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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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先日のブログで、「乳がん検診は、30歳以上」と書きましたが、地域によって差があり、「40歳以上」の方は必ず市町村から案内がいっていると思いますが、40歳未満で、検査などをうける際の補助金があるかどうかは、市町村によって、バラバラみたいです。

もちろん、自分で胸を触って、なにかしこりのようなものを触ったら、乳腺外科などで診察・検査をしてもらうのは、全て保険対象です。

なにもないけど、心配だから診てほしい・検査してほしい、というのが、検診になるので、症状が無い場合は、残念ながら、保険は使えず、自費になります。人間ドッグのおっぱいバージョンみたいなものです。

検査内容によっては、そんなに安くないこともありますから、市町村が補助してくれると、内容にもよりますが、ひとつの検査を1000円~2000円以内で受けられたり、これもどこまで市町村が補助してくれるかで、様々です。

どこまで補助が出るかは、その市町村の考え方や財政状況にもよると思いますから、なかなかすぐに補助しれくれるものではないと思います。

やはり、自分の体は、ある程度、自分で管理するしかないですよね。

幸い、おっぱいは、自分でも見やすく、触りやすいので、お風呂に入る時などに、チェックするクセをつけておくのがおススメです。

乳がんは、早期発見で助かります。そのしこりだけ、取ったらおしまい、ということもあります。後は、定期的に検診をうけるだけです。

でも、発見が遅れると、しこりも大きくなるし、手術で取る範囲も大きくなるし、おっぱいをどこまで残すのか、放射線治療はするのかとか、いろいろな問題が出て来ます。また、施設によっても、考え方がいろいろで、手術方法も違う場合はあります。一慨に、どの手術や治療方法がいいのかは、言えないと思うんです。

しこり=がんでは、ないので、乳腺症と言って、乳腺が腫れて触りやすかたっり、もともと大き目の触りやすい方もいらっしゃるでしょうし、他の良性のしこりもあります。

生理前は、腫れていることもあり、わかりにくいこともありますが、前からあるような気がする場合は、受診してもいいんじゃないでしょうか。

「しこりが痛い」と言って受診されて、じつは、アバラ骨(肋骨)だった、ということもありますから、こればかりは、専門の医師に、診察・触診・検査などをしてもらわないと、わからないんですね。

だから、検診も自分のチェックも、どちらも大事です。検診に行ったから、大丈夫と安心しきってしまうのも、よくないです。自分でもチェックしましょう。

気付いた時点で、必ず、早目に受診しましょう。(ワキもリンパ節は、必ず診察されますから、ワキ毛は剃っていた方がいいですよ(笑)。ワキ毛ないほうが、検査や診察もしやすいと思います。)

うちでは、行っていないレーザートーニングですが、まあ、あれは早い話が、代謝を早くしているだけなのかな、と思っています。(じゃあ、ジェネシスで充分やん?と思ったりもします。実際、ジェネシスで代謝が良くなって、肝斑は薄くなる方もいらっしゃいます。肝斑治療に、ジェネシスを使っているクリニックもあるくらいですから。)

使っている機械は、Qスイッチヤグレーザーという光を使ったメドライトC6という機械になります。

全く茶色に反応しないわけではないので、肝斑以外のシミにも少しは効くとは思いますが、私からすると、ホントに効く?と思ってます。

そのため、トーニングをしているクリニックも、肝斑以外のシミには、他の機種を使って、追加治療(お金も追加です)をされていると思います。

クリニックによっては、メドライトC6ではない、むか~しのQスイッチヤグレーザーを使って、レーザートーニングをしているところがあるそうで、同じだから、と患者さんに説明して治療して、かえってひどくなって、とトラブルも多いようです。

肝斑をきちんと理解していて、レーザートーニングも原理も機械も全て理解されている医師であれば、メドライト以外のQスイッチヤグレーザーで、トーニングが可能かもしれませんが、それはものすごく特殊な治療ですので、そんなに簡単にできるものではないでしょう。メドライトC6以外だった場合は、必ず医師に確認してください。(美ストーリーに載っていたのは、全てトーニング用の機械です)。

さて、メドライトC6を使ったトーニングですが、どこのクリニックも基本1週間毎だと思います。(宮田先生のところは、月2~3回くらい、と雑誌に載っていましたね)

1回の治療費は、どこもそんなに安くはしていないと思いますので(最安で、¥2.1000くらいでしょうか。薬代が別に必要なところもあります。宮田先生のところは、顔にトラネキサム酸注射するの込みで1回¥12.600)、それを月4~5回するというのは、結構な金額です。

1クールを5~7回とクリニックによっても、色々ですが、ちょっと高すぎでしょうか。。

また、ある程度、時間を自由に使える方でないと、なかなか毎週通うというのは、無理かと思います。

(うちの肝斑セットは、月1回¥31.500 薬など込みが基本です。早くされたい方は、月2回は可能ですが、2週間は空けていただきます。)

トーニングの最大の私のイヤな点は、なんか赤みが残るんですね。気のせいかもしれませんが、処置直後は、赤いのはもちろんです(少しだけ、痛みもあるようです。大したことないと思いますが。)が、毎週毎週するからなのか、そういう処置なのか、1か月後とかの写真を見ると、確かに肝斑は薄くなってますが、なんか全体的に赤いんですね~。出力や設定などの問題もあるかもしれません。

それなのに、シミが取れないので、肝斑は良くなったけど、シミとのコントラストは目立って、治療するなら、別にお金もいるし、なんか肌赤いし。。赤みも、いつかは消えます(消えると思ってますが)が、普段の化粧ノリ、気になるやろな~と思っていつも見てます。

パワーの問題でしょうか、もともとそういうレーザーなのか。。私には、よくわかりませんが。。

トーニングが何故これだけ有名になったのか?

それは、唯一、「肝斑治療用のレーザー」として、標榜していいからだと思います。今まで、そんな機械はなかったですから、画期的で、インパクトもありますよね、広告宣伝する時に。

肝斑で悩んでいらっしゃる方はたくさんいらっしゃって、また、業者さんのほうで、ある程度のプロトコールをくれる(はず)ので、誰でも、似たような治療ができる(特別な知識・経験・技術などがいらない)というのが、多くのクリニックが購入しやすかったんだと思います。

その点、うちみたいに、ライムライトのフォト系をメインに肝斑治療に使っているクリニックというのは、日本でもかなり少ないです。学会発表でも、1~2院お見かけします。東京女子大の青山のほうの根岸先生は、ライムライトを使った肝斑治療で、日本で第一人者の方です。なにせ、ライムライトの開発に関わっておられますから。(だから、ライムライトを安心して使えるんです)。

どうして、それほど使うクリニックが少ないのか?それは、とても難しいからです。

誰でも、プロトコール通りにやればいいというモノではありません。ちゃんと効かそうと思うと、肝斑でなくても、ライムライトのフォト系は、その方の肌色・どうしたいのか(茶色いシミが気になる・赤みが気になる・産毛が気になる、、)・シミの種類はどうか・肌質は、などなど、色々考えるところがあり、それによって、設定・照射方法などを変えています。

肝斑治療で、フォト系はうまくいかないという医師の大半が、めんどくさい・わからないというのもあるのかもしれません。(あまりややこしくせず、看護師に指示を出すのも、細かくすると嫌がられるので、簡単にいきたいと考えている医師も多いのかも)。

仮に、肝斑はそれで良くなったとしても、他のシミや赤みなどは、もひとつなんですね。ケースバイケースというか、状況に応じて、設定か変えないと。ホントに効果、悪いんですよね~。お金と時間がいくらあっても、足りませんね。

ライムライトを使っている他のクリニックがどうされているのか、詳しいことまで知りませんが、うちの肝斑セットだと、ライムライト1回にトラネキサム酸のイオン導入1回、+トラネキサム酸・ビタミンCの飲み薬1か月分+医療用美白剤(塗り薬)1本とつくので、とてもお得です。肝斑治療は、やはり時間がかかりますから。肝斑以外の方が、このセットを購入したいと言われても、お断りしています。肝斑と疑わしい方限定です。(かなり、価格をおさえてますので。)

ライムライトを含め、フォト系(フォトフェイシャルなど)は、シミの茶色だけでなく、赤み・産毛・毛穴・美肌・美白など、アザ・シワ・タルミ以外は、効きますから、やはりどなたでも、喜ばれる人気ナンバーワンの治療です。肝斑の方だって、やりたいわけです。(普通の良心的なクリニックは、やらないか、肝斑と付近一体、避けられると思います)

当院では、肝斑と疑わしいところは、肝斑専用の設定にします。普通のシミが肝斑にかぶさっていても、そのシミにもライムライトの光はあたります。設定は違いますが、シミの治療の役にも立ちます。全く関係ないと思ったところは、普通の設定です。肝斑が良くなってきたら、どんどん普通の設定に近づけていきます。良くなり次第、肝斑以外のシミの治療も、どんどん通常の治療を追加していきます。

その追加は、ライムライトで、設定を変えて行うこともありますし、早く取りたいと希望される方には、アキュチップを追加照射します。

アキュチップは、別料金ですが、アキュチップまでできる状態になった方は、肝斑セットではなく、ばらして、飲み薬やアキュチップとかを組み合わせされます。そのほうが、肝斑セットよりも安くなるからです。アキュチップができるようになった時点で、こちらから提案させていただいています。

