば、家電を買う時に、日本製のソニーやパナソニックがいいけど、韓国製の商品もそんな悪くないですよね。

品質自体に、ものすごい格差は家電に関しては、とりあえず普通に使う分には遜色ないかと思います。なにより、安いし!

ただ、アフターケアや何かあった時に、メーカーの対応が、日本製は、アフターサービスもちゃんとしているのに比べて、外国製のは、アフターがもひとつ、みたいなことって、多くないですか?

開業の時も、パソコンを買うのに、どこのを買うか迷ったんですが、安いのって、いくらでもありますよね。

知り合いのドクターが言ってましたが、「○○は安くてもいいけど、△△は、何かあってカスタマーセンターに電話すると、カタコトの日本語をしゃべる外国人が出るから、パソコンに詳しくないなら、△△は買っちゃいけないよ」と言われました。

どんな商品でもそうですが、安い、ということは、どこかで何か差があるはずで、特にサービスとか修理とかは人件費がかかってきますから、そういうところで手を抜かれる、ということがあり得ます。

ボツリヌストキシン製剤の場合、アフターケアは、やったクリニックが行うわけで、メーカー側は直接関係ないと思いますが。

(でも、ウソついて、他社の薬剤をボトックス®なんていうクリニックのアフターケアって、ホントにケアしてくれるの?と疑いますが。。。)

 

アラガン社のボトックス®(ボトックスビスタ®も)は、トップブランドだけあって、一番値段は高いです。

どうしてそうなるか、というと、品質もこだわっておられるとは思いますが、例えば副作用報告の追跡調査がちゃんとされていたり、どこのクリニックに、どれだけ売って、何人の患者さんに、どれくらいの量を注射したのか、ということまで、大体把握されているわけです。(個人輸入分は、違うかもしれませんが)

また、どれだけ打ったら、どれくらいの効果が出て、持続期間がどれくらいか、ということも、ちゃんとデーターを集計して検討されています。

そこまで、徹底されているのは、やはりアラガンだけで、他社がしないのは、人件費も含めてお金がかかるからです。

その分、値段を上げないといけなくなりますからね。

ちなみに、イギリス製のディスポート®という製品は、どれくらいでどう効くのか、とかのデーターは取っておられたはずです。

アラガン社の次に、お値段が高かったようね。。仕入れたことがないので、はっきり言えませんが。。。

韓国製になると、アラガンに比べて、かなり安くなります。もちろん、そういった詳細なデーターは、会社自体は出していなかったと思います。

 

ただ、そんなに悪いモノではもちろんないでの、うちでも開業当初、アラガンのボトックス®(海外からの個人輸入です)と韓国製のニューロノックス®と両方置いていました。

もちろん、韓国製のほうが施術料金は安くなります。

患者さんの中にも、繰り返しやるから安いほうがいいし、韓国製で構わない、という方もいらっしゃるので、韓国製も準備していたんですね。

ところが、来られる方のほとんどがアラガン社をご希望になり、そうしているうちに、ボトックスビスタ®が認可されて、アラガン・ジャパンが出来て、発注・納品がとても簡単便利になったため、韓国製が無くなったのをきっかけに、全部アラガン・ジャパンから仕入れるボトックスビスタ®に、うちは変えてしまいました。

自分にも韓国製はやったことがありますが、そんな悪くないと思います。

ただ、気のせいというか、なんとなく自分も患者さんも、アラガン社のほうが、なんか持ちがいいような、効果が高いような気がします。

もちろん、そんなデーターは一切ありません。

トップブランドを使用している、という気分的なモノもあるとは思いますが、韓国製の効果の経過を知らない患者さんがアラガンをされて、経過を診ていると、なんかやっぱりいいのかな~、という気にさせられます。

中国製は、絶対ダメですけどね。

今時、中国製を使っているクリニックで、まともなクリニックはないでしょう。個人輸入の代理店もちゃんとしたところは、もう中国製は取り扱っていなかったように記憶してます。

 

値段に反映してくるのが、薬剤を作る時の衛生面や不純物をどこまで取り除けているか、という問題も出て来ます。

アラガン社は、衛生面において、信じていいと思いますが(イギリスのもかな)、他のは、どこまで不純物が入っているのか、となると、誰も保障はしません。

 

衛生面とはまた違うんですが、特に、中にタンパク質がどれだけ残っているか、というのがとても大切で、ものすごい微量なんですが、これがどうしても多少残ってしまいます。(アラガンであっても)

そのわずかなタンパク質で、抗体ができてしまって、耐性ができ、この抗体ができると、一生ボツリヌストキシンA製剤は効きません、と言われています。

アラガンは、他社に比べて、このタンパク質が少ないため、抗体ができにくい、と聞いています。(この辺が、純正品と後発商品(いわゆるジェネリック)との違いになるんでしょうね)

できにくいとはいっても、全くできないわけではありません。

そこで、新しくでてきたのが、ドイツ製の「ゼオミン®」という、ボツリヌストキシン製剤です。

これは、アラガン社よりも、タンパク質がさらに少ないらしいので、抗体ができにくいのがウリだそうで。発売して、まだ1年経っていなかったかな・・・?

今、検討中です。もう少し、様子をみてから決めようかな、と。。

もし、仕入れた場合は、ボトックスビスタ®とゼオミン®と両方おいて、患者さんに選んでもらう、という形になるのかな。。。わかりません。アラガンは、絶対おいておきますが。

 

アラガンのボトックス®もそうですが、打ちすぎなければ、抗体はできにくいと言われており、今のところ、私だけで処置をした患者さんで、抗体ができてしまった方は、いません。

患者さん自身がいろんなところでボトックスを打ち過ぎて、またそれを問診の段階で黙っているとなると、管理できるわけありませんから(だから、ドクターショッピングみたいに、いろいろなところで治療するのって、よくないんです)、その場合は、抗体ができても仕方ないでしょう。

患者さんの欲望の赴くままに、ボトックスを注射したら、アカンわけです。どれくらいの期間を空けているのか、どれくらいの量を打っているのか、医者が管理する必要があるわけです。誰かが、止めないと。

 

それでも、抗体が出来てしまうことって、あるとは思いますけどね。人間の体ですから、機械のようには行きません。

 

法律の問題ですが、今、日本で厚生労働省が使用を認めているのは、ボトックスビスタ®のみです。厳密に言うと、眉間だけになりますが。

それ以外のところに注射する、ボトックスビスタ®以外を使うのは、違法ではもちろんありませんが、何かあった時、そのクリニックの、やった医師の責任である、ということです。

 

何かって、何?と私もわかりませんが、想定外のことが起こることって、可能性はゼロではありません。

そうなった時に、責任はあくまでやった医者でしょうが、ボトックスビスタ®を使ってる分には、メーカーも一緒に調査をしてくれると思います。アメリカ本国にも調査を出されたりと、世界中のデーターから検証できるわけです。

それ以外は、あくまでも海外からの個人輸入なので、一クリニック、一人の医者でできることって、限られてきますからね、原因を調べることは難しいでしょうし、原因がわからないと、また同じことを繰り返す可能性もあるわけです。

その辺が、ボトックスビスタ®と、違うと言えば違うのかもしれません。

ゼオミン®の場合は、輸入代理店が、素晴らしいアフターケアで有名なキュテラ社ですから(タイタンやライムライトの会社です。ヨイショし過ぎ?)、個人輸入であっても、ちゃんと調査とか協力してくださると思いますけどね。

まあ、ゼオミン®は、学会発表もちらほら出て来ますが、もう少し様子を見ます。

 

美容医療って、思わぬところに落とし穴があったりしますから、患者さん側も情報をたくさん知るのって、とても大事です。

(ネットのおかしな情報にまどわされてもいけませんが。。。)

情報がない場合は、クリニック選びを間違えずにできるかどうかにかかってくると思いますが、心配な時は、治療前に、いくつかクリニックのカウンセを受けて、一番ちゃんと説明してくれるところを選ばれると、問題ないかと思います。

 

 

「ドクターショッピング」って言葉、聞かれたことありますか?

まるで、ウィンドーショッピングをするかのように、次々とクリニックを変えて行く場合のことを言うんですが、どちらかというと、悪い意味で使われることが多いかと思います。

病気の種類にもよるし、状況によっても変わりますから、一慨には言えないんですが、例えば何か病気して、クリニックを受診して、薬が出されて、しばらく様子を見てください、と言われますよね。

どこのクリニックに行っても、大概そう言う風に言われることが多いと思うんですが、その薬が合っていなかったのか、病状がひどくなったり、変わっていったりした場合、改善せずにどんどんひどくなってることって、またまたあると思います。

そういう場合は、同じクリニックに行って、ひどくなりました、とか、薬が効きません、と診察を受ければ、検査が追加されたり、変化した病状に合わせて薬が変わったり追加されたりして、良くなったり、ホントにひどい場合は、もっと大きな病院に紹介されたりと様々なケースがあると思います。

病院に行ってから、翌日や翌々日に、本格的な症状が出てきて、ひどくなる、というのはよくある話で、症状が変われば薬も診断も変わるのは当たり前なんですが、患者さんからしたら、治らないじゃないか!とわかりにくく勘違いしてしまうこともあると思います。

そこで、同じ病院に行かずに、また違う病院に行って、症状がひどくなってわかりやすくなっているから、診断もはっきりして、薬も変わって、やっと効いてくる、ということも多く、後から診た医者のほうが名医に例えられるのは、そういうことも多いからなんです。

