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    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ヒューマニエンス の おいしさ ヒト進化のスイッチ  を観ました。

いや~、すっごくおもしろかった!!

もっと話聴きたいわ〜。

毎年厚労省が発表してる国民健康栄養調査、あるでしょう?

それのリーダーをしてらっしゃる東大名誉教授の佐々木敏先生のお話がとても興味深くて、さすがずっと国民健康栄養調査をみてらっしゃる先生ですから、統計学的に日本人の健康と栄養の関係性もよくご存知ですいらっしゃっておもしろいお話ばかり。

NHKで、佐々木敏先生の特集してほしいな。
佐々木先生のご著書も読みたくなりました。
(佐々木先生は科学的根拠に基づく栄養学という概念を日本で早期から提唱されてるそうです)

今回のヒューマニエンス、目からウロコの話もたくさん !

恐ろしい話もありました。。

再放送がさらにあるのかはわかりませんが、オンデマンドではしばらく観られますよ。
これはぜひ番組を観てほしい!!

人類の進化について食との関係をわかりやすく解説されて、 人類は最初、肉食です。

その肉食から、骨を割って骨髄を食べるようになって、一気に能が発達する。
この肉食は約700万年かな?(骨髄を食べたのが約200万年前だそうです)。

それが僅か1万年前に農耕が始まる。

ここから人類が大きく変わっていく。。

進化ではありますが、悪いほうにもいってしまってるのが現代なのかも。。

農耕するようになって人類は爆発的に増えたそうで、穀物だから備蓄できるようになり、輸送もできるようになり。。 輸送して備蓄もできるから、いろんなところに街ができてまたそこで人口が増える。
より保管しやすいようにどんどん精製していって、より純粋な糖質にすればするほど腐りにくい。
そうすることで人類は本来なら摂っていた栄養素を捨てて来たわけで。。

衝撃的だったのが、本来は牛肉にもEPA、DHAは含まれていたそうです。

本来のように草だけを食べる牛であれば。

ところが人間の都合で、たくさんの牛肉が必要となり(人口が増えたから)、短期間で牛を太らせて食べるために草を食べる牛に穀物を与えるようになった。

その結果、牛肉にふくまれるEPA、DHAは激減。

これがわかったのは論文が出たからなんですが、 牧草飼育牛は穀物飼育牛のEPAはおよそ5倍!、DHAはおよそ4倍!!

農耕が動物のからだまで変えてしまったわけで、 本当に食べるものでからだは変わる 患者さんには、EPA、DHAは魚にしか含まれていないから魚をしっかりと食べましょうと言ってましたが、ホントなら肉からも摂れることに。。

まあ日本で完全グラスフェッドの牛肉を手に入れるのはかなり大変。

オーストラリア牛は基本グラスフェッドですが、日本向けに穀物も与えています。

日本人がグラスフェッドビーフをグラス臭がすると言って嫌うのと、グラスフェッドビーフは赤身肉だから日本の料理でよく使われる薄切り肉は不向きなんです。
すぐに硬くなるから。

業務用のオージービーフは完全グラスフェッドらしいですよ。

業務用は塊肉で卸すからだそうです。

デパートで完全グラスフェッドビーフ取り扱うのが、私は本当の贅沢だと思いますが、日本では霜降りの脂肪だらけの和牛が高級で贅沢とされてるから、デパートでは取り扱わないらしい。

非常に残念なことです。

大丸には定期的に熊本県の #あか牛 が販売されています。 入荷の時期が直前でないとかわからないそうで、スタッフの方に聴けは、今月の入荷日とかわかってる分は教えてくださいますよ。

毎日は置いてないんですよね〜。
数が少ないからかと思います。

オメガ3の油のアマニ油、エゴマ油が有名ですが、動物はアマニ油、えごま油からEPAさらにDHAに変換する酵素を持ってるので、わざわざ魚を食べなくても体内にEPA、DHAがある。

ところが人間は、この酵素がほとんどないから、アマニ油、えごま油を摂ってもEPA、DHAに変換できないから、魚をしっかりと食べる必要がある、と聴いてました。
(今年の皮膚科学会総会でアマニ油、えごま油のさオメガ3の話があり、さもアマニ油えごま油がEPADHAになることが前提のように講演で話されていたので、ヒトは変換する酵素がほとんどないのでは?と質問したら、そうです、みたいに言われました。。
じゃあ最初にそれを言うべきでは?と思いましたけど。。

EPA、DHAじゃなくてもアマニ油えごま油のオメガ3自体に抗炎症効果があることは証明されています。
ただ、EPA、DHAと同じではない、ということです)

番組では、この変換する酵素が民族というか地域というか国によって持っている割合が違うという表が出ていて、 日本人に関しては、約6割くらい持っているという結果でした。

6割もあるの?! とビックリ!!

6割も持っているなら、オメガ3として摂るなら、アマニ油えごま油で良いことになるのに、じゃあどうして変換が難しいと言われてしまうのか?

論文を読む必要はありますが量が少ないのかも 。

知ってしまうと、えー?!という話もいくつかあって、そのうちの1つのご紹介。

油の話。

胎児の脳に供給されるオメガ3脂肪酸、特にDHAは母親に依存している

という話。

まあこれはDHAに限らず何でもそうだから、ふんふん、と聴いてました。

そしてこのDHAは神経細胞の適切な数を生み出すのに重要
と。

そこでラットたったかマウスだったか忘れましたが、まあネズミでの実験です。

オメガ3なしのエサを与えた妊娠してるネズミ=DHAが不足
オメガ3ありのエサを与えた妊娠してるネズミ=DHAが充足

それで胎児の大脳皮質の断面を調べてみたら。。

オメガ3なしだと、大脳皮質の厚みがおよそ20%減少!!

20%って、むちゃくちゃ大きい数字ですよ!

断面の写真で見ると一目瞭然!!
説得力がありますっ!!

全然神経細胞の数違うやん?!
かなり衝撃的映像。。。

コメントされてた先生が仰ってましたが、

そうなってくると、

さまざまな脳機能障害の原因になる可能性がある。

と。

そりゃそうだ。

ここまででいろんな意味でショックを受けた人、大丈夫ですよ!

後でどうしたらいいか書きますから。

昔の日本人は今よりももっと魚を食べてました。

私が55歳で、私の親世代は、実際見てないからわからないけど、厚労省の国民健康栄養調査ではどんどん魚の消費量は減少の一途をたどっています。。

だから、昔の日本人はけっこう魚は食べていた、ということです。

私が子供の頃もよく魚ののおかず出ましたね。

ニシンとおなすの炊いたんは、ニシンの骨が多くて大嫌いでした。
(甘く炊いてあるおなすは好き)
給食にも出て、ニシンが食べられないから、食べ終わるまで昼休み中ずっと教室で一人で食べさせらてましたよ。。
(昼休み終わったらもう残していい。授業始まるから)

今のお母さんたちはどれくらい魚を食べていますか?

家族にどれくらい魚をたべさせていますか?

今、妊活中の人はどれくらい魚を食べていますか?

妊娠関係なく、性別年齢関係なく、どれくらい魚を食べていますか?

検診や普段の診察でも、魚もっと食べましょう、という話をよくします。

魚が全く食べられない、という人は10年前よりもむちゃくちゃ増えました。。
(そういう人にはもう少し詳しく聴いて、個別にアドバイスしています)

ホントに糖質だらけと肉ちょっと。
その肉も豚肉、鶏肉が中心。

女性はパン、お菓子、パスタ三昧。
男性はラーメン、パン三昧

今週ラーメンしか食べてないという大学生を何人も診ました。

今どきの大学って、構内に有名ラーメン店誘致してたりするんですよね。。

学生にたくさん入学希望してほしいから。要は人気取りです。

ホントに学生の健康、なんにも考えてないな。。といつも思います。

魚もっと食べましょう、と生活習慣病関係の人には必ず言いますが、

魚好きですよ、と言うので、

じゃあ週に何回食べてますか?

魚好きだから。

週に何回食べてますか?

あれば、食べてます。
(この人が、ちなみに男性、料理してるわけじゃない)

週何回食べてますか?

。。。1、2回。。

と、こんな吉本のコントか!みたいなことは日常茶飯事。

だいたいみなさんサバ読みますからね、実際は週1、2回も食べてない。

魚全然食べてませんね〜、と自覚のある人はまだいい。

自覚ないと食生活は変えられない。

戦後、日本は敗戦国で日本中焼け野原になって、(当時も日本は欧米よりも技術や資金力や資源、文化や文明などいろいろ追いついてなかった)

欧米各国は日本の復興再建はまだまだかかると思っていて、それこそ自分たちが主導して、くらいに思ってたはずです。

ところが高度経済成長を遂げ、日本はいきなり世界に躍り出たわけで、欧米各国をギョーテンさせたとか。

日本人は頭が良い。
頭が良いのは、魚を食べてるからでは?