当院では、ライムライトは全て医師である私が照射しますから、極端な話、1発ずつ設定を変えることもあります。照射後の皮膚の状態を見て、さらに思っていた設定を変えていくこともあります。反応をすぐに見る、ということが大事だと思います。

私が以前勤めていたところは、フォトは看護師照射で、医師が診察をして、設定の指示を出す、というクリニックでした。大半がそういうクリニックだと思います。

同じように指示を出していても、看護師によって、効果に差が出たり、火傷の手前まで照射したり、ひどい看護師になると、細かい指示はめんどくさいので、指示をきかずに弱~い設定に変えてたり、ということがありました。看護師に照射させる場合、全員が同じ技術とやる気をもっているか、教育を徹底する、というのが大変な課題なんですが、優秀な看護師がいても、やはり自分でするのと効果は違ってきます。

自分で照射し出してわかりましたが、診察室と処置室で横になっていただいて、真近で観察すると、お肌の状態があれ?と違って見えることがあります。肝斑、ここもだった、あそこもだったということもありますし、ここは赤みが強いだけなのかな?と思えるところも時々あります。光の反射具合で違うんでうよね、細かく見出すと。

また、想像してたよりも、反応が良すぎるとか、もう少し上げてもいけるかな?とか、その場で照射して、自分で判断するので、確実です。

看護師だと、危ないから、と弱くするのは自分の判断でしてもいいんですが(してもらわないと、困りますが、何も考えずに、そのまま照射する看護師もいます。責任は、そんな看護師にまかせた医師にももちろんあるわけですが。。)、医師の判断なく勝手に強くすることはできません。

もっと強くできたかも、せめてこの部分だけでも、、などなど後から報告を受けても、治療には反映されません。次回は次回で、肌の状態もまた変わりますから、同じことなんですね。(前回弱かったから、と強くすると、火傷する、ということもあるので、どんどん強くすればいいというものでもありません)。

自分でする場合だと、肝斑の方でも、関係ないところに濃いシミがあったりすると、顔を1周照射して、お肌が大丈夫であれば、濃いところだけ、追加照射をしたりもします。ホントのオーダーメイドみたいな感じです。

ライムライトは、肝斑用・色白用・普通用・色黒用など、すぐに設定が変えられるところが簡単ですから、ますますオーダーメイド化しやすいのが、他のフォトとの最大の違いです。

ライムライトだと、肝斑だけでなく、他のシミや赤み・産毛・毛穴・キメなどなど、いろんなことが同時進行に治療していけるので、とても好きなんです。しかも、テープも貼らないし、日常生活に支障を来すことはめったにありません。(いわゆるシミ浮きですが、肝斑の設定で出ることはほとんどないです。出たら、エラいシミ溜まってたんですね~、とこちらがビックリします。肝斑以外の方で、シミ浮きが困る、という方には、シミ浮きがあまり出ないように、照射しますので、皆さんに、どうしたいのか、何が困るのか聞いて、照射の設定を決めています。)

フォトフェイシャルやライムライトなどの本格的なフォトは、とても奥が深いんです。設定は、実はとてもマニアックかもしれません。

こんないい機械があるのに、トーニングをわざわざ買おうとは、今のところ、思ってないですね~。

(ジェネシスもありますしね。)

ライムライトの肝斑セットは、必ず薬を飲んでいただきますから、薬を飲みたくない方・事情があって、飲めない方には、ジェネシスをお勧めしています。これなら、塗り薬とイオン導入をするかどうかで、飲み薬無くても大丈夫です。(ただし、肝斑以外のシミは残りますし、全員の肝斑に効くわけではありません。)

どの治療をするにしても、一番大事なのは、普段おうちでするスキンケアなので、そういう指導や確認もなく、お金だけ取って、治療されても、ダメなんです。お金もったいないです。

レーザートーニングをしているクリニックでも、スキンケア指導にどこまで時間を割いているかは、バラバラなので、やる前に必ず確認されてくださいね。

もちろん、うちの肝斑セットで、ライムライト抜きで、どこまで効くか様子を見たい、という方もいらっしゃいます。肝斑の程度にもよりますが、スキンケアを頑張られて、1か月で、見違えるほど肝斑が薄くなる方も、中にはいらっしゃいます。ですが、シミは残ります。

ライムライト抜きで、なんとなくマシなのかな、よくわからない、という時に、だらだらを飲み薬を続けるというのは、私はあまりお勧めしていません。いつまで飲むの?と止める目安がなくなるからです。

夏の間だけとか、○○カ月間とか、薬だけで行く場合は、ご自分でここまで、と決めてされるほうがいいと思います。そんな劇的に効くモノではないので。

薬だけでは、普通は肝斑は無理です。時間をかければ、薄くなる方はいらっしゃいますが、それだけの時間がかかりますか、というくらい長いこともあるし、薄くなるだけで、消えた?と思えるほど薄くなるのは、確率はかなり低くくなります。

当院でも、良くなって来られて、肝斑セットをお休みされる場合、飲み薬はゆっくり減らしていきます。

肝斑が良くなって、ライムライトも普通の設定で、というところまで来たら、薬もゆっくり減らしていきます。

持病がなくても、サプリみたいに、ダラダラなんとなく飲む、というのは、トラネキサム酸に限っては、私はしてません。サプリ好きではありますが。

トラネキサム酸の場合、サプリというより、私は薬だと思うので、飲むにはメリハリをつけるのをお勧めしてます。状態を見て、一緒にゼロを目指していく方針です。

肝斑で悩んでおられる方は、本当に一度ご相談にどうぞ。

「ちゃんとしたら、肝斑、コントロール効くや~ん!これは、もっと世の中に広めなければ!」というのが、私の開業した一番の理由です。

患者さんのやる気さえあれば、うちの肝斑治療は、結構いいですよ。回数のお約束はできませんが、薄くなったら、好きな薄さのところで、お休みされたらいいと思います。ただし、薬は急に切らずに、ゆっくり減量で。

 

前回の美ストーリー(雑誌です)に、肝斑治療の特集が載っていましたね。

雑誌をわざわざお持ちいただいて、お問い合わせをされる方もいらっしゃったりして、結構患者さんからも多く話題になりましたので、ここで触れておきます。

特集で、取材をされていらっしゃった先生方は、学会でも有名で、もちろん良心的に患者さんのことを考えておらえる先生方です(価格は、それぞれクリニックの方針がありますので、良心的価格とは言いにくいモノももちろんあります。)どの先生も、これで良くする!と信念を持って、治療にあたってらっしゃいますから、おかしなことはされないと思います。

個々の医師との相性や考え方もありますから、誰でもどこのクリニックに行っても、絶対良くなる!とまでは断言できませんが、東京方面の方で、どこに受診していいのかわからない時に、まず行って相談するのも一つの方法です。

さて、紹介されていた治療のほとんどが、少し前から話題のレーザートーニングです。トーニングの機械がそれぞれのクリニックで違うんですね。雑誌としては、いろんな機械を載せた方が、こんなに治療ってあるんですよ。と言いたかったのかもしれませんが、基本的にトーニングする、という考え方は同じです。

一般的なレーザートーニングというのが、プレトリートメントと言って、数か月薬を飲んでもらったり、塗ってもらったり、スキンケアやイオン導入に通ってもらったり、などクリニックによって様々です。

クリニックによっては、ここで脱落するかどうかを、まず振るいにかけられます。できない方は、あとのレーザートーニングをしても、うまくいかないことが多いからだと思います。

プレトリートメントなしのクリニックもあります。信念をもって、なくても大丈夫として治療をされているところもあれば、患者さんが嫌がるから(儲からないから)という理由だけで、やっていないクリニックもありますから、ここが大事なところです。

さて、トーニングですが、基本1週間に1回の処置のところが多いです(プロトコールがそうなっているから)。宮田先生のところは、月2~3回みたいですね。

回数は、5・6回が目安というところもあれば、8回くらいというところもあり、様々です。コースを組んでおられるところも多いと思います。1週間毎にそれだけやった後に、2か月に1回くらいを勧めるところもあり、様々です。

他に載っていたのは、飲み薬・塗り薬(クリニックオリジナル化粧品含む)とトラネキサム酸の導入ですね。イオン導入が一般的ですが、超音波や電気系など色々です。宮田先生は、直接注射されてましたね。

ライムライトが載っていましたが、アベニュークリニックでは、トーニングと併用されているのかな?雑誌には詳しいことは書いていませんでしたね。

もうひとつ、アベニュークリニックでされている1か月最大6回まで受けられるというレーザーは、簡単に言えば、レーザーピーリングの1種かな、と思いましたが、機種や設定・出力の違いで変わってきますから、何とも言えません。エステ感覚というのは、当たってると思います。

いろいろ載っていても、結局は、トーニング+トラネキサム酸(その部分にだけ入れる)+トラネキサム酸の飲み薬という感じでしょうか。

うちとの違いですが、まずイオン導入は同じだと思います。器械が変わっても、それほど差はないと思います。導入する種類ですが、資生堂のトラネキサム酸の導入剤でないと、ダメかと思います。

資生堂の研究で、トラネキサム酸とうのは、とても皮膚の奥に入りにくく、導入するのも、化粧品みたいに塗るのも、簡単にはいかないらしく、それを色々調べて、研究を重ね、特許を取ったそうなので、資生堂のモノ(クリニック専用ナビジョンのことですが)でないと、効果は違うと思います。