症状や経過を聞いて、この薬は効かなかったんだな、ということで薬を変えやすかったりと情報量が増えるわけです。

病気の場合、どこで医者を変えるのか、クリニックを変えるのか、確かにとても難しいですね。

何度通っても、症状が変わろうが同じ薬を出されるだけで、全然話を聞いてくれない、となるとクリニックを変えたくなる気持ちもわかりますが、医者からしたら、その病気のほんの一部の症状が、その病気の範囲の中で、多少変化しているにすぎず、患者さんがいろいろ言ったところで、薬は変わらないのに、逆に薬が効いているから、その程度で済んでいるんですよ、と心の中で思っていて、説明すると時間がかかるし、外来は混んでるし、もういいや、と同じ薬を出している医者もいるでしょうし、他の患者さん以上に話を聞いているつもりなのに、症状があまり変わらず(全ての病気が治せるわけではありませんから)、同じ薬を出すしかないのに、患者さんの不満だけはどんどん増えていく、その結果、病院を変わる、でも、また違うところに行っても同じことの繰り返しで、みたいなことって、日常茶飯事かと思います。

医者は100人いたら、100人とも考え方・知識の量・経験も全て違いますから、同じ保険診療であっても、もらう薬の種類が全然変わって劇的に良くなることもあれば、日本中、どこに行っても、そんなに変わりませんよ、ということもあり、どうなのかと見極める、ということはなかなか不可能なので、満足がいかないのであれば、確かに、医者を変えて、他の人の意見を聞いてみる、というのはセカンドオピニオンと同じで、大事なことかとは思います。

また、そうやって、別のクリニックに行ってみたら、全く逆のことを言われて、何がなんだかわからなくなったり、医療自体に猜疑心が芽生えたり、医者自体を信用しなくなったり、と悪い面が出てしまうこともあり、もうこればっかりは、運というか縁というか、どこまで受け入れるのか、どうしたらいいのかわかないですよね。

手遅れになってはいけない、と1回でダメならすぐに別のクリニックに変える、ということもありますが、決定的にイヤなことがなければ、2度目に行って、どうなるのか経過をちゃんと話して、医者の対応も見る、というのがとりあえずは一番お勧めではあります。

(緊急性がなければ、ですが。緊急性も、どこまで緊急なのか、判断できませんけどね。医者であったとしても。急変って、確かにありますから。)

以前に、自分の子供に、毒(洗剤とか)を食事に混ぜて少しずつ食べさせて、体調を悪くさせ、入院させて保険金をだまし取ったり、最終的に殺した親のニュースがあったじゃないですか。

入院だったので、体調の変化に主治医が気付いて、なんかおかしい、とワナをかけて、やっぱり母親だった、というので、奈良県で逮捕された母親がいましたよね。

天理よろず病院の先生が体調の急変や悪化に気付いて、発覚した事件でした。

これはだいぶ前の事件ですが、少し前に、似たような事件があって、毒を持っていたのは、母親ではなくて、父親だったか、同居している母親の恋人だったか、捕まった事件があったのを覚えてますか?

目薬だったか、(目薬の事件もありましたね)腹痛だったか、忘れましたが、最初は入院じゃなくて、外来で、開業医や病院を、症状が出るたびに、その度変えておられたように記憶しています。

もし、同じ病院やクリニックで、ずっと経過を診てもらっていたら、なんかおかしい、ということに、外来の医者が気付いて、もっと早くに事件が発覚したのに、とニュースを聞きながら思ったのを覚えています。

同じ患者さんで、病状が不審だったり、改善したと思っていたら、また同じように悪化を繰り返す、となると、何か違う病気が隠れているか、恐ろしいことが起こっているのか、など、やはり異常に気付くと思うんです。(ごくまれに、気づかず、野放しの医者もいるとは思いますが)

ある一定の期間を、同じ医者(もしくは同じ病院)で、経過を診てもらうのって、経過を追って、原因を探ることができますから、そういうのって、いわゆるドクターショッピングをしていると、発見が遅れるわけです。

患者さんから問診をした段階で、この人はドクターショッピングをしているな、というのは、すぐにわかりますし、忙しい外来の最中で、誰も、なかなか真剣に、初診だけで、経過をゆっくり聞いて原因を探ろうとはしません。

(問診の中で、何かが引っかかれば、また話は変わってくるんですけどね)

だって、患者さん自身が腰を落ち着けて経過を見せてくれないし、とりあえず今の症状に合わせて薬を出すしかないんです。

たった1回の診察で、その人の生活状態や環境もわからないのに、短時間で、1発で治す!なんて、魔法みたいなことは、よほど今までかかった病院や医者が検討はずれのことをしていない限り、ないわけです。

また、経過の長~い病気や症状になってくると、いろんなおまけがついてきて、ホントの病気も見えにくくなっていますから、経過が長い分、診断にも時間がかかったり、かなり珍しい、特殊な病気だと、しばらくかかっていても、どうしようもなくて、我慢してもらうしかないことも、実際結構あるわけです。

どんな名医に診てもらっても、医者も人間で神様ではないので、何でもキレイさっぱり治せるわけではなく、「治す」のが難しいのであれば、その症状とうまく付き合っていくやり方を教えてくれる医者に出会うしかないですよね。

ここまできてしまうと、確かにドクターショッピングも必要かもしれません。

ちょっとややこしい病気だと、患者さんも大変なのは大変だと思います。

大きな病院や大学病院に行ったからといって、全員が「いい医者」(いろんな意味で)というわけではなく、患者さん自身との相性も大事ですし、正しい医療をしていても、患者さんが幸せになれるわけでもないんですよね。

患者さんも初めての診察の時って、ドキドキされてると思いますが、医者側もどんな患者さんだろう?どんな病気だろう?大丈夫かな?とドキドキしていることって、お互い様であると思います。

初対面で、全員の方とお互い心から打ち解けあえるわけではありませんから、お互い緊張が解けるくらいの数回くらいは、最低受診をされてみてはどうかな、と思います。

(ホントにおかしなことを言われない限りですが。これも相性と言えば相性なのかもしれませんが。)

病気の場合って、ホントに難しいですよね。

こちらも精神的にも体力的にも弱ってますから、ちょっとした一言で、絶大に信頼してしまう場合もあるし、物凄い不信感を抱く場合もあるし。。。

でも、なんななくごまかす人って、いますよね。そういうのって、こちらがいくら素人とはいえ、やっぱりわかってしまうから、そういう場合は、二度目はなくてもいいかもしれません。

(一番タチが悪いのが、絶大に信頼させておいて、医療はむちゃくちゃなことをしている、というのが実は一番わかりにくくて、体だけボロボロという、最悪の事態になるんですけどね。わかりやすい医者は、そういう意味で、まだ不幸中の幸いです。)

何が言いたいのか、よくわからなくなってきてしまいましたが、自費の医療も同じなんです。

ごくまれに、患者さんの中で、同じ顔なのに、この治療は、このクリニック、あの治療は、こっちのクリニック、と混ぜて同時進行というか(同じ日という意味ではなくて。ある一定の期間に、という意味です)、並行して、治療を受ける患者さんがいらっしゃいます。

ひどい方になると、光やレーザー治療を他院と混ぜてされる方がいらっしゃいます。

このクリニックには、このレーザーがないから、それはあっちでやってもらう、みたいな。

うちでは、うちで治療を受けられる場合、同じ場所(顔なら顔)を、エステや他院で、いろんな人が触る、というのは止めていだたいています。

治療の計画も立てられないし、他院で、無茶苦茶にされたりすると、今までうちでやったことがホントにムダになったりするわけです。

そりゃ、お金と時間を無駄にして、ムチャクチャになっているのは、患者さん自身の顔のわけですから、私が困るわけではありませんが、やはり責任を持って医療をする、というプライドがあるわけです。

なんか経過が悪いな~、という場合は、悪化させるような邪魔している何かがあるわけで、それを見つけないと改善していかないわけで、それがどっか別のところで、医療なりエステを受けてるとなったら、そりゃ、ダメでしょ!となります。

一体、何をされているのかわかりませんからね。

処置の名前(レーザーの機種とか)を聞いたところで、機械の設定などがわかりませんから、お互いの医者同士、連絡を取り合って、同じ考え方で、チームみたいに医療に当たっているなら、ともかく、美容医療で、そういうことは、まあ、めったにありません。

美容医療ほど、ホントに医者によって、考え方・治療方針は全然違うわけなので。

他院から、完全にうちに変わる、というなら、お受けしていますが、まだそこで、コースが残っているから、一緒にやっていいか、と聞かれると、コースを精算されるか、使い切ってから、うちの治療を受けてください、とお願いしてます。

同じ顔で、ホホに他院で、フラクセルやアファームをやりながら、うちで肝斑治療をする、とか、絶対お断りしています。

刺激がよくないのに、どれほどの刺激をしますか!という感じです。

中には、あまり刺激をしない治療をしているクリニックもあるでしょうが、そもそもじゃあ、なんのために高いお金を払って、その治療をされているんですか?と言いたくなります。

治療にもいろんな種類がありますからね。

完全に切り替える場合はいいんですが、最初はうちでやって、来月・さ来月は、よそでやって、その次はまたうちで、みたいな、一体何がしたいんだか。。。

そういう方は、お断りしています。

化粧品を買うのとは、わけが違いますから。

変えてみたけど、やっぱり元に戻そう的な、発想なんでしょうか。。。

医療は、そんな簡単なことじゃないし、お肌自体の回復も考えないとダメですから、経過は、もうぐちゃぐちゃですね。

お金さえくれれば、何でも当てますよ~、ということはしたくないんですよね。

だって、キレイにならないから。

うちで治療をされた後、別のクリニックで、同じ治療(同じ機器)があったとして、そちらのほうが値段が安かったのか、通いやすかったのか、魅力的だったのか、なんかわかりませんが、何回かそちらでやって、また戻ってくる、となると、うちの効果とは違いますので(設定が違いますからね。効果ももちろん違います。機械が同じなら同じわけではないんです。料理のレシピと同じことです。)、この治療は、患者さんに合っていますよ、とか、経過がもひとつだから、設定を変えてみましょう、とか、まあ、わかるわけありません。