と言うのは有名な話。

魚をどんどん食べなくなって、かと言って他の動物性タンパク質をしっかりと食べてるわけでもなく、オメガ3脂肪酸や野菜もしっかりと摂ってるわけでもなく、添加物まみれの糖質三昧、おかずがあっても
買ってきたお惣菜。。さらにレンチン三昧になってるのが今の日本。。

そりゃあみんな、元気なくなるよ。

胎児の脳に供給されるオメガ脂肪酸、特にDHAは母親に依存している。

そしてこのDHAは神経細胞の適切な数を生み出すのに重要。

オメガ3なしのエサで飼育された妊娠中のネズミの胎児は、大脳皮質の厚さが、オメガ3ありのエサを摂っていた妊娠中のネズミの胎児と比べて、約20%減少していた。

そうなると、さまざまな脳機能障害の原因になる可能性がある。

という話。

ショックを受けた人も大丈夫、という私の考えを書きますね。

自分の母親が魚食べてくれてたら。。
自分が妊娠中に魚食べてたら。。

変えられない過去を悔やむのは止めましょう。

もう時代がそうだし、産婦人科行っても、体重制限のことばかり言われて、栄養の中身なんて全然言われないんだから、どうしようもなかったことです。
(厚労省が出している妊娠中の食事と栄養の摂り方にはいろいろバランスよく食べるように書いてはありますが、皆さんあまり見ませんよね。。)

私はいつも生物の代償機能を考えています。

ある程度の年齢まで生死に関わることなく、無事に生きて来られてるんだから、どっかに遺伝子異常があろうがなかろうが、どっかの細胞が胎児期にうまく生成されなかったとしても、

ちゃんと他の部分や細胞が代わりに、何とかなるように働いてくれてる、といつも思っています。

調子は良くないかもしれないけど。

だからもし、うまくいかない細胞があっても、他の細胞にしっかりと働いてもらえばけっこういい感じになんとかなるし、うまくいってない細胞にもうまくいくようにたくさんしっかりと適切に栄養をあげれば(簡単に言えば細胞にエサをちゃんとあげるわけです)、前よりも働いてくれるようになる、動けるようになると私は思っています。

実際、自分も患者さん診てても、そういう結果が出てるから。

なので気づいた今こそ、今から、足せばいいんですよ。

それで未来は変わるから。

細胞は動いてくれるようになるから。

ただ注意点があります。

魚の摂取は勧めていますが、同じものばかり食べない。
必ずいろんなものをローテーションすること。

肉の量は魚を超えないようにする(いきなりは無理でも)。
(皆さん、ほんとに魚食べてないから)

本マグロとかめばちマグロ、カジキ、くじらなど大型の魚(鯨は哺乳類ですが)は食物連鎖のかなり上にいます。
あと、深海魚(のどぐろとかキンメダイとか)。

これらは水銀含有量が高いです。

妊娠中も妊娠前も、妊娠後も性別年齢関係なく、あまりすすめていません。

私もそういうの、おいしいから食べますよ。食べたい時に嗜好品として。
からだに良いから、と思っては食べてません。

そこは注意です。

魚が食べられないから、サプリでもいいですか? と昔よりはよく聴かれるようになりました。
(レバーが食べられないから(食べることができても)サプリでもいいですか?も同様に非常によく聴かれる)

どうしても無理という場合は医療用のサプリを専門の医療機関で相談するようにお伝えしています。
(自分のクリニックなら、そういう商品の紹介はしています)

皆さん、小林製薬のことがあっても知らない人は知らないし、市販の安物のサプリでも飲むほうがマシと思っている人、まだまだ多いですね。。

小林製薬の一件から市販のサプリ市場、購買が落ちてると聴いてますが、知らない人は知らないんだな。

オメガ3脂肪酸の油、EPAもDHAも非常に酸化しやすいです。

サプリの製造工程で酸化しまくっているものがほとんど、また水銀が大量に含まれているものもとても多い。。
医薬品ですらね。

値段が高いから大丈夫、とまでは言いませんが、ちゃんとそういうのを確認した商品でないと、凝縮している分、余計に体調不良起こします。

ほんとに市販のサプリは勧めていません。

実際の患者さんで(検診でも)、魚全部食べられない、という人であっても、詳しく聴いたら、魚全部、ではないことがほとんど。

その人の生活スタイルに合わせて、食事のアドバイスは保険診療でも簡単にしています。

続けていたら必ず良くなるし、いろいろ食べられるようになってくるからね。

保険診療でもどうしてもサプリ飲みたい、という人には紹介もしています。

なにか行動すれば必ず変わりますよ。

あと、魚でもなんでも、一度に大量に食べないようにね。
自分の胃腸にあわせて無理のない範囲で。

魚関係、他にもいろいろ注意事項がありますが、それはまた診察の時に。
長くなるのでここで一旦魚の話はおしまいにします。

#果物 #タンパク分解酵素 #消化吸収を助ける #胃腸をサポート #果糖 #エネルギー確保 #野菜ジュース #果物の缶詰 #熱で失活 #野菜の栄養を摂る方法

胃腸の弱い方に無理なくカロリーを摂ってもらうのに果物をおすすめすることがあります。

どんな果物をどれくらい摂って良いのか、
おすすめはその方の消化吸収能力や耐糖能、他のエネルギー代謝の検査結果、脂質異常症があるかないか、ある場合その程度、
などなど考慮してアドバイスしています。

もちろん自費の血液検査もして、お食事日記も診てでのこと。

果物ばっかり食べるわけにいかない。
別の病気になります。

果物はからだに良いからもっとたくさん食べよう!
みたいな宣伝文句は、フルーツ売っている側の宣伝文句で、それで病気になっても責任取ってくれませんよ。
いくらでも食べて良いわけじゃない。

他の食材とのバランスが大事。

もちろん食後のデザートに。

果物は生で食べる場合、ビタミンCが摂れます。
食物繊維も摂れる。

種類によっては各種ポリフェノールも摂れる。

果物にはいろんな酵素が含まれていますが、その中のタンパク分解酵素が食後や食事中に摂ると消化を助けてくれます。

タンパク分解酵素が多いもので、
写真のパパイヤ、
前にご紹介したキウイ)イチジク
パイナップル
とか。

生の果物の汁が口の周りや皮膚につくと、かゆくなったり、ヒリヒリしたことってあると思います。

あれはタンパク分解酵素で皮膚が溶かされて、皮膚内に何か(果物の成分)が侵入した可能性がある。

それでけっこう果物の食物アレルギーって多いんですよね。

唇や口の中の粘膜は皮膚と免疫の反応の仕方が違うからいいですが、皮膚には絶対につけてはいけない。

唇や口の中の粘膜は大丈夫と言っても、未熟のいちじくの酵素のおそろしいこと!!

私は何度も未熟のを食べて(食べたかったから)、口の中とかただれて、もう二度とすまい、と何度も思って、またちょっと前にやらかしました。。
(未熟なイチジクをすりおろしてお肉につけたら、、むちゃくちゃ柔らかくなったのをご紹介した時です。
カットして1日置いておいたら、酵素がちょっと失活して、翌日そのまま食べられるようになってました)

果物でタンパク分解酵素の多いものはけっこうすごい!

パイナップルが酢豚に入っているのも然り。
(缶詰のパイナップルでは酵素が失活してるので、ただの甘味を足しただけになります。
そういう意味では、加熱前に豚肉をパイナップルのすりおろしにつけておく方が肉は一番柔らかい)

少し前に紹介したキウイ。
一番お通じが良くなったとNHKでやっていた放送回。
ちゃんと覚えてないけど、腸にとってだけでなく、消化酵素としてタンパク分解酵素の働きは大きいと思います。

なので胃腸に優しい。

タンパク分解酵素がそこまで多くなくても、酸っぱい果物の場合、最初に摂ると酸っぱさの味覚で唾液をはじめ消化酵素が分泌されるので、消化をサポートしてくれます。

ただし、例えば蜜柑。
しかもブランドもの(デコポンとか)は品種改良でむちゃくちゃ甘い!
ショ糖も入っていて、血糖値は爆上がりしやすいから、ちょっと酸っぱいくらいで甘甘の果物を食事の最初に食べると、血糖値が上がって満腹中枢が働き、結局、すぐにおなかいっぱいになりました、
となってしまいます。

なので、食事前、食事中に摂る酸っぱいものは、レモンやすだちなどを料理にかける、水に果汁を少し入れる、梅干し(はちみつ入りじゃなくて)、お酢を使った料理(砂糖とか甘味なしの)など血糖値が上がりにくいものを摂るのはOK。

血糖値が上がりそうなら、甘い果物なら、食事の最後のほう、もしくはデザートに。

青パパイヤだと血糖値は気にしなくてもいいけど、黄色く売れたものもそこまでは上がらないと思いますが(ほぼ果糖だと思っています)、測定していないのでわかりません。

果糖は血糖値は上げませんが、エネルギー源になっていいけど、余った分は中性脂肪になりやすいので、果物の摂り過ぎは健康を害するし、果物によっても個人によっても、そこは皆さん適量が違います。

パイナップルがどこまでショ糖など含んでいるのかはわかりません。

ほんとに品種や育て方で変わるから。
(それは野菜も同じ)

キウイでもグリーンより黄色いほうが甘いしね。

だから食後のデザートで。

ちなみに、逆流性食道炎、胃潰瘍、胃びらん、胃粘膜の炎症が強い場合は、種類によったら(特に柑橘類の酸)は、お酢も含めてむちゃくちゃ痛い、しみる、不快になるので逆効果。

そこも合わせて診察では確認しているわけです。

ちなみに果物の缶詰は加熱殺菌されているため、ビタミンCなどの栄養がどこまで入ってるのか不明。

ほぼないと思っておいたほうがいいかも?