もし、トラネキサム酸の導入やクリニックオリジナル化粧品などで、トラネキサム酸配合と言われたら、どこのモノか、資生堂以外なら、どうして効くのかなど、聞かれるほうがいいと思います。

導入方法ですが、確かに、イオン導入よりも超音波やアクシダームのような器械のほうが、たくさん導入されることができます。うちでは、普通のいいオン導入です。開業するときに、導入の器械をどうしようかと悩みましたが、擦らなくていいイオン導入にしました。

特に超音波は、ジェルを塗ったりはしますが、どうしても摩擦が起こる(やや力を入れて押さなければいけません)のが気になりました。

アクシダームなどは、基本電気の力なので、そこまでの押すことは必要とはしませんが、超音波も含めて、一体何を導入したいかを考えた時、例えばコラーゲンやヒアルロン酸を導入したところで、効果が持続するわけでも、自分のコラーゲンが増えるわけでもないので、それなら普通のイオン導入でいいかな、と思いました。

ちゃんとしたクリニックだと、超音波でゴシゴシ擦るようなことはないでしょうが、私はマッサージは必要ないと今のところは思っているので、私は超音波を使いません。

他院で、トラネキサム酸やビタミンC以外のモノを導入される場合、エステ感覚と思って受けられると期待しすぎなくていいかもしれません。

宮田先生のところでは、トラネキサム酸を直接皮膚に注射されていましたね。他院でも、直に注射されているクリニックはあると思います。

確かに、直に注射するのは確実です。でも、うちでは、しません。

だって、痛いじゃないですか?腫れ・内出血の問題もあります。そのあと、いつから化粧をしていいのかも。

プラセンタを顔中に注射しているクリニックもあります。たま~に、突然予約なしで来られた患者さん(おそらくうちのHPを見ていない)で頼まれることがありますが、お断りしています。

シミの治療(基本何の治療でもそうですが)で、ダウンタイムが出る治療は、私はしたくありません。

患者さんが治療後、そのすぐあとも次の日も、日常生活に困らない、人に気づかれない治療というのが、私が主にしている治療です。

クリニックによって、考え方は様々ですからね~。

もちろん、宮田先生は、きちんと工夫されていらっしゃると思いますよ。もし仮に、患者さんにとって困るようなことが起こるのであれば、事前に説明されて、同意できる方だけ治療されているはずですのえ、ご安心ください。

(逆に、大丈夫大丈夫と、軽く言っておいて、処置したら大変なことになった、という悪徳美容クリニックもありますから、してほしい処置のことは、ある程度事前に調べてから受診されて、あまり副作用を軽く言われたら、要注意です。医療ですから、100%絶対安全というのは、無理ですし、不測の事態というのは、人間の体なので、起こり得るでしょうが、よくある困る経過(腫れ・内出血など)を説明しないというのは、やはりダメでしょう。)

だいぶ、話が長くなりました。

次回に、なぜ、当院では、レーザートーニングをしないか、という話をします。これも、よく患者さんから聞かれますので。

 

 

 

昨日の最終の高速バスで、京都に帰って来ました。徳島17:15分発なんですが、学会関係者がある程度いるとは思ってましたが、地元の方、結構最終で京都に行かれるんですね~(京都に戻るのかもしれませんが)。思ったよりも多い人数だったので、ビックリしました。

さて、学会ですが、美容とレーザーに関係した分だけ回ったんですが、それでも時間があまり余らなくて、(会場が二つあって、離れていたせいかもしれません。)、思ってたより、忙しかったかな?

本屋さんもい~っぱい出るので、知らなかった本や新しい本を、いつも片っ端から買いたくなるのを抑えるのが大変です(京都府保健事業協同組合を通すと、安くなる本が結構あるんですね~。でも、学会行くと、つい買っちゃうんです。今回は、反省して、保事協で買えなさそうなモノだけ、とりあえず買いました)

いろんな発表を聴いたり、見たりして、「はあ~?」というものもあり、「う~ん・・・」というものもあり、「おおーっ!」というものあり、中々充実しました。

その中でも、今回一番印象に残ったのが、手術です。

形成外科学会なので、手術メインの学会なんですが、形成外科出身の素晴らしい先生の美容外科の手術、ハイレベルです~!すばらしい!!

久々に、いい手術の結果を見たと思いました。

美容外科で、小顔手術というのがあるんですが、内容は、頬骨を削ったり、アゴの骨(エラのところの角の部分)を削ったり、というのが一般的です。小顔にすると言っても、頭蓋骨を触れる(小さくできる)わけないので、触っても支障(機能上)がない場所となると、限られてくるんですね~。

当院は、美容外科ではなく、美容皮膚科なので、手術希望の患者さんは来られませんが、以前勤めていたところでは、手術希望の方々を診察したことがあります(診察と言っても、話の流れで、わかる範囲でお答えするくらいですが)。

もっと以前は、形成外科に所属してましたから、出張先も形成外科をやっているところです。

そういうところで、他院でエラ削りをされて、おかしな顔になって、なんとかしてほしい、と来られる患者さんが何人もいらっしゃいました。

昔は、今ほどいい人工骨もなく、最初に相談を受けた時代は、まだシリコンプレートくらいしか方法がなかったかな?大学病院では、美容目的の手術はできません(今の時代は、ちゃんと大学の倫理委員会を通して、やっている大学もあります。もちろん、ちゃんとしたところです)。

むか~しは、美容外科というと、ものすごく数も少なくて、ホントに怪しいところもあって(捕まってた美容外科医もニュースになりましたね。患者さんに麻酔かけてわいせつビデオとって、金を隠してて、自家ボートで逃げた、というのが。。)

ちゃんとした有名なところでしてもらうなら、100万単位で、お金がいるような時代。。ありましたね~。その少し後に、美容外科バブルが来て(日本のバブルよりも少し後だったと思いますが)、数もむちゃくちゃ出来て(わけわかんないのまで含めて)、バブルがはじけて、価格競争が始まって、今に至ります。

さて、小顔手術ですが、エラのところの、耳下にある角っこの骨の部分、わかりますか?「下顎角」と呼ばれる部分なんですが、ここを斜めに落としてしまうと、本当におかしな顔になります。間延びして、首との境目のとこなんか、はっきりしなくて、すっごい変!なんです。

患者さんで、エラ張りをとてもコンプレックスに思っておられる方には、まずエラのボトックス注射を勧めています(それほど害がないからです。仮に、何か困っても、必ず戻りますから)。

これで、ほとんどの方が満足されてます(私の関わった方々は)。それでも、まだもっと小顔にしたい、という方で、脂肪が多めについていた場合など適応があれば、脂肪吸引を勧めてます。

エラの筋肉(咬筋)を切りとってしまうのは、あまり勧めてません。戻せないからです。そうそう顔の中で、全く要らない筋肉って、ないんじゃないかな~と思います。

全部やったけど、どうしても骨が気になる!という方には、骨の手術をするしかありませんが、結果がよくないのをたくさん見てたので、角取ると、おかしいと思いますよ、というのはお伝えしてました。

ところが!今回、角だけ取っても、おかしいから、こう取ると良い結果が出る、という発表がありました。クリニカ市ヶ谷の倉片先生の発表です。

他にも、頬骨の削り方にも、工夫をされ、筋肉は切り取らず、残したままで、小顔にしていくというスゴイ技術と理論です。どうしたら、バランスよく、しかも患者さんの満足度を上げるのか、ということに留意されていて、ホントに良い結果でした。

骨を触る以上、腫れ・出血などはもちろん覚悟しないといけませんし、もちろん全身麻酔です。

骨を触ることを推奨はしませんが、同じ手術してもらうなら、こういう先生でないと、ダメですね。

ご高名な先生なので、手術のお値段はわかりません。1日にたくさんできる手術ではないので、かなりの高額だったとしたら、それは仕方ないと思います。日本でも有数の医師本人に、手術をしてもらうということは、美容の場合、金額は相応になるでしょう。

形成外科の手術発表を聴いたのが、本当に久しぶりだったので(去年の形成外科学会、それほど「おおーっ!」って思った記憶がないので)、学会に出て良かったです。形成外科の素晴らしさを再認識しました。

美容外科の手術は、やはりこう見ると、形成外科医として、トレーニングを積んだ医師のほうが絶対安心ですね。この倉片先生になら、私は安心して、患者さんをご紹介させていただきます。

患者さんと、その先生の相性と考え方が一致しないと、どんなにいい手術でもうまくいかないので、診察を受けてから、どうなるか、というのは別の話ですが。

ただ、いつも困るのは、患者さんがレーザーでいけるかな?と受診されて、手術しかない、となった時に、どなたに紹介しようか、ということなんですね。その点、東京は、たくさんの安心できる先生がいらっしゃいます。

していただきたい手術によっても、また違うので、悩むところです。例えば、二重まぶたにする手術とか、手技としては、そんなに難しくはないんですが(トレーニングと理論と解剖を理解していれば)、やはりやり方一つで、腫れ・内出血は全然違います。もちろん、仕上がりも。二重にさえなれば、何でもいいというわけではないので、患者さんお一人お一人、似てるようで、要望は全然違うんですね。