それでは、提供している価格と効果のバランスが違ってくるわけです。

もちろん、よそのクリニックがよければ、そちらで治療されればいいと思うんですが、中途半端されて、またうちでやる、となると、(何をどうされたのかが、わかりませんから)一定の期間を空けていただくことになります。

糖尿病や高血圧で毎月病院を変えて、いったりきたり、って普通やりませんよね。

そんなことしたら、コントロールができなくなります。

(紹介状があって、どういう風にコントロールしようとしていたか、とか考え方がわかれば、話は違いますが、それでも、毎月ころころ病院を変えるなんて、普通やらないでしょう。)

でも、美容医療だと、患者さんもエステ感覚なんですかね。

毎月コロコロ変えられるんでしょうか。。

いくら美容とはいっても、完全に医療ですし、1回で、そんな劇的に変わることのほうが少ないわけで、普通は回数がいるわけで、経過によって、薬と同じで、照射方法も変わるわけで。

そりゃ、お金を出すのは患者さんなので、患者さんんがどうされようが自由は自由なんですが、美容医療も保険と同じで、クリニックをコロコロ変えたり、いろんなのをごちゃまぜにしている方の肌や顔って、あんまりキレイじゃありません。

それは、いろんな医者の考え方が混ざっているので、統一感がなく、とてもバランスが悪いんです。

そのバランスの悪さに、患者さんが満足されていれば、他人が、それ、おかしいですよ、と口をはさむことではないんですけどね、主観の問題だし、個人の好みだし。。。

でも、私は、そういうバランスの悪い肌や顔って、あまり作りたくないですね。

私の目指す「キレイ」とは違うので、やっぱりうちでの治療をお断りします。

少しでも早く、「キレイ」になってほしいと思うので。

とりあえず、いいとおもえることは始めてみて、お肌に悪いことは、極力減らして、それでも「キレイ」にならないんだったら、普段の家でのホームケアに何か問題があrのでは?と疑いますから、よその治療と混ぜちゃうと、どんどん時間とお金を食うだけだと、私は思います。

イソップ物語のコウモリでは、ダメだと思います。どっちつかず、というか、行ったり来たり、っていうのは。。

何をしたいのかが、ご本人が理解されていないか、まだ何か迷っておられるのか。。。

そういう時はね、ホントは美容医療って、やったらいけません。お金も時間ももったいないので。

ちゃんと信用できるクリニックで、とりあえず一定期間通って、様子を観る、というのが、やはり私はおススメします。

 

 

ホームケアだけでは満足できない方、ある程度の確実な効果(コラーゲンを実際に増やす)を欲しい方は、やはり医療を組み合わせるしか方法がありません。

ホームケアのいくらクリニック専用化粧品と言え、限界はもちろんあるわけです。

もちろん、医療だからと言って、シワが完璧になるなるわけではなく、あくまでマシに改善させるというレベルです。

どこまで改善してマシになるのか。。。それは、その方の老化のスピードにも寄りますし、どこまで医療にお金と時間を割くのか、ということでも変わって行きます。

老化はずっと続きますから、うまく長く(って、死ぬまで一生ですから)付き合っていかないとね。

 

さて、医療ですが、

目元のシワで、うちのメインは、やはり光・レーザー治療です。

タイタンとジェネシスになります。

ただ、どちらも骨の無いところ(眼球の上)の皮膚に、光をあてることはできません。目を守らないといけないからです。

ジェネシスは、皮膚の浅いところまでしかレーザーが届かないので(タイタンに比べると)、タイタンに比べると、コラーゲンの増やす程度は弱いんですが、目元は皮膚が薄いので、ジェネシスもとてもいいと思います。

ですが、まつ毛にあたると、毛が飛んでしまいますから、完全にまつ毛を保護するところまで、ゴーグルでカバーします。

エクステなどが長すぎると、他の方よりもカバーが大きくなりますから、せっかくの目元に、レーザーがあてられません。

できる方は、まつ毛を保護して、できるギリギリのところまでレーザーをあてていきます。

(完全に骨のない柔らかいところには、あてられません)

 

でも、もっと目の際のシワもチリメンジワも、全部気になりますよね。

そこで、タイタンです。

タイタンの光は、まっすぐではなくて、少し広がって光が届きますから、目の下の骨のところにあてても、少し内側に届きます。

目元を気にされている方は、うちではタイタンをされることが圧倒的に多いです。

上まぶたには、あてることはできませんが、上まぶたも年々たるんできますよね。

タイタンで、おでこにしっかりあてることで、上まぶたを引っ張り上げる効果がありますが、それでも足りなくて、もっと上げたい、あるいは、下まぶたも、もっと光をたくさんあてたい、という方には、オプションで、普通のタイタンに、目元をさらに追加(プラス¥10.500)というのもあります。

でも、普通のタイタンでいいと思いますよ。普通のタイタンで、しばらく様子を見られたらいいと思います。

50~60代の方で、目元だけかなり老けている印象の方(目元にだけ、とっても小ジワが多いとか)で、普通のタイタンもしたけど、もっと早くなんとかしたい、という場合に、追加されることはあります。

顔のタイタンの場合だと、1~2か月間隔で通われる方もいらっしゃいますし、気になった時だけ、単発で、あるいは少し続けてやる、という方もりいらっしゃいますし、人それぞれです。

でも、目元を気にされている場合は、いきなり変わるわけではないので(タイタンがむくみは即座にとってくれると言っても、目元はあまり関係ないかと。。)、やはり数回(1~2か月毎に)は続けられたほうがいいと思います。

もちろん、1度して、気にならなくなったら、する必要はありません。また気になった時にされればいいと思います。

 

目元の笑いジワが固定してしまったり、笑いジワが気になる、というのであればボトックスをするしかありません。

筋肉が動く度に、シワがよって、どんどん深く刻まれていくので、少しでも刻まれないように、動きを止めるわけです。

もう、ついてしまった笑いジワは、ボトックスだけで、無くすということは難しいですが、それ以上深くしないということがとても大切です。

ただ、目尻は、あまりボトックスを広範囲にやりすぎると、不自然な感じになると思うんです。

笑った時に、少し目尻にス~っと上側にシワは出たほうがいいかなと思います。

キレイな女優さんで、目尻のシワの少ない方の笑顔をよく見ておいてください。

ああいう感じの笑顔なら、40代50代でも、自然でいいと私は思うんですが。。。

笑っても、全く目尻にシワがよらない方がいらっしゃって、(女優さんでも、素人の方でも)

あれは、ボトックスを目尻の上側にも注射しているんだと思いますが(目元だけでなく、ホホ側にまで打つ方もいらっしゃいます。)、あれは、私は勧めません。

ちょっと、やっぱり不自然でしょう。。

まあ、好みの問題なので、そういうのが好きな方は、そういう顔のドクターにしてもらう(全然シワのよらない、表情の変わらないドクターって、いますよね。いるんです。)ほうがいいと思います。

自分は、そういう顔にしてなくても、患者さんのお好みであれば、(私も、患者さんにする場合はありますが)、不自然なのにな。。と思いながらしますから、不自然さの中に、少しでも自然さを残そうと、ボトックスを打っちゃうかもしれません。少なくとも、私はそうかな。

むちゃな量はいれないし(そんな大した量じゃなくても、結構止まりますけど。打つ場所ですかね、やっぱり。)、ホホ側には頼まれても入れません。

その方の笑いジワの大きさや範囲にもよりますが、少し注射しておくと、シワが浅くで済んで、自然に若々しいと思いますよ。

深くさせないための予防も兼ねて、ですね。

 

笑ってもいないのに、顔を動かしてもいないのに、シワが残ってるところ、完全にシワは定着してしまっている場合ですね。

光やレーザーで、時間をかけて浅くしていく、という方法も確かにいいんですが、シワが深すぎたり、光治療の効果を待っていられない場合、ヒアルロン酸注射をする、と言う方法があります。

ヒアルロン酸は、シワのミゾを浅くするような感じです。少し浅くすることで、目立たなくする、以前よりは改善させる、という方法です。

完全にシワがなくなるわけではありません。

かなり目立たなくなることも、シワとヒアルロン酸の粒の大きさやシワの深さなどによって、ドンピシャに合った場合、もちろんありますが、絶対ではありません。

あくまで、浅くして、より目立ちにくくさせる、と思っておかれたほうがいいです。

ただ、目元のシワは、細かいことも多く、細かすぎると、ヒアルロン酸の粒のほうが大きすぎることもあり、シワにより、ヒアルロン酸を選ばないといけません。

うちだと、テオシアルのファーストライン®かグローバルアクション®をご用意してます。

目元は、ファーストライン®を使うことが多いです。

(あくまで、シワ用です。)

シワに1本、1本、入れていくわけです。

グローバルアクションだと、シワにも、他の場所にもいろいろ使えることがあるので、グローバルアクションを買って、残りを他にも使う、というのもありですが(うちは、1本買い取りなので)、

目元のシワの深さや大きさにもよりますが、シワの大きさに合っていない場合(特に、少し粒のほうが大きかった場合)、ミミズ腫れみたいにしばらく見えることもあるので、(しばらくしたら、たいていなじむとは思いますが、人によったら、結構時間がかかることがあります)小さい粒のほうが無難かな。。と思います。

ヒアルロン酸の選び方は、メーカーも使う種類も、ドクターによって、かなり好みがありますから、私と全然違うドクターも、もちろんいるわけで、私のやり方が絶対正しい、というわけではありません。

