今日の「ホンマでっか?!TV」ご覧になりました?
髪の毛のこと、されてましたね~。途中、ちょっと聴けなかったところもありますが。
さて、どちらの先生か存じ上げませんが、どこかのDNA鑑定を専門にされている先生が出演されていて、「髪の毛にいい食材は、お肉だ」「お肉を食べていないほうが薄毛だ」とおっしゃってました。
テレビでいいこと、流してるよ~と思っていたら、
「お肉はなんでもいいのではなくて、赤いお肉よりも、鶏肉」とおっしゃってました。。。
。。。なんでやねん。。
一体、どういった根拠で言われているのかはわかりませんが。。。
タンパク質が鶏肉がいいとか。
それって、プロテインスコアで鶏肉のタンパク質の栄養価の摂取効率がいいから、そう言ってる?
タンパク質だけ、見たら、確かに鶏肉はいいんですが、ビタミンAも多いんですが、肝心の鉄も亜鉛もビタミンB群や他のミネラルやビタミンが、豚肉・牛肉に比べて圧倒的に低い。
タンパク質だけで髪の毛作れませんから。。。
もちろん、魚介類も必須です。
亜鉛は、今が旬の牡蛎が一番多いですしね。
(亜鉛だけ摂ってもダメですよ)
いろいろな食材で、いろいろ得意な栄養素がありますから、いろいろなタンパク質を食べる必要があるわけです。
大豆などの豆類の植物性タンパク質も摂ればいいんですが、タンパク質としての栄養価が低い。吸収率も悪い。
植物性のものは、必ず動物性のものを足すのが原則です。
植物性タンパク質では、アミノ酸の吸収が悪いようなことをおっしゃっていて、せっかく良いことおっしゃているのに、片手落ちですね。
その先生が、お肉食べながら、育毛剤を使うと、毛がどんどん生える、みたいなことおっしゃったら、横に座っていた、頭髪のとても乏しい男性のkメンテ―ターの方が、「お肉もたくさん食べてるし、育毛剤も塗ってる。。。なのに。。」とおっしゃってました。
男性と女性で、頭髪(頭髪だけではないですが、まずは頭髪)が薄くなる原因は、微妙に違います。
池田先生がおっしゃってましたが、
「さんまさんと僕と、毛穴の数は同じ」と。
(この辺、料理してて、よく聞こえませんでした。)
男性の薄毛、というか、いわゆる「ハゲ」という状態、実は、これ、無毛になっているわけではなく、限りなく、うぶ毛のように極細になっているんです。
マイクロスコープで、50倍で診ると、よくわかります。(これは女性も)
完全に無毛に見えているところも、実は、毛根が冬眠しているだけで、死んでるわけではないそうです、と以前、学会で、AGAの講義セミナーで、AGA研究の第一人者と言っていいくらいの先生がおっしゃってました。
だから、男性のいわゆる「ハゲ」の場合、なんらかの刺激で、冬眠から覚めて復活してくることもあるそうです。
(だからといって、器械でぐりぐりするとか、ブラシでたたくとか、絶対に止めてくださいね。炎症を起こしたら、冬眠している毛根、死んじゃいます。。。)
まあ、完全に死んでいるところもあるとは思いますが。。。
男性のAGAの場合、まず男性ホルモンの影響を一番に考えないといけません。
かといって、日常生活、男性ホルモンを抑えて支障が出たら困りますよね。
その辺は、どこまでの薬を使っていくかです。
番組で、「お肉も食べてるのに、、」とおっしゃっていた方は、男性ホルモン、多そうでしたね。
お笑いの小杉さんもそうですが、真剣に悩んでおられるなら、薄毛育毛を取り扱っているクリニック(自費)で相談・診断・治療・ホームケア(ヘアケア含む)をきっちりやれば、結構いきますけどね。
もちろん、難治性の方もおられるし、程度があまりにひどいと、お金も時間もかかりますから、そこまで出せないとなると、なかなか大変ですけど。。
うちでは、あらかじめ大変な時は、大変と処置前の診察カウンセ時に必ず言います。
育毛メソセラピーって、一番侵襲性の高い治療(育毛に有効な薬剤を注射で毛根そばに注入する)であり、麻酔しても痛いのは痛いですから、回数もある程度必要なので、患者さんにも覚悟してもらうために、それはお伝えしています。
(AGAというより、全頭脱毛の時など)
普通のAGAは、普通の治療で(見合ったお金と時間は必要)、それなりに良くなります、というか、うちではそうです。
そういう外からの治療も必要ですが、ちゃんと髪の毛が作れるように、たくさん栄養を取ってもらう、というのは、全員の方におススメしています。
もちろん、ヘアケア(頭皮のスキンケア含めて)も。
なので肉だけ食べていればいい、というわけでは全然ありません。
もちろん、魚を全然食べずに、肉ばっかり食べている、というのもいけません。