ちょっとした幅で、印象が全く違うので、最初にどれだけ、カウンセに時間をかけるのか、できることとできないことを、最初にちゃんといってくれるのか、ということも、とても大切なんですね。

二重にするのに、糸をかけてるだけだから、糸取れば戻るやん?という方もいらっしゃいますが、人間の体は、そんなにうまくいきません。どれくらいで、糸を取るかで、変なクセがついて、戻りにくくなることもありますし、まぶたの軟骨(瞼板といいます)に、糸が掛けられて、何度も何度もそんなことを繰り返していると、瞼板裂けちゃうんですね。まぶた、ぐちゃぐちゃです。

小さな手術であっても、体にキズは必ずつくので、何どもやり直しを前提に(流行りで、顔をまた変えるようなことも)することでは、絶対ないと思います。

形成外科医なら、誰でもいいのかというと、そんなことがないのが難しいところで。。これは、なんの職業でも同じだと思いますが、そこの集団に属していたら、いくらでも名乗れますし、属したこともないのに、自称の医師も多いです。形成外科認定医なら、いいのか、というと、またこれがそうでもなくて、その先生の肩書きや経歴だけでは、これまた判断できません。

頭のとてもいい、カウンセが素晴らしい先生でも、 手術がうまい、とは限らないんですね~。

患者さんが下調べでわかることはかなり難しいです。私みたいに医師でもわかりません。

また、その先生のキャラって、別問題で、これは診察してもらわないと、ますますわかりませんよね。

ホクロを取るくらいなら、保険診療で、一般の形成外科を受診されたらいいと思いますが、美容の手術って、美容的なセンスも必要であったり、患者さんの意図をきちんとくみ取る、という姿勢がいると思うんです。これには、必ず時間がいりますから、安売り美容外科の流れ作業で、できるはずがありません。

また、そういうところは、形成外科出身の医師というのは、ものすごく少なく、ひどい場合、内科医だったりします。内科医であっても、ご本人の努力(知識の勉強と手技のトレーニングで)で、いい美容外科医に成長された先生も、日本中を探せばいるとは思いますが、まだ私は遭遇したことはないですが。。

知識と手技だけでもなくて、「経験」というのが何でも大切だと思うんですが、患者さんの経過を見ていくのにも、数年は必要でしょう、手術の場合。経験も、スルーするだけでは何の意味もなくて、教訓を得て、次の手術に活かせるのにも、ある程度の時間がいると思います。下っ端時代から、そんなに手術をバンバンさせてもらえるわけではないので、手技を体得するのにも、さらに時間がいります。

医師が全然足りていないところで研修すると、バンバン何でもせざるを得なくなりますが、手術の手技で、指導医の先生が揃ってないので、我流の混じった変なクセもどんどんつきます。これ、治すの大変なんですよね。手術も、教科書に載っていることくらいしか、知識がないので、実践にはあまり役立たず(というか、ホントに手術で大事なことは、教科書には載っていません。直接、上の先生から教えていただくことです。ものスゴク貴重な知識なんです)、経験から得た絶対してはいけないこと・しないほうがいいことを知らないため、無駄な出血・腫れに繋がります。どこで、研修するのか、というのも結構大事なんですよね。本人のやる気も大切ですが、やる気の時に、教えていただける環境や交流場所がない、というのは、医師として、とても悲しいことです。

安売り美容外科には、そういう環境はありません。局所麻酔の手術が大半ですから、そばに指導医がついて、声に出したり、手取り足とり教えるって、自費でお金をいただいた患者さんの前で、できませんよね。患者さんからしたら、そんな医師にしてもらうのに、高いお金を払って、失礼な話、ということになります。慣れていない医師が、一人で手術することが圧倒的に多いはずです。手術は、慣れていないと、どんどん血が出ます。ますます手術がやりにくくなります。見にくいまま、いじっていくので、ますます腫れて、さらにわかりにくくなるという負の連鎖にはまります。

こういうことは、形成外科なら、研修時代、全身麻酔の患者さんの手術などで教えていただけることです。大学病院などで治療をされる場合は、患者さんも御納得いただかないといけないんですが、大学だと、とりあえず皮膚を縫わなければ、ということがたくさんあり、そういう時に練習させてもらうしかないんです。そこで慣れたら、外来手術(患者さんの意識があるままでする手術)デビューとなります。

そういう時も、患者さんには声が聞こえますから、アカンことをした場合は、ピンセットやハサミの柄で、手の甲をたたかれたり、足を蹴られたり、冷や汗をかきながら、手術させていただくんです。あまりひどいと、手術を取り上げられて、上の先生が手術してしまいます。当たり前の話ですよね。患者さんで練習させていただくだけでなく、時間も余分に頂戴するわけですから。

美容外科では、こんなことはできないでしょう。

さて、美容外科の場合、先輩医師になればなるほど、形成外科出身者はもっと少ないので(昔は、形成外科という学部自体が少なかったので、いける大学が決まってました。欧米で研修してこられた美容外科医師が開業されてるほうがまだ多かったかも)、その先生が自分で体得されたその施設なりの美容外科手術を手本にするしかありません。

おかしくないこともありますが、おかしいことも山ほどあります。内科医がいきなり二重の手術を、お金をいただいた患者さんでするわけです。恐ろしいと思いませんか?私(皮膚科医)が、脳外科の手術をするようなものでは?極端な例えですが、受け入れることができますか?

まだ内科医も場合でも、医師としての実践を積み重ねていて、緊急時の対応などができる医師はまだいいんですが、ひどいのになると、研修があけて(今は、スーパーローテイトと言いますか?昔の研修よりも、話を聞く分、だいぶ内容が甘いと思うんですが。。)、その後、すぐ美容外科にいきなり入る医師が増えてるそうです。恐ろしい時代です。。。

(以前は研修医の途中で、研修を捨てて、美容外科にはいってきたそうです。今は、できない仕組みになってますが)。

今回、いろんな手術の発表をみて、やはり形成外科医として、ずっとやってきた先生が開業されたところや任されているクリニックでするほうが、同じお金を出すなら、安心じゃないでしょうか。

手術の腕がわからないことも多いと思いますが、とりあえずカウンセ・診察に行くのに、最初に選ぶのには、いいと思います。あと、できれば、お一人、せめて少人数でやっておられる個人クリニックのほうが、責任を持って、されてる印象を受けます。手術の結果=その先生の評判になるので。

安売りのところは、莫大な広告費で、新規の患者さんがドンドン来ますから、責任感は軽くなるのでは?主治医制にしてるところは、そうないでしょう(そんなことしたら、効率が悪いので、利益優先のところは、絶対しません。全員の医師で、情報をちゃんと共有していて、主治医制をあえて設けていない個人クリニックもあるとは思います。規模が違うので可能なのと、そういうところは、院長が責任を持って、徹底して教育しておられると思います。まあ、ものすごく少数のクリニックですが。)

美容外科手術は、ホントに値段で選んじゃ絶対ダメですよ。高ければいいというわけでもないですが、一度手術してしまうと、そう簡単に戻せるものではないので(手術によったら、絶対戻せません)、あせらず、じっくりクリニックと医師を見定めましょう。

 

だいぶ暖かくなりましたね。日によっては、ちょっと外を長く歩いていると、汗ばむような時も出て来ました。

朝晩は、冷え込むし、乾燥もするし、とお肌にとっては、トラブルの多い季節でもあります。

特に、花粉症などアレルギーをお持ちの方で、肌荒れが出やすいこともありますね。まだまだご注意ください。保湿は、自分に合うものをしっかり。日焼け止めもお忘れなく。

さて、暖かくなってくると、Tゾーンを中心に、皮脂が気になってきた、という方も出てこられたのではないでしょうか。

真冬でも、鼻のあたりの皮脂が気になる方も、もちろんいらっしゃったと思いますが、冬に皮脂を取ったり、毛穴掃除をするのは、乾燥をひどくさせることがあるので、慎重にしないといけません。

まだピーリングは、やめておきましょう、と患者さんにもお断りした方、結構いらっしゃいます。

脂性の私でも、今回の冬は、ピーリング石けんを使う回数がとても減っていました。すっごく乾燥したんですね~。ピーリングは止めて、無添加石けんだけにしても、まだ乾燥したので、とうとう!乾燥肌用のしっとり石けんを使うハメに!(年をとった、というのも、もちろんあります。今まで、そんなことなかったですから。お肌は、毎日、年々、変化しますね。いや~、40をいくつか過ぎてくると、いろいろ起こってきますね。。)。

お断りした方々でも、鼻周りの皮脂詰まり・汚れ・角栓が詰まっている感じなど、最近特に気になってこられたと思います。

でも、そろそろ解禁ですね♪

毛穴の汚れは、ケミカルピーリングに限ります!