実際、シワを診てみないと、わからないので、診察後に、全然違う話をすることもあるかもしれません。

ただ、ファーストライン®でも粒のほうが大きいな。。というシワには、うちではヒアルロン酸は、希望されても入れません。

ヒアルロン酸って、多少の腫れ・内出血の可能性があります。特に、目元は血管も多いし、血が出ても押さえにくいので、内出血の可能性は、他の場所よりは高いと思います。

そういうリスクを覚悟されたうえで、ヒアルロン酸をする、というのは、とてもお気軽で、時間もかかるものではありませんが、メイクみたいなものとお考えください。

2週間後に、大事な用事があって、なんとか間に合わせたい!という時であれば、選択肢の一つにもなりますが、一生のアンチエイジングのために、となると、ヒアルロン酸を注射しても、老化が止まるわけではないので、費用対効果をどう考えるか、です。

ヒアルロン酸は、吸収して無くなってしまうので、無くなって、気になったらまた入れる、ということを繰り返していると、トータルで見ると、割高になるかと。。。

老化と一生つきあう、という面からみると、経済的には、一番負担じゃないのかな、と私は考えます。

(どんなシワか、にもよりますけどね)

だから、プチ整形と言われてしまうわけですが。

同じお金をかけるなら、私は、光やレーザーで、根本的な自分のコラーゲンをちゃんと増やしておいて、そのうえで、気になるなら、ヒアルロン酸などを考える、というのが理想でしょうか。

1年にどれくらいのお金をかけるのか、その費用で、どこまでのことをしたいのか、ということでも、おススメはもちろん変わりますけどね。

 

何の治療をされるにしろ、ご自分がどうしたいのか、どこまでお金をかけるのか、かけていくのか、どこらへんで、維持したいのか、あるいは目指すのか。。

そういうことがはっきりしていると、治療の選択が簡単になります。

あれもこれもしたいけど、お金がない、あるいは無理してお金使っちゃった、と悩む前に、できることから始めて、様子を見られてはいかがでしょうか。

実際、どれもやってみないと、本当に自分に合っているのか、考え方と効果も予想通りなのか、ということも、わかりませんからね。

 

 

 

 

目の下のクマの話をしますと、患者さんからシワの話もしてほしいとご要望が多いので、今回はシワの話です。

 

目元のシワの治療も大事ですが、おうちでのスキンケアもとても大事です。

 

今の季節、一番困るのは乾燥ですが、乾燥ジワがひどかったり、放っておくと、そのままシワが固定してしまいます。

せっかく光やレーザーをあてても、乾燥ジワを放置しておくと、効果も思ったように出て来ません。

乾燥ジワが新たにシワを毎日せっせと作ってしまうから、キリがないんです。

乾燥ジワ対策に、目元用のクリームがいろいろ発売されています。

一般に売っているモノでも、高保湿だけでなく、いろいろ高機能のついたモノのありますね。(そのため、結構なお値段になりますが)

市販の高機能化粧品は、悪いとはいいませんが、お値段と宣伝で言われているほどの効果を比べると、費用対効果は、医療用・クリニック専用化粧品に比べたら、悪いのは仕方のないことです。だって、一般用ですから。

市販の高機能化粧品を買うかどうか、悩んでるくらいなら、とりあえず高保湿のモノだけ(自分にあっていないとダメですよ)を使ってください。

目元の高保湿で充分です。

普段の化粧水・乳液で保湿がいけてるという方も、目元だけは、今の季節、大丈夫ですか?乾燥ジワできていませんか?

目の周りだけ、普段は使わないクリームを足す、というのも、この季節にはいいかもしれません。(必ず自分に合っているものですよ。クリームなら、何でもいいというわけではないです。)

 

さて、保湿が出来ているなら、もうワンランク上のホームケアのおススメは、エラスチダーム®です。

1個¥15.750と、お高めですが、目の周りだけだと、約3か月分です。市販の高機能化粧品のことを思えば、費用対効果はとてもいいと思います。

これは、オバジのクリニック専用化粧品ですが、さすがオバジだけあって、ビフォーアフターやデーターは化粧品としては、申し分なかったです。

全ての方に、絶対合う!と言えるわけではありませんが(テスターがないので、買って、合わなければ、首や顔(目元以外)や手にお使いください。)、目元の小ジワでお悩みの方は、一度お試しください。

目の周りは、光やレーザー治療をしていくのでも、光が届く範囲に限界がありますから、ホームケアがかかせません。

私も発売以来使っています。

あまり若い方だと、元がいいので、効果がわかりにくいですよ。予防感覚で使われるのであれば、アリですが、若い方は、まずは保湿!です。その上で、考えてくださいね。

現状がかなりひどいとお悩みの方は、ビフォーアフターがわかりやすいと思います。(もちろん、個人差はあります)

ただ、塗ってすぐに効果が見えるわけではないので、(当たり前ですが)、時間はかかりますよ。

それに、よくなったからと言って、止めてしまうと、何でもそうですが、老化だけは、ずっと着々と進んでいくわけですから、止めた時点から、エラスチダーム®の効果も止まるわけです。

どれだけ続けていくのか、休みながら使っていくのか、それはその方の価値感です。

 

即効性が目元に欲しい方は、シワの程度にもよりますが、資生堂ナビジョンのHAフィルパッチ®がおススメ。

これは、「クロワッサン」の雑誌にもアンチエイジングの化粧品特集の時に、紹介されました。(「クロワッサン」もどこまでの美容特集なら、掲載するのかよくわかりませんね。まあ、これはクリニック専用化粧品で、医療ではないですが)

これはね、かなり即効性があります。

なんせ、ヒアルロン酸100%で作ったトゲのような針(マイクロニードルという、ものすごく小さな針です)を、直接皮膚に刺して、寝ている間に、ヒアルロン酸が溶けて、目元がふっくらする、という代物です。

パックみたいなモノに、小さなトゲがたくさんついていると思ってください。

それを、寝る前に、目元の下の外側中心に貼って、寝ます。貼る時に、少し押さえて、プチプチというか、サクサクでもないんですが、チクチク?みたいな感覚です。

全く痛くないわけではないですが、ちょっと気になるから、早く寝てしまおう、と思う程度の痛みですが。そのうち、気にならなくなります。

でも、今までに、うちの患者さんで、お一人、どうしても痛くて、早く取っちゃった、という方(寝てられなくて)がいらっしゃいました。

完全には溶けてはいないはずの短時間でしたが、それでも少し変わったようだった、とおっしゃってました。

やはり、ヒアルロン酸はスゴイです。(塗るだけではダメですよ)

でも、あくまでも目元専用なので、例えば法令線に刺しても(貼っても)、効果はないと思います。

そして、もちろん、ただのヒアルロン酸なので、吸収されればおしまいです。

本物のシワ用のヒアルロン酸注射ではないので、たかがマイクロニードルの針の量ですが、1週間も2週間も持続はしません。

週2回続けて使い続けると、とてもいいらしいですが、お金はかなりかかります。

ここぞ!という時や、週1回くらい、気になる方は、ホームケアとして追加されるのは、とてもいいと思います。

欲張りすぎて、あまり目の際に貼っちゃうと、のりしろが3ミリの幅でありますから、のりしろが、まぶたの淵を押しますから、目が気持ち悪いです(寝てても)。

あまり欲張りすぎずに、目の際からは少し離して、貼ってくださいね。

(慣れれば、簡単ですが、久しぶりにすると、つい私も何も考えずに貼ってしまって、アチャ~、と思うことがたまにあります。貼り直すと、針は取れないかもしれませんが、のりしろが多分ダメになって、つかなくなるので、貼り直すのは難しいかと。。

ゆっくり慎重に、もう一度必ず裏の説明書きを読んで、貼りましょう。)

 

あとは、レチノール系ですね。

レチノールも、商品によって、濃さは種類がまちまちで、間違っても、エステとかで購入するのは勧めません。

中途半端に濃い(市販よりも)ため、副作用もバンバン起こるのに(レチノール特有の。起こっても仕方無い分ですが)、ずっと続けるように、言われたり、好転反応とかわけわからんことを言って、さらに買わせる、といったことがあるので、ホントに勧めません。

レチノールを使いたいなら、それこそ一般の化粧品(ある程度、市場に出回る以上、安全基準のテストはされてはいます。)で、様子を見るか(それでも、使用上の注意はよく読んでください。合わない方は、ホントにあいませんから。)、クリニック専用化粧品のレチノールか、クリニックで販売されているドクターズコスメ(?)を使われるか。

クリニックで購入した場合、市販で買う化粧品もそうですが、何か困ったことがあれば、電話でも聞けるし、診てもらいにもいけますよね。

クリニック用だと、商品にもよりますが、効果を出すために、一般よりも濃く、種類も変えてあることもあるので、ホントに、副作用も軽めからひどい目まで様々です。

きつい場合は、買ったクリニックで、ちゃんと説明があると思うんですが。。。

(説明もなく、きついのを買わすクリニックでの購入は、今後止めておきましょう。レチノール系は、なにかしらトラブルが起きてもおかしくないので。

レチノールは、長く使っていくと、全体に赤みが出たり、皮膚が薄くなるモノもありますから、長期に使う場合は、そこのクリニックに問い合わせたり、自分自身でも注意しておきましょう。

なんか、おかしいかも、と思ったら、一旦すぐに止めてみる、というのも大切です。)

今、うちのクリニックに置いてるレチノール系は、ナビジョンのRTマスク®とレチノシューティカル®です。

RTマスクは、レチノールも入った、特別スペシャルマスクと思っていただいたらいいと思います。

週1回とか、ここぞ!という時に、乾燥ジワも含めて、小ジワが気になるなら、市販の高いマスクをするよりは、お勧めです。

レチノシューティカルは、普段から使ってもらう美容液(というか、美容クリームみたいな感じかな)です。

顔中塗ってもいいですが、目の周りなど、気になるところに薄く塗ります。

レチノール好きの方用に、一応ご用意してますが、目元は、私の独断と偏見では、エラスチダーム®から試すほうがいいかと。。。

エラスチダーム®が合わなくて、レチノシューティカル®を試す、とか、一度レチノールを試してみたい、というのはとてもいいレチノール商品だと思います。

医薬部外品ですので、安全基準は、クリアしたものになるのが、一般の化粧品とは違う点になります。

 

肝心なことを言うのを忘れてました。

目の周りは、絶対こすってはいけません!(他の場所もそうですが。どこであろうと、摩擦はよくないと思います。)

マッサージも、もちろん止めてください。とにかく、目の周りは、必要ないのにいじらない!