野菜ジュースなどもしかり。

先日テレビ番組で震災時、災害時の非常食に野菜を入れておきたいということで、長期保存できる野菜ジュースを紹介されてました。

いつもそういうのを観て思いますが、メーカーはちゃんと商品にした完成品で栄養分析してるのか、ってこと。

ほとんどのメーカーが、

あくまでも製造過程前の、要は加熱も何もされていないものの計算上の数値を載せてるんであって、完成品を測ったものじゃない。

製造していく過程で、多くの栄養素というのは破壊されて減っていきます。

なので、表示にすごくビタミンなど入ってるように書いても、実際ほんとかどうかもわからない。

なので、

そういうものに過信はしないことです。

本当の非常時、ないよりはあったほうが良いのかもしれません。

うちでは野菜ジュースは備蓄はしてませんが、たまに家族がトマトジュースや野菜ジュースがほしいというので、1~2本くらいはあるかな。

ない時もあります。

備蓄としては置いていません。

(野菜のフリーズドライの味噌汁は良いなと思いました。

できれば無化調のが良いけど)

ちゃんと完成品を測定してくれた結果を公表してくれているなら、備蓄用としても普段からも、1つの選択肢として取り扱いたいと思います。

血糖値を上げない、上がりにくいことが前提で。

(それでも一気飲みは勧めませんよ。おなかびっくりしますよ。

スープやポタ―ジュみたいにゆっくりと一口ずつ飲みましょう)

非常時はいいとしても、

普段から自炊しない人、あるいはしてても野菜食べない人っているでしょう?

野菜ジュース飲んでるから大丈夫、と野菜はほぼジュースのみ、って人。

それでいいんだと真似しないようにね。

今、もうしている人は、やっぱり見直したほうがいい。

メーカーがちゃんと完成品で測定して結果を表示しているなら、その分は信じても良いけど、ビタミン野菜ジュースミネラルはしてませんが多少残っていても、タンパク分解酵素はじめ酵素類は全滅です。

生野菜はジュースじゃなくてちゃんと食べてるという人も、コンビニやスーパーのカット野菜、自炊でも野菜を切った後に水に漬けたりしてると栄養ほとんど流れてますから、ジュースじゃないから大丈夫、じゃないです。

特に売られているカット野菜の大半が、切った後に殺菌消毒剤につけているので。栄養がなくなっているだけでなく、殺菌消毒剤を摂ってることに。。。

(でないとすぐに野菜の色が変わってしまって売れなくなる)

腸内細菌皆殺しで腸内環境ボロボロです。。

胃腸の悪い人の中には、加工食品、食品添加物の摂りすぎという人もとても多いです。

まあ保存料、酸化防止剤はカット野菜だけの話じゃないけど。

非常時は無理ですが、平常時、自炊を始めてもらう時に、ベビーリーフやスプラウトみたいに洗うだけ、根元切るだけ、から勧めたり、キャベツは千切りなんてしなくて良いから、大きくザク切りでOK。

レタスも根元から外す(根元を切る)だけでOKです。

私は野菜を茹でる、ということはほぼしません。

水(お湯)に栄養が溶け出てしまって、それを捨てたらもったいない!

煮て、煮汁やスープごと食べるか、蒸し湯で、蒸し焼きで、少量の水を全部吸わせるように(蒸発してる分はありますが)しています。

たまにオクラはフライパンで蒸し湯のつもりが水入れすぎて茹で汁を捨てることはあります。

根菜類も水に漬けてアクを抜くこともないです。

アクはポリフェノールの塊のことが多いから。

絶対にアク抜きしないと食べられないような野菜、なんかあったかな?

思いつかないな。

アクの好き嫌いや好みはありますけどね。

まあその辺は臨機応変に。

抜けていくのは、いらないものだけじゃないってこと。

調理や加工する場合、その工程が多ければ多いほど、栄養損失は大きいと思ったほうが良い。

なので、一番少ない工程で完成するのが自炊になるわけです。

コンビニのお惣菜やお弁当よりも、

スーパーの裏で作って出してます、みたいなスーパーのお弁当やお惣菜のほうを勧める一番の理由です。

デパートの野菜のサラダのお惣菜とか高いですよね。

ちゃんと野菜の味がすることが多い?

(中にはあまりしないこともある。。)

調理工程が丁寧にすることで栄養損失を防いでいるなら、高いのは仕方ないけど、

ブランド代みたいなものだったら、もう買いたくもないし、食べたくもない。

レストランで新鮮な野菜たっぷりの料理とか、それなりのお値段取られるでしょう?

肉でも魚でもないのに。

(農家レストランだとリーズナブルにしてくださっているけど、そうでなければ普通は高い)

野菜は生鮮食料品だから生きてますからね、収穫からすぐが一番栄養損失が少ない。

流通も保管も調理も、やっぱり手間暇に人件費がかかるわけです。

人にしてもらうっていうのはそういうことです。

できることから始めましょう!

まずは知ること。

知っていれば、少なくとも摂る時に過信はしないからね。

そんなのばっかりじゃいけない、時間ある時(明日か明後日か、次回)にちゃんと摂ろうと思えるかどうかです。
(で、実際に摂るかどうか)

note始めました。

https://note.com/aikohifukaclinic/n/n8175693d375a

 

リンク先がうまくいかない時は、 note  で検索してnote の中に入ったら、あいこ皮フ科クリニック で検索をかけてください。

それで見つかるはずです。

 

note ではブログやFacebook、Instagramでは言っていない実名や商品名なども挙げて具体的に話ていくつもりです。

note にアップした記事についてのご質問は、note でもうすぐ メンバーシップ という掲示板みたいな機能を使っていく予定なのでそこでご質問・ご相談ができます。

Facebook、Instagramでもコメントでご質問・ご相談ができるのは今まで通りですが、そちらでは実名や商品名をあげてのご相談・ご質問は不可でした。

 

note だから、〇〇の商品は勧めない、みたいな実名を出して落とす、みたいなことはしませんが、良いものに関しては商品名など出していこうと思っています。

(もうアップした記事には出しています。

note 1回目は、石けん・洗顔料について。本当に肌に優しい洗顔料について具体的な商品名を挙げて説明しています。

 

よろしければどうぞお使いください。

お役に立てれば幸いです。

 

 

#クマ治療 #目の下のクマ #クマ対策 #ヒルナンデス #日本テレビ #悪徳美容外科 #効かない目の下のクマ治療 #目の下の脂肪取り #クマにヒアルロン酸注入

 

今日(2024.5/2)の日本テレビのヒルナンデス! 御覧いただきましたか?

 

目の下のクマについて、どっちが効く?!というクイズ。

どっちがウソ?! というコーナーでしょうか。

 

それについて、赤いお肉が目の下のクマに効くのはウソじゃないですか?と医療監修のお願いがありました。

 

私的には赤いお肉が目の下に効くのは当たりまえですが、一般的には知られていないし、ほとんどの皮膚科医・美容皮膚科医・内科医ですら知らないことでしょう。

 

 

かなり前から、どれくらい前からかわかりませんが、美容クリニックで目の下のクマにヒアルロン酸注射をするということが流行っているというか、流行らせるというか、もっといろいろ使ってほしいと業者とその宣伝にのっかって、広める医者とのセットがあります。

 

有名な先生が、これが良い!と言えば、何も考えていない医者がそこに乗っかる。

業者はわかっているからそういう医者と組む。

どちらもウハウハですが、一番困るのは患者さん。

騙された医者は騙されたほうが悪い。

 

この話をする前にまず目の下のクマについて説明します。

 

世の中、

目の下のクマ

と呼んでいるのも人それぞれで、

①血色の悪く見える青グマ。お風呂上りとか血行が良くなると一時的に消える。

寝不足とか疲れていると余計にドス黒く見える。

 

②色グマ。

茶色い色素沈着で目の下が茶色く色がついている。

 

使っている化粧品が悪い、目の周りの触り方が悪い、ゴシゴシ擦っているなどで炎症を起こして炎症後色素沈着を起こします。

色グマ、茶グマまでいくとかなりの年月、あるいはかなりひどい炎症があったと推測します。

茶色の程度にもよりますけど。

けっこうなこげ茶の人もいます。

 

③目の下の脂肪が膨らんだのをクマと呼んでいる人もいます。

政治家とかオジサン(オバサンも)で目の下がブーっと膨らんでいる人、けっこういるでしょう?