ケミカルピーリングとは、ある薬を使って、毛穴の汚れや溜まった角質を溶かして、取り除いて(洗い流すことがほとんどです)、スッキリするような感じです。古い角質を取ることで、新しい皮膚を作らせる働きがあります。(よく雑誌などで、「生まれ変わる」ように言われますね。ちょっと言い過ぎかな。。確かに、新しい皮膚を作りますが、生まれ変わるまではいかないかと。。)

うちでも、毛穴の汚れに使う化粧品(クリニック専用)や治療は、いくつかあります。

その中から、その方のお肌の状態に遭合うモノを選んで、使い方の説明をさせていただいています。

家で使う石けんは、他のクリニックでもそうですが、結構誰にでも買わせているんですが、これが落とし穴です。

乾燥肌の方は、基本ピーリングをしてはいけません。よけいに乾燥するからです。どんどんやっていると、ますます敏感肌にしてしまいます。似アトピー状態ですね。

どうしても、ピーリングをしたい場合、鼻だけなのか、全体か、ケミカル以外のピーリングでも適応があるのか、ピーリングに何を期待しているのか、などなどお聞きして、乾燥肌の方でも、使えるモノ・使い方のご紹介をすることもあります。

うちのピーリングは、軽い順番でいくと、まず、サンソリットのピールバーです。これも、4種類あります。

その中から、肌に合うモノを選びます。

合うからと言って、顔全体にしていい方と、ダメな方がいらっしゃいます。鼻とアゴだけとか、ニキビだけとか。。

また、全体してもいい方でも、頻繁にしていいのか、月に数回なのか、生理前だけなのか、していい回数も違います。

最初、弱めからして、強くしていく方法(買い直さなくても)などもあり、使い方は、ホントに様々です。

ただ、これ1個、家にあると便利なんですよね~。カカトやひじにも使えるし、胸や背中にニキビが出る方も、お風呂で好きな時に使えますから。

胸や背中を、クリニックの本格的なピーリングをすると、範囲が広いから、結構な料金しますしね。

私は、体のニキビは、ピーリングの石けんをススメています。

顔にしろ、体にしろ、石けんが効きにくい、あるいは、もっと1度にちゃんと汚れを取りたい、というのであれば、クリニックでするしかないです。

ピールバーを強く使っても、1回ですっきりさせたい方の場合は、サリチル酸マクロゴールのピーリングをおススメしています。

これは、クリニックでないとできません。

これも、鼻だけなのか、全体か、肌質・状態によります。大体月に1回です。(ボコボコのニキビの方の場合、早めることがあります。それも状態によります)

ニキビの場合は、グリコール酸の30%まで、強くすることもありますが、ほとんどはサリチル酸で十分です。一応、うちでも用意はしていますが、毛穴掃除には、もちろんいりません。

ピールバーの石けんを使った後い、保湿をしっかりすることは言うまでもありませんが、クリニックのピーリングをする場合、保湿だけでなく、日焼け止めをちゃんと塗る方(塗り直しも含めて)でないと、私はおススメしていません。

クリニックのピーリングは、角質はほとんど取ってしまうため、やはり日焼け止めを塗るクセのない方だと、日焼けによるシミができる可能性がとても上がります。(角質を取って、敏感になっているので、防御反応でできるシミが増えてしまうんです)

ドラッグストアや一般の化粧品でも、ピーリング系って、たくさん出ていると思いますが、毎日はダメですね~。ふき取りもススメません。

大丈夫な方もいらっしゃいますが、大丈夫かどうか、荒れてみてからでないと、気づかないことも多いんです。毎日することで、キメがすごく荒れてる方、いっぱいいらっしゃいます。

TVで、CMがバンバン流れているピーリング剤ですが、かなりきついです。私は、一般の方が、ホイホイと使う類のモノではないと思います。何故かというと、被害者をたくさん診ているからです。

合わない方というのは、何でも多少ありますが、多すぎですね~。

普通なら、おかしい?と思ったら、止めて、なんとか元に戻った、ビックリした、とかで済むんですが、どうもアレを使う方の中には、CMのせいもあるのかもしれませんが、私が診た患者さんの中には、やめたら、またニキビが出るんじゃないかと、恐くて止めれない、という方が多かったです。

他には、どこで止めたらいいのかわからなかった、という方も多かったです。

毎日使わないといけない、と思ってしまうそうです。(CMの影響もあると思います)

実際の商品パッケージを見ていないので、患者さんの使用方法がマズイのか、業者が悪いのか

わかりませんが、少々間違った使い方をしても、大した副作用が起こらないモノでないと、家で誰でも簡単に使えませんよね。消費者センターで、問題になっていないのかな?といつも思います。

最近は、コールセンターみたいな相談センターがあるから安心、みたいなCMが流れてますが、そこまでして使うって、ちょっとおかしくないですか?

ニキビも殺すけど、お肌も殺す、ニキビもお肌もミイラにしていく、みたいな経過を患者さん全員とってます。元に戻しながら、ニキビケアもするのは、スッゴイ大変です。(治療のメインは、ジェネシスで、赤みと肌アレを抑えていきます。同時にニキビ治療もできますが、ご本人のショックから立ち直るのと、またそれにお金も時間もかかるので、安易な広告に乗らない注意が必要です。)

簡単に良くなる方法なんて、そうそうないんですね。アレで、うまく副作用の出る手前で止めれて、ニキビも落ち着いた、という方もたくさんいることとは思います。

自販機まで見たことがあり、小学生・中学生でも勝手に親に内緒で買えますよね。ショッピングセンターなどにおいてあって、ビックリしました。

自分でどうしていいか、どこで止めたらわからない、という方は、やはり美容皮膚科に受診するのが一番です。(何でもかんでも、誰にでもピーリングを勧めるところは要注意ですよ。適応があるかどうか、必ず言ってくれるところで、しましょう)

ニキビでお悩みの方は、どうぞご相談ください。ニキビ治療は、自費ですが、ピーリングも薬も必要という方には、「ニキビセット」(ピーリングと家で塗る薬と飲む薬1か月分のセット)があります。

これは、かなりお得です。

AGAの爆笑問題さんのCMではないですが、「一人で悩んでいないで、お医者さんに相談しましょう~。」

一番、安全で、確実です。

 

ニキビ跡と一口で言っても、凹みなのか、赤みなのか、シミ(色素沈着)なのか、いろいろあります。

それぞれが混ざってる方もいらっしゃいます。

その中でも、一番深刻だと思うのが、ニキビ跡の凹みです。

ニキビ跡の患者さんが多く、みなさん悩まれてること・疑問に思っておられることが似ているので、ちょっとご紹介させていただきます。ネットとか、情報が多すぎて、よくわからない、とご相談に来られるます。

患者さんがよく言われるのは、赤みやシミは、なんとかお化粧で隠せても(隠すことに疲れました、と来院される方も多いですが)、凹みは隠せないどころか、化粧することで、余計目立つ気がする、と。

キズ跡とかもそうなんですが、確かに、お化粧で、光の反射具合が変わるのかして、余計に少し目立つことがあります。スゴク目立つわけではないんですが、治療中の方のスッピンを診た時に、アレ?こんな深さだったかな。。?ということが時々あります。

使っている化粧品のせいなのか、そこはわかりませんが、凹凸の陰影が強調されてることがあります。

ホクロやイボもそうですが、膨らんでいるモノ・凹んでいるモノって、なかなか市販のファンデや下地では難しいことがありますね。

さて、治療についてですが、凹みを少しでも浅くする、という治療は、どこのクリニックでも目的は同じです。何事もなかったかのように、全く平らに消してしまう、というのは、基本無理、と思われたほうがいいです。ものすごくお金と時間をかければ、近づくことはできるかもしれませんが、普通に考えて、非現実的かと思います。

悲しいことですが、一度ついてしまったキズ跡(ニキビ跡にしても、ケガにしても)を、今の医療で、目立ちにくくさせることはできても、消し去ることはできません。

ただ、少しでも、凹みの角が取れて、なだらかになるだけで、目立ち具合が違うと思いますよ。

できる範囲で、あきらめずに、治療をしていきましょう。ちょっとでも良くなれば、化粧ノリも全然違いますから、下地やファンデに凝るのも楽しくなると思います。

当院で、ニキビ跡(凹み)治療に使うのは、タイタンとジェネシスです。

タイタンは、元々がシワ・タルミ用ですから、若い人には、ちょっとするのは早いかな?と思います。

むくみも取れるし、毛穴の開いたのも引きしめてくれますから、やってダメではないですが、せめて20代後半で、老化が気になってきたという頃なら、ありかもしれませんが、それでもまだ早いかも、と思います。30歳になったら、ご希望されて、適応があれば、やりますが。

例えば、うちで、タイタン1回¥52.500です。ジェネシスだと、1回¥21.000です。タイタン1回するなら、ジェネシス2回半できますね。ニキビ跡の治療の場合、回数は多いにこしたことありませんから、1同じお金を出すなら、たくさんできるジェネシスのほうが、若い人には向いていると思います。

ジェネシスをずっとやって、改善度が頭打ちなのかな?となれば、タイタンもあり(経済的に余裕があるなら)かもしれませんが、シワ・タルミを気にしてない若い人には、基本勧めてません。

ジェネシスをされている方が一番多いのは、凹みだけでなく、赤みにも良く効いて、くすみもとれて(シミは無理ですが)、産毛のお手入れも出来て、ニキビも出来にくくなって、肌アレも落ち着いて、などなど、美肌治療としても大変良く、すぐにお化粧もして帰れて、温かい治療なので、苦痛が無い(苦手という方も時々いらっしゃいます。)というのがメリットです。

ただ、ダウンタイム(した後に、赤くなったり、カサブタが出来たり、腫れたり、など患者さんの困ること)が出ない治療ということは、マイルドな治療ということで、その分、回数・時間がかかります。