擦ると、、色素沈着になって黒ずむだけでなく、まぶたの老化(シワやタルミ)の原因になり、老化を早めますよ~。まぶたが垂れ目になって、老けて見えますよ~。

アレルギーで、痒くて擦ってしまう、という方は、ちゃんと眼科診てもらって、点眼液をもらいましょう。

アレルギーがなくても、これが一番多いんですが、メイクを落とす時に、ゴシゴシ擦っている方、こういう方は、何をしても、ダメです。効果が出るモノも出ません。

お金をドブに捨ててるようなものです。あああ・・・。もったいない。。。。

アイメイクをしっかりされるのであれば、専用のリムーバーをコットンにつけて(多めに。目の中には入れないように)、擦るんじゃなくて、しばらく貼って溶かす、ような感じで、落とします。

そんなのメンドクサイ、というなら、濃いアイメイクは止めておきましょう。

クレンジングで目の周りをどれだけ擦らずにいられるか、それがとても重要です。

これが出来てないと、ホームケアしたって、効果は見えません。お金を払って、光やレーザーをあてても、ホントにお金がもったいないです。

 

目元は、表情も豊かだし、瞬きもしますから、とっても動く場所です。動けば動くほど、シワになります。

皮膚が折りたたまれますからね。

でも、動かさないわけにはいかないので(瞬きも絶対いるし、笑ったりとかでシワはよりますよね)、シワになろうとするのは仕方のないことです。

(自分で、顔筋体操、とか言って、目の周りを動かして、シワを作るのは止めておいてください。シワ養成体操ですよ~。そんな体操を毎日されたら、全く美容医学とは真逆です。目の周りのシワを抑えるのに、ボトックス注射で、筋肉の動きを止めるのに、本人が筋トレして、シワを増やしてどうする!っていう話です。)

どうしても、シワのできやすいところなので、クリニックで行う医療も大事ですが、ホームケアも同じくらい大事です。

どこまでホームケアをするのかは、その方の価値感ですが。。

次回は、いよいよクリニックでの医療編です。

このブログでも、何度か目の下のヒアルロン酸注入のことは書いてきましたが、また最近、そういう問い合わせや患者さんのからの質問が多いので、また触れておきます。

うちでは、目の下の凹みにヒアルロン酸注入をする、ということはしていません。

目の下の小ジワには入れることがありますが(内出血のリスクや、なじむまで時間がかかるとか、ミミズ腫れみたいに最悪なる(全部がなるわけではないです。なる場合の可能性がある、ということです)など、了承された場合のみです。)

目の下、というか周りには、骨のない、柔らかい部分がありますね。

ガイコツでいう、目ん玉のところに穴が開いている状態です。

あの穴には、目ん玉が入って、皮膚が覆ってますから、柔らかいわけです。骨の硬いのには、ないから、触れないわけです。

目の下の柔らかい部分と、骨のある部分の境目は、どうしても段差ができてしまいます。

どの程度の段差になるのかは、骨格の差は脂肪や皮膚の付き具合、目ん玉の大きさや位置などで、段差の程度が目立つ方とあまり目立たない方とできてしまいます。

また、誰でも多少あるんですが、それをどこまで気にするか、というのでも、大きく変わってきますね。

人間、気になると、ず~っと見ちゃいますしね。人間の体って、アップでじ~っと見ると、多分そんなにキレイなモノではなく、(人工的な陶器とかみたいに、ツルッとなっているものではないですから)、人によったら、全部なくしてツルッとさせてください!みたいな極端なことを言いだす方もいらっしゃいます。

(何でもなくせませんけどね。人間生きてますからね。細胞1個1個、全て思い通りになるものではありません。)

目の下の凹みの話に戻りますが、目頭からホホにかけて、斜め下に向かっての凹みを気にされる方が多いです。

確かに気持ちはわかりますが、目の周りというのは、一番皮膚の薄いところで、その境界のところは、皮膚の質がまた少し変わる境界でもあるわけです。

ヒアルロン酸もいろんなメーカーがあって、その中でも、さらに細かい種類があります。

ほとんどのヒアルロン酸が、ある程度の硬さがあるので(硬さといっても、ゼリーのプルプル具合が、フルフルの柔らか目からカッチリゼリーといろいろあると思ってください。)、目の下の薄い皮膚の下に入れると、凸凹になりやすいことが多いです。

目の周り以外のところであれば、ある程度、皮膚の厚みがありますから、皮膚の下に入れて、下から持ち上げるような感じで入れるんですが(ボリュームアップの場合)、厚みがあると、凸凹に入れたとしても、多少のごまかしが効きます。わかりにくいんですね。

でも、薄いところだとごまかしはききません。

元がガイコツくらい、ホントに凹んでおられたら、凸凹のほうがまだマシかな、ということはあります(それでも、患者さんからしたら、完璧を目指されているので、トラブルになります)。

そんなにひどくない凹みだと、リスクも含めると、どっちがいいか、と私は思います。

うちには置いていませんが(目の下に入れないので)、業界でよく目の下に使うとて柔らかいヒアルロン酸があります。

それを使って、されているクリニックももちろんあります(使わずに、硬めのヒアルロン酸を入れているクリニックもあるでしょうが)。

それは、そこのドクターの考え方によるので、私とは考え方が違う、ということです。

ちゃんと信念を持ってされているドクターで、リスクなどの説明もあるのであれば(自分は、リスクを生じない、と思っておられれば、説明はないかもしれませんが)、やってみるというのも一つの方法です。

また、ドクターによったら、中途半端にいれるから、凸凹になるんだ、ハンパなく入れれば、凸凹にならない、という入れ方をされるクリニックもありますが、

まあ、これはごもっともなんですが(風船を膨らますのと一緒ですね。中途半端に空気を入れると、垂れてたりしますが、パンパンに入れると、シワもどこにもよらずに、膨らみますよね)、今まで凹んでいた目の下が、パンパンに膨らまされると思ってください。

実際、どこまで入れられるのかによっても変わるとは思いますが、人相は変わってしまいますよね。

それを気に入る方と、ビックリする方(イヤな方)に、完全に分かれます。

ほっぺたのところが膨らんでいるのは、若さの象徴にはなるんですが、目の下全体が膨らんでいるのは、ちょっとおかしいかと。。(普通、多少なりとも凹んでいるところですから)

凹みがホントに目立たない方って、いらっしゃいますが、膨らんでいる、というのは、かなり人工的?不自然?(涙袋じゃないですよ)太り過ぎなら、そういう顔もあるでしょうが、パンパンに入れて、顔を変えてしまうのは、私はあまりおススメしません。

(そういうクリニックでされて、ものすごいクレームになった患者さんを診たことがあるからです。膨らんで、その方は、人相が変わりました。元がとても美人で、凹みは、ホントに目立たなかったんですが、ものすごく気になってしまわれて、やってしまったそうです。その後、大変でしたが。。)

考え方の違いですから、患者さんが、そういうこと全部納得されていれば、アリかと思いますが、実際、されてみると、自分の想像と仕上がりが違って、愕然とされることも多いと思います。

目の下全体に入れる、ということは、針も何度か刺さないといけないし、針を刺す範囲も広いし、量も多くなるので、内出血・腫れも普通以上に出ると予想されますから、そういう説明もちゃんとリスクとして、説明のあるクリニックでないと、チャレンジはダメだと思います。

(このエライ目にあった患者さんは、内出血は絶対ない、と言われたから、やったそうです。。。そんなわけないやん。。。って話ですが。。有名な老舗のクリニックで、知り合いの方から勧められたので、より信用もされていたようです)

目の周りは、細かい血管が無数にあります。

目尻のボトックスでも、内出血する可能性はありますが、刺す回数が少ないのと、入れる範囲も小さいですから、確率的に言って、そんな高いモノではありません。(出る時は、もちろん出ますよ。あくまで、広範囲に入れるヒアルロン酸と比べて、ということです)

目の下全体とかの広範囲に入れても、内出血が目立たないことも、もちろんありますが、これだけは、やはり運もあります。その日の体調や血圧とかいろいろ複雑に絡んでくることがあります。前が大丈夫だったから、いつも内出血が出ない、なんて、保障はないわけです。

(ドクターの手技が、乱雑・乱暴、というのは、問題外です。これは、内出血出ないほうが、おかしいくらい、と言ってもいいくらい、当たり前のように内出血は出るでしょう。)

涙袋でもそうですが、ヒアルロン酸って、ホントに見た目ゼリーですから、薄いところに入れすぎると、ゼリーを入れたかのうように、ちょっと灰色っぽく見えます。

絶対なる、誰もなる、というわけではありませんが、ヒアルロン酸自体、水を含んでブヨブヨってなってきますから(それがいいこともあるんですが。ボリュームが増えたり、ふっくら見えるので)、ファンデを塗っていない時に、ホントにゼリーを入れたように人工的に見えることがあります。