目ん玉の奥は脂肪でおおわれています。

それが重力で落ちてくる。

皮膚も皮膚の下の支持組織も年々弱く脆弱になってくるから支えきれなくなって脂肪が下に落ちてきます。

その先が目の下ってわけ。

だから奥から前に突き出してくる感じ。

目の下というか目の周りは骨がないからその隙間だけ飛び出てくるわけです。

脂肪が下に落ちてくるから、逆に目の上が陥没して変な二重みたいに見えてしまうことも。

これはこれで、ホリが深く見えるというよりは、老けて見える。

 

④逆に目の下の骨のないところがそのまま凹んで見える。脂肪も含めた支持組織が全然ない人、皮膚がペラペラで(その下の筋肉も)骨の形(ガイ骨の目ん玉のところ、穴が空いているでしょう?)がそのまま出てします。

骨のない部分と骨のある部分で段差ができます。

 

この段差は多少は年齢を重ねると出てきます。

 

で、まず③は昔から、目の下の脂肪除去とか言って美容外科でよくされていました。

ただ取っても、また奥から落ちてくるからまた取るのか、ってキリがない話です。

目の周りの手術はとても腫れるし、内出血もとても出やすい。

腫れもなかなか引きません。

 

それでもそのふくらみが嫌なら手術することがダメとは言わないです。

リスクがわかっていてするなら、その人の人生だから。

 

若い人の顔って、ほんとに凹凸がない。

年を重ねていくと、重力に負けるし、いろんなものが下に移動してブルドッグみたいに下に溜まるし、上はその分薄くなるから下の形が露骨になって、ゴツゴツするというか、凹凸がいろんなところに出やすくなる。

 

そうなると老けて見えるから、だから芸能人とか一般人も皆ヒアルロン酸とか入れて顔をパンパンにして凹凸をなくそうとするわけです。

脂肪って若さの象徴だから。

 

でもそういう人が無理やりヒアルロン酸で膨らましても、もともとそれを支える支持組織も脆弱だからまた重力で下がりやすいし、またすぐに凹凸ができます。

だからまた入れる→また下がる→また入れる→・・と繰り返してアンパンマンのできあがりになるわけです。

からだががりがりなのに顔だけ異様にでかく見える人、いるでしょう?

それはからだの筋肉や骨が異化亢進して分解して減っているわけです。

要はそれくらい栄養状態が悪い。

口から摂らないから、からだの筋肉や骨、脂肪からもらってくるしかない。

それが異化亢進です。

頭部ってもともと筋肉そこまでついていないから(脂肪も)、顔の骨も減っていきますが、からだの減り方よりは目立たない。

だからただでさえ顔が大きく見えます。相対比としてね。

そこにヒアルロン酸でパンパンにするからよけいに顔がでかく見える、というわけです。

 

 

さて、話を戻します。

 

④の凹んでいるところにヒアルロン酸を入れる、ということも昔からされてました。注入系がメジャーになってきたと同時に。

 

理論上、③と④が一緒にある、というのはない。

目の下が膨らんでいるか、凹んでいるかどっちかです。

膨らみのその下が段差でよけいに凹んで見えるということはあります。

 

ところがどれくらい前からかわからないけど、美容外科のチェーン店とかでやっていたのか、そういうところ出身の皮膚科医でも形成外科医でもない医者が開業してやっているのか、よくわかりませんが、

目の下の脂肪を取る手術をしてその後にヒアルロン酸を入れる、というプラマイゼロ、みたいなことをやっている、ということを耳にするようになりました。

 

うちでは美容医療・スキンケア相談などの自費診療を受ける方には、予約時に今までのエステや美容医療で何かしたことがあるか必ず聴きます。

 

理由はそのせいで肌トラブルになっていたり、そのせいでできない施術・リスクが上がる施術があるからです。

 

うちで美容医療をされている患者さんでそんなのに引っかかった方がいませんが、予約の段階で過去の治療歴を聴いたら、

とある美容クリニックで、目の下の脂肪除去手術をされ、その後にレディエッセ®というハイドロキシアパタイトでできた注入剤を入れるということされた人からなんかレーザー希望の予約の電話でした。

 

担当したスタッフが、取ったところにまた入れたんですか?!と思わず聞き返したと言ってましたよ。。

取ったところが凹む注入する、という理屈らしくて、じゃあ最初から取らなきゃいいやん、という話。

 

その人はバリバリの持病で免疫抑制剤を長年飲んでいて(ステロイドじゃない免疫抑制剤です)、また別の他院でレーザートーニングもしていて。。。

 

うちでは持病の程度やまして免疫抑制剤飲んでいる人にレーザーはまず当てません。

何が起こるかわからないから。

スキンケア相談とかは構わないけど。

 

なのでそういう人が来てレーザー断ったら、レーザーしてもらえると思ってたのに!!他院ではやってたのに!!!とクレームになるし、どちらにとっても気のいいものではないので予約の段階で、持病とか飲んでいる薬のせいで施術ができない場合があります、とHPにも書いています。

それをあらかじめ予約の段階でお伝えします。

できないことがあります、ということ。

伝えても、自分だけはできると思っている人も多いから(他院でやっていると特に。なんでその状態で何の説明も受けずにやっているのか私ははなはだ疑問。。病歴や薬歴を患者さんが言っていない、医者も確認もしていないケースが大半ですけど)、電話でできないかもしれませんよ、それでも診察料は処置代じゃないから返金しませんよ、とかなりきつく念を押します。

それでも自分だけはできると思っている人はいます。

(絶対やりたい!という人はその段階で電話をガチャ!と切ったり、受診止めると言います。

その免疫抑制剤の人も、できない可能性がありますとスタッフが念押ししたら、他ではしてたのに?!と電話切られたそうです。

 

そんな危ないことはうちではしません。

 

これがかなり前の話。

 

ちなみに目の上とか目の下でも奥にヒアルロン酸とか吸収性の注入剤ではなく、レディエッセ®とかは学会でも推奨されてないし、それでなにかあった場合は学会の損害賠償保険は適応じゃないはずです。

ヒアルロン酸は万が一の時溶かすことができるけどレディエッセは溶かせないから、眼球圧迫とかしたら失明です。

むちゃくちゃ危ない。

 

まともな美容皮膚科医・形成外科医はまずやりません。

そういうことをするのは、チェーン店の美容外科クリニック出身の医者。

皮膚科医でも形成外科医でもないし、学会にも入っていないから、副作用合併症のこわさも知らないし、把握しようとも勉強しようとも思っていない。

 

ちなみに、目の下の脂肪除去手術プラスレディエッセ(ヒアルロン酸)注入で、格安クリニックは論外として(安かろう悪かろう)、普通に計算しても何十万円も取られるでしょう。

 

何十万円も取られて腫れて内出血してプラマイゼロ、むしろ副作用合併症でおかしくなることの方が多いかも。

そういうことを勧める医者にしてもらうわけでしょう?

良くなるとは思えませんけどね。。。

 

 

ちょっと前に来られた保険の皮膚科の女性患者さん。

すごく痩せている若い人。

顔の湿疹か何か忘れたけど、問診票の病歴か手術歴のところに美容外科で目の下の脂肪除去手術予定みたいなことを書かれてました。

皮膚炎とは直接関係ないけど、その人の目の下全然膨らんでいないし、どうしてそんなことをするのか聴いたら、

「クマが気になるから」

 

でもその人のクマ、色グマの濃い焦げ茶なんです。取る脂肪もない。痩せすぎだから。

保険診療で美容医療の話はしないけど、けっこう悪徳美容外科でひっかかっている人が多くて、そんなことしてるの?!と診察中に発覚した時に、それ止めないと、ほんとに危ないですよ、という話はしています。

まあおせっかいですが。

 

お金持ちにも見えないし、普通の会社に勤めている若い人のお給料で支払える金額ではないので、クリニック名聴いたら、わけわかんないところだし、副作用合併症でよけいにひどくなるか、良くて、変化なし(何十万円も払って)だから、

それ効きませんよ、止めたほうがいいですよ、と簡単に説明しました。

手術の後、凹むからヒアルロン酸注入予定、とさらに言い出し(クリニックから勧められた)。。。

 

まだ悪徳美容外科ではそんなことやっているんかい?!と驚愕です。

 

そのクマ、色グマだからどっちも効きませんよ、うちでちゃんと診察(自費)受けたらちゃんと説明してもっと良くしますよと一応言ったけど、こういう人に限って、診察に1万円(税抜き)も払うなんて、という感じでまず受けません。

 

何十万円という大金(クレジットローンが多い)をおかしなことにつぎ込むのに。

 

保険診療でラーメン代よりも安い診察料で、もうそれ以上の説明はしません。

そこまでお人よしでもないし、昔は時間をかけて話せばわかってもらえると信じて無料で話をしたこともありましたが、大昔はそれでいけたけど、もうこの10年以上、無理なものは無理ですね。

 

洗脳を1時間とか2時間では解けません。

 

その人の人生ですから、私の目の下がぐちゃぐちゃになるわけでもないから、好きにしたらいいんですけどね、そういう施術を普通と思って受けようとするくらい、ネットの世界では常識ってこと?