当院にはありませんが、例えば、パールやパールフラクショナルやCO2フラクショナル・eCO2など結構なダウンタイムが出るモノは、回数も1~2回や数回と少なくてもある程度の変化が期待できます。

どこまでのダウンタイムが出るのかは、選ぶ機器だけでなく、そこのクリニックのやり方や考え方で色々ですが、1週間は、赤みやカサブタを我慢しなくてはいけない(人前には、ちょっと出られない)モノも多く、ガーゼやテープを貼るモノもあります。

1週間で済めばいいんですが、赤みは消えるのに数カ月かかるモノなどもあるでしょう。

そこまで強い治療は、恐らく数カ月に1回とか、半年に1回とか、機種や方法によって様々です。

ダウンタイムの出る治療を、そんなしょっちゅう、やってられませんよね。

お肌もビックリするでしょう。

ダウンタイムが出る治療は、赤みだけでなく、炎症後色素沈着(茶色くシミになる)にも、モノによっては気をつけなくてはいけません。

強い治療は、それだけ、患者さんも我慢だけでなく、頑張らないと、良い結果が出ないかもしれません。

フラクショナルⅡとか、他のもあると思いますが、強いのと、ジェネシスのようなマイルドの治療の中間くらい、と言いますか、機種や設定・やり方で、より強いほうか、よりマイルドなほうかに分かれてくると思います。

どの治療も、一長一短で、患者さんがどうしたいのか、どこまでのダウンタイムなら我慢できるのか、などが選ぶポイントです。

あと、重要なポイントが、料金ですが、もちろんパールやCO2フラクショナルなど、結構な料金すると思います。(リスクの大きい治療を安くして、誰でも気軽に受けることができるというのは、安全面からも良くないと考えるクリニックも多いと思うので、安くしていないところが多いでしょう)

フラクショナルレーザーなど、すごく強い治療でもないのに、結構な料金を設けてるところもあって、これは数回では無理なので、6回とか、9回とか、多めのコースを勧めているクリニックが多く、そうしたら、トータルすごい料金になるのではないでしょうか。。

また、このフラクセルがクリニックによって、かなり効果と副作用の差があるようで、値段の割りに、それなら、ジェネシスやタイタンでいいんじゃない?と、私はよく患者さんの話を聞いていて思います。

1回のフラクセルで、ジェネシスが何回できるのか、それぞれを置き換えてやると、一つの目安になると思います。

強い治療は、どちらかというと、やる間隔を空けていくことが多いですが、ジェネシス・タイタン・フラクセルなど、1~1.5か月くらいでしていくように、通常指示があると思います。

例えば、1回で、効果に満足されたら、いくらでも間を空けたらいいと思いますが、まだ満足していないのに、間をどんどん空けちゃうと(例えば、半年に1回とか)、1回で増えているコラーゲンは、微々たるものだと思うので(満足していない場合)、いつまで経っても、本当の効果はわかりにくいと思います。

微々たるものでも、一段一段積み重ねないと、何も確かに始まりませんが、半年1回だと、1年で2回しかできないわけで、6回するのに、3年かかる計算になります。

3年で6回するなら、1か月に1回を続けて6回して、2年半そのまま置いておくほうが、よほど効果はわかると思います。

それなりの効果を出すのに、それなりのルールがあり、それを守る必要もあるわけです。

患者さんに効かなくても、そんなの関係なく、半年に1回でもとにかくしてくれたら、そのクリニックは儲かるので、そういう説明なく、いいことだけ言って、させるところもありますkら、ご注意ください。

半年1回しか、ホントにできないなら、ニキビ跡の凹みには、強い治療がいいでしょう。

でも、ニキビ跡は二の次で、美肌治療もかねてとか、小じわ対策のアンチエイジングとかなら、気になった時にするとか、できる時だけする・自分の好きなペースでする、というのでいいと思いますが。

老化は止まりませんから、長~い目でみていかないと、定期的な、ある程度の継続したメンテナンスはいりますものね。

強い治療をされる場合、必ず副作用とダウンタイムは聞いてください(特に、フラクセル。クリニックに

よって、かなりダウンタイムを軽く言います。ホントにそこが軽いなら、いいんですが)。

ネットで、ちょっと調べたら、一般的なダウンタイムは検討がつくと思いますが、それを言わないクリニックはダメですよ。もし、ホントにない、と言われるなら、その根拠を説明してもらいましょう。

1回もしたことがないのに、いきなりコースを契約するのも、おススメしません。

確かに回数がいる、コースのほうが得というクリニックの言い分もわかりますが、やってみて、自分にとって、まず処置やダウンタイムなどが不快でないのか、ということがわかってから、コースとか考えてもいいと思いますよ。

普通のクリニックだと、コースを組んでも、返金してくれるとは思いますが、クリニックによっては、返金率が悪かったり、もめたり、イヤな気分を味わったり、といろいろあると思いますので。

まずは、1回して、様子を見る、というのが、とても大切です。

 

 

途中から見たので全部ではないんですが、この番組、時間があったら、つい見てしまいますね~。

学者の中では、澤口先生(鶏みたいな、落ち着きのない脳科学者の方です)・武田先生(環境問題専門のメガネの先生です)・池田先生(アンパンマンのジャムオジサンからひげを取ったような、ちょっと禿げた先生です)・尾木先生(教育評論家の尾木ママです)、好きですね~♪

皆さん、とても個性があって、変わっておられるので、それぞれの学会(業界)で、どこまで異端児かわかりませんが、あのまま、ご自分が思われるまま、どんどん行っていただきたいものです。

まあ、この番組、娯楽番組として観ないといけませんが、科学者の方だと、いろんな考え方やデータを教えてくださるので、「ああ、そんなデータもあるんだ」と興味深く拝見してます。きっと、自分と全然専門が違うから、楽しめるのかもしれません。同じ分野だと、「はあ~?」ということが多々あるので、私と専門の違う科学者の方々も、その業界では、「はあ~?」と思われているのか、いないのか。。

人によりますか。。

さて、今日の話題で、私の知る限りの真偽をお伝えしますね。

ストレス発散の方法だったかと思うんですけど、テレンス・リーさんが、炭酸飲んだら、ゲップが出るから、ストレス発散できる、だから何でも出したほうがいい、みたいなことを言われてました。戦争中、米軍の兵士のストレス発散のために配ったとか。

テレンス・リーさんのお話を、真面目に受け取っている方は少ないと思います。(言い切っておられても、決して真に受けないで下さいね、念のため。)お酒の席での、面白話みたいな感じですか?

ゲップがストレス発散に効くかどうか、聞いたことがないので知りませんが、炭酸ガスというのは、自律神経の中の副交感神経を優位にする(リラックスさせます)というデータを、かなり昔に論文か何かを読んだ記憶があって、患者さんのおうちでの生活指導にも炭酸飲料を使うことがあります。

例えば、皮膚科医としては、アトピーとかひどい湿疹・じんましんの方など、かゆみで悩んでいる方には、炭酸飲料をあまり飲まないように、指導します。どうしても飲みたい時は、かゆくなるのは覚悟していただきます。

リラックスさせてくれるのでだと思いますが、アトピーの子供たちって、ホントに炭酸が好きだったりするんですね(アトピーだけでなく、若い子は好きですけどね)。ストレスも多いんでしょう。でも、よけいに、痒くさせますから、ホドホドに炭酸を減らしていって(ストレスがかかりすぎないくらい)、皮膚を落ち着かせるのを、優先させることも大切なんですね。湿疹の程度にもよりますが。

それを利用して、ストレスのある時やちょっと元気のない時とかに、炭酸飲料を飲むというのはおススメです。リラックスできますよ。

ちょっとイヤなことがあったら、シャンパンやスパークリングワイン、炭酸の入った色のキレイなカクテルなど、見ているだけで、気分が上がりませんか?泡って、見ていて飽きませんね。

お祝い事に飲むのもいいですが、イヤなことがあった時に、炭酸で気分を上げてもらいましょう!

ガス入りのミネラルウォーターやペリエとかなら、ダイエット中でもいいですね。食事の時にも車でもいけますから。

炭酸で副交感神経優位ということは、消化管の動きも良くしてくれます。だから、食事の時に摂るのは、理にかなっているんですね~。

消化管の動きを良くしてくれるので、便秘の方にもおススメです。

便秘の方の場合、まず朝起きて、コップ1杯の水を飲みます。体を冷やさないほうが、ホントはいいんですが、常温や白湯を飲んでも腸が動かない方は、冷たいほうが、腸はビックリして動きやすいです。(冷たいモノ、飲んだら、おなか壊したりしますよね。同じことです)

それでも、ダメなら、水の代わりに炭酸を飲むんです。(ホントは、朝起きて軽い脱水になっているので、ジュースとかよりも何も入っていない水や白湯のほうがいいんですが。ガス入りミネラルウォーターなら、水と同様に扱っていいと思いますよ。まあ、ぬるい炭酸って、のみにくいですけど。。)

炭酸飲料は、腸を活発にしてくれるんですね~。

(ちなみに、他の科学者の方同士だと、言い合いになることもあるのに、テレンス・リーさんには、誰も意見しませんね。。言い切ったら、とりあえず番組はいいんでしょう。)

