プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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久しぶりのブログです。

Facebookとインスタグラムはほぼ毎日こまめに更新しております。そちらのほうが写真も多いです。写真のアップが簡単なので。

(こちらにあげるには、写真のピクセルを小さくしてアップしないといけないので、手間がかかる)

仕事が終わって家に帰って、晩ごはん作って食べて、とすると、もう全然動けません。。。サプリを飲むのも放置していて後から飲んだりするくらい。。。

マンガ読みながら、ダイニングテーブルで寝落ちしていることもしばしば。。。

 

以前は、その後夜中に(寒くて)目を覚まして、ブログ書いたりしてましたが、家に帰ってきた時点で、副交感神経優位になっています。

ところが、ブログやFacebookなどを書き出すと、これは仕事の一環なので、いきなり交感神経のスイッチが入り、ブログ書いたらその後すぐに眠れていたのが、交感神経のスイッチがなかなか切れずに、まぶたは重いけど頭は起きていて、まぶたと闘いながら寝るまでマンガを夜中に読んでいたりと悪循環です。。

それでもう家に帰ってきたら、よほど急ぎの仕事以外は(取材の原稿とかね)もうあまりしないようにしています。

休みの日でも朝や昼間は交感神経のスイッチ入っていてもいいけど、夜はね。

夜は、副交感神経優位にして休まなきゃ。

退院後、高かった血圧はかなり戻りましたが、以前よりは高い。上はかまわないけど下はもっと下げたい。

交感神経の緊張もあって動脈硬化が進んだのかもしれません。

近々受ける人間ドッグが怖い。。。

でも、検査しなきゃね。何事も早期発見です。自覚ができるからこそ、改善しようというモチベーションになるというもの。

具体的なターゲットもわかるしね。

先日した血液検査は、かなり悪いかと思いましたが、結構良かった。特に脂肪肝は心配なさそう。

(皆さん、知らないだけで、指摘されないだけで、隠れ脂肪肝ありますよ。特に女性。痩せている人も。お酒飲んでなくても。糖質の摂り過ぎとタンパク・ビタミン不足の脂肪肝です。)

 

今は、さっきFacebookとインスタにアップしていたら交感神経のスイッチが入り、ブログを書くことにしました。

アップした話題が良くなかったかな~。

交感神経優位になるような内容でした。

 

 

さて、話を今日のテーマに。

 

今日(って昨日)の「ダウンタウンなう」を観てたら、からだをどう洗うのか、というテーマでおしゃべりされてました。

 

皆さん、「洗う」=手でもタオルでもスポンジでも、石けんなり、ボディソープなりで、撫でるなり、擦ること、って思ってますよね。

番組でもそうでした。

そうやって洗わないと(一部分を、(そうやって)そこは洗っていない、というタレントさんがいて)、「汚いっ!!」「ニオイかいだら、絶対くさいっと!!」と散々言われてました。

 

特に、足の指の間。

 

一人のタレントさん(男性)が、湯船に入って、足の指、開いたら、それで十分やろっ!!」と言ったら、「汚い~!!絶対ニオイするっ!!」と言われてましたが、

私の回答は、湯船で足の指開く、でOK。

 

というか、湯船入らなくても、お湯をシャワーなりでかけたらOKです。

 

せっけんも使わなくて、お湯かけるだけ。

ものたりない時は、シャワーのお湯を手で撫でるようにしてもかまいませんが、ここで、さするように力を入れないこと。

手で撫でるくらいなら、こするわけじゃないので、シャワーのみで十分です。

さらに、湯船に入るなら、浸かっている時間にもよりますが、角質がふやけてさらに落ちやすくなります。

 

かかとであろうと絶対に擦らないこと。

擦っても、軽石などで擦り倒しても、その後またよけいにひどくなるだけです。

かかとのカサカサやガサガサは、中の栄養の問題なので、擦ってイジメたら、そのイジメに対抗するために次もっと分厚くなるだけです。

また、そうやって擦っている、肉眼では見えないキズに、プールやらジムやらクリニックでスリッパに履き替えるところで、水虫うつされやすくなります。

 

足の指の間は、洗いづらいですが、指の間を少しだけ開いて、もしくは足の指を踏ん張って開くようにして、シャワーかけたらOKです。

1本ずつ、間をシャワー流してもいいですよ。めんどくさくなければ。

 

お湯で洗う、というか流す(シャワーでも湯船でも)、ということもしなければ、ホームレスの人みたいに何日もお風呂に入っていない皮膚や体臭になります。

 

人間のからだの汚れなんて、特殊な薬液や機械油を浴びながら仕事しているならともかく、普通は、自分の皮脂とと汗とホコリです。

そんなものは、お湯で落ちます。

女性がよく使う化粧品、特にファンデーションなどの色物や日焼け止めは水(お湯)で落ちないから石けんを使うわけです。

 

お湯で落ちないからだの汚れって、一体、なに?

なにがついてるの?

どこでつけてきたの?