その方の皮膚の、ほんのわずかな厚みの差であったり、量のちょっとした違いなんでしょうが、こればっかりが入れてみないとわからないこともありますから、全ての方が満足できるのか、というと、そうでもないと思います。

(スッピンを、どこまで気にするのかにも、、よるでしょうけどね。)

ちなみに、うちでは、涙袋のヒアルロン酸もやっていません。くぼみ目で、上まぶたの凹みに、ヒアルロン酸を入れてほしい、と言う方もいらっしゃいますが、うちではやっていません。

この二つは、お電話の段階で、お断りしています。

「目の下」と言われた時に、こちらもお電話でお断りすればいいんですが、「目の下」と言われても、患者さんの言われる「目の下」は、結構みなさん、位置がバラバラで、ホホのゴルゴラインのことをおっしゃってる方もいらっしゃるので、ホホ側の皮膚であれば、できますから(診てみないとわかりませんが)それで、カウンセ・診察はお受けしています。できなくて、お断りするこもありますが、いいですか?と確認の上ですが。

絶対やってほしい!と言う方は、うち以外で探されたほうがいいです。

何でもやるわけではありませんから。自分で、副作用よりも、効果のほうがかなりいいと判断した場合のみ、になります。

ホホ側まできたら、ゴルゴラインとかであれば、ヒアルロン酸を使うこともありますし、レディエッセを使うこともあります。

値段もメリット・デメリットも全然違いますから、両方の話をして、患者さんに選らんでいただいています。

(ちなみに、レディエッセは、目の下などの薄い皮膚の下には入れれません。メーかー保障ももちろんありません。一部のクリニックでやってるかもしれませんが、希望されても、うちでは絶対やりません。)

目の下の凹みが、どうしても、気になる、と言う方は、目の下専用のヒアルロン酸を取り扱っているクリニックで、カウンセ・診察に行ってみられて、とりあえず話を聞いてみてはどうでしょう。

でも、冷静になってみてください。

そんなに、ご自分だけ、他の周りの方と比べて、凹んでますか?

自分だけ、すっごい凹んでる、というのであれば、カウンセに行くのもいいと思いますが、そうでもないなら、行く前に、もう少し考えるほうがいいと思います。

今、不況ですから、美容医療業界も、せちがらいところはせちがらくて、適応がなくても、お金を払えば、バンバン勧めてくるクリニックも、たくさんあります。

良心的なところであれば、適応がないとか、リスクの話もちゃんとしてくれた上で、ゆっくり考えてもらうとか、ご自分で選択の余地も与えてくれますが、あやしいクリニックは、考える時間もくれません。さっさとお金を払わせて、注射してしまおうとします。

どこかあやしいのか、こればっかりはね、わからないと思いますよ。

同業者から見て、あやしさ満点のところでも、患者さんからは、全くわからないと思います。患者さんのどうして、そのクリニックに行ったのか、という話を聞いていると、同業者からとは全然別の視点で見ておられるので、かなり難しいかと。。。

いわゆる「老舗」というところでも、ビックリすることがされていたりしたので(患者さんからの話によりますが。)、同業者としても、ビックリしてしまう、ということになるので、これはわかりません。

どうしてもしたい場合、もうそのドクターを信用できるかどうか、そのドクターに、万が一、副作用を起こされても許せるかどうか、で判断されてみてはどうでしょう。

口のうまいドクター(実は、ただのお金儲けがうまいだけで、手技はむちゃくちゃ、とか適応ないけど、丸め込まれたとか)もいますが、その雰囲気を自分が許せるかどうか、に最後はなってくると思います。

かなり高度の口のうまいドクターになると、もうね、カウンセだけだと、「とってもいいドクター」というのと変わらないらしいです。これは見分けはつかないと思います。

ホントはどうなのか、真実(自分のとっての)がどうなのか、って、結局やってみないとわかりませんからね。経験しないと。

リスクをちゃんと説明されていれば、で、自分もそれを受けれたのなら、万が一副作用が起こっても、「仕方ない、落ち着くまで待とう」と思えますが、何も説明がなければ、ショックはとても大きいと思います。

いいことだけ言うドクターは、とりあえず止めましょう。いいドクターでも、説明があまりないのも、何かあった時に、不安になると思います。

最後は、自分で決めるしかないですが、雑誌や広告・宣伝を鵜呑みにするのだけは、絶対止めましょう。そんな魔法みたいな、都合のいいことだけ、なんて、あるわけないですから。

 

 

寒い日が続いて、お肌の乾燥も厳しくなっていますね。

脂性の私も、とうとうこの冬は、鼻の脂を取ると、少しヒリヒリするような、つっぱり感というか、保湿が足りていない感が、ひしひしと伝わってきます。

脂取りフィルムを使いまくっていた私ですら、こんな状態ですから、元々乾燥肌の方は、さぞおつらい毎日ではないでしょうか。

洗顔後、すぐに保湿をしないと、ヒリヒリしませんか?

そういう方は、洗顔系でかなりお肌がやられているのではないでしょうか。

乾燥肌の方でも、時間がたったら、Tゾーンを中心に、ジワーっと脂が出てくると思います。

この脂は、お肌が乾燥しているから、体が少しでも潤わそうと出している脂なんです。

脂が放っておくと、ギトギト・ねとねとしていくことがあるので、その脂がイヤだったら、脂取り紙やフィルムで、取ったらいいと思いますよ。

そんなギトギトの脂でなければ、それを手の平に取って、ホホとか他の部分に、当ててあげると、天然の保湿剤になりますから、いいんですけどね。

でも、これだけ乾燥していると、脂を取った後に、私も、ヒリヒリするというか、潤っていないことがわかります。

ギトギトの脂は取っておいて、化粧水や乳液を足して、保湿をしています。

時間のない時は、脂も取れないので、その分乾燥感がマシですが、それでも突っ張ってきたな、と予兆を感じますね。

突っ張っているなら、もうガンガン保湿をされてください。

化粧の上から、手の平に保湿を伸ばして、顔を温めるような感じで、保湿をのせていきます。

何度やっても構いません。

こういう乾燥している時期は、クリームファンデなどのしっとりタイプがおススメで、保湿や日焼け止めの塗り直しもとてもしやすいです。

乾燥がきついと、パウダリーファンデは、全然のらないことないですか?

リキッドやクリームファンデなどは、塗る時に、手持ちの乳液と混ぜて塗ることができますが、お粉はそうはいきません。

お粉は、お肌の水分と油分も吸ってしまいますからね。

(アトピーとかで、粉しか使えず、液体ファンデはかぶれるという方は、ちょっとできませんけどね。)

どうしても化粧直しがうまくいかない時や、ヨレてしまった時、乳液やクリームがちょっとあると、とても便利です。

ヨレたところや気になるところに、塗ってあげると、ファンデと同じ脂同士ですから、溶けてしまいます。

その後、ティッシュとかで、ティッシュオフして、もう一度ファンデを塗るんです。

そうしたら、乳液やクリームが、下地代わりになって、化粧直しもうまくいくし、保湿にもなるので、おススメです。

しっとりタイプの日焼け止めもお忘れなく。日焼け止めと乳液を混ぜても、いいと思います。

(必ず、塗る直前に!混ぜておいておくと、分離したりしますからね。)

この季節に、めったにケミカルピーリングはやりませんが、(適応のある方は、大人の女性で、ほとんど今まで診たことないかも。。?)ピーリング石けんは、たま~に使います。

ただし、その後しばらくは絶対保湿を大目に気をつけていただくのと、やり過ぎ注意とはまらないように注意が必要です。

若い患者さんでも、お肌がガサガサで、元々アトピーとか敏感肌なら、まあわかるんですが、そうでもない(自称)というのに、カサカサで、ツヤがなくて、一体どうしたんだろうと、心配してしまいます。

冬のお天気のせいもありますが、「いつもこうです」と言われてると、やっぱりスキンケアが間違ってるんじゃないかしら。。と思ってしまいます。

また、そういう若い方に限って、相談内容が、ホクロであったり、注射系であったり、とスキンケアの話をゆっくりしている時間がなくて、もうどっから突っ込んでいいんだか。。時間が全然足りません。

(そういう場合は、次回に肌荒れ相談や美肌相談をご予約の時におっしゃってください。その分のお時間もお取りしておきます。予約された分の時間しか、お取りしませんので、ご了承くださいね。)

とりあえず、すっごい乾燥している方は、朝の洗顔は、ぬるま湯のみですね。

それでもダメなら、次は、夜のクレンジング・洗顔フォームの確認です。

あとは、洗い方ですね。力を入れていないか、ゴシゴシ擦っていないか(タオルでふく時も)、刷り込んだり、マッサージをクレンジングでしていないか。。。

ツヤがなく、変な赤みが出てて、まだらにシミみたいになって(肝斑が混ざってることもあります)、カッサカサ、となると、その辺が原因なのが大半かな、と。。

それもちゃんとやっているけど、それでもカッサカサで、洗顔後お肌がツライ、となったら、使用中の化粧品で、お肌が荒らされている可能性があるため、日常使っている化粧品のチェックもさせていただくことがあります。

(あまり安い化粧品だと、添加物が安物で、お肌に悪いものがてんこもり!ということもあるので、化粧品を見直すことも、必要かもしれません。)

こんなにスキンケアで保湿をしなきゃ!してもらわなきゃ!と躍起になっているというのに、敏感肌・アトピー肌(の素因がある方も含めて)の方に、ピーリングを平気で、ガンガンさせる美容クリニックがあって、なんで??!!ピーリングで一体なにを剥ごうと言うのでしょう。

その方のお肌の輝きやツヤを、剥ぐんですか?っちゅーねんっ!!