もひとつ、ちなみに、ハリウッドで流行っているとかいうコーヒーをおしりから入れる方法、痩せません。。。

腸内洗浄って、おぼえてらっしゃいませんか?7・8年ほど前に、結構日本でも流行りましたよね。

美容外科やエステサロンみたいなところでも、いっぱいやっていて、ワイドショーとか、雑誌とかにも良く出てました。

ものすごい便秘の方が、たまにするというのは、まあ、一つの選択肢にはなると思います。好きな方、というのは、確かにいらっしゃると思います。

ですが、しょっちゅうすると、腸内の大事な菌やビタミン(ビオチンってヤツです。美肌に効く、と美容サプリ好きの方の中では有名です。これも一昔前、結構流行ったんですが。。私は、今でも飲んでますけど。うちでも扱ってます。)を、どんどん流してしまうので、かえって腸内環境を悪くするという意見もあるくらいです。やるにしても、頻繁はダメです。おススメしません。

クリニックでする一応本格的なヤツは、ちゃんとできれば、宿便が結構とれるので、その分の体重が軽くなる、といのはあります。(ウンコの体重分ですね)。すぐに戻りますけど。。

脂肪が減るわけではありません。当たり前ですね。

ひどい便秘というのは、体のバランスが確かに乱れてますから、便秘を改善して、体調が良くなり、結果痩せた、という方もいるかもしれませんが、そこまでの効果はほとんど出ないので、廃れていった、という感じでしょうか。。痩せる!と謳い文句に商売しておいて、痩せないから、お客さんが離れて行って、サロンも激減しました。今では、やっているクリニックも、激減してると思います。

あと、腸内洗浄をもし、やり過ぎたら、栄養も吸収される前に、流してしまうので、栄養失調で痩せるかもしれませんね。モノすごく不健康な痩せ方ですけど。。肌は、カサカサで、ツヤも元気もないでしょう。。

なんでコーヒーが流行ったのか、もう古すぎて忘れてしまいましたが、ネットのいい加減な情報というか、コーヒーで!となると、インパクトがあるので、情報だけ一人歩きしてしまったようだった気がします。クリニックで、コーヒーでしていたところは、無かったと思いますよ。医学的根拠は、まったくありませんでしたから。新しい論文でも出てたら知りませんが、もともと腸内洗浄についての効能・効果の医療論文自体も、あの全盛のころにもなかったですからね~。

あの当時ですら、コーヒーは刺激があって、腸の粘膜に良くない、とかだったと記憶してます。

おうちでするのは、ホントの腸内洗浄できませんから、いろいろ入れて、簡単に手に入るコーヒーーにたどり着いたのかもしれませんね。

便秘は良くないですが、出すほうがいくらマシと言っても、まあ、ススメません。

便秘なら、薬や、生活改善など、普通のことから始めて、それでも無理だったら、、、

腸内洗浄の前に、病院で検査を先にしたほうがいいのかもしれませんね。

患者さんが、よく、「シミにレーザーをあてて、消してください」と言われますが、私たち美容皮膚科医にとっての、シミのレーザー治療というのは、主にQスイッチレーザーのことを指します。

Qスイッチレーザーにも、いろいろ種類がありまして、Qスイッチルビーレーザーが一番有名ですが、QスイッチヤグレーザーやQスイッチアレキサンドライトレーザーなどがあります。

いわゆるフォトフィエシャルや、当院のライムライトというのは、光治療という分類で、「レーザー」という治療とは全く違うモノになります。

それを知っていて、レーザー治療をしてほしいと希望される方と、知らずに、「シミを取るモノ」「顔に何かをあてるモノ」という総称を「レーザー」と呼ばれることがあるため、混同される方も結構いらっしゃって、カウンセリングにお時間のかかることもあります。

「肝斑には、レーザーあてたら、ダメなんですよね?」と当院の肝斑セットはフォトであるライムライトを使った治療なんですが、いいのかな?とビックリされる方もいらっしゃいます。

肝斑にフォトを使った治療をするクリニックが非常に少ないのと、「フォトはレーザーではないから、大丈夫なんですよ。でも、フォトだけを肝斑にあてるということはしませんよ」という話をしても、すっかり抜けてしまわれている場合などに、?になられるようです。

まあ、ご理解されてからしか処置はしませんから、普通は心配いりませんが。

患者さんから、他院での治療されたこられたお話とか聞いていると、あまり詳しい話(副作用やアフターケア・日焼け止めの必要性など)をされずに、Qスイッチレーザーをされていることが多くて、ビックリします。

Qスイッチレーザーの治療経過をちゃんと説明を受けて、処置される分には、患者さんがご自分で選択したことですから、いいと思います。

確かに、1回でもとてもよく効く方もいらっしゃいます。昔からある治療で、今も廃れずに、生き残ってる治療ですから。

これはこの治療でいいんですが、全員の方がうまくいくかというと違うんですね~。

 悪質な美容外科とかで、「すぐに消せます」とか騙されてくれぐれもされませんように。ホントにエラいことになりますから!そんなうまい話は、ありません。

Qスイッチレーザーの適応のあるシミであっても、一旦落ち着くまで、1週間前後はみておくほうがいいので、大事な用事のある直前にそんな危険な賭けは止めておかれるほうがいいです。しかもその間、テープを貼らせるクリニックが圧倒的に多いはずです。(テープの代わりに、薬に色のついた塗り薬?化粧品みたいなのを塗らせるクリニックもあります。クリニックによって、いろいろですが、私はできればテープを貼って湿潤させたほうが早く良くなるのでいいと思います。かさぶたがついた後は、そういうのを人前に出る時は、使って、家に帰ってきたら、薬を塗ってテープを貼って、湿らせてあげると、早くカサブタが取れます。

(当院でも、資生堂ナビジョンのスポッツカバーと言って、カサブタの上から塗って、隠して上から自分のファンデを塗る、という商品を置いています。さすがに、資生堂だけあって、カバー力はモノスゴイです。)

また、Qスイッチレーザーは、データによっても様々ですが、一旦キレイに取れたとしても、その後に炎症後色素沈着と言って、茶色くシミになってきます。こうなる方が約3割。

これが出たら、落ち着くのに、2~6か月以上、ひどい時で1年と、かなりの個人差があります。

Qスイッチレーザーは、あまり考えずに、気楽にやるものではない、と私は思っています。

ゆっくり、よく考えてからされるほうがいいです。簡単に取れるように言うクリニックが、まだあることに愕然とします。ちゃんとしたところは、副作用や経過を処置前に必ず言ってくれますから、そういうことを教えずに、処置させるクリニックは、おススメしません。

(何も教えずに、最初から、たくさんあてて、お金だけ巻き上げて、後は知らんぷり、みたいなクリニックもあります)

もちろん、肝斑の方・可能性のある方は絶対にやってはいけません。

何かあっても大丈夫な時に、わかりやすいところ(経過が見やすいところ)、もしくは、ホントに何かあっても(かえってシミになっても)気にならないところに、まず1個あててみて(たくさんしたい方であっても、初回は、せめて数個以内で我慢されては?)、経過がわかって、自分も安心したら、たくさんする、というのが私のおススメです。

もし、たくさんあてたところ全部、炎症後色素沈着になったら、とても困ると思うんですが・・・。

「安かったから」という理由でされる方も、結構いらっしゃいます。確かに、安いというのは、とても魅力的ですね。ただ、その場合は、大きな副作用のないことならいいと思うんですが、ダメ元で、仕方ないと思えますよね。大きな副作用(かえって、濃いシミになった、肝斑が悪化した、赤みが引かなくなった、凹んだまま戻らない、などなど)が出てしまうと、それを戻すまでの時間と早く落ち着かせるための治療の金額のことを思うと、途方にくれてしまうのではないでしょうか。。

他院で、処置されて、ひどくなって、「なんとかしてほしい」という方が、結構うちにいらっしゃいます。

その中には、説明されたけど患者さんが指示を守らなかった、という場合も少しありますが、ほとんどは、やったクリニックが説明をしてない、適当に看護師だけでやっている、ひどいのになると、肝斑かもと言いつつ、Qスイッチレーザーをしている、などなど。。そういう場面に出会うと、悲しくなりますね。

皮膚科医・形成外科医から診て、炎症後色素沈着を起こしやすい方というのもいらっしゃって、そういう方には私はQスイッチレーザーはススめません。それ以外の方なら大丈夫か?というと、これが必ずしもそうでないんですね~。肌質から大丈夫だろうと診断した方でも、その後のお手入れのせいなのか、何かわかりませんが、色沈を起こすことがあります。

確率の問題ですから、ある意味、患者さんからしたら、「賭け」ですよね。3割という確率は医療の副作用においては、かなりの高確率です。

また、説明を受けた患者さん側も、色沈の話をすっかり忘れて、なってからビックリされる方もいらっしゃいます。きっと自分は大丈夫と思っておられたのか、副作用も人ごとのように思い込んでいらっしゃったのかは、わかりませんが。

そのため、当院には、今のところ、Qスイッチレーザーを置く予定はありません。

私は、あまり副作用の出ない治療が好きです。

何にでも、二面性というのがあって、長所でもあり、欠点にもなりえます。

副作用が出る、ということはそれだけ強い、よく効く治療とも言えます(そうでないこともありますが)。

そういう治療の場合、ダウンタイムと言って、患者さんが我慢を一定の期間しなければいけないことも多いです。

逆に、ダウンタイムもなくて、すぐにお化粧が出来て、人からもばれなくて、キレイにしていく・・という治療、例えばフォトとかですが、そういう治療は、マイルドなため、キレイになるのに回数と時間がいります(ホントに1~数回で、良くなる方もいらっしゃいますが、全員ではありません)。