 

ということはもっと被害者がいえるわけで、言っても聞く耳持たない人はそれでいいけど、知っていたらやらなかったのに。。という人もたくさんいると思います。

 

 

で、今回のヒルナンデス!のお話です。

 

目の下のクマにお肉が効く、と全国ネットで放送してくれるなら、ヒルナンデス!は若い女性もよく観てるし、それで被害者が減るとか未然に防げるなら、と私の名前でなくてもいいやと医療監修引き受けました。

ヒルナンデス!の方々には、前の出演の時にもお世話になりましたし、頑張って石鹸洗顔とほうれん草よりもレバーや赤いお肉が良いと取り上げてくださったし。

(監修で名前載せてくださることになったとお聴きしました。まだ番組観ていないのでどうなったのかわかりません)

 

今の世の中、女性だけでなく、男性も子供も年齢性別に関係なく、かなり皆さん体調が悪い。食事もむちゃくちゃ。

啓発活動も兼ねて時間のある時に検診の仕事にいきます。

 

女性や子供の(最近は男性も)、目の下のクマのひどいことと言ったら。。。

 

眼瞼結膜の白っぽい人も多い。

 

どこまで検診で引っかけるかですが(さすがに全員ひっかけるわけにもいかない。ほんとは全員引っかけたいところ)、

クマもひどいし、顔色も悪い、他に体調不良、女性なら月経トラブルあったら、だいたい引っかけて、貧血の詳しい検査したほうがいいですよ、と言います。

(内科行っても、検査項目が少なすぎて(赤血球数とヘモグロビン(血色色素)しか診ていない。その2項目では貧血の有無は測れない、誤診になると教科書に書いてあっても、ほんとに誰も診ていないというくらい診ていない)

検査しても隠れ貧血で見過ごされるかもしれないけど。。とは言っておきますが。。

それを前提にして、レバーや魚介類、無理なら赤身の牛肉ミンチとか食べるといいですよ。

隠れ貧血だけじゃなく、クマも出にくくなるし、体調も良くなってからだ楽になりますよ、と時間のある限り説明しています。

(説明できない検診案件にはあまり行きません)

 

女性でクマに効くというと、ほんとですか?!とけっこう喜ばれます。

 

立ち眩みや月経トラブルは仕方ないと思っていても、目の下のクマはなんとかしたいと思っている人が多いんだなあと毎回実感します。

 

おかしな美容クリニックでの施術を止めて、ほんとに本当に質の良い化粧品を使うこと、肌の触り方の見直しと食事の見直し、検査や医療用サプリの購入とか自費の診察代とか、そっちにお金を回してほしいものです。

充分にお釣りがくるから。

 

 

私の拙著 #きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい の出版過程の中で最後の最後、印刷に回す日が決まって、私の原稿書くのが早いから、当初の予定よりも1か月早くなりました。

そのおかげで仕事が終わった後、チェックの入った原稿全部読み直してまたチェックして東京に速達で送り返す、という日を1~2週間くらい?やりました。

 

仕事終わってからだから、睡眠時間数時間、もしくはほぼ徹夜の日も。。。

もう死ぬかな?と思うくらい。

これが作家の締め切り地獄ってやつか!!と体感しましたね~。

 

これだけ寝てないのにね、目の下にクマ、全く出なかったんですよ!!

 

出版前にとっくに隠れ貧血が良くなって、その辺の男性よりも私の赤血球の方が濃いくらいになってました。今もね。

 

赤血球が元気で十分に数があれば、どんなに寝てなくてもクマって出ないんだなあとまさに実感です。

 

目の下の青クマは、貧血と鉄不足だから。

 

なので青クマって、寝ても取れないでしょ?

寝不足では、血行が悪いからよけいに強調されてどす黒く見えるから、寝不足が良くないと思いがち。

確かに悪化はさせますが、ベースに貧血が本当になければクマ出ません。

 

ちなみに血液検査をちゃんと読んでもらっていないせいで、貧血ない、と言われているのは論外です。

そもそもの診断が間違っているから。

保険診療ではそういうところは診ないのと(もっとひどい患者さんが対象だから、ということもある)。自費診療でもデータの読み取りがわかっていない医者も多い。

 

オーソモレキュラー療法とか分子整合栄養医学とか自称で言っているだけで、勝手に言うのは自由ですからね。違法でもなんでもないし。

中身は全然違います。

 

ちなみに女性で貧血のない人はいない、と私は思っています。

私みたいにオーソモレキュラー療法けっこうやって隠れ貧血改善した人、その後もちゃんと維持していたら別です。

その私でも、体調によったらいつもよりクマが出ることがたまにあって、ああ。。栄養今減っているんだな。。と生活態度とかいろいろ見直します。

もちろん血液検査で確認もね。

そしたらいろいろあったりする。

 

からだも細胞も日々変化するし、老化もします。

不老不死にはなれないから。

改善したからって、そのまま何もしなければ維持もできません。

どのレベルで維持するのかは、その人の目標次第です。

 

目の下のクマは色グマ・茶グマでも、赤いお肉を食べることで皮膚の代謝は良くなるから、色素の排泄は進むし、色素沈着もできにくくなります。

(擦るのとか質の悪い化粧品は絶対に止めなきゃいけませんよ)

膨らんだ脂肪の部分を食事と栄養でなんとかするのはできないけど、できにくくするのは可能です。

 

1にも2にも栄養です。

 

栄養あってこその美容医療です。

 

Facebook・Instagramではすでに告知しました。

ネタバレになるので言えませんが、明日5月2日木曜日 日本テレビのヒルナンデス!!

 

ぜひご覧ください!!

 

きっとお役に立つ情報が出てきます。

 

放送後にまた解説しますね~。

 

#肝斑治療 #早く良くなるコツ #肝斑と炎症後色素沈着 #紫外線対策 #日焼け止めの選び方 #日焼け止めの塗り方 #患者さんの頑張りが決める

肝斑が気になると受診される方の中には、もう顔中に炎症後色素沈着もあって、濃い肝斑も薄い肝斑も合わさって、どこからどこまでが薄い肝斑で炎症後色素沈着なのかもわからないくらい混ざって、地肌も赤黒く、ツヤもなくて洗顔は擦りまくり、今まで日焼け止めはあまり塗ってなくて毎日なんて塗ったことない、アウトドアやゴルフも大好き、けっこう外に出ることが多い、
という方もおられます。
使っている化粧品は全滅状態(もう使わないでくださいとお願いするもの)。。。

持病があったり、持病はなくても診断がついていないだけで検診結果からも皮膚に栄養がいっていないことはすぐにわかる。。。

実はそういう方はけっこうおられます。

ああ。。。これは良くなっていくのは大変だな。。(患者さんが)。
時間も(お金も)かかるな。。と

ところがこういう患者さんの中にも、すごく頑張ってものすごい早さで良くなる方っておられます。
(オーソモレキュラー療法してなくてもね)

うちは処置は全部医師である私がしますから(イオン導入も脱毛も)、診察以外でも肌を診ているのでお肌の変化は良くも悪くもすぐにわかります。
(処置中にスキンケアの確認もします。オーソモレキュラー療法はされていなくても食事や栄養の話はするので、その方なりに取りいれられることはされています)

まず擦らないように優しく肌に触るクセを新たに意識してつけていくことの大変さ。

今まで何十年と擦り倒してグイグイ押してきたクセを止める、というのはとても大変です。

特に擦ってる、押してる、という自覚がない場合はとても大変です(患者さんが)。

早く良くなる患者さんは、次回来られた時にものすごくお肌に気を遣って優しく洗っておられるのがとてもよくわかります。

肝斑で顔全体が赤黒い炎症後色素沈着もある方のほぼ全員(色白で赤い方も。色素が薄いから肝斑も炎症後色素沈着も゙薄いからご本人は気づいていないことも多い)が、炎症を起こす化粧品をたくさん使ってます。

化粧品代だけでかなりの金額に。。

続けて使って大丈夫ですよという化粧品はほぼなくて全滅もめずらしくない。

昔よりもそれだけおかしな化粧品が当たり前のように大手も出してるし、SNS戦略であがってきた奇しい化粧品も多いってことです。

本当の安全性が証明されているものをパウダールームでお試しもしていただくし、私の勧める化粧品で揃えるほうがの今お使いのものよりもトータルで断然安くなります。

選択肢(特に値段とか)もいくつかご用意しているから。

そもそも保湿の化粧品なんて1個でいいですしね。

椿油、純石鹸、保湿の化粧品、日焼け止め
1個ずつあればOK。
(これでうまくいかない方には別の提案をその方に合わせてしてます)

この切り替えをちゃんとやるかどうか。

早く良くなる方はこの切り替えはほんとに早い。

切り替えたほうが顔に塗る数も減るし、肌はキレイにツヤが出てくるし、赤みはどんどん消えていくし、と良いサイクルで回りだすからますます頑張られるというまさに良いサイクル。

そして日焼け止めの質と塗り方。塗る量、塗り直しも含めて。

顔の触り方、使う化粧品、ここまで頑張る方はけっこうおられます。

ところが、肝斑やシミに関しては、この日焼け止めが正しく塗れているかどうかでその後、改善のスピードが格段に変わってくる。

うちで買った日焼け止めを一生懸命塗られるのは嬉しいですが、うちのは本格的なアウトドア用ではないです。
(これはパウダールームで最初にお伝えしています)