即、止めていただきますけどね。

考えた方の違いと言えば、それで終わります。もちろん、私と真逆の考え方のドクターもいるでしょう。しかも、ご自身のちゃんとした信念に基づいて。

要は、患者さんがキレイになればいいわけなので、その考え方に、その方のお肌が合っていればいいんですけどね。。。

。。。。いや、合ってないし。。

どんどん、お金を払って汚くなる、ひどくなる、つらくなる、という三拍子。。

私から見たら、そこのクリニックのHPは、どう見ても、スキンケア重視でさえているようには見えず、一体何をしたいのか、よくわかりません。まあ、よくある、似たような美容外科系クリニックだと思うんですが。。。

患者さんとお話していて、美容皮膚科専門のクリニックなんですけど、と言われた時に、京都で頭に浮かぶのは、ほんのわずかですが、ここかな、あそこかな、と思ってると、予想外の答えが返ってくるので、ビックリすることがあります。

やっぱり、宣伝の効果ですかね。宣伝って、恐ろしいですね。。

(クリニック側のワナに、まんまとはまってしまったわけですが。。)

HPとかで、見分けることができなかった場合、もうこれは自分を実験台にして、踏み台にして、今後の人生に生かしていくしかないんですよね~。

1か月前まで、他院で、ケミカルピーリングをされていた患者さん(お肌の元々弱い方で。。なんで、そんな方に、ピーリングさせる??しかも、これだけ乾燥していて?!)ですが、もう当分、ピーリング系は、絶対ダメ~!と言っていて、止めていただいています。

お肌も1か月経つと、少し落ちついてきます。

ホントに、受けた害から、立ち直るのには、3か月くらいかかるとは思いますが、とりあえず、一歩一歩、お肌の機嫌を取っていくしかありません。

宣伝してない、老舗のクリニックでも、時たま、ビックリするような処置をされて、(お金も巻き上げられて)悪化したり、心配になったりして、うちに来られることがあります。

そういう話を聞くたびに、「あそこ、そんなひどいことをしてるんですか??」と、驚愕ですよね。。

患者さんからの一方的な話ですから、あちらのクリニックからしたら、違う面が出てくるのかもしれませんが、やっぱり、それを差し引いて考えても、やっぱりおかしい。。。と私も思います。

早めに気づけて、ホントに良かったですね。

スゴイお金を巻き上げられるところでした。いえ、もうちょっと取られてしまいましたか。。(値段を聞いて、私もビックリです!!)

本当に、その方のお肌に合う、スキンケアと治療を提案しているクリニックというのはかなり少ないんだな。。と改め実感します。

患者さんも、クリニック選びは大変でしょうが、ある程度まで行くと、自分の体を張らないと、確認って、できないんですよね。

(評判やカウンセだけでは、わからないこともあります。自分との相性も大切ですし、実際、光やレーザーを当てた感触の好き嫌いの好みは、やってみないとわかりませんしね。)

自費で、高額なお金をもらう以上、もう少し、ちゃんと診たらいいのに、と思ってしまいますが、そこのクリニックにしたら、それがちゃんと診た結果だったら。。。それがいいと思ってされているんだとしたら。。。う~ん。。キレイになるんだったら、いいんですが。。。

安いお金で、患者さんが気づかれたら、ラッキーでしたね、で済みますけど、あまりに高額だったりすると、なんか同じ同業者として、悲しくなってしまいますね。

美容皮膚科全体の質のレベルを、落としてしまいます。

そしたら、結局、美容皮膚科って、お金かかるだけで、キレイにならないやん~、ってなっちゃいますからね。

湿疹が出てるのに、ピーリングしたり、ホクロにIPL1~3回で取れると言ったり

(IPLとは、いわゆるフォト治療のことです。IPLで、ホクロが取れたり薄くなることはありますが、第一選択ではないし、ホクロ用ではないので、絶対取れるなんて、普通は言いません。ホクロ以外の目的があるなら、アリ、という治療です。

しかもこのクリニックは、1回5万+税(!)で、当てるのは、ナースでもなく、エステティシャンだったそうで。。。5万って。。。うちのタイタンの値段やん。。

いくらにしようが、自費診療の場合、もちろんそこのクリニックの自由なんですが。。。

自費診療の場合、患者さんとの契約ですから、患者さんがその金額でいいなら、もちろんいいんですが。。。IPL5万って。。。東京の物価ですね(いや、東京よりも高いかな。機種によって、値段が変わりますから。東京から来られている患者さんが、ライムライトは1回5万って聞きました。(ライムライトは、最新鋭ですから)ライムライト以外の機種は、東京でももっと安いと思います。でも、クリニックによりますけどね。古い機種でも、強気のクリニックもありますし。設定とかで工夫されているのか、その辺はわかりません。

関西で、1回¥25,000前後~3万って感じでしょか。格安クリニックは、除外ですよ。圏外ですからね。)

エステティシャンにされるIPLに、1回5万払う方、いるんだ。。。と,それも衝撃でした。皆さん、お金持ちですね。。費用対効果は、一体どんなものなんでしょうね。。。クリニック側は、強気ですね。

(ちなみに、エステティシャンにさせるIPLは、医療用ではありません。エステ用に販売されている、パワーの弱いモノかと。。設定も、どれだけちゃっちいんでしょうか。エステ用なんて、見たこともないし、そういう業者さんとも付き合いがないので、わかりません。どんな光を使っているのか、安全性も不明です。

でも、もし医療用のIPLをエステティシャンにさせていたら(患者さんに、当てていたら)、これは完全な違法です。エステティシャンはナースではありませんからね。

医療用は、それだけリスクを伴う機器ですから、ドクターか、ドクターの指示によりナースが行うか、どっちかです。なんの医学知識もないエステティシャンは、何かあっても異常かどうかもわからないし、ことの重大さもわかりませんから(だって、そういう勉強してませんからね)、対応できないわけです。だから、意味もわからず、どんどんパワーを上げて、火傷をさせる、というトラブルがとても多いわけです。

患者さんに、何かあったら、どうするんでしょうね。。

そこまでして、クリニックが、エステティシャンに施術をさせるのは、ナースよりも人件費が安いからです。

人件費の安い人に、1回5万の施術をしてもらっておいて、その間に、ドクターとナースは、また違う施術をして、同じ時間帯に、2重3重に儲ける、というのが、よくあるパターンです。

(やっている内容が、違法性がなければ、それはクリニックの方針ですし、患者さんも予約を取りやすいでしょうし、大勢が同時に、たくさんの患者さんを施術する、というのは、悪いことではありません。)

リスクをおかしてまで、儲けないといけませんかね。。。真偽のほどはわかりませんが。。

それで、一時的に儲かったとしても、結局キレイになれないし、患者さんも怖いと感じるし、治療費も高すぎるし、と結果、患者さんは離れていくと思うんですが。。。もう、そんなにやる気がないんでしょうか。保険診療に忙しいから、美容医療は、エステとかでさせるおつもりなんでしょうか。。。

エステティシャンに、医療に介入させるなんて(メディカルエステではなくて、医療に、です)、悪徳美容クリニックだけかと思っていたら、最近はどうも違うようです。

うちは、今のところ、全部私がやっていますが(脱毛もイオン導入ですらも。今のところ、そういう方針です。将来は、変わるかもしれませんが、今のところは、そうです)、他院でされる時に、ドクターがしてくれない、というのは、よくある話ですが、ナースがするのかエステティシャンがするのか、そんなことまで確認しないといけない時代になったようです。

お気をつけください。必ず、お金を払う前に、ご確認ください。

自分の身は、自分で守らないと!

 

すみません、昨日のブログで書くのを忘れましたが、アフターの写真は、1週間後のモノです。

ヒアルロン酸を入れた時は、注射による軽~い腫れと麻酔液の分などがありますから、もう少し入ったような印象になります。1週間だと、まあ落ち着いた状態なので、ほんの少し減ったのかな?という印象でしょうか。

ボトックスは、ほとんどの方が1週間で症状は安定されるため、まあ、あんなもんですね~。

さて、久しぶりの、化粧品・サプリメントの10%オフキャンペーンです。

寒さが底と言われるこの2月に、光・レーザー治療だけでは、お肌のお手入れは限界がありますから、おうちでのスキンケア・メンテナンスに頑張っていただこうというキャンペーンです。

保湿・日焼け止め・シワ対策のクリームや体の中からのサプリメントや医薬品など、おうちに籠って、クリニック専用のモノで、自分磨きというのも、今の季節大事かもしれません。

2月の終わりは季節の変わり目にもなりますし、また花粉症の季節本格的に始まりますから、肌荒れされませんように、いろいろお手入れされるのもいいと思います。

ただ、処置(一部除外あり)をされた方限定のキャンペーンですので、化粧品やサプリだけ購入される場合は、キャンペーン適応外になります。

元々、うちの化粧品やサプリメント・医薬品など、光・レーザー治療などをされている方が、普段からお手入れできるようにと、仕入れて、一緒に併用されやすいように価格設定しておりますので、そんなに無茶な価格にはしておりません。

その価格から、10%引いてしまうと、かなりのお値引きになります。普段、処置をしていただいている方への、感謝を込めたキャンペーンのような感じでしょうか。

やはり、人気は、アスタキサンチン系、プラセンタのサプリ、ナビジョンの化粧品、パントガールやゼニカルなどの海外からの輸入モノ、まつ毛育毛剤など、普段少しお高め、と言うモノが人気でしょうか。

ちなみに、育毛セットとかのセットモノも、10%オフです。

今回は、初めてビタミン剤もキャンペーンで割引きにしました。けっこう、ビタミン剤を買われる方が多いんですよね。

(トラネキサム酸やサノレックスは、キャンペーンで大量に買うモノではないので、対象外です。漢方薬は、元々かなりお値段を押さえてますでの、これもお値引きなしです。)