強い治療をピンポイントにする分には、それほど困りませんが、顔全体にしたら、その後は落ち着くまで、かなり大変だと思います。

フォトなどは、マイルドな治療なので、一度に顔全体できます(というか、普通顔全体します)。

目的が、似ているようで、全然方向性が違うんですね~。

ですから、ご自分で、どうしたいのか、ピンポイントなのか、全体なのか、ダウンタイムはあってもいいのか、あったら困るのか、副作用は?価格は?通えるのか?肝斑はないのか、肌質は?シミの種類は?などなど、個人個人、合っている治療というのは、違います。

だから、診察とカウンセリングが必要なわけで、当院では受診していただかないと、ご提案はできません。

私が、今でもQスイッチレーザーを勧める場合というのは、患者さんが経過・副作用など納得された方で、ものすごく濃いシミです(10円玉みたいな)。これなら、色沈が出ても、もとよりはまだ薄いでしょう。(これは、場合によったら、Qスイッチでは無理で、炭酸ガスレーザーで削ることがあります)。

他には、アザ(遅発性太田母斑様色素斑など)のみがあって、肝斑のない場合です。

そういう方で、Qスイッチレーザーをご希望された場合は、他院での治療をお勧めしております。

あと、一番大事なことですが、必ず治療を受ける上での注意事項は、ちゃんと聞きましょう。聞いただけでなく、守っていくことが、副作用を少なくさせて、うまく早く良くなるコツです。

 

昼間は、かなり暖かくなってきましたね~。もうすぐ春ですね。お花屋さんには、たくさんのカラフルな花がたくさん売っていて、前を通るだけでウキウキします。

デパ地下のお菓子売り場に行っても、桜のお菓子が盛りだくさんで、全部食べたくなります。

桜のお菓子と言えば、やはり和菓子でしょうか。今回のキャンペーンのお菓子は、和菓子にさせていただきました。

どこのお菓子か悩んだ末、いろいろの桜のお菓子をご用意して、お好きなものを選んでいただく趣向にしました。どうぞお楽しみに。(生モノの和菓子はおいしいですが、日持ちがしませんので、生モノは残念ながら、はずしました。)

さて、キャンペーンの内容ですが、告知が遅くなりました。最近、なんかバタバタしてて、申し訳ないです。

やはり暖かくなってくると、皮脂がそろそろ鼻周りは気になりだしませんか?

そこで!再び、人気のグリシルグリシンのキャンペーンです♪

毛穴の開きには、やはりピーリングやレーザーもいいですが、グリシルグリシンでしょう~。

ピーリングは、肌質によっては、まだ早い方もいらっしゃると思います。

私自身は、先日から、少し鼻周りのピーリングを始めました。ピーリング石鹸のこともあるし、本格的な医療用のピーリングの時もあります。その後は、保湿は抜かりなく。

でも、私みたいな脂性でも、顔全体はまだ早い、という感じです(個人差はあります)。

もっと暖かくなったら、ピーリングのキャンペーンも考えますね。ピーリングには早いけど、毛穴の開きをなんとかしたい脂性の方には、グリシルグリシンが一番です。おうちでもケアできるところが最大のポイントです。皮脂は毎日出ますし、無くせませんから。

グリシルグリシンのセットだと、乾燥もしないので、安心して使えます。特に、グリシルグリシンのマスクは、保湿成分たっぷりなので、おうちでするスペシャルケアですね~。

まあ、正確に言えば、医療ではなく、化粧品の範疇にはなるんですが、皮脂ケア毛穴ケアは、毎日のお手入れが大切ですからね~。集中ケアすると、結構な効果が出ますよ!持続はしませんが(続けないと。。あくまでケアなので。)デートやイベント前には、おススメです。

毛穴が気になる、と言っても、毛穴にはいろんな種類があるので、どんな毛穴かで、おススメケアは全然違うので、診察とダーマスコピーで毛穴を50倍にして、一緒に診ましょう~。

もう1個のキャンペーンは、韓国製のボツリヌストキシンです。アラガンだけでいっぱいにしたいがための思い立ったら吉日キャンペーンなので、採算はちょっと度外視です。。。韓国製、悪くはないんです。トップブランドじゃない、というだけで。美容外科や美容皮膚科でも、韓国製を使っているところ、多いと思いますよ。(中国製は、絶対ダメ!ですけど)

ボツリヌストキシンにご興味のある方は、どうぞ診察を。

ボツリヌストキシン治療のおススメは、私もしていますが、①眉間のシワ ②おでこのシワ ③ワキの汗を抑える の3つです。

目尻の笑いジワは、好みが分かれるところなので、万人受けするものではないです。笑いジワが嫌いな方は、これしか方法はありませんが。

エラBTXは、張っているエラを小さくしてくれるので、エラ張りさんには、とてもオススメです。四角目の輪郭が、少し卵型になります。歯ぎしりの治療にもなりますよ。(エラの張っていない方は、しても変わりません)。

眉間に縦ジワがあると、顔が険しく不幸に見えるし、眉毛が動いておでこにシワが出ると、とても老けて見えます。BTXで、抑えると、結構変わります~♪

ワキのBTXは、本当に楽です。ワキ汗、嫌ですよね~。服につくのも、汗ジミも。服について、汗臭くなるのも。(ワキガには効きませんが、服につく汗が減るので、その分の汗臭さは、減ります)

ふくらはぎBTXは、時間も回数もかかりますから(やりすぎると、危ないので)、ふくらはぎがスッゴイコンプレックス!という方は、ご相談していただければいいですが、積極的には勧めていません。

適応のない方も、かなりいらっしゃいますから。全員に向いているわけではないです(何でもそうですが)。

BTX治療も、たくさんの場所にすると、結構な金額になりますから、いろいろしてみたいという方には、韓国製はお手軽な分、しやすいかもしれませんね。

当院のアラガン社製のボトックス®が全て無くなり、これを機会にボトックスビスタ®に全て変更しました。

まあ、中身は全く同じなので、患者さんからしたら、何も変わりませんが、ボトックスビスタ®は、厚生労働省の承認を受けたモノになりますから、より確かというか安全です(いえ、ボトックス®もそうなんですが)。

海外からの個人輸入ではなく、直接アラガン社が、認可されたボトックスビスタ®を持って来てくださるので、まがい物では一切ありません。

個人輸入だと、万が一にも、ニセモノの可能性も否定はできませんからね~。そんなことがないように、一流の代理店は、今までも通していますが。

以前にボトックスビスタ®に変わると、価格を見直して、値上がりするかも、とチラリとお伝えしておりましたが、お値段据え置きとさせていただきます。同じ価格でのご提供となります。

さて、韓国製のボツリヌストキシンですが、キャンペーンなどでご来院してくださった方、あるいは、ボツリヌストキシンにご興味のある方に、韓国製とアラガン社との違いのお話をさせていただいて、好きな方を選んでいただくんですが、皆さんアラガン社がお好きで、キャンペーンは終わっても、まだ韓国製が残っております。

韓国製のニューロノックス®、全然悪くはないんですけどね。普通にいいです。(悪いと、仕入れませんが。)

韓国製のほうが、少し安くしてあるんですが、恐らく当院のアラガン社の分を、私が計算を間違えて、あまり高くしなかったために、お値段に、むちゃくちゃな差がないため、「もうそれなら、アラガンで。」という方が非常に多いです。私もアラガンが好きなので、嬉しい限りです。

韓国製の使用期限は、まだまだいけるので、ずっと置いといてもいいんですが、冷蔵庫がビスタだらけになっている今、ビスタだけにしたいな~、とも思っちゃうんですね~。切り替える、となったら、すぐに切り替えたい派で、こんなところだけ、片づけ魔です。

ニューロノックス®よりも、アラガンのボトックス®のほうが、こんなに早く在庫が無くなるとは、思いもしませんでした。予想では、やはりニューロノックス®が先かな~、と思っていたので。

同じだけ、最初に仕入れたんですが。さすが、アラガンですね~。トップブランドは、人気強いです。

そこで、今回の4月キャンペーンでも、引き続き、韓国製ボツリヌストキシンのキャンペーンを続行することにしました。今回は、10%オフから15%オフにさせていただきます。

暖かくなってくるため、ワキの多汗症には、大変おススメです♪

アラガンは、そりゃいいのは当たり前ですが、アラガンが高いという方・ボツリヌストキシンって、どんなん?という方には、最初にはお手軽で、普通にいいですよ。

一度受けてみたい、という方は、ご相談ください。

できる場所と、あまりしないほうがいい場所・できない場所などありますから。

ボツリヌストキシンのいいところは、(欠点でもありますが)必ず、元に戻ることです。

表情ジワが抑えられて、その表情が好きな方(思い通りだった方)と、想像していたのとちょっと違うという方、様々です。(特に、目の下や横の笑いジワなど)

もし、それが気にいらなくても、必ず戻りますから、安心です。(よほど気に入らない、という場合は、指示する日までに受診していただいたら、失活(効果を無くす)させられることもできますが、料金は返金しません。失活させる処置は、無料です。韓国製もアラガンもどちらでもです。)