なのでアウトドアをされる方、長時間外にいる方(実はドライブも)、南のほうに旅行に行くとかもですが、その場合は日焼け止めの塗り方、選び方は普段とは全然違います。

事前に教えていただいていたら注意事項全部お伝えしますが、行ってから、帰ってきてからではもうどうしようもない。。。

あと、行く前から、変更する日焼け止めが自分に合っているかどうかの確認をしておかないと、現地でいきなり塗って肌が荒れた、ではせっかくのイベントや旅行がブルーになりますよね。。。

なので行く前にご相談していただければと思います。

日焼け止めの選び方を旅行とかで間違えても、たった1回の過ちです。

普段からちゃんとされていた方はその後すぐに挽回してお肌はちゃんと戻ります。

その失敗を含めて次回に活かされる。

たまたまの失敗や塗り直しがうまくできなかったとしても、普段がどうかが決め手です。

大事なのはリカバリー力。

お肌はいくつになっても必ず再生しますからね、ちゃんとしてあげれば(ここはポイント)。

色黒で赤黒くまでなっていた方の光の設定が、こんなに強いところまで来たか。。と感無量です。

初診時のあれだけ赤黒くて、これは大変だ(患者さんが)と思った方が1回毎に見違える肌になっていくのを診ているのは、私が肌フェチだからなのかとても楽しいです。

肝斑治療の基本は1にも2にもスキンケアです。

他力本願は自力があってこそ。

買わないと決めている市販薬

こちらは女性セブンの12月7日号の取材で渡した私の原稿です。

 

雑誌掲載時の記事の題名は、

 

現役医師&薬剤師50名が実名告白

私たちがのまない市販薬ランキング26

 

というもの。

 

最初、お題をいただいた時に、そもそも市販薬を使わないので何が売っているのかあまり知りません。

ただ患者さんがよく飲んでいて、即刻止めたほうがいいよ、もう止めといたら?と思う薬をあげてみました。

 

実際の記事で他の医師や薬剤師のあげていた薬をみて、ああ、そうやねというものもありました。

それは後述しますね。

 

以下が原稿です。

①~⑤まで。後述は⑤の後で。

 

①センナ 便秘薬(下剤)

市販の便秘薬や下剤にはほとんどセンナ(センノシド)が入っており、腸管を刺激して大腸をむりやり動かして排便させるというもの。

 

むりやり動かすため、場合によりひどい腹痛を伴う。

 

たまたまなどで1回使うのがダメとは思わないが、慢性的に使うと大腸が疲弊して腸管を動かす神経が損傷して動かなくなり、「薬をもっと増量しないと効かない」ということになる。

 

また長期のセンノシド使用は大腸メラノーシス(大腸粘膜が真っ黒になる)になることがわかっていて、大腸メラノ―シスは大腸癌の発生母地である。

 

センナを使用している人の中には「どうして便秘になっているのか」を突き止めず、乱用してますます便秘の状態を悪化させてしまっている人が多い。

 

便秘にすぐに対処したいのであれば他の薬剤で比較的安全なものがあるため、わざわざセンノシドを使う理由がない。

 

短期間的に副作用合併症を理解した医師から処方されるならともかく、市販で誰でもが買えてずっと飲んでいい薬では全くない。

 

②総合感冒薬

風邪の原因はウィルスのため、根本的に完治させる薬は存在しない。

いわゆる風邪薬と呼ばれるものは、

熱を下げたり頭痛を止める痛み止め、咳や鼻水を止める、のどの炎症を抑えるなどのすべて対症療法の薬。

 

薬疹などが起こりやすい解熱鎮痛剤がほとんどの商品に必ず入っており、もし風邪症状がしんどくて少し抑えたいのであれば、それぞれの症状に合わせた薬を飲むべき。

咳がひどいなら咳止め、鼻水やくしゃみがひどいなら抗アレルギー剤、のように。

 

高熱もひどい頭痛でもないのに一緒に解熱鎮痛剤は飲みたくない。全くいらない薬。

また市販のものは病院処方のものよりも有効成分が少ないことが多く、また変わらないくらい入っていても、もともとそこまで症状を抑えるものでもない。しかも高い。

 

風邪症状がひどい場合、風邪ではない可能性もあるため、寝て治ると思われるレベルではない場合は早めに医療機関への受診をおすすめする。

 

 

③ガスター(H2ブロッカー)

胃酸を抑える薬であるが、ほんとうに必要な人は胃カメラなどで胃潰瘍や逆流性食道炎などないか確認が必要。

 

胃潰瘍などがなく、ただの胃炎であれば、H2ブロッカーを毎日、あるいは頻繁に服用することで胃酸の分泌が抑えられ、一見胃部の不快感は減るが、胃酸の分泌が抑えられたことでたんぱく質の第一消化ができにくくなる。

 

胃の不快感が落ち着いた後もH2ブロッカーを飲んでいれば、たんぱく質(特に肉)が消化できず胃もたれなどがひどくなり、ますますタンパク質を食べなくなる。たんぱく質、特に肉が減ることでますます消化吸収ができにくくなるという悪循環。

 

乱用すると栄養が吸収できにくくなる。ますます体調の悪化と老化が進む。

 

 

④非ステロイド抗炎症軟膏

皮膚科の保険診療でもほぼ使わなくなった。理由は①効かない②かぶれやすい

 

非ステロイド抗炎症剤(解熱鎮痛剤のことです)は内服もトラブルが多く、皮膚だとかぶれやすい。

 

かぶれなかったとしてもそこまでの効果は望めず、それならわざわざ買って塗る意味がない。

 

 

⑤漢方

市販の漢方薬はツムラやクラシエと言った病院処方の漢方メーカーも多いが、それでも病院用のと比べると有効成分は少なく、値段はかなり高い。

 

お試しにどんなのか飲んでみるくらいはいいと思うが、有効成分が病院用のよりも少ないため、効かなかった場合、内容があっていないのか、市販だからなのか区別がつきにくい。

 

本当に困っているのであれば、保険診療で漢方治療取り扱いの医師に相談することを勧める。

 

特に漢方薬局のはすべて自費で非常に高く、いきなり3か月分とか大量に購入させる薬局も多く、煎じて飲むタイプのことが多いため飲みにくく、それで多少なりとも効けばまだしも効かないことも多く、処方する薬剤師によって千差万別(これは医師でも同様)。

 

漢方薬なら副作用がないわけでもなく、飲む側がそこを理解せずに市販品を飲み続ける危うさ。飲んでいる側が、漢方なら安心と過信していることが一番の問題。

 

漢方薬は根治させる薬でも体質改善の薬でもなく、所詮対症療法の薬に過ぎず、体調不良の原因を受診して調べることなく、漫然と市販のものを飲み続けていいわけではない。

 

改善が認められない場合は、早めにクリニックへ受診を。

 

 

後から思い出したのが、

トランシーノはじめトラネキサム酸!!

市販も病院のもね。

 

これは線溶系を阻害するから、結果として血栓傾向を助長するほうにいきます。

肝斑治療に使うのはもう何年も前に一切止めました。

いらないわ。

 

病院処方でもサプリみたいに飲んでいる人多いし、肝障害も結構出ます。

他院で肝障害起こした人、何人も診てます。

 

新型コロナ・ワクチン真っ只中の時、ピルにトラネキサム酸併用って、ほんと恐ろしい。。。そこにコロナ感染、もしくはワクチン接種か。。って血栓どんどん作って!と自ら言っているようなもの。

ワクチンの問診表に書いていない女性、かなりいますよ。

 

コロナ感染でのどの痛みにトラネキサム酸処方する医者も多くて、止めてあげてとずっと思っています。

血栓助長してどうする?!

どうせ効いてないのに。

(新型コロナ感染で血栓形成促進は証明されています)

 

記事を読んで、ああ、そうやねと思ったのが、

解熱鎮痛剤

下痢止め

防風通聖散

傷薬

充血止め点眼薬

など。

 

ただ、解熱鎮痛剤は、頭痛や生理痛、コロナなどの解熱目的、と市販薬を買わざるを得ない場合があるので、これくらいは仕方ないかと思います。

 

でも、市販で買えるので乱用している人が多く、副作用もあまり考えていない。

 

ロキソプロフェンが良くないとかアセトアミノフェンならいいとか、妊婦や授乳婦でもない時にどこまでこだわるのか関係なく一人歩きしてたり、内容に関係なく、解熱鎮痛剤は薬疹が多いです。

もちろん胃腸障害は起こりやすい。

使うのは仕方ないけど、根本的なことはしながら副作用もわかって使用してほしい。

 

下痢止めは緊急時仕方ない面もあると思いますが、感染性の下痢の場合、止めてしまうとよけいに毒素が溜まって悪化させることも。

 

便秘薬も下痢止めも慢性的に使用することで当たり前になっている人も多く、根本的な問題から目をそらせる。

それくらい使って当たり前、病気じゃないと思っている人が多いことが一番の問題。

便秘も下痢も立派な病気で、どちらも消化吸収が悪く、栄養の吸収障害が起こっている可能性が高いため、実は非常に問題。

 

それは市販に限らず、クリニックでも病院でも、対症療法で延々と処方し続ける医者も悪い。保険診療では仕方ないことだろうけど。

 

 

防風通聖散は、市販の漢方と同じでコストパフォーマンスが悪いですが、これさえ飲めば痩せる!みたいなCMがおかしい。

 

痩せ過ぎの患者さんが市販の(ひどい時は病院処方)防風通聖散飲んでいて、いや、おかしいやろ、って。。。

防風通聖散はエフェドリンが入っているので実はけっこう注意がいる薬です。

私はめったに出しません。

(痩せたいといういわゆる肥満の方にもね。他の薬を処方することが多い)

 

傷薬は、ケガして消毒してしまうのは仕方ないとして、傷口を泡とか粉みたいなので固める薬あるでしょう?