以前に、どなたでも10%オフで購入していただけるキャンペーンをしたことがあるんですが、そうすると、値段が安いので、初診で購入のみ希望の方が大勢来られることになり、特にプラセンタのサプリや海外からの個人輸入の医薬品・化粧品・サプリメントなど、発注が間に合わなくなり、いつも通っていただいて処置されている方が、ご購入できない、ということが何度かありました。

(キャンペーン期間を過ぎても、納品次第、キャンペーン価格にてご提供しましたが、お待たせしてしまいました。

初診で、ご購入のみでも、大丈夫ですが、必ず診察・カウンセリングは必要です。初診料¥2100がかかります。適応がなければ、お買い求めいただけません。

化粧品であっても、受付カウンターのみで買うことは、クリニック専用化粧品ですので、当院ではやっておりません。必ず、診察のご予約をお取りください。合っていないモノをいくら使っても、意味ないですからね。ひどい場合は、悪化しますしね。)

そのため、処置されている方限定のキャンペーンとさせていただいております。

処置されている方の中でも、この機会に、と買いダメされる方もかなりいらっしゃいますから、多めにご購入を考えていらっしゃる方は、お早目にお電話くださいませ。

処置のご予約と一緒に、商品をお取りおきしておいて、在庫に合わせて発注を早目にかけていきます。少しでも、在庫切れをなくすためです。

かなり遠方から来られている方も多いので、普段以上に買いダメされます。発注が間に合わないと、ご希望の数に足らなくて、後日、ということにもなりますので、これ!と思っておられるのは、ホントにお早目に。

もちろん、初診の方でも、当日キャンペーン適応の処置をされましたら、当日ご購入の化粧品・サプリなどは、キャンペーン価格で、お買い求めいただけます。

でも、どんなに欲しい化粧品やサプリでも、その方のお肌や体質にあっていないと、処方はできませんので、ご了承ください。

今月のお菓子は、「ベル アメール」http://www.belamer.jp/ のチョコレートです。(変更になることもございます)

東京のお店ですが、伊勢丹で買えます。

いろんな種類があって、見てるだけで楽しいし、もちろんおいしいです~。

生チョコは、日持ちもしませんし、冷蔵も必要ですから、キャンペーンのお菓子には、選べません。普通のチョコです。それでも、種類が豊富で、可愛らしいですよ。

一度、覗きに行かれてみてください。

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法令線のヒアルロン酸注入とおでこのボトックスのモニターの方の写真ができたので、公開いたします。   それぞれの左側がビフォーで、右側がアフターです。                                                                

まず、額ですが、眉毛を表情に合わせて、上下に動かす方は、おでこのところに、おサルさんみたいに横ジワが入りますね。

なかなか、普段の自分の表情を鏡で確認するのは、難しく、動画を撮って見たりすると、自分の普段って、こんな表情をしてるんだ、

とショックを受けることって、ないですか?

自分のことって、気付きませんよね。

でも、眉毛の上下運動ばかり、繰り返していると、皮膚が同じところばかりで、折りたたまれるので、シワは溝になってしまい、どんどん深く、取れなくなってしまう、というわけです。

若いころから、表情が豊かな方のほうが、シワが多いのは、そのためなんです。

だから、顔筋体操なんて、顔の筋肉をどんどん動かすなんてしたら、顔中、しわだらけになっていくわけです。

シワがイヤなら、必要以上に、自分からわざわざ動かさなことです。

笑ったり、泣いたり、怒ったり、と自然な表情で、顔が動くのは構わないんですが、体操してシワを増やすほど、一体顔の何を鍛えようとされてるのでしょう。

俳優さん・女優さん・顔芸をされる方は、自分で好きなように、顔の筋肉を動かさないといけませんから、ある程度筋肉を鍛えるために、体操するのも大事でしょうが、よく動かす方ほど、肌質にもよりますが、シワはその分、多くなります。

あるいは、サービス業で、自然な笑顔がパッと作る必要のある方も、(同様に困った時の顔も必要ですから)顔の体操をして、顔の筋肉を鍛える、というのは、大切だと思います。

体操の目的が全然違うわけです。

筋肉を鍛えて、すぐに表情をコントロールしよう、というのが目的で、シワを無くすためにやっているのではありません。

表情ジワを無くすには、顔の筋肉の動きを止める必要があり、そのために、ボトックスを注射します。

ボトックスで、動きを止めて、皮膚が折りたたまれて溝を作らないように、するわけです。

体操とは全く逆のことをするわけです。

そんな医学的には、当たり前のことなんですが、TVや雑誌で、いまだに平気で、顔筋体操とか勧めている、訳わからん肩書の人が紹介されるので、ホントに、ひどい話です。

さて、このモニターの方も、眉毛をよく上下に動かされるので、ボトックスを打ちました。今回は、少なめに打ちました。4か所しか針は刺していないんですが(量も少ないです)、結構よく効きましたね。

眉毛を動かしても、おでこにシワが寄りません。

アップで見ると、アフターの写真で、おでこに細かいチリメンジワが出ていますが、これも取ろうと思ったら、もう少しボトックスの量もいるかな、ボトックスだけでは難しく、光・レーザー治療を追加していくことになります。(完全には、消えませんよ。)このチリメンジワは、細か過ぎてヒアルロン酸では、難しいかと。

(ヒアルロン酸の粒のほうが大きすぎて、ボコボコするかもしれません。

ただ、クリニックによっては、それ用のヒアルロン酸を置いているところもあるので、絶対無理、とは言いませんが、同じお金をかけるなら、私なら、顔全体する光・レーザー治療にお金を使いますね。)

法令線は、よく口を動かす方は、口角横を中心に、タルミの法令線だけでなく、シワも刻まれてしまいます。

口周りには、ボトックスは、かなりの注意が必要で、私は、口周りは、やりません。

口角だけ上げるクセのある方は、そのクセを自分でどこまで止めていけるか、でしょうが、口角を上げるクセは、きっと10年以上続けてこられたので、もう無意識でされているので、まあ、クセは止められないでしょうね。

法令線は、ヒアルロン酸・レディエッセの注入剤(充填剤)か、タイタン・ジェネシスなどの光・レーザー治療が、うちでおススメしている治療となります。

この方も、口をよく動かすので、38歳という年齢の割に、少し、法令線のタルミ・シワが目立ちます。

レディエッセのほうが、持ちがいいので(吸収が遅いから)、法令線には、ダントツにおススメですが、ヒアルロン酸のいいところは、余った分(うちは1本買取方式なので)は、他の場所にも注射できることです。

法令線に、テオシアルのグローバルアクション®(1本1.0cc)を注射して、少し余ったので、眉間のシワとシワの間の、凹み(写真ではわかりにくいくらいの、わずかな凹みです)に、残りを入れました。

ヒアルロン酸のいいところは、お値段もレディエッセよりは安いので、とりあえず初めてで、どんな感じになるのか、試してみたいし、他の小ジワも気になる、という時には、いろいろ使えるのでいいと思います。

レディエッセは、小ジワには入れることができませんから、あくまでボリュームアップ(法令線・ゴルゴライン・鼻・アゴなど)用です。

ただ、ヒアルロン酸を入れてしまうと、レディエッセと混ぜることはできませんから、半年は空けてからでないと、レディエッセは入れません。

(ヒアルロン酸の吸収が早い人は早いですから、明らかにない、と診断すれば、半年以内でも入れることがあるかもしれませんが、普通は、半年は空けます。)

法令線の写真は、少し角度も違うし、アフターの写真は、少し笑ってしまわれたので、(お化粧もされたままなので)印象がよく見えてしまうのは、仕方ないかもしれませんが、ご本人は満足しています。

特に、右の口角から口角下のシワのラインがマシになって、全体の法令線も自然な状態かと思います。

もっと入れたい、という方であれば、まだ法令線に入れるのは、可能ですが、入れ過ぎは、おかしな顔になりますから、ご注意ください。

ヒアルロン酸は、少々入れ過ぎても、すぐに吸収してしまいますから、まあ、構いませんが、レディエッセは、ホントに、適量~やや少なめにしておかないと、ホントに吸収しませんから、入れる種類によっても、どこまでオーバーに入れるか、という判断も違ってきます。

(ドクターの好み・患者さんの好みも、もちろんありますけどね。)

注入剤のいいところは、量の調節がしやすいところなので、2週間くらいしてから、足りないと思ったら、追加する、というのが、一番患者さんの満足度が上がる、と一般的に言われています。

(満足していたら、わざわざ追加する必要はありませんが)

まあ、すぐに変化が見られる(ボトックスは、2・3日かかりますが)のが、注入剤系のいいところですね。プチ整形と言われる所以でしょう。

イベントの前とかには、とてもいいと思いますが(できれば2週間前までにやっておくのが安全です)、今後ずっとプチ整形だけでやっていくとなると、お金がかかって仕方ないです。

注射しても、老化を止めているわけではないですから。コストパフォーマンスが悪い、とは言いませんが、根本的な治療ではないため、長期的に見れば、経済効率は悪いかと思います。

私の一番のおススメは、やはり光・レーザー治療の、お肌のメンテナンスとスキンケアで、時々、何かあれば、こういうプチ整形を足してあげる、というのが、一番自然で、キレイかな~、と思ってます。

好みは人それぞれですけどね。

何事もやりすぎず、自然に。

ガンガンやって、人形みたいに、シワもタルミも全く無くして!、という方は、うちの治療には向いていません。

そういう方は、ガンガンやってくれるドクターをお探しください。

自分の好みに合うクリニックを選びましょう。