 

からだの皮膚も脂性というか、しっかりと自前で保湿できている方が、皮膚を破壊するような合成界面活性剤のボディソープでなく、低刺激、もしくは純石けんでなら、毎日洗ってもかまいませんけど、今の日本人、年齢、性別に限らず、乾燥肌の人、むちゃくちゃ増えています。

 

保湿成分になる栄養を口から摂っていないことと、ボディソープの乱用です。

どんどん皮膚のバリア機能を破壊して、材料もないから再生が進まない。。。

 

自分の皮脂と汗で、天然のオーダーメードの美容液をからだが作っています。

どんな高い美容液も、この天然ものには勝てません。(肌が荒れていたら、そこまで上質の美容液は作れないからもしれません。

それだけ、上質の美容液を作る材料もない、足りない、ってことだから)

 

その高級美容液をわざわざ合成洗剤とタオルやスポンジでごしごしと化学的にも物理的に落として、添加物だらけの合成の保湿剤を塗っても、どっちがいいか、明白です。

 

ずっとお湯だけで洗って(流していて)、その日の体調や環境によっては、気になる時もあるでしょう。

そういう時は、ちゃんとした石けんをその部分にだけ使えばいいですが、皮脂がほとんどない人、ない部分にまで使うものではありません。

 

保険診療でも自費診療でも、乾燥肌・皮膚のバリア機能が弱い・壊れている人で、湿疹皮膚炎も合併していたら(してなくても)、ほんとに全員、いらんボディソープ使っています。

 

保険診療の場合、事前やその場で調べたりもしませんが、もう名前を聴いただけで、即刻捨てて!というものがほとんど。

名前を知らなくても、どんな商品かちょっと聴いただけでろくでもなかったり。。。(後で調べるので、わかる)

 

患者さんには、自分のからだ(家族にもね)には使わないように言って、捨てるのがもったいなかったら、お風呂掃除に使ってください、と言っています。

特に、湯船の掃除には最適ですよ。よく皮脂を落としてくれます。

びっくりするくらい落ちるからやってみて!!

 

びっくりしたら、そんなもので、自分の乾燥肌・敏感肌を洗っていたんだ。。。と改めて恐怖を感じてください。

もう二度と使わないように、しっかりと心に刻みましょう。

 

 

いつも患者さんに言うのは、私の本(「きれいな肌をつくるには赤いお肉を食べなさい」)にも書いたかもしれませんが、例えばアフリカの人、毎日、石けんでからだをあらいませんよね?水も貴重だし、石けんも貴重です。

アフリカで水がそこまで豊富でない地域もありますが、じゃあ、東南アジアは?

東南アジアの人、日本人みたいに、ボディソープや石けんで毎日からだを洗うと思いますか?欧米人しかり。

 

化粧品会社の宣伝を鵜呑みにそのまま信じて、毎日せっせとボディソープやタオルやスポンジなどを買って洗っているのは、日本人だけでは?

 

日本人は、そういう国よりはお金持ちの人が多いのもあるんでしょうけど、昔からの清潔志向、潔癖思考もあるんでしょうけど、ほんとに洗い過ぎで、海外はそんなに洗ってなくても、困っている人はとても少ない。

 

湿度が低くて乾燥している欧米では、それほど汗もかかないから、石けんいらないのでは?という人もいるでしょうけど、そもそも硬水だから石けん、泡立たないしね。

硬水用の石けんも売っているみたいですが、そんなものまで買って、からだを洗っていないと思いますよ。

だって、そこまで困らないもの。

湿度の高い東南アジアでは、汗も多いでしょうけど、水浴びさえしていれば、問題になることはあまりないかと。

 

 

肉や魚もろくに食べていない日本人が、皮膚のバリアを破壊する行為ばかりするから、お肌がおかしくなるわけです。

(ちなみに、日本人の平均摂取カロリーは、先進国最下位で、日本と並ぶのはアフリカの食糧支援が必要な国ばかり。。。特に日本の女性は、さらに摂取カロリーが低くなります。

摂取カロリーがそこまで低いのにお肌の栄養だけは取れてる、なんてことはできません。

だからこそ、世界中で、食糧難の国に支援するわけです。

 

 

アトピーでも慢性の湿疹皮膚炎でも難治性と言われているものも、急に最近悪化した、という痒みや皮膚炎も、ほとんどボディソープや使っているクレンジングや石けんをやめさせるだけで良くなります。

 

保険診療であまりにも炎症が強かったら、ステロイドも多少出しますが(患者さんが掻き破るからよけいにひどくなるので、炎症までいっていると一旦早く落ち着かせるほうがいい)、まずはそのおかしなボディソープや石けんを止めること。

 

難治性のアトピーとか、ほとんど、これ、ベースにあります。

原因を止めてない全身の慢性接触性皮膚炎なわけです。

 

患者さんでも、言われてすぐに止める方と、いつまでたっても止めないから落ち着いたかと思えばすぐにぶり返し、ステロイドばあkり欲しがる人になるのか、あなた次第です。

 

 

すぐに止めた方の、治りの早いことったら!!!

ステロイドはあまりまくりだしね。

スキンケアにあっける時間も減って良いことづくめです。

 

 

保険診療の薬は、基本、対症療法なので、根本的に治すことはそうそうできません。

 

治したとしても、間違ったスキンケアで、擦り倒していたら、すぐに再発します。

 

元から治してくれるのは、口から入って消化吸収される栄養素と、肌のバリア機能を損なわないないスキンケアです。

 

自分が使っているものが正しい、というか自分に合っているはずなら、今。そこまで肌トラブルに悩まないはずです。

 

悩みがある、というなら、それは、今、今までやってきたことがあっていない、という何よりの証拠です。

 

そこにまず気づいてみては?

過信は禁物です。