あれは皮膚科医、形成外科医からしたら最悪で、あれで固めてしまうから、傷が治りません。

ミイラみたいに乾燥させて創傷治癒進むはずないですからね。

何週間たっても治らないんです、と受診されても、塊みたいになってへばりついているので、昔大学病院にいた時などは一旦全部落として剥がして傷がどうなっているか診ないと先に進まないから、擦って落とすしかないという拷問みたいな処置が必要でした。

その塊の下がどうなっているのかわからなければ、剥がれるまで待ちましょう、はできません。。

もうすでにそれで何週間も経っているわけですから。。。

 

あれは傷を治すのは邪魔する薬(というか薬じゃない)。ほんとにいらない。

 

同じ会社から出てた眼の洗浄液。

昔はあれは殺菌消毒剤が入っていて、角膜びらんが多発して眼科学会の論文と学会発表に被害報告がたくさん出てましたよ。

当時、眼科の先生、むちゃくちゃ怒ってた。絶対止めるようにって。

かなり問題になって、今も売ってますが、消毒剤は除去したはずだけど、中身は絶対確認を。

 

市販薬って、ほんとに添加物もだし、いらないものが山ほど入っている。

 

かゆみ止めとか虫刺されの薬とかも。

あのスース―させるのってメントールだけど、かぶれる人もけっこういます。

 

かぶれると言えば、水虫の塗り薬。特に市販の。

いらない成分入れ過ぎ。

病院処方の水虫薬もかぶれやすいので必ず処方の時患者さんにその話をしておきます。

水虫の悪化と思って、せっせと塗る人多数。特に市販薬。

 

ただれまくって、足指腫れまくって、汁まで出て、リンパ節腫れて、ひどい状態で水虫が治りません、って来られることも。。。

 

いや、それ、かぶれて二次感染だから。。。

水虫どころじゃないです。

 

市販の塗り薬はほんとにトラブル多い。

ステロイドはステロイドで、乱用する人多いしね。

 

充血止めの点眼薬は、無理やり血管収縮させる成分が入っています。

炎症起こして酸素がたくさんいるから充血(血管拡張)させて酸素届けようとしているのに、そこを無理やり止めるのは根本から悪化させる方向に。

 

スーッとした感じがほしいから(ごまかすのに)、市販の点眼薬もいらないものたくさん入っています。

 

からだが必要と思ってやっていることをむりやり止めるにはそれ相応のリスクが必ずあります。

もうほんと自己責任の世界だから。

 

厚労省はどんどん市販でなんでも自由に買えるようにしたいんでしょうけど、理解していないと全部自分に返ってくるだけ。

 

お手軽、簡単に、みたいなものがほんとに良いわけないのは薬に限らずなんでもかな。

 

病院の薬もそうだけど、中身とか目的によって、ほんとにいるのかいらないのか。

効果がすごい分、副作用もすごいことも。

私が処方するのは、からだの恒常性を損なわないサポートする薬がほとんどです。

どうしても仕方なく、無理やり系の薬(ステロイドもですが)を出すこともありますが、根本的なこともやるようお願いするので短期間、少量で済むことが多い。

 

ちなみにヘパリン類似物質含有外用剤(ヒルドイド系)はほぼ処方しません。必要ないことが多いから。

 

そこは考え方の違い。

 

保険診療でも根本的に治す治療を目指したい。

 

 

NoBeefNoBeauty #肉食美肌 #bfキレイ #Instagramキャンペーン #オージービーフ #きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい #大島椿 #アトピコスキンヘルスケア #この冬はアゲ肌になる
 
さきほどお知らせしていた、オージー・ビーフさんのこの冬のキャンペーン第2弾の抽選で3名様にプレゼントのアトピコスキンヘルスケアのオイルDとソープのセットの件。
 
私の拙著「きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい」で説明している洗顔方法。
 
まずは純石鹸での洗顔。
アイメイクをしている時や純石鹸洗顔ではうまく洗えない、落ちにくい、などうまくいかない時などにおすすめしている椿油+純石鹸洗顔。
 
ここまでは本でも書いていますよね。
 
洗い方、使い方なども。
 
 
皆が皆、純石鹸を使えるわけではないと書いてあるのも覚えていらっしゃいますか?
純石鹸洗顔でトラブルのある方が診察が必要とも。
 
 
純石鹸は多くの皆さんが使われているような合成界面活性剤ではなく、皮膚を溶かすようなバリア機能の破壊をしません。
洗浄力があるため(弱アルカリ性だから)、ファンデやウォータープルーフの日焼け止めも落とせるわけです。
(アイメイクは落とせるかもしれないけど、目の周りをゴシゴシ擦るのは絶対にしてはいけないのでアイメイクをしているのに純石鹸洗顔のみ、は勧めていませんし私もしません)
 
そこまでの洗浄力のあるものだから、脱脂力もあります。
 
なので診察に来られた乾燥肌やアトピーなどの肌トラブルの方には勧めていません。
 
うちで取り扱っている純石鹸は、実は純石鹸と言えども品質や中身に違いがありまして、うちのは洗浄力はそのままにわりとしっとりと洗えるものを取り扱ってうちの患者さんには勧めています。
 
 
椿油+うち取り扱いの純石鹸洗顔で、ほとんどの方が問題なく洗顔がちゃんとdえきますが、超乾燥肌の方、皮膚のバリアがかなり破壊されている方には、それでも洗顔でトラブルが出ることがあります。
 
そういう場合、純石鹸から他の洗浄剤をおすすめしています。
 
うちでいくつか取り扱っていますが、そのうちの一つがこちらのアトピコスキンヘルスケアのソープです。
 
(このソープだけではファンデやメイク化粧品、ウォータープルーフの日焼け止めなどは落とせません)
 
 
大島椿さんの市販の椿油とオイルDとの違いは本で書いている通りです。
 
オイルDなら保湿としても申し分なく使えて便利です。
 
 
で、今回プレゼントしてくださるにあたり、こちらのセットでなかなかうまく使えない、どうしたらいいだろうとお悩み、疑問、不安などございましたら、インスタグラムのこの投稿のところで、コメントで質問していただいたらお答えさせていただきます。
(オージー・ビーフさんの第2弾キャンペーンの期間中)
 
ご質問内容は、あくまでもこのセットを使う際でのご質問に限らせていただきますのでご了承ください。
他社製品のご質問についてはお答えしません。
他社製品の商品名を挙げられたコメントはステマの可能性もるため削除させていただくことがございますのでご了承くださいませ。
 
特定の企業の商品、特に化粧品についてのSNSなどでのご質問は一切お答えしませんとFacebookの固定投稿でも記載させていただいておりました。
 
今回、大島椿さんからたくさんのサンプルセットと商品をご提供いただき、また当院の担当の方は開業当初から資料提供など大変お世話になっておりましてお礼を込めて、今回このような場を設けさせていただきました。
大島椿さんからの依頼ではなく、タイアップ記事でもないことをお伝えいたします。

                                                                                                                                #この冬はアゲ肌になる #NoBeefNoBeauty  #肉食美肌 #bfキレイ #Instagramキャンペーン #オージービーフ #きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい #大島椿 #アトピコスキンヘルスケア 

 

 

もう9月ですね。早いですね~。まだまだ残暑どころか夏真っ盛りというくらい暑い。

でもお盆明けの夕方の風が一瞬涼しくて、季節が変わったことがわかりました。

夜には庭で鈴虫やコオロギがリンリン鳴きまくっています。夜の気温はかなりマシになりましたね。

朝も一瞬涼しい瞬間がある。

季節は実は変わっています。

 

秋は夏の強い紫外線の影響がお肌に出てくる季節。

また冷房と暑さとの寒暖差、あまりの暑さに冷たいものばかり摂っていた影響が身体に出てくる。。

おなかだったり、体調だったり、髪の毛だったり。。。

今年は誰にとっても厳しでした。。。。

 

9月は毎年のことながら、夏の紫外線で傷んだお肌を修復するのに少しでも役立てば、と顔の美容医療の処置をされる方にはイオン導入の無料のプレゼントです。

 

イオン導入って良いんだ!ってここで思わないでください。

家庭用も売っているし、エステでもやってますね。美容系のクリニックだったら、だいたいどこでもやっていることが多いかと。

 

問題は、やり方なんです。あと、導入する薬剤と。

市販の化粧水とかで入れるのは一切勧めていません。添加物もたくさん入っているのに。

使っているのは無添加だからと言う人もたまにいますが、無添加のものは高く、冷蔵保管で早く使い切らないといけない(防腐剤が入っていない)。

そこをケチって使うから、導入自体で摩擦を起こる。

顔中、炎症と肝斑のできあがり。

 

エステやクリニックでも、ゴシゴシイオン導入されて肝斑の悪化、顔中肝斑の人も見かけます。

 

イオン導入の原理をわかって扱わないからそうなる。

たかがイオン導入、されどイオン導入。

なんでもそうですが、やり方を間違えると逆効果。。。

 

家で美顔器使っている人の肝斑、炎症後色素沈着治すの実は大変です。。

かなりひどいから。

 

またスキンケアや使っている化粧品が合っていない、品質が悪い(高いのがいいわけではないです)、間違っているのに、イオン導入だけしてもダメ。

 

だからうちでは美容医療される方、スキンケア相談される方全員に(患者さんが拒否しない限り)、使用している化粧品全部聴いて事前に調べています。

続行OKか、即刻止めるか、条件付きで使っていいのか、いろいろですが、ほとんど止めるものばかり。。

 

過信しないことですね、自分の使っているものを。

確認もしていないのに。買ったのもネットの情報か、化粧品カウンターの販売員のおすすめか、ちゃんと診察もしてくれない美容クリニックで勧められて買ったものでしょう?

 

それで良いことありました?

 

先日も来られた方が、(信用していない)クリニックで勧められたから買った、、と仰ってました。

そこの売りたいものを勧められただけです。

そこが信用できなくなったからうちに来られたわけですが、信用できないところなら、勧められた化粧品も良くないのかもしれない。。と思えるといいんですけどね。

 

スキンケアの話もせずに(もちろん肌の診察は当たり前)化粧品買わせたり、レーザーさせたりって、その時点でおかしいと思って断れると被害は最小限で済みますよ。

 

 

で、季節が変わって、もうすぐ湿度が下がってきます。

今年はまだまだ先かな?昼は良くても朝晩は変わるかもね。

また紫外線と近赤外線などの影響でひと夏明ければ、シミも増えるけどシワは増える。。

この先、乾燥ジワが定着する季節に向かいます。

なのでシワ対策はそろそろ始めておいたほうがいい。

 

クリニック専売化粧品は一般のものよりも効果が高いことがほとんど。

効果が高いということは、それなりに副作用合併症があるということです。

なので診察も受けずに(ちゃんと洗顔して)、カウンセラーという名のただの受付から勧められて買うものでもないし、看護師から勧められて買うものでもないですよ。

 

まず、「適応」の診断をつけなきゃいけない。

クリニックで買えばそれで済む、と思ってやってきた結果が今、です。

それで満足されているならいいですけどね。

ほんとはもっと早くに、しかもお金そこまでかからずに良くなっていたかもしれませんよ。

 

シワ(ついでにたるみも)対策は集中してやるのもおすすめ。

頑張る人にホームケアでも頑張ってもらうクリニック専売化粧品のサンプルプレゼントです。

 

 

で、秋と言えば薄毛の季節。育毛です。

特に夏に冷たいものをたくさん摂った人はそろそろ抜け毛増えてくる頃でしょう。

 

人間も動物と一緒で、秋に抜けて、ほんとは動物みたに冬毛に変わるというのが理想なんでしょうけど、冬毛に変わろうと思ったら、それだけ栄養がいります。

野生の動物は冬に備えてたくさん食べるし、毛皮で守らないと冬が越せませんからね。そういうシステムが備わってる。

 

人間は暖房が使えるからそういうシステムが働かくなくなった。

でも抜け毛のシステムだけは作動するんだなあ。

抜けてもいいんですよ。すぐにまたニョキニョキたくさん太いのが生えれくればいいので。

 

古い毛が抜けて新しい毛が生えてくるからターンオーバーってやつですが、抜けただけで生えてこない人、この15年ほどで増加の一方。。。

ヘアケアの見直しと食事の見直しです。

育毛の季節本番ですね。

急いでる人はメソセラピーと言って注射(頭皮に刺す)はありですが、クリニックによって注射の中身は全く違います。もちろん値段も。

高額なことが多いのでコースは最初に買わないことかな。

騙されてるかもしれないでしょ。

思ってたのと違うとかね。

あと、注射は痛いしね。無痛じゃないから。

 

注射しなくても増毛する方法はたくさんありますよ。

必ず診察(自費)が必要です。

 

 

スキンケア相談や肌荒れ相談、化粧品相談(名前はなんでもいい。料金も同じ。内容も似てる。何に比重を置くのかがちょっと違うだけ)された方に化粧品のサンプルプレゼント、今までもいろいろやってきましたが、おうちでいろいろ試してみたい、あれもこれも試したい、となると1セットではやっぱり足りないんだなと3セットにしました。

3セットあると思う存分、おうちでお試しできるから安心して本体購入できますよね。

(と患者さんから言われました)

 

 

今年は夏バテというよりも軽い熱中症の方も多く、暑さほんとに厳しすぎ。。でも仕事の内容は前よりもきつい(と感じる)方も多い。

1年で年をとりますからね。特に女性は12回月経来たらもう大変です。しんどいのは当たり前。

 

秋に恒例?の高濃度ビタミンC点滴のキャンペーン。

うちで栄養療法されている方限定。

うちのは点滴中に診察付きだからかなりお得ですよ。

点滴中にいろいろと相談されます。食事や体調のこと、お肌のこと。なんでもありです(洗顔はありません)。

 

高濃度ビタミンC点滴の名前は有名ですが、クリニックによってこれも中身が違います。

何が良い悪いではなく、値段と時間との費用対効果かな。

 

あと、白玉点滴って前から有名ですよね。

これも中身がクリニックによって違いますが、ネーミングが絶妙ですね。女心、わかってるけど、騙すのに最適のネーミングです。

白玉点滴したからって白玉みたいな美白にはなりませんからね。

うちの高濃度ビタミンC点滴には白玉点滴と同じ成分入れてますが、点滴だけですごい美白!!みたいには思わないほうがいい。

過度な期待はなんでも禁物です。

たかが1回点滴しただけでね。

血中に何日も残らないんだから。

あくまで一極集中、ドーン!と行く、って話。

うちの患者さんは1か月に1回とか、なにかあった時、というのが多いパターン。

 

大事なのは日常の食事と日常のサプリや薬なので、点滴1か月に1回でも全然違う。

お金あれば毎週してもいいけど、時間もお金もかかるでしょs。

その分のお金は他のことに回して有効に費用対効果あげてほしいな。

 

今月、うちで栄養解析(自費の血液検査)をされる方は、その日(自費の栄養療法の診察が必要)と結果聴いた日、どちらも9月以内であれば、その日に買う医療用サプリ10%オフです。

最初にしっかりと摂ったほうが後が楽だし、スムーズに行きやすいからね。

 

別のクリニックで栄養療法?されてた患者さんが言っておられましたが、うちのやり方はうちだけです。

栄養解析と一口に言っても、自費でも、検査項目はクリニックによって全然違うし、保険診療の範囲内では見逃しが必ず出ます。

まあ仕方ないんですが、同じ自費でするなら必要なものはしっかりと調べること。

 

逆に、遅延型の食物アレルギー検査とか遺伝子検査とか唾液の検査とか、その辺もろもろのあまりに高すぎる検査は最初からは私はいらないと思っています。

そんなことよりもまずは現状と食事の見直しです。

 

検査代だけで何十万、という他院で検査した、という方、何人も診てますが、結果の説明もレポート渡して終わり、遅延型食物アレルギー検査で制限しなくてもいいのに勝手にたくさん制限してからだボロボロ、よくわからないサプリ買わされて。。とそれで結果が出てるならいんですけどね。

そういう方に限って、鉄欠乏も貧血もないって言われているし。。

 

そんなわけ、あるかっ!!

って話。

 

食事のチェックどころか胃腸の評価もされていない。

それでむちゃくちゃな食事しておいて、遺伝子のせいにされてもね。。

遺伝子になにかあっても、今まで無事にここまで育ってきたんだから、その遺伝子異常、そんなに人生に影響しないってことです。

影響がほんとにあるなら、そんな年まで生きられないからね。神様に連れていかれちゃうよ。

今まで生きてきたんだから、なんとかなるってことです。

その体調不良を起こしているのは大半が食事です。

遺伝子になにかあろうと食事変えるだけでかなり良くなったりね。

 

食事を変えない限り、どんなに高い検査しても体調良くはなりません。

高い検査しても、その結果からの診断と今後の治療方針が正しくなかったら?

ちゃんと説明聴いてもやらないのは個人の自由だけど、そういう説明も診断もされていない人があまりに多くてね。

 

自費診療になると(保険診療でも)、ほんとにクリニックによっても医師によっても、内容は千差万別。十人十色。

 

栄養療法

栄養解析

オーソモレキュラー療法

なら何でも同じ、ってそんなわけ、ないやん?

 

私のブログやSNS読んで、どこに行ってもうちと同じことしてくれる、って大間違いですからね。

うちみたいに時間を取るとこ、ありません。

うちは変わってるから。私がせかせか焦るの、すごく嫌だから。

だから完全予約制で、お一人にしっかりと時間を取ります。

かなり特殊です。

多分、日本でうちだけ?(笑)

そこはわかって受診してくださいね。